JPH0136723Y2 - - Google Patents

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JPH0136723Y2
JPH0136723Y2 JP17226384U JP17226384U JPH0136723Y2 JP H0136723 Y2 JPH0136723 Y2 JP H0136723Y2 JP 17226384 U JP17226384 U JP 17226384U JP 17226384 U JP17226384 U JP 17226384U JP H0136723 Y2 JPH0136723 Y2 JP H0136723Y2
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slack remover
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JP17226384U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、結束作業をしていないときには、結
束紐が無くても不要な警報を発しないようにした
結束機の紐無し警報装置に係るものである。
従来の技術 従来、コンバイン等の収穫機に装備される結束
機の紐無し警報装置には、結束紐の紐バスケツト
から結節部に至る経路中に紐の緊張度を弾機によ
つて調節するたるみ取りを設け、紐無し時には弾
機の付勢により回動復元するたるみ取りが警報器
を発音させるようにしたもの(例えば実公昭51−
23543号公報)が知られている。
本考案が解決しようとする課題 ところが、結束紐の紐無し時に弾機の付勢によ
りたるみ取りが回動復元して警報器を発音させる
ようにしただけのものでは、排稈を結束しないで
そのまま地上に放出する場合や、排稈カツタを併
設したコンバインでカツタ作業を行う場合などの
ように、結束作業をしていないときでもたるみ取
りが作動して必要のない警報が発生し、作業の支
障となる不都合がある。また結束紐が切れた時等
に、弾機の付勢によりたるみ取りが急激に回動し
て警報器に当接し、警報器を破損する惧れがある
等の問題点があつた。
本考案は上記の如き実状に鑑み、これらの問題
点を解消すべく創案されたものであつて、結束紐
に緊張度を与えるように付勢弾持したたるみ取り
の復元作動を利用して紐無し状態を警報できるよ
うにしたものでありながら、結束紐が切れたりし
た紐無し時に、たるみ取りが急激に回動復元して
も、警報器を破損する惧れはなく、しかも結束作
業をしていないときには、結束機が紐無し状態で
も不必要な警報を発することのない結束機の紐無
し警報装置を提供することを目的課題としたもの
である。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、本考案が講じた技
術的手段は、結束紐の紐バスケツトから結節部に
至る経路中に、結束作業中の紐に所要の緊張度を
与えるように弾機により付勢した回動自在のたる
み取りを設け、上記たるみ取りの回動軌跡終端に
警報センサーを設けて、紐無し時に回動復元した
たるみ取りが警報センサーに当接するようにした
結束機の紐無し警報装置において、上記たるみ取
りの回動軌跡終端側にたるみ取りを支承する弾性
体からなる緩衝用ストツパーを設けて、非結束作
業時のたるみ取りを警報センサーの前面で支承す
ると共に、結束作業時の紐無し時には、弾機の付
勢により回動復元するたるみ取りが上記緩衝用ス
トツパーの支承位置を通過して警報センサーに当
接すべく構成したことを特徴とするものである。
考案の作用 上記の如く構成することにより、結束作業中、
紐バスケツトから結節部に至る経路中で、たるみ
取りにより所要の緊張度を与えられていた結束紐
が無くなつたり切れたりして紐無し状態になる
と、紐に緊張度を与えていたたるみ取りが弾機の
付勢により急激に回動復元する。そして回動軌跡
の終端側に設けた弾性体からなる緩衝用ストツパ
ーを通過して、急激な回動状態が緩衝されてから
警報センサーに当接するので、警報センサーが破
損されることなく紐無し状態を警報する。また結
束作業を行なわないときには、回動軌跡終端側に
設けた緩衝用ストツパーが警報センサーの前面で
たるみ取りを支承するので、結束紐が無い状態で
も不必要な警報を発することはない。
実施例 本考案の構成を図面に示された実施例について
説明すれば、1は機体の後方にカツター部2と結
束機3を備えたコンバインであつて、機体前部に
装着した前処理部4で刈取つた穀稈を機体に搭載
した脱穀機5で脱穀処理し、排藁搬送体6で後方
に搬送された排稈はレバー7の切換操作によりカ
ツター部2あるいは結束機3に選択搬送できるよ
うになつている。
8は結束機3の紐バスケツトであつて、該紐バ
スケツト8内に収納された結束紐9の先端側は紐
ガイド10,10を挿通してニードル11、ホル
ダー12等からなる結節部に至つている。13は
紐バスケツト8の側面に設けた作動支点14に基
端部を枢支された上下回動自在のたるみ取りであ
つて、リング状に折曲形成した先端部に上記結束
紐9がガイド10,10の中間部で挿通されてい
る。そしてたるみ取り13はスプリング15によ
り下方に回動付勢されていて結束紐9に常時所要
の緊張度を与えている。
16はスプリング15の付勢により回動復元す
るたるみ取り13の回動軌跡終端に設けられた警
報センサーであつて、スイツチ17の作動片18
にたるみ取り13が当接して押圧すると運転席に
設けた警報ブザー19が警報を発するようになつ
ている。
20はたるみ取り13の回動軌跡終端側に設け
た緩衝用ストツパーであつて、該緩衝用ストツパ
ー20は、上方に向つて開脚状に拡開した弾性体
で形成され、その中間部にたるみ取り13よりも
巾狹の縮小部20aが形成されていて、たるみ取
り13を回動軌路の終端側に位置させたときに
は、スプリング15の付勢が減衰しているたるみ
取り13を、縮小部20aによつて警報センサー
16前面の支承位置に支承できるようになつてい
る。
そして上記緩衝用ストツパー20を形成する弾
性体の強さは、スプリング15が伸長して結束紐
9に緊張度を与える位置にあつたたるみ取り13
が、紐無し状態となつてスプリング15の付勢に
より急激に回動復元した際には、たるみ取り13
が縮小部20aを通過するのを許容する強さに設
定されていて、たるみ取り13は縮小部20aを
通過するときに回動速度が緩衝されてから作動片
18に当接するようになつている。21は紐ブレ
ーキである。
第7図は紐残量の警報装置を示すものであつ
て、紐バスケツト8に、スプリング22の付勢に
よつて紐バスケツト8内に捲装された紐9の外周
面に押圧される作動プレート23を枢着し、作動
プレート23の外側に紐残量センサー24を設け
て、紐バスケツト8内の紐9の量が少くなつて作
動プレート23が回動すると上記紐残量センサー
24が作動して、運転席に前記警報ブザー19と
並設された警報ランプ25を点燈させるようにな
つている。
上記の如き構成において、通常の結束作業中は
たるみ取り13により常時所要の緊張度が結束紐
9に与えられるので、排藁搬送体6で結束機3に
搬送された排稈を円滑に結束することができる。
そして結束紐9が切れたりして、たるみ取り13
の先端部を挿通した紐9がなくなると、結束紐9
に緊張度を与える位置にあつたたるみ取り13が
スプリング15の付勢により急激に回動復元し緩
衝用ストツパー20の縮小部20aを通過してス
イツチ17の作動片18を押圧し、運転席に設け
た警報ブザー19が警報を発するので、運転者は
紐無し状態となつたことを直に知ることができ
る。また、たるみ取り13は急激に回動復元して
も弾性体の緩衝用ストツパー20により回動速度
が緩衝されてから作動片18に当接するのでスイ
ツチ17を破損する惧れはない。そして、レバー
7を切換えて排稈をカツター部2に搬送してカツ
ター作業等を行う非結束作業時には、回動軌跡終
端側に位置させたたるみ取り13を緩衝ストツパ
ー20に支持させれば、スプリング15の付勢が
減衰しているたるみ取り13は、縮小部20aに
よつて警報センサー16の前面に支承されて作動
片18に当接しないから、結束機3に紐9がなく
ても不必要な警報を発することはない。
更に紐残量の警報装置を設けたものでは、紐バ
スケツト8に紐9が無くなつたときには警報ブザ
ー19にあわせて警報ランプ25が同時に作動す
るので、警報ブザー19が警報を発したときに、
いちいち機体の後方に行つて紐がありながら単な
る紐切れ、ホルダー抜けなのか、あるいは紐バス
ケツト8に紐が無くなつたのかを確認する必要は
なく便利である。
考案の効果 これを要するに本考案は、結束紐の紐バスケツ
トから結節部に至る経路中に、結束作業中の紐に
所要の緊張度を与えるように弾機により付勢した
回動自在のたるみ取りを設け、上記たるみ取りの
回動軌跡終端に警報センサーを設けて、紐無し時
に回動復元したたるみ取りが警報センサーに当接
するようにした結束機の紐無し警報装置におい
て、上記たるみ取りの回動軌跡終端側にたるみ取
りを支承する弾性体からなる緩衝用ストツパーを
設けて、非結束作業時のたるみ取りを警報センサ
ーの前面で支承すると共に、結束作業時の紐無し
時には、弾機の付勢により回動復元するたるみ取
りが上記緩衝用ストツパーの支承位置を通過して
警報センサーに当接すべく構成したから、結束作
業中、結束紐に所要の緊張度を与えるように付勢
弾持したたるみ取りの復元作動を利用して、紐無
し状態を警報できるようにしたものでありなが
ら、紐無し状態となつたときには、急激に回動復
元するたるみ取りが回動軌跡終端側に設けた弾性
体からなる緩衝用ストツパーの支承位置を通過し
てから警報センサーに当接するので、急激な回動
速度を緩衝することができて回動復元するたるみ
取りにより警報センサーを破損する惧れはない。
しかもカツタ作業などに切換えて結束作業をしな
いときには、回動軌跡の終端側に位置させたたる
み取りを緩衝用ストツパーによつて警報センサー
の前面に支承することができるので、結束機が紐
無し状態となつても、たるみ取りが警報センサー
に当接して不必要な警報を発するようなことはし
ない等極めて有用な実用的効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る結束機の紐無し警報装置の
実施例を示すものであつて、第1図は全体平面図
第2図は同上側面図、第3図A,Bは要部の背面
図および側面図、第4図は同上斜視図、第5図は
一部を拡大した作用説明図、第6図は配線図、第
7図A,Bは紐残量の警報装置を示す背面図およ
び側面図、第8図は同上配線図である。 図中、3……結束機、8……紐バスケツト、9
……結束紐、13……たるみ取り、16……警報
センサー、20……緩衝用ストツパーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 結束紐の紐バスケツトから結節部に至る経路中
    に、結束作業中の紐に所要の緊張度を与えるよう
    に弾機により付勢した回動自在のたるみ取りを設
    け、上記たるみ取りの回動軌跡終端に警報センサ
    ーを設けて、紐無し時に回動復元したたるみ取り
    が警報センサーに当接するようにした結束機の紐
    無し警報装置において、上記たるみ取りの回動軌
    跡終端側にたるみ取りを支承する弾性体からなる
    緩衝用ストツパーを設けて、非結束作業時のたる
    み取りを警報センサーの前面で支承すると共に、
    結束作業時の紐無し時には、弾機の付勢により回
    動復元するたるみ取りが上記緩衝用ストツパーの
    支承位置を通過して警報センサーに当接すべく構
    成したことを特徴とする結束機の紐無し警報装
    置。
JP17226384U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0136723Y2 (ja)

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JPS6186207U JPS6186207U (ja) 1986-06-06
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