JPH0136599Y2 - - Google Patents

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JPH0136599Y2
JPH0136599Y2 JP2154185U JP2154185U JPH0136599Y2 JP H0136599 Y2 JPH0136599 Y2 JP H0136599Y2 JP 2154185 U JP2154185 U JP 2154185U JP 2154185 U JP2154185 U JP 2154185U JP H0136599 Y2 JPH0136599 Y2 JP H0136599Y2
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ribs
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金属板製部材を相互に接着して構造
物等を組立てる場合に好適に使用される金属板の
接着部構造に関する。
(従来技術) 近年、接着剤の急速な進歩によつて、構造物を
組立てる場合や、構造強度が要求される電気機器
を組立てる場合等に、接着接合が適用されるよう
になつてきている。このような接着接合は、従来
のスポツト溶接、溶融溶接、ボルト、ビス、リベ
ツト等による接合手段にはない特有の利点を有す
ることから、最近特に注目を集めている。
ところで、このような接着接合で金属板製部材
の相互を取付ける場合、例えば第7図a,bに示
すようなものが挙げられる。即ち、金属板製部材
で形成された鋼板製組立物置の扉本体100の内
面100aにハツト型の金属板製補強部材101
を接着剤102で接着接合する場合である。
ところが、このような金属板製部材100,1
01を接着接合する場合、接着剤が加熱硬化形接
着剤であると、補強部材101の接着部101a
を加熱治具等で加熱及び加圧しながら扉本体10
0の内面100aに接着しなければならないとこ
ろから、それらの間に介在された接着剤量が多少
とも多いと、加圧時、補強部材101の接着部1
01aの端縁からはみ出て、扉本体100の内面
100aにはみ出し部102aが露出し、加熱治
具に付着したり、そのまま硬化したりして、加熱
治具等の清掃を強いられたり、扉内面100aの
外観体裁を著しく損ねたりするという問題点を有
していた。そして、このような問題点のうち、特
に外観体裁上の問題点は、接着剤が加熱硬化形接
着剤であろうとその他の常温硬化形接着剤、2液
混合形接着剤あるいは変性アクリル系接着剤であ
ろうと、ある程度の加圧力を加えた状態で接着接
合を行わなければならないところから、どうして
も避けられない宿命的な問題点であつた。
また、前記補強部材101を含めて一般に、薄
い金属板を使用して所定の剛性度を確保するため
には、薄い金属板を折曲加工するのが普通であ
る。ところが、このような折曲加工された薄金属
板は、それが薄ければ薄いほど又長尺になればな
るほど、折曲加工された部分の歪の影響が大きく
表われるため、第9図でいうと接着部101aな
どが長手方向に於て蛇行状を形成するようにな
り、このために接着部101aの平面性が失なわ
れて、該接着部101aと扉本体100の内面1
00aとが、蛇行状を帯びた部分に於て、接着さ
れないという問題点もあつた。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、接着剤が金属板
製部材の接着部の端縁からはみ出るのを効果的に
防止できるとともに、金属板製部材同士を確実に
接着させることができる金属板の接着部構造を提
供することにある。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するために、少なく
とも一方の金属板製部材の接着部の端部近傍箇
所、又は端部近傍箇所とそれより内方側の適宜箇
所に、非接着面側へ突出するリブを形成したもの
である。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説
明する。
第1図は第9図と同様の鋼板製扉本体の要部断
面図を示し、1は接着接合される側を示す一方の
金属板製部材、2は接着接合する側を示す他方の
金属板製部材である。他方の金属板製部材2は、
一方の金属板製部材1を補強するためにハツト型
に折曲加工されているもので、その左右フランジ
2a,2aを一方の金属板製部材1に接着接合す
るべき接着部3,3となしている。この各接着部
3,3には、夫々、端部近傍箇所として端縁に、
非接着面2a′,2a′側(図面では上面側)へ突出
する略半円弧状のリブ4,4を長手方向(図面で
は奥行方向)全長に亘つて形成しており、これら
リブ4,4を除く接着部3,3の接着面に接着剤
5を塗布した上、該接着部3,3を一方の金属板
製部材1側にある程度の加圧力を加えた状態で接
着接合を行つている。
尚、接着剤が、例えば加熱硬化形接着剤である
場合には加熱治具等(図示せず)で接着部3,3
を加熱及び加圧しながら行うことになり、また2
液混合形接着剤の場合には一方の金属板製部材1
の接着部(前記接着部3,3の対応面)に一方の
接着剤を塗布しておき、他方の金属板製部材2の
接着部3,3に他方の接着剤を塗布して、これら
接着剤を互いに内方へある程度加圧しながら行う
ことができる。
しかして、このような接着接合の場合、前記他
方の金属板製部材2の接着部3,3には、端部近
傍箇所に非接着面2a′,2a′側へ突出するリブ
4,4を形成しているため、接着面に塗布した接
着剤量が多少多くとも、加圧時、その余剰分がリ
ブ4,4の内部空間4a,4aに吸収されて、接
着部3,3の端縁からはみ出るのが効果的に防止
される。そのため、従来のように、接着剤の余剰
分が接着部101a,101aの端縁からはみ出
て、これが外部に露呈したまま硬化するようなこ
とがないので、外観体裁上の問題もすこぶる簡単
な構成で解決することができる。
また、接着剤が接着部3,3の端縁からはみ出
るのが防止されることから、加熱治具等を用いた
場合にも、これに付着せず、したがつてこの加熱
治具等の清掃を常に強いられるということからも
解消される。
更には、折曲加工にて形成したフランジ2a,
2aの接着部3,3の端部近傍箇所にリブ4,4
を形成することによつて、接着部3,3の歪や撓
みを軽減し、かつ補強部として機能するので、こ
の接着部3,3が形成された金属板製部材2が薄
板で長尺であつても、接着部3,3の接着面の平
面性は失なわれ難く、したがつてその接着部3,
3と一方の金属板製部材1とを接着剤で接着接合
した場合、長手方向全てに亘り接着層が均一な状
態で接着接合することができる。
更に加えて、接着部3,3の端縁にリブ4,4
を形成しておくと、接着剤量が多い場合その余剰
分が各リブ4,4の内部空間4a,4aに溜めら
れて、接着層としては端部に厚肉の接着層5aが
内方側にはそれよりも薄肉の接着層5bが形成さ
れることになるので、この端部の厚肉の接着層5
aと内方側の薄肉の接着層5bとが相伴つて、剪
断に対しても剥離に対しても強いバランスのとれ
た接着層を得ることができる付加的な利点もあ
る。
第2図は、本考案の他の実施例を示している。
ここに10,10は接着接合される側の金属板製
部材、11は接着接合する側の金属板製平板部材
である。この平板部材11の両接着部13,13
には、端部近傍箇所としての端縁とそれより内方
側の適宜箇所(図面では後述する接着部10aの
内方端に対応する位置)に、非接着面13a,1
3a側へ突出するリブ14,14,14,14を
形成しており、これらリブ14と14の間の接着
面に接着剤15を塗布すると共に、前記金属板製
部材10,10の接着部10a,10aに接着剤
15を塗布して、平板部材11の接着部13,1
3を金属板製部材10,10の接着部10a,1
0aにある程度の加圧力を加えることにより両者
の接着接合を行つている。
このように、前記平板部材11の両端の接着部
13,13に、各々、2個のリブ14,14を形
成したのは、相互に接着される金属板製部材1
0,11の内方側16及び外方側17の何れにも
接着剤15がはみ出さないようにするためであ
る。
第3図は本考案の他の実施例を示し、筐体(例
えばミニ物置など)の内、外方何れにも接着剤が
はみ出さないように構成している。この筐体20
は、金属板製の左右側壁21,22及び後壁23
の上部側に折曲形成したフランジを接着部として
おり、この接着部21a,22a,23aに金属
板製の天板24をそれぞれの接着面に塗布した接
着剤25で接着接合するものであり、天板24の
各接着部26,27,28には夫々前述のような
2個づつのリブ26a,26a,27a,27
a,28a,28aが形成されている。従つて、
この天板24の各接着部26,27,28を左右
側壁21,22及び後壁23の接着部21a,2
2a,23aにある程度の加圧力を加えた状態で
接着接合させた場合、接着剤量が多少多くとも、
前記接着部の両端の各リブ26a,26a,27
a,27a,28a,28aが存在するために、
左右側壁21,22及び後壁23のフランジ内方
側及び外方側の何れにもはみ出すことがない。
尚、この筐体20では、金属板製の底板30の
各接着部31,32,33を左右側壁21,22
及び後壁23の下部側接着部21b,22b,2
3bに接着接合するにあたり接着剤25が左右側
壁21,22及び後壁23からはみ出さないよう
に、底板30の各接着部31,32,33に前記
天板24と同様な2個づつのリブ31a,31
a,32a,32a,33a,33aを形成して
おり、また金属板製の下部アングル部材40,4
0を左右側壁21,22の外面に接着接合するに
あたり接着剤25が下部アングル部材40,40
の各端縁からはみ出さないように、下部アングル
部材40,40の接着部40a,40aの端部近
傍箇所に非接着面40b,40b側へ突出するリ
ブ41,41を形成している。
第4図〜第6図は更に本考案の他の実施例を示
しており、第4図は最先端部に僅少巾の水平部4
a′を設けてリブ4′,4′を、接着部3,3の中央
部側に僅かに寄つた位置の端部近傍箇所に形成し
ている構成である。第5図は一方の金属板製部材
10′,10′の接着部10′a,10′aから接着
剤15が内、外方何れにもはみ出さないように、
一方の金属板製部材10′,10′の接着部10′
a,10′aの端部近傍箇所に非接着面10′a′,
10′a′側へ突出するリブ14′,14′を、他方
の金属板製部材11の接着部13,13の端部近
傍箇所に非接着部13a,13a側へ突出するリ
ブ14,14を、夫々、形成している。更に第6
図は接着剤量の吸収率を拡大するために、或いは
フランジの剛性を高めるために、又はデザインを
よくするために前記第1図と比べた場合、リブ4
の数をより多く(図面では3個示す)形成したも
のである。
このような上記した各実施例は構造物の状況に
よつて適宜選択的に採用される。
また、本考案は、その適用例として、扉の場合
及び筐体の場合について説明したが、必ずしもこ
のような場合に限られないのは勿論であり、金属
板製部材の相互を接着剤で接着接合するものであ
ればよく、ことに薄肉の金属板には好適に適用で
きるものである。
更に、本考案は、リブの形状として前記実施例
のような半円弧状に限られるものではなく、接着
剤のはみ出しを吸収するような形状、例えば矩形
状、三角形状等適宜な形状とすることができる。
また本考案は、前記実施例のように、接着部の
略全体に亘つて接着剤を塗布しなくてもよく、接
着部が広巾であれば、又強力接着剤であれば適宜
箇所を省いて接着剤で接着接合できる(第7図、
第8図参照)。このようにしても、リブによつて
接着部の接着面は平面性が維持されているから、
確実な接着接合ができるのである。
(効果) 以上の説明からも明らかなように、本考案によ
れば、金属板製部材の接着部の端部近傍箇所又は
端部近傍箇所とそれより内方側の適宜箇所に、非
接着面側へ突出するリブを形成したことによつ
て、接着剤が多い場合でもこのリブに吸収させる
ことができ、外にはみ出るのが効果的に防止でき
る。したがつて宿命的な問題点であつた接着剤の
はみ出しによる外観体裁の悪化の問題もすこぶる
簡単な構成で解消することができるとともに、加
熱治具等で接着部を加圧した場合にも接着剤が加
熱治具等に付着せず、後で清掃を強いられるとい
う面倒からも解消される。
また、接着部にリブを形成しておくと、このリ
ブが接着部の歪や撓みを軽減し、かつ補強部とし
て機能するので、接着部が薄板で折曲加工された
ものの場合にも、その平面性を可及的に維持する
ことができ、したがつて接着剤の使用量が従来よ
り少な目でも相互に接着される金属板製部材同士
を確実且つ強固に接着接合さることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の他の実施例を示す断面図、第3図は
その他の実施例で筐体の分解斜視図、第4図〜第
8図は、夫々、更に本考案の他の実施例を示す断
面図、第9図a,bは従来例を示す分解斜視図、
断面図である。 1,2,10,10′,11,21,22,2
3,24,30,40……金属板製部材、2a′,
13a,40b……非接着面、3,10a,1
0′a,13,21a,21b,22a,22b,
23a,23b,26,27,28,31,3
2,33,40a……接着部、4,4′,14,
14′,26a,27a,28a,31a,32
a,33a,41……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に接着される金属板製部材であつて、少な
    くとも一方の金属板製部材の接着部の端部近傍箇
    所、又は端部近傍箇所とそれより内方側の適宜箇
    所に、非接着面側へ突出するリブを形成したこと
    を特徴とする金属板の接着部構造。
JP2154185U 1985-02-18 1985-02-18 Expired JPH0136599Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2154185U JPH0136599Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

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JP2154185U JPH0136599Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

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JPS61138534U JPS61138534U (ja) 1986-08-28
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