JPH0136039B2 - - Google Patents

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JPH0136039B2
JPH0136039B2 JP22673282A JP22673282A JPH0136039B2 JP H0136039 B2 JPH0136039 B2 JP H0136039B2 JP 22673282 A JP22673282 A JP 22673282A JP 22673282 A JP22673282 A JP 22673282A JP H0136039 B2 JPH0136039 B2 JP H0136039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
cutter
drying
perforated plate
hydrogel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22673282A
Other languages
English (en)
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JPS59119172A (ja
Inventor
Masahiro Hamaguchi
Hironori Takahashi
Shigeru Furuya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP22673282A priority Critical patent/JPS59119172A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水溶性であり粘着性に富む含水ゲル
状重合体を乾燥する方法に関するものである。さ
らに詳しくは非常に粘着性に富む含水ゲル状重合
体を乾燥するに先立ち多孔板内表面に実質的に接
触して作動するカツターを備えたスクリユー押出
機、例えば肉挽等で押出された含水ゲル状重合体
を相互付着しないように離型剤で処理しながら多
孔板内表面と実質的に接触して作動するカツター
で切断し、相互付着性のない小粒として、この小
粒を回転乾燥機で乾燥する方法に関する。
水溶液重合によつて得られた含水ゲル状重合
体、例えば、ポリメタクリロイロキシエチルトリ
メチルアンモニユウムクロライド、ポリメタクリ
ロイロキシエチルジメチルベンジルクロライド、
ポリメタクリロイロキシエチルジメチルアンモニ
ユウムサルフエート、ポリアクリルアミド、ポリ
アクリル酸ソーダ及びこれらの共重合体等、を乾
燥する時、その乾燥速度は、含水率が低くなるに
従つて内部水分が含水ゲル状重合体表面に至る迄
の拡散速度が、支配的になる為に、加速的に減少
する。従つて、含水ゲル状重合体を効率的に乾燥
する為には、乾燥時の含水ゲル状重合体の表面積
を出来るだけ大きくする工夫が必要である。即
ち、小粒状等にする事が望ましい。この為に、多
孔板外表面に実質的に接触して作動するカツター
を備えたスクリユー押出し機も考えられるが、含
水ゲル状高分子は、一般に超高分子量である為、
多孔板外表面に接触して作動するカツターを備え
た押出機では、非常に高圧にしなければ含水ゲル
状重合物を押出す事が出来ない。しかし、非常に
高圧にして押出すと、高分子鎖の切断等品質の低
下が起る。従つて、多孔板外表面に実質的に接触
して作動するカツターを備えたスクリユー押出機
では、実際上は、押出し不可能である。一方多孔
板内表面に実質的に接触して作動するカツターを
備えたスクリユー押出機、例えば、肉挽機等を用
いれば、含水ゲル状重合物を押出す事が出来る。
つまり、含水ゲル状重合体のような超高分子量の
ものを押出す為には、多孔板内表面に実質的に接
触して作動するカツターを備えたスクリユー押出
機でなければならない。
しかし、含水ゲル状重合体は粘着性が著るしく
大である為、肉挽機等で含水ゲル状重合体を押出
すと、多孔板内表面と実質的に接触して作動する
カツターで切断されているにも拘わらず、前後に
付着した紐状重合体が得られ、この紐状重合体
は、、押出し直後から乾燥初期迄は、相互に接触
すると強固な付着が起り大きな塊となり乾燥不能
となる。この粘着防止の為に、離型剤で表面を被
覆する事が考えられる。この目的のための離型剤
としては、シリコン油、界面活性剤、ケイ酸微紛
末等が用いられる。これらの離型剤を用いて肉挽
機から押出された紐状重合体表面を処理して粘着
性を消失させた後でも、含水ゲル状重合体を回転
乾燥機で乾燥を行おうとすると、この紐状の含水
ゲル状重合体が互にからみ合い乾燥終了迄、小粒
に解砕されず乾燥不能となる。従つて、回転乾燥
機で均一に乾燥を行う為には、紐状重合体を小片
に切断し、相互にからみ合う事を防止する必要が
ある。
従つて、非常に粘着性に富む含水ゲル状重合物
を回転乾燥機で均一に乾燥する為には、多孔板内
表面に実質的に接触して作動するカツターを備え
たスクリユー押出機、例えば肉挽機等の多孔板よ
り押出された紐状重合物表面を離型剤で粘着防止
処理を行い、次いで紐状重合物をカツターで切断
して小片としなければならない。
しかし、前記燥作を別々に行おうとすると、多
孔板内表面に実質的に接触して作動するスクリユ
ー押出機、例えば、肉挽機は横向きに押出される
為、多孔板より押出された含水ゲル状重合物は、
すぐに下側にたれ下り互にかさなり合う為、離型
剤を噴霧しても、紐状の含水ゲル状重合体表面に
均一に被覆され難く、特に多孔板の径が大きくな
り孔数が増大すると、かさなり合う部分がさらに
多くなり、離型剤が表面に均一に被覆されず、相
互接触により付着が起り塊となつて乾燥不能とな
る。
そこで、多孔板外表面に実質的に接触して作動
するカツターを設けて多孔板より押出された含水
ゲル状重合物を直ちに切断する事により、重合体
のたれ下り、重り合いがなくなる。この為、離型
剤を噴霧すると、押出された含水ゲル状重合体表
面に均一に被覆されるようになると同時に回転乾
燥機でのからみ合い防止の小片化も同時に行われ
る。
即ち、本発明は、多孔板内表面に実質的に接触
して作動するカツターを備えたスクリユー押出
機、例えば肉挽機等より押出された重合体の表面
に離型剤を均一に被覆しながら多孔板外表面に実
質的に接触して作動するカツターを設けこのカツ
ターで切断する事により、小粒とし、この小粒を
回転乾燥機で乾燥する事を特徴とする。さらに、
本発明の付随的な効果として、含水ゲル状重合体
が小粒に細断される事により、表面積が増大し効
率な乾燥が行い得る事となる。
含水ゲル状重合体の代表例として、粘着力に富
むポリメタクリロイロキシエチルアンモニユウム
塩についての実施例をもつて具体的に本発明を説
明する。
実施例 1 メタクリロイロキシエチルトリメチルアンモニ
ユウムクロライド6Kg、イオン交換水6Kgを仕込
み充分に窒素ガスで脱酸素を行つた後、重合開始
温度35℃で、過硫酸アンモニユウム1.8g、チオ
硫酸ナトリウム1.8gを加えて重合を行つた。得
られた含水ゲル状重合体を、孔径7mmの多孔板
(多孔板径1170mm)を有し、多孔板外表面に接触
して作動するカツターを取り付けた肉挽機で押出
しを行つた。この押出し時に、含水ゲル状重合体
表面にシリコンエマルジヨン離型剤(信越化学
KMー741)を噴霧し、相互に接触しても付着し
ないように処理しながら、カツターで約7mmの長
さに切断する事により、相互に接触しても付着し
ない小粒を得た。この小粒を、径580mmφ、長さ
870mmの円筒内に三角山形の掻上板(20等配)を
有する回転通気乾燥機で熱風入口速度1.3m/sec
熱風温度120℃で60分間乾燥を行つた。その結果、
平均水分10%の粘着性を持たない小粒状の重合体
が得られた。
比較例 1 肉挽機の多孔板外表面に接触して作動するカツ
ターでの切断を行わない以外は、実施例1と同じ
ように押出し乾燥を行つた。押出し時、多孔板外
面のカツターによる切断がない為、前後に付着し
た紐状ゲルが得られ、この紐状重合物体を回転通
気乾燥機に投入すると、回転の為、互にからみ合
い塊となり、乾燥終了迄小粒に解砕されず、乾燥
不能であつた。
比較例 2 シリコン離型剤による粘着防止を行わない以外
実施例1と同様の方法で押出し乾燥を行つた。そ
の結果、粘着防止が行われていない為、相互に接
触すると、強固な付着が起る。従つて、接触によ
り相互に付着して回転通気乾燥機内では円筒状の
大きな塊となり乾燥不能であつた。
実施例 2 メタクリロイロキシエチルトリメチルアンモニ
ユウムクロライド3.6Kg、アクリルアミド1.2Kg、
イオン交換水7.2Kgを仕込み、充分に窒素ガスで
脱酸素を行つた後、重合開始温度40℃で過硫酸ア
ンモニユウム2.4g、チオ硫酸ナトリユウム2.4g
を加えて重合を行つた。得られた含水ゲル状重合
体を実施例1と同様の方法で押出し乾燥を行つ
た。
その結果、平均水分8%の粘着性を持たない小
粒状の重合体が得られた。
比較例 3 実施例2と同じ含水ゲル状重合体を用いた以外
は、比較例1と同様の方法で押出し乾燥を行つ
た。その結果、比較例1と同様に紐状ゲルが回転
通気乾燥内で互にからみ合つて塊となり乾燥不能
であつた。
比較例 4 実施例2と同じ含水ゲル状重合体を用いた以外
は、比較例2と同様の方法で押出し乾燥を行つ
た。その結果、比較例2と同様に接触による相互
付着により回転通気乾燥機内で円筒状の塊となり
乾燥不能であつた。
実施例 3 メタクリロイロキシエチルジメチルベンジルア
ンモニユウムクロライド6Kg、イオン交換水6Kg
を仕込み、充分に窒素ガスで脱酸素を行つた後、
重合開始温度35℃で、重合開始剤として過硫酸ア
ンモニユウム1.8g、チオ硫酸ナトリユウム1.8g
を添加して重合を行つた。得られた含水ゲル状重
合体を実施例1と同様の方法で押出し乾燥を行つ
た。その結果、平均水分10%の粘着性を特たない
小粒状の重合体が得られた。
比較例 5 実施例3と同じ含水ゲル状重合体を用いた以外
は、比較例1と同様の方法で押出し乾燥を行つ
た。その結果、比較例1と同様に紐状ゲルが回転
通気乾燥機内で互にからみ合つて塊となり乾燥不
能であつた。
比較例 6 実施例3と同じ含水ゲル状重合体を用いた以外
は比較例2と同様の方法で押出し乾燥を行つた。
その結果、比較例2と同様に接触による相互付着
により回転通気乾燥機内で、円筒状の塊となり乾
燥不能であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 含水ゲル状重合物を、多孔板内表面に実質的
    に接触して作動するカツターを備えたスクリユー
    押出機で押出し、離型剤で被覆しながら多孔板外
    表面と実質的に接触して作動するカツターで切断
    し、小粒とし、この小粒を回転乾燥機で乾燥する
    事を特徴とする含水ゲル状重合物の乾燥方法。
JP22673282A 1982-12-27 1982-12-27 含水ゲル状重合体の乾燥方法 Granted JPS59119172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22673282A JPS59119172A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 含水ゲル状重合体の乾燥方法

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JP22673282A JPS59119172A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 含水ゲル状重合体の乾燥方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59119172A JPS59119172A (ja) 1984-07-10
JPH0136039B2 true JPH0136039B2 (ja) 1989-07-28

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JP22673282A Granted JPS59119172A (ja) 1982-12-27 1982-12-27 含水ゲル状重合体の乾燥方法

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TW241279B (ja) * 1991-02-01 1995-02-21 Catalyst co ltd
KR101929447B1 (ko) * 2015-03-27 2018-12-14 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법 및 이를 통해 제조된 고흡수성 수지

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JPS59119172A (ja) 1984-07-10

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