JPH02209906A - アクリル酸塩およびアクリル酸塩含有重合体の製造方法 - Google Patents

アクリル酸塩およびアクリル酸塩含有重合体の製造方法

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JPH02209906A
JPH02209906A JP1278457A JP27845789A JPH02209906A JP H02209906 A JPH02209906 A JP H02209906A JP 1278457 A JP1278457 A JP 1278457A JP 27845789 A JP27845789 A JP 27845789A JP H02209906 A JPH02209906 A JP H02209906A
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下村 忠生
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Masa Takahashi
雅 高橋
Katsuhiro Kajikawa
勝弘 梶川
Junichi Saga
嵯峨 淳一
Teruaki Fujiwara
藤原 晃明
Takumi Hatsuda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アクリル酸塩およびアクリル酸塩含有重合体
の製造方法に関するものである。詳しく述べると、残存
モノマー含量が低減されたアクリル酸塩含有重合体の製
造に好適に使用できるアクリル酸塩およびこれを用いて
アクリル酸塩含有重合体を製造する方法に関するもので
ある。
(従来の技術) アクリル酸塩を含むモノマー成分を重合して得られる水
溶性のアクリル酸塩含有重合体としては、例えばポリア
クリル酸ナリトウム、アクリルアミドーアクリル酸ナト
リウム共重合体、アクリル酸−アクリル酸ナトリウム共
重合体等があり、これらの水溶性高分子化合物は、水処
理用凝集剤、石油掘削泥水添加剤、食品添加物、増粘剤
等に用いられている。
また、アクリル酸塩含有モノマー成分を重合して得られ
る水膨潤性のアクリル酸塩合釘重合体として、例えばア
クリル酸塩架橋重合体、部分中和アクリル酸架橋重合体
、でん粉−アクリル酸塩グラフト重合体等があり、生理
用品、紙おむつ等の衛生吸収剤あるいは農園芸、緑化用
の保水剤、食品鮮度保持フィルム等に用いられ、今後さ
らに需要が伸びようとしている。
アクリル酸塩含有重合体は、アクリル酸塩またはアクリ
ル酸塩を含有するモノマー成分を重合して得られるもの
であるが、その製造方法としては、例えば特開昭58−
108,212号、特開昭58−71.907号、特開
昭53−46,389号、特開昭56−93,716号
、特開昭58−49.714号、特開昭61−166.
809号、特開昭62−22,811号等により提案さ
れている。
これらの製造方法において、原料として用いられるアク
リル酸塩は、アクリル酸の水溶液に塩基性物質を所定量
加えるか、または所定量の塩基性物質を溶解した水溶液
にアクリル酸を加える方法により得られたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような方法で得られる方法により得
られるアクリル酸塩を用いて製造させるアクリル酸塩含
有重合体は、通常多量の未反応モノマーが残存している
。特に製造時に多量の開始剤を用いる水膨潤性重合体で
も、該重合体中に未反応モノマーが通常700〜3.0
00ppm程度残存している。このような未反応モノマ
ーが多量に残存する水膨潤性アクリル酸塩含有重合体が
、前記衛生材料を始めとする広範な吸水性物品の材料と
して好ましくないものであることはいうまでもない。こ
れらの用途では、重合体が人間の皮膚に接触したり、体
内に吸収される可能性があり、また廃棄により環境に流
出した後、再び飲料水等に混入する危険性があるため、
重合体中の残存モノマー低減の要求は近年高まってきて
いる。
一般に親水性重合体の残存モノマーの低減方法としては
、アンモニアまたはアミンの添加(特公昭33−2,6
46号および特開昭50−40゜689号)や亜硫酸塩
または亜硫酸水素塩の添加(米国特許節2.960.4
s6>7および特開昭55−135,110弓・)によ
りこれら化合物を残存モノマーへ付加して低減する方法
、低温分解型または高温分解型重合開始剤の併用(特公
昭50−42.280号、特開昭59−133,205
号、特開昭53−141,388号)やレドックス触媒
とアゾ化合物開始剤の併用(特開昭50−96,689
号、特公昭47−26.430号)により残存モノマー
を重合して低減する方法、微生物により分解して低減す
る方法(特公昭6〇−29,523号)等が提案されて
いる。
しかしながら、アンモニア、アミン、亜硫酸塩、亜硫酸
水素塩の添加は、残存モノマーの低減にはかなりの効果
があるものの、これら化合物の添加量が少量では効果が
なく、さらに添加した化合物自体が毒性を有するという
問題がある。また、重合開始剤を併用する方法は、残存
モノマー低減に充分な効果がなく、微生物による方法は
工業的に難しいという問題があるのが現状である。
したがって、本発明の目的は、アクリル酸塩およびアク
リル酸塩含有重合体の新規な製造方法を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、アクリル酸塩含有重合体の本質的
な特徴をいささかも損なうことなく、未反応モノマー量
が低減されたアクリル酸塩含有重合体ならびに該重合体
の製造に好適に使用できるアクリル酸塩を生産性よく製
造するための方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、吸水倍率が優れるとともに
架橋重合体中に残存する水房溶分よおび未反応アクリル
酸塩モノマーの量が低減されてなり、生理用品、紙おむ
つ等の衛生材料として農園芸、緑化用の保水剤として、
さらにその他の広範な吸水性物品の材料として好適な水
膨潤性アクリル酸塩含有重合体を提供することにある。
(課題を解決するための手段) これらの諸口的は、(A)中和反応系内におけるアクリ
ル酸の中和率を常に75〜100モル%の範囲内に保ち
ながらアクリル酸および塩基物質を水に供給して中和反
応する工程、(B)該中和反応系に塩基性物質を供給し
て該中和反応系内のアクリル酸の中和率を100.1〜
110モル%に調整する工程、(C)該中和反応系内に
おける中和率を100.1〜110モル%の状態に1〜
120分間保持して熟成する工程、および(D)該中和
反応系にアクリル酸を供給して該中和反応系内のアクリ
ル酸の中和率を20〜100モル%に調整する工程より
順次なるアクリル酸と塩基性物質との中和反応によるア
クリル酸塩の製造方法により達成される。
これらの諸口的は、(A)中和反応系内におけるアクリ
ル酸の中和率を常に75〜100モル%の範囲内に保ち
ながらアクリル酸および塩基物質を水に供給して中和反
応する工程、(B)該中和反応系に塩基性物質を供給し
て該中和反応系内のアクリル酸の中和率を100.1〜
110モル%に調整する工程、(C)該中和反応系内に
おける中和率を100.1〜110モル%の状態に1〜
120分間保持して熟成する工程、および(D)該中和
反応系にアクリル酸を供給して該中和反応系内のアクリ
ル酸の中和率を20〜100モル%に:A整する工程よ
り順次なるアクリル酸と塩基性物質との中和反応により
得られる中和率が20〜100モル%のアクリル酸塩を
少なくとも倉内°するモノマー成分を重合することより
なるアクリル酸塩含有重合体の製造方法によっても達成
される。
これらの諸口的は、(A)中和反応系内におけるアクリ
ル酸の中和率を常に75〜100モル%の範囲内に保ち
ながらアクリル酸および塩基物質を水に供給して中和反
応する工程、(B)該中和反応系に塩基性物質を供給し
て該中和反応系内のアクリル酸の中和率を100.1〜
110モル%に調整する工程、(C)該中和反応系内に
おける中和率を100.1〜110モル%の状態に1〜
120分間保持して熟成する工程および(D)該中和反
応系にアクリル酸を供給して該中和反応系内のアクリル
酸の中和率を20〜100モル%に調整する工程より順
次なるアクリル酸と塩基性物質との中和反応により得ら
れる中和率が20〜100モル%のアクリル酸塩を少な
くとも含有するモノマー成分を小会して得られるアクリ
ル酸塩含有重合体によっても達成される。
(作用) 以下、本発明の詳細な説明する。
アクリル酸塩を得る際に使用できる塩基性物質としては
、通常当該用途に常用されるものであれば特に制限され
ず、例えばアンモニア、有機アミン、アルカリ金属の水
酸化物、およびアルカリ土類金属の水酸化物等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以りを使用することができる
。これら塩基性物質のうちアンモニアあるいは有機アミ
ンは、得られるアクリル酸塩含有重合体が着色したり、
臭気がしたりする場合もあるが、アルカリ金属の水酸化
物は入手が容易な上に、得られるアクリル酸塩含有重合
体の性能が優れているので好ましく、水酸化ナトリウム
が特に好ましい。
前記(A)〜(D)の工程を順次繰てアクリル酸塩とす
るに際し、(A)および(C)の工程は特に重要であり
、(A)および(C)のうちいずれか一つの工程でも欠
く場合は、もはや本発明の目的を達成で、きなくなる。
(A)の工程でアクリル酸および塩基性物質を同時に水
に供給して中和するに際し、アクリル酸の中和率は常に
75〜100モル%の範囲であるが、中和率がこの範囲
外の場合は、得られるアクリル酸塩含有重合体中に残存
する未反応モノマー量が増加する。好ましくは85〜1
00モル%である。また(A)の工程は、ラジカル重合
反応に伴う不純物の生成を防止するために20〜50℃
の温度条件下とするのが好ましい。
(C)の工程の熟成は、アクリル酸の中和率が100.
1〜110モル%の範囲で行なうが、中和率がこの範囲
外の場合は、得られるアクリル酸塩含有重合体に残存す
る未反応モノマー量が増加する。好ましくは、100.
5〜105モル%の範囲である。また、熟成の時間は1
〜120分間である。熟成時間が1分未満の場合は、残
存モノマー量の低減されたアクリル酸塩金白゛重合体を
得るl−で効果が無く、逆に120分を越えて熟成して
も熟成時間に見合った効果の向−I−は認められず、生
産性を低下させるだけである。また、(C)の工程は、
充分な熟成効果を得ると共にラジカル重合反応に伴なう
不純物の生成を防止するために20〜50℃の温度条件
下とするのが好ましい。
尚、(D)の工程は、(C)の工程で熟成のために一旦
中和率が100.1〜110モル%に調整されたアクリ
ル酸塩を20〜100モル%の中和率に再調整するため
のものである。
しかして、本発明に用いるアクリル酸塩は前記(A)〜
(D)の工程を経て得られるものであるが、これら工程
のうちの(D)の工程は(A)〜(C)の工程で用いた
中和反応用の容器で行なってもよく、また後の重合反応
の直前に重合反応に用いる容器で行なってもよい。
こうして(A)〜(D)の工程を順次経て得られるアク
リル酸塩の中和率は20〜100モル%である。アクリ
ル酸塩の中和率が20モル%未満の場合は本発明の効果
が低減するだけなく、これを用いて得られるアクリル酸
塩含有重合体は、その含水ゲルが付着性に富んだもので
あり、重合容器内での取り扱いが不便である。逆にアク
リル酸塩の中和率が100モル%を越える場合はこれを
用いて得られるアクリル酸塩含有重合体は、その過剰の
塩基性物質のために取扱いに注意を要し、特に水膨潤性
重合体として使用する際に吸水能に劣ったものとなる。
本発明のアクリル酸塩含有重合体を製造するに際して、
モノマー成分は〜1−記手順で得られるアクリル酸塩を
必須に含んでなるものであるが、必要により他のモノマ
ー(a)が含まれていても良い。
該モノマー(a)は上記アクリル酸塩と共重合しうるち
のであれば特に制限なく使用できるが、得られせるアク
リル酸塩含有重合体の吸水特性を損わないために、親水
性の高いモノマーを主体に用いるのが好ましい。モノマ
ー(a)のうち親水性の高いモノマーとしては、例えば
メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマール酸、
イタコン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン
酸、2−(メタ)アクリロイルプロパンスルホン酸、ビ
ニルベンゼンスルホン酸、(メタ)アクリルアミド、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロニトリル、アクリル酸メチル等を挙げることができ
、これらの1種又は2秤量1−の混合物を使用できる。
これら他のモノマー(a)は得られるアクリル酸塩含有
重合体の使用目的に応じて必要により用いるものである
が、本発明の特徴は他のモノマー(a>の使用量が少量
である程発現し易く、従って、他のモノマー’(a)の
使用量はモノマー成分中50重量%未満とするのが好ま
しく、20重量%未満とするの°がより好ましい。
本発明のアクリル酸塩念白“重合体で架橋構造を有する
もの、すなわち、水膨潤性の重合体を得るに際しては、
架橋構造を効率良く形成させるために下記方法を採用し
てもよい。
(1)モノマー成分中に架橋性モノマーを配合しておく
ことにより水溶液重合時にラジカル重合反応により架橋
構造を形成させる方法。架橋性モノマーは分子内に重合
性二重結合を2側辺1−有するものであれば制限なく使
用できるが、ある程度の水溶性を示し、かつ前記モノマ
ー成分と共重合性が良く、効率良く架橋構造をとり均一
な架橋分布を与えるものが好ましい。このような架橋性
モノマーとしては、例えばトリメチロールプロパンジ(
メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ (メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、
プリセロールジ(メタ)アクリレート、N、N−−メチ
レンビス(メタ)アクリルアミド、l・リアリルシアヌ
レート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルアミ
ン、トリアリルホスフェート等があり、これらのうち1
種または2種以上を用いることができる。これら架橋性
モノマーは前記モノマー成分に対して0.001〜5モ
ル%、好ましくは0゜005〜3モル%の範囲で使用さ
れる。すなわち、0.001モル%未満では吸水倍率は
大きくなるものの、水可溶分が著しく多くなり、一方、
5モル%を越える量では、得られるアクリル酸塩含酊重
合体の吸水倍率が小さいものになってしまう。
(2)デンプン、セルロース、ポリビニルアルコール等
の親水性高分子の存在下にモノマー成分を重合すること
により、重合時にグラフト結合に起因した架橋構造を形
成させる方法。これら親水性高分子はモノマー成分に対
して2〜50市量%、特に2〜40%の範囲で使用され
るのが好ましい。
(3)モノマー成分が有する酸基、ヒドロキシル基、ア
ミド基等の官能基に対し、反応性の基を分子内に2側辺
上有する架橋剤をモノマー成分中に添加しておくことに
より、重合時および/または乾燥時に架橋反応により架
橋構造を形成させる方法。
この方法に用いられる架橋剤としては、例えばポリイソ
シアネート化合物、ポリエポキシ化合物、ポリアミン化
合物、ポリオキサゾリン化合物等を挙げることができ、
これらのうち1種又は2種以」二を用いることができる
。これら架橋剤は単量体成分に対して0.001〜50
市量%好ましくは0.005〜40重量%の範囲で使用
される。その使用量が0.001重量%未満では吸水倍
率が大きくなるものの、水可溶分が著しく多くなり、5
0重量%を越える量では得られるアクリル酸塩含h°重
合体の吸水倍率が小さいものになってしまつ0 (4)モノマー成分に多価金属化合物を添加しておくこ
とにより重合時にイオン架橋により架橋構造を形成させ
る方法。この方法に用いられる多価金属化合物としては
、例えば亜鉛、カルシウム、アルミニウム、ジルコニウ
ム等の水酸化物及び塩等を挙げることができ、これらの
うち1種又は2種以上を用いることができる。
これらの方法は得られるアクリル酸塩含有重合体の使用
目的に応じて選択されるべきものであり、場合によって
は複数の方法を併用して用いてもかまわない。但し、本
発明においては(1)の方法によって架橋構造を形成さ
せるのが得られるアクリル酸塩含有重合体の吸水量の面
で好ましい。
本発明の重合体とするための重合は、モノマー成分、重
合開始剤及び必要により用いる架橋剤を水に溶解してな
るモノマー水溶液を窒素ガス等の不活性ガスにより脱気
した後、例えば特公昭48−42.466号に記載され
たような型わくの中に入れて重合する注型重合、特開昭
58−49゜714号に記載されたようなベルトコンベ
アー1−で重合する方法。特開昭57−34,101号
に記載されたような内部に含水ゲル伏型合体を細分化で
きるような撹拌羽根を有するニーダ−等の中で重合する
方法さらには、特公昭59−’!7.003号に記載さ
れたようなケン濁工合等によって達成される。
重合開始剤は特に制限はなく使用でき、たとえば過硫酸
アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素、V−50
(和光紬薬(株)製、2,2−アゾビス(2−アミノジ
ノプロパン)ハイドロクロリド)等が挙げられ又はこれ
らと亜硫酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、第1
鉄塩等の還元剤との組み合わせによるレドックス系開始
剤も用いられる。
本発明のアクリル酸塩含有重合体は、通常含水ゲル状を
経由して製造させるが、含水ゲル状重合体の含水量は、
通常25〜90重量%、好ましくは30〜80重量%で
ある。重合開始剤の使用量は、水溶性重合体の場合、モ
ノマーに対して0゜0001〜0.5重量%、好ましく
は0.002〜o、  1trf量%、水膨潤性重合体
の場合には、0゜01〜2重量、好ましくは0.05〜
1重量%である。重合して得られる含水ゲル状重合体は
、すてに解砕できている場合もあるが、多くの場合、細
分化することにより乾燥できる形にすることが好ましい
。細分化する方法としては、例えばミートチョッパー、
押出機、ニーダ−等による解砕かある。
本発明のアクリル酸塩含り′重合体は、前記念水ゲル状
重合体を乾燥、粉砕することによって粉体の形にするこ
とができる。
本発明で用いられる乾燥装置としては、伝導伝熱型乾燥
機、輻射伝熱型乾燥機、熱風伝熱型乾燥機、誘電加熱乾
燥機等が挙げられ、特に制限はないが、乾燥の速さより
熱風伝熱型乾燥機(以下、熱風乾燥機という)が好まし
い。熱風乾燥機としては、通気バンド式、通気回転式、
通気室型式、並行流バンド式、通気トンネル式、通気溝
型撹拌式、流動層式、気流式、噴霧式等の乾燥装置が挙
げられる。
このようにして得られたアクリル酸塩含有重合体は、残
存モノマーが顕著に低減されており、例えば水溶性重合
体では0.3重量%以下であり、特に残存モノマー低減
が高いレベルで要求される水膨潤性重合体では0.05
重量%以下に低減されている。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
は以下の実施例のみによって制限されるものではない。
実施例1 攪拌機を備えた蒸留フラスコにイオン交換水2744g
を仕込んだ。そこへアクリル酸1390gおよび48重
量%水酸化ナトリウム水溶液1480gを、中和反応系
内のアクリル酸の中和率が常に90〜95モル%となる
様にコントロールしながら100分間に百って供給した
。この際の中和反応系の温度は、冷却により20〜40
℃に保った。次に48重量%水酸化ナトリウム水溶液1
60gを供給して中和反応系内のアクリル酸の中和率を
102モル%とすると伴に、中和反応系の温度を40°
Cに調整し、以後30分間に負ってこの状態を保持して
熟成した。尚この熟成期間における中和反応系のpHは
13.9 (25℃換算)であった。熟成を終了した後
、中和反応系にアクリル酸499gを10分間に亘って
供給し、中和率が75モル%のアクリル酸塩(1)の水
溶液を得た。尚、このアクリル酸塩(1)の水溶液の濃
度は37市量%であった。
実施例2 攪拌機を備えた蒸留フラスコにイオン交換水2520g
を仕込んだ。そこへアクリル酸1400gおよび48重
量%水酸化ナトリウム水溶液1587gを、中和反応系
内のアクリル酸の中和率が常に98〜100モル%とな
る様にコントロールしながら100分間に亘って供給し
た。この隙の中和反応系の温度は、冷却により20〜4
0℃に保った。次に48重量%水酸化ナリトムウ水溶液
53fを供給して中和反応系内のアクリル酸の中和率を
101モル%とすると共に中和反応系の温度を30℃に
調整し、以後100分間に亘ってこの状態を保持して熟
成した。尚、この熟成期間における中和反応系のpHは
13.4 (25℃換算)であった。熟成を終了した後
、中和反応系にアクリル酸174gを5分間に亘って供
給し、中和率が90モル%のアクリル酸塩(2)の水溶
液を得た。尚、このアクリル酸塩(2)の水溶液の濃度
は35屯量%であった。
実施例3 攪拌機を備えた蒸留フラスコにイオン交換水2622g
を仕込んだ。そこへアクリル酸524gおよび50重量
%水酸化カリウム水溶液662gを、中和反応系内のア
クリル酸の中和率が常に80〜82モル%となる様にコ
ンロールしながら30分間に亘って供給した。この際の
中和反応系の温度は、冷却により20〜40℃に保った
。次に50重量%水酸化カリウム水溶液196gを供給
して中和反応系内のアクリル酸の中和率を105モル%
とすると共に、中和反応系の温度を50℃に調整し、以
後1分間に頁ってこの状態を保持して熟成した。尚、こ
の熟成期間における中和反応系のpHは14.0 (2
5℃換算)であった。熟成を終了した後、中和反応系に
アクリル酸1311gを40分間に亘って供給し、中和
率が30モル%のアクリル酸塩(3)の水溶液を得た。
なお、このアクリル酸塩(3)の水溶液の濃度は40重
量%であった。
実施例4 攪拌機を備えた蒸留フラスコにイオン交換水2326g
を仕込んだ。そこへアクリル酸1467gおよび30重
量%アンモニア水溶液1062gを、中和反応系内のア
クリル酸の中和率が常に90〜95モル%となる様にコ
ントロールしながら80分間に亘って供給した。この際
の中和反応系の温度は、冷却により20〜40℃に保っ
た。次に3Or1%アンモニア水溶液116gを供給し
て中和反応系内のアクリル酸の中和率を102モル%と
すると共に、中和反応系の温度を40℃に調整し、以後
30分間に頁ってこの状態を保持して熟成した。尚、こ
の熟成期間における中和反応系のpHは8.0 (25
℃換算)であった。熟成を終了した後、中和反応系にア
クリル酸31gを2分間に綿って供給し、中和率が10
0モル%のアクリル酸塩(4)の水溶液を得た。尚、こ
のアクリル酸塩(4)の水溶液の温度は37重量%であ
った。
比較例1 実施例1で用いたのと同様の蒸留フラスコにイオン交換
水2744gおよびアクリル酸1889gを仕込んだ。
そこへ、48!ri′量%水酸化ナリトムウ水溶液16
40gを120分間に亘って供給した。この際の中和反
応系の温度は、冷却により20〜40℃に保った。こう
して中和率が75モル%の比較アクリル酸塩(1)の水
溶液を得た。
尚、この比較アクリル酸塩(1)の水溶液の濃度は37
重量%であった。
比較例2 実施例1で用いたのと同様の蒸留フラスコにイオン交換
水2744gおよび48屯量g水酸化ナトリウム水溶液
1640gを仕込んだ。そこへ、アクリル酸1889g
を120分間に口っで供給した。この際の中和反応系の
温度は、冷却により20〜40℃に保った。こうして中
和率が75モル%の比較アクリル酸塩(2)の水溶液を
得た。
尚、この比較アクリル酸塩(2)の水溶液の濃度は37
重量%であった。
比較例3 実施例1で用いたのと同様の蒸留フラスコにイオン交換
水2744gを仕込んだ。そこへアクリル酸1889g
および48Irc量%水酸化ナリトムウ水溶液1640
gを、中和反応系内のアクリル酸の中和率が常に70〜
80モル%となる様にコントロールしながら120分間
に負って供給した。
この際の中和反応系の温度は、冷却により20〜40℃
に保った。こうして中和率が75モル%の比較アクリル
酸塩(3)の水溶液を得た。尚、この比較アクリル酸塩
(3)の水溶液の濃度は37市量%であった。
比較例4 攪拌機を備えた蒸留フラスコにイオン交換水2744g
を仕込んだ。そこへアクリル酸1390gおよび48重
量%水酸化ナトリウム水溶液1040gを、中和反応系
内のアクリル酸の中和率が常に60〜70モル%となる
様にコントロールしながら80分間に亘って供給した。
この際の中和反応系の温度は、冷却により20〜40℃
に保つた。次に48重量%水酸化すトリウム水溶液60
0gを供給して中和反応系内のアクリル酸の中和率を1
02モル%とすると共に、中和反応系の温度を40℃に
調整し、以後30分間に亘ってこの状態を保持して熟成
した。尚この熟成期間における中和反応系のpHは13
.9 (25℃換0)であった。熟成を終了した後、中
和反応系にアクリル酸499gを10分間に亘って供給
し、中和率が75モル%の比較アクリル酸塩(4)の水
溶液を得た。尚、この比較アクリル酸塩(4)の水溶液
の濃度は37重量%であった。
比較例5 参考例1で用いたのと同様の蒸留フラスコにイオン交換
水2744gを仕込んだ。そこへアクリル酸1390g
および48市量%水酸化ナトリウム水溶液1640gを
中和反応系内のアクリル酸の中和率が常に102〜10
5モル%となる様にコントロールしながら120分間に
亘って供給した。この際の中和反応系の温度は、冷却に
より20〜40℃に保った。次にアクリル酸499gを
10分間に亘って供給し、中和率が75モル%の比較ア
クリル酸塩(5)の水溶液を得た。尚、この比較アクリ
ル酸塩(5)の水溶液の濃度は37重重量であった。
実施例5 内容積10g、開口部220mmX240a+a+、深
さ240nm、羽根の回転径120mmのシグマ型羽根
を2本有するジャケット付きステンレス製双腕型ねつか
機に−ダー)にふたをつけ、このニダー中に実施例1で
得られたアクリル酸塩(1)の水溶液5500g、及び
トリメチロールプロパントリアクリレート3.4g(ア
クリ酸塩に対し0.05モル%)からなるモノマー成分
の水溶液(水溶液濃度37重量%、アクリル酸塩の中和
率75モル%)を送太し、窒素ガスを吹き込み反応系内
を窒素置換した。次いで、2本のシグマ型羽根をそれぞ
れ67および56rpI11の速度で回転させると共に
、ジャケットに35℃の温水を通して加熱しながら重合
機関始剤として過硫酸アンモニウム2.8gと亜硫酸水
素ナトリウム0.7gを添加した。重合開始剤を添加し
て5分後に重合が開始した。重合開始剤を添加して20
分後に反応系内のピーク温度は83℃に達し、含水ゲル
重合体は約5Illlの径の細粒に細分化されていた。
さらに攪拌を続は重合を開始して60分後にふたをはず
し、ゲルを取り出した。
得られた含水ゲル状重合体の細粒化物を、50メツシユ
金網ヒに拡げ、180℃の温度で40分間熱風乾燥した
。この乾燥物を振動ミルを用いて粉砕し、20メツシユ
金網を通過させて得られたアクリル酸塩含何重合体(1
)の吸水倍率、水可溶性および残存モノマーを測定し、
結果を第1表に示した。
尚、実施例中の吸水倍率、水可溶性および残存モノマー
は下記の試験方法によって測定した数値を指す。
A:吸水倍率 重合体0.2gを不綿布製のティーバッグ式袋(400
+01X 150mm)に均一に入れ、0.9%食塩水
に浸漬し、30分後の重量を測定した。ティーバッグ式
袋のみを浸漬した場合の吸水重量をブランクとして、次
式に従って吸水倍率を求めた。
体(1′)〜(5′)を寿た。小会反応の経過状況およ
び得られたアクリル酸塩含有重合体の物性はそれぞれ第
1表に示した通りであった。
B:水可溶性 重合体0.5gを10100Oの脱イオン水中に分散し
、12時間攪拌後、濾紙で濾過し、濾液の固形分を測定
して次式に従って水可溶性を求めた。
C:残存モノマー 重合体0.5gを蒸留水10100Oに分散し、2時間
攪拌後、ワットマン濾紙GF/F (、粒子保持能0.
7ミクロン)で濾過し、濾液を液体クロマトグラフで分
析した。
実施例6〜7および比較例7〜10 実施例5におけるモノマー成分の水溶液の組成を第1表
に示した通りとする以外は実施例5と同様の操作をくり
返して、アクリル酸塩六白゛市合体(2)〜(3)およ
び比較アクリル酸塩nf1重合実施例8 実施例5で用いたニーダ−に、実施例4で得られたアク
リル酸塩(4)の水溶液3590g、17重量%、メタ
アクリル酸水溶液1910g、及びN、  N’−メチ
レンビスアクリルアミド1.4gからなるモノマー成分
の水溶液(水溶液濃度30iTi’量%)送太し、窒素
ガスを吹き込み反応系内を窒素置換した。次いで、2本
のシグマ型羽根をそれぞれ67および56rp@の速度
で回転させると共に、ジャケットに35℃の温水を通し
て加熱しながら重合開始剤として過硫酸アンモニウム1
゜0gと亜硫酸水素ナトリウム0.25gを添加した。
重合開始剤を添加して12分後に重合が開始した。重合
開始剤を添加して40分後に反応系内のピーク温度は7
6℃に達し、含水ゲル市合体は約5msの径の細粒に細
分化されていた。さらに攪拌を続は重合を開始して80
分後にふたをはずし、ゲルを取り出した。
得られた含水ゲル状重合体の細粒化物は、実施例5と同
様の操作を行ない、アクリル酸塩含有重合体(4)を得
た。
実施例9 攪拌機を備えた蒸留フラスコにイオン交換水1944g
を仕込んだ。そこへアクリル酸1390gおよび48重
量%水酸ナトリウム水溶液1480gを、中和反応系内
のアクリル酸の中和率が常に90〜95モル%となる様
にコントロールしながら100分間に貰って供給した。
この際の中和反応系の温度は、冷却により20〜40℃
に保った。次に48重量%水酸化ナトリウム水溶液16
0gを供給して中和反応系内のアクリル酸の中和率を1
02モル%とすると共に、中和反応系の温度を40℃に
2gし、以後30分間にdっでこの状態を保持して熟成
した。面この熟成期間おける中和反応系のpHは13.
9 (25℃換算)であった。熟成を終了した後、中和
反応系アクリル酸28gを1分間に亘って供給し、中和
率が100モル%のアクリル酸塩塩(5)の水溶液を寿
だ。
尚、のこのアクリル酸塩(5)の水溶液の濃度は37重
量%であった。
第1図および第2図に示したような装置、すなわち内側
にフッ素樹脂コーティング16をした2枚のステンレス
板18の間にゴムパツキン15を入れボルト13および
ナツト19で固着してシールした注型重合装置(内容積
1.6N、縦230+HXv1230mmx幅30me
)11(7)中にあらかじめ窒素置換した濃度37重量
%のアクリル酸塩(5)の水溶液2,000g、過硫酸
アンモニウム0.08gおよび亜硫酸水素ナトリウム0
.04gを原料投入口12より入れかつ空気排出口14
より空気を排出させた。この注型重合装置を、攪拌機と
温度コントローラーを備えつけたウォーターバスに居れ
け、ウォーターバスの温度を30℃に維持し、反応熱を
除去しながら重合させた。
小会開始してから5時間後、注型重合装置より含水ゲル
状重合体を取り出し、これをミートチョッパーでひも状
にし、50メツシユ金網上に広げ、180℃の温度で6
0分間熱風乾燥した。この乾燥物を振動ミルを用いて粉
砕し、20メツシユ金網を通過させてアクリル酸塩& 
fi重合体(5)を得た。
得られたアクリル酸塩含V−r市合体(5)の残存モノ
マー量を臭素付加法で、また該重合体0.2gをイオン
交換水100gに溶解した水溶液の25℃における粘度
をブルックフィールド粘度計で測定した。結果を第2表
に示した。
比較例11 実施例1で用いたのと同様の蒸留フラスコにイオン交換
水1944gおよびアクリル酸1418gを仕込んだ。
そこへ、48重量%水酸化ナトリウム素水溶液1640
gを120分間に亘って供給した。この際の中和反応系
の温度は、冷却により20〜40℃に保った。こうし中
和率が100モル%の比較アクリル酸塩(6)の水溶液
を得た。
尚、この比較アクリル酸塩(6)の水溶液の濃度は37
重量%であった。
実施例9において、比較アクリル酸塩(6)を用いた以
外は実施例9と同様の操作をくり返して、比較アクリル
酸含有重合体(6′)を得た。この比較アクリル酸塩含
有重合体(6′)を実施例9と同様に試験し、結果を第
2表に示した。
第2表 実施例 9  2.100    580比較例11 
 2.600    550本発明によるアクリル酸塩
の製造方法は、特定の工程を必須とするものであり、該
アクリル酸塩を用いて製造されたアクリル酸塩含6重合
体は、アクリル酸塩含?′T重合体系の優れた物性をな
んら損なうことなく、未反応アクリル酸塩の量が著しく
低減されている。したがって、本発明方法を適用して得
らたれ水溶性または水膨潤性のアクリル酸塩含G重合体
は、人体、環境等の悪影響がなく、水処理用凝集剤、石
油掘削用泥水添加剤、食品添加物、衛材用吸収剤、保水
剤、食品鮮度保存フィルム等の用途に好適に用いられる
ものである。
本発明によるアクリル酸塩の製造方法は、工業的に極め
て容易に実施することができ、さらに該アクリル酸塩を
原料とするアクリル酸塩含有重合体の製造方法には、」
―記特徴を有するアクリル酸塩含有重合体を生産性よ(
製造するための方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例9および比較例11で使用し
た重合装置の概略正面図であり、また第2図は第1図の
■−打線に沿う断面図である。 11・・・注型重合装置、12・・・原料投入口、13
・・・ボルト、14・・・空気排出口、15・・・ゴム
パツキン、16・・・フッ素樹脂コーティング、18・
・・ステンレス板、19・・・ボルト。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)中和反応系内におけるアクリル酸の中和率
    を常に75〜100モル%の範囲内に保ちながらアクリ
    ル酸および塩基物質を水に供給して中和反応する工程、 (B)該中和反応系に塩基性物質を供給して該中和反応
    系内のアクリル酸の中和率を100.1〜110モル%
    に調整する工程、 (C)該中和反応系内における中和率を100.1〜1
    10モル%の状態に1〜120分間保持して熟成する工
    程、および (D)該中和反応系にアクリル酸を供給して該中和反応
    系内のアクリル酸の中和率を20〜100モル%に調整
    する工程、 より順次なるアクリル酸と塩基性物質との中和反応によ
    るアクリル酸塩の製造方法。
  2. (2)塩基性物質がアルカリ金属の水酸化物質である請
    求項1に記載の方法。
  3. (3)工程(A)における中和反応系内のアクリル酸の
    中和率が常に85〜100モル%の範囲内にある請求項
    1に記載の方法。
  4. (4)工程(A)の中和反応が20〜50℃の温度で行
    なわれる請求項1に記載の方法。
  5. (5)工程(C)における中和反応系内のアクリル酸の
    中和率が100.5〜105モル%の範囲内である請求
    項1に記載の方法。
  6. (6)工程(C)における中和反応が20〜50℃の温
    度で行なわれる請求項1に記載方法。
  7. (7)(A)中和反応系内におけるアクリル酸の中和率
    の常に75〜100モル%の範囲内に保ちながらアクリ
    ル酸および塩基性物質を水に供給して中和反応する工程
    、 (B)該中和反応系に塩基性物質を供給して該中和反応
    系内のアクリル酸の中和率を100.1〜110モル%
    に調整する工程、 (C)該中和反応系内における中和率を100.1〜1
    10モル%の状態に1〜120分間保持して熟成する工
    程、および (D)該中和反応系にアクリル酸を供給して該中和反応
    系内のアクリル酸の中和率を20〜100モル%に調整
    する工程、 より順次なるアクリル酸と塩基性物質との中和反応によ
    るアクリル酸塩を少なくとも含有するモノマー成分を重
    合することよりなるアクリル酸塩含有重合体の製造方法
  8. (8)モノマー成分中のアクリル酸塩含量が50〜10
    0重量%である請求項7に記載の方法。
  9. (9)アクリル酸塩含有重合体が架橋構造を有するもの
    である請求項8に記載の方法。
  10. (10)モノマー成分中に架橋し得るモノマーを配合し
    てなる請求項9に記載の方法。
  11. (11)架橋し得るモノマーがモノマー成分に対して0
    .001〜5モル%の量用いられてなる請求項10に記
    載方法。
  12. (12)塩基性物質がアルカリ金属の水酸化物である請
    求項7に記載の方法。
  13. (13)工程(A)における中和反応系内のアクリル酸
    の中和率が常に85〜100モル%の範囲内にある請求
    項7に記載方法。
  14. (14)工程(A)の中和反応が20〜50℃の温度で
    行なわれる請求項7に記載の方法。
  15. (15)工程(C)における中和反応系のアクリル酸の
    中和率が100.5〜105モル%の範囲内である請求
    項7に記載の方法。
  16. (16)工程(C)における中和反応が20〜50℃の
    温度で行なわれる請求項7に記載の方法。
  17. (17)(A)中和反応系内におけるアクリル酸の中和
    率を常に75〜100モル%の範囲内に保ちながらアク
    リル酸および塩基性物質を水に供給して中和反応する工
    程、 (B)該中和反応系に塩基性物質を供給して該中和反応
    系内のアクリル酸の中和率を100.1〜110モル%
    に調整する工程、 (C)該中和反応系内における中和率を100.1〜1
    10モル%の状態に1〜120分間保持して熟成する工
    程および (D)該中和反応系にアクリル酸を供給して該中和反応
    系内のアクリル酸の中和率を20〜100モル%に調整
    する工程 より順次なるアクリル酸と塩基性物質との中和反応によ
    るアクリル酸塩を少なくとも含有するモノマー成分を重
    合して得られるアクリル酸塩含有重合体。
  18. (18)モノマー成分中のアクリル酸塩含量が50〜1
    00重量%である請求項17に記載の重合体。
  19. (19)アクリル酸塩含有重合体が架橋構造を有するも
    のである請求項18に記載の重合体。
  20. (20)モノマー成分中に架橋し得るモノマーを配合し
    てなる請求項19に記載の重合体。
  21. (21)架橋し得るモノマーがモノマー成分に対して0
    .001〜5モル%の量用いられてなる請求項20に記
    載の重合体。
  22. (22)塩基性物質がアルカリ金属の水酸化物である請
    求項17に記載の重合体。
  23. (23)工程(A)における中和反応系内のアクリル酸
    の中和率が常に85〜100モル%の範囲内にある請求
    項17に記載の重合体。
  24. (24)工程(A)の中和反応が20〜50℃の温度で
    行なわれる請求項17に記載の重合体。
  25. (25)工程(C)における中和反応系内のアクリル酸
    の中和率が100.5〜105モル%の範囲内にある請
    求項17に記載の重合体。
  26. (26)工程(C)における中和反応が20〜50℃の
    温度で行なわれる請求項17に記載の重合体。
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