JPH0135708B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0135708B2
JPH0135708B2 JP56178171A JP17817181A JPH0135708B2 JP H0135708 B2 JPH0135708 B2 JP H0135708B2 JP 56178171 A JP56178171 A JP 56178171A JP 17817181 A JP17817181 A JP 17817181A JP H0135708 B2 JPH0135708 B2 JP H0135708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
colored ink
wiping
synthetic resin
recesses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56178171A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5879570A (ja
Inventor
Kazuhiko Oota
Sakae Aoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP17817181A priority Critical patent/JPS5879570A/ja
Publication of JPS5879570A publication Critical patent/JPS5879570A/ja
Publication of JPH0135708B2 publication Critical patent/JPH0135708B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワイピング化粧シートに関し、特に
意匠性、物性に優れたワイピング化粧シートの製
造方法に関する。従来塩化ビニルシート等にエン
ボスを施し、さらにエンボス部分に着色剤をすり
込んだいわゆるワイピング化粧シートが高級化粧
シートとしてキヤビネツト部材、家具、等に使用
されている。本発明は、エンボス部分のワイピン
グ着色部の物性が優れ、意匠性に富んだワイピン
グ化粧シートの製造方法に関するものである。
従来のワイピング化粧シートは、エンボス加工
を施した塩化ビニルシート等の表面全面にワイピ
ングインキを塗布し、次いで表面をドクターブレ
ード、ゴムロール等で掻き取つて余分なインキを
除去し、凹部のみにインキを残していた。この
際、ワイピングインキとしては下の塩化ビニルシ
ート等の表面や印刷絵柄を犯さない様に、水性ま
たはアルコール主体の耐浸潤性の弱いインキを使
用しなければならず、従つてワイピング着色部分
の物性が弱かつた。又物性を上げるために全面に
透明樹脂を施すと凹部も凸部も均一な艷になつて
しまい、エンボスによる凹凸感が著しく損なわれ
る結果、所期の意匠性が得られなかつた。
均一な艶の透明樹脂を施すことにより凹凸感が
損なわれる理由は明らかではない。透明樹脂表面
が均一に正反射すること、又は均一に乱反射する
ことから、この均一な反射光により凹凸感が損な
われるか、あるいは心理的理由によると思われ
る。
本発明は、上記の問題を解決するためになされ
たものであり、ワイピング部分の物性に優れた意
匠性の高いワイピング化粧シートの製造方法に関
するものである。
以下図面に従つて本発明を詳細する。
まず第1図に示すように、合成樹脂シート1の
表面に加圧するエンボス等で任意の形状の凹部を
形成し、その凹部を含む表面全面に着色インキを
塗布し、直ちにロール、ドクターブレード等で掻
き取つて凹部内のみに着色インキの被膜2を形成
する(以下この工程をワイピングと称する。) ここで、使用する着色インキの溶媒は合成樹脂
シート1の表面を著しく溶解したり膨潤したりす
ることのないように、水、アルコール系溶剤、脂
肪族炭化水素系溶剤等の合成樹脂シートに対する
浸潤性の少ない溶剤を選択する必要がある。
又、ロール等で着色インキを掻き取る際には、
シートの表面に付着した着色インキはもちろん凹
部内の着色インキもその一部が掻き取られるの
で、しかも乾燥させることによつて着色インキの
体積が減少するので、第1図に示すように着色イ
ンキの被膜2は凹部を完全に埋めることは無く、
従つてワイピングの後も凹部が形成されている。
合成樹脂シートとしては、塩化ビニルシート、
スチロールシート、ポリエステルシート、ポリカ
ーボネートシート等、エンボス加工が可能な任意
の合成樹脂シートが使用できる。
次に、着色インキの被膜2を形成したシートの
表面全面に艶のある無色透明又は着色透明の樹脂
層4を形成する。
透明樹脂層4は耐浸潤性の弱い着色インキ被膜
を保護すると共に、表面光沢を付与して、後述の
艷消し透明塗料の被膜5と光の反射性を変えるこ
とにより立体感(凹凸感)を引き立たせるもので
ある。
透明樹脂層4はアクリルウレタン系、アクリル
系、ポリエステル系、繊維素系等の透明な樹脂を
塗布して形成し、かつ前記着色インキの被膜2が
形成されている凹部を埋めないように形成する。
次いで、シリカ、ポリエチレンワツクス等の艷
消剤を含む艷消透明塗料を全面に塗布し、直ちに
掻き取つて凹部のみに艷消透明塗料の被膜5を形
成してワイピング化粧シート6を得る。
艷消透明塗料5は、このようにエンボスによる
凹部のみに充填されるので、着色インキ被膜2と
完全に見当が一致する。例えば、この凹部が木材
の導管孔の如く微細なものであつても、両者の位
置ずれは絶対に生じないのである。
艷消透明塗料は前述のアクリルウレタン系、そ
の他の透明樹脂に艷消剤を混入させたものを使用
する。
又、第1図に示すように合成樹脂シートの表面
に任意の絵柄3を施すことができ、その絵柄が凹
部によつて構成されたエンボス模様と調和するも
のであると極めて意匠性に富んだ化粧シートが得
られる。
絵柄3を施す時期は、凹部を形成する前、凹部
が形成してから着色インキでワイピングするまで
の間、着色インキでワイピングしてから透明樹脂
層を形成するまでの間の何時でも良い。ただし、
ワイピングをする前に絵柄を施す場合には、ワイ
ピング用の着色インキで侵されないようなインキ
を使用して施さなければならない。
このようにして得られる化粧シートは、耐浸潤
性の弱い着色インキ被膜2が透明樹脂に保護され
ており、物性的に極めて優れていながら、しかも
凹部の艷消し透明塗料被膜5表面と透明樹脂層4
表面の光反射性が異なり、極めて立体感に富むの
である。
また、エンボスによる凹部、着色インキ被膜2
及び艷消し透明塗料被膜5の位置ずれが絶対に生
じないから、製造が容易で不良品が生じることも
ない。
実施例 厚さ0.2mmの塩化ビニルシートにナラ材の導管
版でエンボスを施した後、水性のナラ材導管色の
ワイピングインキを全面に塗布して、直ちにドク
ターブレードでかき取り、導管部のみにインキを
残留せしめた。次にナラ材の木目模様を印刷し
た。
次に透明なアクリルウレタン系樹脂を全面に塗
布し、乾燥させた。
次に水性アクリル系艷消透明塗料を全面に塗布
後、直ちにドクターブレードでかき取り、凹部の
みに塗膜を形成した。得られたワイピング化粧材
は、ナラ材の導管に相当する部分が着色されてし
かも艷消しになつているため、極めて意匠性が高
く、また全面が透明樹脂皮膜でおおわれているた
め、物性も優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によつて得られたワイピン
グ化粧シートの一例を示す断面図である。 1……合成樹脂シート、2……着色インキの被
膜、3……絵柄、4……透明樹脂層、5……艷消
透明塗料の被膜、6……ワイピング化粧シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂シートの表面に任意形状の凹部を形
    成した後、該凹部を含む表面全面に前記合成樹脂
    シートを侵さない着色インキを塗布して、直ちに
    掻き取つて凹部内のみに前記着色インキの被膜を
    形成し、次いでその上全面に、前記被膜の形成さ
    れた凹部を埋めないように艷のある透明樹脂層を
    形成し、次いでその上全面に艷消透明塗料を塗布
    して直ちに掻き取つて凹部のみに前記艷消透明塗
    料の被膜を形成したことを特徴とするワイピング
    化粧シートの製造方法。 2 合成樹脂シートの表面に任意の絵柄を施した
    後に凹部を形成することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のワイピング化粧シートの製造方
    法。 3 合成樹脂シートの表面に任意形状の凹部を形
    成した後に任意の絵柄を施し、次いで着色インキ
    を塗布することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のワイピング化粧シートの製造方法。 4 合成樹脂シート表面の凹部内に着色インキの
    被膜を形成した後に、該シート表面に任意の模様
    を施すことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のワイピング化粧シートの製造方法。
JP17817181A 1981-11-06 1981-11-06 ワイピング化粧シ−トの製造方法 Granted JPS5879570A (ja)

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JP17817181A JPS5879570A (ja) 1981-11-06 1981-11-06 ワイピング化粧シ−トの製造方法

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JP17817181A JPS5879570A (ja) 1981-11-06 1981-11-06 ワイピング化粧シ−トの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5879570A JPS5879570A (ja) 1983-05-13
JPH0135708B2 true JPH0135708B2 (ja) 1989-07-26

Family

ID=16043846

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JP (1) JPS5879570A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131597A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Lg Innotek Co Ltd 立体感形成外装材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131597A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Lg Innotek Co Ltd 立体感形成外装材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5879570A (ja) 1983-05-13

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