JPH0333520Y2 - - Google Patents

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JPH0333520Y2
JPH0333520Y2 JP1983013407U JP1340783U JPH0333520Y2 JP H0333520 Y2 JPH0333520 Y2 JP H0333520Y2 JP 1983013407 U JP1983013407 U JP 1983013407U JP 1340783 U JP1340783 U JP 1340783U JP H0333520 Y2 JPH0333520 Y2 JP H0333520Y2
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JP
Japan
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ink
pattern
line
synthetic resin
transparent
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JP1983013407U
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JPS59120199U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はステンド調装飾板、特に合成樹脂板
に着色塗装を施すことによつてステンドガラス様
に形成した装飾板に関する。
この考案の目的は、特別な設備を必要とするこ
となく、描画ないしは塗装手段によつて図柄、模
様、色彩等の異なつた多種多様の、しかも透し模
様入りのステンド調装飾板を簡易に製作すること
ができるのはもとより、ステンド調の外観の表出
に重要な要素となる境界画線とそれに隣接する透
光性の施色部分との境界線の鮮明度を良好に実現
することができ、かつ耐久、耐候性にも優れた合
成樹脂板製のステンド調装飾板を提供することに
ある。
而して、この考案に係るステンド調装飾板は、
図示実施例のように、透明合成樹脂基板1の片面
に、ケトン系溶剤を用いた合成樹脂系着色インク
により、所要の模様、図柄等の境界画線2が形成
される一方、この境界画線2を除く部分の板面上
に、合成樹脂系の透明な溶剤型のインクにより透
し模様画線3が肉盛り状に形成され、この透し模
様画線上の部分を含んでアルコール系溶剤を用い
た合成樹脂系インクが塗布されることにより、少
なくとも透光性のものを含む着色塗層4,4′,
4″……が形成されてなることを特徴とするもの
である。
上記着色塗層4,4′,4″を形成するインク
は、透し模様画線3上を含んで塗布されるが、こ
の塗布されたインクが該画線3上では低い方に垂
れ下がることにより、その頂部に透し部3aを、
またその両側に塗層の厚さの漸次変化したぼけた
感じの淡色部分を形成するものである。
合成樹脂基板1は、一般的には例えば塩化ビニ
ル樹脂、あるいはアクリル樹脂等よりなる無色透
明のものが用いられるが、要すれば着色透明のも
のを用いても良い。また装飾効果を上げるため
に、図示のものの如く片面を凹凸面5に形成した
凹凸模様板を用いることが有効である。
境界画線2は、所望の図柄、模様等に対応して
主としてその輪郭が描かれるものであり、従つて
必ずしも連続状ものばかりではなく、点状なしは
破線状等に形成される場合も含まれる。この境界
画線を形成するインクは、特にケトン系溶剤を用
いた合成樹脂系のものからなることが必要であ
る。即ち、該ケトン系溶剤によるインクは、比較
的流動性が少ないので、第2図に示すように盛り
上がり状態に塗着して境界画線2を明確に描画形
成するのに適すると共に、着色塗層のインクと相
溶しないために、それらの境界線を鮮明に顕現せ
しめるのに役立つ。該インクは、例えばアクリル
系樹脂あるいは塩化ビニル系樹脂等からなるビヒ
クルを着色剤とともにケトン系溶剤に溶かした通
常スクリーン印刷用インクとして使用されている
既知のものを使用でき、例えば市販の該印刷用イ
ンク100重量部に対し、更にケトン系溶剤10重量
部程度を混合したものを好適に使用しうる。ま
た、境界画線2は、必ずしも透光性ものとする必
要はなく、むしろそれを明確に強調するために、
特に黒色ないしはそれに近い濃色のインクを用い
て不透明状態に形成するのが一般的である。
透し模様画線3を形成する合成樹脂系インク
は、ケトン系溶剤およびアルコール系溶剤のいず
れを用いたものでも良いが、着色塗層4,4′,
4″のインクに対して相溶性のないものの方が好
ましく、従つてケトン系溶剤を用いたものをより
好適に使用しうる。もちろん、このインクは、透
明なもので、特に無色透明のものを用いるのが良
い。この透し模様画線3を特に肉盛り状に形成す
るのは、前記のような着色塗層4,4′,4″用イ
ンクの流れ挙動により透し部3aを形成するため
であり、従つて、その肉盛り高さや幅は、求める
透し部3aの状態との関係において適宜に調節さ
れるものである。また、この透し模様画線3は、
前記境界画線2と同様に必ずしも線状に形成され
ることを要しない。
着色塗層4,4′,4″……は、前記境界画線2
と相溶しないアルコール系溶剤を用いた合成樹脂
系インクを用いて形成するものである。ここに特
にアルコール系溶剤によるインクを使用するの
は、境界画線2を形成するインクとの非溶性によ
るのはもちろんであるが、更に加えて流動性が大
きく、従つて広い面積部分へのハケ塗り、筆塗り
作業を容易に行ないうると共に、ケトン系溶剤を
用いたインクのように、合成樹脂基板1を侵すこ
とがなく、従つて良好な透光性着色を行いうるこ
とに基づくものである。該インクは、アルコール
系溶剤に例えば塩化ビニル系樹脂あるいはアクリ
ル系樹脂等をビヒクルとして着色剤と共に混入し
た普通一般にスクリーン印刷用、グラビア印刷用
等に使用されているものを使用でき、例えば市販
の該印刷用インク100重量部をアルコール系溶剤
200重量部以上で稀釈したものを好適使用しうる。
このインクによつて形成される着色塗層4,4′,
4″は、好ましいステンド調の装飾効果を出すた
めに、大部分が透光性のものとして形成される
が、要すれば部分的に不透明のものを含んで形成
されることもあり、また好適例として一般的には
境界画線2を隔てて相互に色彩を異にして複数の
色彩のものが適宜配列に配置されるものである。
なお、図示実施例においては、境界画線2が着
色塗層4,4′,4″より突出した盛り上がり状態
に形成されているが、このことは必ずしも要件と
されるものではなく、着色塗層と略同一レベルに
なるような薄膜状に形成されたものであつても良
い。
この考案は上述のように、合成樹脂基板の片面
に、塗装手段ないしは描画手段によつて境界画線
と透し模様画線、並びに透光性着色塗層を順次形
成することにより、所期するステンド調の、しか
も透し模様入りの装飾板とすることができるもの
であるから、格別の工業的生産設備を要すること
なく、簡単に製作しうるのはもとより、境界画
線、透し模様画線及び着色塗層の自由な描画、色
彩選択により、多種多様のデザインの異なつた透
し模様入りのステンド調装飾板を好みに応じて製
作でき、バリエーシヨンに富んだ多種のものを容
易に提供しうる。かつ境界画線と着色塗層との相
対的な異種溶剤インクの使用により、それらに同
一組成のインクを用いた場合のように境界画線が
上記両インクの相溶によつてぼけてあらわれるこ
とがなく、鮮明、シヤープな境界線をあらわし得
ると共に、反面透し部の両側がぼけてあらわれる
ため、独得の興趣に富んだステンド調効果を表出
しうる。また、境界画線用のインクとして、とく
にケトン系溶剤を用いた溶剤型の合成樹脂系イン
クを用いているので、基板への塗着時に該溶剤が
基板面を浸すように作用してインクの密着性を上
げると共に、溶剤型の合成樹脂ビヒクル自体も、
塩化ビニルとかアクリル樹脂等の基板に対する密
着性の優れたものであることも相俟つて、境界画
線の基板に対する密着性が極めて良好なものとな
り、装飾板の耐久性、耐候性の向上をはかること
ができる。また、ケトン系溶剤を用いた上記イン
クは、乾燥が早いことで、境界画線の塗着形成作
業が行い易いし、かつその塗着形成後すぐさま内
側の着色塗層の塗着形成を支障なく行い得て、装
飾板の製作を能率的に行いうる。かつ、透し模様
画線を形成するインクも、好ましくはケトン系溶
剤による溶剤型の合成樹脂系のものが用いられて
いるので、前記同様基板に対する定着性が良く、
耐久性の良好なものとなしうる。更にまた、着色
塗層用のインクにはアルコール溶剤による合成樹
脂インクを用いることにより、該溶剤が基板を多
少浸して密着性を向上するものゝ、ケトン系溶剤
ほどでもなことにより、透光性の着色塗層部分に
おいて基板面の平滑性を良好に保ちつゝ透光性も
良好な着色部分を形成せしめることができ、ひい
ては光彩効果の優れた美麗なステンド調装飾板の
製作提供を可能にする等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図は一部の断面図である。 1……透明合成樹脂基板、2……境界画線、3
……透し模様画線、3a……透し部、4,4′,
4″……着色塗層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透明合成樹脂基板の片面に、ケトン系溶剤を
    用いた合成樹脂系着色インクにより図柄、模様
    などの境界画線が形成される一方、この境界画
    線を除く部分の板面上に透明な溶剤型の合成樹
    脂系インクにより透し模様画線が肉盛り状に形
    成され、この透し模様画線上の部分を含んで上
    記板面上にアルコール系溶剤を用いた合成樹脂
    系着色インクが塗布されることにより、上記透
    し模様画線上に透し部を残存せしめた状態に、
    少なくとも透光性のものを含む着色塗層が形成
    されてなることを特徴とする透し模様入りステ
    ンド調装飾板。 (2) 基板が、片面を凹凸面に形成した凹凸模様板
    からなり、境界画線、透し模様画線及び着色塗
    層が該基板の平坦面側に形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の透し模様入りス
    テンド調装飾板。 (3) 境界画線が黒色インクからなる実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の透し模様
    入りステンド調装飾板。 (4) 透し模様画線が、ケトン系溶剤を用いたイン
    クにより形成されてなる実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれか1に記載の透
    し模様入りステンド調装飾板。 (5) 着色塗層が、境界画線を隔てて相互に色彩を
    異にした2種以上の色彩のものを含んで形成さ
    れてなる実用新案登録請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれか1に記載の透し模様入りステ
    ンド調装飾板。
JP1340783U 1983-01-31 1983-01-31 透し模様入りステンド調装飾板 Granted JPS59120199U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1340783U JPS59120199U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 透し模様入りステンド調装飾板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1340783U JPS59120199U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 透し模様入りステンド調装飾板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59120199U JPS59120199U (ja) 1984-08-13
JPH0333520Y2 true JPH0333520Y2 (ja) 1991-07-16

Family

ID=30144792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1340783U Granted JPS59120199U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 透し模様入りステンド調装飾板

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JP (1) JPS59120199U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121112U (ja) * 1974-08-05 1976-02-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121112U (ja) * 1974-08-05 1976-02-16

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Publication number Publication date
JPS59120199U (ja) 1984-08-13

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