JPH0135120Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135120Y2
JPH0135120Y2 JP1985166940U JP16694085U JPH0135120Y2 JP H0135120 Y2 JPH0135120 Y2 JP H0135120Y2 JP 1985166940 U JP1985166940 U JP 1985166940U JP 16694085 U JP16694085 U JP 16694085U JP H0135120 Y2 JPH0135120 Y2 JP H0135120Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
guide
camera
pawl
grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985166940U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6276331U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985166940U priority Critical patent/JPH0135120Y2/ja
Publication of JPS6276331U publication Critical patent/JPS6276331U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0135120Y2 publication Critical patent/JPH0135120Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカメラ用グリツプベルトに関する。さ
らに詳しくは、ビデオカメラ、8mm映画カメラ、
スチルカメラなどのカメラを適切な締めつけ力で
カメラを持つ手に固定するためのグリツプベルト
に関する。
[従来の技術] 従来より用いられているカメラ用グリツプベル
ト(以下、グリツプベルトという)としては、た
とえば第7図に示すものが知られている。
このものはナイロンなどの合成繊維の糸で編ま
れたベルト31と、ベルト31の手に当たる部分
に固着されたクツシヨン材を内部に挟んだ当て部
32とから構成されている。ベルト31の一端は
当て部32と共にカメラ本体33にねじ34など
で取付けられており、他端はカメラ本体33に固
着されたリング35に挿通されて折り返されてい
る。ベルト31の他端の裏面および当て部32の
表面にはそれぞれマジツクテープ(登録商標名)
36が取付けられており、それによりベルト全体
の長さを調節しながら両者を貼着することができ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 一般にカメラを持つ手は、その指でボタン操作
などをする必要があるため、グリツプベルトには
いくらか手や指の動きを許容しながらしつかりと
カメラを保持する機能が求められる。そのためグ
リツプベルトの締め付け力を適切に調節するため
に、手の大きさなどに応じてグリツプベルトの長
さを微妙に調節しなければならない。
ところが前記従来のグリツプベルトは手にしつ
かりとフイツトするように調節しようとすれば、
一旦マジツクテープ(登録商標名)をはずし、ベ
ルトの先端を引つ張りながら再びマジツクテープ
(登録商標名)を押さえつけなければならず、取
り扱いがきわめて煩雑であり、微妙な調節もでき
ない。
また調節の状態によつてはマジツクテープ(登
録商標名)の一部しかたがいに貼着されないた
め、マジツクテープ(登録商標名)がはずれてカ
メラを落すおそれがある。
本考案は従来のグリツプベルトの前記問題を解
消し、確実にカメラを保持することができ、ベル
トの長さを簡単に調節することができるグリツプ
ベルトを提供することを目的としている。
さらに本考案は、グリツプベルトが撮影者の顔
に当つたり、カメラの視界を妨げることがなく、
構造的に強度が高いカメラ用グリツプベルトを提
供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案のグリツプベルトは、(a)その一端にカメ
ラ本体に取り付けられるための取付部を有し、他
端側が実質的に幅が一定で、かつその表面にラチ
エツト歯列が設けられた調節部分として形成され
たベルト本体と、(b)前記調節部分の裏面および側
面を摺動自在に案内するためのガイドと、前記ラ
チエツト歯列と歯合する係止爪を有し、かつ係止
爪がラチエツト歯と歯合するように弾力的に付勢
されると共に前記ガイドにピン結合されている爪
部材とを備えた係止部材とからなり、(c)前記ガイ
ドがガイド本体と押え部材とを有し、ガイド本体
と押え部材との間にベルトの調節部分の根元部近
辺が挟着されており、(d)前記調節部分がカメラ本
体のリングに挿通されるループを形成するように
折り返されて係止部材に挿入されており、(e)前記
ラチエツト歯列および係止爪がループを締めるよ
うに調節部分の先端方向への移動のみを許すよう
な向きで歯合していることを構成上の特徴として
いる。
[作用] 係止部材に挿入されているベルト本体の先端側
をガイドに沿つて適切な長さまで引張ると、調節
部分のラチエツト歯列と係止爪とが係合し、係止
爪をはずすまではベルトは係止部材から抜ける方
向に動かなくなる。したがつてベルトはその長さ
を確実に維持することができる。
本考案では、ベルトの根元部がガイド本体と押
え部材とで挾着されるので、取付強度が高い。ま
た、ベルトの調整部分がループ状に折り返される
ので、カメラの前方または後方へ突出することが
なく、カメラの視界を妨げたり、撮影者の顔に当
つたりすることがない。
[実施例] つぎに図面を参照しながら本考案のグリツプベ
ルトを説明する。
第1図は本考案のグリツプベルトの一実施例を
示す斜視図、第2図は本考案にかかわる係止部材
の一実施例を示す分解斜視図、第3図は第2図に
示す係止爪の裏面側からみた斜視図、第4図は第
1図の−線断面図、第5図は本考案のグリツ
プベルトの他の実施例を示す要部断面図、第6図
は第1図に示すグリツプベルトのカメラへの取付
け状態の一例を示す斜視図である。
第1図において、1はベルト本体である。ベル
ト本体1の一端2にはカメラに取付けるための取
付部として孔3が穿設されている。さらにベルト
本体1の中央部には手の甲を保持するように幅が
広い当て部4が設けられており、当て部4の反対
側からは幅がほぼ一定の調節部分5が延びてい
る。
ベルト本体1は、たとえばウレタン系やオレフ
イン系のエラストマーまたは樹脂などの材料から
その全体の形状を構成することができる。当て部
4は第4図に示すようにスポンジ状のクツシヨン
材4aを入れてその上からヒートシール性を有す
る裏地4bで覆い、その外周縁に沿つてヒートシ
ールすることなどにより形成しうる。裏地4bと
しては、たとえばアクリル繊維などのそれ自体ヒ
ートシール性を有する合成繊維の布、または熱可
塑性樹脂フイルムとヒートシール性を有しない布
とのラミネート材などを用いることができる。
第1図に示すグリツプベルトにおいては調節部
分5の根元近辺に係止部材6が固着されており、
調節部分5がカメラの取付けリング7にくぐらさ
れ、さらに折り返された先端が係止部材6に挿入
され、係止されることによりループを形成してい
る。
前記調節部分5の表面(本実施例では実際は裏
面)には先端側に進む方向(第1図で矢印A方
向)がすべり方向で、逆に戻る方向(矢印B方
向)が係止方向となるようにラチエツト歯列8が
設けられており、前記係止部材6には調節部分5
が前記戻る方向に動くときにラチエツト歯列8と
歯合する係止爪9を有する爪部材10が設けられ
ている(第2〜3図参照)。
ラチエツト歯列8はベルト本体1を構成するウ
レタン樹脂などに直接形成してもよく、また別に
形成したものを貼り合わせてもよい。
第2〜4図に示される係止部材6は、底板11
と底板11の両側縁から立ち上がる側壁12とを
有するガイド13と、ガイド13の上側に〓間を
介して設けられる板状の爪部材10とから構成さ
れており、ガイド13はガイド本体14と、ガイ
ド本体14の裏面に〓間を介して設けられる押え
板15とから構成されている。
前記爪部材10は、その中央近辺の側方に突設
されたピン16がガイド13の両側の側壁12に
それぞれ穿設されたピン孔17に嵌合されること
により、ガイド13に対して第4図の矢印C−D
方向に回転自在にピン結合されている。
爪部材10の先端に形成されている係止爪9は
2個程度であるのが好ましいが、それに限定され
るものではなく、1個または3個以上であつても
よい。
爪部材10の後端側はいくらか幅が広くされて
おり、その裏面には二本の湾曲したスプリング片
18が設けられている。爪部材10は前記スプリ
ング片18、係止爪9およびピン16を含めてポ
リアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ABS樹脂
などの合成樹脂から一体に形成することができ
る。またガイド本体14や押え板15も同じ材料
から形成しうる。
ガイド本体14の後端側では側壁12の内幅が
広く形成されており、その部分に前記爪部材10
の後端側およびスプリング片18を受け入れるこ
とができる。さらに側壁12内面の先端側には調
節部分5を上からガイドするための突起19が設
けられている。
なお前記調節部分5の先端に、たとえばその厚
さを厚くすることによりストツパ部20を形成す
るときは、万一ラチエツト機構が故障してもスト
ツパ部20が突起19などに当るため、調節部分
5が係止部材6から抜けることがない。
第2図に示すように、前記ガイド本体14の底
板11の後端側には押え板15の後端側に設けら
れた軸21と共にヒンジ22を構成する軸受け部
23が設けられている。
さらに押え板15の上面には突起24,25が
形成されており、ベルト本体1には突起24,2
5と嵌合する孔26,27が穿設され、底板11
には突起25と嵌合する孔28が穿設されてい
る。また第4図からわかるように一方の突起24
は調節部分5の厚さと同じ高さであり、他方の突
起25は調節部分5と底板11の厚さをあわせた
高さである。また突起25の上端側はいくらか太
くされているのが好ましく、それにより突起25
と孔28との嵌合が容易にはずれなくなり、ベル
ト本体1の挟着が確実になる。
第2図に示される係止部材6をベルト本体1に
対して組み付けるには、まずガイド本体14と押
え板15との間にベルト本体1を挟んだ状態で押
え板15の突起24および突起25をベルト本体
1の孔26,27に貫通させ、さらに突起25を
ガイド本体14の孔28と嵌合させてたがいに固
定し、ついで前記ガイド本体14の軸受け部23
と押え板15の軸21とを嵌合させて固定する。
つぎにガイド本体14と爪部材10とそれらの間
に調節部分5を挟んでたがいにピンジヨイントす
ることにより組み立てる。
なお前記組み立て方法において、あらかじめ前
記ガイド本体14と押え板15との間にベルト本
体1を挟んだ状態で軸21と軸受け部23とを嵌
合させてヒンジ22を構成しておき、しかるのち
に押え板15の突起24および突起25をベルト
本体1の孔26,27およびガイド本体14の孔
28に貫通させてたがいに固定するようにしても
よい。
つぎに叙上のごとく組み立てられる本考案のグ
リツプベルトの使用方法および作用について第4
図および第6図を参照しながら説明する。
通常の状態ではスプリング片18の付勢力によ
り、爪部材10が常時矢印D方向に回転してい
る。その状態では調節部分5を矢印A方向に引つ
張るとラチエツト歯列8と爪部材10の係止爪9
とが係合しないため自由に引くことができ、それ
によりカメラを持つ手をもつとも適切な力で締め
つけることができる。また一旦締めつければベル
トが緩むことがない。
ベルトを緩めるときは、第4図において爪部材
10の後端部10aを矢印E方向に押す。それに
より爪部材10の先端側が持ち上り、係止爪9の
係合がはずれる。その状態ではベルト本体1の調
節部分5は矢印Bの方向に自由に移動させること
ができる。
第5図はガイド本体1と押え板15の間にベル
ト本体1を挟着する他の方法を示している。
第5図に示す実施例においてはヒンジ結合は採
用されておらず、単に押え板15の上面に突設し
た突起30でベルト本体1とガイド本体の底板1
1とを貫通してかしめることにより両者を固着
し、ベルト本体1を挟着する構成が採用されてい
る。
第6図に示されるように、本考案のグリツプベ
ルトは調整部分5がループ状に折り返されている
ので、カメラのレンズの前方に突出することがな
く、そのためカメラの視界を妨げないという利点
がある。またグリツプベルトを第6図とは逆向き
にして取りつけたばあいも、調整部分5が撮影者
の顔の方に突出することがないので、撮影がやり
やすいという利点がある。
[考案の効果] 本考案のグリツプベルトにおいてはベルト本体
と係止部材とが調節部分に設けられたラチエツト
歯列および係止部材の爪部材とのラチエツト機構
により連結されているため、カメラを持つ手を確
実にしかもきわめて簡単に適切な締めつけ力で保
持することができる。
さらに本考案は、ベルトの取付強度が高く、カ
メラの視界を妨げることなく、撮影もやりやすい
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のグリツプベルトの一実施例を
示す斜視図、第2図は本考案にかかわる係止部材
の一実施例を示す分解斜視図、第3図は第2図に
示す係止爪の裏面側からみた斜視図、第4図は第
1図の−線断面図、第5図は本考案のグリツ
プベルトの他の実施例を示す要部断面図、第6図
は第1図に示すグリツプベルトのカメラへの取付
け状態の一例を示す斜視図、第7図は従来のグリ
ツプベルトの一例を示す斜視図である。 図面の主要符号、1:ベルト本体、3:孔、
6:係止部材、8:ラチエツト歯列、9:係止
爪、10:爪部材、13:ガイド、18:スプリ
ング片、33:カメラ本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 (a) その一端にカメラ本体が取り付けられる
    ための取付部を有し、他端側が実質的に幅が
    一定で、かつその表面にラチエツト歯列が設
    けられた調節部分として形成されたベルト本
    体と、 (b) 前記調節部分の裏面および側面を摺動自在
    に案内するためのガイドと、前記ラチエツト
    歯列と歯合する係止爪を有し、かつ係止爪が
    ラチエツト歯と歯合するように弾力的に付勢
    されると共に、前記ガイドにピン結合されて
    いる爪部材とを備えた係止部材 とからなり、 (c) 前記ガイドがガイド本体と押え部材とを有
    し、ガイド本体と押え部材との間にベルトの
    調節部分の根元部近辺が挟着されており、 (d) 前記調節部分がカメラ本体のリングに挿通
    されるループを形成するように折り返されて
    係止部材に挿入されており、 (e) 前記ラチエツト歯列および係止爪がループ
    を締めるように調節部分の先端方向への移動
    のみを許すような向きで歯合している カメラ用グリツプベルト。 2 前記押え部材に突起が設けられており、該突
    起がベルトの調節部分の根元部近辺に形成され
    た孔を貫通して、ガイド本体の底板に形成され
    た孔と嵌合している実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のグリツプベルト。 3 前記押え部材の一端がガイド本体の一端にベ
    ルトを挿通しうる隙間をあけてヒンジ止めされ
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載のグ
    リツプベルト。
JP1985166940U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0135120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985166940U JPH0135120Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985166940U JPH0135120Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6276331U JPS6276331U (ja) 1987-05-15
JPH0135120Y2 true JPH0135120Y2 (ja) 1989-10-25

Family

ID=31098398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985166940U Expired JPH0135120Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0135120Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234559Y2 (ja) * 1986-04-03 1990-09-17
WO2014024280A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 Ykk株式会社 ベルトアジャスタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147447U (ja) * 1974-10-05 1976-04-08
JPS6154592B2 (ja) * 1982-07-08 1986-11-22 Hitachi Densen Kk

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58144425U (ja) * 1982-03-26 1983-09-29 ミノルタ株式会社 カメラ保持用ベルト
JPS6154592U (ja) * 1984-09-13 1986-04-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147447U (ja) * 1974-10-05 1976-04-08
JPS6154592B2 (ja) * 1982-07-08 1986-11-22 Hitachi Densen Kk

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6276331U (ja) 1987-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8353066B2 (en) Easily adjusted retention system for helmets
JP3413585B2 (ja) マスクの締め紐の長さ調整部材
EP1653120B1 (en) Holder and cord fastener
US20040159208A1 (en) Fixture
JPH0739406A (ja) 紐締具
US6691377B2 (en) Buckle structure of swimming mask
TW416836B (en) Buckle
US20070157373A1 (en) Length-Adjusting Device For Head Strap of Swimming/Diving Goggles
GB2125880A (en) Sliding bar buckle
JP2000300310A (ja) 紐留め用バックル
JPH0135120Y2 (ja)
US5615459A (en) Slim buckle means for firmly fastening a belt
KR200162859Y1 (ko) 톱니형 체결수단을 가지는 버클
US20220097811A1 (en) Swimming mask
JPS6031713Y2 (ja) ゴ−グル
KR200383236Y1 (ko) 벨트용 마찰식 버클
JPH09164007A (ja) 紐止め具
KR200447732Y1 (ko) 탈착이 가능한 카메라의 셔터 버튼용 팁
JPS6239691Y2 (ja)
JP2530259Y2 (ja) リール用ケース
JP3005977B2 (ja) ヘルメット
JPH08117006A (ja) ベルト
JPH018174Y2 (ja)
KR20060085532A (ko) 캠코더의 핸드그립
KR200264348Y1 (ko) 가방끈 길이 조절장치