JPH0134791Y2 - - Google Patents

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JPH0134791Y2
JPH0134791Y2 JP2896284U JP2896284U JPH0134791Y2 JP H0134791 Y2 JPH0134791 Y2 JP H0134791Y2 JP 2896284 U JP2896284 U JP 2896284U JP 2896284 U JP2896284 U JP 2896284U JP H0134791 Y2 JPH0134791 Y2 JP H0134791Y2
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JP
Japan
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union
synthetic resin
joint
screw
corrosion
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JP2896284U
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JPS60142378U (ja
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Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂ライニングした金属性のユ
ニオン継手の結合ねじ部における内面のシール性
を良好にして、結合部の腐食を防止するようにし
た防食ユニオン継手に関する。
従来、給水管等の鋼管は亜鉛メツキ或は塩化ビ
ニル樹脂コーテイングされたものが主として使用
されており、又、継手類は可鍛鋳鉄製のものが一
般に用いられている。まずこれを第3図により簡
単に説明すると、第3図は従来のユニオン継手と
直管との結合部の上半部を断面とした部分正面図
である。第3図で示すように、ユニオンねじ2
2、ユニオンつば23及びユニオンナツト24か
らなる従来のユニオン継手21は、ユニオンねじ
22、ユニオンつば23の各内面の結合用ねじ2
5,26を除いて、合成樹脂コーテイング27,
28がなされており、予め合成樹脂により内面コ
ーテイングした、たとえば直管29,30にそれ
ぞれ螺合結合し、ユニオンつば23に嵌合したユ
ニオンナツト24をユニオンねじ22に螺合結合
すれば、ユニオンねじ22、ユニオンつば23の
合成樹脂コーテイング27,28部分が接合し、
ねじ25,26を除く部分は一体的にシールされ
た状態となる。しかるに、ねじ25,26部分に
おける直管29,30との螺合先端部分31,3
2は露出した状態となり、管内流水等により該部
分31,32は酸化腐食され、やがて赤水が発生
してしまうという問題があつた。従つて、この場
合には長期の使用に耐え得ず、該結合部分が補修
しずらい奥まつた部分に配設されているような場
合には、その取替作業を行うにしても、極めて作
業が困難となる等の欠点があつた。
本考案は上述の如き問題乃至欠点等に鑑み、ユ
ニオンねじ、ユニオンつばの各内面に合成樹脂体
をライニングすると共に、該ライニング部分から
ねじ上に浮いた状態で筒状延出部を一体に延出形
成し、接続する直管等の端部が上記筒状延出部に
嵌合して、内面全体が一体的に良好なシール状態
となるようにし、結合部内面での金属部分に対す
る腐食を確実に防止しうるようになした防食ユニ
オン継手を提供せんとするものである。
以下、図示した実施例に基き本考案をさらに詳
述するが、第1図は本考案に係る防食ユニオン継
手の上半部を断面とした正面図、第2図は第1図
実施例を直管相互間に接続した場合の上半部を断
面とした要部正面図である。
第1図において、1は防食ユニオン継手であ
り、可鍛鋳鉄等の金属製のユニオンねじ2、ユニ
オンつば3及びユニオンナツト4から成り、ユニ
オンねじ2、ユニオンつば3の相対接合面には各
段部5,6が形成され、該段部5,6より内方側
の接合面及び各結合用ねじ7,8部を除く内面平
担部には、合成樹脂体9,10がそれぞれ一体に
ライニング形成されている。又、該合成樹脂体
9,10は各ねじ7,8側において、該ねじ7,
8に対して浮いた状態でユニツトねじ2、ユニツ
トつば3の端縁位置迄一体に延び、間隙11,1
2をなして筒状延出部13,14をそれぞれ形成
している。尚、上記合成樹脂体9,10は、たと
えば塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン等の熱可塑性樹脂、及びフエノー
ル樹脂、メラミン等の熱硬化性樹脂等の、好まし
くは軟質材により、射出成形によつて形成する。
従つて、上述ユニオン継手1を用い、合成樹脂
により内面コーテイングした直管15,16を接
続する場合には、第2図で示す如く、まず該直管
15,16の端部ねじにユニオンねじ2、ユニオ
ンつば3を、適宜テフロンシールテープ乃至はシ
ール剤等を介してそれぞれ螺合結合し、その後ユ
ニオンねじ2、ユニオンつば3の両者間をユニオ
ンナツト4で連結すればよい。斯くして、各直管
15,16の端部は合成樹脂体9,10の筒状延
出部13,14にそれぞれ嵌合し、各直管15,
16の内面ライニングした合成樹脂体が筒状延出
部13,14にそれぞれ圧接するので、該結合部
における内面のシール性は良好に確保される。
又、ユニオンねじ2、ユニオンつば3の相対接合
面においても、合成樹脂体9,10との一体ライ
ニング部分同志が圧接されるので、接合面に対す
るシール性は完全なものとなる。従つて各結合部
等におけるシール性は完全で、内面は合成樹脂体
により一体的にシールされ、管内流水等による酸
化腐食が生じて赤水が発生する等のことはない。
尚、合成樹脂体9,10は接合面での圧着性を
良好に保つ意味から、適度の軟性を有しているも
のがよく、又筒状延出部13,14は、その外径
を端部においては結合する直管等の内径よりも若
干小さくし、奥まるにつれて大きくして、最奥部
は該内径よりも若干大きくなるようにテーパ状に
しておく。さらに、該最奥部はより深く凹部とし
て逃げ部を形成し、直管等の接続を現場施工した
際に、その螺合ねじ部が所定の長さよりも長かつ
た場合、先端部が合成樹脂体に当つて破損せしめ
るのを防ぐようにしておくのが好ましい。又、合
成樹脂体9,10は段部5,6から外方側、及び
ユニオンつば3とユニオンナツト4の嵌合部間全
体にわたつてライニング形成しておけば、接続す
る直管15,16の相互間を電気的に絶縁状態と
なすことができるので、迷走電流を接続部で遮断
して、電気的な腐食をも防止することができる。
又、ユニオン継手1、接続管等全体の外面をも合
成樹脂体でライニングし、内外面共に防食化して
おいてもよく、ユニオン継手1の接合面は段部
5,6がなくともよく全体を平面状として接合せ
しめてもよい。その他合成樹脂体の延出部の長さ
やテーパの度合、被接続体の種類も適宜に決めら
れ得るもので、本考案の継手は水以外の他の流体
に対しても使用可能である等、本考案は要旨内で
種々変形可能なのは勿論である。
以上の如く、本考案のユニオン継手によれば、
施工時に特別の防食処理を施すことなく、結合部
等において内面シールが一体的に確実に行われて
防食されるので、接続部に生じ易い腐食から赤水
が発生するのを完全に防ぐことができ、ユニオン
継手の配設部分を、奥まつた部分や他の配管等の
陰の部分に行なつた場合でも、経年的に何らの問
題も生じないので、施工上極めて有利である等の
特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るユニオン継手の上半部を
断面とした正面図、第2図は第1図実施例を直管
相互間に接続した場合の上半部を断面とした要部
正面図、第3図は従来のユニオン継手と直管との
接合部の上半部を断面とした部分正面図である。 1……防食ユニオン継手、2……ユニオンね
じ、3……ユニオンつば、4……ユニオンナツ
ト、7,8……結合用ねじ、9,10……合成樹
脂体、13,14……筒状延出部、15,16…
…直管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ユニオン継手のユニオンねじとユニオンつばの
    各内面を、それぞれねじを除いて合成樹脂体でラ
    イニングすると共に、該合成樹脂体から延出して
    各ねじとの間に所定間隙をもつた筒状延出部を形
    成してなる防食ユニオン継手。
JP2896284U 1984-02-29 1984-02-29 防食ユニオン継手 Granted JPS60142378U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2896284U JPS60142378U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 防食ユニオン継手

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JP2896284U JPS60142378U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 防食ユニオン継手

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Publication Number Publication Date
JPS60142378U JPS60142378U (ja) 1985-09-20
JPH0134791Y2 true JPH0134791Y2 (ja) 1989-10-23

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ID=30527334

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