JPH0134468B2 - - Google Patents

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JPH0134468B2
JPH0134468B2 JP59107916A JP10791684A JPH0134468B2 JP H0134468 B2 JPH0134468 B2 JP H0134468B2 JP 59107916 A JP59107916 A JP 59107916A JP 10791684 A JP10791684 A JP 10791684A JP H0134468 B2 JPH0134468 B2 JP H0134468B2
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JP
Japan
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JP59107916A
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JPS60250069A (ja
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Iori Naito
Keiichiro Togawa
Yutaka Mizumura
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は高電界の印加により直接静電潜像をつ
くり、これにトナーを塗布し定着する所謂静電記
録紙用に適したコーテイング剤に関するものであ
る。 (従来技術との関係) 従来より静電記録紙には誘電物質として、例え
ば特公昭45−9593号公報にみられるような塩ビ―
酢ビ共重合体やポリエステル樹脂、アクリル系樹
脂などが提案され、使用されてきた。しかしなが
らこのような誘電物質では、高湿度下での表面固
有抵抗値が充分なものでなく、また耐ブロツキン
グ性においても充分なものではなく、改良が求め
られていた。更に、最近になつて特殊な無溶剤型
のスタンプインキが使用されはじめ、押印したと
ころが経時的ににじむという問題がでてきたた
め、その改良が強く求められてきた。 (発明の目的) 本発明者等はこうした事情に鑑み、高湿度下に
おける表面固有抵抗値が高く、耐ブロツキング性
に優れ、しかもスタンプインキのにじみ性が大幅
に改良されたコーテイング剤を得る目的で、種々
鋭意研究を続けた結果、本発明に到達した。 (発明の構成) すなわち本発明は芳香族ジカルボン酸を主体と
する数平均分子量500〜10000のポリエステルジオ
ール(A)と1分子中に少なくとも2個のヒドロキシ
ル基を有するポリシロキサン化合物(B)とを(A)/(B)
=100/0.001〜3(重量比)で、ジイソシアネー
ト化合物(C)と共重合させた数平均分子量8000以
上、ガラス転移点50℃以上のポリウレタン樹脂を
主体とするコーテイング剤である。 本発明で使用される芳香族ジカルボン酸を主体
とする数平均分子量500〜10000のポリエステルジ
オール(A)のジカルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、2,6―ナ
フタレンジカルボン酸、1,5―ナフタレンジカ
ルボン酸、5―ナトリウムスルホイソフタル酸等
の芳香族ジカルボン酸を挙げることができるが、
特性を損わない範囲内でコハク酸、アジピン酸、
アゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸あるいはp
―オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸を一部使
用することができる。 グリコール成分としてはエチレングリコール、
1,2―プロピレングリコール、1,3―プロパ
ンジオール、1,4―ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6―ヘキサンジオール等の
脂肪族ジオール、1,4―シクロヘキサンジメタ
ノール等の脂環族ジオール、ビスフエノールAの
エチレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイ
ド付加物等を挙げることができる。 本発明で使用される1分子中に少なくとも2個
のヒドロキシル基を有するポリシロキサン化合物
(B)としては、ポリジメチルシロキサン、ポリメチ
ルフエニルシロキサンあるいはポリジフエニルシ
ロキサン、ポリジエチルシロキサンの骨格を有
し、両末端に硅素原子に炭素数1〜20のアルキル
基、アリル基、アラルキル基を介してヒドロキシ
ル基を有する化合物および硅素原子に炭素数1〜
20のオキシアルキル基、オキシアリル基、オキシ
アラルキル基を介してヒドロキシル基を有する化
合物を挙げることができる。本発明の少なくとも
2個のヒドロキシル基を有するポリシロキサン化
合物として、2個のヒドロキシル基を有するもの
が好ましく、望ましい数平均分子量としては400
〜2000のものである。 本発明で使用されるジイソシアネート化合物(C)
としては、トルエンジイソシアネート、ジフエニ
ルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、水添ジフエニルメタンジ
イソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート等公知のも
のを使用することができるが、望ましいものは、
キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、水添キシリレンジイソシアネートで
ある。 本発明のポリエステルジオール(A)と1分子中に
2個のヒドロキシル基を有するポリシロキサン化
合物(B)との配合比は、重量比で(A)/(B)=100/
0.001〜3の割合、望ましくは(A)/(B)=100/0.05
〜1の割合であり、(A)100部に対して、(B)が0.001
部未満の割合、耐ブロツキング性、スタンプイン
キのにじみ性防止効果が充分なものではなく、逆
に(A)100部に対して(B)が3部以上になると、コー
トへの筆記性、印刷性、スタンプの押印性が悪く
なり、実用性のないものとなる。 本発明のコーテイング剤として使用されるポリ
ウレタン樹脂は、数平均分子量8000以上、望まし
くは12000以上、ガラス転移点50℃以上、望まし
くは60℃あることが好ましい。数平均分子量が
8000未満、あるいはガラス転移点が50℃未満の場
合には、ブロツキング性が悪くなり、実用に供し
得ない。 本発明のコーテイング剤は芳香族ジカルボン酸
を主体とするポリエステルジオール(A)と1分子中
に2個のヒドロキシル基を有するポリシロキサン
化合物(B)とジイソシアネート化合物(C)とを必須成
分とするポリウレタン樹脂より成るが、これ以外
に公知の技術より考えられる化合物を必要により
一部使用することができる。例えばポリウレタン
樹脂重合時に鎖延長剤として、分子量400以下の
ポリヒドロキシ化合物、あるいはアミノ化合物等
を任意に選択し使用することができる。 本発明のコーテイング剤は、主に有機溶剤に溶
解して使用されるものであり、使用される溶剤と
してはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系
溶剤、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル等の
エステル系溶剤が主に使用され、更に上記溶剤と
併用する形でトルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ等のセロソルブ系溶剤、あるい
は、ジオキサン、テトラハイドロフラン等の環状
エーテル化合物等を使用することができる。 本発明のコーテイング剤は主に単独あるいは無
機顔料、例えば酸化チタン、炭酸カルシウム、シ
リカ、タルク、カオリン、アルミナ等を混入した
後、使用されるが、必要により公知の樹脂、例え
ばポリエステル樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂
等を混合して使用することができ、又公知の硬化
剤、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂を使用することができる。 (発明の効果) 本発明は、電子写真用あるいはフアクシミリ用
等の静電記録紙に塗布される誘電物質として優れ
た性質を有するコーテイング剤に関するものであ
り、特に高湿度下における表面固有抵抗値が高
く、耐ブロツキング性に優れ、しかもスタンプイ
ンキのにじみ性が大巾に改良されたコーテイング
剤に関するものである。 本発明のコーテイング剤を105〜1011Ω/cm2
体積抵抗を有する基紙の片面又は両面に塗布した
ものは、高湿下でも高い表面固有抵抗値を有し、
優れた耐ブロツキング性を有していた。しかもス
タンプインキの耐にじみ性も大幅に改良されたも
のであつた。 (実施例) 以下、実施例で本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。なお実施例中、単に部とあるのは重量部を示
すものである。 製造例 1 温度計、冷却管、撹拌機付2フラスコ中に、
ジメチルテレフタレート388部、ジメチルイソフ
タレート388部、エチレングリコール298部、ネオ
ペンチルグリコール333部、テトラブチルチタネ
ート0.41部を加え、160〜210℃、4時間エステル
交換反応を行つた。次に、徐々に系内を減圧して
いき、過剰のグリコール成分を溜出させ、1時間
後、250℃、20mmHgとした。そして更に1〜5
mmHg、250℃で40分間重縮合反応を行い、ポリ
エステル樹脂(A―1)を得た。 ポリエステル樹脂(A―1)をNMRを用いて
組成分析を行つたところ、テレフタル酸50モル
%、イソフタル酸50モル%、エチレングリコール
52モル%、ネオペンチルグリコール48モル%であ
つた。また高速液体クロマトグラフによる数平均
分子量は2500、OH価44.0であつた。 ポリエステル樹脂(A―1)と同様の方法によ
りポリエステル樹脂(A―2)〜(A―4)を得
た。樹脂の組成、数平均分子量OH価は表―1の
とおりであつた。
【表】
【表】 *) 比較ポリエステル樹脂
製造例 2 温度計、還流冷却管、撹拌機を具備した2フ
ラスコ中にポリエステル樹脂(A―1)300部、
メチルエチルケトン150部、トルエン150部を入
れ、70℃で1時間かけて溶解した。次に、信越化
学製、ポリジメチルシロキサンジオール「X―22
―160AS」(分子数=1000、OH価=110KOH
mg/g)0.6部を加えた後、キシリレンジイソシ
アネート21.7部を加え、70℃にて7時間反応させ
た後、メチルエチルケトン226部、トルエン226
部、ジブチルチンジラウレート0.3部を加え、80
℃にて5時間反応させた。得られたポリウレタン
樹脂(B―1)は、液体クロマトグラフによる数
平均分子量は24000、DSCによるガラス転移温度
は70℃であつた。 同様の方法にてポリウレタン樹脂(B―2)〜
(B―7)を作成した。その組成、特性値を表―
2に示した。
【表】 実施例 1 針葉樹クラフトパルプを主体としてつくられた
60g/m2の上質紙に、アルギン酸ソーダの10%水
溶液をサイズプレスして体積抵抗105Ω/cm2の基
紙を形成した。その表面上にポリウレタン樹脂
(B―1)中に炭酸カルシウム微粉末を固形分樹
脂と同重量均一に分散した液をロールコーターに
て10g/m2塗布し、静電記録紙を作成した。 20℃、65%湿度下、および40℃、90%湿度下で
の表面固有抵抗はそれぞれ1×1015Ω、7×1014
Ωであり、10枚重ね合わせ、50Kg/cm2圧力下での
ブロツキングテストは、上記条件下でいずれも全
くブロツキングは認められなかつた。また静電潜
像を乾式トナーを用いて記録したものを、セロテ
ープを用いて剥離テストを行つたが、トナーの記
録紙からの剥離はほとんど認められなかつた。 次にこの記録紙上にシヤチハタ製Xスタンパー
ブラツク11を用いて押印し、室温下1週間静置し
ておいたが、押印部のにじみは認められなかつ
た。 実施例 2〜3 実施例1と同様の方法によりポリウレタン樹脂
(B―2)〜(B―3)について評価を実施した。
その結果を表―3に示した。 比較例 1〜4 実施例1と同様の方法によりポリウレタン樹脂
(B―4)〜(B―7)を用いて評価を実施した。
その結果を表―3に示した。
【表】 表―3から明らかなように、本発明のコーテイ
ング剤は高温高湿下でも高い表面固有抵抗値を有
し、耐ブロツキング性、トナー定着性、トナー密
着性ならびにスタンプ押印性、スタンプにじみ性
に優れている。 比較例 5 製造例2のポリウレタン樹脂(B―1)と同様
にして、ポリシロキサンジオールの代わりに分子
量2000のカルボン酸基含有ジメチルポリシロキサ
ンを用いてポリウレタン樹脂の合成を行つた。実
施例1と同様にして得られた樹脂溶液(B―8)
を用いて静電記録紙を作成し、実施例1と同様の
評価テストを実施した。その結果は以下のとおり
であつた。 表面固有抵抗:20℃ 65%RH 1×1015Ω 40℃ 90%RH 8×1014Ω 耐ブロツキング性:20℃ 65%RH 良 好 40℃ 90%RH 良 好 トナー定着性 :不 良 ナトー密着性 :不 良 スタンプ押印性 :不 良 スタンプにじみ性:測定困難

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 芳香族ジカルボン酸を主体とする数平均分子
    量500〜10000のポリエステルジオール(A)と1分子
    中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有するポ
    リシロキサン化合物(B)とを(A)/(B)=100/0.001〜
    3(重量比)で、ジイソシアネート化合物(C)と共
    重合させた数平均分子量8000以上、ガラス転移点
    50℃以上のポリウレタン樹脂を主体とするコーテ
    イング剤。
JP59107916A 1984-05-28 1984-05-28 コ−テイング剤 Granted JPS60250069A (ja)

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JP59107916A JPS60250069A (ja) 1984-05-28 1984-05-28 コ−テイング剤

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JPS60250069A JPS60250069A (ja) 1985-12-10
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3521762A1 (de) * 1985-06-19 1987-01-02 Bayer Ag Ionisch modifizierte pur-streichpasten und ihre verwendung
EP0293084A3 (en) * 1987-05-28 1989-08-09 Lord Corporation Reaction products of reactive silicone, polyol, and isocyanate, urethane-siloxane copolymers and coating compositions, methods of coating, coated articles, and prepolymer solutions thereof
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US3243475A (en) * 1960-05-27 1966-03-29 Bayer Ag Polyurethanes

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