JPH0134376Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0134376Y2 JPH0134376Y2 JP7929283U JP7929283U JPH0134376Y2 JP H0134376 Y2 JPH0134376 Y2 JP H0134376Y2 JP 7929283 U JP7929283 U JP 7929283U JP 7929283 U JP7929283 U JP 7929283U JP H0134376 Y2 JPH0134376 Y2 JP H0134376Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- end surface
- sealed
- circumferential surface
- cylindrical wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
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- 239000002893 slag Substances 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 235000016068 Berberis vulgaris Nutrition 0.000 description 2
- 241000335053 Beta vulgaris Species 0.000 description 2
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の属する技術分野〕
この考案は電気機器の鉄心、巻線等からなる本
体を収納する容器の密封溶接構造に関する。
体を収納する容器の密封溶接構造に関する。
第1図に示すように、鉄心1および巻線2を容
器3自体によつて固定する構造をとる電気機器は
その組立作業の必要性から容器を2分割し、その
一方の第1筒状壁部3a内に鉄心1および巻線2
等からなる本体4を組み立て、他方の第2筒状壁
部3bをその上にかぶせる。そして両筒状壁部3
a,3bの開口部に設けられたフランジ5,6の
端部を互に溶接して両筒状壁部3a,3bを一体
としてなる容器3内を密封する。
器3自体によつて固定する構造をとる電気機器は
その組立作業の必要性から容器を2分割し、その
一方の第1筒状壁部3a内に鉄心1および巻線2
等からなる本体4を組み立て、他方の第2筒状壁
部3bをその上にかぶせる。そして両筒状壁部3
a,3bの開口部に設けられたフランジ5,6の
端部を互に溶接して両筒状壁部3a,3bを一体
としてなる容器3内を密封する。
電気機器をこのように構成する場合、電気機器
本体4および筒状壁部3a,3bの製作寸法誤差
を吸収し、かつ本体4を強固に固定するために、
分割された第1、第2筒状壁部3a,3bを組み
立てたとき両者のフランジ5,6間に適当な小間
〓を設けることが普通である。また、この間〓は
上記の性格から一定に保つことは困難であり、ば
らつきが発生する。従つて、分割容器のフランジ
は第2図に示すように小間〓Gをあけたまゝ溶接
ビート21により溶接される。このまゝでは溶接
時に発生するスラグ、スパツタ等の異物がこの間
〓Gから容器3内に入り電気的支障を来す虞があ
る。そのため従来は前記間〓G部に有機系ガスケ
ツト22を介挿していた。しかし従来のガスケツ
トは溶接時の熱影響によつてガスケツト22自体
が熱劣化し、それ自体電気的異物として容器3内
に侵入する虞もあり、かつガスケツト22は該ガ
スケツトの内外を密に隔離するのでビート21部
の気密検査には容器3内に圧力をかけただけでは
不十分で別にガスケツト22とビート21間に圧
力をかける必要がある等の欠点があつた。
本体4および筒状壁部3a,3bの製作寸法誤差
を吸収し、かつ本体4を強固に固定するために、
分割された第1、第2筒状壁部3a,3bを組み
立てたとき両者のフランジ5,6間に適当な小間
〓を設けることが普通である。また、この間〓は
上記の性格から一定に保つことは困難であり、ば
らつきが発生する。従つて、分割容器のフランジ
は第2図に示すように小間〓Gをあけたまゝ溶接
ビート21により溶接される。このまゝでは溶接
時に発生するスラグ、スパツタ等の異物がこの間
〓Gから容器3内に入り電気的支障を来す虞があ
る。そのため従来は前記間〓G部に有機系ガスケ
ツト22を介挿していた。しかし従来のガスケツ
トは溶接時の熱影響によつてガスケツト22自体
が熱劣化し、それ自体電気的異物として容器3内
に侵入する虞もあり、かつガスケツト22は該ガ
スケツトの内外を密に隔離するのでビート21部
の気密検査には容器3内に圧力をかけただけでは
不十分で別にガスケツト22とビート21間に圧
力をかける必要がある等の欠点があつた。
この考案は従来の前記欠点を除き、構造が簡単
でかつ、溶接作業性を向上させ、信頼性の高い電
気機器の容器の密封溶接構造を提供することを目
的とする。
でかつ、溶接作業性を向上させ、信頼性の高い電
気機器の容器の密封溶接構造を提供することを目
的とする。
この目的はこの考案の構成によれば次のように
して達成される。すなわち第1の周面と第1の端
面とを有する第1の筒状壁部と、前記第1の周面
と径方向の小間〓を置いて対向する第2の周面と
前記第1の端面と軸方向の小間〓を置いて対向す
る第2の端面とを有する第2筒状壁部とを備えた
電気機器の容器を前記第1の筒状壁部の第1の周
面と前記第2の端面との間を溶接することにより
前記第1および第2筒状壁部を相互に密封するも
のにおいて、前記第1の端面と第2の端面との間
の小間〓部に軸方向にばね弾性を有する金属管か
らなる閉鎖部材を前記溶接により密封される端面
のほぼ全域に亘つて介挿し溶接時の異物が容器内
に侵入するのを防止する。
して達成される。すなわち第1の周面と第1の端
面とを有する第1の筒状壁部と、前記第1の周面
と径方向の小間〓を置いて対向する第2の周面と
前記第1の端面と軸方向の小間〓を置いて対向す
る第2の端面とを有する第2筒状壁部とを備えた
電気機器の容器を前記第1の筒状壁部の第1の周
面と前記第2の端面との間を溶接することにより
前記第1および第2筒状壁部を相互に密封するも
のにおいて、前記第1の端面と第2の端面との間
の小間〓部に軸方向にばね弾性を有する金属管か
らなる閉鎖部材を前記溶接により密封される端面
のほぼ全域に亘つて介挿し溶接時の異物が容器内
に侵入するのを防止する。
第3図はこの考案の実施例図で電気機器本体4
を収納する第1の周面31と第1の端32とを有
する第1の筒状壁部3aと、第1の周面31と径
方向の小間〓を置いて対向する第2の周面33
と、第1の端面32と軸方向の小間〓を置いて対
向する第2の端面34とを有する第2の筒状壁部
3bとを備えた電気機器の容器3が第1の周面3
1と第2の端面34との間を溶接ビート35によ
り密封されている。そして第1の端面32と第2
の端面34との間の小間〓部で溶接ビート35よ
り内側かつ端面32,34の全域に亘つて軸方向
に弾性を有する金属からなる閉鎖部材36が介挿
されている。閉鎖部材36は例えば薄肉金属管で
管内と管外とを連通させることにより容易に両端
面32,34間の間〓に応じて変形し、該間〓を
閉鎖する。なお、金属管の両端を互に接合し、端
面32,34の形状に応じた輪状としてその内径
側に小孔37を設けることが望ましい。金属管は
入手し易く、かつ加工成形し易いのでより経済的
な利点がある。
を収納する第1の周面31と第1の端32とを有
する第1の筒状壁部3aと、第1の周面31と径
方向の小間〓を置いて対向する第2の周面33
と、第1の端面32と軸方向の小間〓を置いて対
向する第2の端面34とを有する第2の筒状壁部
3bとを備えた電気機器の容器3が第1の周面3
1と第2の端面34との間を溶接ビート35によ
り密封されている。そして第1の端面32と第2
の端面34との間の小間〓部で溶接ビート35よ
り内側かつ端面32,34の全域に亘つて軸方向
に弾性を有する金属からなる閉鎖部材36が介挿
されている。閉鎖部材36は例えば薄肉金属管で
管内と管外とを連通させることにより容易に両端
面32,34間の間〓に応じて変形し、該間〓を
閉鎖する。なお、金属管の両端を互に接合し、端
面32,34の形状に応じた輪状としてその内径
側に小孔37を設けることが望ましい。金属管は
入手し易く、かつ加工成形し易いのでより経済的
な利点がある。
閉鎖部材は上記の他に第4図に示す部41のよ
うに開口部42が径方向に向いてU字状に折り曲
げたものでも、あるいは第5図の部51に示すよ
うに軸方向に山形に折り曲げた金属板から構成し
てもよい。
うに開口部42が径方向に向いてU字状に折り曲
げたものでも、あるいは第5図の部51に示すよ
うに軸方向に山形に折り曲げた金属板から構成し
てもよい。
以上の説明で明らかなように、電気機器本体4
を収納する容器3で第1の端面32を有する第1
の筒状壁部3aと第1の端面32と小間〓を置い
て対向する第2の端面34を有する第2の筒状壁
部3bとを両端面32,34の外側部において溶
接して密封する場合に、前記小間〓に閉鎖部材3
6を介挿することにより、前記溶接の際に生ずる
スラグ、スパツタ等の絶縁に有害な物質が容器3
内に入るのを防止できる。そのためスラグ、スパ
ツタの発生は比較的多いが作業性のよいMag溶
接等の自動溶接法を採用でき作業能率を上げるこ
とができる。また閉鎖部材36を金属材とするこ
とにより溶接の際の熱によつて従来のように劣化
することがないから信頼性がある。さらに金属性
閉鎖部材は従来のガスケツト材のように圧力を密
封する程の密着力がないから容器の漏れ試験と同
時に前記溶接ビート35部の漏れ試験をも行なう
ことができ、従来のように改めて試験をする必要
がないから工数の節減にもなる利点がある。
を収納する容器3で第1の端面32を有する第1
の筒状壁部3aと第1の端面32と小間〓を置い
て対向する第2の端面34を有する第2の筒状壁
部3bとを両端面32,34の外側部において溶
接して密封する場合に、前記小間〓に閉鎖部材3
6を介挿することにより、前記溶接の際に生ずる
スラグ、スパツタ等の絶縁に有害な物質が容器3
内に入るのを防止できる。そのためスラグ、スパ
ツタの発生は比較的多いが作業性のよいMag溶
接等の自動溶接法を採用でき作業能率を上げるこ
とができる。また閉鎖部材36を金属材とするこ
とにより溶接の際の熱によつて従来のように劣化
することがないから信頼性がある。さらに金属性
閉鎖部材は従来のガスケツト材のように圧力を密
封する程の密着力がないから容器の漏れ試験と同
時に前記溶接ビート35部の漏れ試験をも行なう
ことができ、従来のように改めて試験をする必要
がないから工数の節減にもなる利点がある。
第1図は電気機器構造例の断面図、第2図は第
1図端面部の拡大図、第3図はこの考案実施例の
一部断面図、第4図および第5図は閉鎖部材の他
の実施例の断面図である。 3……容器、3a……第1筒状壁部、3b……
第2筒状壁部、31……第1周面、32……第1
端面、33……第2周面、34……第2端面、3
6,41,51……閉鎖部材、37……小孔、4
2……開口部。
1図端面部の拡大図、第3図はこの考案実施例の
一部断面図、第4図および第5図は閉鎖部材の他
の実施例の断面図である。 3……容器、3a……第1筒状壁部、3b……
第2筒状壁部、31……第1周面、32……第1
端面、33……第2周面、34……第2端面、3
6,41,51……閉鎖部材、37……小孔、4
2……開口部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 第1の周面と第1の端面とを有する第1の筒
状壁部と、前記第1の周面と径方向の小間〓を
置いて対向する第2の周面と前記第1の端面と
軸方向の小間〓を置いて対向する第2の端面と
を有する第2の筒状壁部とを備えた電気機器の
容器を前記第1の筒状壁部の第1の周面と前記
第2の端面との間を溶接することにより前記第
1および第2筒状壁部を相互に密封するものに
おいて、前記第1の端面と第2の端面との間の
小間〓部に軸方向にばね弾性を有する金属管か
らなる閉鎖部材を前記溶接により密封される端
面のほぼ全域に亘つて介挿したことを特徴とす
る電気機器の容器の密封溶接構造。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の密封溶
接構造において、金属管が輪状に形成されかつ
管内と管外とを連通する小孔が設けられている
ことを特徴とする電気機器の容器の密封溶接構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7929283U JPS59185886U (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 電気機器の容器の密封溶接構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7929283U JPS59185886U (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 電気機器の容器の密封溶接構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59185886U JPS59185886U (ja) | 1984-12-10 |
JPH0134376Y2 true JPH0134376Y2 (ja) | 1989-10-19 |
Family
ID=30209296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7929283U Granted JPS59185886U (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 電気機器の容器の密封溶接構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59185886U (ja) |
-
1983
- 1983-05-26 JP JP7929283U patent/JPS59185886U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59185886U (ja) | 1984-12-10 |
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