JPH0448342Y2 - - Google Patents

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JPH0448342Y2
JPH0448342Y2 JP11611087U JP11611087U JPH0448342Y2 JP H0448342 Y2 JPH0448342 Y2 JP H0448342Y2 JP 11611087 U JP11611087 U JP 11611087U JP 11611087 U JP11611087 U JP 11611087U JP H0448342 Y2 JPH0448342 Y2 JP H0448342Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はエアサスペンシヨンに用いられる圧力
容器に関するものである。
従来の技術 外筒部と、その軸心方向中間部においてその外
筒部と一体的に設けられた隔壁部と、その隔壁部
の外筒部軸心方向一方の側に隔壁部と一端部にお
いて一体的に設けられた内筒部と、その内筒部の
他端部と外筒部の一端部との間に隔壁部と対向す
る状態で一体的に設けられた底壁部とを備えた形
式のエアサスペンシヨン用圧力容器が知られてい
る。かかる圧力容器においては、通常、前記外筒
部、隔壁部、内筒部、および底壁部がそれぞれ別
個の金属製部材にて構成されており、各部材は溶
接により互いに固着されている。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、かかる圧力容器を構成する各部
材を溶接するに際しては、圧力容器の気密性を確
保するために各部材同士に全周に亘つて溶接を施
さねばならず、圧力容器の製造に比較的時間およ
び工数を要するとともに、溶接により各部材同士
を全周に亘つて確実に気密な状態で固着すること
は比較的困難であつた。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であつて、その目的とするところは、前記のよう
な外筒部、隔壁部、内筒部、および底壁部を備え
た圧力容器を溶接を施すことなく製造することに
ある。かかる目的を達成するために、本考案は前
記のような形式のエアサスペンシヨン用圧力容器
において、前記外筒部および隔壁部を樹脂にて一
体成形するとともに、その一体成形時に隔壁部の
内筒部から外筒部の軸心と平行な方向へ突き出す
円筒状部を形成し且つ外筒部の前記一端部外周面
に外周方向へ突き出す環状突起を形成する一方、
前記内筒部および底壁部を金属にて一体的に成形
し、その内筒部の前記一端部を円筒状部に気密に
嵌合させるとともに、その環状突起を前記外筒部
軸心と平行な方向において挟むように底壁部の外
周側に位置する部分を環状突起に気密にかしめ付
けたことを特徴とする。
作用および考案の効果 このようにすれば、外筒部および隔壁部が樹脂
にて一体形成されているとともに内筒部および底
壁部が金属にて一体的に成形されており、金属製
内筒部の一端部を樹脂製隔壁部に一体に設けられ
た円筒状部に単に気密に嵌合させるとともに、樹
脂製外筒部の一端部外周面に一体に設けられた環
状突起を外筒部軸心と平行な方向において挟むよ
うに金属製底壁部の外周側に位置する部分をその
環状突起に単に気密にかしめ付けることにより圧
力容器が製造されるので、従来のような比較的時
間を要する溶接作業が不要となつて圧力容器の製
造時間を一層短縮し得かつ外筒部および隔壁部を
一体的に固着するための作業が不要となつて製造
工数を一層低減し得るとともに、圧力容器を専ら
溶接により製造する従来の場合に比べて圧力容器
の気密性を一層確実に確保し得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図において、10はエアサスペンシヨン用
の圧力容器である。圧力容器10は、樹脂製の外
筒部12と、その軸心方向中間部において外筒部
12と一体成形された樹脂製の隔壁部14と、有
底円筒状を成し、隔壁部14の外筒部12軸心方
向一方の側に底部側の一端部において隔壁部14
に一体的に設けられた金属製の内筒部16と、内
周側に位置する部分が内筒部16の他端部と溶接
により気密に固着されるとともに外周側に位置す
る部分が外筒部12の一端部に一体的に固定され
て隔壁部14と対向する金属製の底壁部18とを
備えて構成されており、隔壁部14の内筒部16
側とは反対側(第1図中下側)にメインチヤンバ
20が形成されるとともに、外筒部12および内
筒部16の間に環状のサブチヤンバ22が形成さ
れている。外筒部12の周壁には、メインチヤン
バ20内にエアを供給するための連通穴を有する
接続金具23が外筒部12の成形時に一体的に埋
設されている。内筒部16の底部側は隔壁部14
に設けられた穴25を介してメインチヤンバ20
内に露出させられており且つその内筒部16の底
部には比較的大径の貫通穴24が設けられている
とともに、内筒部16の周壁には相対向する位置
において比較的小径の一対の貫通穴26が設けら
れており、これにより、これら貫通穴24,26
を介して両チヤンバ20,22の連通が許容され
るようになつている。かかる圧力容器10は、た
とえば、シリンダとその内部から突出し可能に設
けられたピストンロツドとを有するシヨツクアブ
ソーバが内部を挿通する状態で配設され、底壁部
18に突設された複数のボルト28により車両の
ばね上部材に固定されるとともに、外筒部12の
底壁部18側とは反対側の端部(第1図中下端
部)と車両のばね下部材に取り付けられた前記シ
リンダとの間に所定の弾性膜が取り付けられる。
前記隔壁部14の穴25外周縁部には、外筒部
12の軸心と平行な方向であつて且つ底壁部18
側へ向かつて突き出す円筒状部30が一体に形成
されており、この円筒状部30の内周側に前記内
筒部16の一端部(底部側端部)が内筒部16外
周面に固着されたゴム製のシール部材32を介し
て気密に嵌合されている。一方、外筒部12の底
壁部18側端部の外周面には外周方向へ突き出す
環状突起34が一体に形成されており、この環状
突起34を外筒部12軸心と平行な方向において
挟むように、底壁部18の外周側に位置する部分
が環状突起34に底壁部18に固着されたゴム製
のシール部材36を介して気密にかしめ付けられ
ている。これにより、従来のような比較的時間を
要する溶接作業が不要となつて圧力容器10の製
造時間が一層短縮され且つ溶接時に生ずるスパツ
タ等の異物がチヤンバ内に残ることが効果的に防
止されるとともに、外筒部12および隔壁部14
を一体的に固着するための作業が不要となつて製
造工数が一層低減される一方、外筒部12および
隔壁部14が一体成形されており且つ外筒部12
および底壁部18の間、隔壁部14および内筒部
16の間が溶接でなくシール部材36,32によ
りそれぞれ封止されているので、圧力容器10の
気密性が従来に比べて一層確実に確保される。
また、本実施例によれば、接続金具23は外筒
部12の成形と同時にその外筒部12の周壁に埋
設されるので、かかる接続金具を溶接により外筒
部に固着する従来の場合に比べて圧力容器10を
一層迅速に製造し得るとともに接続金具23と外
筒部12との間の気密が容易かつ確実に確保され
る利点がある。
また、本実施例によれば、外筒部12および隔
壁部14は樹脂にて成形されているので、外筒部
および隔壁部が金属にて成形された従来の場合に
比べて圧力容器10の重量が比較的低減されると
ともに、外部に露出させられる外筒部12が樹脂
とされることにより圧力容器10の腐食を効果的
に防止し得る利点がある。
なお、前述の実施例においては、外筒部12の
一端部と底壁部18のかしめ部分との間に底壁部
18に固着されたゴム製のシール部材36が介在
させられることにより、それら外筒部12および
底壁部18間の気密が確保されているが、必ずし
もその必要はなく、たとえば、第2図に示すよう
に、突起34の外周面に形成された環状溝38と
底壁部18のかしめ部分との間にOリング40を
介挿しても良いし、あるいは、第3図に示すよう
に、底壁部18のかしめ部分より内周側に外筒部
12軸心と平行な方向であつて且つ隔壁部14側
に向かつて突き出す環状突出部42を底壁部18
に一体的に設け、その環状突出部42と外筒部1
2の一端部内周面に形成された環状溝44との間
にOリング46を介挿しても良く、更には、第4
図に示すように、外筒部12一端部と底壁部18
および第3図と同様の環状突出部42との間にそ
れら底壁部18および環状突出部42に固着され
たゴム製のシール部材48を介在させても良い
し、上記第2図および第4図のシール方法を併せ
て用いることも可能である。
また、前述の実施例においては、円筒状部30
の内周面と内筒部16の一端部との間にその内筒
部16一端部外周面に固着されたゴム製のシール
部材32が介在させられることにより、隔壁部1
4および円筒状部30間の気密が確保されるよう
になつているが、必ずしもその必要はなく、たと
えば、第5図に示すように、円筒状部30の内周
面に形成された環状溝50と内筒部16外周面と
の間にOリング52を介挿しても良いし、あるい
は、第6図に示すように、内筒部16外周面にそ
の外周面を所定間隔隔てて覆うように環状部材5
4を固定し、その環状部材54の内周面と円筒状
部30の外周面に形成された環状溝56との間に
Oリング58を介挿しても良く、更には、第7図
に示すように、円筒状部30と第6図と同様の環
状部材54の内周面との間にその環状部材54内
周面に固着されたゴム製のシール部材60を介在
させても良いし、上記第5図および第7図のシー
ル方法を併せて用いることも可能である。
また、前述の実施例においては、定形のシール
部材32,36が用いられているが、必ずしもそ
の必要はなく、ペースト状等の不定形のものであ
つても良いし、底壁部18の外周側の部分を突起
34を外筒部12軸心と平行な方向において弾性
変形させつつかしめ付けることにより、あるいは
内筒部16の一端部を円筒状部30を外周方向へ
弾性変形させつつ嵌合させることにより気密性を
必要かつ充分に確保し得る場合にはシール部材を
設けなくても良い。
また、前述の実施例においては、内筒部16の
隔壁部14側の端部に底部が設けられているが、
内筒部にそのような底部が設けられていない場合
には、内筒部の内周面を円筒状部の外周面と嵌合
させることも可能である。
また、前述の実施例においては、内筒部16と
底壁部18とは別部材にて構成されており、溶接
により互いに一体的に固定されているが、これら
内筒部16および底壁部18は一枚の板材から一
体成形されたものであつても良い。このようにす
れば、内筒部16と底壁部18との溶接作業が不
要となるため、本考案の効果が一層顕著に得られ
ることとなる。
また、環状突起34の外周面に、たとえば第8
図に示すように、所定深さおよび所定幅を有する
環状溝62を形成しても良い。このようにすれ
ば、底部18を環状突起34にかしめる際には、
環状突起34の環状溝62を間にして両側に位置
する部分が互いに接近する方向へ撓まされること
となつて、環状突起34と外筒部12の環状突起
34が設けられていない部分との間の境界部分に
かしめ応力が作用することが効果的に抑制され
る。これにより、外筒部12が前記境界部分にお
いて損傷させられてサブチヤンバ22内の気密性
が損なわれることが効果的に防止される。
また、圧力容器はゴム製ジヤバラ状の空気ばね
等と共に用いられるものであつても良い。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたエアサスペンシヨ
ン用圧力容器の一例を示す断面図である。第2図
乃至第7図は本考案の他の例をそれぞれ示す図で
あつて、第1図の要部にそれぞれ相当する図の拡
大図である。第8図は本考案の更に他の例を示す
図であつて、第1図の要部に対応する図である。 10……圧力容器、12……外筒部、14……
隔壁部、16……内筒部、18……底壁部、30
……円筒状部、34……環状突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外筒部と、その軸心方向中間部において該外筒
    部と一体的に設けられた隔壁部と、該隔壁部の該
    外筒部軸心方向一方の側に該隔壁部と一端部にお
    いて一体的に設けられた内筒部と、該内筒部の他
    端部と該外筒部の一端部との間に該隔壁部と対向
    する状態で一体的に設けられた底壁部とを備えた
    形式のエアサスペンシヨン用圧力容器において、 前記外筒部および隔壁部を樹脂にて一体成形す
    るとともに、該一体成形時に該隔壁部の内周側か
    ら該外筒部の軸心と平行な方向へ突き出す円筒状
    部を形成し且つ該外筒部の前記一端部外周面に外
    周方向へ突き出す環状突起を形成する一方、前記
    内筒部および底壁部を金属にて一体的に成形し、
    該内筒部の前記一端部を該円筒状部に気密に嵌合
    させるとともに、該環状突起を前記外筒部軸心と
    平行な方向において挟むように該底壁部の外周側
    に位置する部分を該環状突起に気密にかしめ付け
    たことを特徴とするエアサスペンシヨン用圧力容
    器。
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