JPH055328Y2 - - Google Patents

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JPH055328Y2
JPH055328Y2 JP326788U JP326788U JPH055328Y2 JP H055328 Y2 JPH055328 Y2 JP H055328Y2 JP 326788 U JP326788 U JP 326788U JP 326788 U JP326788 U JP 326788U JP H055328 Y2 JPH055328 Y2 JP H055328Y2
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wall
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pressure
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seal lip
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は圧力容器に関するものである。
従来技術 両面に差圧力が加えられる樹脂製の外壁と、両
端面がその外壁の両面にそれぞれ露出する状態で
一体成形により外壁内に埋設されたインサート部
材とを備えた圧力容器が考えられている。たとえ
ば、本出願人が先に出願した実願昭62−116110号
に記載されたものがそれである。かかる圧力容器
においては、外壁とインサート部材との間に微視
的に僅かな隙間が生じ易いため、両者の間をシー
ルするために、高圧側に露出する両者の境界部分
にペースト状にシーラ等を塗布することが行われ
ている。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、かかる圧力容器においては、シ
ーラ等の塗布工程を別個に要することにより圧力
容器の製造工数が増大することが避け難い一方、
シーラ等の塗布位置のずれや塗布量のばらつき等
に起因して外壁とインサート部材との間を確実に
シールし得ない場合があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であつて、その目的とするところは、製造工数を
増大させることなく外壁とインサート部材との間
を確実にシールし得る圧力容器を提供することに
ある。かかる目的を達成するために、本考案は前
記のような圧力容器において、前記外壁の高圧側
の面であつて前記インサート部材の一端面の外周
側に位置する部分に、内周側へ突き出すことによ
り前記差圧力に基づいてそのインサート部材の一
端面に押し付けられる環状のシールリツプを一体
に設けたことを特徴とする。
作用および考案の効果 このようにすれば、たとえ、外壁とインサート
部材との間に僅かに間隔が形成されていたとして
も、外壁の高圧側の面に一体に設けられた環状の
シールリツプが前記差圧力に基づいてインサート
部材の一端面に押し付けられることにより、外壁
とインサート部材との間がシールされるので、シ
ーラ等の塗布工程が不要となつて圧力容器の製造
工数を低減し得る一方、シーラ等の塗布位置のず
れや塗布量のばらつき等により外壁とインサート
部材との間のシール性が損なわれることが全く解
消されてシールリツプにより一層確実にシールし
得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第2図において、10はエアサスペンシヨン用
の圧力容器である。圧力容器10は、樹脂製の外
筒部12と、その軸心方向中間部において外筒部
12と一体形成された樹脂製の隔壁部14と、有
底円筒状を成し、隔壁部14の外筒部12軸心方
向一方の側に突設された円筒状部15に底部側に
おいて気密に嵌合された金属製の内筒部16と、
内周側に位置する部分が内筒部16の底部側と反
対側の端部と溶接により気密に固着されるととも
に外周側に位置する部分が外筒部12の一端部に
気密に固定されて隔壁部14と対向する金属製の
底壁部18とを備えて構成されており、隔壁部1
4の内筒部16側とは反対側(第2図中下側)に
メインチヤンバ20が形成されるとともに、外筒
部12および内筒部16の間に環状のサブチヤン
バ22が形成されている。
外筒部12の内部、より正確にはその外筒部1
2の外周面から外周方向へ一体に突き出す円筒状
の突出部21を含む外筒部12の内部には、両端
面が外筒部12の内外両面にそれぞれ露出する状
態で、メインチヤンバ20内にエアを供給するた
めの連通穴を有する接続金具23が外筒部12等
の成形時に一体的に埋設されている。したがつ
て、本実施例においては、外筒部12が外壁を、
接続金具23がインサート部材を構成している。
内筒部16の底部側は隔壁部14に設けられた穴
25を介してメインチヤンバ20内に露出させら
れており且つその内筒部16の底部には比較的大
径の貫通穴24が設けられているとともに、内筒
部16の周壁には相対向する位置において比較的
小径の一対の貫通穴26が設けられており、これ
により、これら貫通穴24,26を介して両チヤ
ンバ20,22の連通が許容されるようになつて
いる。かかる圧力容器10は、たとえば、シリン
ダとその内部から突出し可能に設けられたピスト
ンロツドとを有するシヨツクアブソーバが内部を
挿通する状態で配設され、底壁部18に突設され
た複数のボルト28により車両のばね上部材に固
定されるとともに、外筒部12の底壁部18側と
は反対側の端部(第2図中下端部)と車両のばね
下部材に取り付けられた前記シリンダとの間に所
定の弾性膜が取り付けられる一方、必要に応じ
て、前記メインチヤンバ20およびサブチヤンバ
22内に前記接続金具23を介して所定の正圧が
供給されることとなる。
ここで、本実施例においては、外筒部12の高
圧側の面、すなわちメインチヤンバ20側に位置
する面であつて、接続金具23のメインチヤンバ
20側端面の外周側に位置する部分に、第1図お
よび第2図に示すように、内周側へ突き出す環状
のシールリツプ30が一体に設けられている。こ
のシールリツプ30は、外筒部12等のモールド
成形時において、接続金具23のメインチヤンバ
20側の端面の外周部に形成された環状凹所32
によつて形成されたものであつて、内周側に薄肉
部34を有するとともに外周側に断面半円形状の
突出部36を有して構成されており、環状凹所3
2と略密着させられている。そして、接続金具2
3を介してメインチヤンバ20内に圧力が供給さ
れると、その圧力に基づいてシールリツプ30が
その薄肉部34において微視的に僅かに撓まされ
て環状凹所32に接続金具23の軸心方向におい
て全周に亘つて押し付けられることにより、主に
突出部36において外筒部12と接続金具23と
の間のシール性が確保される。
このように本実施例によれば、たとえ、外筒部
12と接続金具23との間に僅かに隙間が形成さ
れていたとしても、外筒部12のメインチヤンバ
20側の面に一体に設けられたシールリツプ30
がメインチヤンバ20内の圧力に基づいて接続金
具23のメインチヤンバ20側の端面(環状凹所
32)に押し付けられることにより、外筒部12
と接続金具23との間がシールされるので、シー
ラ等の塗布工程が不要となつて圧力容器10の製
造工数が低減される一方、シーラ等の塗布位置の
ずれや塗布量のばらつき等により外筒部12と接
続金具23との間のシール性が損なわれることが
全く解消されてシールリツプ30により両者の間
を一層確実にシールし得る。
なお、前述の実施例において、シールリツプ3
0は外周側に薄肉部34を有し且つ内周側に断面
半円形状の突出部36を有して構成されている
が、必ずしもそのように構成する必要はなく、た
とえば第3図に示すように、外周側に薄肉部34
を有し且つ内周側に断面三角形状の突出部38を
有するシールリツプ40であつても良いし、ある
いは第4図に示すように、全体的に薄肉とされた
シールリツプ42であつても良い。
また、前述の実施例において、シールリツプ3
0の薄肉部34はモールド成形時に形成されいて
るが、たとえば第5図に示すシールリツプ44の
ように、後加工にて切削することにより薄肉部4
6を形成するようにしても良い。
また、前述の実施例において、シールリツプ3
0は接続金具23に設けられた環状凹所32によ
つて形成されているが、金型に設けられた凹所に
より所定のシールリツプを形成することも可能で
ある。
また、前述の実施例においては、外筒部12の
メインチヤンバ20側の面にシールリツプ30が
設けられているが、メインチヤンバ20内が負圧
状態で使用される場合には、外筒部12のメイン
チヤンバ20側と反対側の面にシールリツプが設
けられることとなる。
また、前述の実施例においては、メインチヤン
バ20内にエアを供給するための接続金具23が
インサート部材を構成しているが、インサート部
材は、両端面が外壁の両面にそれぞれ露出する状
態で一体成形によりその外壁内に埋設されたもの
であれば良く、たとえば、圧力容器に突設された
固定用ボルトや金属以外の材質から成る所定のイ
ンサート部材であつても良い。
また、前述の実施例においては、エアサスペン
シヨン用の圧力容器について説明したが、本考案
はそれ以外の圧力容器においても適用し得ること
は勿論である。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の圧力容器の要部を拡大して示
す図である。第2図は本考案が適用された圧力容
器の一例を示す断面図である。第3図乃至第5図
は本考案の他の例をそれぞれ示す図であつて、第
1図に相当する図である。 10……圧力容器、12……外筒部(外壁)、
23……接続金具(インサート部材)、30,4
0,42,44……シールリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両面に差圧力が加えられる樹脂製の外壁と、両
    端面が該外壁の両面にそれぞれ露出する状態で一
    体成形により該外壁内に埋設されたインサート部
    材とを備えた圧力容器において、 前記外壁の高圧側の面であつて前記インサート
    部材の一端面の外周側に位置する部分に、内周側
    へ突き出すことにより前記差圧力に基づいて該イ
    ンサート部材の一端面に押し付けられる環状のシ
    ールリツプを一体に設けたことを特徴とする圧力
    容器。
JP326788U 1988-01-14 1988-01-14 Expired - Lifetime JPH055328Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP326788U JPH055328Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14

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JP326788U JPH055328Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14

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Publication Number Publication Date
JPH01108456U JPH01108456U (ja) 1989-07-21
JPH055328Y2 true JPH055328Y2 (ja) 1993-02-12

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