JPH0133715Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0133715Y2
JPH0133715Y2 JP1983117677U JP11767783U JPH0133715Y2 JP H0133715 Y2 JPH0133715 Y2 JP H0133715Y2 JP 1983117677 U JP1983117677 U JP 1983117677U JP 11767783 U JP11767783 U JP 11767783U JP H0133715 Y2 JPH0133715 Y2 JP H0133715Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
scaffolding
wall
scaffold
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983117677U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6026532U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11767783U priority Critical patent/JPS6026532U/ja
Publication of JPS6026532U publication Critical patent/JPS6026532U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0133715Y2 publication Critical patent/JPH0133715Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建造物用の移動式足場に係り、該
壁面に平行する水平方向に走行可能でかつ、バル
コニー等の壁面上の凹凸に対応して壁面垂直方向
に移動可能とした壁面走行足場に関する。
一般に建造物は、その壁面補修や再塗装、ある
いは窓枠の交換等、種々の壁面部の補修等が定期
的に必要となり、また、建造物の建築後年数と共
に実施する機会が増大している。従来は係る補修
等に際して、該当壁面または建造物外周全体に、
枠組あるいは単管足場からなるいわゆる総足場を
設置して作業を行なつているが、作業の必要範囲
外にも足場を架設する必要があつたり、あるいは
現作業範囲外にも足場を設置したままにしなけれ
ばならないため、美観を損ねるのはもちろん、採
光・通風が悪化し、また足場架設・徹去時の騒音
も大きく、居住者の精衛生上からも好ましくな
く、さらには、足場架設工期が長く、壁面補修等
の総工費に占める足場架設工費の割合が高く、不
経済であるなど種々の問題があつた。例えば、5
階建て程度の集合住宅においては、居住者が多数
であることから特に上記苦情等が多く、工事当事
者からも、かかる問題の解決が切望されていた。
また、従来、種々の移動式足場が提案されてい
るが、例えば、中・高層住居専用建物等では壁面
によつては、バルコニー、階段部などが突出して
おり、これに対応できる移動式足場がなく、ま
た、移動式足場の設置に多大の工程を要するな
ど、十分に満足できるものがなかつた。
この考案は、かかる現状に鑑み、建造物の壁面
補修等における足場を現在作業範囲内のみ設置で
き、かつ次の作業予定壁面へ容易に移動できる足
場を目的とし、また、足場架設・撤去が容易で短
期間で実施できる足場を目的とし、さらには、壁
面におけるバルコニー、階段部などの凹凸部に容
易に対応できる移動式足場を目的としている。
すなわち、この考案は、建造物の陸屋根上に設
置したレール枠体と、レール枠体に載置して係合
走行可能でかつ陸屋根端よりオーバーハングした
走行枠体と、建造物壁面に対向させて走行枠体よ
り連結垂下した上部足場枠体と、建造物壁面に対
向させて上部足場枠体に垂下した下部足場枠体と
から構成し、上部足場枠体と下部足場枠体との間
にスライド枠を設けて下部足場枠体を該壁面の垂
直方向にスライド可能となし、該壁面に対して水
平平行走行、該壁面の垂直方向に移動可能とした
ことを特徴とする壁面走行足場である。
この考案における、レール枠体は、建造物の陸
屋根上に固定設置するもので、壁面に対向する足
場枠体を垂下する走行枠体が、足場枠体を壁面に
平行させて走行可能ならば、いずれの構成であつ
てもよい。例えば、屋根上にアンカーを設けて固
定設置するほか、実施例の如く、屋根オーバーハ
ング部分に係合部材でレール枠体を固定し、垂下
する足場枠体重量の反力を受ける構成などが利用
できる。
また、走行枠体は、レール枠体に係合走行可能
で、足場枠体を壁面に対抗させて垂下できる構成
及び強度を有するものであれば、いかなる枠体で
もよい。また、走行枠体をレール枠体に係合走行
可能とする車輪部と足場枠体を垂下するオーバー
ハング部分とに分割して両者を壁面の垂直方向に
スライド可能とすることにより、壁面の凹凸に応
じて、壁面と足場枠体との距離を調整できる。
足場枠体は、走行枠体に連結垂下する上部足場
枠体と、所定の位置関係で固着するほか、上部足
場枠体に対して、スライド可能に連結する構成が
あり、スライド可能な場合は、足場全体が壁面に
平行して水平移動する際に、壁面の凹凸に応じ
て、壁面と下部足場枠体との距離を調整できるた
め、補修等の作業能率が向上し、壁面形状に関わ
らず移動が容易になる。また、枠体を構成する部
材には、単管、型材等を公知のジヨイント部材で
連結して箱体を構成して組立ることができ、ま
た、上部足場枠体と下部足場枠体とのスライド機
構は公知のいずれの構成でもよく、スライドは電
動のほか、ワイヤーと滑車を利用した手動のもの
等種々の構成が利用でき、また、走行枠体と上部
足場枠体とをスライド可能に構成すると、さらに
壁面の垂直方向への足場移動調整量が増加する。
以下に実施例に基づいてこの考案を詳述する。
第1図は、この考案による壁面走行足場の側面
説明図、第2図はその正面図とA−線、B−B線
における断面図、第4図は建造物に設置した場合
の説明図である。ここでは、建造物に5階建ての
公共住宅タイプの場合を説明する。
レール枠体10は、建物1の陸屋根部2に載置
し、建物1の長手方向に移動する足場を設置する
ため、建物1の幅(短辺)方向に同短辺長さの梁
材11を渡して長手方向に一定間隔で並列させ、
梁材11は陸屋根部2上にスペーサーを介して立
設する一対の束材12で横架し、梁材11群に直
交させて走行レール13,14を建物長手方向に
敷設し、また、梁材11両端部と束材12底部間
には補強のため方杖15を設けてあり、さらに、
梁材11両端部から陸屋根部2をオーバーハング
3へL型の係合部材16を介装してあり、レール
枠体10の一方に加重が掛つた場合の反力受けを
構成してある。また、走行レール13,14に
は、I型材を用いてある。
走行枠体20は、型材を組合せて底面形状が三
角形を構成したスライド枠体で、底面部の各頂点
部に車輪を付設し、内側走行レール13に1個の
車輪21、外側走行レール14には2個の車輪2
3,23が当接走行する構成で、内側走行レール
13に乗る車輪21には、さらに、一対の小車輪
22が付設され、I型レールのレール踏面を表裏
より車輪21,22で挾むよう構成してあり、ま
た、走行枠体20自体はレール枠体10に載置し
た際、陸屋根部2端より所定長さだけオーバーハ
ングさせてある。
走行枠体20のオーバーハングした部分に、上
部足場枠体30が連結垂下してあり、上部足場枠
体は、単管を直方体(1800×900mm)に組み、複
数対の筋違で補強したものを垂直方向に複数組連
続させてある。
また下部足場枠体40も上部足場枠体と同じ単
管足場構成からなり、第2図A−Aの断面図に示
す如く、所定間隔で足場床を床パネル42により
形成し、必要高さに組上げてあり、下部足場枠体
40の上部には、溝型型材で直方体(2700×1800
mm)に組んだスライド枠41が固着され、上部足
場枠体30の下部枠体内に建物1壁面に直交方向
に固着した4本の溝型型材からなるスライド枠レ
ール31にころ車輪を内蔵させて係合させ、下部
足場枠体40が壁面に対して遠近自在に移動可能
に構成してあり、スライドさせる機構は、ここで
は、第2図のB−B線の断面図に示す如く、スラ
イド枠41に付設した滑車43と上足場30間に
ワイヤー44を掛け、プーラー45によりワイヤ
ー長さを変えて下部足場枠体40をスライドさせ
る機構としている。
また、上記の滑車43とワイヤー44との組合
せにおいて、無端ワイヤー46を下部足場枠体4
0に沿つて延長し、下部足場枠体40上の作業者
がワイヤー44を引くことにより、スライド枠レ
ール31のころ車輪上を下部足場枠体40がスラ
イドする機構とするのもよい。
また、上部足場枠体30と下部足場枠体40と
のスライド機構には、第3図に示す如く、リンク
機構を用い、長さを変化させる伸縮ネジ体41b
により枠体の形態を保持する構成の傾斜スライド
枠41aとし、伸縮ネジ体41bの伸縮に応じて
枠体を傾斜させて、下部足場枠体40を壁面に対
して遠近自在とする構成を利用するのもよい。さ
らに、傾斜スライド枠41aに複数個のリンク機
構枠体を使用して、スライド量を多くすることも
でき、また、上記の伸縮ネジ体に変えてワイヤー
を利用することもできる。
また、走行枠体20の移動機構は、ここでは図
示しないが、走行枠体20にバツテリーを載置
し、同じく載置する電動機により自走するよう構
成してある。
なお、下部足場枠体40及び上部足場枠体30
は、組立時は、地上に仮設した土台上にジヤツキ
を介して、順次上方向に組上げてゆき、別途、陸
屋根部2で組立を進めていたレール枠体10及び
走行枠体20と、ジヤツキを作動させて連結し、
その後ジヤツキを撤去する方法が、組立容易で短
期間で完了させることができる。
また、この考案による壁面走行足場は、第4図
に示す如く、建物1の長手方向の両方の壁面に設
けることができるのはもちろん、いずれの壁面に
も任意に設置でき、例えば、実施例の場合、建物
全周に渡つて移動できるよう、4面に足場枠体を
垂下させても、操向する走行枠体20底面形状を
三角形としたことにより、コーナー部において
も、隣接する壁面部に設けた足場枠体が近接して
作業が容易にできるよう構成してある。
次に他の実施例を説明する。第5図はこの考案
による壁面走行足場の他の実施例を示す側面説明
図である。
ここでは、レール枠体10、上部足場枠体3
0、下部足場枠体40は前記の実施例と同じ構成
のものを使用し、上部足場枠体30と下部足場枠
体40とは垂直軸方向が平行になるように、端部
位置をずらせて結合垂下してある。
走行枠体50は、管及び型材を組合せて構成し
てあり、レール枠体10に係合走行可能とし、前
記走行枠体20の三角形底面部と同様の車輪2
1,22,23構成とした車輪部51と、オーバ
ーハング部分に上部足場枠体30を垂下する移動
枠部52とに別れており、移動枠部52が壁面の
垂直方向にスライド可能としてある。
このスライド機構は、車輪部51の中央部に横
架した固定梁53とが移動梁55とが移動梁55
に軸支させた小車輪群54を介して、スライド自
在に係合するもので、移動梁55端部には、スク
リユーシヤフト56が固着され、固定梁53に支
持して電動機で回転自在にしたナツト57の回転
に伴ないスクリユーシヤフト56を介して移動梁
55が進退する構成を利用している。また、同様
に、固定側にラツクを用い、移動側に電動機で回
転自在となしたピニオンを用いたラツク・アン
ド・ピニオン機構を利用するのもよい。
以上に詳述した構成からなるこの考案による壁
面走行足場は、陸屋根部2よりオーバーハングし
て垂下し、作業範囲を考慮した幅、長さ並びに壁
面高さに対応した寸法の下部足場枠体40が、建
物1壁面に沿つて自在に走行でき、4かつ、壁面
のバルコニー等の凹凸に応じて、壁面垂直方向に
移動できるため、建物1の壁面補修等における足
場を現在作業範囲内のみ設置でき、かつの作業予
定壁面へ容易に移動でき、また、足場架設.撤去
が容易で短期間で実施できる利点があり、現作業
範囲外にも足場を設置したままにして美観及び採
光・通風を害することなく、また足場架設・撤去
時の騒音も小さく、居住者の精神衛生上、極めて
良好な環境を保持したまま壁面の補修等が実施で
き、さらには、足場架設工期が短く、壁面補修等
の総工費に占める足場架設工費の割合が低く、頗
る経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案による壁面走行足場の側面
説明図、第2図はその正面図と上面図及びA−A
線、B−B線における断面図、第3図は上部足場
枠体と足場枠体とのスライド機構を示す説明図で
あり、第4図は建造物に設置した場合の説明図で
ある。第5図はこの考案による壁面走行足場の他
の実施例を示す側面説明図と上面説明図である。 1……建物、2……陸屋根部、3……オーバー
ハング、10……レール枠体、11……梁材、1
2……束材、13,14……走行レール、15…
…方杖、16……係合部材、20,50……走行
枠体、21,22,23……車輪、30……上部
足場枠体、40……下部足場枠体、41……スラ
イド枠、41a……傾斜スライド枠、41b……
伸縮ネジ体、42……床パネル、43……滑車、
44……ワイヤー、45……プーラー、46……
無端ワイヤー、51……車輪部、52……移動枠
部、53……固定梁、54……小車輪群、55…
…移動梁、56……スクリユーシヤフト、57…
…ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建造物の陸屋根上に設置したレール枠体と、レ
    ール枠体に載置して係合走行可能でかつ陸屋根端
    よりオーバーハングした走行枠体と、建造物壁面
    に対向させて走行枠体より連結垂下した上部足場
    枠体と、建造物壁面に対向させて上部足場枠体に
    垂下した下部足場枠体とから構成し、上部足場枠
    体と下部足場枠体との間にスライド枠を設けて下
    部足場枠体を該壁面の垂直方向にスライド可能と
    なし、該壁面に対して水平平行走行、該壁面の垂
    直方向に移動可能としたことを特徴とする壁面走
    行足場。
JP11767783U 1983-07-27 1983-07-27 壁面走行足場 Granted JPS6026532U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11767783U JPS6026532U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 壁面走行足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11767783U JPS6026532U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 壁面走行足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6026532U JPS6026532U (ja) 1985-02-22
JPH0133715Y2 true JPH0133715Y2 (ja) 1989-10-13

Family

ID=30270794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11767783U Granted JPS6026532U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 壁面走行足場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6026532U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231559Y2 (ja) * 1973-12-27 1977-07-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6026532U (ja) 1985-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4586299A (en) Building system of interconnected block elements
US10465393B1 (en) Apparatus, system and method for panelizing and installing wall and roof panels
JP6850665B2 (ja) 階段構造及び鋼製階段の製造方法
JPH0133715Y2 (ja)
CN211923574U (zh) 一种对建筑物顶层进行施工的施工装置
JP2580734Y2 (ja) 移動吊り足場装置
CN211421945U (zh) 一种装配便捷的集装箱建筑结构
JP2003105976A (ja) 建築物の増築方法及びこの方法を用いて構築された建築物
JP4027170B2 (ja) 外部足場装置及び外部足場装置の施工方法
CN103654635A (zh) 屋顶、天花板(天棚)可行走的清洗、维修和运输设备
JP2621748B2 (ja) 全天候型仮設上屋
CN216374603U (zh) 基于预制轻质墙板用作业车
CN115233881B (zh) 一种房模架带天花板结构
JPH08218485A (ja) アルミニウム製ベランダフェンス
CN203393926U (zh) 一种钢结构主厂房装配式楼梯
CN219451432U (zh) 用于曲面幕墙的施工架
JP5410407B2 (ja) 工事用足場
JPH0249308Y2 (ja)
JP2004353251A (ja) 屋外階段及び屋外階段の構築方法
JPS627782Y2 (ja)
CN109098453B (zh) 钢结构厂房夹芯板外墙面安装施工工艺
RU2029829C1 (ru) Складное здание шатрового типа
JPH0623603Y2 (ja) ユニツトハウス
JP2002371705A (ja) 組立式仮設足場装置
JPH0425442Y2 (ja)