JPH0133335B2 - - Google Patents

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JPH0133335B2
JPH0133335B2 JP59092795A JP9279584A JPH0133335B2 JP H0133335 B2 JPH0133335 B2 JP H0133335B2 JP 59092795 A JP59092795 A JP 59092795A JP 9279584 A JP9279584 A JP 9279584A JP H0133335 B2 JPH0133335 B2 JP H0133335B2
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JP
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cooling
fluid
thermoplastic resin
water
resin
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JP59092795A
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JPS60236719A (ja
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Junji Fujii
Shinichiro Takahara
Kazuhisa Kaneda
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/88Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
    • B29C48/919Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling using a bath, e.g. extruding into an open bath to coagulate or cool the material
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性樹脂の冷却装置に関し、詳し
くは水冷法など流体による熱可塑性樹脂の冷却装
置において冷却用流体の液面の波立ちや揺れを防
止した装置に関する。
従来、T−ダイ法やインフレーシヨン法などに
より熱可塑性樹脂シートまたはフイルムを製造す
る場合、押出機のダイから押出された溶融状態の
膜状物を冷却する方法としては、空気を吹付ける
強制空冷法や水などの液体と接触させる水冷法な
どが知られている。しかし、空冷法の場合は熱可
塑性樹脂の冷却効果が不十分であり、冷却速度が
小さいため、結晶化が起り易く、透明性にすぐれ
たシートやフイルムを得ることができない。
これに対して水冷法は冷却効果は高いが、溶融
樹脂膜が水と接触すると、その部分の水が蒸発沸
騰するため、局部的に水面の波立ちや揺れなどが
生じ、冷却の不均一や冷却不足となる。その結
果、熱可塑性樹脂シートまたはフイルムにヘイズ
斑の発生、厚みムラや透明性、表面光沢の低下な
どが生じるという欠点がある。
水冷法に起因するこのような欠点を改良するた
め、ミスト状あるいは泡沫状の冷却用流体を用い
る方法が提案されている。この改良法によると、
冷却効率は改善されるけれども良好な製品を得る
ことができない。また、溶融樹脂膜を冷却水の流
れるスリツトに導入する方法も提案されている
が、この場合も水面の波打ちが避けられず、良好
な製品を得ることができない。なお、水面の波打
ちを防止して水流の乱れを防ぐ目的で波打ち防止
板や水量制御板を用いると、冷却水の流速を十分
に早くすることができなくなり、高効率かつ高速
成形を行なうことができない。
本発明の目的は、このような欠点を解消した熱
可塑性樹脂の冷却装置を提供することにある。
すなわち本発明は、熱可塑性樹脂を溶融状態で
押出すダイの下方に位置し、該溶融樹脂を流動す
る流体と接触させて冷却する熱可塑性樹脂の冷却
装置において、該装置内の流体流路に網状素材、
不織布状素材、連続気泡を有する樹脂発泡体また
は焼結材料からなる多孔性整流体を設けたことを
特徴とする熱可塑性樹脂の冷却装置である。
本発明の装置を図面により説明すると、第1図
はT−ダイ法による熱可塑性樹脂シートまたはフ
イルムの製造に用いる冷却装置1の使用状態を示
したものである。装置1はダイ2の下方に位置
し、該装置1の底部中央にスリツト3を有してお
り、ダイ2より溶融状態で押出される膜状の熱可
塑性樹脂4は該スリツト3に導入される。ダイに
は必要によりリツプヒーターを用いてもよい。装
置1には該膜状樹脂4を冷却するための流体が流
れ、スリツト3を経て装置へ排出される。この流
体は流体導入部5より装置1内へ導入されるが、
該導入部は通常、装置1の側壁近傍に位置する。
本発明では、さらに装置1内の流体流路に多孔性
整流体6を設けており、該整流体6は前記流体導
入部5と装置1へ供給される熱可塑性樹脂4(該
樹脂は次いでスリツト3を経て装置外へ導かれ
る)の間に設けられる。
整流体6は多孔性材料にて形成され、金網(た
とえば10〜200メツシユ程度のもの)やこれを折
り重ねたものなどの網状素材;合成繊維、天然繊
維、金属繊維などの不織布状素材;連続気泡を有
する樹脂発泡体、焼結材料などが使用でき、これ
らの中では金網や不織布が好適な素材である。多
孔性整流体は適当な厚みを有する該素材をそのま
ま用いたり、複数枚の素材を積層したり、さらに
は枠体に張設することなどによつて形成すること
ができる。この整流体6を流体流路に設けること
によつて流体液面の揺れを防止し、膜状の熱可塑
性樹脂に対して垂直な波立ちのない均一な水流が
得られる。整流体を多重(2〜10重、図示の場合
は3重)に設けることによつて流量を多くするこ
とができるなど一層すぐれた効果を奏することが
できる。
次に、本発明の冷却装置を用いたシート等の製
造例を具体的に説明する。ここにおいてスリツト
3は通常、厚み1〜10mm、長さが5〜100mm程度
のものである。また、装置1内を流れる冷却用流
体の水量が多い程、冷却効果が良く、かつ熱可塑
性樹脂シートまたはフイルムの生産効率も高いも
のとなるが、最終段の流体の水位は可及的に低く
すべきで、一般的には7mm以下が好ましい。水位
が10mmとなると、得られるシートやフイルムに沸
騰斑、ヘイズ斑、カールなどが発生し、総ヘイズ
も高くなり、好ましくない。膜状の熱可塑性樹脂
はスリツトを通過する際に主に冷却される。すな
わち、該膜状樹脂の両面を冷却用流体が平行に流
れ、効率的に冷却される。なお、冷却用流体の流
速は膜状樹脂の走行速度に近いことが望ましい。
冷却された膜状樹脂は、次いで水槽7に送られ
る。この水槽7は上記装置1の下方に位置し、図
示したように、挾圧ロール8が配置されており、
冷却用流水が乱流を形成する前に膜状樹脂を挾圧
し、シート表面の水の境膜をとると同時に一定速
度で駆動することにより膜状樹脂の走行速度を一
定にする作用作用をする。該ロールとしては金属
ロールのみでなく、シリコンゴムなどのゴムロー
ルあるいはこれらの組合せであつてもよい。図
中、9は引取り用ロール、10は溢流板、11は
冷却器、12はポンプである。
第2図はインフレーシヨン成形法による熱可塑
性樹脂フイルムの製造に用いる冷却装置1の使用
状態を示したものである。この場合の装置1にお
いては装置の中心部に設けた円筒3′が第1図の
装置におけるスリツト3に相当する。また、ダイ
2より押出されるインフレーシヨン・フイルム
(バブル)4′が膜状の熱可塑性樹脂4に相当す
る。装置1はダイ2の下方に位置し、ダイ2より
押出されたバブル4′は円筒3′に導入される。こ
の装置1には該バブルを冷却するための流体が貯
えられており、さらに装置1の側壁近傍に位置す
る流体導入部5より流体が装置1内に導入され
る。円筒3′の上端3aは装置の側壁上端1aよ
りも低くしてあるため、該上端3aより溢れた流
体は円筒3′の内壁とバブル4′の間に沿つて流
れ、装置外へ排出される。この場合、円筒3′の
上端3aより内壁に沿つてガーゼ、さらしなどの
流体ガイドが通常設けられる。
多孔性整流体6は第1図の場合と同様に流体流
路に設けられており、図示した如く円筒3′を囲
むように環状に形成している。この場合は円筒
3′の外壁に接する底板13を取付けて流体が該
整流体を経由しないで流れることを防止してい
る。なお、第1図の場合と同様に、整流体を多重
(2〜10重、図示の場合は3重)に設けることに
よつてインフレーシヨン・フイルム4′に対して
垂直な波立ちのない均一な水流を効果的に得るこ
とができる。図中、14はエアーリングである。
本発明の装置を用いることにより、各種の熱可
塑性樹脂を原料としてシートやフイルムを製造す
るにあたり、透明性や表面光沢性にすぐれたシー
ト等を得ることができる。しかも、これらシート
等にはヘイズ斑、表面の微小凹凸、シワ、カール
などがなく、均一性にすぐれている。また、冷却
に際して冷却用流体の使用量を増大できるので、
熱可塑性樹脂の冷却効果が良好である。そのた
め、製品の生産速度を早くすることが出来、しか
も比較的厚物のシート等を成形することが可能で
ある。
次に、本発明の装置の使用例を示す。
使用例 第1図に示した冷却装置(水槽内の流体流路に
は溶融樹脂膜と平行に、40メツシユ金網を2重に
折り曲げて作つた多孔性整流板を20mm間隔で3組
設置、スリツト巾3mm、スリツト高さ30mm)を用
いてポリプロピレンシートを製造した。すなわ
ち、ポリプロピレン(密度0.91g/cm3、メルトイ
ンデツクス2.0g/10分)を樹脂温度235℃でT−
ダイ押出装置(押出機スクリユー65mmφ、L/D
=28、ダイ巾600mm、ダイリツプ開度1.5mm)を用
いて押出した。押出された溶融樹脂膜を上記冷却
装置に送り、冷却水(4℃)の水位を5mmに維持
してスリツトに流れる該装置のスリツトに導入し
て冷却固化し、15m/minにて引取り、厚み0.25
mmの透明なポリプロピレンシートを得た。
得られたシートはヘイズ斑もなく、透明性(ヘ
イズ10%)にすぐれたものであつた。
比較例 実施例において冷却装置の流体流路に整流板を
設ける代りに金属板からなる水量制御板を用いた
こと以外は実施例に準じて行ない、ポリプロピレ
ンシートを得た。
この場合は、冷却水面の波打ちが避けられない
ため、得られたシートはヘイズ斑が激しく、透明
性(ヘイズ12〜20%)にも劣り、また不均一なも
のであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の装置の実施例の
使用状態を示したものである。 ……冷却装置、2……ダイ、3……スリツ
ト、3′……円筒、6……多孔性整流体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂を溶融状態で押出すダイの下方
    に位置し、該溶融樹脂を流動する流体と接触させ
    て冷却する熱可塑性樹脂の冷却装置において、該
    装置内の流体流路に網状素材、不織布状素材、連
    続気泡を有する樹脂発泡体または焼結材料からな
    る多孔性整流体を設けたことを特徴とする熱可塑
    性樹脂の冷却装置。 2 冷却装置への流体導入部と該装置へ供給され
    る熱可塑性樹脂間に多孔性整流体を多重に設けた
    特許請求の範囲第1項記載の装置。
JP59092795A 1984-05-11 1984-05-11 熱可塑性樹脂の冷却装置 Granted JPS60236719A (ja)

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JP59092795A JPS60236719A (ja) 1984-05-11 1984-05-11 熱可塑性樹脂の冷却装置

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Families Citing this family (5)

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JPS58203018A (ja) * 1982-05-24 1983-11-26 Idemitsu Petrochem Co Ltd 熱可塑性樹脂シ−トまたはフイルムの製造方法

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