JPH0133216Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0133216Y2 JPH0133216Y2 JP1982200858U JP20085882U JPH0133216Y2 JP H0133216 Y2 JPH0133216 Y2 JP H0133216Y2 JP 1982200858 U JP1982200858 U JP 1982200858U JP 20085882 U JP20085882 U JP 20085882U JP H0133216 Y2 JPH0133216 Y2 JP H0133216Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- tension distribution
- meandering
- rolling mill
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 30
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はストリツプの蛇行制御装置に関する。
従来、圧延機にて圧延されるストリツプの蛇行
を制御する場合、作業ロールの平行度を調整する
方式とか、作業ロール軸芯とストリツプとの直角
度を調整する方式等が一般に採用されている。し
かし、前記平行度や直角度が整えられていても、
ストリツプの板厚が幅方向で変化していたりする
と、ロール間隙に入る板の体積速度が左右で異な
り、ストリツプ幅方向の張力分布が均一でなくな
るため、やはりストリツプは蛇行してしまう。
を制御する場合、作業ロールの平行度を調整する
方式とか、作業ロール軸芯とストリツプとの直角
度を調整する方式等が一般に採用されている。し
かし、前記平行度や直角度が整えられていても、
ストリツプの板厚が幅方向で変化していたりする
と、ロール間隙に入る板の体積速度が左右で異な
り、ストリツプ幅方向の張力分布が均一でなくな
るため、やはりストリツプは蛇行してしまう。
本考案はこのような実情に鑑み、ストリツプの
板幅方向の張力分布を検出することにより蛇行の
前兆を検出し、その張力分布に対応して蛇行を制
御し得るようにしたストリツプの蛇行制御装置を
提供すべく成したものである。
板幅方向の張力分布を検出することにより蛇行の
前兆を検出し、その張力分布に対応して蛇行を制
御し得るようにしたストリツプの蛇行制御装置を
提供すべく成したものである。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
図において、1は圧延機、2は該圧延機1の作
業ロール、3はストリツプであり、前記圧延機1
のパスライン上流側に、ストリツプ3の板幅方向
の張力分布を検出するための光学式センサー等の
張力分布検出器4を設置し、又圧延機1のパスラ
イン下流側(又は上流側)に、ストリツプ3を上
下より挾持する如く、通常のピンチロールと同様
の構造の一対の制御ロール5,5を板幅方向に設
けると共に、該一方の制御ロール5の両端軸受部
に、油圧サーボバルブ6からの圧油供給により
各々伸長して制御ロール5,5間のギヤツプ調整
を行う油圧シリンダ7,7を接続し、且つ前記張
力分布検出器4からの検出信号を演算して前記サ
ーボバルブ6へ制御指令信号を出力する制御器8
を備える。尚、図中9はポンプである。
業ロール、3はストリツプであり、前記圧延機1
のパスライン上流側に、ストリツプ3の板幅方向
の張力分布を検出するための光学式センサー等の
張力分布検出器4を設置し、又圧延機1のパスラ
イン下流側(又は上流側)に、ストリツプ3を上
下より挾持する如く、通常のピンチロールと同様
の構造の一対の制御ロール5,5を板幅方向に設
けると共に、該一方の制御ロール5の両端軸受部
に、油圧サーボバルブ6からの圧油供給により
各々伸長して制御ロール5,5間のギヤツプ調整
を行う油圧シリンダ7,7を接続し、且つ前記張
力分布検出器4からの検出信号を演算して前記サ
ーボバルブ6へ制御指令信号を出力する制御器8
を備える。尚、図中9はポンプである。
斯かる構成において、圧延機1にて圧延される
ストリツプ3に蛇行が発生すると、上流側に設置
した張力分布検出器4にてその蛇行を板幅方向の
張力分布として検出することができる。張力分布
検出器4にて検出された信号は制御器8に入り、
ここで板幅方向の張力分布に対応した信号がサー
ボバルブ6に出力される。サーボバルブ6はこの
制御信号により、シリンダ7,7の一方又は両方
を伸縮して制御ロール5,5間のギヤツプ調整を
行い、検出した前記の張力分布と板幅方向で対称
な張力分布を得られるようにする。制御ロール
5,5の動かし方は、圧延部の上流にある場合も
下流にある場合も、ストリツプ3が蛇行していく
側、即ち張力が上がる側の制御ロール5,5間隙
を狭くして張力をかけるようにする。
ストリツプ3に蛇行が発生すると、上流側に設置
した張力分布検出器4にてその蛇行を板幅方向の
張力分布として検出することができる。張力分布
検出器4にて検出された信号は制御器8に入り、
ここで板幅方向の張力分布に対応した信号がサー
ボバルブ6に出力される。サーボバルブ6はこの
制御信号により、シリンダ7,7の一方又は両方
を伸縮して制御ロール5,5間のギヤツプ調整を
行い、検出した前記の張力分布と板幅方向で対称
な張力分布を得られるようにする。制御ロール
5,5の動かし方は、圧延部の上流にある場合も
下流にある場合も、ストリツプ3が蛇行していく
側、即ち張力が上がる側の制御ロール5,5間隙
を狭くして張力をかけるようにする。
このようにして圧延機1の上、下流側にて板幅
方向対称の張力分布とすることにより蛇行の発生
を防止することができる。
方向対称の張力分布とすることにより蛇行の発生
を防止することができる。
次に制御ロール5を圧延機1の出側或いは入側
の何れに設けても蛇行制御を行うことができる理
由について説明する。
の何れに設けても蛇行制御を行うことができる理
由について説明する。
今、仮に第2図に示すように、左右板厚差があ
りストリツプ3が圧延機1において左方向へ蛇行
したとする。この場合、ストリツプ3の左右の板
厚ha,hbはha>hbとなる。又この場合、圧延機1
入側での張力分布は第3図に示すように、左側で
は張力が発生し右側では圧縮力が発生した状態に
なり、圧延機1における板厚と圧延荷重の関係は
第4図の圧延機弾性曲線イとストリツプの塑性曲
線ロ,ハで表わされる。
りストリツプ3が圧延機1において左方向へ蛇行
したとする。この場合、ストリツプ3の左右の板
厚ha,hbはha>hbとなる。又この場合、圧延機1
入側での張力分布は第3図に示すように、左側で
は張力が発生し右側では圧縮力が発生した状態に
なり、圧延機1における板厚と圧延荷重の関係は
第4図の圧延機弾性曲線イとストリツプの塑性曲
線ロ,ハで表わされる。
しかるに、例えば蛇行が進行する側(第2図で
は左側)の板張力分布が高くなるように板に張力
をかけると、すなわち、制御ロール5を左側のロ
ールギヤツプが減少するようにシリンダ7を作動
させると、第2図の板の左側の塑性曲線は第4図
でロからハに変り、圧延機1において左側の板厚
が薄くなり、第5図に示すように左側のhaがhbと
なり、左右何れも板厚がhbとなつて蛇行が停止す
る。
は左側)の板張力分布が高くなるように板に張力
をかけると、すなわち、制御ロール5を左側のロ
ールギヤツプが減少するようにシリンダ7を作動
させると、第2図の板の左側の塑性曲線は第4図
でロからハに変り、圧延機1において左側の板厚
が薄くなり、第5図に示すように左側のhaがhbと
なり、左右何れも板厚がhbとなつて蛇行が停止す
る。
制御ロール5による張力の付与は、圧延機1の
入側、出側の何れからであつても良い。このこと
は、蛇行していく板の板端側を引張つて板が蛇行
しないように引き戻すという定性的な考え方と一
致する。
入側、出側の何れからであつても良い。このこと
は、蛇行していく板の板端側を引張つて板が蛇行
しないように引き戻すという定性的な考え方と一
致する。
次に、「張力分布検出器4からの信号を受け該
信号に対応した張力分布となること」と蛇行制御
との関連について説明する。
信号に対応した張力分布となること」と蛇行制御
との関連について説明する。
すなわち、第1図に示すように、圧延機1入側
に張力分布検出器4があり、圧延機1出側に制御
ロール5がある場合、検出器4は蛇行が発生して
いないときは左右対称の張力分布を出力するが、
張力分布が左右非対称の場合は、張力の高い方、
すなわち、ロールギヤツプの大きい方へストリツ
プは蛇行するので、制御ロール5は張力の高い方
をしめてやることになる。
に張力分布検出器4があり、圧延機1出側に制御
ロール5がある場合、検出器4は蛇行が発生して
いないときは左右対称の張力分布を出力するが、
張力分布が左右非対称の場合は、張力の高い方、
すなわち、ロールギヤツプの大きい方へストリツ
プは蛇行するので、制御ロール5は張力の高い方
をしめてやることになる。
圧延機1入側に張力分布検出器4、制御ロール
5の何れもがある場合には、蛇行が発生しないと
きの張力分布になるよう制御ロール5の制御を行
う。すなわち、第4図の塑性曲線がハになるよう
に制御を行う(ただし、この場合は、正常なとき
の張力分布をロツクオンしておく必要がある)。
5の何れもがある場合には、蛇行が発生しないと
きの張力分布になるよう制御ロール5の制御を行
う。すなわち、第4図の塑性曲線がハになるよう
に制御を行う(ただし、この場合は、正常なとき
の張力分布をロツクオンしておく必要がある)。
ところで、圧延材の尾端以外は、圧延機入側の
板は巻戻し機又は前段の圧延機により拘束されて
いるので、当該圧延機で蛇行した板には、ある程
度引き戻される力が働く。換言すれば、「張力の
小さい側へ圧延材は引き戻され、圧延材の蛇行方
向側により大きな張力が発生し、蛇行はあるバラ
ンス点で止まる」が、元の位置へは戻らない。こ
のため、制御ロール5により上述のような張力分
布になるよう制御を行うことが必要となる。
板は巻戻し機又は前段の圧延機により拘束されて
いるので、当該圧延機で蛇行した板には、ある程
度引き戻される力が働く。換言すれば、「張力の
小さい側へ圧延材は引き戻され、圧延材の蛇行方
向側により大きな張力が発生し、蛇行はあるバラ
ンス点で止まる」が、元の位置へは戻らない。こ
のため、制御ロール5により上述のような張力分
布になるよう制御を行うことが必要となる。
尚、本考案は前記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、例えば異速圧延時には、作業ロール
2,2間ギヤツプ入口におけるストリツプ3の盛
上りから蛇行を検出するようにしてもよいこと、
圧延機の配列はシングルであつてもタンデムであ
つても本考案の装置を適用できること、その他本
考案の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
ではなく、例えば異速圧延時には、作業ロール
2,2間ギヤツプ入口におけるストリツプ3の盛
上りから蛇行を検出するようにしてもよいこと、
圧延機の配列はシングルであつてもタンデムであ
つても本考案の装置を適用できること、その他本
考案の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
如上のように本考案によれば、圧延機にて圧延
されたストリツプの板幅方向の張力分布からスト
リツプの蛇行を検出し、検出した張力分布に対応
した張力分布となるよう制御ロール間ギヤツプを
調整できるので、ストリツプの蛇行を制御するこ
とができ、又既設の圧設ラインで蛇行制御を行う
ようにする場合に、圧延機に蛇行制御装置を取付
ける必要がないので改造工事を容易に行うことが
できる、等種々の優れた効果を奏し得る。
されたストリツプの板幅方向の張力分布からスト
リツプの蛇行を検出し、検出した張力分布に対応
した張力分布となるよう制御ロール間ギヤツプを
調整できるので、ストリツプの蛇行を制御するこ
とができ、又既設の圧設ラインで蛇行制御を行う
ようにする場合に、圧延機に蛇行制御装置を取付
ける必要がないので改造工事を容易に行うことが
できる、等種々の優れた効果を奏し得る。
第1図は本考案の蛇行制御装置の説明図、第2
図はストリツプに蛇行が生じた場合の圧延機にお
ける板厚分布状況の説明図、第3図は蛇行が生じ
た場合のストリツプの張力分布発生状況の説明
図、第4図は圧延荷重と板厚との関係の説明図、
第5図は蛇行が防止された場合の圧延機における
板厚分布状況の説明図である。 1……圧延機、3……ストリツプ、4……張力
分布検出装置、5……制御ロール、6……サーボ
バルブ、7……シリンダ、8……制御器。
図はストリツプに蛇行が生じた場合の圧延機にお
ける板厚分布状況の説明図、第3図は蛇行が生じ
た場合のストリツプの張力分布発生状況の説明
図、第4図は圧延荷重と板厚との関係の説明図、
第5図は蛇行が防止された場合の圧延機における
板厚分布状況の説明図である。 1……圧延機、3……ストリツプ、4……張力
分布検出装置、5……制御ロール、6……サーボ
バルブ、7……シリンダ、8……制御器。
Claims (1)
- 圧延機にて圧延されるストリツプの板幅方向の
張力分布を検出する張力分布検出器、ストリツプ
を板幅方向に挾持する如く配設した制御ロール、
該制御ロールの左右圧力を調整する圧力調整機
構、前記張力分布検出器からの信号を受け該信号
に対応した張力分布となるよう前記圧力調整機構
へ制御信号を出力する制御器、より成ることを特
徴とするストリツプの蛇行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20085882U JPS5999009U (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | ストリツプの蛇行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20085882U JPS5999009U (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | ストリツプの蛇行制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5999009U JPS5999009U (ja) | 1984-07-04 |
JPH0133216Y2 true JPH0133216Y2 (ja) | 1989-10-09 |
Family
ID=30426371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20085882U Granted JPS5999009U (ja) | 1982-12-23 | 1982-12-23 | ストリツプの蛇行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5999009U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0679733B2 (ja) * | 1985-09-13 | 1994-10-12 | 新日本製鐵株式会社 | 鋼帯の蛇行検出方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024901A (ja) * | 1973-07-04 | 1975-03-17 | ||
JPS53108857A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Nippon Steel Corp | Correcting method for zigzag travel of strip |
-
1982
- 1982-12-23 JP JP20085882U patent/JPS5999009U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024901A (ja) * | 1973-07-04 | 1975-03-17 | ||
JPS53108857A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Nippon Steel Corp | Correcting method for zigzag travel of strip |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5999009U (ja) | 1984-07-04 |
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