JP3348540B2 - タンデムミルの制御方法 - Google Patents

タンデムミルの制御方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯を圧延するタン
デムミルにおいて、製品板厚を一定に制御しつつ、平坦
度も向上させることが可能な板厚制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】タンデムミルにおいて板厚精度は製品品
質の重要な管理項目であり、従来より板厚制御精度向上
を図るため種々の方法が提案されている。特に最終スタ
ンドの板厚制御はそのまま製品に直結するため重要性も
大きい。
【0003】こういった最終スタンドの板厚制御方法の
1つとして特開平5−123727号公報に開示されて
いるものがある。図2は、この従来法によるタンデムミ
ルの板厚制御の構成を図示したものである。なお、以下
に説明する図中ではSTは被圧延材、#iはタンデムミ
ルの第iスタンドを表し(例えば、#4は第4スタン
ド)、またHSi は第iスタンドの圧下位置制御装置、
DMi は第iスタンドのミル駆動モータ、Xi は第iス
タンド出側に設置された板厚検出装置、TMi は第i−
1〜第iスタンド間張力検出装置、LCi は第iスタン
ドの圧延荷重検出装置を表す。この方法の特徴とすると
ころは、図2に示すように、最終スタンドの1つ上流側
のスタンドの出側の板厚実績に基づき、最終スタンドの
圧下位置と、最終スタンドを除くすべてのスタンドある
いは最終スタンドのロール速度をフィードフォワード的
に操作し、さらにこのとき、最終スタンドの入側板張力
に変動を与えないように圧下位置操作とロール速度操作
のバランスも考慮する点である。
【0004】また、最終スタンドの板厚制御方法の他の
従来技術として特開平2−92411号公報に開示され
ている方法がある。図3はこの従来法によるタンデムミ
ルの板厚制御の構成を図示したものである。図3に示す
ように、最終スタンドの圧下位置を圧延荷重を一定にす
るために用い、最終スタンドと最終の1つ上流側のスタ
ンドの速度比をこれらのスタンド間張力を一定にするた
めに用い、最終スタンドの1つ上流側のスタンドと2つ
上流側のスタンドの速度比を最終スタンドの出側板厚を
一定にするために用いることが特徴である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平5−
123727号公報に提案されているような従来の方法
を採用するとつぎのような荷重変動の問題が発生する。
一般に圧延荷重の変動は板の平坦度に大きく影響するこ
とが知られているが、最終スタンド出側での平坦度はそ
のまま製品平坦度となるため、その圧延荷重の安定性は
他スタンドと比べ、特に重要である。即ち、最終スタン
ドにおいては圧延荷重を考慮に入れた制御方法が必要で
ある。ところが上記従来技術においては板厚を一定にす
ること、張力を一定にすることは考慮しているが、圧延
荷重の安定性については全く考慮していない。そのた
め、製品平坦度の変動が激しく良質の鋼板が製造し難か
った。
【0006】また、特開平2−92411号公報に開示
されているような従来技術では、その明細書にも記載さ
れているとおり、板厚制御の操作端が最終スタンドの1
つ上流側のスタンドであるため最終スタンド出側板厚検
出までの時間遅れが大きく、また最終スタンドで発生す
る板厚変動要因への対応もできないなどの板厚制御性に
難点があり最近の厳しい板厚精度要求には対応し難い。
【0007】本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑
み、最終スタンドの圧延荷重安定性を十分に考慮するこ
とにより良質の製品平坦度を保証しながら、板厚制御
性、張力制御性にすぐれたタンデムミル最終スタンドの
制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に先立ち、発明者
はタンデムミルの最終スタンドの制御方法について、最
終スタンドと最終スタンド以外の中間スタンドとの特性
に違いを明確にするため、各種検討をおこなった。
【0009】まず、中間スタンドの自動板厚制御装置
(以下、AGCと称する)を考えるため調査検討した、
中間スタンドの圧延特性について図4および図5を用い
て説明する。
【0010】図4(a)はタンデムミルの第i−1スタ
ンドと第iスタンドを取りだした図である。板厚検出装
置Xi で検出される板厚hi と張力検出装置TMi-1 で
検出される張力Ti-1 が主制御量である。これを第iス
タンドロールギャップSi と第i−1スタンドサクセシ
ブ速度Vi-1 で操作する(第iスタンドより上流側のす
べてのスタンドの速度を同じ比率で操作するか、第iス
タンドを含み下流側のすべてのスタンドの速度を同じ比
率で操作すること。以下同じ)すなわち、中間スタンド
のAGCは図4(b)に示すような2入力2出力系とな
っている。これを図5に示す板厚−張力平面上で説明す
る。図5は縦軸に板厚hi の変化量を、横軸に張力Ti-
1 の変化量をとり、ロールギャップやサクセシブ速度を
操作したとき、板厚および張力がどのように変化するか
を、ベクトル表現したものである。図5から板厚−張力
平面はロールギャップ操作ベクトルSとサクセシブ速度
操作ベクトルVでカバーできるので、ロールギャップお
よびサクセシブ速度はいずれも応答性は十分速いものと
すれば、板厚偏差ならびに張力偏差はいずれもロールギ
ャップおよびサクセシブ速度の適切な組み合わせでそれ
ぞれ独立に制御でき、圧延ポイントを原点にもっていく
ことが可能である。次に、最終スタンドAGCを考える
ため調査検討した圧延特性について、図6および図7を
用いて説明する。図6(a)はタンデムミルの最終の2
つのスタンドを取りだした図で、Nが最終スタンドであ
る。最終スタンドでも板厚および張力が制御量であるこ
とは勿論であるが、さらに前述のように圧延荷重が重要
な制御量となる。板厚検出装置XN で検出される板厚h
N と張力検出装置TMN-1 で検出される張力TN-1 およ
び荷重検出装置LCN で検出される圧延荷重PN が主制
御量である。これを操作するアクチュエータが第Nスタ
ンドロールギャップSN と第N−1スタンドサクセシブ
速度VN-1 の2つでは制御が物理的に不可能なため、入
側板厚(最終スタンドの1つ上流側のスタンドの出側板
厚目標として制御可能)hN-1 を第3のアクチュエータ
として導入することが考えられる。即ち、最終スタンド
のAGCは図6(b)のように応答の遅いアクチュエー
タ1つを含む3入力3出力系が構成される。最終スタン
ドの場合、図5に相当するアクチュエータ特性評価は板
厚−張力−荷重空間でおこなう必要があり、これを実際
に図示したのが図7(a)〜(c)である。(a)〜
(c)はそれぞれロールギャップ、サクセシブ速度およ
び入側板厚の特性を示している。また、板厚−張力−荷
重空間の上で、応答の速いロールギャップ操作ベクトル
およびサクセシブ速度ベクトルでカバーできる平面(平
面A)を図8(a)に示す。
【0011】この平面内で応答の速い制御(ロールギャ
ップ+サクセシブ速度)により張力軸(板厚偏差と荷重
偏差を0にする)を目標とした制御を行うことと(図8
(b)で点p1 、p2 、…が目標)、応答の遅い制御
(入側板厚)でこの平面が原点を通るようにし張力偏差
を0にすること(p1 、p2 、…を原点にもっていく)
の組み合わせが、最終スタンドAGCの基本である。
【0012】上述の調査検討に基づき本発明はなされた
ものであり、タンデムミルの製品板厚を一定に制御する
ための、最終スタンドの制御方法であって、次の手順で
行うことを要旨とする。
【0013】(1)最終スタンド圧延荷重検出装置、最
終スタンド入側張力検出装置、最終スタンド出側板厚検
出装置および最終スタンドの1つ上流側スタンドの板厚
制御装置、ならびに各スタンドに圧下位置制御装置を備
えたタンデムミルの場合、 最終スタンド圧延荷重検出装置の出力から荷重修正出
力量を演算する。
【0014】荷重修正出力量に圧延条件に応じて予め
設定された各制御ゲインGs1、Gv1を乗じて圧下位置修
正指令量S1 およびロール速度修正量V1 を算出する。
【0015】最終スタンド出側板厚検出装置の出力か
ら板厚修正出力量を演算する。
【0016】板厚修正出力量に圧延条件に応じて予め
設定された各制御ゲインGS2、GV2を乗じて圧下位置修
正指令量S2 およびロール速度修正量V2 を算出する。
【0017】前記圧下位置修正指令量S1 と前記圧下
位置修正指令量S2 の和に基づき最終スタンドの圧下位
置制御装置によってその圧下位置を修正する。
【0018】前記ロール速度修正量V1 と前記ロール
速度修正量V2 の和に基づき最終スタンドを除くすべて
のスタンドあるいは最終スタンドのロール速度制御装置
によってそのロール速度を修正する。
【0019】最終スタンド入側張力検出装置の出力か
ら張力修正出力量を演算する。
【0020】張力修正出力量に圧延条件に応じて予め
設定された制御ゲインG3 を乗じて入側板厚修正指令量
hを算出する。
【0021】前記入側板厚修正指令量hに基づき最終
スタンドの1つ上流側スタンドの板厚制御装置によっ
て、最終スタンドの1つ上流側スタンドの出側板厚を修
正する。
【0022】(2)最終スタンドの1つ上流側スタンド
に板厚制御装置を備えていないタンデムミルの場合、
〜までは(1)項と同手順である。
【0023】張力修正出力量に圧延条件に応じて予め
設定された各制御ゲインGS3、GV3を乗じて圧下位置修
正指令量S3 およびロール速度修正量V3 を算出する。
【0024】前記圧下位置修正指令量S3 に基づき最
終スタンドの1つ上流側スタンドの圧下位置制御装置に
よってその圧下位置を修正する。
【0025】’前記ロール速度修正指令量V3 に基づ
き最終の2つのスタンドを除くすべてのスタンドあるい
は最終の2つのスタンドのロール速度制御装置によって
そのロール速度を修正する。
【0026】
【作用】図1は本発明方法に係るタンデムミルの板厚制
御装置の構成を示したもので、5スタンドミルの後段の
3スタンドを示している。
【0027】図1を用いて、定常圧延状態からミルが減
速に入ったときの状況を例にとって、本発明方法を具体
的に説明する。
【0028】ミル減速即ち圧延速度が下がるとロールと
被圧延材の間に引き込まれる圧延油が減少するため潤滑
性が低下し、摩擦係数が大きくなる。これは圧延荷重の
増加、板厚の増加という形であらわれてくる。このと
き、板厚検出装置X5 はプラスの板厚偏差を検出し、#
5スタンド板厚制御装置HC5 はこれを修正するため、
主として、V2 にサクセシブ速度減速方向の指令を出力
する。また、荷重検出装置LC5 はプラスの荷重偏差を
検出し、#5スタンド荷重制御装置PCはこれを修正す
るため、S1 にロールギャップ開方向の指令を、またV
1 にサクセシブ速度減速方向の指令を出力する。これら
により、#5スタンド圧延荷重の増加を防ぎながら、#
5スタンド出側板厚を目標値まで薄目修正できる。しか
し、このとき#4−#5スタンド間張力は大きく増加す
ることになる。これは張力検出装置TM4 によって検出
され、張力制御装置TC4 により入側板厚のマイナス補
正が出力される。#4スタンド板厚制御装置HC4 はこ
れを受けて、#4スタンドロールギャップを閉方向、#
3スタンドサクセシブ速度を減速方向に修正し、スタン
ド間の移送時間の後#5スタンド入側板厚は薄目修正さ
れる。このとき、板厚検出装置X5 は僅かながらマイナ
スの板厚偏差を検出し、#5スタンド板厚制御装置HC
5 はこれを修正するため、V2 にサクセシブ速度増速方
向の指令を緩やかに出力する。これにより#4−#5ス
タンド間張力は元のレベルまで下がってくる。板厚制御
装置HC5 および荷重制御装置PCはこれよりはるかに
高速で連続制御しているため(例えば、HC5 、PCの
応答時間は0.5秒程度、TC4は5秒以上)、板厚お
よび張力はこの間で変動することはない。
【0029】したがて本発明方法により、平坦度を保証
しつつ、かつ板厚制御性および張力制御性に優れたタン
デムミル最終スタンドの制御が可能となる。
【0030】
【実施例】5スタンドのタンデムミルにおいて、板幅1
200mm、板厚2.3mmの母材を0.5mmまで圧
延した場合を例に取って説明する。
【0031】図9は本発明による板厚制御方法の一実施
例を示すブロック図である。
【0032】まず、#5スタンド圧延荷重偏差e1 に比
例積分演算を施すことにより荷重修正出力c1 を求め、
#5スタンド出側板厚偏差e2 に比例積分演算を施すこ
とにより板厚修正出力c2 を求めた。このc1 に制御ゲ
インGS1を乗じ、c2 に制御ゲインGS2を乗じて加算す
ることにより#5スタンド圧下位置修正指令を求めた。
またc1 に制御ゲインGV1を乗じ、c2 に制御ゲインG
V2を乗じて加算することにより、#1〜#4スタンドロ
ール速度修正指令を求めた。なお必要に応じて、他の制
御装置(例えば負荷バランス制御装置等の出力たる圧下
位置指令)のロール速度指令分がさらに加算出来るよう
にした。さらに#4−#5スタンド間張力偏差e3 に比
例積分演算を施すことにより張力修正出力c3 を求め、
このc3に制御ゲインG3 を乗じて#4スタンド出側板
厚修正指令を求めた。この#4スタンド出側板厚修正指
令を#4スタンド出側板厚偏差と加算したe4 に比例積
分演算を施すことにより#4スタンド板厚修正出力c4
を求め、このc4 に制御ゲインGS4を乗じて#4スタン
ド圧下位置修正指令を求めた。また、c4 に制御ゲイン
GV4を乗じて#1〜#3スタンドロール速度修正指令を
求めた。
【0033】図10は、本発明による板厚制御方法の他
の実施例を示すブロック図で、#4スタンド出側板厚制
御装置を備えていない場合の請求項2に対する一実施例
である。
【0034】#5スタンド圧延荷重偏差e1 、#5スタ
ンド出側板厚偏差e2 の系統は図9と同じである。#4
−#5スタンド間張力偏差e3 については比例積分演算
を施すことにより張力修正出力c3 を求め、このc3 に
制御ゲインGS3を乗じて#4スタンド圧下位置修正指令
を求めた。また、c3 に制御ゲインGV3を乗じて#1〜
#3スタンドのロール速度修正指令を求めた。
【0035】なお、いずれの場合にも制御ゲインGS1、
GV2等は制御ゲイン演算装置によりコイル毎に最適値を
計算設定するようにした。
【0036】次に、本発明方法と前述の図2および図3
に代表される従来法(2方式)とを実圧延ミルでテスト
圧延し、比較した結果を示す。加減速時の平均的な板厚
変動幅と荷重変動幅について、変動の大きいものを1.
00とした相対比較を行ったものであるが、本発明方法
によるものが格段に優れていることが判る。
【0037】 本発明方法 従来法1(図2) 従来法2(図3) 板厚変動幅 0.32 0.37 1.00 荷重変動幅 0.08 1.00 0.13
【0038】
【発明の効果】その結果後述の通り、製品平坦度を保証
しながら、板厚制御性および張力制御性に優れたタンデ
ムミル最終スタンドの制御が実施可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する、タンデムミルの板厚制
御システムの構成を示したもので、5スタンドミルの後
段の3スタンドを示している。
【図2】従来法によるタンデムミル最終スタンドの板厚
制御例(方式1)の構成を図示したものである。
【図3】従来法によるタンデムミル最終スタンドの板厚
制御例(方式2)の構成を図示したものである。
【図4】タンデムミルの第i−1スタンドと第iスタン
ドを取りだした説明図である。
【図5】縦軸に板厚hi の変化量を、横軸に張力Ti-1
の変化量をとり、ロールギャップやサクセシブ速度を操
作したとき、板厚や張力がどのように変化するかを、ベ
クトル表現した説明図である。
【図6】タンデムミルの最終の2つのスタンドを取りだ
した説明図で、Nが最終スタンドである。
【図7】図5に相当する、板厚−張力−荷重空間でのロ
ールギャップ、サクセシブ速度および入側板厚のアクチ
ュエータ特性評価の説明図である。
【図8】ロールギャップ操作ベクトルおよびサクセシブ
速度ベクトルでカバーできる平面(平面A)の説明図で
ある。
【図9】本発明による板厚制御方法の一実施例のブロッ
ク図である。
【図10】本発明による板厚制御方法の請求項2に係る
実施例で、最終スタンド出側板厚制御装置が無い場合の
ブロック図である。
【符号の説明】
ST :被圧延材 HSi :第iスタンドの圧下位置制御装置 DMi :第iスタンドのミル駆動モータ Xi :第iスタンド出側に設置された板厚検出装置 TMi :第i−1〜第iスタンド間張力検出装置 LCi :第iスタンドの圧延荷重検出装置 HCi :第iスタンドの板厚制御装置 TCi :第iスタンドの張力制御装置 PC :荷重制御装置 S1 、S2 :圧下位置修正指令量 V1 、V2 、V3 :ロール速度修正量 h :入側板厚修正指令量

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最終スタンド圧延荷重検出装置、最終スタ
    ンド入側張力検出装置、最終スタンド出側板厚検出装
    置、最終スタンドの1つ上流側スタンドの板厚制御装
    置、各スタンドに設置された圧下位置制御装置を備えた
    タンデムミルの制御方法において、最終スタンド圧延荷
    重検出装置の出力から圧下位置修正指令量S1 およびロ
    ール速度修正量V1 を算出し、最終スタンド出側板厚検
    出装置の出力から圧下位置修正指令量S2 およびロール
    速度修正量V2 を算出し、前記圧下位置修正指令量S1
    と前記圧下位置修正指令量S2 の和に基づき最終スタン
    ドの圧下位置制御装置によってその圧下位置を修正し、
    また、前記ロール速度修正量V1 と前記ロール速度修正
    量V2 の和に基づき最終スタンドを除くすべてのスタン
    ドあるいは最終スタンドのロール速度制御装置によって
    そのロール速度を修正し、さらに、最終スタンド入側張
    力検出装置の出力から入側板厚修正指令量hを算出し、
    前記入側板厚修正指令量hに基づき最終スタンドの1つ
    上流側スタンドの板厚制御装置によって、最終スタンド
    の1つ上流側スタンドの出側板厚を修正することを特徴
    とするタンデムミルの制御方法。
  2. 【請求項2】最終スタンド圧延荷重検出装置、最終スタ
    ンド入側張力検出装置、最終スタンド出側板厚検出装
    置、各スタンドに設置された圧下位置制御装置を備えた
    タンデムミルの制御方法において、最終スタンド圧延荷
    重検出装置の出力から圧下位置修正指令量S1 およびロ
    ール速度修正量V1 を算出し、最終スタンド出側板厚検
    出装置の出力から圧下位置修正指令量S2 およびロール
    速度修正量V2 を算出し、前記圧下位置修正指令量S1
    と前記圧下位置修正指令量S2 の和に基づき最終スタン
    ドの圧下位置制御装置によってその圧下位置を修正し、
    また、前記ロール速度修正量V1 と前記ロール速度修正
    量V2 の和に基づき最終スタンドを除くすべてのスタン
    ドあるいは最終スタンドのロール速度制御装置によって
    そのロール速度を修正し、さらに、最終スタンド入側張
    力検出装置の出力から圧下位置修正指令量S3 およびロ
    ール速度修正量V3 を算出し、前記圧下位置修正指令量
    S3に基づき最終スタンドの1つ上流側スタンドの圧下
    位置制御装置によってその圧下位置を修正し、前記ロー
    ル速度修正指令量V3 に基づき最終の2つのスタンドを
    除くすべてのスタンドあるいは最終の2つのスタンドの
    ロール速度制御装置によってそのロール速度を修正する
    ことを特徴とするタンデムミルの制御方法。
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