JPH0132498B2 - - Google Patents

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JPH0132498B2
JPH0132498B2 JP59112863A JP11286384A JPH0132498B2 JP H0132498 B2 JPH0132498 B2 JP H0132498B2 JP 59112863 A JP59112863 A JP 59112863A JP 11286384 A JP11286384 A JP 11286384A JP H0132498 B2 JPH0132498 B2 JP H0132498B2
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JP
Japan
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signal
paper
sequence
jam
program
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JP59112863A
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English (en)
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JPS60136758A (ja
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Yutaka Komya
Katsumi Murakami
Tsuneki Inuzuka
Hisashi Sakamaki
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP59112863A priority Critical patent/JPS60136758A/ja
Publication of JPS60136758A publication Critical patent/JPS60136758A/ja
Publication of JPH0132498B2 publication Critical patent/JPH0132498B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は画像処理装置に関する。 本発明が適用される複写機の複写プロセス例を
説明すると、導電層、光導電層、絶縁層から成る
感光体を有する感光ドラムの表面はドラム回転に
従つてまず一次帯電器によつて、一様に前帯電
(例えばプラス帯電)され次に原稿台(もしくは
光学系)の移動とともに光像が走査投影され同時
に再帯電器により交流(もしくは前帯電器とは逆
極性の直流)で除電されて光像の明暗に応じた静
電潜像が形成される。更に上記潜像は全面露光さ
れてコントラストの高い静電潜像にされた後現像
器中のトナーを主とする現像剤により可視化され
る。その後上記トナーと同極性(例えば前帯電が
プラスの場合はマイナス)のコロナ放電により上
記可視像は転写され易くされ、そして普通紙に転
写され、搬送されつつヒータにより転写機上に定
着される。一方転写済みの感光ドラム表面に残留
する着色粒子等の現像剤はクリーニングブレード
により、又残留電荷はランプとコロナ放電器とに
より除去され感光体の繰返しが可能となる。以上
の様な複写プロセスを繰返すことにより、所望枚
数の複写物が得られる。 以上の如きプロセスシーケンスの制御に対して
従来トランジスタ(TTLと呼ぶ)などを使用し
て回路構成していたが、TTLはノイズマージン
が小さく、ノイズに対して極めて弱い性質があ
り、特に複写機などの様な高圧を使用するものに
於いては著しい。したがつて、ノイズ防止対策と
してRCフイルタ(抵抗、コンデンサより成るフ
イルタ)を多く用い部品点数が多くなり、複雑な
回路構成になつていた。 更に制御回路構成に際し、複雑な論理式を立て
る必要があり設計時間を多くした。 又コピーサイズに応じてプロセス処理手段を無
駄な動作を少なくして適切なタイミング動作させ
るには更に余分の回路構成を要するものである。 更にいわゆるハードワイアド論理回路等で構成
された制御回路は、複雑な制御回路構成故に多く
の素子が必要とされるのでコストが高くなるとと
もにシーケンス制御の変更が簡単にできない欠点
を有するものであつた。 紙送り不良のために生ずぬ紙ずまり(以後
JAMと書く)検出に於ては、紙サイズの異なる
複写体を一枚あるいは多数枚複写する場合の区別
が必要となり、複雑な回路構成となり検出精度も
悪くしていた。また、この種の制御装置に於て、
JAM検出誤動作は致命的であり、この防止対策
として防止回路など、多くの設計、検討時間を要
していた。 又、複写機等において装置を試験運転させるこ
とがある。 しかし試験運転中装置にジヤム等の異常が生じ
てプロセスの実行の途中で停止してしまうことが
あり、試験運転がスムーズにできなくなることが
ある。 又、試験運転させる場合紙等の消耗材を大量に
使つてしまう不都合がある。 他方、例えば紙を使わずに試験運転しようとす
ると紙に関係する各種異常検出が働き中途停止し
てスムーズな試験運転が望めない。 これに対し疑似的に紙ありの状態に紙検出器を
セツトして試験運転することが考えられる。 例えば、所定タイミングで通路出口への紙の未
到着を検出して装置停止する場合は、単に疑似的
に紙ありの状態に紙検出器をセツトしても、排紙
ジヤム検出が働いて装置を停止し、従つてスムー
ズな試験運転が望めないことがある。 本発明は上記欠点を除去するとともに消費材の
無駄な消耗を極力防止し、スムーズな試験運転を
可能にしたものである。 特に試験運転をプログラムにより実行できるよ
うにするとともに、その場合のプログラムの軽減
にある。 すなわち、本発明は記録材に像形成するための
プロセス手段と、 記録材のジヤム及び記録材の有無をチエツクす
るため互いに異なる複数の個所に設けられた不適
正検出手段と、 上記プロセス手段をシーケンスタイミング制御
したり上記複数の不適正検出手段によりシーケン
ス中断制御したりさせるシーケンス制御手段とを
有し、 上記シーケンス制御手段は、上記複数の不適正
検出手段によるジヤム判別工程及び記録材の有無
判別工程を実行して装置状態をチエツクするこ
と、上記複数の不適正検出手段の1つにより装置
状態が不適正であることを判定すると像形成シー
ケンスを中断させること、のためのプログラムを
含むシーケンスプログラムを格納した第1メモリ
(ROM)と、 上記シーケンス制御に必要なデータを記憶する
第2メモリ(RAM)と、 上記第1メモリのプログラム処理に従つて、上
記プロセス手段に制御信号を出力したり、装置に
おける不適正状態を検知してシーケンス停止の出
力をする処理手段とを含み、 更に上記ジヤム判別工程及び上記記録材の有無
判別工程を除く特定プログラムに上記プログラム
処理の流れを変更するための特定信号を上記制御
手段に入力させるためのデータ入力手段を有し、 上記データ入力手段からの特定信号に基づいて
上記第2メモリの特定番地にフラグをシーケンス
制御開始前にセツトし、上記ジヤム判別工程開始
前毎及び上記記録材の有無判別工程開始前毎に上
記第2メモリにそのフラグがセツトされているか
否か判定し、上記フラグがセツトされていること
を判定すると上記第1メモリにおける上記ジヤム
判別工程及び上記記録材の有無判別工程をジヤン
プして次の工程へ進み、正常時の上記像形成シー
ケンス工程のプログラムを利用したプログラム処
理の実行により上記プロセス手段を動作させ、上
記複数の個所において装置状態が不適正であつて
も装置を作動させて試験運転させる画像処理装置
を提供することにある。 これにより記録材を使用としないスムーズな試
験運転を通常運転のプログラムステツプの利用に
より行うことができ、従つて試験運転モードをも
つた画像処理装置に対して総合的にプログラムの
軽減ができる。また複写機の制御上必ず必要とす
る各種長短時間タイマー回路を作る場合個々の独
立した回路が必要となり、特に長時間タイマーを
作る場合高価なものとなつていた。 本発明は以上の如き欠点を除去した画像形成装
置の提供にあり、 又本発明は、良好な画像を常時得ることのできる
液体現像転写方式による複写装置の提供にあり、 又本発明は、無端感光体を効率良く使用できかつ
安定良好な画像を得る画像形成装置の提供にあ
り、 又本発明は、形成画像のサイズに応じてシーケン
スの適切なタイミング処理を行なう画像形成装置
の提供にあり、 又本発明は、形成画像のサイズ及び回数に応じて
適切にジヤム判別を行なう画像形成装置の提供に
あり、 又本発明は、制御用コンピユータの誤動作を防止
して安定制御を行なう画像形成装置の提供にあ
り、 又本発明は、装置の放置時間に係らず安定な画像
を得る画像形成装置の提供にある。 即ち、感光ドラム、ベルト等の回転体に静電潜
像を形成すべく原稿台もしくは光学系等の露光操
作手段と、この走査手段によりその反転位置等複
数の基準信号を発生する手段と、その基準信号を
入力し像形成の為のシーケンスステツプを記憶し
たROM等のメモリ内容とに基づいてプロセス処
理負荷のシーケンス制御を行なう制御手段CPU
とを有することを特徴とする。 更に、基準信号の他に回転体の回転により得ら
れるクロツクパルスをCPUに入力して前処理、
プロセスサイクル、後処理の適切なタイミング処
理を行なうものである。 更に、サイズ信号をCPUに入力してプロセス
サイクル、後処理のサイズに応じたタイミング処
理やジヤム判別を行なうものである。 ここに走査手段は回転体に光ビーム走査して潜
像を形成するものでもよく、基準信号が一定走査
後に得られる。感光体は絶縁層のない二層を使用
し像形成プロセスをカールソンプロセスを適用し
てもよい。 又クロツクパルスは例えばドラム1回転につき
15・75パルスを発生する様に構成されてある。こ
の様にすることにより、16個のクロツクパルスを
カウントすることによりドラムは完全に1回転又
は若干オーバーすることが出来る。 このことは複写サイクルの前後に於ける感光体
の後述する前処理又は後処理工程に於て、未処理
部分をなくし、したがつてエンドレスドラムの長
所である感光体の任意の部分から複写工程に入る
ことを可能とする。 (前処理) (1) 前露光、感光体は光照射前歴により光感度特
性が異り、従つて、一枚目のコピーと二枚目の
コピーでは感光板の感度が異つている。従つて
感光体上に潜像形成に先立つて均一露光をする
事により、感光体の疲労効果により感光板の特
性を一枚目とそれ以降のコピーとで同じにして
しまう。 (2) 更に後述如く、コピー後放置した場合クリー
ニングブレードと感光体との接触部にトナーが
固着する事があり、この場合複写サイクルに先
立つて、これをクリーニングする必要を生ずる
ことがある。 (後処理) 感光体は各種の電位を有する高圧帯電を受ける
ため、感光体の各部の表面電位及び極性が異な
り、この状態で放置した場合、ドラムの特性に悪
影響を与えるため、複写サイクル終了時にこれを
例えばACコロナにより表面を除電しておくこと
が望ましい。更に、従来の有端感光体に如く、ド
ラムが一定のホームポジシヨンに停止するが如き
ものであると、停止位置が常に一定なので、コロ
ナ帯電による影響が同じ部分に累積されること及
びドラムクリーナがかなりの圧力でドラムに圧接
されているため、感光体の同じ部分に物理的な変
形を受けることも不可避である。しかるに本発明
に如く、ドラム1回転につき適当なクロツクパル
ス発生せしめる事により、ドラムの停止位置更に
はスタート位置が刻々づれて行き前記の如き、悪
影響を累積的に受けることを回避出来ると共に感
光体の全長にわたり満遍なく使用出来、感光体の
長寿命化に寄与する。 以下第1,2図によつて本発明の複写機例の作
動を説明する。まずメインスイツチ10をONに
すると、デイジタル制御回路をリセツトし及び他
の電気系統の立上りのため短時間を要し(ここで
は約4秒)その後後述する感光ドラム15を回転
する感光ドラム1回転につき約16回のクロツクパ
ルスを出す様に駆動系の一部にクロツクパルス発
生機構を設けてある。そこでこの感光ドラム15
が回転をはじめるとまず16クロツクパルス(以後
16CPetcと書く)分、ドラムは1回転もしくはほ
ぼ1回転する。これは複写工程に入る前段階と考
えて良く、複写工程に入つた場合に良質なコピー
を取るためであり省略しうることもある。ここで
もしコピー釦13をONにすればそのまま複写工
程に入る。まずコピー釦13をONすると先の
16CP分プラス3CP分だけ感光ドラム15が回転
し、そこで始めて原稿台ガラス5上に原稿をおい
た原稿台2はスタートし、照明ランプ16により
照射され、その像は反射ミラー17、インミラー
レンズ18により露光部19でドラム15上に結
像する。 尚感光ドラムはつぎ目のない感光体をドラム周
上に装着し、表面使用の効率をうる。感光ドラム
15の表面つまり感光層の上を、透明絶縁層で覆
われた感光体はまず高圧電源20から+の高電圧
を供給するプラス帯電器21からのコロナ電流に
より+に帯電させられる。続いて露光部19に達
すると、先にも述べた通り、照明ランプ16に照
射された被写体の像が感光ドラム15上にスリツ
ト露光される。それと同時に高圧電源20から
AC高電圧が供給されている。AC帯電器22によ
りAC帯電うける。そしてその次に行なわれる全
面露光ランプ23による全面露光によつてドラム
表面上に高コントラストの静電潜像を形成し、次
の現像工程へ入る。現像器24は現像液25を入
れる容器26、現像液を撹拌し且つ現像電極部に
押し上げるポンプ27、現像電極28、及びドラ
ム上に顕像化された画像にかぶりがある場合その
かぶりを除去するため、ドラムに極く近接して回
転し、一方はアースされている電極ローラ29よ
り成り立つ、感光ドラム15上に形成された静電
潜像はポンプ27により現像電極28上に押し上
げられた現像液25中のトナーにより現像され
る。次にポスト帯電器30で高圧電源20から高
電圧による帯電を受けて感光ドラム15上の余分
な現像液を像を乱すことなく絞りをとる。次いで
給紙部より送られてきた転写紙7が感光ドラム1
5に密着し、転写帯電器31で高電源20からの
+高電圧による電界で感光ドラム15上の像が転
写7上に転写される。転写を終つた転写紙7は分
離ベルト32で分離され乾燥定着部33に導かれ
る。感光ドラム15は圧接されたブレードクリー
ナ34のエツジ部35で残余のトナー現像液を拭
い去られ、再び次のサイクルを繰り返す。ブレー
ドクリーナ34で拭われた現像液は感光ドラム1
5の両端部に設けられた溝36(第3図)により
現像器24に導かれ再び現像に用いられる。 ここで先に述べたメインスイツチ10をONに
して16CP的当分ドラムが回転し、その16CP分+
3CP分ドラムが回転してから何故はじめて原稿台
2が動きはじめるかを説明すると、本機において
は、感光ドラムにエンドレスタイプのドラムを使
用しており、そのために、感光ドラムのどの面も
画像形成に寄与出来るようになつている。したが
つてなるべくむだな回転をはぶいて単時間当り複
写枚数をふやすことになると、まず最初のドラム
1回転分はブレードクリーナエツジ部35にいく
らかでも残余しているトナーがもし、この機械を
例えば1週間も使用しないときに乾燥し、ドラム
に固着する等のことが最悪の場合生じ、その場合
潜像形成に先立つて感光ドラムを清掃する必要が
あるためである。 次に3CP分であるがこれは先に述べた複写工程
の中で、スリツト露光される前に+帯電工程があ
るわけで、それに前述のクリーナエツジ部分のと
ころを最初の1枚目のコピーのときは避けた方が
より信頼出来うる機械になるということからの処
理である。 転写紙7はカセツト6に収められ、カセツトは
機体左下の給紙部に着脱可能であり転写紙のサイ
ズに応じて各種用意される。原稿台が予め定めた
位置に到達すると、原稿台側に固定された作動片
161(第4図)により本体側の検知手段が作動
させられ信号が出て、常に回転している給紙ロー
ラ40が降下してカセツト6内の最上部の転写紙
接触し、分離爪39との動きで転写紙を一枚分離
してカセツト6から送り出す。しかしすぐ近くに
あるレジスタロール41,42は給紙ローラ40
の降下と同時に停止するのでカセツト6から送り
出された転写紙7はその先端がレジスタローラ4
1,42の接触部に当つた状態でガイド43,4
4の間でたるみをつくる。そして給紙ローラが上
昇しようとする頃に感光ドラム上の像の先端にタ
イミングをとつて再びレジスタローラ41,42
は回転し転写紙7は感光ドラム15の周速と一致
した速度で送られる。 次に原稿台移動につき説明する。原稿台ガラス
5の上に複写すべき原稿をその先端をガラスの先
端Aにあわせて載せ、押へカバー3(第1図)で
押えて、コピーボタン13(第1図)を押すと、
ドラムが回転を開始し、それと同時に作動を始め
る。クロツクパルス発生機構からの9CP後の原稿
台スタート信号により原稿台2は第1図の左方
へ、感光ドラム15の周速と同期して移動し、ス
リツト露光を行なう。露光が終ればカセツト内の
紙サイズに応じ原稿台2自身からの信号で原稿台
2は左方への動きをやめ直ちに逆方向即ち右方へ
戻る。この戻りに要する時間は複写に於るロス時
間であるから短かい事が望ましい。本機に於ては
戻り速度を往動時の約4倍の速度とし複写の能率
を上げている。この様に戻り速度が速い為停止時
のシヨツクを生じ易いが本機ではブレーキ機構に
よりシヨツクを吸収し、速やかに原稿台2を所定
位置に停止させる。同じ原稿から連続して多数枚
の複写を行なう場合にもコピーボタン13と連動
した計数装置(図示せず)によつて容易に行なえ
る。連続複写時の原稿台再スタートは原稿台2が
所定位置ホームポジシヨンに停止した後、直ちに
行なう。コピーボタンは枚数設定器に(第1図)
で設定された枚数のコピー紙が給紙されるまでオ
ンしつづける。又本実施例の複写機は最大B4サ
イズから最小B5サイズまでの各種サイズの複写
が可能である。このような場合、いかなる複写サ
イズに於ても原稿台2が最大複写サイズである
B4の距離を移動していたのでは単位時間当りの
複写枚数が少く、時間的損失が大きい。そこで本
複写機では各複写サイズに対応し(例えばA4、
B5に対応し)原稿台反転信号発生部材48A,
B,C(第4図)を複数個有し、各複写サイズに
対応し、複写サイクルを変更し、複写能率を高め
ている。上記のような複写サイズによるサイクル
の違いはサイズ別にあるカセツト6からの信号で
判別している。 次に複写終了後の休止状態及び再スタートにつ
いて述べる。 複写操作が全て終了した後に電源を入れたまま
放置しておくと感光ドラム15が常に回転し、又
高圧電源が入つていたのでは感光ドラム15やブ
レードクリーナ34の耐久性の面で好ましくな
い。したがつて本実施例の複写機では、ある複写
操作が終了して一定時間たつても次の複写操作が
行なわれない時にはメインスイツチ10がONで
あつても自動的にドラムが停止して休止状態に入
るようになつている。この時間は転写された転写
紙7が機外へ排出され、感光ドラム15の全面が
クリーニングされるのに要する時間より長く設定
されている。この休止状態の時複写を行なうには
操作部9のコピーボタン13を押せば全て休止前
の状態に復帰し、ドラムが回転し9CP後に原稿台
2は往動を始める。この休止中にコピーボタン1
3を押すと、高圧電源20が入り、感光体15が
回転を始める。 コピーボタン13を押す以前では感光体15上
はAC除電器22で均一な電位に保持されている。
そこへ次のコピーボタン13を押し−帯電器3
0、+転写帯電器31が入り、感光体15が回転
し始めると、−帯電器30、+転写帯電器31間が
+に帯電され、−帯電器以後は+帯電器31で電
位的に中和される。したがつて−帯電器30付近
を境にして、感光体15上は極端な電位差となり
この領域が画像形成上に入ることは画像に悪影響
を及ぼす。 画像形成の始まるAC除電器22からこの−帯
電器30までの距離をクロツク数に換算し、画像
に影響を及ぼさないクロツク数が9CPである。 第4図は駆動系及び信号発生部である。 後フレーム50の上端部には制御信号用磁気検
知素子48,71,72を取付ける部材73,7
4が固定されている。(第2図及び第3図)ガイ
ドレール取付台73,74には磁気検出素子48
A,71,72,48B,48Cが固定されてお
り原稿台2に取付けられた磁石161,162に
よつて順次制御信号を出す。今コピーボタンが押
され、原稿台2が往動を開始すると、まず磁石1
61と、素子71により給紙指令が出る。更に原
稿台が往動し、各複写サイズ(B5、A4、B4)の
露光が終了し磁石161が素子48A又は48B
又は48C上に達すると反転指令が出、原稿台2
は往動から復動へ移る。復動が進行し、磁石16
2が素子72に達すると停止指令により原稿台2
は所定位置に停止する。サイズ切換指令はカセツ
ト6により出される。 クロツクパルス発生機構は、メインモータM1
に取付けられたスプロケツトホイール85からチ
エーン86を介し、駆動されるスプロケツトホイ
ール112にはギアー113が一体的に固定され
ており該ギア113はクロツクパルス発生用磁石
163を保持したアーム114に固定されたギア
115と咬み合い、磁石を回転させ、後フレーム
50に対し固定された磁気検知素子164と該磁
石により該メインモータM1の回転速度と同期し
た一定間隔のクロツクパルスを発生させる。 次に紙送り不良時の操作について述べる。 本実施例の複写機は転写紙が所定の工程(給
紙、転写、分離、定着)を終へ、所定時間内に機
外に排出されたか否かを確認するジヤム検出手段
を有しており、上記工程中に転写紙が事故により
停止し、所定時間後に機外に排出されない場合に
は機械を停止させ、発火等の事故を起さない様構
成されている。転写紙到来の有無を検出する方法
は、転写紙が定着ヒータ124を通過し、排紙ロ
ーラ46上に到達した時、排紙ローラと同軸上に
設置されたJAM検コロ180を押し上げる。す
るとレバー181が左上方に押し上げられ、レバ
ー181の先端に取付られた磁石130も押上げ
られ、固定されている磁気検知素子129から遠
ざかり信号を出す。 ジヤムを検知したときは定着器ヒータは切れ、
メインモータMが停止する為にドラム95は停止
するが原稿台2は所定位置(ホームポジシヨン)
まで戻つた後停止する。停止した場合には第1図
に於てヒンジ131を中心として開く事の出来る
上カバー127をダクト128と共に垂直に開
く。この状態で熱板124上には何も残つておら
ず定着部でジヤムを起した場合には上カバー12
7を開ければ手で安易に転写紙を取り去る事が出
来る。次に熱板124を含む分離部と共に軸13
2により回転自在に支持され通常は、ロツク機構
133で定位置に保持され、上カバー127を開
けた後にロツク機構をはずす事によつて軸132
を中心に反時計方向に回動し、レジスターローラ
41,42以後の転写紙通路は開放され、手によ
つて容易にジヤムした転写紙を取除く事が出来
る。この時分離ベルト32は感光ドラム15から
離れるので分離部にジヤムした転写紙の取出しも
容易である。 ジヤムした転写紙を取除いた後にジヤム解除操
作を行ない上カバー127を閉じる事によつて機
械は全て元の状態に復帰する。 次にカセツト6の本体1に対する装着法につい
て述べる。機体に固定されたカセツト置台144
上にカセツト6の定部145を置きカセツトを機
体内に押し込むとカセツト下部の突出部146が
カセツト置台の位置決め板147に当る様にロー
ラ148を有するバネ149によつてカセツト6
は所定位置に押圧装着される。この時カセツト側
壁に設けられたカム150とカセツト置台144
に設置されたマイクロスイツチ151,MS1,
152,MS2によつてカセツト装着信号とサイ
ズ信号を出す。 次に本複写機中の各機器を動作制御する全体の
回路構成を第6図に示す。コンピユータのI1
I2,I4,I8に入力信号群として、前述した各磁気
検知素子、マイクロスイツチ等から各々信号が入
つてくる。O1〜O15から出力群として、パルスト
ランス、豆ランプ、ソレノイド、電磁クラツチ等
を駆動するめの信号が出力される。中央には上記
入力信号群からの信号を処理するマイクロコンピ
ユータがあり、マイクロコンピユータは時系列的
処理をするため、多くの入力信号群から、ある1
つの入力信号を読込まなければならない。そのた
め、マイクロコンピユータの出力の一部(以後プ
ローブ信号と書く)を入力信号群に介し、どの入
力信号を読込むかをプローブ信号として使用し、
マトリツクス回路(第15図)に入力し、取り出
された1つの信号をマイクロコンピユータはI1
からI8から読込む。読込まれた情報をマイクロ
コンピユータは処理し、後述第11図、第12図
に示すようなフローチヤートにしたがつて順次出
力端子θ△〜θ15に出力する。この出力信号が
出力制御回路(第16図)に入力され、論理処理
された後、出力信号群に出力され、各負荷を駆動
する。 第7図によりマイクロコンピユータについて説
明する。第7図はTEXAS社製マイクロコンピユ
ータTMS−1000の内部回路ブロツク図である。
その中でROMは複写装置の後述第11,12図
のシーケンス内容をコードで予め順序立てられ
て、各番地に組込み、番地を設定する毎にその内
容を取り出すことの出来る読出し専用メモリーで
ある。 0番地から必要最終番地迄順に8bitの2進コー
ドで制御内容を記憶する。 RAMはプログラム実行中一時、データ等を記
憶する読出し書込み用メモリーで2進化コードの
1組を格納するメモリーである。詳しくは第8図
に示され、各ビツトはフリツプフロツプで構成さ
れていて、番地指定信号により組が選択され、そ
の中の複数個のフリツプフロツプへデータを書込
んだり読出したりする。RAM中のどの番地に格
納された情報かはXレジスタとYレジスタで指定
する。又cpuは入力されたデータの解読、データ
を処理する加減算論理演算機能をもつALU、
ROMに格納されている命令の番地を指定するた
めのプログラムカウンタPC、ROMに格納されて
いる命令のページ番地群を指定するページアドレ
スレジスタPA、ROMのページを換えるための
ページバツフアPB、サブルーチンを呼び出し、
サブルーチンの実行が終了し、元の戻り番地を記
憶するためのサブルーチンリターンレジスタSR、
ROMに格納された命令を解読するための1D演算
結果を一時格納するためのアキユムレータAR等
から構成されている。入力端子I1,I2,I4.I8はK、
INPUTに接続され、出力端子O1〜O15はO、
ROVTPVTに接続される。 概略説明すると、CPUからまずシーケンスを
プログラムしたROMの番地を指定し、指定され
た番地の内容がデータラインを通して、CPUに
読込まれ、CPUはこれを解読し、解読された内
容に従い、電源投入から順次時系列に、ある時は
CPU自体の内部でデータを処理したり、ある時
はCPU内のデータをRAMのある指定された番地
へ格納したり、RAMのある指定された番地のデ
ータをCPU内へ入力したり、ある時はCPU内の
データを出力部の出力信号線へ出力したり、入力
部の入力信号線からCPU内へ入力したりしてシ
ーケンス制御を行なうものである。 TMS1000のプログラム処理の為に基本タイミ
ングは第9図である。 第9図の数μsecのクロツクφ(第8図のoscから
の)がプログラム処理の基本である。即ちプログ
ラムカウンタを解読するのに、2クロツク要し、
解読されたROM番地指定するのに2クロツク要
し、これと同時刻にプログラムカウンタPCを+
1し、ROMの1つのプログラムの命令を解読す
るのに1クロツク、RAMに書込む場合に1クロ
ツク要し、合計6クロツクで1つの命令を完了す
る。前記の番地に続くプログラムされた命令を同
様な時間間隔で行う。 (入力ポート) 複写装置から入力させる状態信号数が多く、コ
ンピユータの入力ボートのbit数が4bitなためそ
れと同数とならず従つて変換器として第15図の
マトリツクス回路を設けた。第1表にプローブ端
子θ1〜3と入力ボートI1〜I8との関係を示す。
【表】
【表】 CLKPはクロツクパルス(感光体と同期して発
生する)、PEPは紙無し信号、LEPは液無し信
号、CSTPはコピーボタン、CBHPは原稿台ホー
ムポジシヨン、TSCはトナー供給命令、PDPは
紙検知信号(転写紙)、B5、A4、B4BPは各紙サ
イズの原稿台反転信号、MS1,MS2はマイク
ロスイツチ(紙サイズ検知用)、JAMKはJAM検
出不能信号である。 尚、入力ポートI1はドラムクロツクCLKPと放
置時間信号LDEN(後述)とを入力するものであ
る。 表1に於いて入力信号群からの状態は刻々変化
するが、コンピユータは読込みたい時刻にθ1,
θ2,θ3のいずれかにプローブ信号を出力し、
(これらθ1,θ2,θ3は同時に信号が出る事
はない)所望の状態信号を4bit(I1,I2,I4,I8
列)で読み込み、どのbitの内容が1か0かを判
定する。 この操作を時系列に順次繰り返すことにより
時々刻々変化する入力状態信号を判断することが
可能となる。 第15図は入力マトリツクス回路である300
〜308,310,311,313,314はナ
ンドゲート、309はインバータ、312はオア
ゲートである。回路の端子番号は第6図の番号と
対応する。 カセツトに紙がなくなつた場合のデータ読込
み、紙なし表示ランプの点灯を例にして説明す
る。 この紙がなくなつた信号は、本体のカセツト装
着付近に設定された、ランプと受光素子の組合わ
せから得られる。紙がなくなつた場合、受光素子
の抵抗が小さくなり検出回路にて紙がなくなつた
信号(PEP=1)を出力する。従つてマトリツ
クス回路のNANDゲート300の入力3′が0レ
ベルになる。一方NAND300の4′に第6図マ
イクロコンピユータからのプローブ信号θ1が入
力する。このPEP信号はθ1をカセツトしてI2
入力端子から読み込むことになる。他の入力信号
の読込みは表1に従う。 制御フローにおいて紙などの読込みは第11図
STEP8のSUB2Pにて実行され、このSTEP8に
プログラムが進行して来た時、SUB2Pを通過
す毎にθ1に1レベルがセツトされ読込みが終了
するとθ1はすぐ0レベルにリセツトされる命令
になつている。このθ1がセツトされ読込みが完
了するまでの時間は約60μsecである。 このθ1がセツトされている間は他の読込み用
プローブ信号θ2,θ3は0レベルである。即
ち、今θ1がセツトされているので、第15図
NAND300の入力4′が0レベルになり、30
0の出力は1となる。NAND308の出力は0
レベルとなる。なぜならば308の他の入力即ち
303の出力、307の出力はθ2,θ3がセツ
トされていないため1レベルとなつている。 この308の出力24′ラインは第6図マイク
ロコンピユータに入力されSUBLPのプログラム
にて読込まれる。読込まれたデータは第8図に示
されたRAM領域のYレジスタの0番地BIT1
(以下(0、1)と称す)に格納される。SUB
LPにてBIT1が0と1か判定し0のとき紙なし
信号を第6図θ13に1レベルとして出力する。
第16図34′に1レベルが出力されると、バツ
フアインバータ432がONとなり、432の出
力は0レベルとなり、紙なし表示ランプが点灯す
る様になつている。 もし、カセツトに紙がある場合は第15図30
0の入力3′は1レベルとなつているため、30
0の出力はθ1が1レベルで読込まれるので0レ
ベルとなり、308の出力は1レベルで、第8図
RAMのBIT1は1レベルとなる。 BIT1が1レベルでは紙があると判定されるた
め紙なし信号はθ13に出力されない。 以上各プログラムステツプにて同様な方法で他
の入力群のデータが読込まれては判定されるが、
第15図マトリツクス回路の入力群信号と論理ゲ
ート中310はPEP、CBHP、BP信号のOR、3
11はLEP、TSC、MS1信号のOR、313は
CSTP、PDP、MS2、JAMK信号のORを、
CPUに供給するものである。 本マトリツクス回路実施例の特徴は、各紙サイ
ズの原稿台反転信号、即ちB5、A4、B4をOR回
路に入力し、マトリツクス上では、反転位置信号
としては1つしか設けてないことである。本来な
ら制御すべき入力信号は11になるはずであるが、
この場合プローブ信号を1本増加しなければなら
なく、制御すべき負荷に制限がありプローブ信号
としては3本しか使用出来ないことになつてい
る。 ところが、同時には、紙サイズの異なる原稿台
反転信号は入力されない事に着目し、サイズサブ
ルーチンにて紙サイズをRAM領域にメモリーし
て、それにより原稿台反転位置信号を区別する方
法(後述)を採用している。この事により、プロ
ーブ信号が3本で済む効果がある。 次に出力回路を第16図により説明する。回路
の端子番号は第6図と対応する。 第16図に於いて、インバータ402、インバ
ータ405、抵抗401、抵抗406、コンデン
サ403、コンデンサ404から構成されている
回路は5KHz発振器である。この発振器は、本複
写装置に於いて、メインモータなどのAC負荷を
駆動するためにトライアツク(図示せず)を使用
しこのトライアツクトリガ用としてパルストラン
スを使用しているが、このパルストランスを通し
て、トライアツクをドライブするための発振器で
ある。従つてANDゲート409,410,41
1,412,413はいずれもパルストランス負
荷となる。 出力52は前述した電源投入時からの4秒タイ
マ出力である。76′はメインモータ信号である。
この信号は電源投入時から4秒間0レベルで、4
秒後1レベルになる。インバータ407の出力は
4秒間1レベルを出力する。一方AND408の
他方の入力31′は現像器モータ信号で、電源投
入時から後処理に入るまで1レベルを出力する。
したがつてこれらのAND信号は電源投入時から
4秒間1レベルを出力する。以後、0レベルにな
ることは決してない。 37には原稿台が前進し、B5の反転位置に来
る前に給紙の信号が入力される。給紙信号が入力
されると37は0レベルとなる。一方27は原稿
台前進時1レベルになる。したがつてAND41
5は原稿台前進時のみ給紙信号を出力し、原稿台
後進時37には前進時と同位置で信号が入力され
るが、27がその時は0レベルになつているため
AND415には1レベルが出力されない。 インバータ416から429までは負荷を駆動
するためのダーリントン型トランジスタであり、
入力1レベルで負荷を駆動する。 次にインバータ416〜429の負荷の内容を
示す。 第 2 表 インバータ416は全面露光ランプ(AEXP)
に、 417は前露光ランプ(PEXP)に、 418はAC除電器(HVAC) メインモー
タ(DRMD)に、 419は原稿台前進モータ(CBFW)に、 420は原稿台後進モータ(CBRV)に、 412は+一次帯電器、−帯電器、+転写帯電
器 (HVDC)、原稿露光ランプ(IEXP) 422はブランク露光ランプ(BEXP)に、 423は現像器モータ(DVLD)に、 424はパワーホールドリレー(PHCD)
に、 425は給紙クラツチ、給紙カウンタ
(PESD/CNTD) 426はトナーなし表示ランプ(TEL)に、 427は紙なし表示ランプ(PEL)に、 428は液なし表示ランプ(LEL)に、 429はJAM表示ランプ(JAML)に、 接続される。 尚、給紙クラツチはメインスイツチオン後常に
回転している給紙ローラ40を紙上に下げる為の
ものであり、パワホールドリレーは第23−2図
のスイツチPHLDをオンするものである。又ブラ
ンク露光は第13,14図のタイムチヤートにあ
る如く、露光ランプ(IEXP)と略逆の点灯をす
るもので、感光体表面電位の差をなくす様にして
いる。給紙カウンタはコピー終了枚数を計数する
もので、CNTD信号1回毎に+1して設定枚数
と比較して同じときコピー終了信号(コピーボタ
ンオフする)を出すものである。第13,14図
に入力信号、出力負荷のタイムチヤートが示され
る。図より明らかなので説明は省略する。 第10図にシーケンス制御のシステムフローチ
ヤート、第11図、第12図に更に詳細なフロー
チヤートを示す。第10図に電源投入からプロセ
ス実行、スタンバイの概略が明らかである。 前回転、後回転と称するは感光ドラム面の前処
理、後処理に相当する。前処理によりドラム面、
ブレードに付着していたトナーをぬぐい去り良好
な潜像形成を寄与する。又後処理によりドラム面
の残余トナーが乾燥する前にそれを除去できる。
又前処理、後処理中帯電器を作動させたままにし
てドラム表面の不均一な電位を減少できる。本例
ではブレードは終始ドラムに接したままである
が、電源のオンオフに応じて接触、非接触させる
と、ドラム面に対するブレード跡を少なくでき
る。 (リセツト) 電源投入に続いて、本複写機の電源投入前の放
置時間を判定するタイミング、及び回路全体のリ
セツトの命令する時間として、電源投入時から約
4秒間パワーアツプリセツト信号(PU−RS)を
作る。この4秒間はプログラムによつて作つてい
る。即ち前述した通り、ROM内に格納されてい
る命令群の内の1つの命令を実行するのに要する
クロツク数は6クロツクである。このクロツク周
波数は第8図に示すOSCにより、300KHzに設定
されれている。即ちクロツク1つの時間はT=
1/f〔秒〕より、約3.3〔μsec〕になり、6クロ
ツクでは約20〔μsec〕になる。したがつて1つの
命令を実行する時間は20〔μsec〕の時間を要する
ので200000個の命令数により4秒タイマを作る。
即ち電源投入に続いて、RAM領域Yアドレス1
に15、2に15、3に15、4に10を入れており、ま
ずRAM領域1に入つている15という数の減算を
0になるまで繰返す。0になつたらRAM領域2
に入つている15から1を減算し14にする。次に、
0になつているRAM領域1に再び15を入れる。
そこで再度RAM領域1の減算を0になるまで繰
り返す。0になる毎にRAM領域2の内容から1
を減算し、RAM2の領域が0になる毎にRAM
3の領域から1を減算し以後RAM領域1、2、
3、4が全て0になるまで繰返す。この間の命令
数が約200000個になる様にRAM領域の数値が決
定されている。尚、本実施例以外にこの4秒タイ
マを実現する方法として第20図に示す。20−
1図に示す方式は、例えば1秒間隔に信号を発振
する発振器である。マイクロコンピユータのある
出力信号を使用し発振器の信号をマイクロコンピ
ユータに読込ませる。例えば1秒の発振器とすれ
ばマイクロコンピユータは4回カウントすれば良
いことになり、プログラムステツプ数を極端に少
なくすることが出来る。又、20−2図の方法
は、感光体と同期して発生するクロツク、周波数
の比較的低い場合に於いて、このクロツクをカウ
ントする方法である。20−3図に示す方法は、
マイクロプロセツサ駆動用クロツク周波数を分周
器で低周波にし、この周波数をカウントする方法
である。この方法は、非常に精度の良いタイマを
作る場合に有効である。 又長時間本複写機を使用しないので、放置され
た場合クリーニングブレード上にトナーが固着し
てしまう傾向があるため7時間以上放置された場
合、前処理を通常より多く(約40秒)実行するよ
うになつている。 21−1図にその為の外部回路構成、21−2
図にタイムチヤートを示す。回路構成はCRタイ
マ回路、リセツト回路、遅延回路、比較回路、ド
ライバ回路から成立つている。 動作を説明すると本複写機動作中はメインスイ
ツチ(SW)がONになつているため直流24Vを
介してCRタイマのコンデンサを充電している。
充電時間は30秒以上であれば、チヤージアツプす
るようになつており、このコンデンサは漏れ電流
の非常に小さいものである。そこでメインスイツ
チをOFFにすると、コンデンサが放電を開始し、
放置時間が7時間以上(トナーがクリーニングブ
レードに固着する時間)経過するとコンデンサの
電位が下がり次にメインスイツチオンしたとき比
較器(CMP)が所定以下の電位入力により作動
し、遅延回路による時間(約10秒)の間出力トラ
ンジスタをONし、長時間放置信号LDEN信号を
出力する。遅延時間が終了するとリセツト回路が
働き再びコンデンサの充電が始まる、一方放置時
間が7時間以下の場合はコンデンサの電位が所定
以上なので比較器は作動せず、出力トランジスタ
はOFFの状態で再びコンデンサの充電を開始す
る。設定時間はコンデンサの静電容量により決ま
る。 電源投入後まず前記方法でSTEP1を実行し、
現像器モータがONとなる(STEP2)この現像器
モータで現像液をブレードとドラム面との接触付
近にそそぐこともでき、それによりブレードやド
ラムの乾燥トナーを溶かし前処理におけるクリー
ニングを容易にする。 次にSTEP3でJAM検出回路不能(以下JAM殺
しと称す)にするか否かを判断する。JAM殺し
とは、本複写機をメンテナンスサービス等をする
時紙を送らないでシーケンスの動作を確認する場
合がしばしば実施される。コンピユータ制御にお
いてはこの場合JAM検出回路を動作不能にして
置かないと、JAM表示ランプが動作し、シーケ
ンスがストツプしてしまい、シーケンスの確認が
出来なくなつてしまう。このため本実施例では、
第8図に於いて、電源投入前にCP1をアースに
短絡しておくと、インバータ210の出力はハイ
レベル(以後1と書く)となり、マトリツクス回
路(第15図)21′に入る。一方、マトリツク
ス回路1′には電源投入から4秒間1レベルが出
力端子52から入力されている。従つてNAND
314の出力は4秒間0レベルとなる。AND3
10の出力はこの間1レベルになつている。何故
なら4秒タイマはマイクロコンピユータのプログ
ラムのみで作つておりθ1,θ2,θ3からプロ
ーブ信号が出ていないためである。すると
NAND311の出力は0レベルになる。 STEP3はこの0レベルを読込む。後述するが、
このSTEP3で読込んだ情報はRAMに格納され、
第12図STEP38で転写紙が到達したか判定する
時に用いる。次にSTEP4に進み前述の4秒タイ
マがタイムアツプしたかを判別し、タイムアツプ
のときSTEP5に進みメインモータ等の負荷がON
となる。 STEP6では、前述した第21図の放置時間計
測回路によりLDEN信号が電源投入から前述の如
く約90秒間出力されているので、電源投入から4
秒後にLDEN信号をコンピユータは読込みRAM
の1画にフラグをたてる、この時感光体はまだ回
転していないためCLKPは入力されていない。 尚、4秒タイマが終了後はAND201の
PURS信号は0レベルになるので、LDEN信号の
1レベルが入力されていてもAND201の出力
は0レベル故ORゲート202の出力は感光ドラ
ムと同期して発生するクロツクパルスCLKPの信
号のみがコンピユータに入力される。 以上4秒タイマ終了後STEP6で読込んだデー
タの内容をSTEP7で判定し、放置時間が7時間
以上であればSTEP8、9によりドラムを更に回
転し前処置を40秒間行う。この間STEP5でONに
なつた負荷のみがドライブされている。もし放置
時間が7時間以内であれば、前処理40秒タイマは
動作せず、STEP10に移行する。ここで40秒タイ
マがタイムアツプしていない間にはサブルーチン
SUBCBRV、SUB LP、SUB SIZEを実行する。 このSUB CBRV、SUB LP、SUB SIZEは40
秒タイマ動作中、原稿台に接触して原稿台が定位
置からはずれたり、紙カセツトに紙が挿入されて
いなかつたり、途中で紙サイズの異なるカセツト
を差し換えたりするのを常に検知するためのルー
チンである。 以後のステツプにおいてもこれらの
SUBROUTENを随所に設けている。 40秒タイマは前述した感光体と同期して発生す
るクロツクパルス(CLKP)(1クロツク時間は
約0.5秒)を80クロツクカウントすることによつ
ている。40秒の処理が終了するとSTEP10、11に
てCLKPを10個カウントする。前述した通り本複
写機は40秒前処理実行いかんにかかわらず前処理
を1回転行う。40秒前処理をした場合はこれ以降
前処理を1回転、40秒前処理をしない場合は
PURS終了後前処理を1回転行う。STEP11で
CLKPを10カウントしたかどうか判定する。これ
はコピーボタンが、前処理中に押される場合を想
定し、最低10クロツクカウントするまではコピー
動作に入らない様にするためである。 第17図にSTEP10、STEP11の内容を詳しく
示す。第17図に於いてSTEP10−1で10クロツ
クカウント開始し、STEP10−2でクロツク読込
み開始をし、クロツク信号CLKPが1レベルか、
0レベルが判定する。今CLKPが1レベルの時は
STEP10−4に進み、原稿台が走査前の定位置
(ホームポジシヨン)にあるかどうか判定する。
定位置になければ原稿台バツクモータON信号
(第8図θ6出力)を出力する。さらに紙サイズ
を判別しカセツトの装着を監視する、又液の有無
を判定し警告表示する。CLKPが0レベルになつ
た場合はSTEP10−7、STEP10−8に進み同様
の事を繰返す。CLKPが再度1レベルになつたな
ら、1クロツクカウントしたことになるので、こ
れを繰返してSTEP10−12で10クロツクカウント
したかどうか判断する。 以上10クロツクカウントする間、クロツクが1
レベルであろうが、0レベルであろうが、常に連
続的に他の制御が可能である。 この様な制御方法は以降CLKP読込みながら他
の制御する場合の基本的な制御方法となつてい
る。この方式はクロツクをカウントしながら他の
仕事例えば原稿台のホームボジシヨンからの飛び
出しを検知しなければならない場合などに特に有
効である。つまり原稿台が反転位置信号で反転し
て、ホームポジシヨンを検知して、原稿台バツク
モータをOFFにしても、原稿台がホームポジシ
ヨンから飛び出している(本機使用者が原稿台に
接触したため)ことがある。しかるにこの飛び出
しを補正すべくクロツクの0レベル、あるいは1
レベルの時に原稿台飛び出し検出をするならば、
例えば0レベルのみで飛び出し検出する様なプロ
グラムにして置くと、0レベルの時原稿台バツク
モータをONにして原稿台を停止位置に戻そうと
するが戻つている途中で、クロツクが1レベルに
変化しても原稿台バツクモータがONを保つので
バツクモータが過負荷となる恐れがある。 次にCLKP10カウント終了後、コピーボタンが
押されているか確認するためSTEP12を実行す
る。コピーボタンが押されていない場合は、前処
理1回転の残り6クロツクをカウントするため
STEP13、STEP14を実行する。コピーボタンが
押されていればSTEP21に進みコピープロセスを
実行する。 前処理1回転終了すると、STEP15に進み
STEP5でONにしたメインモータ、高圧AC、ブ
ランク露光を残し全てOFFとする。そして前述
した後処理ステツプに移行する。この後処理中
は感光体上の電位を均一にする。この後処理中に
メインスイツチがOFFにされても制御回路へ供
給する為に電源を保持するパワーホールド信号を
発生する。 後処理中でもSTEP16を実行しコピーボタンが
押されているかを検知して後処理の為にドラムを
2回転する即ち32クロツクをカウントする。コピ
ーボタンがオンであればプロセスSTEP21に進
む。後処理終了すると本複写機はスタンバイとな
る。STEP19で全ての負荷をOFFにしているのは
このためである。スタンバイ中は常にコピーボタ
ンが押されているか検知している必要があり
STEP20でそれが実行されている。複写機をこの
スタンバイのままで長時間放置する場合がしばし
ばあるが、機内温度は室内温度より高いためクリ
ーニングブレードに付着しているトナーが固着し
易い。従つて次の画像形成に悪影響を及ぼす可能
性がある。そこでスタンバイ中は、第20図に示
す手段でクロツクをカウントして数分後経過の後
メインスイツチをOFFにする。 次にコピーボタンを押すとSTEP12、16、20で
それを判別してSTEP21に進みSTEP21に示す負
荷がONとなり、ドラム回転する。そして画像に
悪影響を及ぼすドラム領域を避ける為に9クロツ
クカウントをする。STEP22はストツプボタンが
押されてコピー指令が中断されたかを判別するス
テツプである。中断されなければステツプ24に
て9クロツクカウント終了後出力端子θ5から
CBFW信号を出力して原稿台を前進させる。最
小紙サイズはB5サイズなので、まず原稿台はB
5の反転位置に到達する。そしてその信号B5
BPが出力される。尚、給紙信号RESPは原稿台
の移動に従つてB5に反転位置よりも手前の移動
位置に設けたホール素子から得られる。STEP26
にてB5BPを確認するとSTEP27にてSUBTSLの
ルーチンを行ない現像液濃度を検出する。もしこ
の時点で現像液濃度が薄ければ、トナーなしフラ
ツグをRAMにセツトし、後述のシーケンス処理
に利用する。次にSTEP28の紙サイズ判定ルーチ
ンにて今どの紙サイズカセツトが装着されている
か判断する。 これは前述した通り、マイクロスイツチMS
1,MS2の組合わせで紙サイズ信号を作つてい
る。組合わせとしては4通り出来るが、本複写機
では、使用サイズが3通りなので残り1通りはカ
セツトが装着されていない場合の信号として使用
している。 STEP28で紙サイズを判断するとRAMにその
サイズフラグを立ててB5、A4、B4サイズに係る
フローのいずれかのフロー(第12図)へと分岐
する。尚、コピーボタン押した後9クロツク以上
ドラム回転させて、ドラム表面をクリーニングす
るとよい。 以下B4サイズにつき詳述する。 第12図のSTEP84においてB5の反転位置の
通過を待つ。原稿台反転位置を検出するための、
原稿台に設けた磁石はある巾をもつている。した
がつて原稿台がホール素子上を通過するには、あ
る時間(数百msec)を要する。この間マイクロ
コンピユータは、先の紙サイズ判別ルーチンを実
行する。そして所望の紙サイズ以外の反転位置の
通過を待つ様になつている。 即ち、A4サイズではB5バツク位置検出用ホー
ル素子の信号の立下りと立上りを検出し、又A4
より大きなB4サイズではB5、A4反転位置検出用
ホール素子の信号の立下り、立上りを検出するこ
とによりその通過を判別する(STEP84、85、
86)。そしてSTEP87によりB4の反転位置に原稿
台の到達を判別するとSTEP88によつて原稿台前
進信号CBFW、ブランク用ランプBEXPをオフ
し後進信号CBRVを出力する。 次にSTEP89は滞留ジヤム検出ルーチンPDP1
で、原稿台がB4の反転位置に到達したとき紙検
出器180(第1図)にて紙検出するか否かを判
別し、先のプロセスにより排出された転写紙が機
内に滞留しているときプロセスSTEPの進行を止
め滞留警報をし次の紙送りを停止させる。これは
連続コピーのとき有効である。 紙滞留していないときはSTEP90によつてホー
ム位置に原稿台が戻つたかを判別し、戻つたとき
原稿台後進を止め(STEP91)、紙の遅延ジヤム
の判別ルーチンPDP2(STEP92)に進む。 尚、B4BP及び原稿台停止位置を判別する合間
にサブルーチンTSSDを実行する。このルーチン
はSTEP27のTSLルーチンでRAMにセツトした
フラグを、STEP87、90を実行するに当り現像液
濃度が回復したとき、リセツトするものである。 又STEP92のJAM検出PDP2のルーチンは遅
延JAM検出で、STEP89で1枚前の紙が滞留し
ていないことを判別した後なので今度は、現在転
写され排出されようとしている転写紙が機内で紙
づまりを起こしていたり、あるいは給紙ミスした
ために、送られて来なかつたりした場合を検出す
る。即ちSTEP92の時点でJAM検出器に転写紙
が到達していないとき遅延警報を出し次の紙送り
を止めるか機械を停止させる。STEP92でJAM
してないことが判別されるとSTEP93に進みコピ
ーボタンをみて1枚複写か、多数枚複写かを判断
する。今仮り1枚複写とすると、7クロツクを計
数するSTEP94、STEP95を実行する。これは、
後処理STEPに入るためのタイミングを整えて
いるプログラムである。B5サイズのような比較
的短い紙はB4などに比べ早く排紙されてしまう
ため、7クロツクより少ない数で後処理へ入る。
尚、紙サイズが異なつても、常に紙の後端が排紙
ローラを通過し終る頃後処理に入る様になつてい
る。 又紙サイズに無関係に後処理に入る例えば、原
稿台がB5のバツクポジシヨンから何クロツク目
に後処理に入る様に、タイミングを変更すること
が出来る。 STEP96は補給トナーなし判定を行う。ルーチ
ンTELである。この判定はSTEP27においてB5
のバツクポジシヨンで現像液濃度が薄いときセツ
トしたフラグをSTEP87、STEP90などのSUB
TSSDに於いて、現像液濃度が尚薄くリセツトで
きなかつたとき、後処理に入る直前に再び濃度判
別して現像液が薄ければトナー無の警報を出すも
のである。B5のバツクポジシヨンから後処理に
入るまでの時間は長いので現像液濃度が薄くても
補給トナーがある場合は補給後すぐ規定濃度に回
復する。その時の入力信号TSCは長時間薄いと
いう信号即ち補給トナーがないという信号とな
る。 このことを詳しく説明したのが第19−1図の
ATR回路と第19−2図のフローチヤートであ
る。第19−2図はB5サイズについて示した。
第19−1図に於いて、501は現像液濃度判定
用回路であり、液濃度が薄ければ、501の出力
は1レベルになる。一方トナー供給可能区間は、
原稿台が前進してから後処理に入るまでである。
このトナー供給可能区間がなければ、例えば、メ
インスイツチをON、OFF繰り返されたりする
と、そのたびに薄いという信号が出る可能性があ
る。なぜなら液濃度は、スリツト中に通過する液
をランプで照射し、受光素子でこれを受け受光素
子の抵抗値の変化により検出する。この場合メイ
ンスイツチをONにし、現像器モータが回転し始
め液がスリツト中に流れ込んで来るより早くラン
プが点灯するため、受光素子の抵抗値が小さく液
濃度が薄いということと同等になりトナーを供給
してしまう。そこで、メインスイツチのON、
OFFを繰り返すと現像液濃度が異常に濃くなり、
画像に悪影響及ぼす。 今液濃度が薄く501の出力が1となつていた
としても、TSCという信号はトランジスタ50
6がONになつているためアースに短絡されてい
る。なぜならマイクロコンピユータからの信号よ
りθ7が0レベルになつているためインバータ5
08の出力は1になり、トランジスタ506は
ONになつているからである。 これに対しSTEP25−1にて原稿台が前進する
と、次のSTEPでトナー補給可能信号を出力す
る。従つてこの時期で初めてインバータ508の
出力は0レベルとなりトランジスタ506は
OFFとなり、演算増巾器501の出力1レベル
がトランジスタ502に供給され、トナー供給用
ソレノイド503が作動する。 しかしトナーがない場合は演算増巾器501の
出力が1になつていて、インバータ505の出力
が0となりマトリツクス回路を通してマイクロコ
ンピユータに薄いという信号が読込まれる。即ち
STEP27のTSLルーチンでトナーなしフラツグが
RAM領域にメモリされSTEP30、41のTSSDル
ーチンでそのフラグがリセツトされずJAM判定
終了後、後処理に入るとその直前にSTEP50の
TELルーチン(B4サイズではSTEP96)にて、
先にセツトしてあつたRAM領域内のフラツグの
セツトを判別してトナーがないという表示をす
る。 JAM検出、トナーなし判定を終了すると
STEP50もしくは96から第11図のAに移り、後
処理に入り前述した動作を繰返す。 今は1枚複写を説明したが、多数枚複写の場合
は原稿台がホームポジシヨンに到達して、
STEP93にて尚コピーボタンが押されていること
を判別すると第11図Cに移り再び原稿台前進信
号をONにし以後同様の事を繰返す。ここまで
は、B4サイズのシーケンスを説明して来たが他
のB5サイズ、A4サイズでも同様であり、JAM検
出方式が異なるだけであるので省略する。 JAM検出方法を第18図により具体的に説明
する。B5サイズ(第18−1図)ではまず
STEP30で原稿台がホームポジシヨンに到達して
から、第12図Iのルーチンに進むとクロツクを
5カウントしSTEP45にて転写紙が紙検出器18
0上にあるか判定し(1枚前の滞留)なければ、
STEP48でさらに4クロツクカウントし転写紙が
紙検出器180に到達しているか判定する。尚到
達しているとホール素子129からの信号は第2
3図Cの如く0レベルでる。(転写紙の遅延)の
紙検出器180に着いていれば転写紙が正常に送
られて来ていることを示している。 一方B4サイズに関しては第18−2図の通り
である(前述)。この動作をタイムチヤートで示
すと第18−3図のようになる。したがつてB5
サイズではクロツクを使用し、B4サイズではB4
の反転位置信号、停止位置信号を使用している。
この様に紙サイズに応じてクロツクと原稿台上の
信号とを使い分けをしてジヤム検出するので、ジ
ヤム判別と負荷動作の近いものでも都合よく判別
制御ができる。更に第18−3図Cの様にB5で
は多数枚連続コピーのときはB5BPにより遅延判
別し最後のコピーだけクロツクによる。 又、本実施例ではB4、A4サイズでは、クロツ
クを使用してJAMを検出しているが、前述した、
マイクロコンピユータのドライブ用クロツクφを
分周したものが、外部低周波発振器を利用でき
る。 これらのJAM検出動作を不能にする方法に於
いて、本実施例では、第8図CP1(JAMK)を
アースに短絡して行うものであるが、転写枚数な
どを外部から電気的に入力操作にするテンキーを
用いて行なえる。つまりJAM殺し、液殺し(信
号LEPの判別を無視する)、紙殺し、JAM殺し、
液殺し、紙殺し(信号PEPの判別を無視する)
為の入力信号をコード化し、テンキーによりデー
タを入力させ(第11図STEP4の前に)、RAM
領域内の特定番地にフラグをたて、予めプログラ
ム中、ジヤム判別、液、紙判別ステツプの直前に
このステツプをジヤンプする為のステツプを設け
るもので、このステツプにプログラム実行してく
るとRAMの該当の殺しデータ格納番地を読出し
てフラグが1か0かを判別し0のとき各判別ステ
ツプに進み、1のとき判別ステツプをジヤンプし
て次のシーケンスステツプへ進むのである。 以上の説明から明らかな様に本発明は、 記録材に像形成するためのプロセス手段と、 記録材のジヤム及び記録材の有無をチエツクす
るため互いに異なる複数の個所に設けられた不適
正検出手段と、 上記プロセス手段をシーケンスタイミング制御
したり上記複数の不適正検出手段によりシーケン
ス中断制御したりさせるシーケンス制御手段とを
有し、 上記シーケンス制御手段は、上記複数の不適正
検出手段によるジヤム判別工程及び記録材の有無
判別工程を実行して装置状態をチエツクするこ
と、上記複数の不適正検出手段の1つにより装置
状態が不適正であることを判定すると像形成シー
ケンスを中断させること、のためのプログラムを
含むシーケンスプログラムを格納した第1メモリ
(ROM)と、 上記シーケンス制御に必要なデータを記憶する
第2メモリ(RAM)と、 上記第1メモリのプログラム処理に従つて、上
記プロセス手段に制御信号を出力したり、装置に
おける不適正状態を検知してシーケンス停止の出
力をする処理手段とを含み、 更に上記ジヤム判別工程及び上記記録材の有無
判別工程を除く特定プログラムに上記プログラム
処理の流れを変更するための特定信号を上記制御
手段に入力させるためのデータ入力手段を有し、 上記データ入力手段からの特定信号に基づいて
上記第2メモリの特定番地にフラグをシーケンス
制御開始前にセツトし、上記ジヤム判別工程開始
前毎及び上記記録材の有無判別工程開始前毎に上
記第2メモリにそのフラグがセツトされているか
否か判定し、上記フラグがセツトされていること
を判定すると上記第1メモリにおける上記ジヤム
判別工程及び上記記録材の有無判別工程をジヤン
プして次の工程へ進み、正常時に上記像形成シー
ケンス工程のプログラムを利用したプログラム処
理の実行により上記プロセス手段を動作させ、上
記複数の箇所において装置状態が不適正であつて
も装置を作動させて試験運転させることを特徴と
する画像処理装置を提供するものである。 又、本発明ではB5、A4などの磁気検出素子が
破損しても最長紙サイズで原稿台を自動的に戻
す。最長紙サイズの原稿台反転信号を検知する磁
気検出素子が破損した場合反転入力がないので原
稿台前進モータに過負荷がかかつたりする。 原稿台が前進したらいかなる紙サイズに於いて
も原稿台が前進してから最長紙サイズの原稿台反
転位置までの時間は、決つているのでこの一定時
間のタイマをCLKPを計数して作る。そこで紙サ
イズフラグは前述の通り、メモリされているた
め、所定の紙サイズで所定の反転信号(所定の
CLKPを計数した時点で)が出ない場合原稿台を
自動的に反転される。このタイマは前述のCLKP
をカウントしたり、外部低周波器を使用したり、
マイクロコンピユータドライブ用のクロツクφを
分周した周波数を利用する。 第2表は第11,12図のフローをプログラム
コードで示した例で、命令語はTMS1000のユザ
ーズマニユアルに明らかであるので省略する。 次にマイクロプロコンピユータへ供給している
電源回路第22図について説明する。この回路は
15V安定化電源回路と、15Vシヤツトオフ回路か
ら構成されている。 本複写機では、複写動作を終了し、前記後処理
中にメインスイツチがOFFになつた場合でも後
処理を最後まで実行してからドラム回転や負荷の
通電を停止するために、後処理に入つたならパワ
ーホールド信号を出す制御ステツプを設けてい
る。本複写機において制御回路、その他直流負荷
に直流を供給するための電源トランスがある。こ
の電源トランスの2次側で24V整流回路を使つて
いるが、この整流回路の平滑回路に非常に大きな
コンデンサ(例えば2200μF等)が挿入されてい
る。一方一次側には、この電源トランスのON、
OFF用としてメインスイツチでAC100Vが供給さ
れるラインと、後処理中メインスイツチがOFF
になつてもAC100Vが供給されるラインとがあ
る。この後処理中メインスイツチがOFFになつ
てもAC100Vが供給されるよう、この回路を駆動
する信号が、前述のパワーホールドPHLD信号で
ある。クリーニングブレードをこのPHLDオフに
よりドラムからはずすことができ、次に電源投入
によりドラムに接触させることができる。 今仮に後処理中にメインスイツチがOFFにな
り、パワーホールド信号が出力され後処理終了後
パワーホールド信号がOFFした場合電源トラン
スの一次側がOFFとなり電源トランス2次側の
整流回路もOFFとなる。しかし平滑回路に入つ
ている平滑用コンデンサの容量が大きいため、放
電時間が長い(約数百msec)。しかもマイクロコ
ンピユータの電源電圧の動作可能範囲には余裕が
ある。したがつてマイクロコンピユータの誤動作
し始める電圧付近を、ゆるやかなカーブで電源電
圧波形が下つて来た場合、マイクロコンピユータ
のRAM、ROMなどが誤動作し始める。この時
RAM、ROMの誤出力によりパワーホールド信
号が出ると、メインスイツチOFFし後回転終了
したにもかかわらず前述したAC100Vラインが更
び生きることになる。 この場合当然、マイクロコンピユータの他の
RAM領域内も不正な値となつていて、JAM表示
ランプなどの表示ランプが点灯したりして操作に
悪影響を及ぼすのである。 第22図はこの欠点を除去するシヤツトオフ回
路である。図中601はチエナ電流を流すための
抵抗、602は20Vチエナーダイオード、605
はNPNトランジスタ、604はトランジスタコ
レクタ抵抗、607はNPNトランジスタ、60
6はトランジスタコレクタ抵抗、608は電圧降
下用抵抗、611は16Vチエナーダイオード、6
10はシリコンダイオード609は制御用トラン
ジスタである。 動作を説明すると、抵抗608、トランジスタ
609、ツエナダイオード611で構成されてい
る回路は公知の定電圧回路であるため説明は省略
する。602のチエナダイオードのチエナ電圧は
約20Vであり、601の抵抗を通してトランジス
タ605にベース電流を供給している。今+24V
がこの回路に入力されている場合(トランス出力
を平滑する回路に入力接続し、コンピユータ電源
端子に15Vの出力接続)、即ち後処理を実行中は、
チエナダイオード602にチエナ電流が流れ、ト
ランジスタ605は導通状態となつて、抵抗60
4には電流が流れ、トランジスタのコレクタはほ
ぼ0電位となつている。一方604の抵抗を通し
て、トランジスタ607のベースにはベース電流
が供給されないため、トランジスタ607は非導
通状態となつている。したがつて抵抗606に
は、611に供給されるチエナ電流しか流れな
く、チエナダイオード612の両端は16Vのチエ
ナ電圧が、保持されていて、出力には15V定電圧
が供給されている。ところが、前述した通り後処
理が終了し、パワーホールド信号が制御回路から
出力され+24V電源も次第に下つてくる。+24V
電圧が20V付近になると、チエナーダイオード6
02が非導通状態となり、トランジスタ605は
非導通状態、トランジスタ607は導通状態とな
り、トランジスタ607のコレクタはほぼ0V電
位となり、611にチエナ電流は流れず、出力電
圧は0Vとなる。 ダイオード610は、この時一瞬、トランジス
タ609のベースエミツタ間に加わる逆方向電圧
阻止用として入つている。 この様に、+24V電圧が+20V付近になつた場
合に負荷には、強制的に電源供給を停止する様な
特徴になつている。 したがつて、平滑回路の放電時定数が極めて大
きい場合でも、メモリ回路を有する様な制御回路
には有効である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における複写機例の外観斜視
図、第2図は第1図の縦断面図、第3図は第1の
横断面図、第4図は複写装置の駆動関係を示す断
面図、第5図はカセツトを示す斜視図、第6図は
制御回路図、第7図はマイクロコンピユータのブ
ロツク図、第8図はRAM領域図、第9図はマイ
クロコンピユータの基本タイムチヤート、第10
図は第1図の複写機の動作のシステムフローチヤ
ート、第11,12図は第10図の詳細なフロー
チヤート、第13図はB5サイズの動作タイミン
グチヤート、第14図はB4サイズの動作タイミ
ングチヤート、第15図は入力マトリツクス回路
図、第16図は出力制御回路図、第17図はクロ
ツク1レベル、0レベルの制御フローチヤート、
第18−1図はB5サイズのジヤム検出フローチ
ヤート、第18−2図はB4サイズのジヤム検出
フローチヤート、第18−3図はジヤム検出のタ
イミングチヤート、第19−1図はATRフロー
チヤート、第19−2図はATR回路、第20図
はクロツク発生図、第21−1図は放置時測定回
路、第21−2図は第21−1図の動作タイムチ
ヤート、第22図は電源回路、第23図は第6図
の入力センサの回路例であり、第6図中I1,I2
I4,I8はコンピユータへの入力端子、O1〜O15
コンピユータへの出力端子、A4BP,B4BP,
B5BPは原稿台反転位置信号、MS1,MS2はカ
セツトサイズ信号、DDPは紙検出信号、TSCは
トナー濃度信号、TSEはトナー補給可能信号で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録材に像形成するためのプロセス手段と、 記録材のジヤム及び記録材の有無をチエツクす
    るため互いに異なる複数の個所に設けられた不適
    正検出手段と、 上記プロセス手段をシーケンスタイミング制御
    したり上記複数の不適正検出手段によりシーケン
    ス中断制御したりさせるシーケンス制御手段とを
    有し、 上記シーケンス制御手段は、上記複数の不適正
    検出手段によるジヤム判別工程及び記録材の有無
    判別工程を実行して装置状態をチエツクするこ
    と、上記複数の不適正検出手段の1つにより装置
    状態が不適正であることを判定すると像形成シー
    ケンスを中断させること、のためのプログラムを
    含むシーケンスプログラムを格納した第1メモリ
    と、 上記シーケンス制御に必要なデータを記憶する
    第2メモリと、 上記第1メモリのプログラム処理に従つて、上
    記プロセス手段に制御信号を出力したり、装置に
    おける不適正状態を検知してシーケンス停止の出
    力をする処理手段とを含み、 更に上記ジヤム判別工程及び上記記録材の有無
    判別工程を除く特定プログラムに上記プログラム
    処理の流れを変更するための特定信号を上記制御
    手段に入力させるためのデータ入力手段を有し、 上記データ入力手段からの特定信号に基づいて
    上記第2メモリの特定番地にフラグをシーケンス
    制御開始前にセツトし、上記ジヤム判別工程開始
    前毎及び上記記録材の有無判別工程開始前毎に上
    記第2メモリにそのフラグがセツトされているか
    否か判定し、上記フラグがセツトされていること
    を判定すると上記第1メモリにおける上記ジヤム
    判別工程及び上記記録材の有無判別工程をジヤン
    プして次の工程へ進み、正常時の上記像形成シー
    ケンス工程のプログラムを利用したプログラム処
    理の実行により上記プロセス手段を動作させ、上
    記複数の箇所において装置状態が不適正であつて
    も装置を作動させて試験運転させることを特徴と
    する画像処理装置。
JP59112863A 1984-05-31 1984-05-31 画像処理装置 Granted JPS60136758A (ja)

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