JPH0132364B2 - - Google Patents
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- JPH0132364B2 JPH0132364B2 JP58033345A JP3334583A JPH0132364B2 JP H0132364 B2 JPH0132364 B2 JP H0132364B2 JP 58033345 A JP58033345 A JP 58033345A JP 3334583 A JP3334583 A JP 3334583A JP H0132364 B2 JPH0132364 B2 JP H0132364B2
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- piston
- cylinder
- piston rod
- rod
- outer piston
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 28
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、トリプルピストンシリンダ装置に係
り、特に簡易な構成によつてピストンロツドを所
定の4点位置に設定し得るようにしたシリンダ装
置に関する。
り、特に簡易な構成によつてピストンロツドを所
定の4点位置に設定し得るようにしたシリンダ装
置に関する。
従来のシングルピストンシリンダ装置において
は、そのピストンに固着されたピストンロツドを
2点には確実に設定することはできるが、該2点
位置に2点の中間位置を加えた4点位置に確実に
設定することはできないという欠点があつた。
は、そのピストンに固着されたピストンロツドを
2点には確実に設定することはできるが、該2点
位置に2点の中間位置を加えた4点位置に確実に
設定することはできないという欠点があつた。
また実開昭55−1009には、ロツドを多段的に位
置決めさせることを目的としたステツプシリンダ
が開示されているが、該従来例はダブルピストン
式を採用したものであり、車輌のトランスミツシ
ヨンの変速操作用の如く非常にきめ細かな位置制
御を行わせるには性能的に劣るものであり、本願
発明とはその構成、作用及び効果が異なるもので
ある。また特公昭47−50687には、トリプルピス
トンを用いた弁操作機構が開示されているが、該
従来例は制限体(本願の「ストツパ12」に相当)
をシリンダ自体に固定してなるものであつて、本
願発明とはその構成が異なるものである。
置決めさせることを目的としたステツプシリンダ
が開示されているが、該従来例はダブルピストン
式を採用したものであり、車輌のトランスミツシ
ヨンの変速操作用の如く非常にきめ細かな位置制
御を行わせるには性能的に劣るものであり、本願
発明とはその構成、作用及び効果が異なるもので
ある。また特公昭47−50687には、トリプルピス
トンを用いた弁操作機構が開示されているが、該
従来例は制限体(本願の「ストツパ12」に相当)
をシリンダ自体に固定してなるものであつて、本
願発明とはその構成が異なるものである。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、シリンダの中にトリプルピストンを相対的に
変位可能に収容することにより簡易な構成でピス
トンロツドを確実に4点位置に設定することがで
きるシリンダ装置を提供することである。また他
の目的は、4つのセレクト位置を持つトランスミ
ツシヨンのセレクト操作を単一のシリンダ装置で
行い得るようにすることである。
になされたものであつて、その目的とするところ
は、シリンダの中にトリプルピストンを相対的に
変位可能に収容することにより簡易な構成でピス
トンロツドを確実に4点位置に設定することがで
きるシリンダ装置を提供することである。また他
の目的は、4つのセレクト位置を持つトランスミ
ツシヨンのセレクト操作を単一のシリンダ装置で
行い得るようにすることである。
要するに本発明は、シリンダと、該シリンダ内
に摺動自在に収容され一端が開口し他の一端が壁
部を有して密閉された中空の外側ピストンと、該
外側ピストン内に摺動自在に収容された中間第1
ピストンと中間第2ピストンとからなる中間ピス
トンと、該中間第1ピストンと該中間第2ピスト
ンの間に位置してこれら両中間ピストンの移動を
制限するように前記外側ピストンの内周面に装着
されたストツパと、前記中間ピストン内に摺動自
在に収容され前記中間第2ピストンの一端を貫通
し前記シリンダの一端を摺動自在に貫通したピス
トンロツドが一体的に形成された内側ピストンと
を備え、前記シリンダは、前記外側ピストンを最
大量前記ピストンロツド側に変位させるための第
1の流体ポートと、前記外側ピストンの中空部に
連通し、前記中間第1ピストンを該外側ピストン
内で前記ピストンロツド側に最大量変位させるた
めの第2の液体ポートと、前記外側ピストン、前
記中間第2ピストン及び前記内側ピストンを前記
ピストンロツドの反対側に最大量変位させるため
の第3の流体ポートとを備え、前記外側ピストン
と前記中間ピストンと前記内側ピストンとの相対
的な変位並びに前記外側ピストンの壁部及び前記
ストツパとの相互作用により前記ピストンロツド
を所定の4点位置に設定し得るように構成したこ
とを特徴とするものである。
に摺動自在に収容され一端が開口し他の一端が壁
部を有して密閉された中空の外側ピストンと、該
外側ピストン内に摺動自在に収容された中間第1
ピストンと中間第2ピストンとからなる中間ピス
トンと、該中間第1ピストンと該中間第2ピスト
ンの間に位置してこれら両中間ピストンの移動を
制限するように前記外側ピストンの内周面に装着
されたストツパと、前記中間ピストン内に摺動自
在に収容され前記中間第2ピストンの一端を貫通
し前記シリンダの一端を摺動自在に貫通したピス
トンロツドが一体的に形成された内側ピストンと
を備え、前記シリンダは、前記外側ピストンを最
大量前記ピストンロツド側に変位させるための第
1の流体ポートと、前記外側ピストンの中空部に
連通し、前記中間第1ピストンを該外側ピストン
内で前記ピストンロツド側に最大量変位させるた
めの第2の液体ポートと、前記外側ピストン、前
記中間第2ピストン及び前記内側ピストンを前記
ピストンロツドの反対側に最大量変位させるため
の第3の流体ポートとを備え、前記外側ピストン
と前記中間ピストンと前記内側ピストンとの相対
的な変位並びに前記外側ピストンの壁部及び前記
ストツパとの相互作用により前記ピストンロツド
を所定の4点位置に設定し得るように構成したこ
とを特徴とするものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明す
る。本発明に係るトリプルピストンシリンダ装置
1は、シリンダ2と、外側ピストン3と、中間第
1ピストン4aと中間第2ピストン4bとからな
る中間ピストン4と、内側ピストン5とを備えて
いる。
る。本発明に係るトリプルピストンシリンダ装置
1は、シリンダ2と、外側ピストン3と、中間第
1ピストン4aと中間第2ピストン4bとからな
る中間ピストン4と、内側ピストン5とを備えて
いる。
シリンダ2は、密閉構造とされており、図中右
端2aには内側ピストン5と一体的に形成された
ピストンロツド5aがシール部材8を介して摺動
自在に貫通する穴部2bが形成されている。また
シリンダ2は、外側ピストン3をピストンロツド
5a側に最大変位させるための第1の流体がポー
トP1と、外側ピストン3の中空部3aに連通し、
中間第1ピストン4aを外側ピストン3内でピス
トンロツド5a側に最大量変位させるための第2
の流体ポートP2と、外側ピストン3と中間第2
ピストン4bと内側ピストン5とをピストンロツ
ド5aの反対側に最大量変位させるための第3の
流体ポートP3とを備えている。そしてこれらの
各流体ポートは、夫々スプール制御弁(図示せ
ず)等を介してエアやオイル等の流体供給源(図
示せず)に接続されている。
端2aには内側ピストン5と一体的に形成された
ピストンロツド5aがシール部材8を介して摺動
自在に貫通する穴部2bが形成されている。また
シリンダ2は、外側ピストン3をピストンロツド
5a側に最大変位させるための第1の流体がポー
トP1と、外側ピストン3の中空部3aに連通し、
中間第1ピストン4aを外側ピストン3内でピス
トンロツド5a側に最大量変位させるための第2
の流体ポートP2と、外側ピストン3と中間第2
ピストン4bと内側ピストン5とをピストンロツ
ド5aの反対側に最大量変位させるための第3の
流体ポートP3とを備えている。そしてこれらの
各流体ポートは、夫々スプール制御弁(図示せ
ず)等を介してエアやオイル等の流体供給源(図
示せず)に接続されている。
なおシリンダ2の図中下部には、排出穴2eが
形成されており、該排出穴は外側シリンダ3に形
成された溝3gに連通するようになつている。
形成されており、該排出穴は外側シリンダ3に形
成された溝3gに連通するようになつている。
外側ピストン3は、シリンダ2内にシール部材
9を介して摺動自在に収容されていて、中空に形
成されており、図中左端は壁部3bによつて密閉
され、開口した図示右端にはシリンダ2の中空部
2cに連通する穴3cが設けられている。また外
側ピストン3の図中下部には、第2の流体ポート
P2と中空部3aとを連通させる溝3dと該溝及
び中空部3aとに連通する連通穴3eとが夫々設
けられている。そして外側ピストン3は、ストロ
ークl1の範囲でシリンダ2内を左右に摺動し得る
ようになつている。
9を介して摺動自在に収容されていて、中空に形
成されており、図中左端は壁部3bによつて密閉
され、開口した図示右端にはシリンダ2の中空部
2cに連通する穴3cが設けられている。また外
側ピストン3の図中下部には、第2の流体ポート
P2と中空部3aとを連通させる溝3dと該溝及
び中空部3aとに連通する連通穴3eとが夫々設
けられている。そして外側ピストン3は、ストロ
ークl1の範囲でシリンダ2内を左右に摺動し得る
ようになつている。
中間第1ピストン4aは、外側ピストン3内に
シール部材10を介して摺動自在に収容されてい
て、中空に形成されており、図中左端には壁部4
cが形成され、該壁部には穴4dが形成されてい
る。また中間第1ピストン4aの図中右端に形成
された開口端4eは、外側ピストン3の内周面中
間部に埋設されたストツパ12に当接するように
なつている。そしてストロークl2の範囲で外側ピ
ストン3内を左右に摺動し得るようになつてい
る。
シール部材10を介して摺動自在に収容されてい
て、中空に形成されており、図中左端には壁部4
cが形成され、該壁部には穴4dが形成されてい
る。また中間第1ピストン4aの図中右端に形成
された開口端4eは、外側ピストン3の内周面中
間部に埋設されたストツパ12に当接するように
なつている。そしてストロークl2の範囲で外側ピ
ストン3内を左右に摺動し得るようになつてい
る。
中間第2ピストン4bは、外側ピストン3内に
シール部材13を介して摺動自在に収容されてい
て、中間第1ピストン4aと同一形状に形成され
ており、図中右端に形成された壁部4fの穴4g
もピストンロツド5aが貫通している。また中間
第2ピストン4bの図中左端に形成された開口端
4hは、外側ピストン3のストツパ12に当接す
ることによつてそのストロークl3が規制されるよ
うになつている。そしてストロークl3の範囲で外
側ピストン3内を左右に摺動し得るようになつて
いる。
シール部材13を介して摺動自在に収容されてい
て、中間第1ピストン4aと同一形状に形成され
ており、図中右端に形成された壁部4fの穴4g
もピストンロツド5aが貫通している。また中間
第2ピストン4bの図中左端に形成された開口端
4hは、外側ピストン3のストツパ12に当接す
ることによつてそのストロークl3が規制されるよ
うになつている。そしてストロークl3の範囲で外
側ピストン3内を左右に摺動し得るようになつて
いる。
なお、このように中間ピストン4を中間第1ピ
ストン4aと中間第2ピストン4bの2つに分割
したのは、中間第2ピストン4bを固定しておい
てストロークl2を単独で得ることができ、次に中
間第1ピストン4aを固定しておいてストローク
l3−l1を更に単独で得ることができるようにする
ためである。
ストン4aと中間第2ピストン4bの2つに分割
したのは、中間第2ピストン4bを固定しておい
てストロークl2を単独で得ることができ、次に中
間第1ピストン4aを固定しておいてストローク
l3−l1を更に単独で得ることができるようにする
ためである。
内側ピストン5は、中間第1及び第2のピスト
ン4a,4b内にシール部材15を介して摺動自
在に収容されていて、ストロークl3とl4の和の範
囲で単独又は中間第2ピストン4bを伴つて外側
ピストン3内を左右に摺動し得るようになつてお
り、右側にはピストンロツド5aが一体的に形成
されている。
ン4a,4b内にシール部材15を介して摺動自
在に収容されていて、ストロークl3とl4の和の範
囲で単独又は中間第2ピストン4bを伴つて外側
ピストン3内を左右に摺動し得るようになつてお
り、右側にはピストンロツド5aが一体的に形成
されている。
そして外側ピストン3と、中間ピストン4と、
内側ピストン5との相対的な変位により、ピスト
ンロツド5aを所定の4点位置Q1、Q2、Q3及び
Q4に設定し得るように構成されている。
内側ピストン5との相対的な変位により、ピスト
ンロツド5aを所定の4点位置Q1、Q2、Q3及び
Q4に設定し得るように構成されている。
本発明は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。まずピストンロツド
5aを最左端の第1位置Q1に設定する場合を第
1図により説明する。矢印A3で示す如く流体を
第3流体ポートP3に流入させると、外側ピスト
ン3が最左端位置に変位して停止し、同時に内側
ピストン5は中間第1ピストン4aを伴つて該中
間第1ピストンの壁部4cが外側ピストン3の壁
部3bに当たるまで左方に変位し、この結果、外
側ピストン3と内側ピストン5が共に最左端に変
位して停止することとなり、ピストンロツド5a
は第1位置Q1に設定される。従つて、例えばこ
の第1位置がQ1がセレクトされることによつて
トランスミツシヨンはリバースギヤにシフト可能
となる。
その作用について説明する。まずピストンロツド
5aを最左端の第1位置Q1に設定する場合を第
1図により説明する。矢印A3で示す如く流体を
第3流体ポートP3に流入させると、外側ピスト
ン3が最左端位置に変位して停止し、同時に内側
ピストン5は中間第1ピストン4aを伴つて該中
間第1ピストンの壁部4cが外側ピストン3の壁
部3bに当たるまで左方に変位し、この結果、外
側ピストン3と内側ピストン5が共に最左端に変
位して停止することとなり、ピストンロツド5a
は第1位置Q1に設定される。従つて、例えばこ
の第1位置がQ1がセレクトされることによつて
トランスミツシヨンはリバースギヤにシフト可能
となる。
次にピストンロツド5aを中間の第2位置Q2
に設定する場合について第2図により説明する。
矢印A1で示す如く、流体を第1の流体ポートP1
に流入させ、同時に矢印A3で示す如く流体を第
3の流体ポートP3に流入させる。この場合、第
1及び第3の流体ポートP1,P3に流入する流体
の圧力Pは同一とし、シリンダ2の中空部2cの
断面積をS1ピストンロツド5aの断面積をS2とす
ると、外側ピストン3を図中右方向に押圧する力
F1は、F1=PS1であり、これに対し外側ピストン
3を図中左方向に押圧する力F2は、F2=P(S1−
S2)=PS1−PS2であり、力F1は力F2よりPS2に相
当する分だけ大きい。
に設定する場合について第2図により説明する。
矢印A1で示す如く、流体を第1の流体ポートP1
に流入させ、同時に矢印A3で示す如く流体を第
3の流体ポートP3に流入させる。この場合、第
1及び第3の流体ポートP1,P3に流入する流体
の圧力Pは同一とし、シリンダ2の中空部2cの
断面積をS1ピストンロツド5aの断面積をS2とす
ると、外側ピストン3を図中右方向に押圧する力
F1は、F1=PS1であり、これに対し外側ピストン
3を図中左方向に押圧する力F2は、F2=P(S1−
S2)=PS1−PS2であり、力F1は力F2よりPS2に相
当する分だけ大きい。
従つて外側ピストン3は、その右端がシリンダ
2の右端2aに当たるまで第1図の状態からスト
ロークl1の範囲で右方向に変位し、これに伴つて
内側ピストン5も中間第1ピストン4aを介して
第1図の状態からストロークl1の分だけ右方に移
動して第2位置Q2に設定される。従つて、例え
ばこの第2位置Q2がセレクトされることによつ
てトランスミツシヨンは第1速又は第2速ギヤに
シフト可能となる。
2の右端2aに当たるまで第1図の状態からスト
ロークl1の範囲で右方向に変位し、これに伴つて
内側ピストン5も中間第1ピストン4aを介して
第1図の状態からストロークl1の分だけ右方に移
動して第2位置Q2に設定される。従つて、例え
ばこの第2位置Q2がセレクトされることによつ
てトランスミツシヨンは第1速又は第2速ギヤに
シフト可能となる。
次にピストンロツド5aを中間の第3位置Q3
に設定する場合について、第3図により説明す
る。第2図の状態を維持したまま矢印A2で示す
如く流体を第2の流体ポートP2に流入させると、
溝3d及び連通穴3eを通つて該流体は中空部3
a内に流入し、中間第1ピストン4aはストツパ
12に当たるまでストロークl2の範囲で右方向に
変位し停止する。この結果、第2図の状態からピ
ストンロツド5aはストロークl2の分だけ右方に
移動して第3位置Q3に設定される。従つて、例
えば第3位置Q3がセレクトされることでトラン
スミツシヨンは第3速又は第4速ギヤにシフト可
能となる。
に設定する場合について、第3図により説明す
る。第2図の状態を維持したまま矢印A2で示す
如く流体を第2の流体ポートP2に流入させると、
溝3d及び連通穴3eを通つて該流体は中空部3
a内に流入し、中間第1ピストン4aはストツパ
12に当たるまでストロークl2の範囲で右方向に
変位し停止する。この結果、第2図の状態からピ
ストンロツド5aはストロークl2の分だけ右方に
移動して第3位置Q3に設定される。従つて、例
えば第3位置Q3がセレクトされることでトラン
スミツシヨンは第3速又は第4速ギヤにシフト可
能となる。
次にピストンロツド5aを最右端の第4位置
Q4に設定する場合について、第4図により説明
する。第3図の状態を維持したまま第3の流体ポ
ートP3からの流体の供給を停止すると、内側ピ
ストン5は中間第2ピストン4bを伴つて該中間
第2ピストン4bの壁部4fがシリンダ2の右端
2aに当たるまでストロークl3−l1の範囲で右方
向に変位し停止する。この結果、第3図の状態か
らピストンロツド5aはストロークl3−l1の分だ
け右方に移動して第4位置Q4に設定される。従
つて、例えば第4位置Q4がセレクトされること
でトランスミツシヨンは第5速又は第6速ギヤに
シフト可能となる。
Q4に設定する場合について、第4図により説明
する。第3図の状態を維持したまま第3の流体ポ
ートP3からの流体の供給を停止すると、内側ピ
ストン5は中間第2ピストン4bを伴つて該中間
第2ピストン4bの壁部4fがシリンダ2の右端
2aに当たるまでストロークl3−l1の範囲で右方
向に変位し停止する。この結果、第3図の状態か
らピストンロツド5aはストロークl3−l1の分だ
け右方に移動して第4位置Q4に設定される。従
つて、例えば第4位置Q4がセレクトされること
でトランスミツシヨンは第5速又は第6速ギヤに
シフト可能となる。
以上のように、本発明によればピストンロツド
5aは、流体の流入制御又は流出制御によつて、
4点位置Q1、Q2、Q3及びQ4に確実に設定され
る。なお上記説明において、流体は空気でも、オ
イルでもよい。
5aは、流体の流入制御又は流出制御によつて、
4点位置Q1、Q2、Q3及びQ4に確実に設定され
る。なお上記説明において、流体は空気でも、オ
イルでもよい。
本発明は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、シリンダの中にトリプルピストン
を相対変位可能に収容したことによつて、簡易な
構成でそのピストンロツドを確実に4点位置に設
定することができるシリンダ装置を提供し得るも
ので、4つのセレクト位置を持つトランスミツシ
ヨンのセレクト操作を単一のシリンダ装置で行う
ことができ、またその他広範の用途に応用するこ
とができ、極めて優れた効果が得られる。
のであるから、シリンダの中にトリプルピストン
を相対変位可能に収容したことによつて、簡易な
構成でそのピストンロツドを確実に4点位置に設
定することができるシリンダ装置を提供し得るも
ので、4つのセレクト位置を持つトランスミツシ
ヨンのセレクト操作を単一のシリンダ装置で行う
ことができ、またその他広範の用途に応用するこ
とができ、極めて優れた効果が得られる。
図面は本発明の実施例に係り、第1図はピスト
ンロツドが最左端の第1位置に設定された場合を
示すトリプルピストンシリンダ装置の縦断面図、
第2図はピストンロツドが中間の第2位置に設定
された場合を示す縦断面図、第3図はピストンロ
ツドが中間の第3位置に設定された場合を示す縦
断面図、第4図はピストンロツドが最右端の第4
位置に設定された場合を示す縦断面図である。 1はトリプルピストンシリンダ装置、2はシリ
ンダ、3は外側ピストン、3aは中空部、4は中
間ピストン、4aは中間第1ピストン、4bは中
間第2ピストン、5は内側ピストン、5aはピス
トンロツド、P1は第1の流体ポート、P2は第2
の流体ポート、P3は第3の流体ポートである。
ンロツドが最左端の第1位置に設定された場合を
示すトリプルピストンシリンダ装置の縦断面図、
第2図はピストンロツドが中間の第2位置に設定
された場合を示す縦断面図、第3図はピストンロ
ツドが中間の第3位置に設定された場合を示す縦
断面図、第4図はピストンロツドが最右端の第4
位置に設定された場合を示す縦断面図である。 1はトリプルピストンシリンダ装置、2はシリ
ンダ、3は外側ピストン、3aは中空部、4は中
間ピストン、4aは中間第1ピストン、4bは中
間第2ピストン、5は内側ピストン、5aはピス
トンロツド、P1は第1の流体ポート、P2は第2
の流体ポート、P3は第3の流体ポートである。
Claims (1)
- 1 シリンダと、該シリンダ内に摺動自在に収容
され一端が開口し他の一端が壁部を有して密閉さ
れた中空の外側ピストンと、該外側ピストン内に
摺動自在に収容された中間第1ピストンと中間第
2ピストンとからなる中間ピストンと、該中間第
1ピストンと該中間第2ピストンの間に位置して
これら両中間ピストンの移動を制限するように前
記外側ピストンの内周面に装着されたストツパ
と、前記中間ピストン内に摺動自在に収容され前
記中間第2ピストンの一端を貫通し前記シリンダ
の一端を摺動自在に貫通したピストンロツドが一
体的に形成された内側ピストンとを備え、前記シ
リンダは、前記外側ピストンを最大量前記ピスト
ンロツド側に変位させるための第1の流体ポート
と、前記外側ピストンの中空部に連通し、前記中
間第1ピストンを該外側ピストン内で前記ピスト
ンロツド側に最大変位させるための第2の流体ポ
ートと、前記外側ピストン、前記中間第2ピスト
ン及び前記内側ピストンを前記ピストンロツドの
反対側に最大量変位させるための第3の流体ポー
トとを備え、前記外側ピストンと前記中間ピスト
ンと前記内側ピストンとの相対的な変位並びに前
記外側ピストンの壁部及び前記ストツパとの相互
作用により前記ピストンロツドを所定の4点位置
に設定し得るように構成したことを特徴とするト
リプルピストンシリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334583A JPS59159405A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | トリプルピストンシリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334583A JPS59159405A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | トリプルピストンシリンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59159405A JPS59159405A (ja) | 1984-09-10 |
JPH0132364B2 true JPH0132364B2 (ja) | 1989-06-30 |
Family
ID=12383974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3334583A Granted JPS59159405A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | トリプルピストンシリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59159405A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6199707A (ja) * | 1984-10-20 | 1986-05-17 | Hino Motors Ltd | トリプルピストンシリンダ装置 |
JPS62224707A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-10-02 | Fuji Tool & Die Co Ltd | 多段切換シリンダ装置 |
JPS62258208A (ja) * | 1986-05-06 | 1987-11-10 | Osaka Shiyouriyoku Kikai Kk | 多段式複動シリンダ |
JP2019095033A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | いすゞ自動車株式会社 | 流体シリンダ及び、該流体シリンダを備えるアクチュエータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS596250Y2 (ja) * | 1978-06-08 | 1984-02-27 | 秀夫 須長 | ステツプシリンダ− |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP3334583A patent/JPS59159405A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59159405A (ja) | 1984-09-10 |
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