JPH0228247Y2 - - Google Patents

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JPH0228247Y2
JPH0228247Y2 JP1982095312U JP9531282U JPH0228247Y2 JP H0228247 Y2 JPH0228247 Y2 JP H0228247Y2 JP 1982095312 U JP1982095312 U JP 1982095312U JP 9531282 U JP9531282 U JP 9531282U JP H0228247 Y2 JPH0228247 Y2 JP H0228247Y2
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JP
Japan
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valve
fluid
throttle
valve chamber
chamber
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JP1982095312U
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JPS58196403U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体圧機器の制御に用いる速度制御弁
の改良に関するものである。
(従来の技術) 周知のように流体圧機器例えば空気圧シリンダ
の速度制御を行うには速度制御弁を用いるが、こ
れは一方向のみの速度を制御するものが一般的で
ある。すなわち空気圧複動シリンダの速度制御に
おいては、シリンダの2つのポートに至る配管途
中にそれぞれ排気時にのみ絞り作用を行う方向に
速度制御弁を接続し、排気流量を制御するいわゆ
るメータアウト回路とするのが通常の方法であ
る。しかしシリンダの負荷が過少な場合にはシリ
ンダの作動初期にピストンロツドが急激に飛び出
す飛び出し現象が発生する。この現象を防止する
にはシリンダの空気供給側をも別個に流量制御を
行うことが効果的である。この場合にはシリンダ
の2つのポートに至る配管途上にそれぞれ2個ず
つ合計4個の速度制御弁を接続しなければなら
ず、配管作業に多大の時間を要し、さらにスペー
ス及び保守上の難点があつた。そのため1個の流
量制御弁によつて両方向の流量を個別に制御でき
ることが望まれるのであり、このような作用をな
す構造のものとして実公昭57−2784号公報に記載
の弁がある。これはシリンダ状室内を摺動する中
空ピストンの開口端にニードル弁体を設けたもの
であつて、両方向の流量に対して一応の流量制御
が可能である。しかしこれは移動する中空ピスト
ンが絞り弁の一部となつているため微妙な絞り調
整が困難であり、特に空気圧制御においては微小
の間隙をも空気が流通するため前記空気圧複動シ
リンダの速度制御に適用するには難点があつた。
また、実開昭53−112825号公報には一体的に形
成された両方向速度制御弁が示されているが、こ
れによると、流量を絞り調整するための絞り弁体
と自由流を得るためのチエツク用の弁体とが一体
的に構成されているため、絞り弁体の構造が複雑
で作動が不確実になるおそれがある。すなわち絞
り弁の弁体に縦穴を穿ち、この縦穴に弁棒を差込
み、弁棒が縦穴中においてスライドするようにし
ている。しかも、流体の内部で弁棒をスライドさ
れるのであるから、弁体が抜けたりする惧れがあ
る。
また上向きに流れる流体の圧力自体で弁体が持
ち上がるようになつているのであるが、流体圧が
弱い場合は弁体が持ち上がらない可能性がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上述の問題に鑑みて成され、絞り弁体
とチエツク用弁体とをそれぞれ別個に設け、両方
向の微妙な流量制御を可能とするとともに、構造
が簡単で作動が確実な両方向制御弁を提供するも
のである。
(課題を解決するめの手段) 本考案の両方向速度制御弁は、本体内に一対の
流体流路が互に同軸状に設けられ、これら両流体
通路の間には該流体通路の内径よりも大きい内径
の弁室が設けられ、該弁室の前記流体通路に続く
両側には前記流体通路の軸方向に直角な弁座が形
成され、該弁室内には、流体に押されて流体の流
れの方向の弁座に当接し上記流体通路のうちいず
れか一方の流体通路と弁室との連通状態を遮断す
るため軸線方向に関し両側に弁座当り面を有する
チエツク用の弁体が設けられ、前記両流体通路お
よび弁室に並行して絞り弁室が設けられ、該絞り
弁室と、前記各流体通路との間をそれぞれ連通す
る2個の弁孔、および該絞り弁室と前記弁室との
間を連通する連通孔が設けられ、該連通孔の軸方
向の長さD1が前記チエツク用の弁体の軸方向幅
D2より小さく、前記両弁孔には、本体の外部か
ら調整可能で該弁孔をそれぞれ絞り調整する2個
の絞り弁体が設けられてなることを特徴とする。
(作用) 流体通路、絞り弁がふたつあるので、左、右に
よつて区別して説明する。左右の絞り弁が中間開
度又は全開であるとする。
右流体通路から流体が流入する時は、流体の圧
力によつて弁室内の弁体が左へ押され左の弁座に
接当する。流体は右流体通路から弁室に入り、連
通孔を通つてしほり弁室に入る。これから左絞り
弁によつて絞られて左流体通路へと流出する。
左流体通路から流体が流入する時は、左右の関
係が逆になるが同じ作用がなされる。
右から左へ流れる流体は左の絞り弁体で速度制
御される。左から右へ流れる流体は右の絞り弁体
で速度制御される。
(実施例) 本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する
と、第1図において、1は両端にポート2a,2
bを有する本体であつてその中央に略円柱形状の
弁室3が設けられている。このポート2a,2b
は他の空気圧機器と接続するためのものであつて
その形状は任意に選ぶことができる。円柱形状弁
室3の両底面に相当する部分には開口部4a,4
bが設けられ、該開口部4a,4bの周囲は前記
弁室3内方へ若干突設する断面リング状の弁座5
a,5bが形成されており、この弁座5a,5b
は互に相対向位置にある。弁室3内には該弁室3
の径より若干小径でかつ円柱形状の弁体6が左右
方向に移動可能に嵌入されている。該弁体6はゴ
ムまたはプラチツク等の弾性体よりなり、その移
動によつて弁座5a,5bの一方に当接し開口部
4a,4bの一方を密閉する。この実施例では弁
体6全体を弾性体により形成しているが、第2図
A,Bに示すごとく外周が金属環6bで被われこ
の内部に弾性体6aを嵌入したものあるいは金属
柱製の弁本体6dからなり、その移動方向両端面
に円盤状の弾性体6c,6cを接着剤等により張
りつけたものでもよい。前記開口部4a,4b
は、本体1内に互に同軸上に設けた流通路7a,
7bによつて前記ポート2a,2bとそれぞれ連
通している。前記弁室3の周面は円筒状の周壁8
によつて仕切られ、該周壁の周面に互に同軸上に
設けた連通孔9,9によつて絞り弁室11に連通
される。この連通孔9,9は、前記弁室3の略中
央に位置し、その径の大きさD1は、流体の自由
流通を阻害しない程度に大きくかつ前記弁体6の
円周面の軸方向幅の大きさD2よりも小さく選ば
れている。絞り弁10a,10bは、前記絞り弁
室11、絞り弁体12a,12b及び弁孔13
a,13bよりなり、前記流通路7a,7bは弁
孔13a,13bによつてそれぞれ絞り弁室11
に連通されている。前記弁孔13a,13b内に
は絞り弁体12a,12bの下端に形成された円
錐台部が上方からそれぞれ侵入しており、握り1
4a,14bを回すことによつて絞り弁体12
a,12bはカバー14a,14bの雌ねじ部と
これに螺合する弁体上部の雄ねじ部のねじナツト
作用によりそれぞれ螺進し、弁孔13a,13b
内を流通する流体の流量が調整されるように構成
されている。なお、11aは弁室11を形成する
ための加工穴を塞ぐプラグである。
本考案に係る両方向速度制御弁は以上のように
構成されており、流体がポート2bから流入する
と、弁体6は左方に押されて弁座5aに当接し開
口部4aを密閉するので(第1図の状態)、流体
は連通孔9から絞り弁室11を経由し、弁孔13
aを通つてポート2aへ流れる。したがつて絞り
弁体12aを調整しておけば左方向の流量が制御
できる。次に上記の場合と逆に流体がポート2a
から流入すると弁体6は右方へ押されて弁座5b
に当接し開口部4bを密閉するので、流体は連通
孔9から絞り弁室11を経由して弁孔13bを通
つてポート2bへ流れる。したがつて絞り弁体1
2bを調整しておけば右方向の流量が制御でき
る。上記流体の流れ方向が切替わる時点におい
て、前記弁体6は弁室3内を周壁8に沿つて移動
するが、前記連通孔9,9の径の大きさD1は弁
体6の軸方向幅の大きさD2よりも小さいため、
弁体6が移動途中に連通孔9,9の全面を塞ぎ、
流体圧力により弁体6の移動が加速されるととも
に弁体6の移動途中に両開口部4a,4bが連通
孔9,9を通じて直接連通し漏れることがなく、
したがつて常に絞り弁体12a,12bにより調
整された流量を得ることができる。
(考案の効果) 本考案の両方向速度制御弁は、本体内に一対の
流体通路が互に同軸状に設けられ、これら両流体
流路の間には該流体通路の内径よりも大きい内径
の弁室が設けられ、該弁室の前記流体通路に続く
両側には前記流体通路の軸方向に直角な弁座が形
成され、該弁室内には、流体に押されて流体の流
れの方向の弁座に当接し上記流体通路のうちいず
れか一方の流体通路と弁室との連通状態を遮断す
るため軸線方向に関し両側に弁座当り面を有する
チエツク用の弁体が設けられ、前記両流体通路お
よび弁室に並行して絞り弁室が設けられ、該絞り
弁室と、前記各流体通路との間をそれぞれ連通す
る2個の弁孔、および該絞り弁室と前記弁室との
間を連通する連通孔が設けられ、該連通孔の軸方
向の長さD1が前記チエツク用の弁体の軸方向幅
D2より小さく、前記両弁孔には、本体の外部か
ら調整可能で該弁孔をそれぞれ絞り調整する2個
の絞り弁体が設けられてなるので、両方向の微妙
な流量制御がそれぞれ独立して行え、これを空気
圧複動シリンダの両ポートに適用するときはスペ
ースをとらず簡単な配管作業のみでシリンダの両
方向の速度制御と飛び出し現象の防止を行うこと
ができる。また2つの絞り弁体とチエツク用の弁
体とは独立して設けられているので、絞り弁体お
よびチエツク用の弁体の構造が簡単で作動が確実
であるという効果を有している。
また弁体の弁座に当接する部分を弾性体により
構成した場合には、特に高精度に仕上げなくても
開口部を密閉して漏れがなく、微妙な流量調整あ
るいは速度制御を行うことができる。
さらに、前記弁室と絞り弁室とを連通する連通
孔の径を前記弁体の軸方向幅よりも小径に選定し
てあるので、弁体の切替わりが迅速でかつ流体の
漏れがなく、常に絞り弁により調整された流量あ
るいはシリンダ速度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例であつて、第1図は本考
案に係る両方向速度制御弁の縦断面図、第2図
A,Bは弁体の他の実施例の縦断面図である。 1……本体、2a,2b……ポート、3……弁
室、4a,4b……開口部、5a,5b……弁
座、6……弁体、6a,6c……弾性体、7a,
7b……流通路(流体通路)、8……周壁、9,
9……連通孔、10a,10b……絞り弁、11
……絞り弁室、12a,12b……絞り弁体、1
3a,13b……弁孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 本体内に一対の流体流路が互に同軸状に設け
    られ、これら両流体流路の間には該流体通路の
    内径よりも大きい内径の弁室が設けられ、該弁
    室の前記流体通路に続く両側には前記流体通路
    の軸方向に直角な弁座が形成され、該弁室内に
    は、流体に押されて流体の流れの方向の弁座に
    当接し上記流体通路のうちいずれか一方の流体
    通路と弁室との連通状態を遮断するため軸線方
    向に関し両側に弁座当り面を有するチエツク用
    の弁体が設けられ、前記両流体通路および弁室
    に並行して絞り弁室が設けられ、該絞り弁室
    と、前記各流体通路との間をそれぞれ連通する
    2個の弁孔、および該絞り弁室と前記弁室との
    間を連通する連通孔が設けられ、該連通孔の軸
    方向の長さD1が前記チエツク用の弁体の軸方
    向幅D2より小さく、前記両弁孔には、本体の
    外部から調整可能で該弁孔をそれぞれ絞り調整
    する2個の絞り弁体が設けられてなる両方向速
    度制御弁。 2 前記弁体は、少なくとも弁座に当接する部分
    が弾性体よりなる実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の両方向速度制御弁。
JP9531282U 1982-06-24 1982-06-24 両方向速度制御弁 Granted JPS58196403U (ja)

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JP9531282U JPS58196403U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 両方向速度制御弁

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JP9531282U JPS58196403U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 両方向速度制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS58196403U JPS58196403U (ja) 1983-12-27
JPH0228247Y2 true JPH0228247Y2 (ja) 1990-07-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519931A (ja) * 1974-07-12 1976-01-27 Yoshiaki Masuda Netsuhenshokuseiinki

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112825U (ja) * 1977-02-17 1978-09-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519931A (ja) * 1974-07-12 1976-01-27 Yoshiaki Masuda Netsuhenshokuseiinki

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JPS58196403U (ja) 1983-12-27

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