JP3754134B2 - スピードコントローラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体圧機器に導入される圧力流体並びに流体圧機器から導出される圧力流体の圧力を制御するスピードコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、シリンダ等の流体圧機器に出入する圧力流体を制御するためにスピードコントローラが用いられている。このスピードコントローラは、流体通路を流通する圧力流体の制御方向に対応して、シリンダ内に導入される圧力流体を制御するAタイプと、シリンダから導出される圧力流体を制御するBタイプとの二つに大別される。この種のスピードコントローラは、略同一構造からなり、例えば、スピードコントローラ本体の内部にチェック弁の向きを反対にして装着し、あるいはスピードコントローラ本体に形成された第1ポートと第2ポートとの向きをそれぞれ反対にして流体圧機器に接続することにより、圧力流体の制御方向が異なるAタイプとBタイプからなるスピードコントローラが構成される。
【0003】
通常、シリンダの一方の圧力流体出入ポートにAタイプからなるスピードコントローラを連結し、他方の圧力流体出入ポートにBタイプからなるスピードコントローラを連結し、合計2個のスピードコントローラをシリンダに連結して使用している。
【0004】
ところで、図5に示されるように、従来技術に係るスピードコントローラ1、2を用いてシリンダ3内に流入する圧力流体と該シリンダ3から流出する圧力流体とを共に制御する場合、連結部材4を介装してタイプAとタイプBからなる2個のスピードコントローラ1、2をそれぞれ直列に接続する方法が採用されている。この場合、直列に接続された2個のスピードコントローラ1、2は、シリンダ3の一方の圧力流体出入ポート5と他方の圧力流体出入ポート6とにそれぞれ連結され、合計4個のスピードコントローラ1、1、2、2が必要となる。
【0005】
図6は、スピードコントローラ本体7の第1ポート8aと第2ポート8bの向きを反対にして2個のスピードコントローラ1、2を相互に直列に接続した状態を示す。スピードコントローラ本体7内には、第1ポート8aと第2ポート8bとを連通させる流体通路9が形成され、前記流体通路9には、流通する圧力流体の流量を制御するニードル弁10の一端部が臨み、前記ニードル弁10の他端部には、所定方向に回転させることにより前記ニードル弁10の絞り量を調整する摘み11が固定される。なお、参照数字12a、12bはそれぞれチェック弁を示し、前記チェック弁12a、12bは、ばね部材13の弾発力の作用下に着座部14に着座することによりチェック作用が発揮される。
【0006】
図6に基づいてその動作を概略説明すると、スピードコントローラ1の第1ポート8aから導入された圧力流体Aは、ばね部材13の弾発力に抗してチェック弁12aを下方側に押圧し該チェック弁12aを着座部14から離間させる。従って、チェック弁12aの開成作用下にスピードコントローラ1の第1ポート8aと第2ポート8bとが相互に連通し、圧力流体Aがスピードコントローラ1からスピードコントローラ2に導入される。スピードコントローラ2ではニードル弁10の絞り量を予め調整しておくことにより、所定の圧力に制御された圧力流体Aが第1ポート8aから導出される。
【0007】
一方、スピードコントローラ2の第1ポート8aから導入された圧力流体Bは、ばね部材13の弾発力に抗してチェック弁12bを下方側に押圧し該チェック弁12bを着座部14から離間させる。従って、チェック弁12bの開成作用下にスピードコントローラ2の第1ポート8aと第2ポート8bとが相互に連通し、圧力流体Bがスピードコントローラ2からスピードコントローラ1に導入される。スピードコントローラ1ではニードル弁10の絞り量を予め調整しておくことにより、所定の流量に制御された圧力流体Bが第1ポート8aから導出される。
【0008】
このように、スピードコントローラ1、2を直列に2個接続することにより、相互に反対方向に流通する圧力流体Aおよび圧力流体Bが共に制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術に係るスピードコントローラ1、2では、シリンダ3に対して2個のスピードコントローラ1、2を直列に接続して用いるため、前記スピードコントローラ1、2の配管スペースが2倍に拡大されるという不都合がある。
【0010】
また、2個のスピードコントローラ1、2を連結部材4を介して直列に接続するための作業が必要となり、取付工数が増加するという不都合がある。
【0011】
さらに、2個のスピードコントローラ1、2を直列に接続することにより全体の長さが長尺なものとなり、設置環境に応じてシリンダ3に対するスピードコントローラ1、2の取付方向が制約されるという不都合がある。
【0012】
本発明は、これらの種々の不都合を悉く克服するためになされたものであり、流体圧機器に対し流入および流出する圧力流体を共に制御するスピードコントローラにおいて、配管スペースを削減するとともに取付作業を簡略化して小型化、軽量化を図り、しかも、流体圧機器に対する取付方向が制約されることがないスピードコントローラを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、円筒状のボデイと、前記ボデイの外周面に外嵌され、該ボデイの軸線を回転軸として所定方向に回転自在な管継手部とからなり、前記管継手部の端部に形成された第1流体圧出入ポートおよび前記ボデイの軸線方向に沿った一端部に形成された第2流体圧出入ポートを有するスピードコントローラ本体と、
前記ボデイ内に設けられ、前記第1流体圧出入ポートと第2流体圧出入ポートとを連通させる流体通路に臨み、前記流体通路を流通する圧力流体の流量を調整する第1ニードル弁本体を有する第1ニードル弁部と、
前記ボデイ内に前記第1ニードル弁本体と同軸状に設けられ、前記流体通路を流通する圧力流体の流量を調整する第2ニードル弁本体を有する第2ニードル弁部と、
前記ボデイの軸線方向に沿った他端部に設けられ、前記第1ニードル弁部の絞り量を設定する第1操作部と、
前記ボデイの軸線方向に沿った他端部に前記第1操作部と同軸状に積層して設けられ、前記第2ニードル弁部の絞り量を設定する第2操作部と、
前記第1ニードル弁部および前記第2ニードル弁部にそれぞれ配設され、圧力流体の流通方向が相互に反対となる第1チェック弁および第2チェック弁と、
を備え、
前記第1ニードル弁本体は棒状からなり、筒状に形成された前記第2ニードル弁本体の貫通孔内に前記第1ニードル弁本体が同軸状に配設され、
前記第1操作部を操作することにより、前記第1ニードル弁本体の一端部に設けられた第1絞り部と前記第2ニードル弁本体に設けられた第1着座部との離間間隔によって圧力流体の絞り量が設定され、前記第2操作部を操作することにより、前記第2ニードル弁本体の一端部に設けられた第2絞り部と前記第2ニードル弁本体のシートリングに形成された第2着座部との離間距離によって圧力流体の絞り量が設定され、
前記第1絞り部の絞り作用下に前記第1流体圧出入ポートから流入し第2流体圧出入ポートから排出される圧力流体を制御し、一方、前記第2絞り部の絞り作用下に前記第2流体圧出入ポートから流入し第1流体圧出入ポートから排出される圧力流体を制御することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、スピードコントローラ本体内に第1ニードル弁本体と第2ニードル弁本体とを同軸状に配置し、前記第1ニードル弁本体の一端部に設けられた第1絞り部の絞り作用下に前記第1流体圧出入ポートから流入し第2流体圧出入ポートから排出される圧力流体を制御し、一方、第2ニードル弁本体の一端部に設けられた第2絞り部の絞り作用下に前記第2流体圧出入ポートから流入し第1流体圧出入ポートから排出される圧力流体を制御する。従って、1個のスピードコントローラによって、第1流体圧出入ポートおよび第2流体圧出入ポート間を相互に反対方向に流通する圧力流体を共に制御することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係るスピードコントローラについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0016】
図1において参照数字20は、本実施の形態に係るスピードコントローラを示す。このスピードコントローラ20は、第1貫通孔22を有する円筒状のボデイ24と、前記ボデイ24の外周部に外嵌されるリング体を有し、該ボデイ24の軸線を回転軸として所定方向に回転自在な管継手部26とから構成されるスピードコントローラ本体を含む。
【0017】
また、前記スピードコントローラ20は、前記ボデイ24の内部に同軸状に配設された第1ニードル弁部28および第2ニードル弁部30と、前記ボデイ24の上部に設けられ、前記第1ニードル弁部28および第2ニードル弁部30の絞り量をそれぞれ設定する第1操作部32および第2操作部34とを有する。
【0018】
前記ボデイ24と管継手部26との連結部位には、該管継手部26の孔部36とボデイ24の第1貫通孔22とを連通させる連通路38が形成され、前記ボデイ24と管継手部26との回動部位には、気密性を保持するために一組のOリング40a、40bが設けられる。
【0019】
第1ニードル弁部28は、棒状を呈する第1ニードル弁本体42と、前記第1ニードル弁本体42の一端部が徐々に縮径するテーパ状に形成された第1絞り部44と、前記第1ニードル弁本体42の中間部に形成された環状溝に嵌着されるOリング46とを有する。前記第1ニードル弁本体42の他端部には、第1操作部32が設けられ、前記第1操作部32は、第1ねじ部48の螺回作用下に第1ニードル弁本体42を軸線方向に沿って変位させる第1摘み部50と、前記第1ニードル弁本体42を所定位置に保持する第1ロックナット52とを有する。
【0020】
第2ニードル弁部30は、前記第1ニードル弁本体42とボデイ24との間に介装され、該第1ニードル弁本体42が挿入される第2貫通孔54を有する円筒状の第2ニードル弁本体56と、前記第2ニードル弁本体56の一端部に形成された第2絞り部58と、前記第2ニードル弁本体56に形成された環状凹部に装着され断面v字状の第1チェック弁60と、前記第2ニードル弁本体56の中間部に形成された環状溝に嵌着されるOリング62とを有する。
【0021】
第2ニードル弁本体56の中央部には、前記第1絞り部44が着座する第1着座部64が形成され、前記第1着座部64に近接して管継手部26に連通する第1通路66が形成され、さらに、第1チェック弁60と第2絞り部58との間には、軸線と直交する方向に延在する十字状の第2通路68が形成される。第2ニードル弁本体56の上部には、第2操作部34が設けられ、前記第2操作部34は、第2ニードル弁本体56の一端部に固定され、第2ねじ部70の螺回作用下に該第2ニードル弁本体56を軸線方向に沿って変位させる第2摘み部72と、前記第2ニードル弁本体56を所定位置に保持する第2ロックナット74とを有する。
【0022】
前記第1操作部32を構成する第1摘み部50と第1ロックナット52、および、第2操作部34を構成する第2摘み部72と第2ロックナット74は、第1ニードル弁本体42の軸線を回転中心としてそれぞれ多段に積層された状態に設けられる。
【0023】
この場合、第1ニードル弁本体42は第1ねじ部48を介して第2ニードル弁本体56の内周面に刻設されたねじ溝に螺合し、第1摘み部50を所定方向に回転させることにより、第1絞り部44と第1着座部64との離間間隔が調整され、前記第1絞り部44を流通する圧力流体の絞り量が設定される。
【0024】
一方、第2ニードル弁本体56は、第2ねじ部70を介してボデイ24の内周面に刻設されたねじ溝に螺合し、第2摘み部72を所定方向に回転させることにより、第2絞り部58と後述する第2着座部76との離間間隔が調整され、前記第2絞り部58を流通する圧力流体の絞り量が設定される。
【0025】
ボデイ24の外周面には第3ねじ部78が刻設され、該ボデイ24の下部には、第2流体圧出入ポート80として機能する貫通孔を有するシートリング82が嵌挿される。前記シートリング82の上部には、環状凹部を介して第2チェック弁84が装着され、前記第2チェック弁84が装着されたシートリング82の内周面には、第2ニードル弁本体56の第2絞り部58が着座する第2着座部76が形成される。この場合、第1チェック弁60および第2チェック弁84は、それぞれ該第1チェック弁60および第2チェック弁84を通過する圧力流体の流通方向が相互に反対となるように配設される。前記シートリング82の中間部には、第1貫通孔22と第2流体圧出入ポート80とを連通させる十字状の第3通路86が形成される。
【0026】
管継手部26は円筒状の管継手本体88を有し、その一方の端部には前記孔部36から段部を介して拡径する孔部90が形成され、前記孔部90の終端部は実質的に第1流体圧出入ポート92として機能する。前記孔部90には、いわゆる、ワンタッチ継手機構94が設けられ、このワンタッチ継手機構94は、底部に複数の切欠が形成されたリリースブッシュ96の外周に、合成樹脂製のコレット98と、このコレット98の外周に金属製の平板をリング状に形成したチャック100と、天然ゴム若しくは合成ゴム等の弾性体で形成されたシール部材102とをそれぞれ外装して構成されている。
【0027】
なお、参照符号104、106、108は、それぞれ第1室〜第3室をそれぞれ示し、第1室104は、連通路38および第1通路66に連通するとともに、第1チェック弁60と第2ニードル弁本体56とによって囲繞される空間を示し、第2室106は、第2通路68に連通するとともに、第1チェック弁60および第2チェック弁84によって囲繞される空間を示し、第3室108は、第3通路86に連通するとともに、第2チェック弁84とシートリング82とによって囲繞される空間を示す。
【0028】
本実施の形態に係るスピードコントローラ20は基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作並びに作用効果について説明する。
【0029】
まず、図示しない圧力流体供給源に連通するチューブ110を管継手部26に接続するとともに、ボデイ24の底部に刻設された第3ねじ部78を介してシリンダ3の一組の圧力流体出入ポート5、6にそれぞれスピードコントローラ20を螺入する(図2参照)。スピードコントローラ20を圧力流体出入ポート5、6にそれぞれ螺入することにより、シリンダ3内のシリンダ室とスピードコントローラ20の第1流体圧出入ポート80とが連通した状態となる。
【0030】
また、第1摘み部50を所定方向に回転させ、第1ニードル弁本体42の第1絞り部44と第1着座部64との離間間隔を所望の間隙に調整した後、第1ロックナット52を介して第1ニードル弁本体42を所定位置に固定する。なお、この場合、第2ニードル弁本体56の第2絞り部58と第2着座部76との離間間隔は影響しないため、第2絞り部58が第2着座部76に着座した状態、あるいは第2絞り部58が第2着座部76から所定間隔離間した状態のいずれであってもよい。
【0031】
このような準備作業を経て図3に示す状態に設定されたスピードコントローラ20において、圧力流体供給源の付勢作用下に第1流体圧出入ポート92から導入された圧力流体は、管継手部26とボデイ24との連結部位に形成された連通路38を介して第1室104に至る。前記第1室104に導入された圧力流体は、第1チェック弁の作用下に第1通路66を通過した後、予め設定された第1絞り部44と第1着座部64との間隙を通じて第2貫通孔54に沿って進行する。さらに、第2ニードル弁本体56の第2通路68を通じて第2室106に導入された圧力流体は、その押圧作用下に第2チェック弁84を矢印方向に撓ませて該第2チェック弁84を通過し、シートリング82を介して第2流体圧出入ポート80から導出される。
【0032】
このようにして、第1流体圧出入ポート92から導入された圧力流体は、所望の圧力に調圧されて第2流体圧出入ポート80から導出され、前記第2流体圧出入ポート80に連通するシリンダ3に供給される。
【0033】
次に、前記とは逆方向に流通する圧力流体を調圧する場合、すなわち、シリンダ3から排出された圧力流体を第2流体圧出入ポート80から導入し、所望の圧力に調圧して第1流体圧出入ポート92から導出する場合について説明する。
【0034】
この場合、予め、第2摘み部72を所定方向に回転させ、第2ニードル弁本体56の第2絞り部58と第2着座部76との離間間隔を所望の間隙に調整した後、第2ロックナット74を介して第2ニードル弁本体56を所定位置に固定しておく。この場合、第1絞り部44と第1着座部64との離間間隔は影響しないため、前述したようにどのような状態であってもよい。
【0035】
このようにして図4に示された状態に設定された後、シリンダ3から導出された圧力流体は、第2流体圧出入ポート80から導入され、さらに、第2チェック弁84の作用下にシートリング82の内部を通過し、第2ニードル弁本体56の第2絞り部58と第2着座部76との間隙を介して第2室106に至る。前記第2室106に導入された圧力流体は、第1チェック弁60を矢印方向に撓ませて該第1チェック弁60を通過し、さらに、第1室104および連通路38を介して第1流体圧出入ポート92から導出される。
【0036】
このように、本実施の形態に係るスピードコントローラ20では、ボデイ24の内部に第1ニードル弁部28と第2ニードル弁部30とを同軸状に配設するとともに、圧力流体の流通方向を相互に反対方向に規制する第1チェック弁60と第2チェック弁84とを設けることにより、第1流体圧出入ポート92から第2流体圧出入ポート80に向かって流通する圧力流体と、前記とは反対に第2流体圧出入ポート80から第1流体圧出入ポート92に向かって流通する圧力流体とを共に制御することが可能となる。
【0037】
従って、本実施の形態に係るスピードコントローラ20では、直列に2個接続された従来技術に係るスピードコントローラ1、2と比較して、配管スペース(設置スペース)を削減するとともに取付作業を簡略化して小型化、軽量化を図ることができる。また、本実施の形態に係るスピードコントローラ20では、従来技術に係るスピードコントローラ1、2を直列に接続する必要がないために全長が短尺化され、シリンダ3等の流体圧機器に対する取付方向が制約されることがない。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0039】
すなわち、2個のスピードコントローラを直列に接続する従来技術と対比して、本発明では、1個のスピードコントローラによって、第1流体圧出入ポートおよび第2流体圧出入ポート間を相互に反対方向に流通する圧力流体を共に制御することができるため、配管スペース(設置スペース)を削減するとともに取付作業を簡略化して小型化、軽量化を図ることができる。
【0040】
また、本発明では、従来技術と比較して全長が短尺化されて、流体圧機器に対する取付方向が制約されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスピードコントローラの縦断面図である。
【図2】図1に示すスピードコントローラをシリンダに組み込んだ回路構成図である。
【図3】図1に示すスピードコントローラを構成する第1絞り部が第1着座部から所定間隔離間した状態の動作説明図である。
【図4】図1に示すスピードコントローラを構成する第2絞り部が第2着座部から所定間隔離間した状態の動作説明図である。
【図5】従来技術に係るスピードコントローラをシリンダに組み込んだ回路構成図である。
【図6】従来技術に係るスピードコントローラの縦断面図である。
【符号の説明】
20…スピードコントローラ 22、54…貫通孔
24…ボデイ 26…管継手部
28、30…ニードル弁部 32、34…操作部
36、90…孔部 38…連通路
42、56…ニードル弁本体 44、58…絞り部
48、70、78…ねじ部 50、72…摘み部
52、74…ロックナット 60、84…チェック弁
64、76…着座部 66、68、86…通路
80、92…流体圧出入ポート 88…管継手本体
94…ワンタッチ継手機構 104、106、108…室
Claims (1)
- 円筒状のボデイと、前記ボデイの外周面に外嵌され、該ボデイの軸線を回転軸として所定方向に回転自在な管継手部とからなり、前記管継手部の端部に形成された第1流体圧出入ポートおよび前記ボデイの軸線方向に沿った一端部に形成された第2流体圧出入ポートを有するスピードコントローラ本体と、
前記ボデイ内に設けられ、前記第1流体圧出入ポートと第2流体圧出入ポートとを連通させる流体通路に臨み、前記流体通路を流通する圧力流体の流量を調整する第1ニードル弁本体を有する第1ニードル弁部と、
前記ボデイ内に前記第1ニードル弁本体と同軸状に設けられ、前記流体通路を流通する圧力流体の流量を調整する第2ニードル弁本体を有する第2ニードル弁部と、
前記ボデイの軸線方向に沿った他端部に設けられ、前記第1ニードル弁部の絞り量を設定する第1操作部と、
前記ボデイの軸線方向に沿った他端部に前記第1操作部と同軸状に積層して設けられ、前記第2ニードル弁部の絞り量を設定する第2操作部と、
前記第1ニードル弁部および前記第2ニードル弁部にそれぞれ配設され、圧力流体の流通方向が相互に反対となる第1チェック弁および第2チェック弁と、
を備え、
前記第1ニードル弁本体は棒状からなり、筒状に形成された前記第2ニードル弁本体の貫通孔内に前記第1ニードル弁本体が同軸状に配設され、
前記第1操作部を操作することにより、前記第1ニードル弁本体の一端部に設けられた第1絞り部と前記第2ニードル弁本体に設けられた第1着座部との離間間隔によって圧力流体の絞り量が設定され、前記第2操作部を操作することにより、前記第2ニードル弁本体の一端部に設けられた第2絞り部と前記第2ニードル弁本体のシートリングに形成された第2着座部との離間距離によって圧力流体の絞り量が設定され、
前記第1絞り部の絞り作用下に前記第1流体圧出入ポートから流入し第2流体圧出入ポートから排出される圧力流体を制御し、一方、前記第2絞り部の絞り作用下に前記第2流体圧出入ポートから流入し第1流体圧出入ポートから排出される圧力流体を制御することを特徴とするスピードコントローラ。
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Cited By (1)
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KR20190021313A (ko) * | 2016-06-23 | 2019-03-05 | 에스엠시 가부시키가이샤 | 스피드 컨트롤러 |
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1996
- 1996-07-19 JP JP19112996A patent/JP3754134B2/ja not_active Expired - Fee Related
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