JPH01320964A - 豆腐製造器 - Google Patents

豆腐製造器

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Publication number
JPH01320964A
JPH01320964A JP63155617A JP15561788A JPH01320964A JP H01320964 A JPH01320964 A JP H01320964A JP 63155617 A JP63155617 A JP 63155617A JP 15561788 A JP15561788 A JP 15561788A JP H01320964 A JPH01320964 A JP H01320964A
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JP
Japan
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soybeans
tofu
mixer
crushing
box
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Application number
JP63155617A
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Inventor
Zenichi Inoue
善一 井上
Yutaka Onda
恩田 豊
Yukio Honda
本多 幸夫
Tomiji Igarashi
五十嵐 富治
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、主に家庭用に使用される豆腐製造器に関する
ものである。
く従来技術〉 従来、家庭で大豆から豆腐を作る方法は、(a)大豆を
水洗し、 (b)該大豆を一晩(夏季で8〜10時間、冬季で18
〜20Vff’Jl)水に浸漬した後、(c)これをミ
キサーで粉砕する。
(d)そして、鍋に移して煮沸し、 (e)これを二重にした布巾等で絞り、(「)得られた
豆乳を再び約75℃(70〜80°C)まで加熱し、 (g)凝固剤を加え、 (11)型箱へ流し込み、 (i)固まった後に該型箱から取り出し、(i)水にさ
らして 完成であった。
〈 発明が解決しようとする問題点 〉上記従来技術に
おいて、豆腐の完成に至る手順が複雑であり、かつ手間
がかかるといった問題点があり、家庭で豆腐を作ること
は一般的には行なわれていない。
そこで、本発明は、日本料理として広く常用されている
豆腐を家庭内で容易に製造できる豆腐製造器の提供を目
的とする。
〈 問題点を解決するための手段 〉 本発明による第一の問題点解決手段は、第1図〜第10
図の如く、鍋1に内嵌し下部に開閉可能な出口2を有す
る浸漬容器3と、該浸漬容器3内の大豆Aを粉砕する粉
砕装置4と、前記浸漬容器3の下部に外嵌し粉砕後の大
豆Aを液体分と固体分とに分離する分離装置5と、該分
離装置Sを粉砕装置4とは独立して駆動する分離回転装
置6と、前記粉砕装置4により粉砕された大豆Aを加熱
する加熱装置7とが設けられたものである。
また、本発明の第二の問題点解決手段は、第11図〜第
14図の如く、鍋1に内嵌する浸漬容器3と、該浸漬容
器3内の大豆Aを粉砕する粉砕袋rrL4と、粉砕後の
大豆Aを液体分と固体分とに分離する分離装置5とを備
え、前記鍋1に液体分流出口9が形成され、該液体分流
出口9から流出する液体分を凝固剤Hと混合させる混合
器91が設けられ、該混合器91は、上面開放の皿型に
形成され、液体分流出口9の下方に揺動自在に保持され
たものである。
〈作用〉 上記第一の問題点解決手段において、浸漬容器3に収容
された大豆Aは、粉砕装置4により粉砕され、加熱装置
7で加熱される。その後、分離回転装置6により分離装
置5が駆動され、液体分と固体分とが分離される。その
ため、従来の(a)〜(h)までの作業を同一の器体内
で行なうことができ、日本料理として広く常用されてい
る豆腐を家庭内で容易に製造できる。
また、上記第二の問題点解決手段において、浸漬容器3
に収容された大豆Aは、粉砕装置4により粉砕され、加
熱された後、分離装置5で液体分(豆乳)と固体分(お
から)とに分離される。そして、この豆乳は、混合器9
1内で凝固剤と均一に混合される。このとき、混合器は
、上面開放の皿型に形成され、液体分流出口9の下方に
揺動自在に保持されているため、混合器の掃除を容易に
でき、豆乳の粘度が高い場合にも豆乳と凝固剤との混合
を確実にでき、豆乳と凝固剤とを毎回均一に混合するこ
とができ、ひいては、日本料理として広く常用されてい
る豆腐を家庭内で容易に製造できる。
〈実施例〉 [第一実施例1 まず、本発明の第一実施例を第1図〜第10図に基づい
て説明する。第1図は本発明の第一実施例における豆腐
製造器を示す縦断面図、第2図は大豆を収容している浸
漬容器の縦断面図、@3図は粉砕完了時の浸漬容器の縦
断面図、第4図は生呉が分離装置に流出した状態を示す
豆腐製造器の縦断面図、第5図は加熱中の豆腐製造器の
縦断面図、第6図はおからと豆乳とを分離して豆乳が一
次凝固箱に流出している状態を示す豆腐製造器の1m断
面図、第7図は一次凝固箱で一次凝固した豆腐が木綿箱
に流出している状態を示す縦断面図、第8図は木綿箱内
の豆腐を圧縮している状態を示す縦断面図、ptS9図
は木綿箱を取出した後の状態を示す縦断面図、第10図
は絹ごし豆腐の製造時におけるおからと豆乳とを分離し
て豆乳が絹ごし箱に流出している状態を示す縦断面図で
ある。なお、第2図〜第9図は同じく水篩豆腐の製造工
程を示し、第2図〜第5図および第10図は同じく絹ご
し豆腐の製造工程を示す。
そして、図示の如く、本発明の第一実施例に係る豆腐製
造器は、鍋1に内嵌し下部に開閉可能な出口2を有する
浸漬容器3と、該浸漬容器3内の大豆Aを粉砕する粉砕
装置4と、前記浸漬容器3の下部に外嵌し粉砕後の大豆
Aを液体分(豆乳C)と固体分くおからD)とに分離す
る分離装置5と、該分離装置5を粉砕装置4とは独立し
て駆動する分離回転装置6と、前記粉砕装置4により粉
砕された大豆Aを加熱する加熱装置7とが設けられたも
のである。
1肖記鍋1は、第1図の如く、上面が開口した円筒形の
ものであり、支持体1aを介して中間支持板8に支持さ
れる。そして、f1%1の底面隅部には液体分流出口9
が形成され、該液体分流出口9には第一ツレ/イド10
により開閉される吐出弁11が設けられている。11a
は吐出弁11の輪である。また、鍋1の底面外側には、
前記加熱装置7としてのヒータが配設されている。一方
、鍋1の上面には紬12を中心として手動で開閉する鍋
蓋13が設けられる。該鍋蓋13の紬12と反対側には
鍋蓋13の不用意な開放を防止するラッチ機構14が設
けられる。
前記浸漬容器3は、鍋1の内部に配され、上面が開口し
た略円筒形のものであり、側面下部の対向する二個所に
前記出口2が形成される。該出口2には浸漬容器3が回
転して発生する遠心力で開となる磁石弁16が配される
。17a、17bは磁石弁16の紬である。一方、浸漬
容器3の上面には、紬18を中心として手動で開閉する
浸漬容器蓋19が設けられる。
前記粉砕装置4は、浸漬容器3の内部の底面付近に配さ
れる粉砕刃20と、該粉砕刃20から下方へ延設され中
間支持板8の下側に至る粉砕回転輪21と、該粉砕回転
輪21の下端に取付けられ高速で回転する粉砕モータ2
2とから成る。前記粉砕刃20は一般的な調理用ミキサ
と同様の形状であり、前記粉砕モータ22も同様に調理
用ミキサ1こ用いられるものを適用する。
前記分離装置5は、前記浸漬容器3の底面に固着され鍋
1の内径より小径の円板状の下板24と、浸漬容器3に
外嵌し下板24に対向して配される同径の上板25と、
該上板25の外周と下板24の外周との間に介装される
筒状で微細網目構造を有するフィルター本体26とから
成る。
そして、前記分離装置5および浸漬容器3を回転させる
前記分離回転装置6は、浸漬容器3の底面に着脱自在に
連結され曲記粉砕回転紬21に回転自在に外嵌する分離
回転軸28と、該分離回転軸28に外嵌固定される従動
プーリ29と、前記中間支持板8に支持される分離モー
タ30と、該分離モータ30の回転軸に外嵌固定される
駆動プーリ31と、該駆動プーリ31と従動プーリ29
との間に掛巻されるベル)32とから成る。また、前記
上板24、下板25およびフィルター本体26により固
体分収容部33が形成される。
一方、前記鍋1の液体分流出口9の下には、液体分流出
口9から流出した豆乳Cを中間支持板8の下側へ案内す
る豆乳案内管34が設けられ、該豆乳案内管34の下に
は木綿豆腐Eの一次凝固を行なうための一次凝固箱35
が配される。該−次凝固135は、木綿箱36の一杯分
の豆乳Cを収容する容積を持つ箱型のものであり、その
側面に紬37を中心に回動して開閉する凝固相開閉弁3
8が設けられる。また、−次凝固箱35の底面は、凝固
相開閉弁38に向かって傾斜しているが、前記豆乳案内
管34の真下付近は逆向きに傾斜して凝固剤収容部39
となる。
そして、前記凝固相開閉弁38の下には、木綿役腐Eを
製造する場合には絹ごし箱41と該絹ごし箱41に内嵌
する木綿箱36とが配され、絹ごし豆腐Fを5M造する
場合には絹ごし箱41のみが配される。前記絹ごし箱4
1は、単純な箱型の絹ごし箱本体42と、該絹ごし箱本
体42の外縁部から斜め上方に延設され一次凝固箱35
から流出する豆乳Cを絹ごし箱本体42の内部に案内す
る絹ごし案内板43とから成る。前記木綿箱36は、絹
ごし箱本体42よりひとまわり小さい木綿箱本体44と
、該木綿箱本体44の外縁部から斜め上方に延設され一
次凝固箱35から流出する豆乳Cを木綿箱本体44の内
部に案内する木綿案内板45と、木綿箱本体44の側面
から突出し絹ごし箱41との嵌合時に絹ごし箱本体42
の外縁部に当接する突出体46とから成る。そして、木
綿箱本体44の側面および底面には、多数の水抜孔47
が穿設されており、該水抜孔47には極微細網目構造の
ミクロフィルター48が取付けられている。
前記絹ごし箱41および木綿箱3Gの上方には平板状で
木綿箱36の上開口とほぼ同形の重し50が配される。
該重し50の上面中央には、側面下部に小切欠51を有
する重し軸52が立設され、該重し紬52は中間支持板
8に上下動自在に貫通する。該重し紬52の側方の中間
支持板8上には第二ソレノイド53が配置され、該第二
ツレ/イド53の鉄芯54が重し紬52の小切欠51と
係合して重し50を待機姿勢としている。
上記構成において、豆腐の製造工程を説明する。
まず、第2図の如く、水洗した生大豆Aを鍋蓋13およ
び浸漬容器蓋19を開けて浸漬容器3内に投入した後、
膨潤分を見込んだ水Gを入れる。
このとき、生大豆Aを十分に膨潤させるためには、通常
、夏季で8〜10時間、冬季で18〜20時間を必要と
するが、加熱装置7を用いて冬季の水温にある水Gを夏
季の水温に調整すると、夏季と同様に、8〜10時間程
時間子分に膨潤する。すなわち、加熱装置7を設けたこ
とにより、冬季でも夏季の如き短時間で膨潤が完了する
とともに、季節による水温の変化に左右されず一定時間
で膨潤が完了するため、膨潤時間の自動制御が容易とな
る。
そして、生大豆Aの膨潤が完了すると、第3図の如く、
粉砕モータ22を駆動して粉砕刃20を駆動し、膨潤し
た生大豆Aを粉砕して生呉Bとする。このとき、磁石弁
16は閉じており、浸漬容器3内の水分が外部に流出し
ないため、大豆Aの粉砕が容易となる。
完全に粉砕されると、粉砕モータ22を停止し、第4図
の如く、分離器転装rII6の分離モータ30を駆動す
る。すると、駆動プーリ31が回転し、ベルト32が駆
動され、従動プーリ29が回転して浸漬容器3およゾ分
離装置5が回転する。浸漬容器3が回転すると、遠心力
で自動的に磁石弁16が開き、出口2から分離装置5の
内部の固体分収容部33に生gBが流出する。この動作
を数回繰り返すことにより、浸漬容器3内の生呉Bを固
体分収容部33に流出させる。
次に、第5図の如く、加熱装置7を駆動して生呉Bの加
熱を開始し、一定時Fil+煮る。このときに生呉Bの
エキス分の一部は、フィルター本体26を介して鍋1内
に流出する。また、加熱中、分離回転装置6を駆動して
分離装置5および浸漬容器3を間欠的に数回駆動するこ
とにより、激しい沸騰を防止し、同時に生呉Bのエキス
分が鍋1内へ流出し易いようにするとよい。
一定時間煮た後、第6図の如く、第一ソレノイド10を
動作させて吐出弁11を開放し、鍋1内の豆乳Cを、あ
らかじめ凝固剤収容139に凝固剤Hが収容された一次
凝固箱35内に流出させる。
このとき、分離モータ30を駆動し、浸漬容器3および
分離装置5を回転駆動することにより遠心分離を行なう
と、フィルター本体26によりおからDと豆乳Cとが分
離され、分離装置5の内部の固体分収容部33におから
Dが残留し、鍋1内に流出した豆乳Cは、液体分流出口
9から一次凝固箱35内に至る。
そして、木綿豆腐EItI造する場合、−次凝固箱35
に流出された温度80℃〜95℃の豆乳Cと凝固剤Hと
が混合された後、水Gと木綿豆腐Eとが分離するまで、
−次凝固箱35に一定時間放置する。その後、第7図の
如く、凝固相開閉弁38を開放し水Gと木綿豆腐Eとを
木綿箱36に流出させる。
そして、tsg図の如く、第二ツレ/イl′53を駆動
して小切欠51と鉄芯54とを離脱させると、重し50
が落下して木綿箱36内の木綿豆腐Eを圧縮し、木綿箱
36の水抜孔47およびミクロフィルター48を通して
水Gが流出する。流出した水Gは絹ごし箱41内に溜ま
る。
圧縮を開始してから一定時間後に、第9図の如く、木綿
箱36内の重し50を手動で元の位置に戻し、木綿箱3
6を取り出す。そして、該木綿箱36を別の大きな容器
(図示せず)に収容された水の中に入れて木綿豆腐Eを
取り出し、一定時間、水にさらすことにより木綿豆腐E
内の余分な凝固剤Hを取り除く。
以上で木綿豆腐Eが完成する。
次に、絹ごし豆腐を製造する場合、最初に木綿箱36を
取り除いて絹ごし箱41のみを使用し、該絹ごし箱41
の中に水Gに溶かした凝固剤Hを入れておく。煮沸の終
了後、第10図の如く、吐出弁11と同時に凝固相開閉
弁38を開いて豆乳Cを絹ごし箱41に流し込む。する
と、温度80℃〜95℃の豆乳Cと凝固剤1]とが混合
され、−定時間放置すると凝固して絹ごし豆腐Fとなる
そして、絹ごし箱41を取り出し、木綿豆腐の場合と同
様に大きな容器に収容された水の中に入れ、絹ごし箱4
1内から絹ごし豆腐Fを取り出し、一定時間、水にさら
して絹ごし豆腐F内の余分な凝固剤Hを取り除いて絹ご
し豆腐が完成する。
[pttJ二実施例1 次に、本発明の第二実施例を第11図〜第14図に基づ
いて説明する。第11図は本発明の第二実施例における
豆腐製造器の縦断面図、PA12図(a)は同じく混合
器の拡大平面図、第12図(b)は同じく混合器の拡大
側面図、第13図(a)は同じく凝固剤を入れた混合器
の側面図、第13図(b)は同じく豆乳が流入し始めた
混合器の側面図、第13図(c)は同じく豆乳が流出し
た混合器の側面図、第14図(a)は同じく気泡フィル
ターを設けた混合器の拡大平面図、第14図(b)は同
じく気泡フィルターを設けた混合器の拡大側面図である
本出願人は、先に出願した特願昭63−19354号に
おいて、豆乳と凝固剤とを毎回均一に混合して一定した
品質の豆腐を製造することができ、ひいては、日本料理
として広く常用されている豆腐を家庭内で容易に製造で
きる豆腐製造器の提供を目的として、鍋に内嵌し大豆を
粉砕する粉砕器と、該粉砕器により粉砕された大豆から
豆乳を分離するフィルターとを具え、前記鍋に豆乳流出
口が形成され、該流出口から流出する豆乳と凝固剤とを
混合させる混合器が設けられた豆腐製造器を提案した。
そして、この出願には、l15図(、)および第15図
(b)の如き混合器61が開示されている。
すなりち、混合器61は、流出口(図示せず)の下方に
配される受器62と、該受器62内の豆乳Cを外部へ流
出させる逆U字形案内管63とから成る。前記受器62
は円筒形であり、その中央部62aが一段深く形成され
ている。また、前記案内W63は、受器62の内側から
その側壁62bの中央部を貫通して外側にかけて配設さ
れ、その一端63aが、受器62の中央部62aの底面
に近接して下向きに開口し、他端63bは受器62の外
側で受器62の中央部62aの底面より低い位置で下向
きに開口している。
上記先願技術に開示されている混合器61によると、そ
の掃除が難しいといった問題点がある。
待に案内管63の掃除は特殊な煙突掃除のブラシのよう
なものが必要であり、一般家庭では持ち合わせていない
。そのため、案内管63の中に豆乳Cが残留して不衛生
となり、また、管径が狭くなり、吸上機能が低下する恐
れがある。また、豆腐が濃く、粘度が高い場合には、混
合器61の案内管63からの吸い上げ不足が心配される
といった問題点もある6 そこで、本実施例においては、混合器の掃除を容易にで
き、豆乳の粘度が高い場合にも豆乳と凝固剤との混合を
確実にでき、豆乳と凝固剤とを毎回均一に混合して一定
した品質の豆腐を製造することができ、ひいては、日本
料理として広く常用されている豆腐を家庭内で容易に製
造できる豆腐製造器の提供を目的とする。
まず、本実施例における豆腐製造器の全体構成を説明す
る。
図示の如く、本実施例に係る豆腐製造器は、鍋1に内嵌
する浸漬容器3と、該浸漬容器3内の大豆Aを粉砕する
粉砕装置4と、粉砕後の大豆Aを液体分と固体分とに分
離する分離装d5とを備え、前記鍋1に液体分流出口9
が形成され、該液体分流出口9から流出する液体分(豆
乳C)を凝固剤Hと混合させる混合器91が設けられ、
該混合器91は、上面開放の皿型に形成され、液体分流
出口9の下方に揺動自在に保持されたものである。
本実施例における豆腐製造器は、上記先願技術とほぼ同
一の構成である。すなわち、l11図の如く、本実施例
における豆腐製造器は、鍋1に内嵌し大豆Aを本漬収容
するための浸漬容器3と、該浸漬容器3に回転自在に外
嵌し外周にフィルター67が取付けられた外筒68と、
該外筒68を回転させるための外筒回転装置69と、前
記浸漬容器3の内部の大豆Aを粉砕して外筒68内に徘
出する粉砕装置4とを具えたものである。
前記浸漬容器3は、上下が開放された円筒形であり、そ
の側面上部に大豆投入ロア1が設けられ、該浸漬容器3
には、外筒68が回転自在に外嵌し、該外筒68に前記
粉砕装置4が着脱自在に取付けられる。
前記粉砕装置4は、前記浸漬容器3の下部に固着される
ガイド筒72と、該ガイl#筒72の下面に近接して配
される円板状の粉砕板73と、該粉砕板73をシャフト
74を介して回転させるモータ75とから成る。
前記分離装置5は、フィルター67、外筒68および外
筒回転装置69とから成る。
また、前記ガイド筒72は、その上部が逆円錐形に形成
され、浸漬容器3内の大豆Aを中央部へ集中する機能を
有し、一方、〃イド筒72の下部は円錐形に形成され、
その表面には多数の細かい土粉砕刃(図示せず)が形成
される。そして、前記粉砕板73の上面にも多数の細か
い下松砕刃(図示せず)が形成され、〃イド簡72の下
端外周縁と前記粉砕板73の外周縁との開に、水Gの侵
入を許しかつ粉砕した大豆Aを外筒68側へ排出する微
細間隙76が形成される。
また、前記シャフト74は〃イド筒72の内部から浸漬
容器3の上部まで延長され、その上部に継手77が設け
られ、前記モータ75のモータ紬75aとシャフト74
とは該継手77で取外し可能に連結されている。
そして、前記外筒68は、底面部が前記粉砕板73に固
定され粉砕板73より大径の円板状下板78と、前記浸
漬容器3に回転自在に外嵌する上板79と、該上板79
および下板78の外周の間に介装される筒状の微細網目
構造の前記フィルター67とから成り、前記粉砕板73
の回転に伴い一体的に回転する。そして、下板78とフ
ィルター67とは固定され、上板79とフィルター67
とは取外し可能に装着される。そして、該外筒68を回
転させる外筒回転装置69は、粉砕装置4の駆動用モー
タ75と兼用されるモータであり、外筒68は粉砕板7
3と一体的に回転する。
そして、前記鍋1を載置する載置台80には鍋1内の水
Gを加熱するためのヒータ81が内装され、また、鍋4
の下部には鍋1内の豆乳Cを流出させるための流出管8
2が設けられる。該流出管82は、鍋1の側面最下部か
ら側方へ突出し、その端部が下方へ折曲しており、その
先端に前記液体分流出口9が開口している。また、流出
管82の中央付近には流出口9からの豆乳Cの流出を制
御するパルプ84が設けられる。
また、85は前記浸漬容器3が着脱自在に取付けられ鍋
1等を収容する内箱であり、該内箱85の天板部に前記
モータ75が支持されている。86は本体外箱、87は
豆乳Cの受箱である。
次に、流出口9から流出する豆乳Cと凝固剤Hとを混合
させる混合器91の構成を説明する。
該混合器91は、第11図および@12図(a)。
(b)の如く、平面視長方形で上面開放の皿型に形成さ
れる混合器本体92と、前記内箱85に固定され混合器
本体92を揺動自在に保持する支持杆93と、前記内箱
85に固定され前記混合器本体92の縁部92aと当接
してその矢印P方向への回転を規制する規制杆94とか
ら成る。前記混合器本体92は、第12図(、)および
第12図(b)の如く、側面視略逆三角形のものであり
、その重心よりやや出口92b方向に偏よった位置の底
面に断面半円形の溝92cが形成され、該溝92cに前
記支持杆93の横行部93a(第13図)が係合する。
また、該溝92cの上方の混合器本体92の両側壁には
、前記支持杆93の縦行部93b(第13図)と当接し
て混合器本体92の矢印Q方向への回転を規制する規制
爪95が設けられる。
上記構成において、豆腐の製造工程を説明する。
まず゛、水洗した大豆Aを大豆投入ロア1がら浸漬容器
3内に投入し、同時に大豆Aの膨潤分を見込んだ水Gを
入れる。
そして、大豆Aの膨潤が完了すると、モータ75を駆動
し、粉砕装置4を駆動して膨潤した大豆Aを粉砕する。
すなわち、大豆Aはがイド#J72の上部のテーパによ
り中心に集められ、〃イド筒72と粉砕板73に挟まれ
た大豆Aは、〃イド筒72の下面の土粉砕刃と粉砕板7
3の上面の下松砕刀とにより表面が削られるが、同時に
遠心力により外周へ移動する。すると、外周へ向がうほ
ど〃イド筒72と粉砕板73の+’in隔は狭くなって
いるため、大豆Aはますます削られ、粉砕装置4の間隙
76から排出されるときには完全に粉砕された状態とな
る。そして、粉砕装置4がら排出された大豆Aは、外筒
68内に収容される。
そして、粉砕が完了すると、モータ75を停止させ、ヒ
ータ81に通電し、粉砕された大豆Aを水Gとともに加
熱し、一定時間点る。このとき、大豆Aのエキス分は、
フィルター67を介して鍋1内の水Gに浸透し、豆乳C
となる。
一定時間点た後、パルプ84を開放し、鍋1内の豆乳C
を混合器91に流出させる。そして、モータ75により
外筒68を回転させ遠心分離を行なうと、フィルター6
7により、おがらと豆乳Cとが分離され、外筒68内に
おからが残留し、豆乳分のみが混合器91へ流出する。
次に、該混合器91の動作を説明する。
豆乳Cの流入前、第13図(、)の如く、混合器本体9
2にはあらかじめ必要量の凝固剤Hが入れられている。
このとき、混合器本体92の重心は支持杆93より図面
上で右側にあり、混合器本体92には矢印Q方向のモー
メントがかがるため、支持杆93の縦行部93bと規制
爪95とが当接し、凝固剤Hは流出せず混合器本体92
内に保持される。
バルブ84が開かれて第13図(b)の如く豆乳Cが混
合器本体92に流入すると、混合器本体92の内部で豆
乳Cと凝固剤Hとが混合される。このとき、豆乳Cが流
入するにしたがって重心は図面上の左側すなわち出口9
2b側に移動し、ついには支持杆93の横行部93aよ
り左側となる。
すると、第13図(c)の如く、混合器本体92は矢印
P方向に回転し、豆乳C,!1.凝固剤Hとの混合物は
受箱87に流出する。
以上の動作により、豆乳Cと凝固剤Hとが安定して均一
に混合される。
この混合器91を清掃するときは、混合器本体92を持
ち上げることにより簡単に取り外すことができ、その形
状も、上面開放の皿型であるため、特殊な器具を用いる
必要もない。
ところで、豆乳Cに気泡が混入していると出来上がりの
豆腐に気泡が残り、舌触りが悪化する。
そのため、第14図(、)および第14図(b)の如く
、混合器本体92の出口92bに近い部分に混合器本体
92を横断する板状の気泡フィルター96を設けるとこ
の問題点を解決できる。すなわち、豆乳Cの流出時に豆
乳C中の気泡はこの気泡フィルター96に阻止されて流
出しない。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。
例えば、第一実施例の豆腐製造器において、分離モータ
30と粉砕モータ22とを、クラッチ装置等を用いて一
個のモータに兼用させてもよい。
また、第一実施例における豆腐製造器の流出口9の下側
に、第二実施例に示す混合器91を配する構造としても
よい。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明請求項第1項によ
ると、鍋に内嵌し下部に開閉可能な出口を有する浸漬容
器と、該浸漬容器内の大豆を粉砕する粉砕装置と、前記
浸漬容器の下部に外嵌し粉砕後の大豆を液体分と固体分
とに分離する分離装置と、該分離装置を粉砕装置とは独
立して駆動する分離回転装置と、前記粉砕装置により粉
砕された大豆を加熱する加熱装置とが設けられており、
゛浸漬容器に収容された大豆は、粉砕装置により粉砕さ
れ、加熱装置で加熱される。その後、分離口(装置によ
り分離装置が駆動され、液体分と固体分とが分離される
。そのため、従来の(a)〜(h)までの作業を同一の
器体内で行なうことができ、日本料理として広く常用さ
れている豆腐を家庭内で容易に製造できるといった優れ
た効果がある。
また、本発明請求項第2項によると、鍋に内嵌する浸漬
容器と、該浸漬容器内の大豆を粉砕する粉砕装置と、粉
砕後の大豆を液体分と固体分とに分離する分離装置とを
備え、前記鍋に液体分流出口が形成され、該液体分流出
口から流出する液体分を凝固剤と混合させる混合器が設
けられ、該混合器は、上面開放の皿型に形成され、液体
分流出口の下方に揺動自在に保持されており、浸漬容器
に収容された大豆は、粉砕装置により粉砕され、加熱さ
れた後、分離装置で液体分(豆乳)と固体分(おから)
とに分離され、この豆乳は、混合器内で凝固剤と均一に
混合される。このとき、混合器は、上面開放の皿型に形
成され、液体分流出口の下方に揺動自在に保持されてい
るため、混合器の掃除を容易にでき、豆乳の粘度が高い
場合にも豆乳と凝固剤との混合を確実にでき、豆乳と凝
固剤とを毎回均一に混合することができ、ひいては、日
本料理として広く常用されている豆腐を家庭内で容易に
製造できるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例における豆腐製造器を示す
縦断面図、第2図は大豆を収容している浸漬容器の縦断
面図、第3図は粉砕完了時の浸漬容器の縦断面図、第4
図は生呉が分離装置に流出した状態を示す豆腐製造器の
縦断面図、第5図は加熱中の豆腐製造器の縦断面図、第
6図はおからと豆乳とを分離して豆乳が一次凝固箱に流
出している状態を示す豆腐製造器の縦断面図、第7図は
一次凝固箱で一次凝固した豆腐が木綿箱に流出している
状態を示す縦断面図、第8図は木綿箱内の豆腐を圧縮し
ている状態を示す縦断面図、plS9図は木綿箱を取出
した後の状態を示す縦断面図、第10図は絹ごし豆腐の
製造時におけるおからと豆乳とを分離して豆乳が絹ごし
箱に流出している状態を示す縦断面図、@11図は本発
明の第二実施例における豆腐製造器の縦断面図、第12
図(、)は同じく混合器の拡大平面図、第12図(b)
は同じく混合器の拡大側面図、第13図(a)は同じく
凝固剤を入れた混合器の側面図、第13図(b)は同じ
く豆乳が流入し始めた混合器の側面図、第13図(c)
は同じく豆乳が流出した混合器の側面図、第14図(、
)は同じく気泡フィルターを設けた混合器の拡大平面図
、第14図(b)は同じく気泡フィルターを設けた混合
器の拡大側面図、第15図b)は先願技術に係る混合器
の平面図、第15図(b)は同じくその側面図である。 1:鍋、2:出口、3:浸漬容器、4:粉砕装置、5:
分離装置、6:分離回転装置、7:加熱装置、8:中間
支持板、9:液体分流出口、11:吐出弁、16:磁石
弁、20:粉砕刃、22:粉砕モータ、30:分離モー
タ、35ニ一次凝固箱、36二木綿箱、39:凝固剤収
容部、41:絹ごし箱、47:水抜孔、50:重し、6
7:フィルター、68:外筒、69:外筒回転装置、9
1:混合器、92:混合器本体、93:支持杆、94:
規制杆、95:規制爪、A:大豆、B:生呉、C:豆乳
、D:おから、E:木綿豆腐、F:絹ごし豆腐、G:水
、I]:凝固剤。 出 願 人  シャープ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鍋に内嵌し下部に開閉可能な出口を有する浸漬容器
    と、該浸漬容器内の大豆を粉砕する粉砕装置と、前記浸
    漬容器の下部に外嵌し粉砕後の大豆を液体分と固体分と
    に分離する分離装置と、該分離装置を粉砕装置とは独立
    して駆動する分離回転装置と、前記粉砕装置により粉砕
    された大豆を加熱する加熱装置とが設けられたことを特
    徴とする豆腐製造器。 2、鍋に内嵌する浸漬容器と、該浸漬容器内の大豆を粉
    砕する粉砕装置と、粉砕後の大豆を液体分と固体分とに
    分離する分離装置とを備え、前記鍋に液体分流出口が形
    成され、該液体分流出口から流出する液体分を凝固剤と
    混合させる混合器が設けられ、該混合器は、上面開放の
    皿型に形成され、液体分流出口の下方に揺動自在に保持
    されたことを特徴とする豆腐製造器。
JP63155617A 1988-06-22 1988-06-22 豆腐製造器 Pending JPH01320964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5074201A (en) * 1989-05-12 1991-12-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for manufacturing tonyu and tofu

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5074201A (en) * 1989-05-12 1991-12-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for manufacturing tonyu and tofu

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