JPH01319064A

JPH01319064A - トナーカートリッジ

Info

Publication number: JPH01319064A
Application number: JP63149953A
Authority: JP
Inventors: Haruo Furuta; 古田　晴男
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1988-06-20
Filing date: 1988-06-20
Publication date: 1989-12-25
Anticipated expiration: 2011-01-31
Also published as: US4961450A; JPH0810373B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本考案は、トナーボックスに着脱自在に装着されるトナ
ー補給用のトナーカートリッジに関する。

従来の技術従来、トナーボックスに＠脱自在に装着されるトナーカ
ートリッジとしては、トナーボックス内にトナーカー１
へツツジを装着する際に、予め開口部を開放する形式の
ものが知られているが、この形式のものは、トナーカー
トリッジ装着時において１〜ナーが飛散し、周囲環境を
汚染するという問題かある。この様な問題を解決するも
のとして、例えば特開昭５８−２２４３６４号公報、実
開昭５９−７７１５１号公報などに記載のものが提案さ
れている。これ等のものは、トナーカートリッジをトナ
ーボックスに載置した１多聞口部を開閉するので、トナ
ーが周囲に飛散するということ自体は有効に回避される
が、開口部を開閉する為の操作が円滑に実施できないと
いう問題がある。

この問題を解決するために、本考案者は、先に、開口部
が円滑に開閉することができるトナーカートリッジを提
案した。（特願昭６２−７６０２１号）。

第８図〜第１０図は、その−例であって、第８図は断面
図、第９図は第８図のＡ−Ａ線断面図、第１０図は第８
図の開口部を説明するための下面図である。トナーカー
トリッジは、下側に開口部を有する略直方体形状のトナ
ー収容容器本体１と、シール用フィルムを貼着する開口
縁の周りに設けられた貼着部８を有し、かつ開口蓋を摺
動自在に保持する口金部材２と、開口部を剥離自在に密
封するシール用フィルム４と、一端に該シール用フィル
ムの一端を固定した係止部材１１と、開口蓋３とより構
成されている。トナー６はトナー収容容器本体１内に収
容されており、上部は頂板７で覆われている。また、シ
ール用フィルムは、口金部材の貼着部に貼着されて、ト
ナーを密封した状態に保持するが、このシール用フィル
ムの剥離方向の一端は、開口蓋３の一端部を覆う屈曲延
長部となって、開口蓋の装面に移動可能に設けられた係
止部材１１に固定されている。また、開口蓋３は、口金
部材と一体的に形成された側壁１ｏに摺動自在に保持さ
れている。

このトナーカートリッジを用いてトナーを供給する場合
、トナーボックスのトナー受入口部分にトナーカートリ
ッジを載置した１変、図示されない適宜の手段によって
係止部材１１を矢印方向に移動させ、それによりシール
用フィルムを開口部のｑ幅部から順次剥離させ、開口部
が開口されて、トナー収容容器本体内のトナーが周囲に
飛散することなくトナーボックス内に供給されることに
なる。

考案が解決しようとする課題ところで、上記の従来公知の、又は従来提案されている
トナーカートリッジにおいては、口金部材の貼着部は、
開口に隣接して設けられているため、トナーカートリッ
ジの輸送中又は取扱中に、誤って落下させると、落下衝
撃によってシール用フィルムが剥離し、パンクした状態
になり、トナー洩れが発生することがしばしば生じた。

この様な現象を防ぐためには、シール貼着強度を高くす
ることが必要になるが、シール貼着強度を高くすると、
トナー補給時、剥離に大きな力を要することになってシ
ール用フィルムの剥離が困難になり、トナーの補給操作
を円滑に行うことができなくなるという問題があった。

本考案は、従来の技術における上記のような互いに相反
する要求を満足することを目的とする。

したがって、本考案の目的は、シール用フィルムの剥離
操作が容易に実施でき、かつ、輸送中或いは取扱中の落
下によってシール用フィルムの剥離が生じないトナーカ
ートリッジを提供することにある。

課題を解決するための手段本考案のトナーカートリッジは、下方に開口部を有する
トナー収容容器本体と、該開口部に設けられた、シール
用フィルムを貼着する為の貼着部を有する口金部材と、
開口部を剥離自在に密封するシール用フィルムと、該シ
ール用フィルムの下側においてトナー収容容器本体に対
しシール用フィルムの剥離方向に沿って摺動自在に装着
された開口蓋とを備えたトナーカートリッジであって、
該口金部材は、貼着部より開口内側方向に全周にわたっ
て張り出した未貼着部を有することを特徴とする。

本考案において、口金部材の未貼着部は、どの様な態様
で形成されていてもよいが、トナー収容容器本体内壁下
部にテーパー状に形成された張出し部材により構成され
ている場合が特に好ましい。

また、未貼着部の貼着部からの距離、すなわち、未貼着
部の幅は２Ｍ以上であるのが好ましい。

貼着部は、そこに貼着されるシール用フィルムのシール
剥離強度が余り高くならない様に形成することが必要で
ある。そのためには、シール面積を減少させればよいが
、単にシール面積を減少ざせるよりも、貼着８ＩＳの全
周にわたって非晶６溝を設けたり、また、広貼肴面積部
と狭貼看面積部とを、例えば切り込み或いは波型の形状
になって、交互に設けるのが好ましく、それによって水
平方向の引張り力が維持されることになる。

作用従来のトナーカートリッジにおいては、口金部材の貼着
部は、開口に隣接して設けられているため、トナーカー
トリッジを落下させた場合、開口部を密封するシール用
フィルムのシール端縁部に、トナー落下衝撃が垂直方向
にかかり、したがってシール部に９０’の剥離力が働く
ことになるので、シール用フィルムは剥離し易くなる。

　これに対して、本考案のトナーカートリッジは、上記
のように口金部材に、その開口縁を規制する未貼着部を
設けたから、トナーカートリッジを落下させても、シー
ル用フィルムのシール端縁部にトナー落下衝撃が垂直方
向にかからなくなる。したがって、シール部に作用する
剥離力は小さくなる。

実施例以下、本考案の実施例を図面によって説明する。

第１図は、本考案のトナーカートリッジの一実施例の断
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１
図の開口部を説明するための下面図である。１は、下方
に開口５を有するトナー収容容器本体であって、例えば
紙、プラスチック等より形成される。トナー収容容器本
体の上部は、例えば、ぶりき板等で形成された頂板７に
よって覆われており、内部にトナー６が収容されるよう
構成されている。１〜ナ一収容容器本体内壁下方に、デ
ーパ−状に張出した口金部材２が設けられている。口金
部材は、例えばボリスヂレンを成形することによって作
成されたものであって、その開口蓋に対向する面には、
シール用フィルムを貼着するための貼着部８が開口を包
囲するように設けられており、また、上記テーパー状の
張出し部材によって形成された張出し部分は、未貼着部
９となっており、貼着部から開口内側方向に張出して、
開口縁を規定している。

口金部材の上に形成されている貼着部は、貼着操作の容
易さの点から、未貼着部よりも突出して形成されている
のが好ましいが、その突出の高さは、０．５ｓ以下であ
ることが必要である。

４は開口部を剥離自在に密封するシール用フィルムで市
って、貼着部に貼着されている。シール用フィルムは、
例えばポリプロピレンより作成されたもので必って、ぞ
の剥離方向の一端は、開口蓋３の一端部を覆う屈曲延長
部となって、開口蓋の裏面に移動可能に設けられた係止
部材１１に固定されている。また、開口蓋３は、例えば
ポリプロピレン薄板より構成され、口金部材と一体的に
形成された側壁１０に摺動自在に保持されている。

開口蓋とシール用フィルムとの間隔は、トナー補給時に
シール用フィルムの剥離のための摺動に大きな抵抗がか
からない範囲でできるだけ狭く設定すべきであって、具
体的には１Ｍ以下、特に０゜５ｓ以下であることが好ま
しい。

このトナーカートリッジを用いてトナーを供給するには
、まず、トナーカートリッジをトナーボックスに固定載
置する。この場合、トナーホックスに設けられた可動部
材（図示されない）に係上部材を係合させ、可動部材の
移動によって係止部材も移動し、それに追従して開口蓋
３も虐勤するように構成すればよい。次に、１〜ナーボ
ツクスの可動部材を移動させるが、それによって可動部
材と係合する係止部材１１が矢印方向に移動し１、それ
に追従して開口Ｍ３も矢印方向に摺動することになる。

ぞして開口蓋３の摺動と共にシール用フィルム４が順次
剥離され、開口部が開かれて１〜ナ一収容容器本体に収
容されているトナーが開放され、１〜ナーボツクス内に
順次供給されることになる。

トナーの供給が終了した後、可動部材を反対方向に移動
させて元の１存置に戻し、トナーカートリッジを１〜ナ
ーボツクスから離脱ざゼる。

第４図ないし第６図は、開口蓋及びシール用フィルムを
除いた状態の下面図で、シール部の状態を説明するもの
である。第４図においては、貼着部８には、全周にわた
って溝１２が設けられている。

また、第５図においては、貼着部８が波型の形状を有し
ており、第６図においては切り込みが設けられていて、
いずれも広貼省面積部１３と狭貼着面積部１４とが交互
に設けられた状態になっている。

また、貼着部の内側−には、未貼着部９が内側方向に張
出して設けられているが、この未貼着部の幅は、２Ｉｒ
ＩＩ１１以上であることが好ましい。

貼着部を第４図ないし第６図に示すような状態で設ける
ことにより、シール貼着強度を低減させることができ、
また、未貼着部が存在するために、トナーカートリッジ
を落下した場合に、トナー落下衝撃がシール端部に垂直
方向にかかることがなくなる。

上記第１図及び第２図に示す場合においては、口金部材
の未貼着部が、トナー収容容器本体内壁下部にテーパー
状に形成された張出し部材により形成されているが、こ
の張出し部材は、テーパー状のものでなくても差し支え
ない。例えば第７図（ａ）に示す如き平板状のもの、（
ｂ）に示すごとき方形状のものでもよい。しかしながら
、平板状或いは方形状の場合には、トナー収容容器から
トナーを解放した債、張出し部材の上にトナーが残留す
るので、張出し部材はテーパー状に形成されているのが
好ましい。その際、テーパーの角麻は垂直方向に対して
２０’以下であるのが好ましい。

次に、具体的な実験例を示す。

例１（比較例）トナー１ｋＱを収容し、６０Ｘ　１２０　ｍの開口を有
りるトナーカートリッジにおいて、開口部に隣接して幅
２，６ｍの貼着部を形成し、シール用フィルムをヒート
シールにより貼着したものを、１ｍの高さから垂直に落
下させたところ、シール用フィルムの剥離が生じて、パ
ンク状態になり、トナー飛散が生じた。

例２上記のトナーカートリッジと同様のものを用いたが、貼
着部の内側に、幅５ｍの未貼着部を設定し、溝付きの３
Ｍ幅の貼着部を設けたものを用いた。シール用フィルム
をヒートシールにより貼着したものを、同様に１ｍの高
さから垂直に落下させたところ、シール用フィルムの剥
離は何等生じなかった。また、トナー補給時のシール剥
離操作は、容易に実施することができた。（水平方向の
剥離力は６００９であった。なお、従来のものにおいて
は８００〜ｉ　ｏｏｏ　ｇが必要であった。）例３トナー２００　ｇを収容し、４０Ｘ９０／１Ｌｌｌｔの
開口を有するトナーカートリッジにおいて、貼着部の内
側に、幅２＃！Ｉｌｌの未貼着部を設定し、２．６履幅
の溝付き貼着部を設けたものを用いた。シール用フィル
ムをヒートシールにより貼着したものを、同様に１ｍの
高さから垂直に落下させたところ、シール用フィルムの
剥離は何等生じなかった。また、トナー補給時のシール
剥離操作も、容易に実施覆ることができた。

考案の効果本考案に係るトナーカートリッジは、上記のような構成
を有し、そして特に、口金部材は、貼着部よりも開口内
側方向に全周にわたって張り出した未貼着部を有するも
のであるから、トナーカートリッジを落下させても、シ
ール用フィルムのシール端縁部にトナー落下衝撃が垂直
方向にかかることかない。したがって、シール部に作用
する剥離力が小さくなるので、トナーカートリッジの輸
送中に或いは取扱操作中に、トナーカートリッジを誤っ
て落下させても、シール用フィルムが剥離して、パンク
状態を生じることがない。

また、トナー補給時には、シール用フィルムを容易に剥
離することができるので、補給操作を容易に実施するこ
とが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案のトナーカートリッジの一実施例の断
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１
図の開口部を説明するための下面図、第４図ないし第６
図は、それぞれ本考案のトナーカートリッジにおける開
口部及びシール用フィルムを除いた状態の下面図、第７
図（ａ）及び（ｂ）は、本考案のトナーカートリッジに
おける口金部の実施例の断面図、第８図は、従来提案さ
れたトナーカートリッジの一実施例の断面図、第９図は
第１０図のＡ−Ａ線断面図、第１０図は第８図の開口部
を説明するための下面図である。１・・・トナー収容容器本体、２・・・口金部材、３・
・・開口蓋、４・・・シール用フィルム、５・・・開口
、６・・・１〜ナー、７・・・頂板、８・・・貼着部、
９・・・未貼着部１ｏ・・・側壁、１１・・・係止部材
、１２・・・溝、１３・・・広貼看面積部、１４・・・
狭貼肴面積部。特許出願人　　富士ゼロックス株式会社代理人　　　　
弁理士　　渡部　剛第１図　　　　　　　第２図コ第３図第４図第５図第６図手続補正書く方式）昭和６３年１０月１８日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）下方に開口部を有するトナー収容容器本体と、該
開口部に設けられた、シール用フィルムを貼着するため
の貼着部を有する口金部材と、開口部を剥離自在に密封
するシール用フィルムと、該シール用フィルムの下側に
おいてトナー収容容器本体に対しシール用フィルムの剥
離方向に沿って摺動自在に装着された開口蓋とを備えた
トナーカートリッジであって、該口金部材は、貼着部よ
り開口内側方向に全周にわたって張り出した未貼着部を
有することを特徴とするトナーカートリッジ。
（２）未貼着部が、トナー収容容器本体内壁下部にテー
パー状に形成された張出し部材により構成されているこ
とを特徴とする請求項１記載のトナーカートリッジ。
（３）貼着部に、その全周にわたって非貼着溝が設けら
れてなることを特徴とする請求項１記載のトナーカート
リッジ。
（４）貼着部に、広貼着面積部と狭貼着面積部とが交互
に設けられてなることを特徴とする請求項１記載のトナ
ーカートリッジ。