JPH01318038A - 微粉状樹脂の製造方法 - Google Patents

微粉状樹脂の製造方法

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JPH01318038A
JPH01318038A JP15103788A JP15103788A JPH01318038A JP H01318038 A JPH01318038 A JP H01318038A JP 15103788 A JP15103788 A JP 15103788A JP 15103788 A JP15103788 A JP 15103788A JP H01318038 A JPH01318038 A JP H01318038A
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JP
Japan
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particles
reaction
bis
resin
aminophenoxy
Prior art date
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Pending
Application number
JP15103788A
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English (en)
Inventor
Ikuo Yoshiga
吉賀 郁夫
Tomizo Kondo
近藤 富造
Makoto Nakahara
誠 中原
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Sanken Kako KK
Original Assignee
Sanken Kako KK
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は平均粒径が100μm 以下の微粉状の完全ポ
リイミド化又は、部分ポリイミド化された樹脂の製造方
法に間するものである。
(従来技術およびそのff、ilり 一般にジアミン化合物とテトラカルボン酸二無水物とを
テトラヒドロフランやピロリドン等の溶媒中で反応させ
ると、イミド化が進むに従って粒子が沈澱したり又はプ
リン状になったりする。
しかし、ここで析出されたものはろ過又は乾燥中に粒子
が二次凝集し易く、又凝集された粒子は硬くその後の粉
砕でも微粉状のものは得にくい。
この樹脂の場合、微粉状でないと加工時に充填性が悪か
ったり流動性が劣ったりする問題が生じる。
このような問題を解決するために、種々の工夫がなされ
ているが一般に非常に煩雑である。 例えば特公昭61
−26926では、テトラカルボン酸二無水物とジアミ
ンとからの反応では微粒子状のポリイミド粉体を得るこ
とが困難であるので原料をポリイソシアネートに変更し
て、この問題解決をはかっている。
しかし、ポリイソシアネートからのポリイミドは完全に
不敗なので応用加工上制限がある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は上記欠点を解決するために鋭意検討の結果
本発明を成すに到った。
本発明は N、N−ジアルキルアセトアミドを溶媒とし
てベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物とジアミン
化合物とを先ず80℃以下で反応させ、次いで130℃
以上で反応させ、反応系から平均粒径100μ曙 以下
の反応粒子を析出させることを特徴とする微粉状の完全
ポリイミド化又は部分ポリイミド化された樹脂の製造方
法を提供するものである。 即ちジアミン化合物とベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を反応させる時に
N、N−ジアルキルアセトアミドを溶媒とし80℃以下
で反応させ、次いで、130℃以上で反応させることに
よって、二次凝集を起こすことのない、而も乾燥の容易
な微粉状の樹脂を得ることができた。
本発明に用いられるN、N−ジアルキルアセトアミドは
N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルアセ
トアミド等の少なくとも一種から選ばれる。
特にN、N−ジメチルアセトアミドが反応後の乾燥や取
扱い上から好ましい。
本発明において用いるベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物は他のテトラカルボン酸二無水物に比べて、反
応による沈澱粒子の二次凝集が起こらず、又乾燥時のブ
ロッキングも起こらない。
又、得られた樹脂粉体は200℃〜350℃のガラス転
移点(T g)を有しているので応用加工が容易である
。他のテトラカルボン酸二無水物、例えばピロメリット
酸を用いると沈澱時及び乾燥時に凝集が起こり、そのブ
ロッキングした粒子は硬く粉砕が非常に困難である。又
その粉体のTgは500℃以上で応用加工上も制限があ
る。
本発明に用いられるジアミン化合物としては、4.4′
−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジ
フェニルエーテル、l、4−ビス−(4−7ミノフエノ
キシ)ベンゼン、ビス〔4−(4−7ミノフエノキシ)
フェニルフェーテル、4.4′−ジアミノジフェニルス
ルフォン、ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕スルフォン等の少なくとも一種から選ばれる。
本発明において反応温度に間しては80℃以下で充分ポ
リアミド酸を生成させ、次いで130℃以上でイミド化
をすすめる。
80℃〜130℃の間で反応させると、ポリアミド酸の
生成が充分に行かずに、イミド化が進行し、分子量が小
さく、得られた沈あ粒子は二次凝集し易い、Wlもこれ
らは乾燥すると硬い大きな粒子となり粉砕が困難である
本発明によって得られる樹脂は後半の反応温度によって
イミド化率が異なる。 例えば130℃〜200℃位で
反応させるとイミド化率は80%〜90%となり、20
0℃以上で90%以上となる。 樹脂の応用加工面から
はイミド化率は高い方が好ましい。
(発明の効果) 本発明に基いて製造される樹脂は二次凝集しにくい粒子
状で沈澱析出しているので、ろ過や遠心分離等によって
簡単に固液分離され、而も乾燥中も凝集して大きな硬い
粒子となることはない。
従って、通常のポリイミド粉体のような特殊な機械粉砕
をする必要もない。
本発明によ゛つて得られた100μ−以下の微粉状の樹
脂は黒鉛、テフロン等の充填剤と共に、又は漸充填のま
ま成形し、各種耐熱性又は耐摩耗性の成形物として、又
、粉体コーティングのごとき塗料、バインダー等として
用いられる。
(実施例) 本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例 1 4ツロフラスコに4.4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル6.0gとN、N−ジメチルアセトアミド125gを
仕込み攪はん溶解後、3.3’ 。
4.4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物9
.7gを加えた。 50℃で3時間反応させた後、16
0℃に昇温した。  160℃になって5分後位から反
応粒子が析出し始めた。 その温度で5時間反応後、そ
のスラリーをろ別し、160℃で減圧乾燥を行なった。
 ろ別中及び乾燥中もブロッキングすることなく、サラ
サラした粒子が得られ平均粒径は35μ−であった、 
この粉体の赤外線吸収スペクトルには1770cv*。
725e+* のイミド環に基づく吸収が認められた。
赤外線吸収スペクトルからイミド化率を求めると89%
であった。 又、示差走査熱量計でガラス転移点(T 
g)を測定すると280℃であった。
実施例 2 実施例工でN、N−ジメチルアセトアミドに代えて、N
、N−ジエチルアセトアミドを用いる以外は実施例1と
同様の方法で反応を行ない、ブロッキングの生じない微
粒子の粉末を得た。
この粒子の平均粒径は20g票であった。
又、実施例1と同様の方法でイミド化率を求めると85
%であった。 Tgは285℃であった。
比較例 l 実f!例1で3.3’ 、4.4’−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物9.7gに代えてビーロメリッ
ト酸二無水物6.5gを用いる以外は実施例1と同様の
方法で反応を行なうと沈澱粒子が凝集していた。 又、
乾燥を行なうとその凝集した粒子は非常に硬く粉砕は困
難であった。
又、Tgを測定すると500℃以上であった。
比較例 2 4ツロフラスコに4.4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル6.0gとテトラヒドロフラン125gを仕込み、攪
はん溶解後、3.3’ 、4.4’−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物9゜7gを加えた。 30℃で
2時間反応させると、沈澱が析出し始めた。 更に同温
で3時間反応後、そのスラリーをろ別するとブロッキン
グが起こった。  160℃で減圧乾燥後、イミド化を
進めるべく300℃で加熱すると硬い粒子となり粉砕が
困難であった。
比較例 3 4ツロフラスコに3.4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル6.0gとN−メチル−2−ピロリドン125gを仕
込み攪はん溶解後、ピロメリット徴二無水物6.5gを
加えた。 50℃で3時間反応させた後170℃に昇温
しな、  170℃になって3時開後位から反応粒子が
析出し始めた。
同温度で6時間反応後そのスラリーをろ別すると凝集し
ていた。  160℃で減圧乾燥すると粒子がブロッキ
ングし硬い粒子となり粉砕が困難であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. N,N−ジアルキルアセトアミドを溶媒として、ベンゾ
    フェノンテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物と
    を80℃以下で反応させ、次いで130℃以上で反応さ
    せて、反応系から平均粒径100μm以下の反応粒子を
    析出させることを特徴とする微粉状の完全ポリイミド化
    又は、部分ポリイミド化された樹脂の製造方法。
JP15103788A 1988-06-17 1988-06-17 微粉状樹脂の製造方法 Pending JPH01318038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274103A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Okayama Univ ポリイミドの製造方法
JP2016531997A (ja) * 2014-05-30 2016-10-13 エルジー・ケム・リミテッド ポリイミド系溶液、及びこれを用いて製造されたポリイミド系フィルム

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US10144847B2 (en) 2014-05-30 2018-12-04 Lg Chem, Ltd. Polyimide-based solution and polyimide-based film produced using same
US10647883B2 (en) 2014-05-30 2020-05-12 Lg Chem. Ltd. Polyimide-based solution and polyimide-based film produced using same

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