JPH01316430A - 耐食性冷媒配管用銅合金管 - Google Patents
耐食性冷媒配管用銅合金管Info
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- JPH01316430A JPH01316430A JP14768688A JP14768688A JPH01316430A JP H01316430 A JPH01316430 A JP H01316430A JP 14768688 A JP14768688 A JP 14768688A JP 14768688 A JP14768688 A JP 14768688A JP H01316430 A JPH01316430 A JP H01316430A
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Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は冷媒配管用銅合金管に関するもので、特に蟻の
巣状孔食に対する耐食性を高めた銅合金管に関するもの
である。
巣状孔食に対する耐食性を高めた銅合金管に関するもの
である。
−ｇに冷媒用配管には、耐食性、曲げ加工性及びろう付
は性が良好なことがらりん脱酸鋼管が広く用いられてい
る。
は性が良好なことがらりん脱酸鋼管が広く用いられてい
る。
しかしこれらの配管は、内部を流れる冷媒によって表面
が冷却されて、雰囲気中の水蒸気が表面に結露したり、
その他何らかの原因で配管表面に水滴が付着する事及び
凝縮器、蒸発器、圧縮機、断熱材等の構造上形成される
特異な温度条件、通気条件により電池作用を生じ、管外
面より局部的な蟻の巣状の特異な腐食を起こす事がある
。又この腐食は成長速度が速い為短期間で漏洩を起こし
、機器の機能を失わしめるものであり、従来のりん脱酸
銅よりもこの様な蟻の巣状孔食に対する耐食性が優れた
銅合金管の開発が強く望まれている。
が冷却されて、雰囲気中の水蒸気が表面に結露したり、
その他何らかの原因で配管表面に水滴が付着する事及び
凝縮器、蒸発器、圧縮機、断熱材等の構造上形成される
特異な温度条件、通気条件により電池作用を生じ、管外
面より局部的な蟻の巣状の特異な腐食を起こす事がある
。又この腐食は成長速度が速い為短期間で漏洩を起こし
、機器の機能を失わしめるものであり、従来のりん脱酸
銅よりもこの様な蟻の巣状孔食に対する耐食性が優れた
銅合金管の開発が強く望まれている。
本発明は上記の点に漏み鋭意検討の結果なされたもので
あり、その目的とするところは、表面に結露等により水
滴が付着し、且つ特異な温度条件、通気条件が構成され
る様な状況で用いられても、従来のりん脱酸鋼管よりも
蟻の巣状を呈する特異な腐食を起こしにくい冷媒配管用
銅合金管を提供する事である。
あり、その目的とするところは、表面に結露等により水
滴が付着し、且つ特異な温度条件、通気条件が構成され
る様な状況で用いられても、従来のりん脱酸鋼管よりも
蟻の巣状を呈する特異な腐食を起こしにくい冷媒配管用
銅合金管を提供する事である。
即ち本発明における請求項１の発明は、Ｓ ｎ ０゜０
１〜３． Ｏｗ ｔ％を含み、残部がＣｕと通常の不純
物からなる事を特徴とする耐食性冷媒配管用鋼合金管で
ある。
１〜３． Ｏｗ ｔ％を含み、残部がＣｕと通常の不純
物からなる事を特徴とする耐食性冷媒配管用鋼合金管で
ある。
又請求項２の発明は、Ｓｎ０．０１〜３．Ｏｗｔ％を含
み、更にＰ ０．５ ｗ ｔ％以下、Ｍ ｇ ０．ｌ
ｗ ｔ％以下、Ｓ ｉ ０．２Ｗ ｔ％以下、Ｚ ｎ
１． Ｏｗ ｔ％以下の範囲内で何れか１種又は２種以
上を含み、残部がＣｕと通常の不純物からなる事を特徴
とする耐食性冷媒配管用銅合金管である。
み、更にＰ ０．５ ｗ ｔ％以下、Ｍ ｇ ０．ｌ
ｗ ｔ％以下、Ｓ ｉ ０．２Ｗ ｔ％以下、Ｚ ｎ
１． Ｏｗ ｔ％以下の範囲内で何れか１種又は２種以
上を含み、残部がＣｕと通常の不純物からなる事を特徴
とする耐食性冷媒配管用銅合金管である。
更に請求項３の発明は、酸素含有量が１１００ｐｐ以下
である事を特徴とする請求項ｌ或いは請求項２記載の耐
食性冷媒配管用鋼合金管である。
である事を特徴とする請求項ｌ或いは請求項２記載の耐
食性冷媒配管用鋼合金管である。
以下本発明における各合金元素の添加の意義、限定理由
について述べる。
について述べる。
本発明においてＳｎの添加は、蟻の巣状の特異な孔食に
対する銅の耐食性を向上させる。而してその含有量を０
．０１〜３． ｏ ’ｖｔ ｔ％と限定したのは、０、
Ｏ１ｗｔ％未溝の場合は耐食性の向上が充分でなく、３
．０ ｗ ｔ％を超える場合は耐食性の向上が飽和する
ばかりか、管の製造上重要な加工性が低下する為である
。
対する銅の耐食性を向上させる。而してその含有量を０
．０１〜３． ｏ ’ｖｔ ｔ％と限定したのは、０、
Ｏ１ｗｔ％未溝の場合は耐食性の向上が充分でなく、３
．０ ｗ ｔ％を超える場合は耐食性の向上が飽和する
ばかりか、管の製造上重要な加工性が低下する為である
。
又Ｐ、Ｍｇ、Ｓｉ、Ｚｎの内何れか１種又は２種以上の
添加は、何れも脱酸剤として作用して鋳造性を改善する
と共に、耐食性を向上させる。而してその含有量をＰ
０．５ ｗ ｔ％以下、Ｍ ｇ ０．１ ｗｔ％以下、
Ｓｉ０．２ｗｔ％以下、Ｚ ｎ １． Ｏｗ ｔ％以下
と限定したのは、何れも上限を超えて含有せしめると加
工性が低下するばかりか、それ以上の脱酸効果が得られ
ない為である。
添加は、何れも脱酸剤として作用して鋳造性を改善する
と共に、耐食性を向上させる。而してその含有量をＰ
０．５ ｗ ｔ％以下、Ｍ ｇ ０．１ ｗｔ％以下、
Ｓｉ０．２ｗｔ％以下、Ｚ ｎ １． Ｏｗ ｔ％以下
と限定したのは、何れも上限を超えて含有せしめると加
工性が低下するばかりか、それ以上の脱酸効果が得られ
ない為である。
更に請求項３の発明において、酸素含有量を１１００Ｐ
Ｐ以下と限定したのは、該酸素含有量を１１００ｐｐ以
下にすると、耐食性がより向上すると共に、本発明合金
管と機器を接続する主要方法であるろう付けの際に水素
脆化を生じる危険性を抑制出来るからである。
Ｐ以下と限定したのは、該酸素含有量を１１００ｐｐ以
下にすると、耐食性がより向上すると共に、本発明合金
管と機器を接続する主要方法であるろう付けの際に水素
脆化を生じる危険性を抑制出来るからである。
以下に本発明の実施例について説明する。
第１表に示す各種組成の銅合金管を、溶解鋳造、熱間押
出し後、複数回の冷間抽伸と焼鈍軟化を繰返して作製し
、外径９．５３ｍｍ、肉厚０．３ ｍ ｍに仕上げた。
出し後、複数回の冷間抽伸と焼鈍軟化を繰返して作製し
、外径９．５３ｍｍ、肉厚０．３ ｍ ｍに仕上げた。
又比較材として、同じ寸法のりん脱酸鋼管を用意した。
これらの銅及び銅合金管について、第１図に示す装置を
用いて耐食性の試験を行なった。即ち、上記銅及び銅合
金管を長さ１３００ｍｍに切断してサンプル１とした後
、外径４０ｍｍ、肉厚２ｍｍ、長さ１０００ｍｍのアク
リル管に挿入し、両端を上部ゴム栓３及び下部ゴム栓４
で固定した後、上部ゴム栓３に直径９ｍｍの通気口５を
開けて内容積の約半分を上水道水６で満たした。この様
な装置を試験サンプル数だけ用意し、管軸方向を垂直に
保持して各管毎に１５℃の冷却水を２ｊ！／ｍｉｎのｆ
Ｌ量で、管の下部から上部に向けて、断続的に（１５分
間流した後、１０５分間中断）４５日間流す事により、
冷媒用配管と同様の結露条件、温度条件、通気条件を再
現した。この装置を設置した部屋の試験期間中の温度は
２５〜３０℃であった。試験終了後すべてのサンプルに
おいて、アクリル管２内部で空気と接していたサンプル
外面部分に、実際の冷媒配管用鋼管で発生しているのと
同様な蟻の巣状腐食が発生しており、その程度を比較す
る為最大腐食深さを測定した。その結果を第１表に併記
する。
用いて耐食性の試験を行なった。即ち、上記銅及び銅合
金管を長さ１３００ｍｍに切断してサンプル１とした後
、外径４０ｍｍ、肉厚２ｍｍ、長さ１０００ｍｍのアク
リル管に挿入し、両端を上部ゴム栓３及び下部ゴム栓４
で固定した後、上部ゴム栓３に直径９ｍｍの通気口５を
開けて内容積の約半分を上水道水６で満たした。この様
な装置を試験サンプル数だけ用意し、管軸方向を垂直に
保持して各管毎に１５℃の冷却水を２ｊ！／ｍｉｎのｆ
Ｌ量で、管の下部から上部に向けて、断続的に（１５分
間流した後、１０５分間中断）４５日間流す事により、
冷媒用配管と同様の結露条件、温度条件、通気条件を再
現した。この装置を設置した部屋の試験期間中の温度は
２５〜３０℃であった。試験終了後すべてのサンプルに
おいて、アクリル管２内部で空気と接していたサンプル
外面部分に、実際の冷媒配管用鋼管で発生しているのと
同様な蟻の巣状腐食が発生しており、その程度を比較す
る為最大腐食深さを測定した。その結果を第１表に併記
する。
第１表から明らかな様に、本発明銅合金管Ｎｏ。
１〜１０は何れも従来鋼管Ｎｏ、１２並びに本発明銅合
金管よりもＳｎ量が少ない比較銅合金管Ｎｏ、１１と比
較して、最大腐食深さが非常に浅く、蟻の巣状を呈する
特異な腐食に対する耐食性の点で格段に優れている。而
して特に酸素含有量が１１００ＰＰ以下である本発明銅
合金管Ｎｏ、２．７〜１０において優れた耐食性が得ら
れている。
金管よりもＳｎ量が少ない比較銅合金管Ｎｏ、１１と比
較して、最大腐食深さが非常に浅く、蟻の巣状を呈する
特異な腐食に対する耐食性の点で格段に優れている。而
して特に酸素含有量が１１００ＰＰ以下である本発明銅
合金管Ｎｏ、２．７〜１０において優れた耐食性が得ら
れている。
このように本発明による銅合金管は冷媒用配管に特をの
結露条件、温度条件、通気条件下におかれても優れた耐
食性を示し、凝縮器、蒸発器、圧縮機等の各機器を接続
する冷媒用配管材として、その寿命を増大する事が出来
る等工業上顕著な効果を奏するものである。
結露条件、温度条件、通気条件下におかれても優れた耐
食性を示し、凝縮器、蒸発器、圧縮機等の各機器を接続
する冷媒用配管材として、その寿命を増大する事が出来
る等工業上顕著な効果を奏するものである。
第１図は本発明に用いた耐食性試験装置の断面図である
。 １・・−サンプル、２−・アクリル管、３−・−上部ゴ
ム栓、４−下部ゴム栓、５・−通気口、６−・−上水道
水、７−・・空気。 特許出願人 古河電気工業株式会社 第１図
。 １・・−サンプル、２−・アクリル管、３−・−上部ゴ
ム栓、４−下部ゴム栓、５・−通気口、６−・−上水道
水、７−・・空気。 特許出願人 古河電気工業株式会社 第１図
Claims (3)
- （１）Ｓｎ０．０１〜３．０ｗｔ％を含み、残部がＣｕ
と通常の不純物からなる事を特徴とする耐食性冷媒配管
用銅合金管。 - （２）Ｓｎ０．０１〜３．０ｗｔ％を含み、更にＰ０．
５ｗｔ％以下、Ｍｇ０．１ｗｔ％以下、Ｓｉ０．２ｗｔ
％以下、Ｚｎ１．０ｗｔ％以下の範囲内で何れか１種又
は２種以上を含み、残部がＣｕと通常の不純物からなる
事を特徴とする耐食性冷媒配管用銅合金管。 - （３）酸素含有量が１００ｐｐｍ以下である事を特徴と
する請求項１或いは請求項２記載の耐食性冷媒配管用銅
合金管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14768688A JPH01316430A (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 耐食性冷媒配管用銅合金管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14768688A JPH01316430A (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 耐食性冷媒配管用銅合金管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01316430A true JPH01316430A (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=15435992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14768688A Pending JPH01316430A (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 耐食性冷媒配管用銅合金管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01316430A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010065270A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Kobe Steel Ltd | 曲げ加工性に優れた熱交換器用銅合金管 |
| JP2010236063A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kobelco & Materials Copper Tube Inc | 熱交換器用銅合金管 |
| US20100276039A1 (en) * | 2009-04-29 | 2010-11-04 | Golden Dragon Precise Copper Tube Group Inc. | Copper alloy, method of producing the same, and copper tube |
| JP2012149315A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Kobe Steel Ltd | 銅合金管 |
-
1988
- 1988-06-15 JP JP14768688A patent/JPH01316430A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010065270A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Kobe Steel Ltd | 曲げ加工性に優れた熱交換器用銅合金管 |
| JP2010236063A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kobelco & Materials Copper Tube Inc | 熱交換器用銅合金管 |
| US20100276039A1 (en) * | 2009-04-29 | 2010-11-04 | Golden Dragon Precise Copper Tube Group Inc. | Copper alloy, method of producing the same, and copper tube |
| JP2012149315A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Kobe Steel Ltd | 銅合金管 |
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