JPH04371541A - 熱交換器配管用アルミニウム合金 - Google Patents
熱交換器配管用アルミニウム合金Info
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- JPH04371541A JPH04371541A JP17046991A JP17046991A JPH04371541A JP H04371541 A JPH04371541 A JP H04371541A JP 17046991 A JP17046991 A JP 17046991A JP 17046991 A JP17046991 A JP 17046991A JP H04371541 A JPH04371541 A JP H04371541A
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- Japan
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- alloy
- heat exchanger
- aluminum alloy
- corrosion resistance
- exchanger piping
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- Pending
Links
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Landscapes
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はルームエアコン、カーエ
アコン、冷蔵庫等の熱交換器の配管に用いられるアルミ
ニウム合金に関するものである。
アコン、冷蔵庫等の熱交換器の配管に用いられるアルミ
ニウム合金に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ルームエアコン、カーエアコン、
冷蔵庫等の熱交換器の配管には銅管やアルミ純度の高い
アルミニウム合金管が使用されてきた。特にカーエアコ
ンでは軽量化を目的にエバポレータ部や各部を結ぶ配管
にはアルミニウム合金管が使用される比率が高くなって
いる。これらの用途では各種の曲げ加工が施されるため
曲げ加工性が良いこと、長期間の使用に耐える耐食性が
良いことが必要となる。これらに向いた材料として従来
ＪＩＳ１０５０合金またはＪＩＳ３００３合金が使用さ
れている。質別は加工性の点から焼鈍のままのＯ材また
は焼鈍後軽度の冷間加工を施したＨ１２材が使用されて
いる。
冷蔵庫等の熱交換器の配管には銅管やアルミ純度の高い
アルミニウム合金管が使用されてきた。特にカーエアコ
ンでは軽量化を目的にエバポレータ部や各部を結ぶ配管
にはアルミニウム合金管が使用される比率が高くなって
いる。これらの用途では各種の曲げ加工が施されるため
曲げ加工性が良いこと、長期間の使用に耐える耐食性が
良いことが必要となる。これらに向いた材料として従来
ＪＩＳ１０５０合金またはＪＩＳ３００３合金が使用さ
れている。質別は加工性の点から焼鈍のままのＯ材また
は焼鈍後軽度の冷間加工を施したＨ１２材が使用されて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】１０５０合金は熱伝導
性が優れ、特にパイプとフィンから成るエバポレータ等
に広く使用されているが、耐食性の点で不十分で塩分を
含む大気にさらされた場合に貫通孔食を生ずる問題があ
る。また、Ｏ材の細い管を曲げ加工する場合に耐力が低
いため撓み易く、中子の挿入の点で問題がある。とくに
細くて長い管に中子を挿入するのが難しく、この場合は
Ｈ１２材が使用されるが、Ｏ材に比べて管の製造工程が
複雑になり価格的に割高となってしまう。３００３合金
は耐食性が良好であるが、１０５０合金に比べて熱伝導
度が低く熱効率の点等で劣っている。また、１０５０合
金に比べて強度が高いが押出加工性が１０５０合金より
低く割高になることや拡管加工限界の点で問題がある。
性が優れ、特にパイプとフィンから成るエバポレータ等
に広く使用されているが、耐食性の点で不十分で塩分を
含む大気にさらされた場合に貫通孔食を生ずる問題があ
る。また、Ｏ材の細い管を曲げ加工する場合に耐力が低
いため撓み易く、中子の挿入の点で問題がある。とくに
細くて長い管に中子を挿入するのが難しく、この場合は
Ｈ１２材が使用されるが、Ｏ材に比べて管の製造工程が
複雑になり価格的に割高となってしまう。３００３合金
は耐食性が良好であるが、１０５０合金に比べて熱伝導
度が低く熱効率の点等で劣っている。また、１０５０合
金に比べて強度が高いが押出加工性が１０５０合金より
低く割高になることや拡管加工限界の点で問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状況に鑑
み、耐食性に優れかつ曲げ加工性の良好な熱交換器配管
用のアルミニウム合金を開発したもので、請求項１記載
の発明は、Ｆｅ０．１５〜０．３５ｗｔ％、Ｃｕ０．０
５〜０．２０ｗｔ％、Ｔｉ０．０１〜０．０５ｗｔ％を
含有し、残部が９９．０ｗｔ％以上のＡｌと不可避的不
純物とからなることを特徴とする熱交換器配管用アルミ
ニウム合金であり、請求項２記載の発明は、Ｆｅ０．１
５〜０．３５ｗｔ％、Ｃｕ０．０５〜０．２０ｗｔ％、
Ｔｉ０．０１〜０．０５ｗｔ％を含有し、さらにＳｉ０
．０３〜０．２０ｗｔ％、Ｍｎ０．０１〜０．０５ｗｔ
％、Ｃｒ０．０１〜０．０５ｗｔ％のうちの１種または
２種以上を含有し、残部が９９．０ｗｔ％以上のＡｌと
不可避的不純物とからなることを特徴とする熱交換器配
管用アルミニウム合金である。
み、耐食性に優れかつ曲げ加工性の良好な熱交換器配管
用のアルミニウム合金を開発したもので、請求項１記載
の発明は、Ｆｅ０．１５〜０．３５ｗｔ％、Ｃｕ０．０
５〜０．２０ｗｔ％、Ｔｉ０．０１〜０．０５ｗｔ％を
含有し、残部が９９．０ｗｔ％以上のＡｌと不可避的不
純物とからなることを特徴とする熱交換器配管用アルミ
ニウム合金であり、請求項２記載の発明は、Ｆｅ０．１
５〜０．３５ｗｔ％、Ｃｕ０．０５〜０．２０ｗｔ％、
Ｔｉ０．０１〜０．０５ｗｔ％を含有し、さらにＳｉ０
．０３〜０．２０ｗｔ％、Ｍｎ０．０１〜０．０５ｗｔ
％、Ｃｒ０．０１〜０．０５ｗｔ％のうちの１種または
２種以上を含有し、残部が９９．０ｗｔ％以上のＡｌと
不可避的不純物とからなることを特徴とする熱交換器配
管用アルミニウム合金である。
【０００５】
【作用】次に本発明の合金組成について各元素の添加理
由と添加量の限定理由について説明する。Ｆｅは合金の
強度向上の効果があり、耐力を高め曲げ加工時の中子挿
入が容易となる。０．１５ｗｔ％（以下％と略記）未満
では効果が不十分で０．３５％を超えると耐食性が低下
する。Ｃｕは耐食性改善に効果があるが、０．０５％未
満では効果が不十分で０．２０％を超えると加工性を低
下させる。Ｔｉは鋳塊組織を微細化し耐食性改善効果が
あるが、０．０１ｗｔ％未満では効果が不十分で０．０
５％を超えると加工性を低下させる。Ｓｉは強度向上効
果があるが、０．０３％未満では効果が不十分で０．２
０％を超えると加工性を悪化させる。Ｍｎ、Ｃｒは結晶
粒微細化効果があるが、いずれも０．００１％未満では
その効果がなく、０．０５％を超えると加工性が悪化す
る。 Ａｌ含有量は熱伝導度に関係し、９９．０％未満となる
と、Ａｌ９９．５％材である１０５０合金と比べて熱伝
導度が低くなる。
由と添加量の限定理由について説明する。Ｆｅは合金の
強度向上の効果があり、耐力を高め曲げ加工時の中子挿
入が容易となる。０．１５ｗｔ％（以下％と略記）未満
では効果が不十分で０．３５％を超えると耐食性が低下
する。Ｃｕは耐食性改善に効果があるが、０．０５％未
満では効果が不十分で０．２０％を超えると加工性を低
下させる。Ｔｉは鋳塊組織を微細化し耐食性改善効果が
あるが、０．０１ｗｔ％未満では効果が不十分で０．０
５％を超えると加工性を低下させる。Ｓｉは強度向上効
果があるが、０．０３％未満では効果が不十分で０．２
０％を超えると加工性を悪化させる。Ｍｎ、Ｃｒは結晶
粒微細化効果があるが、いずれも０．００１％未満では
その効果がなく、０．０５％を超えると加工性が悪化す
る。 Ａｌ含有量は熱伝導度に関係し、９９．０％未満となる
と、Ａｌ９９．５％材である１０５０合金と比べて熱伝
導度が低くなる。
【０００６】
【実施例】表１に示す合金組成の６種の合金を外径２０
０ｍｍの鋳塊に水冷鋳造法で鋳造した。これを長さ３０
０ｍｍに切断し、４５０℃に加熱後、押出しにより外径
１０ｍｍで肉厚１ｍｍの質別Ｈ１１２の押出管を製造し
た。また、この６種の鋳塊を長さ３００ｍｍに切断し、
４７０℃に加熱後外径５０ｍｍで肉厚５ｍｍの管を押出
し、冷間引抜で外径１０ｍｍで肉厚１ｍｍとし、その後
で４００℃で２時間の焼鈍処理を行い質別Ｏの引抜管を
製造した。これら押出管と引抜管を用いて引張強試験で
曲げ加工性に影響する耐力と伸びを求めた。また、押出
圧力から押出性、曲げ加工時の中子の挿入しやすさや曲
げ加工面のから合金間の比較を行った。また、熱伝導度
の差を導電率を測定することにより類推した。耐食性は
キャス試験を行い７２０時間後の最大孔食深さで比較し
た。これらの結果を表２に示した。
０ｍｍの鋳塊に水冷鋳造法で鋳造した。これを長さ３０
０ｍｍに切断し、４５０℃に加熱後、押出しにより外径
１０ｍｍで肉厚１ｍｍの質別Ｈ１１２の押出管を製造し
た。また、この６種の鋳塊を長さ３００ｍｍに切断し、
４７０℃に加熱後外径５０ｍｍで肉厚５ｍｍの管を押出
し、冷間引抜で外径１０ｍｍで肉厚１ｍｍとし、その後
で４００℃で２時間の焼鈍処理を行い質別Ｏの引抜管を
製造した。これら押出管と引抜管を用いて引張強試験で
曲げ加工性に影響する耐力と伸びを求めた。また、押出
圧力から押出性、曲げ加工時の中子の挿入しやすさや曲
げ加工面のから合金間の比較を行った。また、熱伝導度
の差を導電率を測定することにより類推した。耐食性は
キャス試験を行い７２０時間後の最大孔食深さで比較し
た。これらの結果を表２に示した。
【０００７】
【表１】
【０００８】
【表２】
【０００９】表２から明らかなように本発明合金Ｎｏ１
〜３は従来合金（３００３合金）に比較して、押出性、
曲げ加工性に優れ、また導電性即ち熱伝導性にも優れて
いる。耐食性も同等に良好である。これに対し、Ｆｅ含
有量が本発明の範囲より少ない比較合金Ｎｏ４は耐力、
曲げ加工性が劣る。またＦｅ含有量が本発明の範囲より
多い比較合金Ｎｏ５は押出性、曲げ加工性、導電率、耐
食性ともに劣る。
〜３は従来合金（３００３合金）に比較して、押出性、
曲げ加工性に優れ、また導電性即ち熱伝導性にも優れて
いる。耐食性も同等に良好である。これに対し、Ｆｅ含
有量が本発明の範囲より少ない比較合金Ｎｏ４は耐力、
曲げ加工性が劣る。またＦｅ含有量が本発明の範囲より
多い比較合金Ｎｏ５は押出性、曲げ加工性、導電率、耐
食性ともに劣る。
【００１０】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、押出
性、曲げ加工性、熱伝導性、耐食性のいずれにも優れた
熱交換器配管用アルミニウム合金が得られるもので工業
上顕著な効果を奏するものである。
性、曲げ加工性、熱伝導性、耐食性のいずれにも優れた
熱交換器配管用アルミニウム合金が得られるもので工業
上顕著な効果を奏するものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 Ｆｅ０．１５〜０．３５ｗｔ％、Ｃｕ
０．０５〜０．２０ｗｔ％、Ｔｉ０．０１〜０．０５ｗ
ｔ％を含有し、残部が９９．０ｗｔ％以上のＡｌと不可
避的不純物とからなることを特徴とする熱交換器配管用
アルミニウム合金。 - 【請求項２】 Ｆｅ０．１５〜０．３５ｗｔ％、Ｃｕ
０．０５〜０．２０ｗｔ％、Ｔｉ０．０１〜０．０５ｗ
ｔ％を含有し、さらにＳｉ０．０３〜０．２０ｗｔ％、
Ｍｎ０．０１〜０．０５ｗｔ％、Ｃｒ０．０１〜０．０
５ｗｔ％のうちの１種または２種以上を含有し、残部が
９９．０ｗｔ％以上のＡｌと不可避的不純物とからなる
ことを特徴とする熱交換器配管用アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17046991A JPH04371541A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 熱交換器配管用アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17046991A JPH04371541A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 熱交換器配管用アルミニウム合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04371541A true JPH04371541A (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=15905523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17046991A Pending JPH04371541A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 熱交換器配管用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04371541A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012029594A1 (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-08 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| JP2012214843A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobe Steel Ltd | コンビネーションプレス用熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| JP2012214844A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobe Steel Ltd | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| JP2012214842A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobe Steel Ltd | ドローレスプレス用熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP17046991A patent/JPH04371541A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012029594A1 (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-08 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| JP2012072484A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-04-12 | Kobe Steel Ltd | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| AU2011297250B2 (en) * | 2010-09-03 | 2015-03-19 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Heat exchanger aluminum alloy fin material and method for producing same |
| JP2012214843A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobe Steel Ltd | コンビネーションプレス用熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| JP2012214844A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobe Steel Ltd | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
| JP2012214842A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Kobe Steel Ltd | ドローレスプレス用熱交換器用アルミニウム合金フィン材およびその製造方法 |
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