JPH01316359A - ピリジン誘導体および該誘導体を有効成分とする殺虫・殺ダニ剤 - Google Patents

ピリジン誘導体および該誘導体を有効成分とする殺虫・殺ダニ剤

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JPH01316359A
JPH01316359A JP6744689A JP6744689A JPH01316359A JP H01316359 A JPH01316359 A JP H01316359A JP 6744689 A JP6744689 A JP 6744689A JP 6744689 A JP6744689 A JP 6744689A JP H01316359 A JPH01316359 A JP H01316359A
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carbon atoms
pyridyl
propene
compound
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JP6744689A
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Inventor
Izumi Terada
泉 寺田
Katsuhiko Matsuzaki
松崎 克彦
Kazuyoshi Nonoshita
野々下 和義
Fumio Fujita
文雄 藤田
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National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規ピリジン誘導体およびその塩並びに殺虫
・殺ダニ剤に関し、さらに詳しくは殺虫・殺ダニ作用を
有するピリジン誘導体およびその塩並びに該誘導体ある
いはその塩を有効成分とする殺虫・殺ダニ剤に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]殺虫
剤は、従来から農園芸作物の害虫防除、衛生害虫の防除
に用いられ、農畜産物の増産、衛生環境の向上に大いに
寄与してきている。従来使用されている殺虫剤としては
、塩素系、有機リン系。
カーバメート系、ピレスロイド系等がある。しかしなが
ら、これらの殺虫剤は、近年になって薬剤散布による環
境汚染等の公害問題、残留性、蓄積性等の安全性の問題
や薬剤抵抗性の問題を生じている。そのため、効果が高
く、しかも上記のような問題のない新たな殺虫・殺ダニ
剤の開発が求められている。
米国特許第2,427,286号明細書には、上記のよ
うな従来の殺虫剤とは構造の著しく異なる4−スチリル
ピリジンを殺虫剤として用いることが開示されている。
しかし、この化合物は、0.5%溶液として使用して例
えばダイコンアブラムシ(greencabbage 
aphid)を96,3%死滅させうる程度であり、低
活性である。
さらに、Pe5ticide 5cience 6巻、
645頁(1975)には、4−スチリルピリジンの第
四級アンモニウム塩が記載されているが、この化合物は
イエバエ、チャバネゴキブリあるいはダニに対して殺虫
・殺ダニ作用を全く示さない。
そこで、本発明者らは、高活性であって、残留性、蓄積
性および薬剤抵抗性の問題を引き起こさない新規殺虫剤
を開発すべく鋭意研究を重ねた。
〔問題点を解決するための手段〕
その結果、特定の構造を有するピリジン誘導体およびそ
の塩が高い殺虫・殺ダニ作用を示すことを見出した。本
発明はかかる知見に基いて完成したものである。
すなわち、本発明は、−故人 〔式中、Xはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基
、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロア
ルキル基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、フェニル
基、炭素数1〜4のアルキル置換フェニル基、ハロゲン
置換フェニル基あるいは炭素数1〜4のハロアルキルス
ルホニル基を示し、R1,およびR2はそれぞれ水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
2〜4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基、
炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアルコ
キシ基あるいは炭素数1〜4のハロアルコキシ基を示す
。また、nは1〜5の整数であり、nが2以上のときは
各Xは同じであっても異なってもよい。ただし、下記の
■または■を満たすことを条件とする。
■Xが塩素原子または臭素原子であり、がっnが1であ
るときは、R1およびR2は少なくとも一方が水素原子
、メチル基以外の置換基を示す。
■Xが塩素原子または臭素原子であり、かつnが2〜5
またはXが塩素原子、臭素原子以外の置換基であるとき
は、R’およびR2は少なくとも一方が水素原子以外の
置換基を示す。〕 あるいは−故人 〔式中、Xはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基
、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロア
ルキル基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、フェニル
L炭素数1〜4のアルキル置換フェニル基、ハロゲン置
換フェニル基あるいは炭素数1〜4のハロアルキルスル
ホニル基を示し、R1およびRtはそれぞれ水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜
4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基、炭素
数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基あるいは炭素数1〜4のハロアルコキシ基を示す。ま
た、nは1〜5の整数であり、nが2以上のときは各X
は同じであっても異なってもよい。ただし、R1および
R2は、少なくとも一方が水素原子以外の置換基を示す
。〕 で表わされるピリジン誘導体あるいはその塩を提供する
ものである。
上記の一般式(1)および(II)において、Xで示さ
れるハロゲン原子としては、塩素、弗素。
臭素および沃素がある。また、Xで示される炭素数1〜
4のアルキル基は、直鎖状あるいは分岐鎖状のいずれで
あってもよく、具体例としては、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル15.  n−ブチル基
、イソブチル基、t−7’チル基等がある。またXで示
される炭素数1〜4のアルコキシ基は、直鎖状あるいは
分岐鎖状のいずれであってもよく、具体例としては、メ
トキシ基。
エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n
−ブトキシ基、イソブトキシ3.t−ブトキシ基等があ
る。Xで示される炭素数1〜4のハロアルキル基とは、
アルキル基の水素原子の1個以上がハロゲンで置換され
た炭素数1〜4のアルキル基を意味し、具体的には例え
ば、モノクロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロ
ロメチル基、モノクロロエチル基、ジクロロエチル基、
トリクロロエチル基、テトラクロロエチル基、モノクロ
ロプロピル基、ジクロロプロピル基、トリクロロプロピ
ル基、テトラクロロプロピル基、ペンタクロロプロピル
基、モノクロロブチル基、ジクロロブチル基、トリクロ
ロブチル基、テトラクロロブチル基、ペンタクロロブチ
ル基あるいはへキサクロロブチル基等さらに上記の基の
塩素の1個あるいはそれ以上が弗素、臭素および/また
は沃素で置換された対応するハロアルキル基があげられ
る。
Xで示される炭素数1〜4のハロアルコキシ基とは、ア
ルコキシ基の水素原子の1個以上がハロゲン原子で置換
されたアルコキシ基を意味し、例えばモノクロロメトキ
シ基、ジクロロメトキシ基。
トリクロロメトキシ基、モノクロロエトキシ基。
ジクロロエトキシ基; トリクロロエトキシ基、テトラ
クロロエトキシ基、モノクロロプロポキシ基。
ジクロロプロポキシ基、トリクロロエトキシ基。
テトラクロロプロポキシ基、ペンタクロロプロポキシ基
、モノクロロブトキシ基、ジクロロブトキシ基、トリク
ロロブトキシ基、テトラクロロブトキシ基、ペンタクロ
ロブトキシ基あるいはへキサクロロブトキシ基等、さら
に上記の基の塩素の1個あるいは2個以上が弗素、臭素
および/または沃素で置換された対応するハロアルコキ
シ基があげられる。
また、Xで示される炭素数1〜4のアルキル基で置換さ
れたフェニル基は、o−、m−および/またはp−位が
炭素数1〜4のアルキル基で置換されたフェニル基であ
り、この置換基としてのアルキル基は、上記の具体例で
示したものと同じである。Xで示されるハロゲン置換フ
ェニル基は、o−、m−および/またはp−位がハロゲ
ン原子で置換されたフェニル基であり、この置換基とし
てのハロゲン原子は、上記の具体例で示したものと同じ
である。
Xはさらに炭素数1〜4のハロアルキルスルホニル基を
示すが、ここでハロアルキルは前記のようにアルキル基
の1個以上の水素原子がハロゲン原子で置換された基を
意味する。炭素数1〜4のハロアルキルスルホニル基の
具体例としては、モノクロロメチルスルホニル基、ジク
ロロメチルスルホニル基、トリクロロメチルスルホニル
基、モノクロロエチルスルホニル基、ジクロロエチルス
ルホニル基、トリクロロエチルスルホニル基、テトラク
ロロエチルスルホニル基、モノクロロプロピルスルホニ
ル基、ジクロロプロピルスルホニル基、トリクロロプロ
ピルスルホニル基、テトラクロロプロピルスルホニル基
、ペンタクロロプロピルスルホニル基、モノクロロブチ
ルスルホニル基。
ジクロロブチルスルホニル基、トリクロロブチルスルホ
ニル基、テトラクロロブチルスルホニル基。
ペンタクロロブチルスルホニル基あるいはヘキサクロロ
ブチルスルホニル基等、さらに上記の基の塩素の1個あ
るいは2個以上が弗素、臭素および/または沃素で置換
された対応するハロアルキルスルホニル基があげられる
上記の一般式(1)および(II)において、R1およ
びR2で示されるハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基および炭素数1〜4のアルコキシ基は、Xで示され
るハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基および炭素
数1〜4のアルコキシ基について説明したものと同じで
ある。R1およびR2で示される炭素数2〜4のアルケ
ニル基は、直鎖状あるいは分岐鎖状のいずれであっても
よく、例えばビニル基、アリル基、■−プロペニル基。
イソプロペニル基、1−7”テニルL  2−7’テニ
ル基、2−メチルアリル基等がある。マタ、R1および
Rtで示される炭素数2〜4のアルキニル基としては、
例えばエチニル基、2−プロピニル基、2−ブチニル基
等があげられる。R1およびR2で示される炭素数1〜
4のハロアルキル基および炭素数1〜4のハロアルコキ
シ基は、Xで示される炭素数1〜4のハロアルキル基お
よび炭素数1〜4のハロアルコキシ基について説明した
ものと同じである。
一般式(1)で表わされるピリジン誘導体においては、
X、R’ 、R”およびnが上記のような各種の基を表
わすとともに、下記■または■の条件を満足することが
必要である。
■Xが塩素原子または臭素原子であり、かつnが1であ
るときは、R1およびR2は少なくとも一方が水素原子
、メチル基以外の置換基を示す。
■Xが塩素原子または臭素原子であり、かつnが2〜5
またはXが塩素原子、臭素原子以外の置換基であるとき
は、R’およびR2は少なくとも一方が水素原子以外の
置換基を示す。
−故人(II)で表わされるピリジン誘導体においては
、X、 R1、R”およびnが上記のような各種の基を
表わすとともに、R1およびR2は、少なくとも一方が
水素原子以外の置換基を示すことを条件とする。
本発明のピリジン誘導体は、シス体(2体)およびトラ
ンス体(8体)の立体異性体を含むが、以下の記載にお
いて特に断らないかぎり、その−方または両方の異性体
を意味するものとする。
次に、−故人(1)および(If)のピリジン誘導体の
製造方法を説明するが、ビニル基のピリジン環への結合
位置(即ち、β−位あるいはT−位)が異なっても反応
は変わらないので、この結合位置を区別しないで説明す
る。
まず、R1が水素原子であり、Rtが水素原子以外のも
のを示し、Xおよびnが前記と同じものである本発明の
ピリジン誘導体、すなわち−故人 〔式中、Xおよびnは前記と同じであり、Rz’は水素
原子以外のR2基を示す。〕 で表わされる化合物は、例えば下記の方法で製造するこ
とができる。
N汰ニ 一般式 〔式中Xおよびnは前記と同じであり、R゛は低級アル
キル基を示す。〕 で表わされる置換ベンジル亜リン酸ジエステルを一般式 〔式中、R2°は前記と同じである。〕で表わされるピ
リジルケトン類と有機溶媒中で塩基の存在で反応させる
ことによって製造される。
ここで、使用しうる有機溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、メチルセロ
ソルブ等のアルコール類、ベンゼン、トルエン等の芳香
族炭化水素、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、
ジグライム等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等
の極性非プロトン溶媒があげられる。
また、使用しうる塩基としては、水素化ナトリウム、ナ
トリウムアミド、ナトリウムまたはカリウムのアルコキ
シド、例えばナトリウムメトキシド、カリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド。
カリウムエトキシド、ナトリウムプロポキシド。
カリウムプロポキシド等があげられる。
他の反応条件は、状況により適宜選定すればよく、通常
、反応を不活性ガス雰囲気下に0°C〜110°Cの温
度で行うのが好ましい。。
旦広ニ 一般式 〔式中、Xおよびnは前記と同じである。〕で表わされ
る置換ベンズアルデヒドを一般式〔式中、R2lは前記
と同じである。〕で表わされる置換ピリジンと溶媒中で
塩基の存在下に付加反応させ、得られた一般式 〔式中、X、R”°、nは前記と同じである。〕で表わ
されるアルコール体を脱水する。
上記の置換ベンズアルデヒドと置換ピリジンとの付加反
応に使用する溶媒としては、ベンゼン。
トルエン等の芳香族炭化水素、ジエチルエーテル。
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジグライム等
のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の極性非プロ
トン溶媒あるいは液体アンモニア等があげられる。
また、塩基としては、リチウムジイソプロピルアミン、
t−ブトキシカリウム、フェニルナトリウム、ナトリウ
ムアミド等を使用することができる。
反応条件は、状況により適宜選定すればよく、反応温度
は一100°C〜50°Cとするのが好ましい。
上記の付加反応により得られたアルコール体の脱水反応
は、希硫酸、濃硫酸、五酸化ニリン、塩化チオニル、オ
キシ塩化リン、三塩化リン、五塩化リン等を用いて行わ
れ、その際、無溶媒で実施してもよいが、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン。
ピリジン等の芳香族系溶媒を用いてもよい。
脱水反応における他の条件は、その状況により適宜選定
すればよいが、温度は一30°C〜150°Cであるの
が好ましい。
立法: さらに、本発明の一般式(III)のピリジン誘導体を
グリニヤール反応を含む下記の(a)〜(C)工程によ
り製造することもできる。すなわち、(a)−故人 〔式中、Xおよびnは前記と同じであり、Yはハロゲン
原子を示す〕 で表わされる置換ベンジルハライドを溶媒中でマグネシ
ウムと反応させて、−故人 〔式中、X、 Yおよびnは前記と同じである。〕で表
わされるグリニヤール試薬を製造する。この反応にあた
って使用しうる溶媒としては、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類があ
げられる。
他の反応条件は、その状況により適宜選定すればよいが
、温度は30〜80゛Cの範囲が好ましい。
(b)上記のグリニヤール試薬を一故人〔式中、R2’
は前記と同じである。]で表わされるピリジルケトン類
と反応させて、−故人 〔式中、X、R”°、nは前記と同じである。〕で表わ
されるアルコール体を製造する。この反応は、(a)工
程に使用したのと同じ溶媒を用いて、−50°C〜10
0℃、好ましくは一10°C〜20°Cの温度範囲で行
う°。その他の反応条件は、状況により適宜選定するこ
とができる。
(C)前記(b)工程で得られたアルコール体を溶媒の
存在または不存在で脱水剤を用いて脱水して一般式([
1)の目的物を得る。ここで、溶媒としては、ベンゼン
、トルエン、キシレン、ピリジン等の芳香族系溶媒を用
い、脱水剤としては、°希硫酸、濃硫酸、五酸化ニリン
、塩化チオニル、オキシ塩化リン、三塩化リン、五塩化
リン等を使用することができる。脱水反応は、通常、−
30°C〜150゛Cの温度で行う。
R2が水素原子であり、R1が水素原子以外の前記のも
のを示し、Xおよびnが前記と同じものである本発明の
ピリジン誘導体、すなわち−故人〔式中、R1″は水素
原子以外のR1を示す。]で表わされるピリジン誘導体
は、−故人(式中、X、R”、nは前記と同じである。
〕で表わされる化合物を式 で表わされるメチルピリジンと溶媒中で塩基の存在下に
付加反応させ、得られた一般式 〔式中、X、R’°、nは前記と同じである。〕で表わ
されるアルコール体を脱水すること北よって製造するこ
とができる。
上記の付加反応および脱水反応に使用する溶媒。
塩基、脱水剤、その他の反応条件等は、−S式(III
)のピリジン誘導体を製造するB法に記載したものと同
じである。
上記の一般式(IV)のピリジン誘導体は、−故人(I
[I)のピリジン誘導体を製造するC法に記載したのと
同様にして、−故人 〔式中、X、R’“およびnは前記と同じであり、Yは
ハロゲン原子を示す] で表わされる置換ベンジルハライドをマグネシウムと反
応させて、−故人 〔式中、X、Y、R’°、nは前記と同じである。〕で
表わされるグリニヤール試薬を製造し、これを式 で表わされるピリジンアルデヒドと反応させて−故人 〔式中、X、R”、nは前記と同じである。〕で表わさ
れるアルコール体を生成させ、このアルコール体を脱水
することによって製造することができる。
(以下余白) さらに、−故人 〔式中、Xおよびnは前記と同じであり、R3およびR
4はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4
のアルケニル基あるいは炭素数2〜4のアルキニル基を
示す。〕で表わされる本発明のピリジン誘導体は、−故
人〔式中、X、 R”およびnは前記と同じである。〕
で表わされる化合物を一般式 〔式中、R4は前記と同じである。〕 で表わされる置換ピリジンと塩基の存在で反応させて一
般式 〔式中、X、R” 、R’およびnは前記と同じである
。〕 で表わされるアルコール体を生成させ、これを脱水する
ことによって製造することができる。
上記の反応に用いる条件は、−故人(II[)のピリジ
ン誘導体を製造するB法に記載したのと同じである。
上記の一般式(V)のピリジンBM 8体は、さらに、
−故人 〔式中、X、R3およびnは前記と同じであり、Yはハ
ロゲン原子を示す。〕 で表わされる置換ベンジルハライドをマグネシウムと反
応させて、−故人 〔式中、X、Y、R’およびnは前記と同じである。〕 で表わされるグリニヤール試薬を製造し、この試薬をさ
らに一般式 〔式中、R4は前記と同じである。〕 で表わされるケトン化合物と反応させて、−故人〔式中
、X、R3,R’およびnは前記と同じである。〕 で表わされるアルコール体を生成させ、これを脱水する
ことによって製造することもできる。
上記の反応に用いる条件は、−故人(I[[)のピリジ
ン誘導体を製造するC法に記載したのと同じである。
また、本発明のピリジン誘導体のうち、−故人〔式中、
R5は炭素数1〜4のハロアルキル基を示し、X、R”
およびnは前記と同じである。〕 で表わされるピリジン誘導体は、−i式〔式中、X、R
5及びnは前記と同じである。〕で表わされるケトン化
合物を一般式 〔式中、R2は前記と同じである。〕 で表わされる置換ピリジンと溶媒中で塩基の存在で付加
反応させて一般式 [式中、X、R’ 、R”およびnは前記と同じである
。] で表わされるアルコール体を生成させ、これを脱水する
ことによって製造することができる。
上記の付加反応に用いる溶媒としては、例えばジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジ
クライム等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の
極性非プロトン溶媒あるいは液体アンモニア等があげら
れる。また、塩基としては、リチウムジイソプロピルア
ミン。
フェニルナトリウム、ナトリウムアミド、L−ブトキシ
カリウム等を用いることができる。
上記の付加反応は、−100°C〜50°Cの温度範囲
、好ましくは一70°C〜10°Cの温度で実施し、付
加反応に関する他の条件は、状況により適宜選定するこ
とができる。
上記の脱水反応は、−故人(III)のピリジン誘導体
を製造するB法に記載したのと同様にして実施する。
上記の一般式(V[)のピリジン誘導体の製造方法と同
様にして、−故人 (式中、X、R’ 、R’およびnは前記と同じである
。〕 で表わされる本発明のピリジン誘導体を製造することも
できる。
さらに、−故人 〔式中、X、R2およびnは前記と同じであり、Xoは
ハロゲン原子を示す。〕 で表わされる本発明のピリジン誘導体は、−故人[式中
、X、 R”およびnは前記と同じである。]で表わさ
れる化合物を溶媒の存在又は不存在で塩素化剤等のハロ
ゲン化剤と反応させることによって製造することができ
る。
ここで、溶媒を用いる場合に使用しうる溶媒としては、
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素あるいはジメチ
ルアニリン、ジエチルアニリン等のN、N−ジ置換アニ
リンなどがあげられる。
ハロゲン化剤、特に塩素化剤としては、塩化チオニル、
五塩化リン、オキシ塩化リン、三塩化リン等があげられ
る。また、臭素化剤としては、三臭化リン、五臭化リン
等があげられる。
この反応は、通常、0〜180°C1好ましくは20°
C〜120 ’Cの温度で行われる。他の反応条件は、
状況により適宜選定すればよい。
また、−故人 〔式中、X、 X’、 R’およびnは前記と同じであ
る。〕 で表わされる本発明のピリジン誘導体は、−故人〔式中
、X、 R’およびnは前記と同じである。〕で表わさ
れる化合物を溶媒の存在又は不存在でハロゲン化剤と反
応させることによって製造することができる。
溶媒、ハロゲン化剤および反応温度等の反応条件は一般
式(■)のピリジン誘導体の製造方法について説明した
のと同じである。
さらに、−故人 〔式中、X、 R”およびnは前記と同じであり、R&
は炭素数1〜4のアルキル基あるいはハロアルキル基を
示す。〕 で表わされる本発明のピリジン誘導体は、−故人〔式中
、X、X’、R”およびnは前記と同じである。〕 で表わされる化合物を一般式 R’OM〔式中、R6は
前記と同じ、であり、Mはアルカリ金属を示す。〕 で表わされる金属アルコキシドと溶媒中で反応させるこ
とによって製造することができる。
ここで、溶媒としては、ジメチルスルホキシド。
ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド
等の極性非プロトン溶媒を用いることができる。
この反応は、通常、0〜180°C1好ましくは50〜
150°Cで実施する。その他の反応条件は状況により
適宜選定すればよい。
上記の一般式(X)のピリジン誘導体は、−故人 〔式中、X、R1およびnは前記と同じである。〕で表
わされる化合物を一般式 R6−X’〔式中、R1,お
よびXo は前記と同じである。〕で表わされるアルキ
ル化剤(ハロアルキル化剤)あるいは他の式(Raを含
む)で表わされるアルキル化剤(ハロアルキル化剤)と
溶媒中で塩基の存在下に反応させることによっても得ら
れる。
ここでアルキル化剤としては、アルキルハライド、例え
ば塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル。
臭化エチル、沃化メチル、沃化エチル等あるいはジアル
キル硫酸エステル、例えばジメチル硫酸。
ジエチル硫酸等があげられる。
上記のアルキル化反応は、溶媒中で塩基の存在下に行う
。塩基として、水素化ナトリウム、リチウムジイソプロ
ピルアミン等を用いる場合には、溶媒としてジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジグ
ライム等のエーテル系溶媒を用い、−100°C−10
°C1好ましくは一70°C〜0°Cの温度で反応を行
う。また、塩基として、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物を用いる場合
には、溶媒としては水あるいは水性アルコールを用い、
20〜100℃の温度で反応を行う。さらに塩基として
、ナトリウムまたはカリウムのアルコキシド、例えばナ
トリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウムイソプロ
ポキシド、カリウムイソプロポキシド等を用いる場合に
は、溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプロパ
ツール等のアルコール系溶媒あるいはジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリ
アミド等の極性非プロトン溶媒を用い、0〜80°Cで
反応を行う。
一般式(X)のピリジン誘導体の製造方法と同様にして
、一般式 〔式中、X、R1、R’およびnは前記と同じである。
〕 で表わされる本発明のピリジン誘導体を製造することも
できる。
上記のようにして製造される、−故人(I)および(I
I)で表わされる本発明のピリジン誘導体の具体例とし
ては、例えば1−(4−クロロフェニル)−2−(3−
ピリジル)−1−プロペン;1−(2−フルオロフェニ
ル)−2−(4−ピリジル)−1−プロペン1t−(3
,4−ジクロロフェニル)−2−(4−ピリジル)−1
−プロペン;1−(4−ピリジル)−2−(2−フルオ
ロフェニル)−1−7”ロベン;2−(2−フルオロフ
ェニル)−3−(4−ピリジル)−2−ブテン;1−(
2−フルオロフェニル)−2−(4−ピリジル)−1−
ブテン;1−(2−メチルフェニル)−2−(3−ピリ
ジル)−1−プロペン;1−(2−メチルフェニル)−
2−(4−ピリジル)−1−プロペン;1−(2−クロ
ロフェニル)−2−(3−ピリジル)−1−プロペン;
1−(2−クロロフェニル)−2−(4−ピリジル)−
1−プロペン; 1−(2−トリフルオロメチルフェニ
ル)−2−(3−ピリジル)−1−プロペン;1− (
2−トリフルオロメチルフェニル)−2−(4−ピリジ
ル)−1−プロペン;1−(2−ビフェニル)−2−(
3−ピリジル)−1−プロペン;1−(2−ビフェニル
)−2−(4−ピリジル)−1−プロペン1l−(4−
トリフルオロメチルスルホニルフェニル)−2−(4−
ピリジル)−1−プロペン; 1− (4−)リフルオ
ロメチルスルホニルフェニル)−2−(3−ピリジル)
−1−プロペン;1−(3−4リフルオロメチルフエニ
ル)−2−(3−ピリジル)−1−プロペン;1−(3
−)IJフルオロメチルフェニル’)−2−(4−ピリ
ジル)−1−プロペン;1−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−2−(3−ピリジル)−1−プロペン1l−(
2,4−ジフルオロフェニル)−2−(4−ピリジル)
−1−プロペン;1− (2,3,4,5,6−ペンタ
フルオロフェニル)−2−(3−ピリジル)−1−プロ
ペン;1− (2,3,4,5,6−ペンタフルオロフ
ェニル)−2−(4−ピリジル)−1−プロペン;1−
(2,4−ジクロロフェニル)−2−(3−ピリジル)
−1−プロペン;1−(2,4−ジクロロフェニル)−
2−(4−ピリジル)−1−プロペン;1−クロロ−1
−(2−フルオロフェニル)−2−(3−ピリジル)−
1−プロペン;1−クロロ−1−(2−フルオロフェニ
ル)−2=(4−ピリジル)−1−プロペン1t−(3
−ヨードフェニル)−2−(3−ピリジル)−1−プロ
ペン;1−(3−ヨードフェニル)  −2−(4−ピ
リジル)−1−プロペン;1−(4−t−ブチルフェニ
ル)−2−(3−ピリジル)−1−プロペン;1−(4
−t−ブチルフェニル)−2−(4−ピリジル)−1−
プロペン;1−(3−ピリジル)−2−(4−クロロフ
ェニル)−3,3゜3−トリフルオロ−1−プロペン;
1−(4−ピリジル) −2−(4−クロロフェニル)
−3,3゜3−トリフルオロ−1−プロペンi 1− 
(3−ピリジル”)−2−(4−メトキシフェニル)−
3゜3.3−t−リフルオロ−1−プロペン;1−(4
−ビリジル)−2−(4−メトキシフェニル)−3,3
,3−)リフルオロ−1−プロペン;1−(2,6−ジ
クロロフェニル) −2−(3−ピリジル)−1−プロ
ペン;1−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−
ピリジル)−1−プロペン等があげられる。
本発明のピリジン誘導体は、酸とピリジニウム塩を形成
することができる。したがって、本発明は、さらにピリ
ジン誘導体の塩を提供する。酸としては、例えば塩酸、
臭化水素酸、沃化水素酸。
フッ化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、クエン酸。
乳酸、蓚酸、マレイン酸、酒石酸、安息香酸、ニコチン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等があげられる。
本発明のピリジン誘導体およびその塩は、強い殺虫・殺
ダニ作用を有し、しかも従来の殺虫剤と構造を異にする
ため、異なった作用機構で昆虫に作用すると考えられる
本発明のピリジン誘導体が活性を示す昆虫としては、半
翅目(Hemiptera) + 甲虫目(Coleo
ptera) *鱗翅目(Lepidoptera) 
+ ダニ目(八carina)等がある。代表的な昆虫
としては、モモアカアブラムシ(Myzus pers
icaeL ワタアブラムシ(Aphisgossyp
ii) −ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis
erysimi)+ ツマグロヨコバイ(Nephot
ettixcincticepsL  )ビイロウンカ
 (Nilaparvatalugens) +  セ
ジロウンカ(Sogatella furcifera
)。
ヒメトビウンカ(Laodelphax 5triat
ellus)、オンシツコナジラミ(Trialeur
odes vaporariorum)+コブノメイガ
(Cnaphalocrocis medinalis
)、ナミハダニ(Tetranychus urtic
ae)+  ミカンハダニ(Panonychus c
itri)等があげられる。
本発明のピリジン誘導体は、抵抗性種の出現で発生が多
く、特に近年問題となっている水田害虫(トビイロウン
カ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ等に代表されるウン
カ類あるいはツマグロヨコバイに代表されるヨコバイ類
)の防除に有効である。また、本発明のピリジン誘導体
は、ムギ類。
トウモロコシ、野菜、花弁、樹木、棉、果樹、芝。
牧草、収穫された穀物、材木、木製品につく害虫の防除
に有効である。
したがって、本発明はさらに、本発明のピリジン誘導体
あるいはその塩を有効成分として含む殺虫・殺ダニ剤を
も提°供するものである。
本発明の殺虫・殺ダニ剤は、有効成分を含む固体、液体
またはペースト状の製剤としてもよく、具体的には粉剤
9粒剤、微粒剤、水和剤、油剤。
乳剤、噴霧剤、フロアブル等の形態とすればよい。
粉剤の形の固体製剤は、有効成分を固体担体と混合し、
粉砕することによって製造することができる。粒剤ある
いは微粒剤は、例えば予備成形した粒状固体担体を有効
成分で被覆または含浸するか、または凝集技術によって
有効成分を固体担体に結合することによって製造される
ここで、固体担体としては、植物性粉末、例えば穀物、
大豆、木、樹皮、ふすま等;鉱物性粉末。
例えば粘土、タルク、ベントナイト、酸性白土。
カオリン、滑石、珪藻土5合成珪酸塩、軽石、活性炭、
フライアッシュ等あるいは合成樹脂等がある。
固体製剤は、有効成分および固体担体の他に湿潤剤、乳
化剤および/または分散剤として作用する界面活性剤の
一種以上を混合して、液体への有効成分の分散を促進し
た分散性あるいは水和性固体製剤、例えば水和剤の形で
あってもよい。
界面活性剤は、例えばカチオン系、アニオン系あるいは
ノニオン系界面活性剤などがある。カチオン系界面活性
剤としては、第四級アンモニウム塩、例えばセチルトリ
メチルアンモニウムプロミド等があげられる。また、ア
ニオン系界面活性剤としては、アルキルアリールスルホ
ン酸塩、リグニンスルホン酸塩等があげられ、ノニオン
系界面活性剤としてはポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル、ポリオキシエチレン高級脂肪altエス
テル、ソルビタンエステル、蔗糖エステル等があげられ
る。
液体製剤は、液体担体中の有効成分の溶液または分散液
からなるものであり、場合により上記のような湿潤剤、
乳化剤および/または分散剤として作用する界面活性剤
を一種以上含んでいる。
液体担体としては、水、アルコール類9例えばメタノー
ル、エタノール、エチレングリコール等、ケトン類9例
えばメチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン等、炭化水素類。
例えば灯油、ソルベントナフサ、トルエン、キシレン等
、エステル類1例えばジオクチルフタレート等、アミド
類9例えばジメチルホルムアミド等、ニトリル類1例え
ばアセトニトリル等、ジメチルスルホキシド、油脂等が
あげられる。
本発明の殺虫・殺ダニ剤は、さらに補助剤として固着剤
、増粘剤、安定剤婢を含んでいてよく、この種の補助剤
としては、カゼイン、ゼラチン。
アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコール等がある。
本発明の殺虫・殺ダニ剤は、そのまま(吏用しうる製剤
あるいは使用前に希釈を要する濃厚製剤であってもよく
、本発明のピリジン誘導体またはその塩を0.1〜99
重量%、好ましくは0.5〜80重量%含むものであっ
てよい。例えば、粉剤。
粒剤では、本発明のピリジン誘導体またはその塩を0.
5〜20重量%、また乳剤、水和剤では、5〜50重量
%含むのが適当である。
次に各形態の製剤例を示せば以下の如くである。
050%乳剤の例 一■成−父金l治工11皿) 本発明の化合物          50キシレン  
           40ポリオキシエチレンノニル
フエニルエーテルとアルキルベンゼンスルホン酸カリウ
ムとの混合物              10上記の
成分をよく撹拌・混合して乳剤とする。
■3%粒剤の例 本発明の化合物           3クレー粉末 
           97上記の成分をよく粉砕・混
合して粉剤とする。
020%水和剤の例 本発明の化合物          20アニオン系界
面活性剤        5珪藻±         
     75上記の成分をよく粉砕・混合して水和剤
とする。
■2%油剤の例 本発明の化合物           2ケロシン  
           98上記の成分をよく混合して
油剤とする。
■5%粒剤の例 本発明の化合物           5ベントナイト
             53タルク       
        40リグニンスルホン酸カルシウム 
   2上記底分をよく粉砕・混合し、水を加えてよく
練り合わせた後、造粒し、乾燥して粒剤とする。
本発明の殺虫・殺ダニ剤の一般的使用量は、種々の因子
、例えば対象害虫、その発生状況、天候。
剤型、施用方法、施用場所、施用時期により異なるが、
一般に、粉剤2粒剤は10アール当たり製剤1〜10k
gとする。また、乳剤や水和剤のように最終的には液状
で使用するものの場合には、−般に有効成分濃度が0.
001重量%以上となるように希釈して散布液を調製す
る。
本発明の殺虫・殺ダニ剤にさらに他の公知の殺虫剤、殺
ダニ剤、昆虫ホルモン剤、殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、
植物生長調整剤、肥料等を混合することによって、さら
に効果の優れた多目的組成物を作ることもでき、さらに
相乗効果も期待できる。
混合しうる殺虫剤の具体例としては、ピレスロイド類、
例えばペルメトリン、フェンバレレートニスフェンバレ
レート シクロプロトリン、ビフェントリン、フェンプ
ロパスリン、エトフエンブロックス等、有機リン類、例
えばバイジット、エルサン、ダイアジノン、MEP、D
DVP、マラソン、ジメトエー1−、DMTP、アセフ
ェート等、カーバメート類、例えばNAC,MTMC,
PHC,MPMC,BPMC,メソミル、カルボスルフ
アン、カルタップ、オキサミル等、ベンゾイル尿素類、
例えばクロルフルアズロン、テフルベンズロン等、その
他酸化フェンブタスズ、アミトラズ、クロルベンジレー
ト、フェノキシカーブ、ブプロフェジン等があげられる
殺菌剤の具体例としては、カスガマイレン。プラストサ
イジンS、フサライド、IBP、EDDP、  l−リ
シクラゾール、ビロキロン、イソブロチオラン、バリダ
マイシン、ポリオキシン、メプロニル、フルトラニル、
ベンジクロン、ジクロメジン、チオファネートメチル、
プロシミドン、イプロジオン、トリアジメホン、ビテル
タノール、フエナリモール、プロクロラズ、トリフルミ
ゾール。
ピリフエノックス、メタラキシル、ホセチル、グアザチ
ン等があげられる。
〔実施例] 次に、本発明を実施例および比較例によりさらに詳しく
説明する。
実施例1 ■−(4−クロロフェニル) −2−(3−ピリジル)
−1−プロペンの合成 50成の三つロフラスコ中に60%水素化ナトリウム3
40mg(8,5ミリモル)とジメチルボルムアミド5
成を入れ、これに窒素雰囲気下にジエチル−4−クロロ
ベンジルホスホネート2.0g(7,5ミリモル)と3
−アセチルピリジン0.8g(6,6ミモリル)のジメ
チルホルムアミトン滴下した。室温で1時間撹拌した後
、60゛Cまで加温し、反応を完結させた。反応終了後
、水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を5
0成の5%塩酸で2回洗浄し、その水溶液を炭酸ナトリ
ウムでアルカリ性にした後、酢酸エチルで抽出し、飽和
食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去して油状物質1.4gを得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
白色の化合物1.06g(収率70%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(4−クロロフェニル)−2−(3−ピリジル)−1
−プロペンのトランス体(以下、化合物1と記す)であ
ることが同定された。
融点ニア5.3〜76.2℃ I R(cm−’): 2820〜3100,1575
゜1475.825 NMR(CDCIs)δ(ppm):2.1 B、  
3 H,d(J=IHz);6.63.  IH,q 
 (J=IHz)ニア、12.  IH,dd  (J
=8七、5七)C7,18゜4H,s  ;7.33.
  IH,d t  (J=8Hz、  2Hz);8
.43.  IH,dd  (J=5七、2Hz);8
.67゜IH,d  (J=2七) 元素分析(%) CHN    CIl 計算値  73.20 5.27 6.10 15.4
3実測値  72,95 5,21 6.25 15.
58実施例2 l−(2−フルオロフェニル)−2二(4−ピリジル)
−1−プロペンの合成 ジエチル−2−フルオロベンジルホスホネート3.29
gと4−アセチルピリジン1.35gを窒素気流下に5
−のジメチルホルムアミド中に溶解した。この溶液に6
0%水素化ナトリウム0.58gを2戚のジメチルホル
ムアミドに懸濁して、常温下にゆっくり滴下した0滴下
終了後、室温で1時間撹拌した、さらに60°Cで1時
間加温・撹拌した。反応終了後、反応液に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を5%塩酸20−で
2回洗浄し、次いで水層を合わせ、水酸化ナトリウムを
加えてアルカリ性にした。続いて酢酸エチルで抽出し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して
1−(2−フルオロフェニル)−2−(4−ピリジル)
−1−プロペン1.8g(収率76%)を得た。この物
質は、ガスクロマトグラフィー分析によれば、シス体(
以下、化合物2と記す)とトランス体(以下、化合物3
と記す)の74:26の混合物であった。
これを酢酸エチル/トルエン(1:5)の溶媒を用いて
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離したと
ころ、純度99%のシス体1.1gと純度91%のトラ
ンス体0.1gが得られた。
以下に、それぞれの分析結果を示す。
化合物2 融点:81.1〜82.8°C IR(cm−リ:2B50〜3100.1595゜14
B0,820,755 NMR(CDCfs)δ(ppm):2.16. 3 
H,d(J=IHz)  ;6.4〜7.1. 5H,
m;6.92゜2H,dd  (J=4.5Hz、2H
z);8.32,2H。
d d  (J=4.5Hz、  2Hz)元素分析(
%) C’INF 計算値  7B、85 5.67 6.57 8.91
実測値  79.02 5.59 6.63 8.76
化合物3 油状物質 IR(C1l−リ:2880〜3100.1600゜1
495.825,765     。
NMR(CDCj!s)δ(ppm):2.14 、 
3 H,d(J=IHz);6.8〜?、2.5H,m
;7.27゜2H,dd (J=4.5)仕、2七);
8.44,2H。
dd(J=4.5セ、2七) 元素分析(%) HNF 計算値  78.85 5.67 6.57 8.91
実測値  78.97 5.52 6.43 9.07
実施例3 l−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(4−ピリジ
ル)−1−プロペンの合成 ジエチル−3,4−ジクロロベンジルホスホネート3.
8gおよび4−アセチルピリジン1.25gを用い、他
は実施例2と同様にしてI−(3゜4−ジクロロフェニ
ル) −2−(4−ピリジル)−1−プロペン2.21
g(収率81%)を得た。
この物質は、ガスクロマトグラフィー分析によれば、シ
ス体(以下、化合物4と記す)とトランス体(以下、化
合物5と記す)の6:4の混合物であった。
この混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り分離したところ、純度98%のシス体1.2gと純度
93%のトランス体0.5gが得られた。
以下に、それぞれの分析結果を示す。
化合物4 融点:59.5〜60.4°C IR(cm−’):2850〜3100,1600゜1
480、 835. 825 NMR(CDCffi3)δ(ppm):2.12. 
3 H,d(J=IHz);6.33.  LH,br
s  ;6.44〜7.13゜5H,m;8.39,2
H,dd  (J=4.511z、21fz)元素分析
(%) CHN    (1 計算値  63.66 4.20 5.30 26.8
4実測値  63.5 B  4.31 5.08 2
7.03化合物5 融点:SS、1〜89.1°C IR(cm−’):2880〜3100.”1600゜
14B0,835,82O NMR(CDC/!3)δ(ppm):2.18 、 
3 H,d(J= IHz) ;6.57.  L H
,brs ;6.94〜7.45.5H,m;8.49
,2H,dd (J=4.51肚、  21セ) 元素分析(%) CHN    Cj2 計算値  63.66 4.20 5.30 26.8
4実測値  63.36 4.12 5.46 27.
05実施例4 l−(4−ピリジル)−2−(2−フルオロフェニル)
−1−プロペンの合成 200成のフラスコ中にジイソプロピルアミン1.2g
(11,8ミリモル)とテトラヒドロフラン15dを入
れ、−50°Cに冷却した。これに窒素気流下にn−ブ
チルリチウム(15%n−ヘキサン溶液)7.9戚(1
2,9ミリモル)を加え、10分撹拌後、4−メチルピ
リジン1.0g(10,8ミリモル)のテトラヒドロフ
ラン溶液を滴下した。
−50°Cで30分撹拌した後、反応温度を徐々に上げ
、−10°Cに30分保持した後、再び一50°Cに冷
却した。これに0−フルオロアセトフェノン1.5g(
10,8ミリモル)のテトラヒドロフラン溶液を滴下し
、−50℃で30分撹拌した後、室温にもどした。次に
、水を加え、テトラヒドロフランを減圧下に留去し、酢
酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去して2.7
9gの油状物質を得た。
この油状物質、すなわち2−(2−フルオロフェニル)
−1−(4−ピリジル)−2−プロパツール1.20g
(5,2ミリモル)に65%硫酸4成を加え、100°
Cで2時間加熱した。冷却後、水を加え、炭酸ナトリウ
ムでアルカリ性にした後、酢酸エチルで抽出した。次い
で、酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
溶媒を減圧下に留去して、目的とする1−(4−ピリジ
ル)−2−(2−フルオロフェニル)−1−7’ロペン
(以下、化合物6と記す)0.91g(収率82%)を
得た。これはガスクロマトグラフニー分析によれば、シ
ス体とトランス体の46:54の混合物であった。
以下に、分析結果を示す。
油状物質 IR(cm−’):2850〜3100,1600゜1
495.76O NMR(CDCf3)δ(ppm):2.12〜2.3
0゜311、 brs ;6.30〜7.4. 7 H
,m ;8.1〜8.6゜2H,m 元素分析(%) CHNF 計算値  78,85 5.67 6.57 8.91
実測値  78,69 5.81 6.45 9.04
実施例5 2−(2−フルオロフェニル)−3−(4−ピリジル)
−2−ブテンの合成 実施例4と同様にして4−エチルピリジン1.0gと0
−フルオロアセトフェノン1.3gから2−(2−フル
オロフェニル)−3−(4−ピリジル)−2−ブタノー
ル2.46g(収率100%)を得た。この物質を脱水
して目的とする2−(2−フルオロフェニル)−3−(
4−ピリジル)−2−ブテン(以下、化合物7と記すH
,6g(収率70%)を得た。この物質はガスクロマト
グラフィー分析によれば、シス体とトランス体の638
37の混合物であった。
以下に、分析結果を示す。
油状物質 IR(cm−’):2850〜3100,1590゜1
490.820,755 NMR(CDC/!3)δ(ppm) :  1.7〜
2.15゜6H,m;6.55〜7.15,6H,m;
8.1〜B、55. 2H,m 元素分析(%) CHNF 計算値  79.27 6.21 6.16 8.36
実測値  79,44 6.35 6.03  B、1
B実施例6 l−(2−フルオロフェニル)−2−(4−ピリジル)
−1−ブテンの合成 実施例4と同様にして、4−プロeルビリジン1.5g
と0−フルオロベンズアルデヒド1.54gから1−(
2−フルオロフェニル)−2−(4−ピリジル)−1−
ブタノール1.76g(収率58%)を得た。この物質
を脱水して、目的とする1−(2−フルオロフェニル)
−2−(4−ピリジル)−1−ブテン(以下、化合物8
と記す)1.6g(収率100%)を得た。この物質は
ガスクロマトグラフィー分析によれば、シス体とトラン
ス体の56:44の混合物であった。
以下に、分析結果を示す。
油状物質 IR(c+rす:2900〜3120,1615゜15
00.770 元素分析(%) CHNF 計算値  79.27 6.21 6.16 8.36
実測値  79,16 6.14 6.22 8.48
NMR(CDC乏、)δ(ppm) :シス体:1.0
7,3H,t (J=71(z);2.51. 2H,
q (J=7Hz)  ;6.5〜?、4. 7H。
m :8.40. 2 H,d d (J=4.5Hz
、  2Hz)トランス体:1.00,3H,t (J
=7七);2.63. 2H,q (J=7Hz)  
;6.5〜7.4. 7H。
m;8.50,2H,dd (J=4.5Hz、2Hz
)実施例7 l−(2−メチルフェニル)−2−(4−ピリジル)−
1−プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりにジエチル−2−メチルベンジルホス
ホネート1.87gを用いたこと、及び3−ア・セチル
ピリジン0.8gの代わりに4−アセチルピリジン0.
8gを用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い
、さらにシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し
て化合物0.09g(収率6.8%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(2−メチルフェニル)−2−(4−ピリジル)−1
−プロペンのトランス体(以下、化合物9と記す)であ
るこ止が同定された。
融点:51.3〜52.3℃ IR(cm−’):2B50〜3100.1598゜5
0O NMR(CDCj’+)δ(ppm):2.03.3H
,d(J=IHz):2.29,3H,S ;6.92
.IH。
brs ニア、09.4H,S ;7.23,2H,d
d(J=4Hz、2七)i7.46,2H,dd (J
=411z、2七) 元素分析(%) CHN 計算値  86.08 7,22 6.69実測値  
86,42 6,98 6.60実施例8 l−(2−トリフルオロメチルフェニル) −2−(4
−ピリジル)−1−プロペンの合成実施例1において、
ジエチル−4−クロロベンジルホスホネートの代わりに
、ジエチル−2−トリフルオロメチルベンジルホスホネ
ート2.30gを用いたこと、及び3−アセチルピリジ
ン0.8gの代わりに4−アセチルピリジン0.8gを
用いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、さら
にシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して化合
物1.05 g (収率60.3%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(2−1−リフルオロメチルフェニル)−2−(4−
ピリジル)−1−プロペンのシス体とトランス体の75
 : 25の混合物(以下、化合物10と記す)である
ことが同定された。
油状物質 IR(cl’):2900〜3100,1602゜NM
R(CDCf’+)δ(ppm) :2゜33. 3H
,d(J=1.5Hz) ;6.94.  I H,b
rs ;7.06゜2H,dd (J=4七、1.5)
仕)i7.2〜7.6゜4H,m;8.49. 2H,
dd (J=4Hz、 1.5Hz)(以上、シス体) 2.14,3H,s ;7.2〜7.8,5H,m;8
.69゜2H,dd (411z、 1.5&)  (
以上、°トランス体)元素分析(%) CHF     N 計算値  68,44 4.59 21.65 5.3
2実測値  68.16 4.80 21.71 5.
33実施例9 l−(4−トリフルオロメチルスルホニルフェニル)−
2−(4−ピリジル)−1−プロペンの合成 ジエチル−4−トリフルオロメチルスルホニルベンジル
ホスホネート2.7gおよび4−アセチルピリジン0.
8gを用い、他は実施例1と同様にして1−(4−トリ
フルオロメチルスルホニルフェニル)−2−(4−ピリ
ジル)−1−プロペンのトランス体(以下化合物11と
記す)を0.26g(収率12%)得た。このものの分
析結果を以下に示す。
融点:5B、5〜59.3℃ IR(Ω−’):2900〜3100,1600゜NM
R(CDCl2)δ(ppm):2.16 、 3 H
d (J−1,5Hz) ;7.0 B、  I H,
br s;7.15〜7.55,6H,m;8.62,
2H,dd  (J=1.5Hz。
IHz) 元素分析(%) CHNF      S 計算値 55.05 3.69 4.27 17.42
  9.80実測値 54.77 3.81 4.30
 17.28 10.02実施例10 1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−(4−
ピリジル)−1−プロペンの合成実施例1において、ジ
エチル−4−クロロベンジルホスホネートの代わりに、
ジエチル−3−トリフルオロメチルベンジルホスホネー
)2.30gを用いたこと、及び3−アセチルピリジン
0.8gの代わりに4−アセチルピリジン0.8gを用
いたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、さらに
シリカカラムクロマトグラフィーにより精製して化合物
0.56g(収率32.2%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NM′R)および元素分析により
1−(3−)リフルオロメチルフェニル)−2−(4−
ピリジル)−1−プロペンのトランス体(以下、化合物
12と記す)であることが同定された。
融点:3B、8〜40.7°C IR(cm−リ:2B50〜3100,1600゜50
O NMR(CDCj’+)δ(ppm):2.18. 3
1(、d(J=IHz) ;6−88.I H,brS
 ;7.17,2H。
d d(J=5セ、  IHz) ;7.39〜7.6
1. 4 H。
m;8.53,2H,dd  (J=5Hz、  11
(z)元素分析(%) CHFN 計算値  68,44 4.59 21.65 5.3
2実測値  68.62 4.45 21.71 5.
34実施例11 1−(2,4−ジフルオロフェニル) −2−(4−ピ
リジル)−1−プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりに、ジエチル−2,4−ジフルオロベ
ンジルホスホネー)2.05gを用いたこと、及び3−
アセチルピリジン0.8gの代わりに4−アセチルピリ
ジン0.8gを用いたこと以外は、実施例1と同様の操
作を行い、さらにシリカカラムクロマトグラフィーによ
り精製して化合物1.02g(収率44.5%)を得た
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(JR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(4−ピリジ
ル)−1−プロペンのトランス体(以下、化合物13と
記す)であることが同定された。
油状物質 IR(cm−’):2850〜3100,1620゜1
595.1505 NMR(CDCf、)δ(ppm) :2.1・5,3
H,d(J= IHz) ;6.45〜?、2. 4 
H,m ;7.26゜2H,dd (J=41(z、2
Hz);8.49.2H。
dd(J=4Hz、2Hz) 元素分析(%) CHFN 計算イ直    72.7 2  4.7 9   1
6.4 3  6.0 6実測値  72.94 4.
47 16.52 6.07実施例12 1− (2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル
)−2−(4−ピリジル)−1−プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりに、ジエチル−2,3゜4.5.6−
ペンタフルオロベンジルホスホネート2.47gを用い
たこと、及び3−アセチルピリジン0.8gの代わりに
4−アセチルピリジン0.8gを用いたこと以外は、実
施例1と同様の操作を行い、さらにシリカカラムクロマ
トグラフィーにより精製して化合物0.70g(収率3
7.1%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
− (2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)
−2−(4−ピリジル)−1−プロペンのシス体とトラ
ンス体の82 :18の混合物(以下、化合物14と記
す)であることが同定された。
融点:60.4〜62.2℃ IR(cm−’):2B50〜3100.1655゜1
602.1502 N M R(CD CIA 3)δ(ppm):2.2
7 、 3 H,d(J=IHz);6.20.LH,
q(J=IHz);6.92゜2H,dd(J=41(
z、1Hz):8.43.2H。
dd(J=4)仕、 1セ) 元素分析(%) CHF     N 計算値  58.96 2.83 33.31 4.9
1実測値  58.97 2.59 33.53 4.
91実施例13 1−(2−フルオロフェニル)−2−(3−ピリジル)
−!−プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりに、ジエチル−2−フルオロベンジル
ホスホネー)1.91°gを用いたこと以外は、実施例
1と同様の操作を行い、さらにシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して化合物0.79g(収率55.
8%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素骨Frにより
1−(2−フルオロフェニル)−2−(3−ピリジル)
−1−プロペンのトランス体(以下、化合物15と記す
)であることが同定された。
油状物質 IR(cm−’):2B50〜3100,1600゜5
0O NMR(CDCj2.)δ(ppm):2.10. 3
 H,d(J=IHz) ;6.73.  I H,b
rs ;6.85〜7.45゜5H,m;7.67、 
 IH,dt (J=71rz、  IHz)i8.4
2.IH,dd (J=4Hz、IHz);8.69゜
I H,d (J=2Hz) 元素分析(%) HFN 計算値  78.85 5.67  B、91 6.5
7実測値  79.09 5.46 8.90 6.5
5実施例14 1− (2−トリフルオロメチルフェニル)−2−(3
−ピリジル)−1−プロペンの合成実施例1において、
ジエチル−4−クロロベンジルホスホネートの代わりに
、ジエチル−2−トリフルオロメチルペンジルホスホネ
ー)2.30gを用いたこと以外は、実施例1と同様の
操作を行い、さらにシリカカラムクロマトグラフィーに
より精製して化合物t、x5g(収率66.1%)を得
た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
− (2−)リフルオロメチルフェニル)−2−(3−
ピリジル)−1−プロペンのシス体とトランス体の80
:20の混合物(以下、化合物16と記す)であること
が同定された。
油状物質 IR(cl’):2B80〜3150,1620゜50
O NMR(CDCI!、+)δ(ppm):2.19. 
3 H,d(J= IHz);6.65〜?、75. 
7 H,m ;8.22〜8.3B、2H,m 元素分析(%) CHF     N 計算値  68.44 4.59 21.65 5.3
2実測値  68.57 4.25 21.80 5.
38実施例15 1−(2−ビフェニル)−2−(3−ピリジル)−1−
プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりに、ジエチル−2−フェニルベンジル
ホスホネー)2.37gを用いたこと以外は、実施例1
と同様の操作を行い、さらにシリカカラムクロマトグラ
フィーにより精製して化合物1.17g(収率52.2
%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(2−ビフェニル)−2−(3−ピリジル)−1−プ
ロペンのトランス体(以下、化合物17と記す)である
ことが同定された。
油状物質 IR(cv+−’):2B50〜3150,1600゜
1500.148O NMR(CDCI、)δ(ppm):2.12 、 3
 H,d(J=1七);6.62.LH,q(J=1七
)i7.07゜IH,dd(J=8Hz、4Hz);7
.30,9H。
s ;7.52.IH,dd(J=8Hz、II(z)
i8.37゜IH,dd (J=41(z、IHz);
8.57.IH。
d(J=IHz) 元素分析(%) HN 計算値  8B、52 6.31 5.16実測値  
8B、41 6.54 5.05実施例16    ゛ 1− (3−1−リフルオロメチルフェニル) −2−
(3−ピリジル)−1−プロペンの合成実施例1におい
て、ジエチル−4−クロロベンジルホスホネートの代わ
りに、ジエチル−3−トリフルオロメチルベンジルホス
ホネー)2.30gを用いたこと以外は、実施例1と同
様の操作を行い、さらにシリカカラムクロマトグラフィ
ーにより精製して化合物0.67g(収率38.5%)
を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−(3−ピ
リジル)−1−プロペンのトランス体(以下、化合物1
8と記す)であることが同定された。
油状物質 IR(cm−’):2850〜3100,1600゜5
0O NMR(CD(1,)δ(ppm):2.18. 3 
H,d(J−IHz);6.74.IH,q(J=IH
z);7、1 B、  l H,d d(J=511z
、  4Hz) ニア、34〜7.56゜4H,m;7
.67、LH,dt(J=5Hz、IHz);8.44
.IH,dd (J=4Hz、IHz);8.6B。
IH,d(J=IHz) 元素分析(%) CHF     N 計算値  68,44 4.59 21.65 5.3
2実測値  68.67 4.30 21.71 5.
32実施例17 1− (2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル
)−2−(3−ピリジル)−1−プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりに、ジエチル−2,3゜4.5.6−
ペンタフルオロベンジルホスホネート2.47gを用い
たこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、さらにシ
リカカラムクロマトグラフィーにより精製して化合物0
.89g(収率46.2%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
− (2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)
−2−(3−ピリジル)−1−プロペンのシス体とトラ
ンス体の85:15の混合物(以下、化合物19と記す
)であることが同定された。
油状物質 IR(cm−’):2B50〜3100,1655゜1
595.150O N M R(CD Cl 3)δ(ppm):2.28
 、 311.  d(J=IHz);6.18.IH
,q(J=IHz);7.10.  IH,dd (J
=8Hz、  5Hz)  ;7.41゜dt(J=8
Hz、2J(z);8.27.IH,d(J=2Hz)
 ;8.40.  d d (J=5)[z、  2H
z)元素分析(%) CHF     N 計算値  58.96 2.83 33.31 4.9
1実測値  59.16 2.75 33.19 4.
90実施例18 1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(4−ピリジ
ル)−1−プロペンの合成 実施例1において、ジエチル−4−クロロベンジルホス
ホネートの代わりに、ジエチル−2,4−ジクロロベン
ジルホスホネート2.34gを用いたこと、及び3−ア
セチルピリジン0.8gの代わりに4−アセチルピリジ
ン0.8gを用いたこと以外は、実施例1と同様の操作
を行い、さらにシリカカラムクロマトグラフィーにより
精製して化合物0.84g(収率49.0%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−(2,4〜ジクロロフエニル)−2−(4−ピリジル
)−1−プロペンのトランス体(以下、化合物20と記
す)であることが同定された。
融点ニア2.1〜73.2°C I R(cm−’): 2 B 80〜3100,16
00゜48O NMR(CDCffi3)δ(ppm):2.07 、
 3 H,d(J = 11仕);6.87.IH,(
1(J=11仕);?、16,2H,d(J=1ル);
7.29,2H。
dd(J=5Hz、IHz)ニア、34.IH。
d(J=IHz);7.50,2H,dd(J=51[
z、IHz)元素分析(%) CHci    N 計算値  63.66 4.20 26.84 5.3
0実測値  64.09 4.09 26.57 5.
24実施例19 1−クロロ−1−(2−フルオロフェニル)−2−(4
−ピリジル)−1−プロペンの合成1−(2−フルオロ
フェニル)−2−(4−ピリジル)プロパン−1−オン
1.0 g (4,65ミリモル)と五塩化リン1.0
g(4,8ミリモル)にオキシ塩化リンldを加え、1
00℃で1時間加熱した。
冷却後、オキシ塩化リンを減圧下に留去し、水を加えた
。炭酸ナトリウムでアルカリ性にし、酢酸エチルで抽出
し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。
減圧下に酢酸エチルを留去したところ、赤褐色のオイル
1.05gが得られた。
シリカゲルクロマトグラフィー及び再結晶により精製し
、白色固体0.65g(収率56.5%)を得た。
得られた化合物は、赤外線吸収スペクトル(IR)、核
磁気共鳴スペクトル(NMR)および元素分析により1
−クロロ−1−(2−フルオロフェニル) −2−(4
−ピリジル)−1−プロペンのトランス体(以下、化合
物21と記す)であることが同定された。
融点:100.9〜102.5°C IR(c+r’):2880〜3120.1605゜5
0O NMR(CDCII)δ(ppm):2.25. 3 
H,s ;6.70〜7.40. 6H,m;8.27
. 2H,dd(J = 5 t(z、  1 !Iz
)元素分析(%) CHCf    F    N 計算値 67.89 4.4 B  14.31 7.
6 ’7 5.65実測値 68.09 4.32 1
4.29 7.66 5.64実施例20 1−(3−ヨードフェニル)−2−(4−ピリジル)−
1−プロペンの合成 ジエチル−3−ヨードベンジルホスホネート2.7gお
よび4−アセチルピリジン”0.8gを用い、他は実施
例1と同様にして1−(3−ヨードフェニル) −2−
(4−ピリジル)−1−プロペン(以下化合物22と記
す)を1.1g(収率52%)得た。このものの分析結
果を以下に示す。
油状物質 IR(cm−’):2890〜3100,1600゜N
MR(CDCjl’+)δ(ppm):2.24 、 
3 H,d(J=1.51(z)  ;6.89.  
I H,br s;6.95〜7.8゜6H,m;8.
59,2H,dd(J=1.5Hz、2Hz)元素分析
(%) CHN    1 計算値  52.36 3.76 4.36 39.5
2実測値  52.40 3.91 4.52 39.
27実施例21 1−(4−フルオロフェニル)−2−(3−ピリジル)
−1−プロペンの合成 ジエチル−4−フルオロベンジルホスホネート1.85
gおよび3−アセチルピリジン0.8gを用い、他は実
施例1と同様にして1−(4−フルオロフェニル) −
2−(3−ピリジル)−1−プロペンのトランス体(以
下化合物23と記す)を0.89g(収率63%)得た
。このものの分析結果を以下に示す。
油状物質 IR(cm−’):2B80〜3100,1610゜N
MR(CDCf、)δ(ppm):2.25. 3H,
d(J=1.5Hz)  ;6.80.  I H,b
r s;6.85〜7.4゜5H,m;7.77、  
LH,dt(J=811z、  2Hz);8.52.
  IH,dd(J=5tlz、  211z);8.
77゜IH,d(J=2Hz) 元素分析(%) HNF 計算値  78.85 5.67 6.57 8.91
実測値  79.10 5.2B  6.60 9.0
1実施例22 1−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−ピリジ
ル)−1−プロペンの合成 2.6−シクロロペンズアルデヒ”Fl、9gおよび4
−エチルピリジン1.16 gを用い、他は実施例4と
同様にして1−(2,6−ジクロロフェニル”)−2−
(4−ピリジル)−1−プロパツール3.06g(収率
100%)を得た。この物質を脱水して、目的とする1
−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−ピリジル
)−1−プロペンのトランス体(以下化合物24と記す
)を0.37g(収率13%)得た。このものの分析結
果を以下に示す。
油状物質 IR(cm−’):2B80〜3100.1602゜N
MR(CDC7!ff)δ(ppII+):1.91.
 3H,d(J=1.5Hz);6.78.IH,br
s;7.0〜?、5゜6H,m;8.61. 2H,d
d(J=511z、  2Hz)元素分析(%) CHN    C1 計算値  63.66 4.20 5.30 26.8
4実測値  63,81 3.91 5.31 26.
97実施例23 1−(4−ピリジル)−2−(4−t−ブチルフェニル
)−1−プロペンの合成 p−t−ブチルアセトフェノン1.9gおよび4−メチ
ルピリジン1.0gを用い、他は実施例4と同様にして
1−(4−ピリジル) −2−(4−t−7’チルフエ
ニル)−2−プロパツール2.42g(収率90%)を
得た。この物質を脱水して、目的とする1−(4−ピリ
ジル)−2−(4−t−7’チルフエニル)−1−プロ
ペンのトランス体(以 下体合物25と記す)を0.8
4g(収率37%)得た。このものの分析結果を以下に
示す。
M重点 :1023 〜103.3  °CI R(c
m−’): 285°O〜3100.1601゜NMR
(CDCjl!、)δ(ppm):1.31. 9H,
s ;2.2B、3H,d(J=1.5Hz);6.7
0.IH。
brs;7.20,2H,dd(J=5Hz、211z
);7.41,4H,s ;8.59,2H,dd(J
=511z。
211z) 元素分析(%) HN 計算値  86.01 8.42 5.57実測値  
85.78  B、51 5.71実施例24 1−(4−ピリジル)−2−(4−トリフルオロメチル
フェニル)−1−プロペンの合成p−トリフルオロメチ
ルアセトフェノン2.0gおよび4−メチルビリジン1
.0gを用い、他は実施例4と同様にして1−(4−ピ
リジル)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−
2−プロパツール3.0g(収率100%)を得た。
この物質を脱水して、目的とする1−(4−ピリジル)
 −2−(4−)リフルオロメチルフェニル)−1−プ
ロペンのトランス体(以下化合物26と記す)を2.0
g(収率67%)得た。このものの分析結果を以下に示
す。
油状物質 IR(印−’):2900〜3150.1610゜50
O NMR(CDCj!3)δ(ppm):2.31. 3
H,d(J=1.5Hz)  ;6.7 B、  I 
H,br S;7.24゜2H,dd(J=511z、
2Hz);7.62,4H。
s :8.62.  IH,dd(J−5Hz、  2
+1z)元素分析(%) HNF 計算値  68.44 4.59 5.32 21.6
5実測値  6B、52 4.75 5.25 21.
48実施例25 2−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(4−ピリジ
ル)−2−ブテンの合成 3.4−ジクロロアセトフェノン2.0gおよび4−エ
チルピリジン1.16 gを用い、他は実施例4と同様
にして2−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(4−
ピリジル)−2−ブタノール3、og(収率100%)
を得た。この物質を脱水して、目的とする2−(3,4
−ジクロロフェニル)−3−(4−ピリジル)−2−ブ
テンのシス体(以下化合物27と記すH,2g”(収率
40%)およびトランス体(以下化合物28と記すN、
26g(収率42%)を得た。このものの分析結果を以
下に示す。
油状物質 IR(cm〜’):2B80〜3100.1600゜4
8O NMR(CDCIs”)δ(ppm):2.07. 6
 H,s ;6.55〜7.15,5H,m;8.28
.2H,dd(J = 5 Hz、  211z) 元素分析(%) CHN    Cff1 計算値  64.77 4.71 5.03 25.4
9実測値  64.56 4.83 5.10 25.
59(以上、シス体(化合物27)) 油状物質 IR(cm−’):2880〜3100,1605゜N
MR(CDCI23)δ(ppm):1.85. 6 
H,s ;6.95〜?、5,5H,m;8.54,2
H,dd(J = 5 tlz、  2 fiz)元素
分析(%) CHN    Cf 計算値  64.77 4.71 5.03 25.4
9実測値  64.68 4,56 5.18 25.
57(以上、トランス体(化合物28)) 実施例26 1−(4−ピリジル)−2−(4−クロロフェニル−3
,3,3−)リフルオロ−1−プロペンの合成 200 mllのフラスコ中にジイソプロピルアミン2
.93g(29ミリモル)とテトラヒドロフラン15m
1を入れ、−50°Cに冷却した。これに窒素気流下に
n−ブチルリチウム(15%n−ヘキサン溶液)20戚
(31,9ミリモル)を加え、10分撹拌後、4−メチ
ルピリジン2.7g(29ミリモル)のテトラヒドロフ
ラン溶液を滴下した。
−50°Cで30分撹拌した後、反応温度を徐々に上げ
、−10“Cに30分保持した後、再び一50°Cに冷
却した。2,2.2−トリフルオロ−4′−クロロアセ
トフェノン6.0g(29°ミリモル)のテトラヒドロ
フラン溶液を滴下し、−50°Cで30分攪拌した後、
室温にもどした。次に、水を加え、テトラヒドロフラン
を減圧下に留去し、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に
溶媒を留去して4.72g(収率54.6%)のアルコ
ール体を得た。
このアルコール体4.5g(15ミリモル)と塩化チオ
ニル4g(33,6ミリモル)を混合し、油浴で100
℃に2時間加熱した。反応後、冷却し、過剰の塩化チオ
ニルを減圧下に留去し、水を加え、炭酸ナトリウムでア
ルカリ性にした。酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に酢
酸エチルで留去し、得られた油状物質をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、1.36g(収
率32%)の目的化合物を得た。
得られた化合物は、下記の分析結果から1−(4−ピリ
ジル)−2−(4−クロロフェニル−3,3,3−)リ
フルオロ−1−プロペンのトランス体(以下、化合物2
9と記す)であることが同定された。
油状物質 IR(cm−’):2850〜3070,1607゜N
MR(CDCjl’+)δ(ppm):6.88. 2
H,dd(J=5Hz、  2Hz)  ;7.1〜7
.45.5 H,m ;8.46. 2 H,d d(
J=5Hz、  2Hz)元素分析(%) CHN      Cjl!      F計算値 5
9.28 3.19 4.93 12.50 20.1
0実測値 59.04 3.4 )  5.04 12
.65 19.86実施例27 1−(4−ピリジル) −2−(4−メトキシフェニル
)−3,3,3−1−リフルオロ−1−プロペンの合成 4−メチルピリジン2.7g(29ミリモル)と2.2
.2−1−リフルオロ−4′−メトキシアセトフェノン
5.9g(29ミリモル)を実施例26と同様に反応さ
せて3.79g(収率44%)のアルコール体を得た。
このアルコール体3.79g(12,8ミリモル)を塩
化チオニル4gを用いて実施例26と同様にして脱水し
、生成物を精製し、0.79g(収率22%)の目的化
合物を得た。
得られた化合物は、下記の分析結果から1−(4−ピリ
ジル”)−2−(4−メトキシフェニル)−3,3,3
−)リフルオロ−1−プロペンのトランス体(以下、化
合物30と記す)であることが同定された。
油状物質 I R(cm−’): 2850〜3100,1611
゜NMR(CD(1/!、)δ(ppn+):3.83
 、 3 H。
3H,S ;  6.7〜7.4. 7H,m;8.4
1゜2H,dd(J=5Hz、2Hz) 実施例28 1−(4−ピリジル)−2−フェニル−3,3゜3−ト
リフルオロ−1−プロペンの合成4−メチルピリジン2
.7g(29ミリモル)と2.2.2−1−リフルオロ
アセトフェノン5.0g(29ミリモル)を実施例26
と同様に反応させて7.7g(収率100%)のアルコ
ール体を得た。
このアルコール体4.0g(15ミリモル)を塩化チオ
ニル4gを用いて実施例26と同様にして脱水し、生成
物を精製して化合物3.4g(収率91%)を得た。
得られた化合物は、下記の分析より1−(4−ピリジル
)−2−フェニル−3,3,3−1−リフルオロ−1−
プロペンのトランス体(以下、化合物31と記す)であ
ることが同定された。
油状物質 IR(cm−’):2960〜3150,1612゜5
1O NMR(CD(1,)δ(ppm):6.73 、 2
 H。
d d(J =5)!z、  2Hz) ;7.0〜7
.4. 6 H,m ;8.27. 2H,dd(J=
511z、  211z)元素分析(%) CHN″  F 計算値  67.47 4.04 5.62 22.8
7実測値  67.63 3.96 5.85 22.
65試験例1 モモアカアブラムシに対する効果 ダイコンの葉にモモアカアブラムシの幼虫ヲ寄生させ、
各供試化合物の濃度500ppmの薬液にダイコン葉と
共にモモアカアブラムシの幼虫を2〜3秒間浸漬した。
その後、この葉を水の入った三角フラスコに入れ、25
°Cの恒温室内に放置した。処理48時間後に幼虫の生
死を判定し、死出率を算出した。結果を下記の第1表に
示す。
比較のため、米国特許第2,427.286号明細書に
記載されている4−スチリルピリジンを用いて同様の試
験を行った。
試験例2 トビイロウンカに対する効果 各供試化合物の濃度500 ppmの薬液に長さ10c
mに切り取ったイネの茎を1分間浸漬し、風乾後、水の
入った試験管に入れ、トビイロウンカの幼虫(3令)を
放飼し、綿栓をし、25°Cの恒温室内に放置した。供
試7日後に幼虫の生死を判定し、死出率を算出した。結
果を下記の第1表に示す。
比較のため、米国特許第2.427.286号明細書に
記載されている4−スチリルピリジンを用いて同様の試
験を行った。
第1表 第 1 表(つづき) * 4−スチリルピリジン(トランス体)〔発明の効果
〕 叙上の如く、本発明の新規ピリジン誘導体およびその塩
は、強力な殺虫・殺ダニ作用を示す。したがって、本発
明によれば、新規ピリジン誘導体およびその塩を含む優
れた殺虫・殺ダニ剤を提供することができる。しかも本
発明の殺虫・殺ダニ剤は、従来公知のものと構造が異な
るので、その作用も異なり、殊に、抵抗性種が出現して
いる害虫の防除に有効である。その上、分解が速く、施
用俊速やかに分解し、残留性、蓄積性の問題を引き起こ
すおそれがない。
それ故、本発明の殺虫・殺ダニ剤は、農園芸における害
虫の防除に有効かつ幅広い利用が期待される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基
    、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロア
    ルキル基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、フェニル
    基、炭素数1〜4のアルキル置換フェニル基、ハロゲン
    置換フェニル基あるいは炭素数1〜4のハロアルキルス
    ルホニル基を示し、R^1およびR^2はそれぞれ水素
    原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素
    数2〜4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基
    、炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアル
    コキシ基あるいは炭素数1〜4のハロアルコキシ基を示
    す。また、nは1〜5の整数であり、nが2以上のとき
    は各Xは同じであっても異なってもよい。ただし、下記
    の[1]または[2]を満たすことを条件とする。 [1]Xが塩素原子または臭素原子であり、かつnが1
    であるときは、R^1およびR^2は少なくとも一方が
    水素原子、メチル基以外の置換基を示す。 [2]Xが塩素原子または臭素原子であり、かつnが2
    〜5またはXが塩素原子、臭素原子以外の置換基である
    ときは、R^1およびR^2は少なくとも一方が水素原
    子以外の置換基を示す。〕 あるいは一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基
    、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロア
    ルキル基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、フェニル
    基、炭素数1〜4のアルキル置換フェニル基、ハロゲン
    置換フェニル基あるいは炭素数1〜4のハロアルキルス
    ルホニル基を示し、R^1およびR^2はそれぞれ水素
    原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素
    数2〜4のアルケニル基、炭素数2〜4のアルキニル基
    、炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアル
    コキシ基あるいは炭素数1〜4のハロアルコキシ基を示
    す。また、nは1〜5の整数であり、nが2以上のとき
    は各Xは同じであっても異なってもよい。ただし、R^
    1およびR^2は、少なくとも一方が水素原子以外の置
    換基を示す。〕 で表わされるピリジン誘導体あるいはその塩。
  2. (2)請求項1記載のピリジン誘導体あるいはその塩が
    シス体、トランス体あるいはこれらの混合物であるピリ
    ジン誘導体あるいはその塩。
  3. (3)請求項1記載のピリジン誘導体あるいはその塩を
    有効成分とする殺虫・殺ダニ剤。
JP6744689A 1988-03-23 1989-03-22 ピリジン誘導体および該誘導体を有効成分とする殺虫・殺ダニ剤 Pending JPH01316359A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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