JPH01316171A - 循環式ブラスト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ブラスト装置の改良に関するものである。

（従来の技術） 従来、第５図に示す様な循環式のブラスト装置が提案さ
れている（実開昭４８−９５２８９）　、該ブラスト装
置は、キャビネット（１）内のブラスト室（１１）に研
掃材の噴射ノズル（２）を配備すると共に、ブラスト室
（１１）の底部に回収循環機ｆｉｌ（３）を連結し、該
機構（３）によって回収した研掃材を噴射ノズル（２）
へ供給するものである。又、ブラスト室（１１）の背部
には、フィルター（４０）を介して、濾過器（６３）を
具えた集塵室（６４）が連結され、該集塵室の出口に排
気装置（７）を配備して、濾過済み空気を排気口（７１
）から外部へ排出する。

上記ブラスト装置に於いては、研掃材はフィルター（４
０）にて止められ、回収循環機構（３）へ落下し、噴射
ノズル（２）へ再供給される。又、被研掃物に衝突して
粉砕されたｖ＆、ａｌな研掃材、被研掃物から削り収ら
れた錆等（以下、これらを粉塵という）は、フィルター
（４０）を通過した後、集塵室（６４）にて回収され、
廃棄される。

（解決しようとする課題） ところが、近年の金属表面処理技術の高度化に伴って、
微細研掃材が使用されることがあり、この様な状況下、
第５図のブラスト装置に於いては次の様な問題が生じて
いた。

即ち、従来は研掃材が比較的荒いものであったから、適
度な細かさのフィルター（４０）を装備することにより
、再利用可能な研掃材と粉塵とを略完全に分離出来、研
掃材を循環使用することが出来た。

しかし、研掃材の微細化によって、微細研掃材は空気流
と共に流れてフィルター（４０）を容易に通過し、集塵
室（６４）に達してしまった。集塵室（６４）では研掃
材は粉塵と一緒に濾過器（６３）の表面に残り、集塵室
下方に設けたホッパーへ落ちて粉塵と一緒に廃棄された
。そのため、高価な研掃材の消費が著しく、コスト高を
招来した。

この問題に対してフィルター（４０）の目を細かくする
ことも考えられるが、この様なフィルターは短時間の使
用によって目詰りを起こすから、頻繁にフィルター交換
を行なわねばならず、連続運転が出来ない問題があった
。

本発明の目的は、微細な研掃材を使用した場合にも、研
掃材の再利用率を上げることが出来、然も従来の如き頻
繁なフィルター交換は不要であるブラスト装置を提供す
ることである。

（課題を解決する為の手段） 出願人は上記目的を達成するべく、ブラスト装置に対す
る種々の改造を試みた結果、研掃材と粉塵とを分離する
為のスクリーン装置に対し、新規なスクリーン支持構造
を採用し、スクリーンの反転によってスクリーン表面に
１寸着堆積した粉塵を分離することに成功し、本発明の
完成に至った。

即ち、−ａ的なフィルター構造に於いては、フィルター
は濾過室に固定され、フィルターを通過する排気の流れ
は一方向のみで、排気が逆流することはないが、本発明
に於いては、従来の固定フィルターに替えて、反転可能
なスクリーンをブラスト室に装備し、反転前後に於ける
排気流がスクリーンに対し逆向きとなる様に構成したの
である。

本発明に係る循環式ブラスト装置に於いて、ブラスト室
（１１）には、室内の粉塵の通過を許容し且つ研掃材の
通過を阻止するスクリーン（４１）が反転可能に配備さ
れ、該スクリーン（４１）は反転機構（５）に連繋して
いる。又、スクリーン（１１）の後部に形成した排気路
は集塵装置（６）へ接続される。

（作　用） ブラスト室（１１）内に噴射された研掃材は、スクリー
ン（４１）を通過することなく、回収循環ｉ構（３）を
経て噴射ノズル（２）へ供給される。一方、ブラスト室
（１１）内の粉塵はスクリーン（４１）を通過し、集塵
袋Ｗ（６）にて回収される。

スクリーン（４１）の濾過面に粉塵が付着堆債し、濾過
作用に支障を来す状況になった時点で、反転機ｆｆ１（
５）を動作させ、スクリーン（４１）を反転させる。こ
の結果、粉塵が付着した濾過面は、ブラスト室（１１）
ｖｌから集塵装置ｌ１１（６）へ反転することとなる。

従って、スクリーン（４１）を通過する排気流によって
、前記粉塵は濾過面がら分離され、集塵装置へ送られて
、回収されることになる。

（発明の効果） ・　本発明に係るブラスト装置によれば、微細研掃材に
会わせて目の細かいスクリーン（４１）を装備した場き
に於いても、適時にスクリーン（４１）を反転させるこ
とにより、スクリーン（４１）の目詰りを事前に防止出
来る。従って、従来の如き頻繁なフィルター交換は不要
であり、然も高い研掃材利用率が達成される。

（実施例） 第１図乃至第４図は、本発明に係る循環式ブラスト装置
の一実施例を示している。

実施例は本発明を説明するためのものであって、特許請
求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様
に解すべきではない。

第１図に示す様に、作業キャビネット（１）の前面には
、研掃状暦を観察する為の覗き窓（１２）及びブラスト
室（１１）内に両手を挿入する為の一対の作業袖口（１
３）　（１３）が設けられている。

作業キャビネットく１）の背部には、佳切り壁を隔てて
排気路（１５）が形成され、更に該排気路（１５）の背
部に集塵装置（６）が配備される。

ブラスト室＜１１）には、高さ調節可能な支持部材（２
１）によって噴射ノズル（２）が支持され、ブラスト室
（１１）の底部には、被研掃物を載置する為のテーブル
（１４）が設置される。該テーブル（１４）には、研掃
材は通過させるが研掃によって生じた比較的大なる剥離
物を受は止める様、適度な大きさの孔が格子状に開設さ
れている。

前記テーブル（１４）の下方に回収循環機構（３）が連
結される。該機構（３）は、第３図に示す如くシュート
（３１）の下端部にプラストタンク（３２）を接続し、
該プラストタンク（３２）の上部には、ニアコンプレッ
サー（図示省略）に連繋する給気母管（９〉が接続され
、圧力空気によってタンク内の研掃材を下圧している。

又、プラストタンク（３２）の下端部に設けた研掃材排
出口と、前記給気ｎ管（９）から分岐した圧力空気管（
９１）とが、混合バルブ（３３）にて互いに連結され、
該混合バルブ（３３）の出口に研掃材供給ホース（２２
）が接続されている。供給ホース（２２〉は前記ブラス
ト室（１１）の噴射ノズルく２）に連結する。

従って、プラストタンク（３２）から混合パル　ブ（３
３）へ供給された研掃材は、混合バルブ（３３）にて圧
力空気と混きされ、供給ホース（２２）を経て噴射ノズ
ル（２）へ圧送される。

又、回収循環機構（３）には、噴射ノズル（２）への研
掃材の供給を制御する為の制御機構（８１）が装備され
、該制御機構に設けたフットペダル（８）の踏込み繰作
によって、研掃材と圧力空気との混合流を噴射ノズルへ
供給するＯＮ状態と、圧力空気のみを供給する５ＴＯＰ
状態と、研掃材及び圧力空気の両方の供給を停止するＯ
ＦＦ状態とが設定可能である。

第１図乃至第４図に示す様に、ブラスト室（１１）の上
部にスクリーン装置（４）が配備される。該スクリーン
装置（４）は、直方体状のハウジング（４２）の下方開
口部に、扁平な四角形の濾過スクリーン（４１）を回転
可能に配備し、該スクリーン（４１）の中央部に固定し
たシャフト（５２）をキャビネット壁に回転自由に架設
している。従って、スクリーン（４１）はシャフト（５
２）を中心にして１８０度の反転が可能である。又、ハ
ウジング（４２）の開口縁には、スクリーン（４１）先
端に当接可能な帯状のゴム製シール部材（４５）　（４
５）が取り付けられている。尚、スクリーン（４１）は
、空気及び微細な粉塵のみを通過させ、再利用可能な粒
径を有する研掃材の通過を阻止する様、目の細かいもの
を使用する。

前記シャフト（５２）の一端は、第３図の様に作業キャ
ビネット（１）の側部に設けたエアモータ（５１）に連
結されており、該エアモータを駆動制御してスクリーン
（４１）を反転させることが出来る。エアモータ（５１
）の制御回路は、タイマーによって定期的に反転指令を
発する様、或は濾過室（４３）とブラスト室（１１）と
の差圧を検出し、該差圧が所定値を越えたときに反転指
令を発する様、構成される。

ハウジング（４２）の上部には排気ダクト（４４）が接
続される。

作業キャビネット（１）の背部に、バッグフィルター（
６１）及びホッパー（６２）を具えた集塵装置（６）が
配備され、排気路（１５）の下方開口部がバングフィル
ター（６１）の入口に連通される。

更に集塵装置（６）の上部には、バッグフィルター（６
１）を通過した濾過済み空気を排気口（７１）から外部
へ排出する為の排気装置（７）が配備されている。

排気装置（７）の動作によって、プラス１〜室（１１）
の排気は、スクリーン装置（４）、排気ダクト（４４）
及び排気路（１５）を経て集塵装置（６）へ導かれる。

この際、スクリーン装置（４）は、研掃材の噴射方向と
は逆方向のブラスト室（１１）天井壁に収りけけられて
おり、然もハウジング（４２）の開口は排気ダク）−（
４４）よりも十分に広く形成されて、ハウジング内へ吸
い込まれる排気の流速は比較的低く設定されているから
、ブラスト室内に浮遊する粉塵のみがスクリーン装置（
４）の方向へ導かれ、再利用可能な研掃材は、その大部
分が下方のシュート（３１）へ落下する。

ブラスト室（１１）内の再利用可能な微細研掃材の一部
がスクリーン装置（４）へ向かう排気流に乗りた場合、
これらの研掃材はスクリーン（４１）に当たって跳ね返
され、回収循環機構（３）によって回収される。

又、スクリーン（４１）を通過した粉塵を含む排気は、
排気ダクト（４４）内で速度を増し、排気路り１５）を
下方へ流れた後、流れの方向を上向きに反転して、集塵
装置（６）へ向かう。方向転換の際、重い粉塵はホッパ
ー（６２）へ落下する。軽い粉塵は排気流に乗って上昇
するが、バッグフィルター（６１）にて止められ、バッ
グフィルター（６１）によりｒ過された空気のみが外へ
排出される。

上記ブラスト装置に於いては、前述の如く研掃材の再利
用率が高く、然も、自動的にスクリーン（４１）が反転
され、スクリーン（４１）の目詰りが防止されるので、
スクリーンを交換することなく、長期に亘って連続運転
を行なうことが出来る。

図面及び上記実施例の説明は、本発明を説明するための
ものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、
或は範囲を減縮する様に解すべきではない。

又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。

例えば、研掃材の回収循環機ｆｌＩ（３）には、プラス
トタンク（３２）内の研掃材を空気圧によって混合バル
ブ（３３）へ圧送する方式のみならず、混合バルブ（３
３〉の代わりにエジェクターを配備した吸引方式の採用
が可能である。

又、スクリーン装置（４）は、作業キャビネット（１）
に対して着脱可能に配備することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプラスト装置の要部を破断して示
す斜面図、第２図はスクリーン装置の拡大断面図、第３
図は第１図に示すブラスト装置の正面図、第４図は該ブ
ラスト装置の一部破断側面図、第５図は従来装置の断面
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ［１］作業キャビネット（１）内に設けたブラスト室（
   １１）に、研掃材の噴射ノズル（２）を配備すると共に
   研掃材回収循環機構（３）を連結し、該機構（３）によ
   って回収された研掃材は噴射ノズル（２）へ圧送され、
   ブラスト室（１１）の排気は集塵装置（６）へ送られる
   循環式ブラスト装置に於いて、ブラスト室（１１）には
   、室内の粉塵の通過を許容し且つ研掃材の通過を阻止す
   るスクリーン（４１）が反転可能に配備され、該スクリ
   ーン（４１）は反転機構（５）に連繋し、スクリーン（
   １１）の後部に形成した排気路が集塵装置（６）へ接続
   され、スクリーン（４１）を適時、反転させることによ
   り、スクリーンに付着した粉塵を排気流によって分離す
   ることを特徴とする循環式ブラスト装置、