JPH01315220A - 過電流保護回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高信輔度を要求される他励方式のスイッチング
レギュレータの過電流保護回路に関し、特に過電流発生
時の安全性と保守性の改善に関するものである。

〔従来の技術〕

従来この種の過電流保護回路としては、第２図のブロッ
ク図に示されるように、スイッチングレギュレータ３の
出力側に電流検出回路４を設け、その信号出力をラッチ
機能を有するスイッチングレギュレータ動作停止回路５
に入力し、この動作停止回路５の信号出力をスイッチン
グレギュレータ３に入力することにより、過電流が発生
した時のスイッチングレギュレータ３の動作を停止させ
、スイッチングレギュレータ３およびシステムの二次障
害等を防止していた。なお、１は入力端子、６は出力端
子、２は補助電源である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記の従来の過電流保護回路は、過電流
発生後も安全性を維持するためスイッチングレギュレー
タの動作の停止を保持する機能を持たせているため、ス
イッチングレギュレータの動作が一旦停止した場合にこ
の動作を復旧させるためには、−過電流の要因を除去し
た後、電源入力を一度オフすることにより動作停止回路
をリセットさせ、再度、電源入力をオンさせる必要があ
る。

このため、過電流発生後におけるスイッチングレギュレ
ータの動作の復旧に時間がかかるという課題を有してい
た。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
で、他励方式のスイッチングレギュレータの出力に接続
された第１の電流検出回路と、スイッチングレギュレー
タの動作を停止してこの停止状態を保持するスイッチン
グレギュレータ動作停止回路と、入力を安定化してスイ
ッチングレギュレータに供給する補助電源と、この補助
電源から出力される電流を検出する第２の電流検出回路
と、この第２の電流検出回路と出力端子との間に介挿さ
れたインピーダンス回路と、第２の電流検出回路から出
力される信号を入力して動作停止回路のラッチ機能を解
除するりセント回路とを備えたものである。

〔作　用〕

過電流によってスイッチングレギュレータの動作が停止
した後、補助電源により第２の電流検出回路とインピー
ダンス回路とを介して微小電流がスイッチングレギュレ
ータの負荷回路へ供給され、負荷回路のインピーダンス
は監視される。この負荷インピーダンスが正常に戻った
時にリセット回路によりスイッチングレギュレータ動作
停止回路の動作が解除されてスイッチングレギュレータ
の動作は自動的に復旧される。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して以下に説明する。

第１図は本発明の一実施例を表すブロック図である。

同図において、入力電圧は、入力端子１よりスイッチン
グレギュレータ３および第１の電流検出回路４を介して
スイッチングレギュレータ３の出力端子６に出力される
。スイッチングレギュレータ３の負荷回路に過電流が発
生した時には、第１の電流検出回路４から信号が出力さ
れ、この出力信号はスイッチングレギュレータ動作停止
回路５を介してスイッチングレギュレータ３に入力され
、スイッチングレギュレータ３の動作は停止され、かつ
、この停止は動作停止回路５の有するラッチ機能により
保持される。また、過電流発生時にはインピーダンス回
路８のインピーダンスは低下するため、入力端子１から
の入力電圧は、補助電源２を介してスイッチングレギュ
レータ３および第２の電流検出回路７に出力され、第２
の電流検出回路７からさらにインピーダンス回路８を介
してスイッチングレギュレータ３の出力端子６に出力さ
れる。また、第２の電流検出回路７の信号出力は、リセ
ット回路９を介してスイッチングレギュレータ動作停止
回路５に出力される。

なお、インピーダンス回路８は、スイッチングレギュレ
ータ３の負荷回路が正常な時には補助電源２から負荷回
路へ電流が供給されないようにするためのレベルシフト
機能を有し、また、スイッチングレギュレータ３の出力
端子６から電流を逆流させない機能も有する。

次に、このような構成における本実施例の動作について
説明する。

入力端子１に電圧が印加されると補助電源２で安定化さ
れた電圧によって他励方式のスイッチングレギュレータ
３はその動作を開始し、スイッチングレギュレータ３の
出力は第１の電流検出回路４を介して出力端子６へ出力
される。

ここで、スイッチングレギュレータ３の負荷電流が増加
し、第１の電流検出回路４で過電流を検出するとその信
号出力はスイッチングレギュレータ動作停止回路５へ入
力され、動作停止回路５はスイッチングレギュレータ３
の動作を停止させる。

スイッチングレギュレータ３が動作を停止して出力端子
６に電圧が出力されなくなると、補助電源２から第２の
電流検出回路７およびインピーダンス回路８を介してス
イッチングレギュレータ３の負荷回路に微小電流が供給
され、負荷インピーダンスの変化を第２の電流検出回路
７が監視する。

そして、負荷インピーダンスが正常に戻ると、第２の電
流検出回路７はこの変化を検出してリセット回路９を動
作させ、リセット回路９は動作停止回路５のラッチ機能
を解除して動作停止回路５の動作を停止させ、スイッチ
ングレギュレータ３の動作は再開される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、他励方式のスイッチング
レギュレータの出力に第１の電流検出回路を設け、その
信号出力をラッチ機能を有するスイッチングレギュレー
タ動作停止回路へ入力するとともに、補助電源の出力よ
り第２の電流検出回路とインピーダンス回路とを介して
スイッチングレギュレータの出力端子へ微小電流を供給
し、第２の電流検出回路の出力信号によりリセット回路
を介してスイッチングレギュレータ動作停止回路の動作
をリセットするようにしたことにより、負荷の異常時に
おける過電流に対してはスイッチングレギュレータの動
作が停止されて安全が確保され、さらに、負荷が正常に
戻った場合には自動的にスイッチングレギュレータの動
作が復旧されるという効果を有し、このため、負荷の異
常に対して安全性が高く、かつ、保守性の優れた過電流
保護回路を提供することが出来るという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路構成を表すブロック図
、第２図は従来の回路構成を表すブロック図である。 １・・・入力端子、２・・・補助電源、３・・・スイッ
チングレギュレータ、４・・・第１の電流検出回路、５
・・・スイッチングレギュレータ動作停止回路、６・・
・出力端子、７・・・第２の電流検出回路、８・・・イ
ンピーダンス回路、９・・・リセット回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 他励方式のスイッチングレギュレータとこの出力端子と
   の間に介挿された第１の電流検出回路と、この第１の電
   流検出回路から前記スイッチングレギュレータの負荷回
   路の異常時に出力される信号により前記スイッチングレ
   ギュレータの動作を停止してこの停止状態を保持するラ
   ッチ機能を有するスイッチングレギュレータ動作停止回
   路と、前記スイッチングレギュレータの入力を安定化し
   てこのスイッチングレギュレータに供給する補助電源と
   、この補助電源から出力される電流を検出する第２の電
   流検出回路と、この第２の電流検出回路と前記出力端子
   との間に介挿されて前記負荷回路の正常時にはインピー
   ダンスが高くなり前記負荷回路の異常時にはインピーダ
   ンスが低くなって前記補助電源から出力される電流を前
   記出力端子を介して前記負荷回路に供給するインピーダ
   ンス回路と、前記第２の電流検出回路から負荷回路の復
   旧時に出力される信号を入力して前記動作停止回路のラ
   ッチ機能を解除するリセット回路とから構成された過電
   流保護回路。