JP2000201426A - 保護継電装置 - Google Patents
保護継電装置Info
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- JP2000201426A JP2000201426A JP10377192A JP37719298A JP2000201426A JP 2000201426 A JP2000201426 A JP 2000201426A JP 10377192 A JP10377192 A JP 10377192A JP 37719298 A JP37719298 A JP 37719298A JP 2000201426 A JP2000201426 A JP 2000201426A
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Abstract
れた多機能集約形保護継電装置において、不良が発生し
た場合、保護機能を継続させる。 【解決手段】 複数個ある保護機能1,nの内で、保護
機能1に不良の発生したとき、当該不良発生した保護機
能1のみをロック(接点5を開放)し、健全な保護機能
nをそのまま保護機能を維持する。
Description
に常時監視手段と自動点検手段とからなる自動監視機能
を備えた保護継電装置に関する。
置は、常時は不動作で系統事故発生時には正しく動作す
ることが必要である。装置が誤った動作をした場合には
被保護設備の破壊か電力供給の中断を招く危険がある。
そのため、保護継電装置の誤動作を防止することは重要
である。
レー要素の入力がその動作レベルに達しない常時の状態
においては、常時監視手段によってリレーが誤動作して
いないかどうかが監視される。一方、リレー要素の入力
が動作レベル以上となった際にリレーが正しく動作する
か否かは、一定時間毎の自動点検によって動作レベル以
上の大きさの点検入力を印加することで点検される。
視機能を備え、保護継電装置の請う信頼度向上を図るこ
とが一般に行なわれている。自動監視によって不良が検
出されると、その不良の内容及び不良部位の判定が行な
われ、その内容に従い不良を表示して警報すると共に、
保護継電装置の出力回路部である引き外し回路をロック
(トリップロック)とし、装置が誤って動作することを
阻止する運用が一般に行なわれている。
装置内に複数の独立した保護装置を組み込んで夫々独自
の事故検出手段にて系統保護を実施する。当該各保護機
能中には主リレーとフェイルセーフリレーとが搭載され
ており、各々の保護機能は独立している。
として信頼度の高いハードユニット部位は各保護機能共
通で使用されることがある。しかしながら各保護機能が
独自に保有するハードユニットも存在する。
多機能集約形保護継電装置は、自動監視手段により装置
の不良が検出されると、その不良が表示されると共に装
置全体がトリップロックされる。そしてトリップロック
は運転員が不良を発生した装置に赴き、不良の復帰を確
認するまで継続される。そのため保護継電装置の稼働率
を下げることと系統が保護されない期間が生ずる。これ
は今後主流となるであろう多機能形保護継電装置にとっ
て大きな問題である。
たものであり、自動監視手段を備えた多機能集約形保護
継電装置において、不良が発生しその不良部位が特定保
護機能で使用する部位であった場合、健全な保護機能を
用いた保護を継続して行なうことの可能な保護継電装置
を提供することを目的としている。
に、本発明の[請求項1]に係る保護継電装置は、常時
監視又は自動点検により装置不良を検出した際、当該不
良部位に関係する保護機能部分はロックとし、それ以外
の保護機能は電力系統の保護を継続するようにした。
求項1]において、保護機能ロック部位は保護機能を構
成するいずれかのリレー要素部をロックするようにし
た。
態を説明する。多機能集約形保護継電装置の例として主
保護機能と後備保護機能が一体形の保護継電装置の構成
をブロック図にて示す。
ば主保護PCMリレーの後備保護として後備DZリレー
とが一体となって組み込まれた装置を意味している。そ
して上記一体形の多機能集約形保護継電装置に装置不良
が発生したとき、これが主保護あるいは後備保護に限定
できるハード部位のみが不良の場合には、当該不良部位
のみをロックし、健全部位はそのまま保護を継続させる
ことを骨子とするものである。
る。図1において、保護機能1は例えば主保護リレー、
保護機能nは例えば後備保護リレーであり、夫々がアナ
ログ入力回路1,1′,リレー回路2,2′,シーケン
ス回路3,3′,入出力回路4,4′を備えている。な
お、15は自動監視回路である。
は、例えば主に電流要素を用いて系統保護を実施する主
保護機能であり、保護装置に導入される系統電気量はア
ナログ入力回路1により取り込まれ、入力電気量6とし
てリレー回路2へ送出される。
出しリレー判定7を出力する。シーケンス回路3にてリ
レー判定7に対してロジック処理を行ない、入出力回路
4へシーケンス指令8を出力する。入出力回路4はシー
ケンス指令8を受けて引き外し指令9を出力する。
を用いて系統保護を実施する後備保護機能であり、系統
電気量はアナロフ回路1′へ導入され入力電気量6′と
してリレー回路2′に送出される。リレー回路2′は演
算により系統事故を検出しリレー判定7′を出力する。
対してロジック処理を行ない、入出力回路4′へシーケ
ンス指令8′を出力する。入出力回路4′はシーケンス
指令8′を受けて引き外し指令9′を出力する。自動監
視回路15は保護機能1及びnの各部を自動監視してお
り、不良が検出されると保護機能別に不良部位を判定す
る。
0′は系統電気量の3相平衡監視や零相監視,高調波着
脱自在監視,A/D精度監視等にて検出される不良であ
る。リレー回路不良11及び11′やシーケンス回路監
視12及び12′は主にCPUの監視によって検出され
る。
回路や出力回路の不良である。保護機能1のいずれかの
回路に不良が発見された場合、自動監視回路15は保護
機能1が不良であることを判定すると共に、保護機能1
の引き外しロック用接点5へ引き外しロック指令14を
出力し、引き外し回路をロック(トリップロック)す
る。
護機能側だけをトリップロックし、健全な保護機能nに
対してはトリップロックをしないので、保護機能nは通
常通りの系統保護を継続できる。又、本実施の形態では
アナログ入力回路1,リレー回路2,シーケンス回路
3,入出力回路4のいずれの不良に対しても適用可能で
ある。
り、図2において図1と同期機能部分については同一符
号を付して説明を省略する。本実施の形態における特徴
点は不良部位がシーケンス回路3より前段の部分、即
ち、アナログ入力回路1,リレー回路2,シーケンス回
路3である場合は入出力回路4をハードウェアによりロ
ックしようとするものである。
に不良が発生すると自動監視回路15がシーケンス回路
不良12を検出し、保護機能1の入出力回路4の出力部
に対しロック指令16を出力する。これに呼応し入出力
回路4をハードウェアによりロックし、シーケンス回路
3が誤ったシーケンス指令8を出力しても引き外し指令
9を出力しない。この際、保護機能nの入出力回路4′
にはロック指令が出力されないので、保護機能nは通常
通りの系統保護を継続できる。本実施の形態によれば上
記同様の効果が得られる。
あり、図3において図1と同一機能部分については同一
符号を付して説明を省略する。本実施の形態における特
徴点は不良部位がリレー回路2より前段の部分、即ち、
アナログ入力回路1,リレー回路2である場合はシーケ
ンス回路3をソフトウェアによりロックしようとするも
のである。
発生すると自動監視回路15が保護機能1のリレー回路
不良11を検出し、保護機能1のシーケンス回路3に対
しロック指令17を出力する。これによりシーケンス回
路3はソフトウェアの処理をロックし、リレー回路2が
誤ったリレー判定7を出力してもシーケンス指令8を入
出力回路4に出力しないようになるため保護機能1はロ
ックされる。
にはロック指令が出力されないので、保護機能nは通常
通りの系統保護を継続できる。なお、ソフトウェア処理
のロック方法は、CPUの走行停止,出力回路に関わる
ソフトウェア処理のバイパス指令への強制0書き込み等
の手段が考えられる。本実施の形態によれば上記同様の
効果が得られる。
成図であり、図4において図1と同一機能部分について
は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態の特
徴部分は不良部位がアナログ入力回路1の部分である場
合はリレー回路2をソフトウェアによりロックする方法
である。
不良が発生すると自動監視回路15がアナログ入力回路
1の不良10を検出し、保護機能1のリレー回路2に対
しロック指令18を出力する。これによりリレー回路2
はソフトウェアの処理をロックし、リレー回路2にアナ
ログ入力回路1が誤った出力をしてもリレー判定7をシ
ーケンス回路3に出力しないようになるため保護機能1
はロックされる。
外し回路にはロック指令が出力されないので、保護機能
nは通常通りの系統保護を継続できる。ソフトウェア処
理のロック方法は図3において説明されたものと同様の
手段が考えられる。
で回路がハードウェアによって分離されている際の例で
説明した。しかし、最近のマイクロコンピュータを用い
たディジタルリレーはリレー回路2や2′及びシーケン
ス回路3や3′を保護機能1〜nで共用している場合も
多い。このような場合でも本発明は適用できる。例えば
リレー回路2とリレー回路2′を共用している場合のア
ナログ入力回路1の不良では上記した第1から第4まで
のいずれかの手法にて保護機能1をロックすれば良い。
機能集約形保護継電装置で自動監視不良を検出した際、
当該不良部位に関係する保護機能のみロックすることに
より、それ以外の保護機能は電力系統の保護を継続する
ことができ、稼働率の高い保護継電装置を提供すること
ができる。
ブロック図。
図。
ブロック図。
Claims (2)
- 【請求項1】 電力系統の保護目的別に複数の保護機能
を備えた多機能集約形保護継電装置において、常時監視
又は自動点検により装置不良を検出した際、当該不良部
位に関係する保護機能はロックし、それ以外の保護機能
は電力系統の保護を継続することを特徴とする保護継電
装置。 - 【請求項2】 保護機能のロック手段として、保護機能
を構成するリレー要素部をロックすることを特徴とする
請求項1記載の保護継電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377192A JP2000201426A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377192A JP2000201426A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 保護継電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000201426A true JP2000201426A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18508410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377192A Pending JP2000201426A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 保護継電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000201426A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201252A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Toshiba Corp | ディジタル形保護制御装置 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10377192A patent/JP2000201426A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201252A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Toshiba Corp | ディジタル形保護制御装置 |
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A02 | Decision of refusal |
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