JPH01315058A - ヘッドドラム - Google Patents

ヘッドドラム

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JPH01315058A
JPH01315058A JP63146323A JP14632388A JPH01315058A JP H01315058 A JPH01315058 A JP H01315058A JP 63146323 A JP63146323 A JP 63146323A JP 14632388 A JP14632388 A JP 14632388A JP H01315058 A JPH01315058 A JP H01315058A
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JP
Japan
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drum
tape
head
outer circumferential
rotating
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JP63146323A
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English (en)
Inventor
Norio Shindo
進藤 典男
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ヘッドドラムを以下の項目に従りて説明する。
A、a業上の利用分野 B0発明の概要 C1従来技術[第9図コ a、一般的背景 す、従来のヘッドドラムの一例 C,テープに段差面への押付力を与えるための手段 り9発明が解決しようとする課題[第9図乃至第12図
] E1課題を解決するための手段 F、実施例[第1図乃至第8図] F−1,第1の実施例[第1図乃至第6図]a、VTR
の概要[第2図] a−1,構成 a−2,動作 す、ヘッドドラム[第1図乃至第6 図] b−1,固定ドラム b−21回転ドラム b−3,&TiTi−プのヘッドドラムへの巻付 b−4,エアーフィルムのテープの リード段差面への押付力 F−2,第2の実施例[第7図] F−3,第3の実施例[第8図] G1発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規なヘッドドラムに関する。詳しくは、ビデ
オテープレコーダ(以下、rVTRJと言う。)や回転
ヘッド式ディジタルオーディオチーブレコーダ(以下、
rR−DATJと言う。)のヘッドドラム、特に、テー
プの幅方向における一側縁が接触する段差面を有する固
定ドラムと、該固定ドラムと同軸でかつ回転自在に支持
され回転磁気ヘッドを支持した回転ドラムとを備えたヘ
ッドドラムに関するものであり、回転ドラムの外周面に
該外周面とテープとの間のエアーフィルムの厚さをドラ
ム軸方向で調節するための溝を複数設けることによって
、テープに上記段差面への押付力を充分与えることがで
きて段差面からの浮ぎ上がりを確実に防止することがで
き、それにより、安定したテープ走行や良好なヘッド当
りを得ることができると共に、回転ドラムの外周面やテ
ープにダメージが生じることの無いようにした新規なヘ
ッドドラムを提供しようとするものである。
(B、発明の概要) 本発明ヘッドドラムは、テープの幅方向における一側縁
が接触する段差面を有する固定ドラムと、該固定ドラム
と同軸でかつ回転自在に支持され回転磁気ヘッドを支持
した回転ドラムとを備えたヘッドドラムであって、回転
ドラムの外周面に周方向に延びかつ上記外周面とテープ
との間に形成されるエアーフィルムの厚さをドラムの軸
方向で調節するための複数の溝を形成し、それにより、
テープに上記段差面への押付力を充分与えることができ
て安定したテープ走行や良好なヘッド当りを得ることが
できると共に、回転ドラムの外周面やテープにダメージ
が生じることの無いようにしたものである。
(C,従来技術)[第9図コ (a、一般的背景) 例えば、VTRやR−DAT等による磁気テープへの信
号の記録は磁気ヘッドがテープ記録面にその走行方向に
対して傾斜した方向に延びるトラックを形成しながら行
なわれ、記録済の信号の読取は磁気ヘッドが上記トラッ
クを走査することにより行なわれる。
従って、このような記録再生装置には、磁気テープが所
定の巻付角巻き付けられかつ磁気テープの記録面をその
走行方向に対して傾斜した方向へ走査する回転磁気ヘッ
ドを備えたヘッドドラムが設けられ、このようなヘッド
ドラムは、通常、1又は2個の固定ドラムと回転ドラム
又はヘッドディスク等1個の回転部を有すると共に該回
転部に磁気ヘッドが支持されている。
また、このようなヘッドドラムを備えた記録再生装置に
よる記録や再生は前記したように行なわれるので、記録
時においては磁気テープ上に高い精度の直線性を有する
トラックが形成され再生時。
においては回転磁気ヘッドが上記トラックを正確に走査
できるようにすることが必要であり、そのためには、磁
気テープのヘッドドラムに対する軸方向での巻付位置の
規制が安定に為されることが極めて重要になる。
そこで、この種のヘッドドラムにおいては、−般に、固
定ドラムの外周面にリード部と称される規制部、即ち、
テープの一側縁が押し付けられる段差面を有する浅い切
欠面を形成し、ヘッドドラムに巻き付けられた磁気テー
プはその一側縁が上記リード部の段差面に軽く押し付け
られることによフてドラム軸方向での位置が規制される
ようになっている。
(b、従来のヘッドドラムの一例) 第9図はそれぞれ1個の固定ドラムと回転ドラムを備え
た従来のヘッドドラムの一例aを示すものである。
同図において、bは図示しないシャーシに固定された固
定ドラム、Cは該固定ドラムbに回転自在に支持され図
示しないモータにより回転される回転軸、dは固定ドラ
ムbの外径と略同じ外径を有する回転ドラムであり、該
回転ドラムdは上記回転軸Cの固定ドラムbから上方へ
突出した部分に固定され、その下面に回転磁気ヘッドe
%eが支持されており、該回転磁気ヘッドe、eのテー
プ接触面f、fは回転ドラムdの外周面gと路間−面上
に位置されている。hは固定ドラムbの外周面iに形成
されたリード部であり、その上端は固定ドラムbの上面
に達し、その下面、即ち、外周面iに対して略垂直な段
差面jは磁気テープにのヘッドドラム外周面lに対する
巻付が開始する位置において一番高く磁気テープにの巻
付が終了する位置において一番低くなるように螺旋状に
延びている。
m、m’及びn、n’はテープカセット内から磁気テー
プkを引き出すためのテープローディングポストであり
、テープローディングが行なわれると、これらテープロ
ーディングポストm%m′及び1% n′がヘッドドラ
ムaの近くに移動されて来て磁気テープにの一部がヘッ
ドドラムaの外周面λに所定の巻付角略螺旋状に巻き付
けられる。
そして、記録又は再生動作が開始すると、磁気テープk
が走行されると共に回転ドラムdと回転磁気ヘッドe、
eが一体的に回転され、それにより、磁気テープkに走
行方向に対して傾斜した方向に延びるトラックを形成し
ながらの記録が、あるいは回転磁気ヘッドe、eが上記
トラックを走査することによる信号の読取が行なわれる
(c、テープに段差面への押付力を与えるための手段) ところで、磁気テープにのヘッドドラムaに巻き付けら
れた部分は、その−側縁がリード部の段差面jに押し付
けられることによりてヘッドドラムaの軸方向に対する
位置が規制される。従って、磁気テープにのヘッドドラ
ムaに巻き付けられた部分には、段差面jに適度な強さ
で押し付けられるようにするために、該段差面jの方向
への移動力を与えられることが必要である。この場合、
ヘッドドラムaのテープ巻付開始位置とテープ巻付終了
位置の付近ではテープローディングポストm%m′に設
けられたフランジ部0.0.0′、0′によって磁気テ
ープにの位置を規制することができるが、上記2つの位
置の間の部分においては回転ドラムdの構造を工夫する
ことによって磁気テープkに上記押付力を与えるように
しなければならない。
そこで、このヘッドドラムaにおいては、同図(A)に
示すように、リード部りの周面の径を回転ドラムdの外
周面gの径より稍小さくすることによフて、ヘッドドラ
ムaに巻き付けられた磁気テープkに回転ドラムfの下
側のエツジpを支点として下方稍斜めドラム軸心側へ向
うモーメントが生ずるようにして磁気テープにの一側縁
が段差面jに押し付けられるようにしである。
(D、発明が解決しようとする課題)[第9図乃至第1
2図] ところが、このような手段によって磁気テープkに段差
面jへ向けての移動力を与えようとすると、磁気テープ
kが回転ドラムdのエツジpにより傷付けられると共に
走行が不安定になってジッターが生じる原因になり、ま
た、このような手段では磁気テープkに上記移動力を充
分与えることができず、特に、テープ幅に比べて当該ヘ
ッドドラムの径やドラムへの巻付角が大きい場合はテー
プにfJカカを与える効果が極めて小さくなってしまう
という問題がある。勿論、リード部りの周面の径を回転
ドラムdの外周面の径に対してより小さくすれば、それ
だけ前記したモーメントが大きくなるのでより大きな移
動力を与えることはできるが、その反面、テープダメー
ジも大きくなってしまう。
そこで、第10図に示すヘッドドラムqのように、回転
ドラムdの外周面gの下端部rを斜めにカットしたもの
があり、このようにすれば、磁気テープkが回転ドラム
dの前記エツジpにより受けるダメージをある程度軽減
することができる。
しかしながら、磁気テープにと回転磁気ヘッドe、eの
テープ接触面f、fとの当りが不安定になるという別の
問題が生じ、しかも、このようにしても、テープダメー
ジが多少軽減されるだけで磁気テープkにリード段差面
jの方へ向けての移動力を充分に与えることができない
また、第11図は更に別のヘッドドラムSを示すもので
、このヘッドドラムSは回転ドラムdの外周面tを上端
へ行くに従い径が大きくなるテーパ状に形成しである。
このようにすれば、テープの幅方向全体に前記モーメン
トが生ずるので、磁気テープkにリード段差面jの方へ
向けての移動力を充分に与えることができると共に回転
ドラムdの下側のエツジpによってテープが傷付けられ
る惧れも無い。
ところが、回転ドラムdの外周面tをこのようなテーパ
状とすると、該外周面tと磁気テープにとの間に形成さ
れるエアーフィルムUが下方へ行くほど厚くなってしま
うので磁気テープkが回転ドラムdの外周面tと平行で
無くなり、従って、前記モーメントが小さくなってしま
い、また、磁気テープにの上側のエツジが回転ドラムd
の外周面tと接触して磁気テープにの上側エツジ及び回
転ドラムdの外周面tの双方にダメージが生じ、しかも
、磁気テープkが回転ドラムdの外周面tに平行でない
状態で巻き付けられるため、回転磁気ヘッドe、eとの
当りが良好で無くなるという問題が生じて来る。
尚、第12図は所謂中ドラム回転型のヘッドドラムVを
示すもので、このヘッドドラムVは、2つの固定ドラム
w、w”を有し、これら固定ドラムWとW′との間に回
転磁気ヘッドe、eを支持した回転ドラムXを配置し、
下側の固定ドラムWにリード部りを形成し、上側の固定
ドラムW′に適度なバネ弾性を有するテープ押えyを設
けである。このようなヘッドドラムVによれば、磁気テ
ープhにリード段差面jの方へ向う移動力を充分与える
ことができる。
しかしながら、このような中ドラム回転型のヘッドドラ
ムは構造が複雑で組立も難しく、しかも、磁気テープk
が走行するとテープ押えyに微妙な振動が生じてテープ
の走行に悪影響を与えるという問題がある。
(E、課題を解決するための手段) そこで、本発明ヘッドドラムは、上記した様々な問題点
を解決するために、回転ドラムの外周面に周方向に延び
かつ互いに略平行な複数の溝を形成し、ドラム軸方向に
おける単位長当りの上記溝の断面積を固定ドラム側へ行
くに従って大きくしたものである。
従って、本発明ヘッドドラムによれば、回転ドラムの外
周面とテープとの間に形成されるエアーフィルムは固定
ドラム側へ行くほど溝に入る空気の量が多くなるのでエ
アーフィルムの形成割合は固定ドラムから遠くなるに従
って大きくなる。このため、回転ドラムの外周面が非テ
ーバ状である場合は上記エアーフィルムの厚さが固定ド
ラムから遠いほど厚くなって磁気テープにその一側縁が
前記段差面に押し付けられる方向へのり動力が充4分に
与えられ、また、回転ドラムの外周面が反固定ドラム側
へ行くに従って大径になるようなテーパ状である場合該
テーパ状外周面の形状によるエアーフィルム形成割合は
固定ドラムから遠くなるに従つて小さくなるが溝による
エアーフィルム形成割合は固定ドラムから遠くなるに従
って大きくなるのでこれらのエアーフィルム形成割合が
相殺されることによりエアーフィルムの厚さがテープの
幅方向において略均−化されてテープが回転ドラムのテ
ーパ状外周面に略平行に対向することになりそれによっ
てテープに段差面の方へ向う充分な移動力が与えられる
ことになる。
(F、実施例)[第1図乃至第8図コ 以下に、本発明ヘッドドラムの詳細を図示した各実施例
に従って説明する。
(F−1,第1の実施例)[第1図乃至第6図] 第1図乃至第6図は本発明ヘッドドラムをVTRのヘッ
ドドラムに適用した第1の実施例を示すものである。
(a、VTRの概要)[第2図] 1はVTR(図面では記録再生部のみ示しである。)で
ある。
(a−1,措成) 2はVTRIのメカシャーシであり、その上面の後端寄
りの部分にドラム取付台3が固定され、該ドラム取付台
3上にヘッドドラム4が設けられており、該ヘッドドラ
ム4は上記ドラム取付台3上に固定された固定ドラム5
と該固定ドラム5に対して回転自在でかつ固定ドラム5
の上側に位置した回転ドラム6と、該回転ドラム6に支
持された回転磁気ヘッド7.7′等から成り、その軸が
メカシャーシ2の上面に垂直な方向に対して略左側へ稍
傾斜している。
8.8′はメカシャーシ2の上面の前端寄りの部分に左
右方向に離間して配置されたリール台、9はメカシャー
シ2のヘッドドラム4の略右側の位置から上方へ突出す
るように配置され図示しないキャプスタンモータにより
回転されるキャプスタン、10はメカシャーシ2のヘッ
ドドラム4の略左側の位置に立設されたテープガイドポ
ストである。
11.12は実線で示す非ローディング位置と2点鎖線
で示すローディング完了位置との間を穆勤するテープロ
ーディングブロックであり、垂直ガイドポスト13.1
3′と傾斜ガイドボスト14.14′を備え、垂直ガイ
ドポスト13.13′はテープが巻き付けられるローラ
部13a、13’aと該ローラ部13a、13′aの両
端に位置したフランジ部13b、13b。
13’b、13′bを備えている。15はメカシャーシ
2に回動自在に支持されたピンチローラアーム16の回
動端部に回転自在に支持されたピンチローラ、17はメ
カシャーシ2に回動自在に支持されたテンレギアーム1
8の回動端部から立設されたテンレギビンであり、これ
らピンチローラ15及びテンレギピン17も実線で示す
非ローディング位置と2点鎖線で示すローディング完了
位置との間を移動されるようになっている。
尚、19はテープカセットであり、薄い箱形をしたカセ
ットケース20内に磁気テープ21の両端が固定されか
つ所定量巻装された2つのテープリール22.22′が
回転自在に収納され、磁気テープ21の一部はカセット
ケース20のテープ引出面である前面に沿って延びるよ
うにカセットケース20外へ導出されており、上記テー
プ引出面は開閉自在な前面蓋23により覆われている。
(a−2,4I’JJ作) テープカセット19がVTRIに装着されると、そのテ
ープリール22.22′の図示しないリール係合孔にリ
ール台8.8′の保合M8a、8’aが相対的に挿入さ
れ、かつ、前面蓋23がカセットケース2oのテープ引
出面を開放する位置へと移動されると共に、前記垂直ガ
イドポスト。
13.13 、傾斜ガイドボスト14.14′、ピンチ
ローラ15及びテンレギビン17が、相対的に磁気テー
プ21のカセットケース2o外へ導出されている部分の
内側に位置される。
そして、この状態からテープローディング動作が開始す
ると、テープローディングブロック11.12、ピンチ
ローラ15及びテンレギピン17が前記ローディング完
了位置へ向けて移動され、それによりて、磁気テープ2
1が、第2図に2点鎖線で示すように、カセットケース
2oから引き出され、その一部がヘッドドラム4の外周
面24に所定の巻付角略螺旋状に巻き付けられる。
また、記録あるいは再生動作が開始すると、磁気テープ
21がこのようにローディングされた状態からキャプス
タン9と回転ドラム6及び回転磁気ヘッド7.7′が上
方から見て反時計回り方向へ、巻取側のリール台8′が
時計回り方向へそ゛れぞれ回転することによって磁気テ
ープ21が走行される。即ち、キャプスタン9が回転す
ると磁気テープ21が該キャプスタン9とピンチローラ
15とによって圧着されることにより走行され、このよ
うに走行される磁気テープ21は巻取側のテープリール
22′に巻き取られて行き、また、回転磁気へラド7.
7′が磁気テープ21の記録面を走査する。これによっ
て、回転磁気ヘッド7.7′が上記記録面上に斜めのト
ラックを形成しながら信号を記録し、あるいは回転磁気
ヘッド7.7′が上記トラックを走査しながら信号を読
み取ることになる。
(b、ヘッドドラム)[第1図乃至′s6図](b−1
,固定ドラム) 固定ドラム5は軸方向における長さが直径よりかなり小
さいドラム部25と円筒状をしたボス部26とが金属に
より一体に形成され、ドラム部25の上面27、即ち、
回転ドラム6の下面と対向する面に円形の比較的大きな
凹部28が形成され、ボス部26は凹部28の中心部に
相当する部分から上下に突出している。29.29はボ
ス部26を貫通して形成された孔26aの上下両端部に
圧入されたボールベアリングである。
30はドラム部25の外周面31に形成されたリード部
、即ち、磁気テープ21のヘッドドラム4に対する軸方
向での巻付位置を規制するための浅い切欠部であり、そ
の上端はドラム部25の上面27に達しており、その段
差面30aは固定ドラム5の軸を中心として螺旋状に延
び、かつ外周面31のテープ巻付開始位置31a付近で
上面27に一番近い高さにありここから反時計回り方向
へ行くに従って次第に下方へ変位し外周面31のテープ
巻付終了位置31b付近で一番低くドラム部25の下面
に近い位置にあるように形成されている。
そして、このような固定ドラム5はその外周面31の下
端部から突出した図示しない取付片が前記ドラム取付台
3の上面にねじ止めされることによりメカシャーシ2に
固定されており、メカシャーシ2に固定された状態にお
いてリード部30の段差面30aは少なくともテープ巻
付開始位置からテープ巻付終了位置までの間の部分がメ
カシャーシ2の上面と略平行な向きとなる。
32は前記ボールベアリング29.29に回転自在に支
持された回転軸である。
(b−2,回転ドラム) 回転ドラム6はその直径及び軸方向における長さが固定
ドラム5のそれらと略同じ大きさを有しており、その上
面33と下面34の中心部に円形の凹部33a、34a
が形成されると共にこれら凹部33aと34aとの間の
部分に圧入孔35が突設され、下面34の外周縁側の部
分に側端が回転ドラム6の外周面36に開口した比較的
浅い凹部37.37′が形成されている。
38.38′はヘッド基板であり、回転磁気へラド7.
7′を支持しており、該回転磁気ヘッド7.7′のテー
プ接触面7a、7’aが回転ドラム6の外周面36と路
間−面上に位置した状態で上記凹部37.37内に固定
されている。
そして、回転ドラム6の外周面36は上端へ行くに従っ
て径が大きくなる略テーパ状をしており、その下端の径
は前記リード部30の周面30bの径と略同じで、上端
の径は固定ドラム5の外周面31のリード部30以外の
部分の径と略同じ大きさになっている。
39.39、・・・は回転ドラム6の外周面31に形成
された空気層調節溝であり、回転ドラム6の軸方向に互
いに略一定のピッチで離間した状態で回転ドラム6の外
周面310周方向に沿って環状にかつ互いに平行に延び
ると共に、横断面が略■字状を為すように形成されてい
る。また、これら空気層調節溝39.39、・・・は回
転ドラム6の下面34に近いものほど横断面積が大きく
なるようにその溝幅及び深さを異ならせである。従って
、回転ドラム6の外周面31のドラム軸方向における単
位長当りの空気層調節溝39.39、・・・の断面積は
下面34に近づくに従って、即ち、固定ドラム5側へ行
くに従って大きくなっている。
そして、このような回転ドラム6はその圧入孔35に回
転軸32のボス部26から上方へ突出した部分が圧入さ
れることによって固定ドラム5にそれと同軸に回転自在
に支持されており、固定ドラム5に上方から所定の間隙
を置いて対向している。
尚、40はメカシャーシ2に固定されたステータ41と
回転軸32の下端部に固定されたロータ42等から成る
フラットモータであり、回転軸32はこのモータ40に
より回転され、それによって回転ドラム6と回転磁気ヘ
ッド7.7が一体的に回転されることになる。
(b−3,磁気テープのヘッドドラムへの巻付) 前記したように、テープローディングが行なわれると、
磁気テープ21の一部がヘッドドラム4の外周面24に
巻き付けられる。このとき、磁気テープ21はテープロ
ーディングブロック11.12の垂直ガイドボスト13
.13′に対してはそのローラ13a、13’aに巻き
付けられていてその幅方向における位置が該垂直ガイド
ポスト13.13’のフランジ13b、13b、13′
b、13’bにより規制され、ヘッドドラム4に対して
はその下側の側縁21aがリード部30の段差面30a
に接触することにより下方への移動が規制される。
尚、上記フランジ13b、13b、13’b。
13′bのうち下側のもの13b、13’bは段差面3
0aより僅かに低い位置にあり、従って、磁気テープ2
1のヘッドドラム4に巻き付けられた部分のうち少なく
ともヘッドドラム4の外周面24のテープ巻付開始位置
とテープ巻付終了位置に来ている下側縁21aは段差面
30aに軽く押し付けられることになる。
(b−4,エアーフィルム、テープのリード段差面への
押付力) 回転ドラム6が回転すると該回転ドラム6の外周面36
の周囲の空気が外周面36に追従するように移動し、ヘ
ッドドラム4の外周面24に磁気テープ21が巻き付い
ているときは上記空気が外周面24のテープ巻付開始位
置と磁気テープ21との間の略V字状に開いた空間43
(第4図参照)から外周面24と磁気テープ21との間
に入り込み、それにより、これら外周面24と磁気テー
プ21との間にエアーフィルム44(第1図参照。尚、
図面ではその厚さを誇張して示しである。)が形成され
る。
そして、回転ドラム6の外周面36は上側へ行くに従り
て大径となるテーバ状であるため、この形状からすれば
、エアーフィルム44の厚さは、第11図に示したヘッ
ドドラムSによるエアーフィルムUと同様、下側へ行く
ほど厚くなるが、この外周面36に形成された空気層調
節溝39.39、・・・のドラム軸方向における単位長
当りの断面積は下方へ行くに従つて大きくされているた
め、エアーフィルム44は下方へ行くにつれて空気層調
節溝39.39、・・・内へ逃げて行く量が多くなり、
従つて、エアーフィルム44はこれら空気層調節溝39
.39、・・・により磁気テープ21の幅方向において
略均−な厚さとなるように調節され、それにより、磁気
テープ21が回転ドラム6の外周面36と略平行に対向
することになる。
しかして、磁気テープ21のヘッドドラム4に巻き付け
られた部分の大部分は上端へ行くほどドラム軸から遠く
なるように傾いた姿勢とされるので、このような姿勢で
走行すると下方へ向けての移動力が生じ、それにより、
磁気テープ21の下縁21aがリード部30の段差面3
0aに適度な強さの押付力でもって押し付けられること
になり、従って、テープ巻付開始位置からテープ巻付終
了位置に至るまで段差面30aから浮き上ること無くヘ
ッドドラム4の軸方向での位置が安定に保持される。
また、磁気テープ21のヘッドドラム4に巻き付いた部
分は回転ドラム6の外周面36と略平行な姿勢となるの
で、回転磁気ヘッド7.7′との当りが良好となり、そ
の上側縁21bのエツジが回転ドラム6の外周面6と接
触することも無い。
(F−2,N2の実施例)C第7図] 第7図は本発明ヘッドドラムの第2の実施例4Aを示す
ものである。
尚、この第2の実施例に示すヘッドドラム4Aが前記第
1の実施例に示したヘッドドラム4と相違する点は回転
ドラムの外周面に形成した空気層調節溝のみである。従
って、図面には要部のみを示してあり、また、説明は上
記相違点についてのみ行ない、その余の部分については
図面の各部に第1の実施例における同様の部分に付した
符号と同じ符号を付することによって説明を省略する。
このような符号の使い方は後述する第3の実施例におい
ても同様である。
39A、39A、・・・は回転ドラム6の外周面36に
形成された空気層調節溝であり、第1の実施例における
空気層調節?f!39.39、・・・と同様°、それぞ
れ回転ドラム6の上記外周面36の周方向に沿って環状
に延びかつ互いに略平。
行に配列されている。そして、これら空気層調節溝39
A、39A、・・・はその溝幅及び深さは互いに略同じ
であるが、これらの間の間隔は下方へ行くにつれて次第
に小さくなっている。即ち、個々の大きさは同じである
が、配置密度は下方へ行くに従って高くされている。従
って、回転ドラム6の軸方向における単位長当りの空気
層調節溝39A、39A、  ・・・の断面積は固定ド
ラムS側へ行くに従って大きくなりている。
しかして、第1の実施例に示したヘッドドラム4と同様
、エアーフィルム44の厚さは、回転ドラム6の外周面
36のテーバ形状からすれば下方へ行くほど厚くなろう
とするが、下方へ行くほど空気層調節溝39A、39A
、・・・内へ逃げる空気の量が多くなるので、これらに
より磁気テープ21の幅方向において略均−になる。
(F−3,第3の実施例)[第8図コ 第8図は本発明ヘッドドラムの第3の実施例4Bを示す
ものである。
この第3の実施例に示すヘッドドラム4Bが第1の実施
例に示したヘッドドラム1と相違するところは回転ドラ
ムの外周面の形状のみである。
即ち、このヘッドドラム4Bの回転ドラム6は軸方向全
域に亘りて等しい径を有する円柱状をしており、その外
周面45に空気層調節溝39.39、・・・が配列ピッ
チが略一定でかつその溝幅及び深さが下側のものほど太
き(なるように形成されている。
従って、回転ドラム6と磁気テープ21との間に形成さ
れるエアーフィルム44は、下へ行くに従って空気層調
節溝39.39、・・・内へ逃げる空気の量が多くなる
ので、上側へ行くほど厚くなり、これによって、磁気テ
ープ21のヘッドドラム4に巻き付けられた部分は反固
定ドラム5側へ行くに従ってドラム軸から遠くなるよう
に傾いた姿勢とされ、このような姿勢で走行することに
よって下方への移動力が生じ、下縁21aがリード部3
0の段差面30aに適度な押付力で押付けられることに
なる。
尚、空気層調節溝39.39、・・・はそれぞれの溝幅
及び深さ、換言すれば、個々の断面は一定にして、配列
ピッチを下へ行くほど小さくなるようにしても良い。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明ヘッ
ドドラムは、テープの幅方向における一側縁が接触する
段差面を有する固定ドラムと、該固定ドラムと同軸でか
つ回転自在に支持され回転磁気ヘッドを支持した回転ド
ラムとを備えたヘッドドラムであって、回転ドラムの外
周面に周方向に延びかつ互いに略平行な複数の溝を形成
し、ドラム軸方向における単位長当りの上記溝の断面積
を固定ドラム側へ行くに従って大きくしたことを特徴と
する。
従って、本発明ヘッドドラムによれば、回転ドラムの外
周面とテープとの間に形成されるエアーフィルムは固定
ドラム側へ行くほど溝に入る空気の量が多くなるのでエ
アーフィルムの形成割合は固定ドラムから遠くなるに従
って大きくなる。このため、回転ドラムの外周面が非テ
ーバ状である場合は上記エアーフィルムの厚さが固定ド
ラムから遠いほど厚くなって磁気テープにその一側縁が
前記段差面に押し付けられる方向への移動力が充分に与
えられ、また、回転ドラムの外周面が反固定ドラム側へ
行くに従って大径になるようなテーバ状である場合は該
テーバ状外周面の形状によるエアーフィルム形成割合は
固定ドラムから遠くなるに従って小さくなるが溝による
エアーフィルム形成割合は固定ドラムから遠くなるに従
って大きくなるのでこれらのエアーフィルム形成割合が
相殺されることによりエアーフィルムの厚さがテープの
幅方向において略均−化されてテープが回転ドラムのテ
ーバ状外周面に略平行に対向されることになりそれによ
ってテープに段差面の方へ向う充分な移動力が与えられ
ることになる。
しかして、本発明によれば、回転ドラム自体によってテ
ープを固定ドラムの段差面に充分な押付力でもって押し
付けることができるので、テープ。
が走行中上記段差面から浮き上る慣れが無く安定して走
行させることができると共に、回転磁気ヘッドとの当り
が良好になり、しかも、テープが回転ドラムのエツジと
接触してダメージを受けることも無く、回転ドラムの外
周面がテープのエツジにより傷付けられることも無い。
尚、前記各実施例においては溝の断面形状を略V字状に
したが、本発明において回転ドラムに形成される溝がこ
のような形状のものに限られることは無い。
また、本発明は、VTRのヘッドドラムに限らず、テー
プの幅方向における一側縁が接触する段差面を有する固
定ドラムと、該固定ドラムと同軸でかつ回転自在に支持
され回転磁気ヘッドを支持した回転ドラムとを備えた各
種のヘッドドラムに適用することができ、勿論、固定ド
ラムが回転ドラムよりも記録再生部の基準面から遠い方
にあるものにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明ヘッドドラムをVTRのヘッ
ドドラムに適用した第1の実施例を示すものであり、第
1図は要部の拡大断面図、第2図はVTRのメカデツキ
とテープカセットの概略を示す斜視図、第3図は正面図
、第4図は平面図、第5図は縦断面図、第6図は固定ド
ラムと回転ドラムを分離して示す斜視図、第7図は本発
明ヘッドドラムの第2の実施例を示す要部の拡大断面図
、第8図は本発明ヘッドドラムの第3の実施例を示す要
部の拡大断面図、第9図乃至第12図は従来のヘッドド
ラムの各別の例を示すもので、第9図(A)は正面図、
同図(B)は平面図、第10図乃至第12図は要部の正
面図である。 符号の説明 4・・・ヘッドドラム、 5・・・固定ドラム、  6・・・回転ドラム、7.7
′・・・回転磁気ヘッド、 21・・・テープ、  21a・・・−側縁、30a・
・・段差面、  36・・・外周面、39・・・溝、 
 4A・・・ヘッドドラム、39A・・・溝、  4B
・・・ヘッドドラム、45・・・外周面 出 願 人 ソニー株式会社 4・ ヘー、トドラム 39・・・溝 縦断面図 第5図 21・ ・テープ 4A 4B・・へ11.トドラム      2+a   −
側練uI 要部正面図(従来例) 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 テープの幅方向における一側縁が接触する段差面を有す
    る固定ドラムと、該固定ドラムと同軸でかつ回転自在に
    支持され回転磁気ヘッドを支持した回転ドラムとを備え
    たヘッドドラムであって、 回転ドラムの外周面に周方向に延びかつ互いに略平行な
    複数の溝を形成し、 ドラム軸方向における単位長当りの上記溝の断面積を固
    定ドラム側へ行くに従って大きくしたことを特徴とする
    ヘッドドラム
JP63146323A 1988-06-14 1988-06-14 ヘッドドラム Pending JPH01315058A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5627705A (en) * 1993-09-14 1997-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Recording and/or reproducing apparatus having rotary drum unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5627705A (en) * 1993-09-14 1997-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Recording and/or reproducing apparatus having rotary drum unit

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