JPH0131457Y2 - - Google Patents

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JPH0131457Y2
JPH0131457Y2 JP3943483U JP3943483U JPH0131457Y2 JP H0131457 Y2 JPH0131457 Y2 JP H0131457Y2 JP 3943483 U JP3943483 U JP 3943483U JP 3943483 U JP3943483 U JP 3943483U JP H0131457 Y2 JPH0131457 Y2 JP H0131457Y2
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JP
Japan
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screw
thread
screw cap
sub
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JP3943483U
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JPS59143712U (ja
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂製のネジキヤツプに関する
もので、射出成形後における離型を容易にするこ
とを目的としたものである。
合成樹脂製のネジキヤツプは、ネジコアを回転
させながら離型を達成するのであるが、このネジ
コアと成形品であるネジキヤツプとが一体となつ
て回転しないように、ネジキヤツプをストリツパ
ープレートに不動に組付ける構成となつている。
このネジキヤツプのストリツパープレートに対
する不動な組付け手段は、ストリツパープレート
の上面に、成形されたネジキヤツプの下端部内に
侵入位置する多数の係止片を設けたものとなつて
いる。
このため、成形されたネジキヤツプの下端面に
は、前記係止片が侵入位置していた多数の小孔が
成形されてしまうことになり、ネジキヤツプの外
観を大幅に劣化させることになつていた。
特に、成形されるネジキヤツプが小型である場
合には、この下端面に附形される小孔がネジキヤ
ツプの外観として目立つものとなつてしまい、商
品の外観に与える影響は大きなものとなつてしま
う。
また、ストリツパープレートに係止片を設けな
いで成形されたネジキヤツプを弾性変形させて強
引に離型させる方法もあるが、この場合、成形で
きるネジキヤツプに螺条の高さが大幅に制限され
ると共にネジキヤツプの筒壁の壁厚も制限を受け
るため、成形されるネジキヤツプの種類、使用条
件、さらには使用目的が大幅に限定されることに
なつてしまい、特殊な場合、例えば、密封機能を
要求されないオーバーキヤツプとして使用される
ものの成形にしか適用することができない。
本考案は、上記した従来例における欠点、不都
合を解消すべく考案されたもので、ネジキヤツプ
の開口部に近く位置する螺条だけを低い高さで成
形したものである。
以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
本考案による合成樹脂製のネジキヤツプ1は、
有頂円筒形状体の筒壁2の内周面に突周設された
螺条のうち、筒壁2の下端部部分に位置する螺条
部分を、高さの低い副螺条4とし、残りの螺条
を、通常の螺合結合を達成保持するのに充分な高
さの主螺条3として構成されている。
主螺条3および副螺条4を周設した筒壁2の内
周面は、単純な円周面となつており、これがため
当然のことながら、主螺条3の内周端が形成する
口径に比べて副螺条4の内周端が形成する口径は
はるかに大きな値となる。
この副螺条4は、本考案によるネジキヤツプ1
の射出成形後における離型時に、ネジキヤツプ1
の成形金型のネジコア6の螺溝型面に係止して、
成形されたネジキヤツプ1のネジコア6からのみ
だりな離脱を阻止するが、強引な離型力が作用し
た場合には、副螺条4だけが弾性変形してネジコ
ア6の螺溝型面との係止を解くことのできる程度
の高さとなつている。
このように、副螺条4は、ネジキヤツプ1の螺
合組付きのために作用するものではなく、ネジキ
ヤツプ1の離型時に構能するものであり、その作
用は、上記の如きものであるので、ネジコア6の
螺条型面が乗り越える際に、この副螺条4だけが
弾性変形し、筒壁2に不要な弾性変形が生じない
ように、その幅も充分に小さいものとするのが良
い。
本考案によるネジキヤツプ1は、上記の如き構
成となつているので、このネジキヤツプ1を成形
するために使用されるネジコア6は、第2図ない
し第5図に示す如く、主螺条3を成形するための
主螺溝型面7と副螺条4を成形するための副螺溝
8とを有する構成となつている。
このネジコア6における主螺溝型面7と副螺溝
型面8との関係は、図面から明らかな如く、主螺
溝型面7と副螺溝型面8とは、接続段部を介して
連設されていて完全に連続した螺溝型面を形成し
ている。
本考案によるネジキヤツプ1は、上記の如き構
造となつたネジコア6を使用して成形されるので
あるが、次に本考案によるネジキヤツプ1の離型
動作を順に説明する。
第2図に示す如く、ネジキヤツプ1の射出成形
が終了した後、第3図に示す如く、ネジキヤツプ
1のキヤビテイ6からの離型動作に先立つて、も
しくはネジキヤツプ1のキヤビテイ6からの離型
動作と同時にネジコア7をネジキヤツプ1に対し
て回動および下降変位させて副螺条4を主螺溝型
面7の上端部部分に螺合させた状態とする。
この状態から、第4図に示す如く、キヤビテイ
5をネジキヤツプ1に対して上昇変位させてネジ
キヤツプ1のキヤビテイ5からの離型を達成す
る。
このネジキヤツプ1のキヤビテイ5からの離型
に際し、ネジキヤツプ1は、その副螺条4まネジ
コア6の主螺溝型面7の周縁部分に螺合させてい
るので、ネジコア6に螺合組付けされた状態にあ
り、それゆえ上昇変位するキヤビテイ5と一緒に
上昇変位することはなく、確実にキヤビテイ5か
らの離型が達成される。
ネジキヤツプ1がキヤビテイ5から離型される
ならば、第5図に示す如く、ネジコア6をネジキ
ヤツプ1に対して下降変位させ、もつストリツパ
ープレート9上に位置するネジキヤツプ1から、
このネジキヤツプ1の内周面下端部部分に位置す
る副螺条4を強引に弾性変形させて離型させる。
すなわち、前記した如く、および第4図から明
らかな如く、副螺条4は、その高さが小さいもの
であるので、ネジコア6の主螺溝型面7の周端部
部分にだけ螺合している状態であり、このため副
螺条4がさほど大きく変形しなくても、この副螺
条4に対する主螺溝型面7の乗り越え動作は比較
的容易に達成されることになる。
なお、この主螺溝型面7の副螺条4の乗り越え
動作が、より容易にかつ筒壁2に大きな変形力を
作用させないですむように、第1図図示実施例の
如く、副螺条4の幅をも小さいものとするのが良
い。
このように、本考案によるネジキヤツプ1は、
その筒壁2の内周面の下端部分に高さの低い副螺
条4を有しているので、この副螺条4とネジコア
6の主螺溝型面7との螺合を利用することによ
り、ストリツパープレート9に係止片を設けるこ
となくネジキヤツプ1の離型を円滑に達成するこ
とができ、これによつて成形されるネジキヤツプ
1の下端面に不体裁な小孔が多数成形しないです
む。
また、副螺条4は、その高さが充分に低いの
で、この副螺条4を弾性変形させての主螺溝型面
7の乗り越え動作は容易に達成することができ、
この際、例えこの主螺溝型面7の乗り越え動作に
よつて、副螺条4が永久変形したとしても、この
副螺条4は、ネジキヤツプ1としての螺合動作に
は何ら必要とされるものではないので、成形され
るネジキヤツプ1の構能に支障を与えることが全
くない。
以上の説明から明らかな如く、本考案によるネ
ジキヤツプは、その下端面に多数の不要な小孔を
成形しないですむので、外観の優れたものとな
り、またその離型操作が容易で確実なものとなる
等優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図で
ある。第2図ないし第5図は、本考案によるネジ
キヤツプの離型操作を縦断面図で、第2図は成形
時を、第3図はネジコアの途中までの離型を、第
4図はキヤビテイからの離型を、そして第5図は
最終離型を示すものである。 符号の説明、1:ネジキヤツプ、2:筒壁、
3:主螺条、4:副螺条、5:キヤビテイ、6:
ネジコア、7:主螺溝型面、8:副螺溝型面、
9:ストリツパープレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有頂円筒形状体の筒壁の内周面に突周設された
    螺条のうち、前記筒壁の下端部に位置する螺条を
    高さの低い副螺条とし、残りの螺条を高さの大き
    い主螺条とした合成樹脂製ネジキヤツプ。
JP3943483U 1983-03-18 1983-03-18 ネジキヤツプ Granted JPS59143712U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3943483U JPS59143712U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 ネジキヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3943483U JPS59143712U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 ネジキヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59143712U JPS59143712U (ja) 1984-09-26
JPH0131457Y2 true JPH0131457Y2 (ja) 1989-09-27

Family

ID=30170082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3943483U Granted JPS59143712U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 ネジキヤツプ

Country Status (1)

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JP (1) JPS59143712U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59143712U (ja) 1984-09-26

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