JPH0131369Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0131369Y2 JPH0131369Y2 JP1981105535U JP10553581U JPH0131369Y2 JP H0131369 Y2 JPH0131369 Y2 JP H0131369Y2 JP 1981105535 U JP1981105535 U JP 1981105535U JP 10553581 U JP10553581 U JP 10553581U JP H0131369 Y2 JPH0131369 Y2 JP H0131369Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- finishing
- width
- cutting blades
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 101100008046 Caenorhabditis elegans cut-2 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えばＴ溝の入口側の溝などの溝幅
を所定の寸法に仕上切削するための溝幅仕上用サ
イドカツタに関する。
を所定の寸法に仕上切削するための溝幅仕上用サ
イドカツタに関する。
従来特開昭53−50587に示されるようなスロア
ウエイ式総型カツタが開示されているがすべての
切刃が同一の巾の切刃で、かつ半径方向の切刃の
径も同一であつたため、溝幅をある定められた幅
に仕上げようとする場合に切削抵抗が大となり、
振動を生じかつ刃振れの発生による溝幅の拡大な
どの問題を有し、仕上げ用のサイドカツターとし
ては不向きであつた。
ウエイ式総型カツタが開示されているがすべての
切刃が同一の巾の切刃で、かつ半径方向の切刃の
径も同一であつたため、溝幅をある定められた幅
に仕上げようとする場合に切削抵抗が大となり、
振動を生じかつ刃振れの発生による溝幅の拡大な
どの問題を有し、仕上げ用のサイドカツターとし
ては不向きであつた。
本考案は、前述したような点に鑑みなされたも
ので、サイドカツタ方式を採用し、１回転当りの
送り量を比較的大きく取ることができ、所定長さ
の溝をより短時間で加工できると共に、より正確
な溝幅寸法と仕上面を得ることのできる溝幅仕上
用サイドカツタを提供するにある。
ので、サイドカツタ方式を採用し、１回転当りの
送り量を比較的大きく取ることができ、所定長さ
の溝をより短時間で加工できると共に、より正確
な溝幅寸法と仕上面を得ることのできる溝幅仕上
用サイドカツタを提供するにある。
以下本考案の一実施例を示す第１図ないし第５
図について説明する。第１図および第２図におい
て、１は円板状のカツタ本体で、カツタ本体１の
外周寄り両側面にはそれぞれ対をなした各切刃が
仕上幅まで段階的に拡張するように、対の切刃の
幅の最小のものを最大径になるように、また幅の
大きな対の切刃ほど中心側に互いに一部をラツプ
して配設されている。
図について説明する。第１図および第２図におい
て、１は円板状のカツタ本体で、カツタ本体１の
外周寄り両側面にはそれぞれ対をなした各切刃が
仕上幅まで段階的に拡張するように、対の切刃の
幅の最小のものを最大径になるように、また幅の
大きな対の切刃ほど中心側に互いに一部をラツプ
して配設されている。
各切刃を形成する対のスロアウエイチツプ２
ａ，２ｂ，３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ
は円周上等配に４ケ所に配設され、第３図に示す
ように、ネジ６によつて取付けられ、第４図に示
すようにネガテイブの角度に切刃が位置するよう
にチツプ座７ａ，７ｂにセツトされている。ま
た、前記対の各スロアウエイチツプは、カツタ本
体１の回転中心Ｏを中心とする半径方向が第５図
に示すようにＤ１，Ｄ２，Ｄ３，Ｄ４で示すよう
に、互いにラツプしつつ段階的に半径方向位置を
ずらせてセツトされている。さらに同図に示すよ
うに前記各対の切刃の幅はＢ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ
４で示すように仕上幅まで段階的に拡張するよう
に配設され、それぞれの各切刃は切込量ｔ１，ｔ
２，ｔ３，ｔ４を切削するようにセツトされてい
る。なお左右一対の前記チツプは正方形状のチツ
プであり、切刃として８ケ所使用できる。
ａ，２ｂ，３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ
は円周上等配に４ケ所に配設され、第３図に示す
ように、ネジ６によつて取付けられ、第４図に示
すようにネガテイブの角度に切刃が位置するよう
にチツプ座７ａ，７ｂにセツトされている。ま
た、前記対の各スロアウエイチツプは、カツタ本
体１の回転中心Ｏを中心とする半径方向が第５図
に示すようにＤ１，Ｄ２，Ｄ３，Ｄ４で示すよう
に、互いにラツプしつつ段階的に半径方向位置を
ずらせてセツトされている。さらに同図に示すよ
うに前記各対の切刃の幅はＢ１，Ｂ２，Ｂ３，Ｂ
４で示すように仕上幅まで段階的に拡張するよう
に配設され、それぞれの各切刃は切込量ｔ１，ｔ
２，ｔ３，ｔ４を切削するようにセツトされてい
る。なお左右一対の前記チツプは正方形状のチツ
プであり、切刃として８ケ所使用できる。
記号ａ１，ａ２，ｂ１，ｂ２，ｃ１，ｃ２，ｄ
１，ｄ２はそれぞれ前記各チツプの切刃を示す。
前記切刃ｄ１，ｄ２の幅Ｂ４は仕上げるべき溝幅
Ｈ２と同じである。（ｄ１，ｄ２の切刃を以下仕
上用切刃という。またａ１，ａ２，ｂ１，ｂ２，
ｃ１，ｃ２を前仕上用切刃という。） まず予め荒溝加工を終えた溝１２ａの中心にカ
ツタを位置決めする。
１，ｄ２はそれぞれ前記各チツプの切刃を示す。
前記切刃ｄ１，ｄ２の幅Ｂ４は仕上げるべき溝幅
Ｈ２と同じである。（ｄ１，ｄ２の切刃を以下仕
上用切刃という。またａ１，ａ２，ｂ１，ｂ２，
ｃ１，ｃ２を前仕上用切刃という。） まず予め荒溝加工を終えた溝１２ａの中心にカ
ツタを位置決めする。
このように被加工物１１に対するカツタ位置を
定めた後、カツタを矢印Ａ方向に回転させ、被加
工物１１を第１図において矢印Ｂ方向へ向けて溝
１２ａと平行に送る。この被加工物１１の送りに
より、その前端１１ａが第１図に示すＩ位置に達
すると初めは被加工物１１から離れて回転してい
たカツタの最も外周側に位置する前仕上用切刃ａ
１，ａ２が被加工物１１に当り始め、溝１２ａの
幅方向の取代ｔ１の切削を開始する。これらの前
仕上用切刃ａ１，ａ２は、これらの１回転当りの
前記被加工物１１の送り量に見合う分だけ、溝１
２ａの長手方向に食い込んで切削していく。
定めた後、カツタを矢印Ａ方向に回転させ、被加
工物１１を第１図において矢印Ｂ方向へ向けて溝
１２ａと平行に送る。この被加工物１１の送りに
より、その前端１１ａが第１図に示すＩ位置に達
すると初めは被加工物１１から離れて回転してい
たカツタの最も外周側に位置する前仕上用切刃ａ
１，ａ２が被加工物１１に当り始め、溝１２ａの
幅方向の取代ｔ１の切削を開始する。これらの前
仕上用切刃ａ１，ａ２は、これらの１回転当りの
前記被加工物１１の送り量に見合う分だけ、溝１
２ａの長手方向に食い込んで切削していく。
被加工物１１がさらに送られて前記前端１１ａ
が位置に達すると、前仕上用切刃ｂ１，ｂ２も
被加工物１１に当つて切削を開始する。この前仕
上用切刃ｂ１，ｂ２による切削は、前仕上用切刃
ａ１，ａ２が先行して切削した後を行なうため、
第５図に示すように、溝１２ａの幅方向の取代ｔ
２の切削を行なう。
が位置に達すると、前仕上用切刃ｂ１，ｂ２も
被加工物１１に当つて切削を開始する。この前仕
上用切刃ｂ１，ｂ２による切削は、前仕上用切刃
ａ１，ａ２が先行して切削した後を行なうため、
第５図に示すように、溝１２ａの幅方向の取代ｔ
２の切削を行なう。
以下同様にして被加工物１１の前記送りに伴つ
て、前仕上用切刃ｃ１，ｃ２も切削を開始し、次
いで、仕上用切刃ｄ１，ｄ２による切削が行なわ
れる（，位置参照）。
て、前仕上用切刃ｃ１，ｃ２も切削を開始し、次
いで、仕上用切刃ｄ１，ｄ２による切削が行なわ
れる（，位置参照）。
この仕上用切刃ｄ１，ｄ２による切削面が加工
後の溝１２ｂの仕上面として残る。しかるにこの
仕上用切刃ｄ１，ｄ２による仕上代ｔ４を適宜に
定めることにより、全仕上代Ｔに関係なく、良好
な仕上面が得られると共に、仕上用切刃ｄ１，ｄ
２の寿命を十分延ばすことが可能となる。また仕
上用切刃ｄ１，ｄ２は、ただ１組であるため、被
加工物１１の送り方向に対するカツタ軸の直角度
を正確に定めておきさえすれば、切刃の幅の変化
による仕上面の凹凸がなく、この点からも良好な
仕上面が得られる。さらにまた、第１図から明ら
かなように、仕上用切刃ｄ１，ｄ２が実際に切削
しているとき、他の前仕上用切刃ａ１，ａ２，ｂ
１，ｂ２，ｃ１，ｃ２はいずれも切削状態にな
く、前記仕上用切刃ｄ１，ｄ２のみによる切削で
あるため、該仕上用切刃ｄ１，ｄ２による仕上切
削は他から悪影響を受けることなく良好な仕上切
削が可能である。
後の溝１２ｂの仕上面として残る。しかるにこの
仕上用切刃ｄ１，ｄ２による仕上代ｔ４を適宜に
定めることにより、全仕上代Ｔに関係なく、良好
な仕上面が得られると共に、仕上用切刃ｄ１，ｄ
２の寿命を十分延ばすことが可能となる。また仕
上用切刃ｄ１，ｄ２は、ただ１組であるため、被
加工物１１の送り方向に対するカツタ軸の直角度
を正確に定めておきさえすれば、切刃の幅の変化
による仕上面の凹凸がなく、この点からも良好な
仕上面が得られる。さらにまた、第１図から明ら
かなように、仕上用切刃ｄ１，ｄ２が実際に切削
しているとき、他の前仕上用切刃ａ１，ａ２，ｂ
１，ｂ２，ｃ１，ｃ２はいずれも切削状態にな
く、前記仕上用切刃ｄ１，ｄ２のみによる切削で
あるため、該仕上用切刃ｄ１，ｄ２による仕上切
削は他から悪影響を受けることなく良好な仕上切
削が可能である。
前述した実施例は、各切刃ａ１，ａ２，ｂ１，
ｂ２，ｃ１，ｃ２，ｄ１，ｄ２をカツタ本体１に
４等配して設けた例を示したが、仕上用切刃が切
削しているとき、その前後に位置する前仕上用切
刃が切削を行なわないような関係位置に定めさえ
すれば、各切刃の数を増してもよいことは言うま
でもない。
ｂ２，ｃ１，ｃ２，ｄ１，ｄ２をカツタ本体１に
４等配して設けた例を示したが、仕上用切刃が切
削しているとき、その前後に位置する前仕上用切
刃が切削を行なわないような関係位置に定めさえ
すれば、各切刃の数を増してもよいことは言うま
でもない。
以上述べたように本考案によれば、各切刃に掛
る切削代を分散して切削負荷を軽減することがで
き、そのためカツタの１回転当りの送り量を比較
的大きくとることができ、所定長さの溝をより短
時間で加工できると共に切刃の寿命を延ばすこと
ができ、また仕上用切刃は仕上切削に最も適した
状態で切削するため、前記切刃の寿命が延びたこ
とと相まつてより正確な溝幅寸法と仕上面を長時
間にわたつて得ることができる。
る切削代を分散して切削負荷を軽減することがで
き、そのためカツタの１回転当りの送り量を比較
的大きくとることができ、所定長さの溝をより短
時間で加工できると共に切刃の寿命を延ばすこと
ができ、また仕上用切刃は仕上切削に最も適した
状態で切削するため、前記切刃の寿命が延びたこ
とと相まつてより正確な溝幅寸法と仕上面を長時
間にわたつて得ることができる。
第１図は本考案による溝幅仕上用サイドカツタ
の一実施例を示す正面図、第２図は第１図の右側
面図、第３図は第１図のＺ部拡大図、第４図は第
３図の右側面図、第５図は被加工物に対する各切
刃の切削個所を示す断面図である。 １……カツタ本体、２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂ，
４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ……チツプ、６……ネ
ジ、７ａ，７ｂ……チツプ座、８ａ，８ｂ……端
面、９……位置決め駒、１０……切屑排出溝、１
１……被加工物、１２ａ……加工前の溝、１２ｂ
……加工後の溝、ａ１，ａ２，ｂ１，ｂ２，ｃ
１，ｃ２……前仕上用切刃、ｄ１，ｄ２……仕上
用切刃。
の一実施例を示す正面図、第２図は第１図の右側
面図、第３図は第１図のＺ部拡大図、第４図は第
３図の右側面図、第５図は被加工物に対する各切
刃の切削個所を示す断面図である。 １……カツタ本体、２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂ，
４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ……チツプ、６……ネ
ジ、７ａ，７ｂ……チツプ座、８ａ，８ｂ……端
面、９……位置決め駒、１０……切屑排出溝、１
１……被加工物、１２ａ……加工前の溝、１２ｂ
……加工後の溝、ａ１，ａ２，ｂ１，ｂ２，ｃ
１，ｃ２……前仕上用切刃、ｄ１，ｄ２……仕上
用切刃。
Claims (1)
- サイドカツタ本体の両側面外周部に、仕上幅ま
で段階的に拡張するように配設した複数対の切刃
を設け、前記それぞれの対の切刃は回転方向に対
して相互に半径方向に一部をラツプし、かつ対の
切刃の幅の最小のものを最大径として、幅の大な
る対の切刃ほど小径に段階的にずらしたことを特
徴とする溝幅仕上用サイドカツタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10553581U JPS5813918U (ja) | 1981-07-16 | 1981-07-16 | 溝幅仕上用サイドカツタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10553581U JPS5813918U (ja) | 1981-07-16 | 1981-07-16 | 溝幅仕上用サイドカツタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5813918U JPS5813918U (ja) | 1983-01-28 |
| JPH0131369Y2 true JPH0131369Y2 (ja) | 1989-09-26 |
Family
ID=29900070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10553581U Granted JPS5813918U (ja) | 1981-07-16 | 1981-07-16 | 溝幅仕上用サイドカツタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813918U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5350587A (en) * | 1976-10-20 | 1978-05-09 | Hitachi Ltd | Throw-away type formed cutter |
| JPS5534950U (ja) * | 1978-08-29 | 1980-03-06 |
-
1981
- 1981-07-16 JP JP10553581U patent/JPS5813918U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5350587A (en) * | 1976-10-20 | 1978-05-09 | Hitachi Ltd | Throw-away type formed cutter |
| JPS5534950U (ja) * | 1978-08-29 | 1980-03-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5813918U (ja) | 1983-01-28 |
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