JPH01313606A - 油圧式の遊び補償装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関の弁の駆動装置のための油圧式の遊
び補償装置であって、ケーシングを備えており、ケーシ
ング内に逆止弁を介して油圧負荷可能な中空ピストンを
支承してあり、中空ピストンが油貯蔵室を取り囲んでお
り、油貯蔵室が油流通通路を介して中空ピストンの内室
に接続されており、ケーシング内にスリーブを差し込ん
であり、スリーブが壁の一部分を用いてケーシングの入
口開口と油貯蔵室の上側の区分との間に油通路を形成し
ている形式のものに関する。

前記形式の遊び補償装置はＤＥ−ＯＳ　３００６６４４
号公報に記載されている。ＤＥ−ＯＳ　３００６６４４
号公報に記載の遊び補償装置は上側に位置するカム軸を
備えた内燃機関のために構成されている。運転に際し遊
び補償装置は縦軸線を中心として回転する。従って、組
み込み状態での縦軸線の傾斜に基づき油通路の開口が回
転位置に応じて高い位置若しくは低い位置を占める。開
口が低い位置を占めると、油貯蔵室の油容積が著しく小
さくなる。油貯蔵室内の油面ば不利な運転条件下でも、
空気が油流過通路を通って中空ピストンの内室内へ流入
できる程度に降下してはならない。

西独国特許出願公開Ｐ　３６３８２０２号公報には下側
に位置するカム軸を備えた内燃機関のための遊び補償装
置が記載しである。ケーシングの切欠き内に回動防止部
材が差し込まれている。この回動防止部材は、遊び補償
装置が機関ブロック内での遊び補償装置の軸線を中心と
して回動することを防止する。切欠きは油貯蔵室内に位
置している。切欠きを通って油が流出できる。

機関の特に条件の悪い運転状態では油貯蔵室が空にされ
、空気が中空ピストンの内室内へ流入することになる。

このようなことは不都合なことである。

本発明の課題は、冒頭に述べた形式の遊び補償装置を改
善して、遊び補償装置Ｑケーシングが縦軸線を中心とし
て回動不能に機関ブロック内に案内され、油貯蔵室内の
油容積が確実に維持されるようにするこてである。

前記課題を解決するために本発明の構成は、スリーブが
成形部を備えており、この成形部内に回動防止部材を支
持しており、回動防止部材がケーシングの切欠き内に差
し込まれており、スリーブが油貯蔵室を切欠きに対して
被っており、油通路が周囲の第１の箇所で油貯蔵室に開
口しており、周囲の第１の箇所が遊び補償装置の回動防
止された組み込み位置で遊び補償装置の縦軸線の傾斜状
態で周囲の他の箇所よりも高い位置にある。

スリーブによって油通路が形成されるだけではなく、回
動防止部材がいずれの場合にも切欠きを通して油を油貯
蔵室から流出させないように配置される。回動防止部材
が軸線を中心としたケーシングの回動を防止しかつ油通
路の開口が縦軸線の傾斜位置に関連して組み込み状態で
高い位置に配置されていることによって、油貯蔵室が油
で確実に満たされている。

本発明の有利な構成では、油流通通路が油貯蔵室の周囲
の第２の箇所で油貯蔵室内に開口しており、周囲の第２
の箇所が周囲の第１の箇所に対して１８０°ずらされて
いる。これによって、油流過通路が開口に比べて深い位
置に配置されている。従って、油貯蔵室の油容積がほぼ
中空ピストンの内室のために使用される。油貯蔵室の容
積は相応に小さくてよい。油貯蔵室の容積を小さくでき
ることによって、遊び補償装置の構造がコンパックドに
なる。

本発明の別の構成では、スリーブの成形部がリング通路
を形成しており、リング通路が油入口開口に向かって開
いていてかつ油通路を介して油貯蔵室に通じている。こ
のようなリング通路は一方では回動防止部材を受容及び
カバーするｔ；めに役立つ。リング通路は他方ではケー
シングの周囲で油通路に対してずらされる油入口開口か
ら油を油通路へ導く。

さらに本発明の別の構成では、油流通通路の前に別の油
通路を形成してあり、この油通路ができるだけ深い箇所
で油貯蔵室に開口している。これによって油貯蔵室の油
容積が完全に中空ピストンの内室への供給のために用い
られる。

次に図面を用いて本発明の実施例を具体的に説明する： 転がりプランジャはケーシングｌを有しており、ケーシ
ングにビン２が固定されている。ビン２にニードル３を
介してローラ４が支承されている。

ケーシングＩの切欠き５内に２つに分割された中空の行
程ピストン（６，７）が移動可能に支承されている。行
程ピストンのピストン下側部分７には逆止弁８を配置し
てあり、逆止弁は弁キャップ９、圧縮ばねｌＯ及び弁球
体１１から成っている。逆止弁８は行程ピストン（６゜
７）の内室１２とケーシングｌ内の行程ピストン（６，
７）の後方に形成された圧力室１３との間の接続部を形
成している。

圧力室１３内には圧縮ばね１４を配置してあり、この圧
縮ばねはピストン下側部分７に作用し、プレロード下で
ピストン上側部分６を保持キャップ１５に向けて押して
おり、この保持キャップはケーシングｌに取り付けられ
ている。

ピストン上側部分６は圧力球体１７のための球欠状の受
容部１６を有している。

行程ピストン（６，７）の範囲でケーシングＩにリング
部分１８を取り付けてあり、リング部分は外面１９を研
削されている。リング部分１８は一方の端部に頚部２０
を備えており、この頚部はケーシングｌに溶接されてい
る。リング部分１８の他方の端部はケーシングｌの段部
２２に装着されている。他方の端部もケーシング１と溶
接されていてよい。

リング部分１８は切欠き２３を備えており、この切欠き
内には回動防止部材２４が差しはめられている。回動防
止部材はニードルローラから成っており、このニードル
ローラは一ローラ機能なしに一転がリプランジャの軸線
方向移動に際し軸線りの方向で案内部材としてかつ軸線
りを中心とした回動を防止するために役立っている。

リング部材１８内にはスリーブ２５を配置してあり、こ
のスリーブはケーシングｌの切欠き５の範囲を取り囲ん
でいる。スリーブ２５の一方の端部は段部２２の範囲で
ケーシングｌ及びリング部材１８に密接に固定されてい
る。スリーブ２５はリング通路２６を形成しており、こ
のリング通路はリング部材１８に設けられた油入口開口
２７に向かって開いている。回動防止部材２４はリング
通路２６の範囲でスリーブ２５に支えられている。りン
グ通路２６に関連してスリーブ２５はリング部材１８に
密接している。周囲の１箇所に油通路２８がスリーブ２
５の適当な凹所によって形成されている。油通路２８は
一方の開０２９で油貯蔵室３ｏに接続しており、油貯蔵
室はスリーブ２５の内側に位置しケーシングｌの周囲を
延びている。

油貯蔵室３０は油流過通路（３１，３２，３３）を介し
て行程ピストン（６，７）　＋７）内室１２に接続され
ている２油を流過させるためにケーシングｌに油流通孔
３１が、かつ行程ピストン６．７に別の油流通孔３２が
設けられている。両方の油流通孔３１．３２をリング間
隙３３が接続している。

第１図及び第６図には鉛直な方向Ｖが示しである。ＩＩ
関ブロック内への転がりプランジャの組み込み状態では
、転がりプランジャの縦軸線りは鉛直な方向Ｖに対して
鋭角ａを成している。ローラ４の下側にはカム軸（図示
せず）のカムが接触している。圧力球体１７は機関の弁
を制御するためのロンド（図示せず）に作用している。

第１図から第３図に示した実施例は、回動防止部材２４
が縦軸線りに対して垂直に延びる半径方向の１つの横断
面の周囲の１つの箇所に接触する組み込み状態のもので
ある。この箇所は鉛直な方向Ｖに関連して半径方向の横
断面の周囲の外のすべての箇所よりも高い位置にある。

油通路２８は回動防止部材２４の範囲に位置している。

従って、油通路の開口２９は鉛直な方向Ｖに関連して、
縦軸線りに対して垂直な半径方向の１つの横断面の周囲
の外のすべての箇所よりも高い位置にある。これによっ
て油通路２８は組み込み状態で油貯蔵室３ｏの最も高い
箇所でこの油貯蔵室内に開口していることになる油入口
開口２７はリング部分１８の周囲で回動防止部材２４に
対して９０″ずらされている。油入口開口２７に対し１
８０’ずらしてリング部分１８に別の曲間口３４を設け
てあり、この曲間口はリング通路２６に接続している。

この場合、リング通路２６は油貯蔵室３ｏを迂回して油
入口開口２７と曲間０３４との間の接続部を成している
。曲間口３４によって機関ブロック内の油が別の転がり
プランジャに導がれる油流通孔３１はケーシングｌの周
囲で回動防止部材２４及び開口２９に対して１８ｏ０ず
らされている。従って、油流通孔は組み込み状態で鉛直
の方向Ｖに関連して、縦軸線りに対して垂直に延びる半
径方向の１つの横断面の最も低い箇所に位置している。

油入口開口２７を通って流入する油は、リング通路２６
を通って油通路２８に達し、次いで開口２９を通って油
貯蔵室３０内に流入する。

油流通通路（３１，３２，３３）によって油は内室１２
に達し、そこから逆止弁８を介して圧力室１３内に流入
する。リング通路２６の起こり得る空運転に際しては油
が油貯蔵室３０内に維持され、その結果特別な運転状態
でも空気が内室１２内に流入してかつそこから圧力室１
３内に達するようなことは生じない。開口２９は油貯蔵
室３０の最も高い箇所に位置し、かつ油流通孔３１は油
貯蔵室の著しく低い箇所に位置しているので、油貯蔵室
３０の油容積のほぼ全体が内室１２を補充するために用
いられる。

第４図から第６図の実施例においては、油入口開口２７
が鉛直な方向Ｖに関連して、縦軸線りに対して垂直な半
径方向の１つの横断面の周囲の最も高い箇所に設けられ
ている。これに対応してここでは油通路２８が直接に油
入口開口２７に接続している。油流通孔３１は周囲で油
通路２８に対して１８０°ずらされている（第５図参照
−第６図では図面を見易くするために油流通孔３１が実
際の位置に対して１８０°ずらして示しである）。回動
防止部材２４はリング部材１８の周囲で油入口開口２７
に対して９０″ずらされている。

第７図及び第８図の実施例においては、スリーブ２５に
回動防止部材２４を支えるための成形部３５として凹所
が設けられている。油通路２８は油入口開口２７の範囲
に位置していてスリーブ２５の凹所によって構成されて
いる。油通路２８はスリーブ２５の周囲で成形部３５に
対して１８０°ずらされている。

ケーシングｌに別のスリーブ３６が差し嵌められている
。このスリーブは別の油通路３７を形成しており、この
油通路は油流通孔３１の前に位置しかつ下方へ油貯蔵室
３０内に開口している。このような構成においつではリ
ング部分１８とケーシングｌとの間の室のほぼ全体が油
貯蔵室３０として活用される。別の油通路３７は油流通
孔３１と油貯蔵室３０のできるだけ深い箇所とを接続し
ている。油流通孔３１自体は構造的な理由から別の油通
路３７の開口の範囲に配置されない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は油
圧式の遊び補償装置、即ち転がりプランジャの部分縦断
面図、第２図は第１図の■−ｎ線に沿った断面図、第３
図は第２図のｍ−■線に沿った部分断面図、第４図は別
の実施例の遊び補償装置の部分縦断面図、第５図は第４
図のｖ−ｖ線に沿った断面図、第６図は第５図のＶｌ−
Ｖｌ線に沿った部分縦断面図、第７図はさらに別の実施
例の遊び補償装置の第６図に対応する部分縦断面図、及
び第８図は第７図の■−■線に沿った断面図である。 ｌ・・・ケーシング、２・・・ビン、３・・・ニードル
、４・・・ローラ、５・・・切欠き、６・・・ピストン
上側部分、７・・・ピストン下側部分、８・・・逆止弁
、９・・・弁キャップ、ｌＯ・・・圧縮ばね、ｌｌ・・
・弁球体、１２・・・内室、１３・・・圧力室、１５・
・・保持キャップ、１６・・・受容部、１７・・・圧力
球体、１８・・・リング部分、１９・・・外面、２０・
・・頚部、２２・・・段部、２３・・・切欠き、２４・
・・回動防止部材、２５・・・スリーブ、２６・・・リ
ング通路、２７・・・油入口開口、２８・・・油通路、
２９・・・−口、３０・・・油貯蔵室、３１及び３２・
・・油流通孔、３３・・・リング隙間、３４・・・曲間
口、３５・・・成形部、３６・・・スリーブ、３７・・
・油通路 Ｆｉｇ、３ Ｌ″″Ｈ 伽払 ［、 旦９ゑ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内燃機関の弁の駆動装置のための油圧式の遊び補償
   装置であって、ケーシングを備えており、ケーシング内
   に逆止弁を介して油圧負荷可能な中空ピストンを支承し
   てあり、中空ピストンが油貯蔵室を取り囲んでおり、油
   貯蔵室が油流過通路を介して中空ピストンの内室に接続
   されており、ケーシング内にスリーブを差し込んであり
   、スリーブが壁の一部分を用いてケーシングの入口開口
   と油貯蔵室の上側の区分との間に油通路を形成している
   形式のものにおいて、スリーブ（２５）が成形部（２６
   、３５）を備えており、この成形部内に回動防止部材（
   ２４）を支持しており、回動防止部材がケーシング（１
   、１８）の切欠き（２３）内に差し込まれており、スリ
   ーブ（２５）が油貯蔵室（３０）を切欠き（２３）に対
   して被っており、油通路（２８）が周囲の第１の箇所で
   油貯蔵室（３０）に開口しており、周囲の第１の箇所が
   遊び補償装置の回動防止された組み込み位置で遊び補償
   装置の縦軸線（Ｌ）の傾斜状態で周囲の他の箇所よりも
   高い位置にあることを特徴とする油圧式の遊び補償装置
   。 ２、油流過通路（３１、３２、３３）が油貯蔵室（３０
   ）の周囲の第２の箇所で油貯蔵室内に開口しており、周
   囲の第２の箇所が周囲の第１の箇所に対して１８０°ず
   らされている請求項１記載の遊び補償装置。 ３、油流過通路（３１、３２、３３）の前に別の油通路
   （３７）を形成してあり、この油通路ができるだけ深い
   箇所で油貯蔵室（３０）に開口している請求項１又は２
   記載の遊び補償装置。 ４、別の油通路（３７）が別のスリーブ（３６）に形成
   されている請求項３記載の遊び補償装置。 ５、スリーブ（２５）の成形部がリング通路（２６）を
   形成しており、リング通路が油入口開口（２７）に向か
   って開いていてかつ油通路（２８）を介して油貯蔵室（
   ３０）に通じている請求項１から４のいずれか１項記載
   の遊び補償装置。 ６、油通路（２８）が回動防止部材（２４）の区分に位
   置している請求項１から５のいずれか１項記載の遊び補
   償装置。 ７、リング通路（２６）がケーシング（１、１８）の別
   の油開口（３４）に通じており、この油開口が油入口開
   口（２７）に直径方向で相対して位置している請求項５
   又は６記載の遊び補償装置。 ８、油通路（２８）が油入口開口（２７）の区分に位置
   している請求項１から５のいずれか１項記載の遊び補償
   装置。