JPH0131238B2 - - Google Patents

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JPH0131238B2
JPH0131238B2 JP55147612A JP14761280A JPH0131238B2 JP H0131238 B2 JPH0131238 B2 JP H0131238B2 JP 55147612 A JP55147612 A JP 55147612A JP 14761280 A JP14761280 A JP 14761280A JP H0131238 B2 JPH0131238 B2 JP H0131238B2
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ticket
gate
detector
passage
person
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JP55147612A
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Takashi Kobayashi
Takashi Sawafuji
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS5773486A publication Critical patent/JPS5773486A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はたとえば鉄道の駅の集改札口に設けら
れて券を検査し、利用者の通行を制御する自動検
札装置に関し、特にその人間検知器とゲートの閉
鎖制御との関連に関するものである。
(従来の技術) 自動検札装置には改札装置、集札装置あるいは
その双方を備えた集改札装置がある。これらの装
置では従来から検札通路に沿つて装置の所定位置
に人間検知器を何個か設け、検札通路を通過する
人の進行方向を判定し、券の判定とも合わせて、
ゲートの開閉を制御している。従来の自動検札装
置では、不正な券を持つ者および券を所持しない
者が検札通路を通過しようとした場合には、ゲー
トを閉じることで通過しようとする者を阻止して
いた。また、これらの装置において人間検知器に
異常(不正者の検知、検知器の故障など)が発生
した場合は例外なくゲートを閉めるように制御し
ていた。しかしながら、この従来の装置ではもし
もゲート付近に子供がいた場合、ゲートの閉鎖時
に子供の顔や胸にゲートが当つてしまうおそれが
あつた。
(発明が解決しようとする課題) 従来は、正当な券を持たない者が検札通路を通
過しようとした場合にはゲートを閉じて通過を阻
止していた。しかしながら、通行人には、子供や
老人も多く、ゲートの閉鎖時に子供や老人の顔や
胸にゲートが当たるおそれがあり、子供や老人の
通行の安全性において問題があつた。
本発明は上記課題を解決するためになされたも
ので、子供や老人の通行の安全を計り、しかも不
正な大人の通行は確実に阻止する自動検札装置を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するために、人間の通
路を形成する筐体と、この筐体により形成される
上記通路を通過しようとする人の所持する券を判
定する券判定手段と、この券判定手段による不正
券の判定もしくは無券の状態によつて上記通路を
通過しようとする人の通過を阻止するために上記
筐体に配設したゲートを備え、上記ゲートは通常
上記通路を開放した状態で使用し、上記通路を通
過する人が所持する券の不正の判定もしくは無券
の状態によつて上記通路を閉鎖すべく上記ゲート
を駆動制御する自動検札装置において、上記ゲー
トと同じ高さの位置かつこのゲートが上記人間の
通路を閉鎖する際にゲートの開閉通路上を通過す
る位置に設けられ、その高さにおける物体の存在
を検知する下部検知器と、この下部検知器の上方
かつ人の進行方向前段側で上記ゲートの高さより
も高く大人の存在を検知しうる高さの位置に設け
られ、その高さにおける物体の存在を検知する上
部検知器と、この上部検知器が物体の存在を検知
していない状態でかつ上記下部検知器が物体の存
在を検知している状態にある場合に上記ゲートの
閉鎖動作を停止させ、上記下部検知器が物体の存
在を検知している状態にある場合において上記上
部検知器が物体の存在を検知した場合に上記ゲー
トを閉鎖動作させる駆動制御手段と、を備えて構
成した。
(作 用) 本発明は上記構成によつて、自動検札装置のゲ
ートの開閉位置のところに物体の存在を検知する
検知器を上部および下部に設けて、下部検知器は
ゲートと同じ高さの位置にあつて小人の検知を行
い、上部検知器は大人の存在を検知できる位置に
あつて大人の通過を検知する。そして、上部検知
器が物体を検知しておらず、下部検知器が物体の
検知情態にある場合にはゲートの閉鎖を停止す
る。このため、子供や老人の通過時にゲートが閉
じることなく安全な通行ができる。一方、下部検
知器が物体の検知状態にある場合であつても上部
検知器が物体の検知状態になればゲートは閉鎖さ
れる。これによつて、不正な大人の通行は確実に
阻止されることとなる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら説
明する。第1図は自動集改札装置の平面図であ
る。第1図の自動集改札装置1は利用者の通路2
をはさんで2台の自動検札装置3,4が向い合つ
て構成されている。自動検札装置3は、矢印Aの
方向から進入して来る利用者(便宜上こちらを構
外から構内に入る者とする)の券を検札するため
の検札装置、自動検札装置4は矢印B方向から進
入して来る利用者(構内側から構外へ出る者)の
券を検札するための検札装置である。一般に券は
右手で持つ者が多いことから、それぞれ進行方向
の右側を検札装置としている。自動検札装置3に
はA方向から進入して来る者が券を挿入するため
の挿入口5と、検札された券の排出口6とが利用
者の進行方向に沿つて設けられている。同様に自
動検札装置4にはB方向から進入する利用者の券
の検札用に券挿入口7、券排出口8が設けられ
る。これらの券挿入口5,7から挿入された券は
排出口6,8から排出されるまでに情報を読み取
られ、検札される。各検札装置3,4にはA方向
からの不正進入者をさえ切るゲート9,10が券
の排出口6の更に進行方向より対向して設置され
る。このゲート9,10は矢印11,12で示す
ように利用者の進行方向に開閉する。また、B方
向からの不正進入者をさえ切るゲート13,14
が、券の排出口の更に進行方向寄りに対向して設
置される。このゲート13,14も矢印15,1
6で示すように利用者の進行方向と同方向に開閉
する。一方、検札装置3,4には枠体17,18
がそれぞれ設けられる。この枠体17,18には
大人用の人間検知器(上部検知器と称す)が設置
され、中を通過する人間の通行方向の判定に使用
される。また、枠体17上には子供券などの特殊
券の検札時に点灯する子供表示ランプ19と、不
正券の使用等改札異常の発生時に点滅する警報ラ
ンプ20が設置される。
次に人間検知器の配置について第2図を用いて
説明する。第2図は第1図の装置をX−X′方向
から見た側面図である。ただしゲート9,13は
開状態を示している。人間検知器は第2図に示す
ように10個の検知器(受光器)T1,T2……,T10
と、これらの検知器に対向して検札装置4側に設
けられる光源とから構成される。そして上記検知
器T1,T2,……,T10の受光具合によつて利用者
の通過方向を判定する。次に第2図に従つて人間
検知用の検知器T1,T2,……,T10の位置関係を
説明する。検知器T1,T2,……,T10は枠体17
上にあつて大人の通行を検知する上部検知器21
と、改札機3の筐体22上にあつて小人(子供)
の通行を検知する下部検知器23とから構成され
る。これらの検知器のうち上部検知器21は検知
器T2,T5,T7,T9、下部検知器23は検知器
T1,T3,T4,T6,T8,T10から構成される。ま
た、これらの検知器T1,T2,……,T10は通路方
向に沿つても大きく5カ所に分けることができ
る。すなわち、ゲート13側にあつてA方向から
の進入者もしくはB方向からの退出者を検知する
第1検知ゾーン24、装置の中央にあつて中央通
過者の方向を検知する第2検知ゾーン25、ゲー
ト9側にあつてB方向からの進入者もしくはA方
向からの退出者を検知する第3検知ゾーン26、
第1検知ゾーン24と第2検知ゾーン25の間に
設けた第4検知ゾーン27、第2検知ゾーン25
と第3検知ゾーン26との間に設けた第5検知ゾ
ーン28とである。第1検知ゾーン24は上部検
知器T9と下部検知器T10から構成される。下部検
知器T10はゲート13のすぐ上部に設けられゲー
トの開閉部に人が存在するか否かを検知するもの
である。上部検知器T9は下部検知器T10の上方か
つわずかに(10cm内外の間隔)通路内にあり、A
方向に進入もしくはB方向に退出する大人の検知
を行なう。第2検知器25は検札装置3の中央に
対称に10cm内外の間隔で上部検知器T5,T7、下
部検知器T4,T6が設置されている。この第2検
知25によつて装置の中央を通る利用者の通過方
向を検知する。第3検知26は検札装置3の中心
に対し第1検知24の検知器T9,T10と対称の位
置に検知器T2,T1が設置される。検知器T1はゲ
ート9のすぐ上部に設けられ、ゲートの開閉部に
人が存在するか否かを検知するものである。ま
た、検知器T2は検知器T1の上方かつわずかに通
路内にあり、B方向に進入もしくはA方向に退出
する大人の検知を行なう。第4、第5検知器2
7,28はそれぞれ下部の検知器T8,T3によつ
て構成され、利用者の進入退出を検知する。
次にこれらの検知器T1,T2,……,T10とゲー
トの駆動機構との関係等の内部構成について第3
図を参照して説明する。第3図は大きくはゲート
を駆動するための信号を送出するためのブロツク
31とゲートを駆動するためのブロツク32とか
ら構成される。そして信号送出ブロツク31は券
判定ブロツク33、人間検知ブロツク34、表示
制御ブロツク35、及び切換操作装置30とから
構成される。券判定ブロツク33は券Pを検知し
その券面情報を読取つて正否を判定するブロツク
である。このブロツク33は券Pの情報を読取る
読取装置36と、この読取装置36で読取つた情
報により券Pの正否を判定する券判定回路37及
び券の挿入口5,7にあつて券の挿入を検知する
検知装置38、券の排出口6,8にあつては券の
排出を検知する検知装置39とから構成される。
人間検知ブロツク34は光源L1,L2,……,L10
及びこの光源に対向する受光素子(検知器)T1
T2,……,T10からなる人間検知器40と、人間
検知器40の検知器T1,T2,……,T10からの信
号を受けてその検知状態(明暗)を判別する検知
信号判別回路41と、この検知信号判別回路41
からの信号により人間の通行方向を判定する通過
方向判定回路42とから構成される。この人間検
知ブロツク34は自動集改札装置1の通路2を通
る人間や物体を検知器T1,T2,……,T10によつ
て検知し通行方向を判定する。表示制御ブロツク
35は装置の状態を表示制御するブロツクであ
る。このブロツクは表示制御回路43によつて制
御される。そしてこの表示制御回路43は券挿入
口5,7のシヤツタ44、検札装置3,4の進入
表示灯45、検札装置3の枠体17上に設置され
た子供表示ランプ19、異常表示ランプ20及び
異常が検出されたときに警報を発する警報チヤイ
ム46を制御する。切換操作装置30は装置の電
源開閉、装置のモードの選択等を行なうものであ
る。モード設定としてはゲートの常開、常閉、集
札、改札、集改札両用モード等がある。また、こ
の切換操作装置30は券判定回路37、検知信号
判別回路41、通過方向判定回路42、表示制御
回路43及びゲートの駆動制御回路47をそれぞ
れ遮断、接続しかつそれぞれ各回路からの情報を
集中管理することができる。さらに、ゲート駆動
ブロツク32は信号送出ブロツク31から送出さ
れる信号を受けてゲートの開閉を行なうブロツク
である。このブロツクは、信号送出ブロツク31
からの信号を受けてゲートの駆動装置を制御する
駆動制御回路47、この駆動制御回路47によつ
て駆動を制御される駆動装置48、この駆動装置
48に連結されて開閉制御されるゲート49(第
1図のゲート9,10,13,14)及びこのゲ
ート49の開閉状態を検知し駆動制御回路47に
帰還させるリードスイツチ50から構成される。
次に上記の構成から成る装置の動作を説明す
る。
今、第1図に示すような両方向用自動検札装置
(自動集改札装置)において、利用者がA方向か
ら入つて来た場合について説明する。両方向モー
ドの時は第4図に示すように通常はゲート9,1
0,13,14はすべて開放状態(常開)になつ
て待機している。尚第4図以後は第1図の動作説
明なので、第1図と同一番号を付して説明する。
この状態においてA方向から入つた来た利用者は
検札装置3の券の挿入口5から券を挿入する。券
が挿入されると検知装置38が検知して表示制御
回路43に伝える。表示制御回路43は挿入口5
及び検札装置4の挿入口7のシヤツタ44(第3
図示)を閉じて次の券を挿入させないようにす
る。また入口の進入表示灯45(第3図示)も消
灯される。検札装置3の挿入口5から挿入された
券は検札装置3内を搬送されて第3図示の読取装
置36によつて券面情報が読取られ、券判定回路
37によつてその券の正否を判定される。判定さ
れた券は例えば集札の場合は検札装置内に取込ま
れ、改札の場合や不正券の場合は排出口6から排
出される。利用者は一般に券挿入と同時に改札通
路2内に進入する。この通過の様子は検知器T1
T2,……,T10及び第3図の人間検知ブロツク3
4によつて検知されている。券が正券の場合はゲ
ート9,10は全く作動しない。そしてA方向の
利用者は券を排出口6から受け取つて構内へ入る
ことができる。排出口6に券が無くなると検知装
置39が検知して表示制御回路43に伝え、表示
制御回路43は挿入口5,7のシヤツタ44を開
き、次の券の挿入が可能になる。以上のように正
券投入の場合は問題ないが、上記において不正券
(異常券も含む)が投入された場合の動作を次に
説明する。挿入口5から挿入された券が第3図に
示す券判定回路37によつて不正券であることが
判明すると、第4図のゲート9,10が閉じてA
方向からの利用者の通過を阻止する。不正券の方
は改札マークを付さずにそのまま排出口6から排
出される。そして異常表示ランプ20が点滅する
とともに警報チヤイム46(第3図)が鳴ること
により異常の発生を知らせる。この動作の流れを
第3図によつて説明する。券Pの情報は読取装置
36によつて読取られ電気信号に変換されて券判
定回路37へ送られる。券判定回路37は券情報
を判定し、不正券であると判定した場合駆動制御
回路47へゲートを閉じるモードの信号を出すと
ともに表示制御回路43へも異常表示の要求信号
を出す。駆動制御回路47はリードスイツチ50
の信号によつてゲート49のモードを確認し、ゲ
ート「開」のモードであれば駆動装置48を駆動
させる。駆動装置48には1方向回転モータが使
われ、ゲートはこのモータと連動し、ほぼ半回転
する毎に開閉両モードが入れ変るようになつてい
る。すなわちゲート49のこの場合は第4図のゲ
ート9,10は駆動装置48の駆動でモードが入
れ変り「閉」状態となる。駆動制御回路47はゲ
ート49のモードをリードスイツチ50によつて
確認し、券判定回路37からの信号のモードと一
致したら駆動装置48の動作を停止させる。この
ようにしてゲートを閉じて不正券者の通行を阻止
することができるのであるが、これは人間検知器
40の検知器T1,T2,……,T10が正常に動作し
ている時の話である。もしも上記不正券検知のと
き人間検知器40の検知器T1が「暗」すなわち
検知状態で、検知器T2が「明」(非検知)の状態
であつたとする。これは第3検知ゾーン26がゲ
ート9,10の開閉動作位置に小人(子供)のい
る可能性が強いことを知らせているのである。本
装置ではこの場合ゲート9,10は作動しない。
第3図に示すように検知信号判別回路41は駆動
制御回路47に対し人間検知器40の信号を送つ
ている。駆動制御回路47は券判定回路37の動
作よりも人間検知の第3検知ゾーン26の信号の
方を優先させ、ゲートの開閉モードにかかわらず
駆動装置48を駆動させない。従つて不正券の投
入者は通路2内を何の妨害も受けることなく券を
排出口6から受け取つて通過しようとする。そし
て検知器T3を通過し検知器T2をさえ切る。検知
信号判別回路41はこの検知器T1が「暗」の状
態において検知器T2がさえ切られて「暗」状態
になつたことを駆動制御回路47へ伝送する。す
なわち、これは大人が第3検知ゾーンに達した事
を検知しているのである。駆動制御回路47は検
知信号判別回路41からこの信号を受けてゲート
49この場合は第4図のゲート9,10が閉鎖さ
せ得る状態になつたことを知る。そこで駆動制御
回路47は券判定回路37からの信号に従つて駆
動装置48を駆動し、ゲート9,10を閉じる。
検知器T2が「暗」状態になつた後ゲート9,1
0が閉じるまでの時間はほとんど瞬時に行なわ
れ、よほどの高速で通過しない限り、人はゲート
9,10によつて阻止される。また検知器T1
T2の人間検知をもつてゲート9,10の閉鎖を
行ない得る理由は、検知器T1とT2の通路方向の
間隔が10cmほどしか無く、2人の人間が各々検知
器T1とT2を同時にしや断することはあり得ない
と判断できるからである。ゲート9,10によつ
て構内への進入を阻止された利用者は、今度は矢
印B方向へ進み第5検知ゾーン28、第2検知ゾ
ーン25、第4検知ゾーン27を順次通過し、第
1検知ゾーン24を通過して構外側にもどる。第
1検知ゾーン24が人間の通過を検知したら通過
方向判定装置42の働きによりゲート9,10が
開かれる。もちろん仕様によりたとえば第4検知
ゾーン27を通過した時点でゲート9,10を開
いてもさしつかえない。これらの人間の通過方向
の検知は通過方向判定回路42によつて行なわれ
る。上述のように第1検知ゾーン24が人間の通
過を検知すればゲート9,10は開かれる。この
ゲート駆動動作はたとえ検知器T1が故障してい
ても作動する。すなわち、これはA方向から進入
した利用者が通路2を通つて検知器T2のところ
まで来た時点ですでにT1には子供は存在しない
と判断できるためである。そして、利用者が戻つ
て通路2の外に出ると装置1は切換操作装置36
によつて設定されたモードに復帰するのである。
尚、上記実施例では通行者がA方向から進入す
る場合について説明したが、B方向からの進入に
ついても検札装置4、ゲート13,14が検札装
置3、ゲート9,10と同様の動作を行なう。ま
た、通行者が無券で進入した場合には検知信号判
別回路41及び通過方向判定回路42が働き、A
方向からの進入者に対してはゲート9,10が、
B方口からの進入者に対してはゲート13,14
が作動して通行を阻止する。
以上のように本装置によれば、不正券、異常券
や無券進入など検知異常の発生時はその通行者の
出口側のゲートを閉じることによつて検札装置の
通過を阻止するようにした。すなわち、たとえば
A方向からの進入者に対してはゲート9,10を
閉じて阻止している。そしてこの通過阻止時にゲ
ート13,14は閉じないので、利用者を通路内
に閉じ込めてしまうおそれはない。また、ゲート
を閉鎖すべき状態のときにもしもゲート開閉部の
検知器T1またはT10に異常があれば、該当するゲ
ートの閉鎖動作を行なわないようにしている。し
たがつて子供がゲートのところにいて開閉時に頭
や顔をぶつける必配はない。そしてこれらはA方
向、B方向どちらからの進入者に対しても同様に
動作するので1つの通路を集改札両用に使つてし
かも子供の安全を保護するとともに大人の通行を
確実に制御することができる。さらに集改札両用
機の場合、券がどちらか一方に挿入されるとその
挿入口も他方の挿入口も閉じて次の券の挿入を阻
止し、さらに進入表示も消して次の人に対し進入
案内を行なわないようにした。これによつて通行
者が通路内で衝突するおそれがなくなつた。その
他本装置においてはゲートの開閉駆動装置には一
方向回転モータを用い、その定周期の回転毎にゲ
ートの開閉が入れかわるようにした。従つて駆動
制御回路は駆動装置の駆動を命ずるだけで良く、
その駆動方向を指定する必用が無いので制御しや
すくなるという特徴もある。尚、本発明によれば
結果として子供の不正券者や無券者の通行を許し
てしまう結果になるが、これは特に小さい子供や
腰の曲つた老人等、弱者の通行の安全を確保する
ための特別の配慮でありやむを得ない。
次に人間検知を行なわない「OFF」のときの
装置の動作を説明する。人間検知用の検知器T1
T2,……,T10のいずれかが故障して人間の通過
方向の判定が不可能になつた場合やラツシユ時な
どには人間検知を切ることがある。この場合は人
間の通過方向は全く判断できなくなるが、それで
も装置は不正者を阻止することが可能である。
人間検知の遮断「OFF」は第3図の切換操作
装置30によつて手動で行なわれる。人間検知
「OFF」の状態になると第3図に示す通過方向判
定回路42が遮断され、不使用状態になり、駆動
制御回路47への信号入力源が1つ減る。しか
し、他の券判定回路37、検知信号判定回路4
1、切換操作装置30からの信号は遮断されず、
これらの入力信号によつてゲートは開閉を制御さ
れる。装置の動作については第4図を用いて説明
する。第4図の装置は集改札両方向モードで運用
される装置で、第3図示の手動操作手段30によ
つて常時はゲートは開状態を保たれている。ここ
では利用者がB方向から進入した場合について説
明する。B方向から入つて来た利用者は検札装置
4の挿入口7から券を挿入する。券が挿入される
と、挿入口7及び検札装置3の挿入口5はシヤツ
タ44(第3図に示す)が閉じられ、次の券の挿
入を防止する。また入口の進入表示灯45(第3
図に示す)も消灯される。検札装置4の挿入口7
から挿入された券は検札装置4内を搬送されて検
札装置3の場合と同様に第3図に示す読取装置3
6によつて券面情報が読取られ券判定回路37に
よつてその券の正否を判定される。ここで検札装
置3,4は第3図の構成は共通なので同一番号を
用いて説明する。判定された券は集札の場合は検
札装置4内に取込まれ、改札の場合や不正券の場
合は排出口8から排出される。B方向からの利用
者は改札通路2を通つて構外側で出る。券の挿入
口5,7のシヤツタ44は券排出口8に設けられ
た券検知装置39が券の無くなつたことを検知し
た後、所定時間経過の後開いて次の券を受け入れ
可能にする。これが正券投入の場合の動作であ
る。次に上記において不正券が挿入された場合の
動作について説明する。挿入口7から挿入された
券が第3図に示す券判定回路37によつて不正券
(または異常券)であることが判明すると第4図
のゲート13,14が閉じてB方向からの利用者
の通過を阻止する。不正券は排出口8から排出さ
れる。そして異常表示ランプ20が点滅するとと
もに警報チヤイム46が鳴つて異常の発生を知ら
せる。この動作の流れを第3図によつて説明す
る。券Pの情報は読取装置36によつて読取られ
券判定回路37へ送られる。券判定回路37は券
情報を判定する。その判定の結果不正券であるこ
とが判明すると、券判定回路37は駆動制御回路
47へゲート「閉」のモードの信号を出すととも
に表示制御回路43へも異常表示を要求する信号
を出す。表示制御回路43は異常表示ランプ20
を点滅させ、警報チヤイム46を鳴らして異常の
発生を知らせる。駆動制御回路47はリードスイ
ツチ50の信号によつてゲート49この場合はゲ
ート13,14のモードを確認し、ゲートが
「開」のモードであれば駆動装置48を駆動させ
る。駆動装置48はゲート49すなわちここでは
ゲート13,14を「閉」状態に回動させて停止
する。ゲート13,14が閉じることにより利用
者は構外側への通過を阻止される。通過を阻止さ
れた利用者は券を排出口8から受け取つて構内側
にもどる。券の検知装置39は排出口8に券が無
くなつたことを表示制御回路43に伝える。表示
制御回路43は所定時間経過後投入口5,7のシ
ヤツタ44を開いて次の券の挿入を可能にする。
ゲート13,14は故障している検知器以外の検
知器が「明」であることが検知信号判別回路41
によつて判別されると開く。次に人間検知
「OFF」すなわち通過方向判定回路42の遮断時
に検知器T10が検知状態(故障も含む)にある場
合の動作について説明する。この場合不正券を挿
入口7に挿入しても検知信号判別回路41は駆動
制御回路47に対してゲート駆動禁止の信号を出
しているためゲート13,14は閉じない。従つ
て利用者は警報チヤイム46が鳴つているにもか
かわらず券を排出口8から受け取つて通過しよう
とする。そして検知器T8を通過し検知器T9をさ
え切る。検知器T9が「暗」状態になると検知信
号判別回路41は検知器T10が「暗」の状況下に
おいて検知器T6も「暗」状態になつたことを駆
動制御回路47に伝送する。すなわち、これは大
人が第1検知ゾーン24に達した事を検知した状
態である。駆動制御回路47は検知信号判別回路
41からの信号を受けてゲート13,14が閉鎖
させ得る状態になつたことを知る。そこで駆動制
御回路47は券判定回路37からの信号に従つて
駆動装置48を駆動しゲート13,14を閉じ
る。これによつてB方向からの不正券による利用
者は通過を阻止される。ゲート13,14によつ
て構外側への通過を阻止された利用者は通路2内
を構内側に逆もどりする。しかし本装置は通過方
向の判定は行なわない。従つて装置1は利用者が
構内側にもどり人間検知用の検知器T1,T2,…
…,T9が故障中のものを除いてすべて「明」に
なつた状態において、タイマーが作動し所定時間
後ゲート13,14を開く。しかし、もしもここ
で故障中のもの以外の検知器で「暗」状態になつ
ているものがある場合はタイマーが作動し所定時
間(例えば数十秒)以上「暗」状態が続く場合は
故障表示を出し使用を中止させる。そして故障し
た検知器は切換操作装置30によつて検知信号判
別回路41から切離される。
尚、上記実施例では通行者がB方向から進入す
る場合について説明したが、A方向からの進入に
ついても検知器T1,T2、ゲート9,10が検知
器T10,T9、ゲート13,14と同様の動作を行
なう。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、子供や老
人がゲートの閉鎖時に顔や胸をゲートにぶつける
ことを防止することができるので、子供や老人の
通行の安全を確保することができるばかりでな
く、不正な大人の通行は確実に阻止することがで
きるという作用効果を有する自動検札装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置の平面
図、第2図は同列側面図、第3図は本発明の一実
施例を示す装置のブロツク構成図、第4図は第1
図の装置の動作を説明するための動作説明図であ
る。 2…通路、3,4…自動検札装置(筐体)、9,
10,13,14…ゲート、T2,T9…上部検知
器、T1,T10…下部検知器、33…券判定ブロツ
ク(券判定手段)、47…駆動制御回路(駆動制
御手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 人間の通路を形成する筐体と、この筐体によ
    り形成される上記通路を通過しようとする人の所
    持する券を判定する券判定手段と、この券判定手
    段による不正券の判定もしくは無券の状態によつ
    て上記通路を通過しようとする人の通過を阻止す
    るために上記筐体に配設したゲートとを備え、上
    記ゲートは通常上記通路を開放した状態で使用
    し、上記通路を通過する人が所持する券の不正の
    判定もしくは無券の状態によつて上記通路を閉鎖
    すべく上記ゲートを駆動制御する自動検札装置に
    おいて、 上記ゲートと同じ高さの位置かつこのゲートが
    上記人間の通路を閉鎖する際にゲートの開閉通路
    上を通過する位置に設けられ、その高さにおける
    物体の存在を検知する下部検知器と、 この下部検知器の上方かつ人の進行方向前段側
    で上記ゲートの高さよりも高く大人の存在を検知
    しうる高さの位置に設けられ、その高さにおける
    物体の存在を検知する上部検知器と、 この上部検知器が物体の存在を検知していない
    状態でかつ上記下部検知器が物体の存在を検知し
    ている状態にある場合に上記ゲートの閉鎖動作を
    停止させ、上記下部検知器が物体の存在を検知し
    ている状態にある場合において上記上部検知器が
    物体の存在を検知した場合に上記ゲートを閉鎖動
    作させる駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動検札装置。
JP55147612A 1980-10-23 1980-10-23 Automatic ticket checking device Granted JPS5773486A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5463900A (en) * 1977-10-31 1979-05-23 Toshiba Corp Automatic ticket inspecting apparatus

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