JP3370893B2 - 電気錠制御装置 - Google Patents

電気錠制御装置

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JP3370893B2
JP3370893B2 JP08073597A JP8073597A JP3370893B2 JP 3370893 B2 JP3370893 B2 JP 3370893B2 JP 08073597 A JP08073597 A JP 08073597A JP 8073597 A JP8073597 A JP 8073597A JP 3370893 B2 JP3370893 B2 JP 3370893B2
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昌美 成住
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、金融機関のキャ
ッシュコーナー等の店舗を利用する者の身の安全を確保
するための電気錠制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無人店舗の利用者の身の安全を確
保するための電気錠制御装置としては、本出願人が先に
出願した特願昭61−192666号がある。この発明
は、無人店舗内に投光器と受光器で構成される光遮断式
のセンサーで人体検出器を形成し、受光器に光量の変化
があったときこれを人の存在として検出するようにした
人体検出器を設置し、人体検出器からの検出信号が出力
されていないとき、つまり、無人店舗館内に利用者(在
室者)がいない場合は、無人店舗への出入口に設置した
電気錠を解錠状態としておき、外部からの利用客が店舗
内に入室することができるようにしている。
【0003】そして、人体検出器からの検出信号が出力
されているとき、つまり、無人店舗内に利用者がいる場
合は、無人店舗への出入口扉の電気錠を施錠し、在室者
が検出されている間、つまり、利用者がキャッシュコー
ナーを利用している間は、外部からの他の者が無人店舗
内に侵入することをできなくし、利用者の身の安全を確
保するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、所定数設置した人体検出器のうちの1つでも検出信
号を出力すると、利用者が店内にいると判断し、電気錠
を施錠するようにしている。ところが、上記構成による
と、店舗内に人が入っていない場合でも、たとえば、外
部からの照明光などが検出器に入射し、光量の変化によ
ってこれを人物として誤って検出信号を出力するような
場合がある。また、人体検出器が故障し、利用者が店内
にいるにもかかわらず検出信号を出力しなくなってしま
うことがある。
【0005】これでは、利用者が入室していないにもか
かわらず電気錠が施錠されてしまうことがあった。ま
た、逆に、利用者が入室しているにもかかわらず、電気
錠が施錠されず、内部からの電気錠を施錠する手段も設
けられていないため電気錠を施錠することもできず、利
用者の身の安全を確保するという目的を達成することが
できなくなるという問題があった。
【0006】また、扉の開閉に関係なく電気錠を施錠し
てしまうため、利用者が扉を閉じる前に電気錠の施錠動
作を終了してしまう恐れがあり確実に電気錠を施錠する
ことができなかった。さらに、人体検出器には、人を検
出したときに発生する温度等の変化を検出信号として出
力するものもあるが、温度等の変化は瞬間的なものであ
るため、検出信号を一定時間(例えば2秒間)連続して
出力するようにしているものがある。このような人体検
出器を前記従来技術に適用した場合、利用者が退出した
後も検出信号が出力され続けるため、利用者の退出後で
あっても人体検出器からの検出信号が出力されている間
は電気錠が施錠状態となってしまい、利用者の退出直後
は検出信号が出力されなくなるまでの間他の利用者が入
室することができなくなってしまうという問題があっ
た。
【0007】そこで、本願発明は、人が入室していない
にもかかわらず電気錠が誤動作して施錠状態となってし
まうようなことを防止するとともに、たとえ人体検出器
が故障したとしても利用者の利用中は出入口の電気錠を
確実に施錠することができ、利用者の安全を確保すると
ともに、利用者が退出した直後であっても他の利用者が
店舗内に入室することができる電気錠制御装置を提供す
るこにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題を解
決するためになされたもので、請求項1記載の電気錠制
御装置は、互いの検出区域の少なくとも一部が重複する
ように監視区域内に設置され、検出区域内の人を検出し
たときに検出信号を出力する複数の人体検出器と、監視
区域内への出入口扉に設置され、扉の開閉を検出し信号
を出力する扉開閉検出器と、監視区域内への出入口扉に
設置され、施錠信号が入力されると施錠状態となる電気
錠と、扉開閉検出器からの入力信号をもとに扉が閉じて
いることが検出されているときに、少なくとも2つの人
体検出器からの検出信号が入力されると電気錠に施錠信
号を出力する制御装置とから構成されることを特徴とし
ている。
【0009】また、請求項2記載の電気錠制御装置は、
請求項1記載の電気錠制御装置において、操作されると
施錠指令信号を出力する施錠ボタンと、操作されると解
錠指令信号を出力する解錠ボタンと、監視区域内への出
入口扉に設置され、施錠信号が入力されると施錠状態に
し、解錠信号が入力されると解錠状態となる電気錠とを
設け、前記制御装置は、扉開閉検出器からの入力信号を
もとに扉が閉じていることが検出されているときに少な
くとも2つの人体検出器からの検出信号が入力されると
き、または、扉開閉検出器からの入力信号をもとに扉が
閉じていることが検出されているときに施錠ボタンから
の施錠指令信号が入力されたときに、電気錠に施錠信号
を出力し、解錠ボタンからの解錠指令信号が入力された
ときに、電気錠に解錠信号を出力することを特徴とす
る。
【0010】さらに、請求項3記載の電気錠制御装置
は、請求項1又は請求項2記載の電気錠制御装置におい
て、前記制御装置は、扉開閉検出器からの入力信号をも
とに扉が閉じたことが検出されたときから一定時間は、
人体検出器からの検出信号に基づく電気錠の施錠を行わ
ないことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明の電気錠制御装置の構成
を図1のブロック図に示す。図1において、1は、監視
区域全体を検出区域とし、検出区域内の人の有無を検出
して検出信号を出力する人体検出器である。2は、監視
区域内の一部を検出区域とし、検出区域内の人の有無を
検出して検出信号を出力する人体検出器である。なお、
人体検出器1の検出区域Aおよび人体検出器2の検出区
域Bは、一部が重複するように設定している。本実施例
では、図2に示すように人体検出器1の検出区域Aは監
視区域である無人店舗全体とし、人体検出器Bは、人体
検出器1の検出区域Aの一部で利用者が作業を行う作業
台の付近としている。これにより、少なくとも利用者が
作業台(金融機関の現金自動支払い機や現金自動預け支
払い機(CD/ATM)あるいはCD/ATMを利用す
る際に使用するカードを自動的に発行するための装置)
にて作業を行っている間は、両方の人体検出器から検出
信号が出力されることになる。
【0012】また、本実施例では監視区域内に設置され
ている人体検出器は2個であるが、これに限定されるも
のではない。また、人体検出器としては、赤外線感知セ
ンサを利用したものを使用しているが、人物が検出区域
内で移動した場合にこれを検出して検出信号を出力する
ものであればよく、これに限定するものではない。3
は、監視区域の出入口扉の開閉状態を検出する扉開閉検
出器である。
【0013】4は、監視区域内の出入口扉に設置され、
施錠信号が入力されると施錠状態なる電気錠である。5
は、人体検出器1、2と扉開閉検出手段3からの信号の
入力に応じて電気錠4に施錠信号を出力するとともに、
人体検出器10からの信号入力および電気錠4の施解錠
状態に応じて表示装置6やスピーカー7により表示また
は報知するメッセージを選択する選択信号を出力する制
御装置である。
【0014】6は、監視区域外に設置され、予め複数の
メッセージを記憶しておき、制御装置5からの選択信号
が入力されるとその選択信号に応じたメッセージを文字
にて表示するLED等の表示装置である。7は、監視区
域外に設置され、予め複数のメッセージを記憶してお
き、制御装置5からの選択信号が入力されるとその選択
信号に応じたメッセージを音声にて報知するスピーカー
である。
【0015】10は、店舗の出入口付近に設置され、出
入口に近付いた人を検出し、検出信号を出力する人体検
出器である。
【0016】
【実施例1】本願発明の電気錠制御装置の第1の実施例
の構成を図1のブロック図に、また、この電気錠制御装
置の動作を図3のフローチャート及び図4のタイムチャ
ートを用いて説明する。通常、店舗内に利用者がいない
場合は、店舗への出入口扉に設置された電気錠4は解錠
状態である。 〔入室時の動作〕利用者が、店舗への出入口扉を開放し
て()店内に入室し扉を閉じると、扉開閉検出器3よ
り閉扉信号が出力され、制御装置5は、扉が閉鎖された
と判断し(S11)、人体検出器1からの検出信号が入
力されているか否かを判断する(S12)。
【0017】なお、制御装置5は、ステップ11で、扉
開閉検出器3から開扉信号が入力されている。つまり、
店舗への出入口扉が開放されている場合は、利用者がい
るか否かの判断は行わず、人体検出器1および2からの
検出信号が入力されても電気錠4は施錠しない。利用者
が店内に入室すると、まず、人体検出器1が利用者を検
出し、さらに店内を進むと、人体検出器2が利用者を検
出して制御装置5に検出信号が入力される。
【0018】制御装置5は、人体検出器1および2から
の検出信号が入力されているか否かを判断し(S12,
13)、人体検出器1および2からの検出信号が入力さ
れていれば、電気錠4に対し施錠信号を出力する(S1
4,)。電気錠4は、制御装置5からの施錠信号が入
力されると施錠状態となる。その後、電気錠4は、人体
検出器1および2からの検出信号が無くなっても施錠状
態のまま保持される。 〔退室時の動作〕利用者が作業を終了し、出入口扉のド
アノブを回して電気錠4を解錠して扉を開放すると、扉
開閉検出器3より開扉信号が制御装置5に対して出力さ
れる。
【0019】開扉信号が入力された制御装置5は、電気
錠4が解錠され、扉が開放されたと判断する(S15、
)。これにより、利用者の利用後は、電気錠4が解錠
状態となり、次の利用者が店内に入室することができ
る。なお、制御装置5は、人体検出器1および2からの
検出信号が入力されていても、扉開閉検出器3からの開
扉信号が入力されると、電気錠4が解錠され、利用者は
退出したと判断する。
【0020】もし、退出する利用者と入れ替わりに次の
利用者が入室した場合は、新たに入室した利用者による
検出信号が入力されるため、扉が閉じると同時に制御装
置5より電気錠4に対して施錠信号が出力され、電気錠
4を施錠状態とすることができる。さらに、例えば店舗
の出入口扉の付近にLED等の表示装置6やスピーカー
7等を設けて、電気錠4の施解錠状態や店舗の開店時
刻、閉店時刻などのスケジュールに応じて制御装置5か
ら選択信号を出力し、店舗が利用中であることや間もな
く閉店することを文字や音声にて次の利用者に知らせる
ようにしてもよい。
【0021】また、店舗の出入口付近に近付いた人を検
出する人体検出器10を設け、制御装置5は、この人体
検出器10が出入口付近に近付いた人を検出したときに
出力する検出信号が入力したときに選択信号を出力する
ようにしてもよい。このように、実施例1の電気錠制御
装置によれば、扉開閉検出器が閉じているときに複数の
人体検出器が検出信号を出力したときのみ電気錠を施錠
するようにしたため、人が入室していないにもかかわら
ず施錠されるようなことを防止することができる。ま
た、利用者が扉を閉じる前に電気錠の施錠動作を行うこ
とがなく、確実に施錠動作を行うことができる。
【0022】
【実施例2】本願の電気錠制御装置の第2の実施例の構
成を図5のブロック図に、また、この電気錠制御装置の
動作を図6のフローチャートおよび図7のタイムチャー
トに示す。図5において、人体検出器1,2,10と扉
開閉検出器3と表示装置6とスピーカー7は実施例1と
同じものであるため、ここでは説明を省略する。
【0023】4は、監視区域内への出入口扉に設置さ
れ、施錠信号が入力されると施錠状態とし、解錠信号が
入力されると解錠状態となる電気錠である。8は、監視
区域内に設置され、利用者により操作されると施錠指令
信号を出力する施錠ボタンである。9は、監視区域内に
設置され、利用者により操作されると解錠指令信号を出
力する解錠ボタンである。
【0024】5は、制御装置で、人体検出器1,2と扉
開閉検出手段3と施錠ボタン8と解錠ボタン9からの信
号の入力に応じて電気錠4に施錠信号または解錠信号を
出力するとともに、人体検出器10からの信号の入力お
よび電気錠4の施解錠状態に応じ表示装置やスピーカー
により表示または報知するメッセージを選択する選択信
号を出力する。
【0025】次に、本願の電気錠制御装置の第2の実施
例の動作を図6のフローチャートおよび図7のタイムチ
ャートを用いて説明する。 〔入室時の動作〕利用者が、店舗への出入口扉を開放し
て()店内に入室し扉を閉じると、扉開閉検出器3よ
り閉扉信号が出力され、制御装置5は、扉が閉鎖された
と判断し(S21)、人体検出器1からの検出信号が入
力されているか否かを判断する(S22)。
【0026】なお、制御装置5は、ステップ21で、扉
開閉検出器3から開扉信号が入力されている、つまり、
店舗への出入口扉が開放されている場合は、利用者がい
るか否かの判断および施錠ボタン8から施錠指令信号が
入力されたか否かの判断は行わず、人体検出器1および
2からの検出信号あるいは施錠ボタン8からの施錠指令
信号が入力されても電気錠4は施錠しない。
【0027】利用者が店内に入室すると、まず、人体検
出器1が利用者を検出し、さらに店内を進むと、人体検
出器2が利用者を検出して制御装置5に検出信号が入力
される。制御装置5は、人体検出器1および2からの検
出信号が入力されているか否かを判断し(S22,2
3)、人体検出器1および2からの検出信号が入力され
ていれば、電気錠4に対し施錠信号を出力する(S2
4,)。
【0028】ところが、制御装置5は、ステップ22,
23で、人体検出器1,2からの検出信号が入力されて
いなければ、施錠ボタン8から施錠指令信号が入力され
ているか否かを判断する(S27)。そして、施錠ボタ
ン8から施錠指令信号が入力されていた場合は、人体検
出器1,2からの検出信号の入力の有無にかかわらず、
ステップS24へ進み電気錠4に対して施錠信号を出力
する(、)。
【0029】これにより、人体検出器1または2の故障
等により利用者を検出できない場合も確実に電気錠4を
施錠することができる。電気錠4は、制御装置5からの
施錠信号が入力されると施錠状態となる。その後、電気
錠4は、人体検出器1および2からの検出信号が無くな
っても施錠状態のまま保持される。 〔退室時の動作〕利用者が作業を終了し、出入口扉のド
アノブを回して電気錠4を解錠して扉を開放すると、扉
開閉検出器3より開扉信号が制御装置5に対して出力さ
れる。
【0030】開扉信号が入力された制御装置5は、電気
錠4が解錠され、扉が開放されたと判断する(S25,
)。また、利用者が扉を開放する前に解錠ボタン9を
操作すると、解錠ボタン9からの解錠指令信号が制御装
置5に入力され、制御装置5は、この解錠指令信号が入
力されると、人体検出器1,2からの信号の入力にかか
わらず電気錠4へ解錠信号を出力する(S26,)。
【0031】これにより、利用者の利用後は、電気錠4
が解錠状態となり、次の利用者が店内に入室することが
できる。なお、制御装置5は、人体検出器1および2か
ら検出信号が入力されていても、扉開閉検出器3からの
開扉信号あるいは解錠ボタン9からの解錠指令信号が入
力されると、電気錠4は解錠され、利用者は退出したと
判断して、電気錠4の解錠信号を出力をする。
【0032】もし、退出する利用者と入れ替わりに次の
利用者が入室した場合は、新たに入室した利用者による
検出信号が入力されるため、扉が閉じると同時に制御装
置5より電気錠4に対して施錠信号が出力され、電気錠
4を施錠状態とすることができる。さらに、例えば店舗
の出入口扉の付近にLED等の表示装置6やスピーカー
7等を設けて、電気錠4の施解錠状態や店舗の開店時
刻、閉店時刻などのスケジュールに応じて制御装置5か
ら選択信号を出力し、店舗が利用中であることや間もな
く閉店すること等を文字や音声にて次の利用者に知らせ
るようにしてもよい。
【0033】また、店舗の出入口付近に近付いた人を検
出する人体検出器3を設け、制御装置5は、この人体検
出器10が出入口付近に近付いた人を検出したときに出
力する検出信号が入力したときに選択信号を出力するよ
うにしてもよい。このように、実施例2によれば、施錠
ボタン8、解錠ボタン9を設けたことにより、たとえ、
人体検出器が故障し、利用者が店内にいるにもかかわら
ず検出信号を出力しなくなった場合であっても、電気錠
を確実に施錠したり、あるいは、解錠したりすることが
可能となり、利用者の身の安全を確保することができ
る。
【0034】
【実施例3】本願の電気錠制御装置の第3の実施例の構
成を図8のブロック図に、また、この電気錠制御装置の
動作を図9のフローチャートおよび図4,12のタイム
チャートに示す。図8において、人体検出器1,2,1
0,扉開閉検出器3,電気錠4,表示装置6,スピーカ
ー7は実施例1と同じものであるため、ここでは説明を
省略する。
【0035】5は、制御装置で、タイマを内蔵し、人体
検出器1,2と扉開閉検出手段3からの信号の入力に応
じて電気錠4に施錠信号または解錠信号を出力するとと
もに、人体検出器10からの信号の入力および電気錠4
の施解錠状態に応じて表示装置やスピーカーにより表示
または報知するメッセージを選択する選択信号を出力す
る。
【0036】次に、本願の電気錠制御装置の第3の実施
例の動作を図9のフローチャートおよび図4,10のタ
イムチャートを用いて説明する。なお、ステップ11〜
15の動作は実施例1と同じであるので、ここでは省略
する。人体検出器には、人を検出したときに発生する温
度等の変化を検出信号として出力するものであるが、温
度等の変化は瞬間的なものであるため、検出信号を一定
時間(例えば2秒間)連続して出力するようにしている
ものもある。このような人体検出器を使用した場合、実
施例1では利用者が退出した後も前記一定時間は検出信
号が出力され続け、この間に利用者が退出し扉を閉じて
しまうと、扉が閉鎖された状態で人体検出器1,2から
検出信号が入力されるため、電気錠が施錠状態となって
しまい、その後は外部から入室することができなくなっ
てしまう。
【0037】そこで、実施例3では、制御装置5に扉開
閉検出器3からの開扉信号が入力され、扉が開放された
ことが検出されると、一定時間は制御装置5が電気錠4
に対する施錠信号の出力を行わずに、電気錠4を解錠状
態に保持するようにしている。実施例3の入退室時の動
作を説明すると以下の通りとなる。
【0038】〔通常の入室時の動作〕通常の入室時の操
作は実施例1と同じであるため説明を省略する。〔退室
直後に利用者が入室しなかった場合の動作−(図12
(a)、(b)〕利用者が作業を終了し、出入口扉のド
アノブを回して電気錠4を解錠して扉を開放すると、扉
開閉検出器3より開扉信号が制御装置5に対して出力さ
れる。
【0039】開扉信号が入力された制御装置5は、電気
錠が解錠され、扉が開放されたと判断する(S15,
)。これにより、利用者の利用後は、電気錠4が解錠
状態となり、次の利用者が店内に入室することができ
る。制御装置5は、利用者が退室し、扉開閉検出器3か
らの閉扉信号が入力され扉が閉じたことが検出されると
(S17,)、タイマ51の計時を開始し(S1
8)、人体検出器1,2が利用者を検出した後、検出信
号を保持し出力し続ける一定時間(例えば2秒間)また
はそれ以上の時間計時Tを行う(図12(a),図1
2(b))。
【0040】そして、タイマ51の計時が終了していな
い。つまり、タイマ51の計時中は計時が終了するまで
次の動作、つまり、利用者の存否の判断や電気錠4への
施錠信号の出力を行わない(S19)。これにより、制
御装置5は、利用者が店舗を退室し扉を閉じた後タイマ
51が計時を行っている間は、人体検出器1,2から検
出信号が入力されても電気錠に対し施錠信号を出力しな
いため、電気錠が施錠されることはない(図12(a)
〜、図12(b)〜)。
【0041】タイマ51の計時終了後は、ステップ11
に戻り、人体検出器1,2および扉開閉検出器3からの
信号の入力に基づき、電気錠4へ施錠信号の出力を行
う。したがって、もし、退出する利用者と入れ替わりに
次の利用者が入室した場合であっても、タイマ51の計
時終了後も新たに入室した利用者により人体検出器1,
2からの検出信号が制御装置5に入力される。
【0042】これにより、タイマ51の計時が終了する
と同時に制御装置5より電気錠4に対して施錠信号が出
力され、電気錠4を施錠状態とすることができる。
【0043】
【実施例4】本願の電気錠制御装置の第4の実施例の構
成を図10のブロック図に、また、この電気錠制御装置
の動作を図11のフローチャートおよび図7,13のタ
イムチャートに示す。図10において、人体検出器1,
2,10,扉開閉検出器3,電気錠4,表示装置6,ス
ピーカー7,施錠ボタン8,解錠ボタン9は実施例2と
同じものであるため、ここでは説明を省略する。
【0044】5は、制御装置で、タイマを内蔵し、人体
検出器1,2と扉開閉検出手段3と施錠ボタン8と解錠
ボタン9からの信号の入力に応じて電気錠4に施錠信号
または解錠信号を出力するとともに、人体検出器10か
らの信号の入力および電気錠4の解錠状態に応じて表示
装置やスピーカーにより表示または報知するメッセージ
信号を選択する選択信号を出力する。
【0045】次に、本願の電気錠制御装置の第4の実施
例の動作を図11のフローチャートおよび図7,13の
タイムチャートを用いて説明する。なお、ステップ21
〜28の動作は実施例2と同じであるので、ここでは省
略する。人体検出器には、人を検出したときに発生する
温度等の変化を検出信号として出力するものがあるが、
温度等の変化は瞬間的なものであるため、検出信号を一
定時間(例えば2秒間)連続して出力するようにしてい
るものもある。このような人体検出器を使用した場合、
実施例2では利用者が退出した後も前記一定時間は検出
信号が出力され続け、この間に利用者が退出し扉を閉じ
てしまうと、扉が閉鎖された状態で人体検出器1,2か
ら検出信号が入力されるため、電気錠が施錠状態となっ
てしまい、その後は外部から入室することができなくな
ってしまう。
【0046】そこで、実施例4では、制御装置5に扉開
閉検出器3からの開扉信号が入力され、扉が開放された
ことが検出され,解錠ボタンが操作9され解錠指令信号
が入力されると、一定時間は制御装置5が電気錠4に対
する施錠信号の出力を行わずに電気錠を解錠状態に保持
する。 実施例4の入退室時の動作は以下の通りであ
る。
【0047】〔通常の入室時の動作〕通常の入室時の動
作は実施例2と同じであるため説明を省略する。 〔退室直後の動作〕退室直後の動作は実施例3と同じで
あり、説明を省略する。 〔退室直後(タイマ計時中)に施、解錠ボタンを操作し
た場合の動作〕制御装置5は、利用者が退室し、扉開閉
検出器3からの閉扉信号が入力され扉が閉じたことが検
出されると(S29,)、タイマ51の計時を開始し
(S30)、人体検出器1,2が利用者を検出した後、
検出信号を保持し出力し続ける一定時間(例えば2秒
間)またはそれ以上の時間計時Tを行う()。
【0048】そして、タイマ51の計時が終了していな
い、つまり、タイマ51の計時中は計時が終了するまで
利用者の存否の判断を行わない(S31)。これによ
り、制御装置5は、利用者が店舗を退室し扉を閉じた後
タイマ51が計時を行っている間は、人体検出器1,2
から検出信号が入力されても電気錠4に対し施錠信号を
出力しないため、電気錠4が施錠されることはない(
〜)。
【0049】ただし、実施例3の方法では、利用者が退
出する際に入れ替わりに次に利用者が入室し、人体検出
器1および2が検出信号を出力している場合であって
も、制御装置5はタイマ51の計時が終了しなければ電
気錠4に施錠信号を出力しないため、利用者が室内に入
るにもかかわらず電気錠4が施錠されないことになる。
そこで、制御装置5は、ステップ31でタイマ51の計
時が終了していないと判断した場合であっても、利用者
が施錠ボタン8を操作し、施錠ボタン8から施錠指令信
号が入力された場合は(S32)、電気錠4に対して施
錠信号を出力し、電気錠4を施錠状態とする(S24,
)。
【0050】これにより、利用者が店内にいるにもかか
わらず電気錠4が解錠状態のままとなることをなくすこ
とができる。以上のように、実施例3及び実施例4の電
気錠制御装置によれば、人体検出器1、2が温度等の変
化を検出した後、一定時間連続して検出信号を出力する
ものであっても、利用者が退出した直後に他の利用者が
店舗内に入室することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したとおり本願の発明によれ
ば、扉開閉検出器が閉じているときに複数の人体検出器
が検出信号を出力したときのみ電気錠を施錠するように
したため、人が入室していないにもかかわらず施錠され
るようなことを防止することができる。また、利用者が
扉を閉じる前に電気錠の施錠動作を行うことがなく、確
実に施錠動作を行うことができる。また、扉開閉検出器
により扉が閉じていることが検出されたときにのみ施錠
動作を行うため、利用者が扉を閉じる前に電気錠の施錠
動作を行うことがなく、確実に施錠動作を行うことがで
きる。
【0052】また、人体検出器が故障し、利用者が店内
にいるにもかかわらず検出信号を出力しなくなった場合
であっても、電気錠を内部から確実に施錠し、利用者の
身の安全を確保することができる。さらに、扉の閉鎖を
検出したときから一定時間は人体検出器からの検出信号
が入力されても電気錠を施錠しないようにしている。こ
のため、温度等の変化を検出した後、一定時間連続して
検出信号を出力する人体検出器を使用した場合であって
も、利用者が退出した直後に他の利用者が店舗内に入室
することができる。
【0053】また、施錠ボタンを設けたことにより、扉
の開閉を検出したときから一定の時間内であっても、電
気錠を施錠することができ、利用者がいるにもかかわら
ず電気錠が解錠状態のままとなることをなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の電気錠制御装置の第1の実施例のブロッ
ク図である。
【図2】人体検出器1および2のそれぞれの検出区域を
示す図である。
【図3】本願の電気錠制御装置を構成する制御装置5の
の第1の実施例のフローチャートである。
【図4】本願の電気錠制御装置の第1の実施例のタイム
チャートである。
【図5】本願の電気錠制御装置の第2の実施例のブロッ
ク図である。
【図6】本願の電気錠制御装置を構成する制御装置5の
の第2の実施例のフローチャートである。
【図7】本願の電気錠制御装置の第2の実施例のタイム
チャートである。
【図8】本願の電気錠制御装置の第3の実施例のブロッ
ク図である。
【図9】本願の電気錠制御装置を構成する制御装置5の
の第3の実施例のフローチャートである。
【図10】本願の電気錠制御装置の第4の実施例のブロ
ック図である。
【図11】本願の電気錠制御装置を構成する制御装置5
の第4の実施例のフローチャートである。
【図12】本願の電気錠制御装置の第3の実施例のタイ
ムチャートである。
【図13】本願の電気錠制御装置の第4の実施例のタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1,2 人体検出器 3 扉開閉検出器 4 電気錠 5 制御装置 51 タイマ 6 表示装置 7 スピーカー 8 施錠ボタン 9 解錠ボタン 10 人体検出器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−298563(JP,A) 特開 平5−239959(JP,A) 特開 昭63−51582(JP,A) 特開 平5−332075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 15/00 E05B 47/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの検出区域の少なくとも一部が重複
    するように監視区域内に設置され、検出区域内の人を検
    出したときに検出信号を出力する複数の人体検出器と、 監視区域内への出入口扉に設置され、扉の開閉を検出し
    信号を出力する扉開閉検出器と、 監視区域内への出入口扉に設置され、施錠信号が入力さ
    れると施錠状態となる電気錠と、 扉開閉検出器からの入力信号をもとに扉が閉じているこ
    とが検出されているときに、少なくとも2つの人体検出
    器からの検出信号が入力されると電気錠に施錠信号を出
    力する制御装置とから構成されることを特徴とする電気
    錠制御装置。
  2. 【請求項2】 操作されると施錠指令信号を出力する施
    錠ボタンと、 操作されると解錠指令信号を出力する解錠ボタンと、 監視区域内への出入口扉に設置され、施錠信号が入力さ
    れると施錠状態とし、解錠信号が入力されると解錠状態
    とすなる電気錠とを設け、 前記制御装置は、 扉開閉検出器からの入力信号をもとに扉が閉じているこ
    とが検出されているときに少なくとも2つの人体検出器
    からの検出信号が入力されるとき、または、扉開閉検出
    器からの入力信号をもとに扉が閉じていることが検出さ
    れているときに施錠ボタンからの施錠指令信号が入力さ
    れたときに、電気錠に施錠信号を出力し、 解錠ボタンからの解錠指令信号が入力されたときに、電
    気錠に解錠信号を出力することを特徴とする請求項1記
    載の電気錠制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 扉開閉検出器からの入力信号をもとに扉が閉じたことが
    検出されたときから所定時間計時を行うタイマを設け、
    タイマの計時中は、人体検出器からの検出信号に基づく
    電気錠の施錠を行わないことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の電気錠制御装置。
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