JPH01312120A - 埋込み杭工法および杭体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、支持力の向上を目的とした埋込み杭工法お
よび杭体に関する。

（従来の技術） 従来−杭体を地盤へ埋設々置する埋込み杭工法には種々
の工法が知られている。

例えば予め杭穴を掘削して、該杭穴に杭体を沈設し、杭
体の下端が杭穴底に達した時に、枕頭をモンケンで打撃
する工法が知られている。

又、掘削した杭穴内へセメントミルクを注入し、沈設し
た杭体の下端部をセメントミルクの固化によって形成さ
れる根固め球根部内へ埋設する工法も知られている（例
えば特開昭６３−２７６１８号）。

（発明が解決しようとする課題） 前記の如くの従来の工法においては、杭体に得られる支
持力は、専ら杭体の底面と支持地盤の当接部で得ており
、杭体の側壁と支持地盤や根固め球根部の間は単に杭体
の平滑な側壁と支持地盤やセメントミルク等による根固
め球根部が当接するだけであったので、核部における窄
擦力を支持力発揮に寄与させることは難しがった。

杭体の埋込み設置で得られる支持力は、一般に支持力公
式と呼ばれる算式によって予め求めることができ、この
場合のいわゆる支持係数は”２５’″で求めており、こ
れより大きな支持係数を用いて計算できる埋込み杭工法
および杭体は知られていないのが実情であっな。

（課題を解決する為の手段） そこでこの発明は杭体の側壁と根固め球根部の間の摩擦
を大きくして、支持力を増加するようにしたのである。

されたセメントミルクを杭体の下端部側壁に設けた突起
を介して撹拌し、然る後、セメントミルクの固化により
杭体の下端部側壁を前記突起を介して根固め球根部と一
体化させることを特徴としている。

前記セメントミルクの注入は、杭穴の掘削時又は掘削後
、或いは杭体の沈設前後もで良く、要するに杭体の下端
部に根固め球根部が形成されれば良く、その時期は特別
限定されるものてはない。

又、この発明で用いる杭体は、根固め球根部に埋設され
る下端部側壁に多数の突起が設けであることを特徴とし
ている。

前記突起の形状は、セメントミルクの撹拌並びにセメン
トミルクが固化した場合に杭体の側壁と根固め球根部の
一体化が可能であれは、どのような形状でも良い。又、
杭体の下端部側壁に設けた突起を、杭体の側壁に沿って
設けた鉄筋を介して連結することも可能である。

尚、前記突起を設ける部分の長さは杭体の径をＤとして
、５Ｄ乃至１０Ｄ程度とするのが望ましい。

（作　用） この発明の埋込み杭工法および杭体によれば、杭穴に沈
設した杭体の下端部側壁と根固め球根部を突起を介して
一体化させて、核部の摩擦力を増し、杭体の支持力に寄
与させることができる。

即ち、前記支持係数を′２５′″より大きくすることか
できる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図乃至第３図に示したように、杭体を埋設しようと
する地盤１に杭穴２を所定の深さに掘削し、杭穴２の底
部に根固め球根部を形成する為のセメントミルク３を注
入する（第１図）。次いで、この杭穴２内に杭体４を挿
入しく第２図）、下端に設けた支持金物５が杭穴２の底
部に達するまで沈設しく第３図）、ここで杭体４を回転
する。

杭体４は図示したように、セメントミルク３により形成
される根固め球根部６に埋設される下端部４ａの側壁に
多数の突起７．７が不規則に突設しである。

然して、杭体４を回転すると、セメントミルク３は多数
の突起７．７を介して撹拌され、セメントミルク３が固
化するに際しては、杭体４の下端部側壁と良く馴染んだ
状態で根固め球根部６を形成する。

第４図は、別の実施例の杭体８で、根固め球根　　／部
に埋設される下端部８ａは若干細径とされると共に、該
部側壁には突起９．９が放射状で、かつ上下に等間隔で
突設されている。そして、突起９．９の縦方向各列は杭
体８に沿って設けた鉄筋１０によって連結されている。

この場合の杭体８も、前記実施例と同様の方法で杭穴２
へ沈設し、かつ回転によってセメントミルク３を撹拌し
た後、セメントミルク３を固化さぜれば、根固め球根部
と杭体８の下端部側壁を一体化させることができる。

（発明の効果） 以上に説明したように、この発明の杭体および埋込み杭
工法によれば、杭体の下端部側壁を根固め球根部へ突起
を介して一体化し、下端部側壁と根固め球根部間の摩擦
力を増大させなので、いわゆる支持係数を増加して、杭
体の支持力を向上できる効果かある。この為、所要の支
持力を得る為の杭体の本数を少なくでき、工期の短縮、
コスト低下を図ることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図乃至第３図はこの発明の第１の実施例の一部を破
切した縦断面図で、第１図は杭穴を掘削した状態の図、
第２図は杭体を挿入した状態の図、第３図は杭体を沈設
した状態の図、第４図はこの発明の第２の実施例の杭体
の一部を破切した正面図である。 ２・・・杭穴 ３・・・セメントミルク ４．８・・・杭体 ４ａ、８ａ・・・下端部 ６・・・根固め球根部 ７．９・・・突起 １０・・・鉄筋 特許出願人　　三谷セキサン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　杭穴に杭体を沈設するに際し、杭体を回転して根固
   め球根部に注入されたセメントミルクを杭体の下端部側
   壁に設けた突起を介して撹拌し、然る後、セメントミル
   クの固化により杭体の下端部側壁を前記突起を介して根
   固め球根部と一体化させることを特徴とした埋込み杭工
   法 ２　杭穴に沈設々置される杭体において、根固め球根部
   に埋設される下端部側壁に多数の突起が設けてあること
   を特徴とした杭体 ３　下端部側壁に設けた突起は、側壁に沿って設けた鉄
   筋を介して連結されている請求項２記載の杭体