JPH01311133A - 建材用ガラス代替品 - Google Patents

建材用ガラス代替品

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JPH01311133A
JPH01311133A JP63142619A JP14261988A JPH01311133A JP H01311133 A JPH01311133 A JP H01311133A JP 63142619 A JP63142619 A JP 63142619A JP 14261988 A JP14261988 A JP 14261988A JP H01311133 A JPH01311133 A JP H01311133A
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JP
Japan
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curable
phosphazene compound
group
compound
glass substitute
Prior art date
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Pending
Application number
JP63142619A
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English (en)
Inventor
Shigeo Mori
重雄 森
Atsunori Yaguchi
矢口 敦則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication of JPH01311133A publication Critical patent/JPH01311133A/ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建材用ガラス代替品に関し、さらに詳しく言う
と、軽液で割れにくく、耐摩耗性、耐候性等に優れると
ともに、水滴を保持することがなくて水滴のレンズ効果
に起因する劣化を防止することのできる耐久性に優れた
建材用ガラス代替品に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題]建造物
の窓材には自己支持性および光学的性質に優れたガラス
か広く一般に用いられている。
しかしながら、ガラスは軽量化を図ることか困難である
とともにその脆性に起因して割れ易いという欠点を有す
る。
そして、ガラスが有するこの欠点は、建築物か高層化し
た今日においては無視することのてきない問題である。
すなわち、建築物か高層化するのに伴って窓面積か増大
すると、用いるべきガラスの重量が増大するので、これ
を支持する構造部材にも充分な強度か要求されることに
なり、その結果、構造部材の構成が複雑になって建築工
程か繁雑化したり、多くの資材が必要になったりする。
また、たとえば地震の衝撃等によっても容易に割れるの
で、鋭利な破片か飛散して地上に落下する危険がある。
そこで、ガラスが有する欠点を解消するために、たとえ
ばポリカーボネート成形体、ポリメチルメタクリレート
成形体等の樹脂成形体をガラスの代替品として使用する
試みがなされている。
しかし、これらの樹脂成形体は表面に傷かつき易くて透
明性か低下するという欠点を有しているので、特に屋外
用部材に用いる場合には、耐擦過性および耐候性を付与
するために表面に硬化被膜を形成する必要かある。
この硬化被膜としては、たとえばアクリレート化合物、
シラン化合物、シリカおよび光重合開始剤からなる組成
物に紫外線を照射して硬化させた被膜が知られているが
(特開昭57−131214号公報、同58−1756
号公報等参照。)、このような被膜により付与される耐
候性はガラスの耐候性に比較して未だ充分ではない。し
かも、この硬化被膜は水滴を保持し易いのて、たとえば
雨水の水滴が被膜に付着すると、水滴のレンズ効果によ
り局所的に強度を増した太陽光線にさらされることにな
って樹脂成形体に劣化を招き、充分ではない耐候性をさ
らに低下させるという問題がある。
本発明は前記事情に基いてなされたものである。
本発明の目的は、軽量で割れにくく、しかも耐候性に優
れて寿命の長い建材用ガラス代替品を提供することにあ
る。
[励記a題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本発明者が鋭意検討を重ねた
結果、特定の硬化被膜を形成してなる透IJJ樹脂体は
軽量で割れにくくて耐候性に優れ、しかも水滴を保持す
ることがなくて水滴のレンズ効果に起因する劣化がなく
、耐久性に優れることを見出して本発明に到達した。
本発明の構成は、透明樹脂体に硬化性ホスファゼン化合
物の硬化被膜を形成してなることを特徴とする建材用ガ
ラス代替品である。
前記透明樹脂体としては、透明で機械的性質の良好なも
のを好適に用いることができる。
具体的には、たとえばポリカーボネート成形体、ポリメ
チルメタクリレート成形体、ポリスルフォン成形体、ア
セチルセルロース成形体、ポリスチレン成形体などが挙
げられる。
これらの中でも、特に好ましいのはポリカーボネート成
形体である。ポリカーボネート成形体は透明性、耐熱性
および機械的強度等のバランスに優れるからである。
前記ポリカーボネート成形体の形成材料であるポリカー
ボネート樹脂については、透明性を有するものてあれば
よく、特に制限はないが、−船釣には、ビスフェノール
Aとホスゲンまたは炭酸エステルとを反応させて得られ
るポリカーボネートが好ましい、また、ハロゲンやアル
キル基などの置換基を有するものてあってもよい。
前記透IJJ樹脂成形体の形状は本発明の建材用ガラス
代替品を用いるべき窓の形状に応じて適宜に決定するこ
とかできる。たとえば丸窓に用いる場合には円形にすれ
ばよいし、長方形の窓に用いる場合には長方形にすれば
よい。
本発明において重要な点の−っは前記透明樹脂成形体か
硬化性ホスファゼン化合物の硬化被膜を有することにあ
る。
前記硬化性ホスファゼン化合物としては、次の一般式(
I)ニ −4N P (X) p  (Y) q h−・”= 
(I )[たたし1式(I)において、XおよびYは、
それぞれ重合硬化性基または非重合硬化性基であって、
それらは同一であっても良いし、互いに異なっていても
良いが、少なくとも一方は重合硬化性基であり、Pおよ
び9はそれぞれ0以上の数て、それらの合計は2てあり
、nは3以上の整数である。コ て表わされる化合物を用いることかてきる。
前記一般式(I)において、XおよびYは、それぞれ重
合硬化性基または非重合硬化性基てあり、それらは同一
であってもよいし、たがいに異なっていてもよいが、少
なくとも一方は1合硬化性基である。この重合硬化性基
については、加熱操作5あるいは紫外線や電子線などの
照射により重合する不飽和結合を有する基であればよく
、特に制限はないが、たとえばアクリル基、メタクリル
基、ビニル基、アリル基などを含む基、特にアクリロイ
ルオキシ基Σよびメタクリロイルオキシ基か好ましく挙
げられる。
一方、非重合硬化性基としては、たとえばフェノキシ基
、へロゲン化フェノキシ基、アルコキシ基、ハロゲン化
アルコキシ基、アルキルアミノ基、ハロゲン化アルキル
アミノ基などが挙げられる。
本発明においては、前記X3よびYとして、次の一般式
(H); 一0ROC−C=CH2−−−−−−−−−−−−−−
−−−−(n)[ただし、式(■)において、Rは炭素
数1〜12のアルキレン基であり、Zは水素原子または
メチル基である。] で表わされる基か好適である。
前記一般式([1)におけるRは直鎖状アルキレン基て
あってもよいし1分枝鎖を有するアルキレン基であって
もよい、好ましいアルキレン基としてはエチレン基を挙
げることができる。
前記一般式(rl)で表わされる基の具体例としては、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、3−ヒドロキシブチルメタクリレート、4−ヒ
ドロキシブチルメタクリレート、5−ヒドロキシペンチ
ルメタクリレート、6−ヒトロキシー3−メチルへキシ
ルメタクリレート、5−ヒドロキシへキシルメタクリレ
ート、3−ヒドロキシ−2−t−ブチルプロピルメタク
リレート、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルへキシル
メタクリレート、3−ヒドロキシ−2−メチルエチルプ
ロとルアクリレートおよび12−ヒドロキシドデシルメ
タクリレートなどのメタクリレート類中の水酸基から水
素原子を除いた残基、並びに2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−
ヒドロキシブチルアクリレート 3−ヒドロキシブチル
アクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、5
−ヒドロキシペンチルアクリレート、6−ヒトロキシー
3−メチルへキシルアクリレート、5−ヒドロキシヘキ
シルアクリレート、3−ヒドロキシ−2−t−ブチルプ
ロピルアクリレート、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチ
ルヘキシルアクリレート、3−ヒドロキシ−2−メチル
エチルプロとルアクリレートおよび12−ヒドロキシド
デシルアクリレートなどのアクリレート類中の水酸基か
ら水素原子を除いた残基を挙げることができる。これら
の中でも特に好ましい基は、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート残基および2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト残基である。
前記各種のヒドロキシアルキルメタクリレート残基とヒ
ドロキシアルキルアクリレート残基とを比較Cた場合、
架橋速度の大きい点からヒドロキシアルキルアクリレー
ト残基の方が好ましい。
前記一般式(I)で表わされる硬化性ホスファゼン化合
物は、nか3以上の整数のものであるが、nか3〜18
のものが好ましい、特にnが3および4の環状化合物、
またはその混合物が好適である。
この硬化性ホスファゼン化合物の硬化被膜は優れた所望
物性を有しており、前記透明樹脂成形体に対して良好な
接着性を有している。特に、前記一般式NI)における
XおよびYかヒドロキシアルキルメタクリレートおよび
ヒドロキシアルキルアクリレートから誘導される基であ
るホスファゼン化合物は良好な接着性を示す。
前記硬化性ホスファゼン化合物は、公知の方法に従って
製造することかできる。
たとえば、ヘキサクロロシクロトリホスファゼンと2−
ヒドロキシエチルメタクリレートとを反応させることに
より、ヘキサクロロトリホスファゼンの塩素の一部ある
いは全部か2−ヒドロキシエチルメタクリレート残基で
2211!!された硬化性ホスファゼン化合物を得るこ
とができる。なお、ここで、塩素は全部置換されている
のが好ましいか、一部の塩素が残留していてもよい。
この反応の際に、第三級アミンを用いるのか、脱塩化水
素反応を促進する上で、有利である。
この第三級アミンとしては、たとえば、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ
ーロープロピルアミン、トリーn−ブチルアミン、ピリ
ジンおよびN、N。
N’、N’−テトラエチレンジアミンなどを挙げること
かてき、これらの中でもピリジンが好適である。また、
この反応は通常は水を含まない有機溶剤中て行なわれる
このようにして得られる硬化性ホスファ“ゼン化合物は
そのまま使用することもてきるが1通常は有機溶剤に溶
解もしくは分散して使用する。
有機溶剤としては、水を含まない通常の有機溶剤が用い
られる。具体的には、ケトン類、芳香族有機溶剤、塩素
系有機溶剤、アルコール類および脂環族有機溶剤を挙げ
ることができる。これらは単独で用いてもよいし、2種
以上を組み合せて用いてもよい、これらの中でも、ケト
ン類とアルコール類との混合溶媒が好ましく、特にメチ
ルイソブチルケトンとイソプロピルアルコールまたはイ
ソブチルアルコールとの混合溶剤が好ましい。
また、これらの有機溶剤と前記硬化性ホスファゼン化合
物との混合割合については特に制限はないが、通常、f
fi量比でl:9ないし9:1の@西向で選ばれる。特
に前記有機溶剤と前記硬化性ホスフアゼン化合物とを9
=1ないし5:5の割合で混合した組r&物は、その粘
度が良好な範囲にあり1作業性の点から好適である。
なお、未発IJIにおいては、前記硬化性ホスファゼン
化合物を製造する際の出発物質であるクロロホスファゼ
ン化合物として、ジクロロホスファゼンの三量体(ヘキ
サクロロシクロトリホスファゼン)、四量体あるいは、
オリゴマーを用いるのか好ましい。
すなわち、このようなテロマーあるいはオリゴマーを用
いてftJられたホスファゼン化合物は、被膜(ホスフ
ァゼン化合物の硬化体)中の架橋密度を、容易に制御す
ることがてきるからである。
前記硬化性ホスファゼン化合物の硬化被膜を前記透II
樹脂体に形成するには、前記透明樹脂体の表面に前記硬
化性ホスファゼン化合物を塗布した状1ムで前記硬化性
ホスファゼン化合物を硬化させればよい。
塗布方法としては、たとえば浸漬法、スプレー法、スピ
ンコード法、ロールコータ−法などの従来より公知の方
法を採用することかできる。
硬化方法としては、たとえば常温硬化方法もしくは加熱
硬化方法並びに電子線、紫外線もしくは可視光線を用い
た硬化方法などを採用することがてきる。
常温硬化方法もしくは加熱硬化方法を採用する場合の反
応開始剤(重合開始剤)としては、たとえば過酸化物系
の化合物とアミン系の化合物とを組み合わせてなるもの
を用いることができる。
過酸化物系の化合物としては、ベンゾイルパーオキサイ
ド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、2.4−ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイト、ジクミ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート、
ジアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾエートなど
が挙げられる。
また、アミン系の化合物としては、N、N−ジェタノー
ル−p−トルイジン、ジメチル−p−トルイジン、P−
1ルイジン、メチルアミン、t−ブチルアミン、メチル
エチルアミン、ジフェニルアミン、4.4′−ジニトロ
ジフェニルアミン、0−ニトロアニリン、p−ブロモア
ニリン、2.4.6−トリブロモアニリンなどが挙げら
れる。
この場合、過酸化物系の化合物あるいはアミン系の化合
物の合計の使用量は、前記硬化性ホスファゼン化合物1
00重量部に対して、通常、0.05〜5.、Ofi量
部置部囲内である。
電子線、紫外線もしくは可視光線を用いた硬化方法を採
用する場合の反応開始剤(光増感剤)としては、たとえ
ばl−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、ジベ
ンゾイル、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチ
ルエーテル、p−クロロベンゾフェノン、p−メトキシ
ベンゾフェノン、ベンゾイルパーオキサイドおよびジー
tert−ブチルパーオキサイドなどを用いることがて
きる。
いずれの硬化方法を採用するにせよ、前記反応開始剤の
使用量は、前記硬化性ホスファゼン化合物10OIli
部に対しテ1通常、0.05〜5.Oifi量部置部囲
内である。
加熱硬化方法を採用する場合には1通常、50〜70℃
の範囲内の温度下に1〜10時間かけて硬化させた後、
さらに100℃以上の温度で1〜3時間かけて硬化させ
る。
また、紫外線を照射する硬化方法を採用する場合には、
通常、波長か200〜55Onmの範囲内にある紫外線
を0.1秒間以上、好ましくは3〜300秒間の範囲内
で照射する。このときの照射光線の積算光量は、通常、
  100〜SOOOmJ/am”である。
なお、本発明においては、前記反応開始剤のほかに前記
硬化性ホスファゼン化合物とともに、たとえば重合禁止
剤、染色剤、iv化防止剤、紫外線吸収剤などの各種添
加剤を用いることもできる。
その場合には、前記各種添加剤の使用量を前記硬化性ホ
スファゼン化合物の硬化体の特性を損なわない範囲内に
設定する。
特に前記硬化性ホスファゼン化合物は、種々の顔料また
は染料との相溶性が良好であるので、通常用いられてい
る顔料または染料を用いて所望の色彩に染色することが
回部である。
このようにして形成される硬化被膜の厚みは0、旧〜1
00ロアtmの範囲にあることが好ましい、この厚みが
0.011Lm未満であると、所期の効果か充分に奏さ
れないことかある。一方、1000μmを超えても厚み
の割には効果の向上は期待てきす、むしろ経済性の低下
を招くことかある。
前記硬化被膜は、耐摩耗性、耐候性等に優れるとともに
、水滴を保持することがないという優れた特性を有して
おり、この硬化被膜が設けられた未発IJIの建材用ガ
ラス代替品は寿命が長くて耐久性に優れたものとなる。
[実施例] 次に、未発り1の実施例および比較例を示し、本発明に
ついてさらに具体的に説明する。
なお、硬化被IgI鷺設けた試料の各物性は次のように
して評価した。
(1,)テーパー摩耗 試料円盤回転数100回転、摩耗輪c s −t。
(500g)の条件で試験を行ない、試験前後のヘーズ
差を求めた。
、\−ズはJ I S  K −7105に準じ、次式
に従って求めた。
ヘーズ(%)= [拡散透過率(2)/全光線透過率(2月×100(2
)落砂摩耗 試料傾斜角度45°、60番カーボランダム使用量10
00 g、落下高さ50cmの条件で試験を行ない、試
験前後のヘーズ差を求めた。
(3)耐候性 温度63°C1湿度50%RH1降雨サイクル12分/
60分、試験時間2500時間の条件で耐候性試験を行
なった後の試料につき目視観察とクロスカット−粘着テ
ープ剥離テスト(100/100は剥離なし、O/10
0は完全剥離、)を行なった。
(4)初期密着性 クロスカット−粘着テープ剥離テストを行ない、評価し
た。
(5)耐熱性 温度120℃で500時間保持した後の試料につき、目
視観察とクロスカット−粘着テープ剥離テストとを行な
った。
(6)耐ヒートシヨツク性 それぞれ2時間を要して一50℃から100℃まで、お
よび100℃から一50℃まで温度を変動させてこれを
1サイクルとし、50サイクルの試験を行なった後の試
料につき、目視観察とクロスカット−粘着テープ剥離テ
ストとを行なった。
(7)耐温水性 クロスカットした試料を90℃の温水に3時間浸漬して
から、目視観察とクロスカット−粘着テープ剥離テスト
とを行なった。
(8)耐湿度性 湿度95%、温度so”cの環境に2000時間放こし
た試料につき、目視観察とクロスカット−粘着テープ剥
離テストとを行なった。
(9)耐酸性 HC文5%溶液中に48時間浸漬した試料にっき、目視
観察とクロスカット−粘着テープ剥離テストとを行なっ
た。
(lO)耐アルカリ性 NaOH5%溶液中に48時間浸漬した試料につき、目
視観察とクロスカット−粘着テープ剥離テストとを行な
った。
(11)水滴排除性 試料を庫内温度lO°Cの冷蔵庫に入れて1時間放置し
た後、気温25°C1湿度75%の室内に徹り出して試
料表面の曇りの有無を調べた。
(製造例1) ■ ヒ ホスファゼン    A の 温度計、攪拌装置1滴下ロートおよびコンデンサーを取
り付けた11のフラスコに、ヘキサクロロシクロトリホ
スファゼン(以下、r3PNcJと略す、 ) 5LO
g (0,157モル)、トルエン50m1およびピリ
ジン168 g (2,0モル)を投入し、攪拌を開始
した0次に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(以
下、rHEMAJと略す、 ) 14.3g(1,1モ
ル)を滴下ロートから徐々に滴下した。
温浴にて、60°Cに加熱を行ない、攪拌下に反応を8
時間行なった。次いで、析出した結晶および触媒を吐別
し、得られた濾液中の溶媒を減圧蒸留により除去し、残
液を充分に乾燥させて、黄色液状物1:16 gを得た
。収率は91%であった。
■コーーイン   A の11 前記■で得られた硬化性ホスファゼン化合物(A)を用
いて、次の組成を有する紫外線反応硬化性コーテイング
材(A)を調製した。
紫外線反応硬化性コーテイング材(A)の組成硬化性ホ
スファゼン化合95(A)   30gイソプロピルア
ルコール      20gメチルイソブチルケトン 
     30gブタノール            
20g1−ヒドロキシシクロヘキシル フェニルケトン(光重合開始剤)    Ig(本頁、
以下余白) (製造例2) ■ ヒ ホスファゼンヒ−B の ゞ 温度計、攪拌装ご、滴下ロートおよびコンデンサーを取
り付けたIllのフラスコに、テトラヒドロフラン10
0nJLおよび金属ナトリウム11.6g (0,5モ
ル)を投入した。さらに、これに2.2.2−トリフル
オロエタノール55.5g (0,55モル)を滴下し
、還流下にナトリウムが消失するまで反応を行なった0
次に、3 P N C39,6g (0,111モル)
をトルエン100mJlに溶解した溶液を上記の反応溶
液中に滴下し、還流下て2時間反応を続けた。
次いで1反応液の温度を室温まで冷却したのち、これに
HHMA191 g (1,2:1モル)を滴下ロート
から徐々に滴下した。その後、温浴にて60°Cに加熱
し、その温度で8時間攪拌し、反応を行なった0次いて
、析出した結晶および触媒を鑓別し、得られた濾液中の
溶媒を減圧蒸留により除去し、残液を充分に乾燥させて
、黄色液状物88gを得た。収率は93%であった。
■コーティング  B の− 前記■で得られた硬化性ホスファゼン化合物(B)を用
いて、次の組成を有する紫外線反応硬化性コーテイング
材(B)を調製した。
紫外線反応硬化性コーテイング材(B)の組成硬化性ホ
スファゼン化合物(B)   ]Ogイソプロピルアル
コール      20gメチルイソブチルケトン  
    30gブタノール             
20g1−ヒドロキシシクロヘキシル フェニルケトン(光重合開始剤)    Ig(実施例
1) 前記製造例1で得られた紫外線反応硬化性コーテイング
材(A)を、ポリカーボネート板(120m*X 12
0mm X 3 am)上に被膜厚みが5gmになるよ
うに塗布し、ポリカーボネート板をベルトコンベアによ
り搬送速度1m/分の速度で搬送しながら、積算光量か
2940膳J/cm’になるように照射距離15cmで
80wの紫外線光源から前記ポリカーボネート板に紫外
線を照射して硬化被膜(A)を形成した。
この硬化被1’N (A)を形成してなるポリカーボネ
ート板について、各物性を求めた。
結果を第1表に示す。
(実施例2) 前記実施例1において、前記実施例1で使用した紫外線
反応硬化性コーテイング材(A)に代えて、前記製造例
2で得られた紫外線反応硬化性コーテイング材(B)を
用いたほかは、前記実施例1と同様にしてポリカーボネ
ート板上に硬化被膜(B)を形成した。
この硬化被膜(B)を形成してなるポリカーボネート板
について、各物性を求めた。
結果を第1表に示す。
(比較例1) 前記実施例1において、前記実施例1て使用した紫外線
反応硬化性コーテイング材(A)に代えて、重版のシリ
コーン系コーテイング材を用いるとともに、前記実施例
1で採用した紫外線を照射する硬化方法に代えて、加熱
硬化方法(加熱温度90℃、加熱時間1時間)を採用し
たほかは、前記実施例1と同様にしてポリカーボネート
板上に硬化被W2(C)を形成した。
この硬化被膜(C)を形成してなるポリカーボネート板
について、各物性を求めた。
結果を第1表に示す。
(比較例2) 前記実施例1において、前記実施例1で使用した紫外線
反応硬化性コーテイング材(A)に代えて、市INのア
クリル系コーテイング材を用いたほかは、前記実施例1
と同様にしてポリカーボネート板上に硬化被膜(D)を
形成した。
この硬化被W2(D)を形成してなるポリカーボネート
板について、各物性を求めた。
結果を第1表に示す。
(来貢、以下余白) (jf’価) 第1表から明らかなように1本発明の建材用ガラス代打
品は、従来品に比較して耐摩耗性、耐候性、耐熱性、耐
ヒートシヨツク性、耐温水性、耐湿度性、耐酸性、耐ア
ルカリ性および水滴排除性の全てにわたって優れており
、建材用ガラス代替品に要求される性能を充分に満たす
ものであって優れた耐久性を有していることを確認した
[発明の効果] 本発明によると、 (1)  透IJI樹脂体に硬化性ホスファゼン化合物
の硬化被膜を形成してなるので、同体積のガラスに比較
して軽量であるとともに1割れにくく、(2)シかも、
硬化性ホスファゼン化合物の硬化被膜は、耐yl耗性、
耐候性、耐熱性等の物性に優れるとともに、水滴を排除
する性質を有しているので、このような硬化被膜を有す
る透II樹脂体の建材11ガラス代付品としての特性が
著しく向上して、 (コ)  その結果、軽量て割れにくく、耐摩耗性。
耐候性等に優れるとともに、水滴を保持することがなく
て水滴のレンズ効果に起因する劣化を防止することがて
きるので、耐久性が格段に向上して長寿命化を図ること
ができる、 等の利点を有する工業的に有用な建材用ガラス代替品を
提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明樹脂体に硬化性ホスファゼン化合物の硬化被
    膜を形成してなることを特徴とする建材用ガラス代替品
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