JPH0130969Y2 - - Google Patents

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JPH0130969Y2
JPH0130969Y2 JP631084U JP631084U JPH0130969Y2 JP H0130969 Y2 JPH0130969 Y2 JP H0130969Y2 JP 631084 U JP631084 U JP 631084U JP 631084 U JP631084 U JP 631084U JP H0130969 Y2 JPH0130969 Y2 JP H0130969Y2
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JP
Japan
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soil
box
slope
seedling
rice
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JP631084U
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JPS60119223U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は動力田植機に装備する育苗箱に種籾
を播種する際に箱内の床土を整える整地板に関す
る。
動力田植機で田植えする場合は、長方形をした
所定の大きさの育苗箱に床土を入れ、種籾を播種
して苗に育成し、第1図に示す様に箱1ごと田植
機に例えば一方の短辺2aが下、他方の短辺2
a′が上となる様に斜めにセツトし、箱内の床土を
下側の短辺2a沿いに左或いは右から一定の大き
さで取出して植付け、こうして土の最下列を一列
取出すと箱の傾斜で箱内の床土は全体として下側
の短辺2a上にずれ動くので再び短辺沿いに最下
列となつた土を順次取出して植付けることを繰返
す。
この場合、箱内から一定の大きさで順次取出す
床土の一塊3の一つ宛に苗が付いていれば問題は
無いが、苗が付いていない欠株のときは育苗箱内
の床土の一塊3を田に押込んだに過ぎないのであ
とから人手で苗を植える補植作業が必要となり、
手数がかゝる。
この様な欠株の土塊は各列の最初と最後に取出
したもの、つまり箱の長辺方向の各側壁2b,2
b′に隣接した部分に多く存在する。それは機械や
手を箱の短辺方向に振り動かしながら種籾を箱内
の床土上に振り蒔くため側壁の内面に衝突した種
籾は第2図に示す様に反射し、側壁の内面から離
れた位置に着地して発芽するからである。従つ
て、欠株を無くするには振り蒔きしたあと箱の両
側壁内面沿いに着地する様に種籾を蒔けばよい
が、それには種籾の一粒宛を正確に落下させる作
業が必要で、面倒なため省略することが多い。
そこで本考案は育苗箱内に入れた床土の両側壁
内面に沿つた各側部に両側壁に向かつて下り坂の
法面を形成するく字形の法面形成部を整地板に設
け、床土の両側部に法面を作り、振り蒔きしたあ
と法面上に落下する様に種籾を蒔き、これにより
種籾を法面上で転がらせて各側壁に近付ける様に
したのである。従つて本案によれば箱の両側壁内
面沿いに正確に着地する様に種籾を落下させる必
要がないので作業が著しく容易になり、結果とし
て田植え時の補植の手数を解消することができ
る。
以下、本考案を図示の実施例を参照して説明す
る。
第3図は本考案の一実施例である整地板の正面
図、第4図は同上の側面図で、金属或いはプラス
チツクの横長な整地板4は育苗箱1の短辺2a,
2a′よりも少し長い横幅Wを有し、横幅Wの一辺
に法面形成部5をく字形に曲がつた上片5aと下
片5bにより形成してある。
上片と下片の屈曲角θは90゜或いはそれも少し
広い鈍角、上片5aの垂直方向の長さは6mm前
後、下片5bの垂直方向の長さは9mm前後であ
る。
そして、この実施例では法面形成部5の両端に
直角状の切込み6,6を形成し、法面形成部5の
横幅を育苗箱の両側壁2b,2b′の対向間隔より
も少し短かくしてある。これは育苗箱の深さが通
常3cmで、箱内には約1.5cmの厚さに床土を入れ
るため、法面形成部5の垂直方向の長さが約1.5
cmであることを利用し、切込み6,6の段6′を
箱の両側壁上面に当接して法面形成部5の下端で
床土の上面を平らに均す様にしたのである。
又、法面形成部5の反対側の他辺7の両端にも
同様な切込み8,8を形成してある。この切込み
8は6よりも浅く、例えば5mm程度であり、これ
により他辺7は床土上に播種後、その上にかぶせ
る覆土の上面を平らに均すのに利用できる。
この整地板を使用して育苗箱内の床土を種籾の
播種のために整地するには、先ず法面形成部5を
箱内にほゞ垂直に入れて切込みの段6′を箱の両
側壁の上面に当接し、両側壁の一端から他端に向
かい整地板を移動して床土9の上面を平らに均す
と共に余分の床土を箱外に排除する(第5図)。
次いで法面形成部5の下片5bを斜下向きにする
と共に下端を各側壁の内面に沿わせて第6図の様
に押下げ、屈曲縁5′が床土の上面にほゞ一致す
るまで床土の各側部を下片5bで下圧して法面
9′を形成する。板4の横幅は育苗箱の各側壁の
長さより短かいので、上記操作は何回か繰返して
行うが、この場合、下片5bの傾きを同じに保
ち、屈曲縁5′が床土の上面に接するまで押下げ
ることによつて床土の各側部の全長にわたり連続
した法面9′を容易に形成することができる。
これにより、床土の上面にほゞ均一に種籾を振
り蒔きした後、側壁内面との間に約10mmの幅で形
成された法面9′上に種籾を落せば、種籾は法面
上を転がつて側壁内面と近接して停止する。従つ
て、正確に側壁内面に着地する様に種籾を落す根
気のいる作業は不要になり、田植時に欠株の土塊
を田に押込んで補植する手数を解消できる。
尚、播種後、床土9の上には覆土10をかける
が、その場合は他辺7を下にして整地板4を箱内
に入れ、切欠き8,8の段8′を両側壁2b,2
b′の上に当接し、両側壁の一端から他端に向かい
整地板を移動させることにより覆土の上面を平ら
にしてその厚さを均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は育苗箱を田植機に斜めにセツトした状
態の斜面図、第2図は種籾の播種状態の説明図、
第3図は本考案の整地板の一実施例の正面図、第
4図は同上の拡大側面図、第5図は同上を使用
し、育苗箱内の床土を均らしている状態の斜面
図、第6図は均らした床土の側部に法面を形成す
る状態の説明図、第7図は床土を整地した状態の
斜視図、第8図は覆土を整地している状態の説明
図で、図中、1は育苗箱、2b,2b′はその側
壁、4は整地板、5は法面形成部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 育苗箱内に入る大きさの板の一辺にく字形に屈
    曲した法面形成部を設けたことを特徴とする田植
    機の育苗箱内整地板。
JP631084U 1984-01-23 1984-01-23 田植機の育苗箱用整地板 Granted JPS60119223U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP631084U JPS60119223U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 田植機の育苗箱用整地板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP631084U JPS60119223U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 田植機の育苗箱用整地板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60119223U JPS60119223U (ja) 1985-08-12
JPH0130969Y2 true JPH0130969Y2 (ja) 1989-09-22

Family

ID=30483635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP631084U Granted JPS60119223U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 田植機の育苗箱用整地板

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JP (1) JPS60119223U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60119223U (ja) 1985-08-12

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