JPH01309685A - エンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ - Google Patents

エンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ

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JPH01309685A
JPH01309685A JP14005588A JP14005588A JPH01309685A JP H01309685 A JPH01309685 A JP H01309685A JP 14005588 A JP14005588 A JP 14005588A JP 14005588 A JP14005588 A JP 14005588A JP H01309685 A JPH01309685 A JP H01309685A
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acetylglucosaminidase
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憲二 山本
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門脇 節
Masatoki Fujisaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なエンド−β−N−アセチルグルコサミニ
ダーゼ(以下、endo−β−GIcNAc−aseと
略する。)およびその微生物による製造法に関するもの
である。さらに詳しくは、糖タンパク質のアスパラギン
結合型糖鎖の高マンノース型や混合型のみならず、複合
型糖鎖に対しても作用する広い基質特異性を有する、e
ndo−β −GlcNAc−aseおよびその微生物
による製造法に間するものである。
塘タンパク質は動物の諸臓器や植物の&II襟、微生物
の細胞膜・細胞壁などに広く分布している。
近年、糖タンパク質の糖鎖が、細胞の分化や細胞間認識
など、生体内の分子識別現象に重要な役割を果たしてい
ることが明らかにされつつある。これらの役割の解明に
は、そのtI!鎖の構造と89能の究明が重要な課題と
なっている。このような11!鎖の構造や機能を明らか
にするための手段として、微生物の生産するさまざまな
特異性の高いグリコシダーゼが注目されるようになり、
この酵素法を用いた研究が広く行われている。しかしな
がら、糖タンパク質のti txは、通常、複雑な構造
を有しているので、エキソ型のグリコシダーゼのみによ
る分析はきわめて困難である。そこで、糖クンバク質か
ら糖部分をオリゴ糖として切り離す、エンド型のグリコ
シダーゼが非常に重要な酵素になると考えられてきた。
Endo−β−GlcNAc−ageは、糖タンパク質
に存在するアスパラギン結合型の糖鎖に作用して、以下
の様に糖鎖とタンパクとの結合部に存するN。
N′−ジアセチルキトビオース部分を切断し、糖鎖を遊
離する。
・−−−Manβ1→4GIcNAcβ1−+ 4Gl
cNAc−Asnh endo−β−GIcNAc−a
se・−−−Manβ1→4GIcNAc+  GIc
NAc−Asn本酵素は、糖タンパク質の糖鎖部分をタ
ンパク部分より遊離することができるために、糖タンパ
ク質糖鎖の構造および機能の解析に、非常に重要な酵素
である。
(従来の技術)(発明が解決しようとする問題点)従来
、endo−β−G1cNAc −aseは、肺炎双球
菌(Diplococcus  pneuIIloni
ae)の生産するEndo−DSClostridiu
Ilperfringensの生産するEndo−CI
およびC■、Streptomyces Plicat
usの生産するEndo−Hなどが知られており、糖タ
ンパクの糖鎖の研究に用いられているが、これらの酵素
はいずれも特定の糖鎖に対してのみ作用する。
即ち、アスパラギン結合型糖鎖の構成としては、以下に
示すような高マンノース型、混合型、複合型に分けられ
る。
高マンノース型 ±Fucα1 ル →4GlcNAcβ1−* 4G1cNAc 4 As
n上記の従来知られているendo−β−GlcNAc
−aseは、高マンノース型と混合型の糖鎖には作用す
るが、シアル酸の結合したままの複合型糖鎖には作用し
ない、最近見出されたFlavobacteriumm
eningosepticumのendo−β−Glc
NAc−ase(Endo−P)は高マンノース型と複
合型のI!鎖に作用するが、複合型IJ!鎖には高a度
の2−メルカプトエタノールとノニデy ト(noni
det)−P2Oなどのタンパク質の変性剤の存在下で
なければ作用しない。
(問題点を解決するこめの手段) しかし、本発明者らが土壌より単離した糸状菌であるム
コール属の一菌株が培養液中に生産するendo−β−
GlcNAc−aseは、高マンノース型や混合型の糖
鎖のみならず、シアル酸が結合した複合型t1!鎖にも
作用し、しかも活性の発現に2−メルカプトエタノール
や界面活性剤のようなタンパク質変性剤を必要としない
、新規なendo−β−−GlcNAc −aseであ
ると認められるものである。
本発明者らは、糖タンパク質のアスパラギン結合型糖鎖
の高マンノース型や混合型のみならず、シアル酸の結合
した複合型の糖鎖にも作用するという広い基質特異性を
有するとともに、天然に存在する糖タンパク質を変性す
ることなく、その糖鎖に直接作用しうるendo−β−
GIcNAc−aseを生産する菌を検索した結果、土
壌より分離された糸状菌の培養液中に特異的な本酵素活
性を見出した。このような微生物の培養液より単一タン
パクとしてendo−β−GIcNAc−assを得る
ことに成功し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は高マンノース型、混合型、複合型のいず
れのアスパラギン結合型tI鎖にも作用し、かつ天然の
糖タンパクXI!鎖に1ntactの状態のままに作用
する特徴を有する新規なendo−β−GIcNAc−
aseを提供するものである。さらに、本発明は、ムコ
ール属に属し前記のendo−β−G1cNAc−as
eを生産能を有する微生物を培養して、培養液よりen
do−β−G1cNAc−ase採取することを特徴と
するendo−β−G1cNAc−a3eの製造方法を
も提供するものである。
本発明酵素は、糖タンパク賞に存在する複合型を含めた
ほとんどのアスパラギン結合型I!鎖を遊離することが
できると共に、タンパク賞変性剤などを添加してタンパ
ク質を変性処理する必要がなく、糖タンパク質からII
!鎖を遊離することができる極めて優れた性質を有して
いる。それ故に、糖タンパク質の#a鎖およびタンパク
の機能的、生理的役割を研究する上で、本発明酵素をそ
の糖タンパク賞に作用させることにより明らかにするこ
とができる。即ち、本発明酵素を塘タンパクに作用させ
ることにより、複合型を含めたほとんど全てのアスパラ
ギン結合型糖鎖が除去されたタンパク質を得ることがで
き、その活性を調べることが可能である。また、最近、
癌細胞のアスパラギン結合型糖鎖の構造が、通常の細胞
のそれと異なる構造に変化するという報告が多く発表さ
れ、糖タンパクのIIM鎖の構造が注目されている。こ
のような状況の中で糖鎖をタンパク質部分から遊離する
ことができる本発明酵素は、糖鎖の構造解析にも有用な
酵素として利用されることが期待される。また、本発明
酵素は、通常の安価な培地で菌体を培養することにより
、閑体外に分泌されるので、容易にかつ多量の酵素タン
パクを得ることができ、研究用試薬として大量かつ安価
な供給が可能である。
以下に本発明を更に詳細に説明する。後に示す実施例の
方法で得られたendo−β−GIcNAc−aseの
酵素化学的および理化学的性質は、下記のとおりである
11作用 本発明酵素は、糖タンパク賞のアスパラギン結合型1!
11のタンパクとの結合近傍にあるN、N’ −ジアセ
チルキトビオース部分を加水分解する作用を有する。
オリゴ嘘−・・−・!ianβ1−4GIeN11cβ
1−+ 4GlcNAc 4Asn−タンパク質オリゴ
糖・・・・・陽β1→4G因Ac + GlcNAc 
−* Asn−タンパク質2、基質特異性 本発明酵素は、卵白アルブミンから調製した糖ペプチド
に含まれている異なった種類の全ての糖鎖、すなわち、
高マンノース型、混合型のいずれのタイプの糖鎖をも分
解する。−また、ヒト血漿中のトランスフェリンや子牛
血漿中のフェツインから調製した糖ペプチドに含まれる
複合型のWfflも分解する。複合型糖鎖については、
シアル酸が結合したものであっても加水分解することが
できる。
さらに本発明酵素は、トランスフェリンそのものを基質
とした場合でも、II!鎖を遊離することが認められる
ことから、天然の糖タンパク質に対しても作用し得るし
、シアル酸の有無に関わらず作用することができる。
3、力価の測定方法 本酵素の活性の測定は、ヒト血漿トランスフェリンを徹
底プロナーゼ処理後、シアリダーゼによってシアル酸を
除去して得られる糖ペプチド(アシアロ糖ペプチド)の
ダンシル化合物を基質として行った。PH6,0のリン
酸カリウム緩衝液中、37℃で反応を行い、40%トリ
クロル酢酸を加えて反応を停止させた後、分解生成物を
n−ブタノール−アセトン−水(3:1:1)を展開剤
とするペーパークロマトグラフィによって分離し、水で
抽出した後、蛍光法にて定量する方法により行った。3
7℃における反応で、1分間に1μmolの基質を分解
する酵素量を1単位(Unit:本明細書において「U
」と略称する)とする。
4、至適pHおよび安定p H 至適pHは、第1図に示すとおりp H6,0〜7.0
であり、安定PHは4℃で4日間処理した場合、pH7
゜O〜8.0であった。
5、温度安定性 p H7,0において各温度で10分間保持した後、残
存する酵素活性を測定した。その結果、第2図に示した
ように40゛Cまで安定であった。
6、阻害、活性化および安定化 本発明酵素に対する、種々の添加物質の影響について検
討した結果、著しく活性化する添加物質は存在しなかっ
た。金属塩の中では、HgC1!、により阻害が認めら
れたが、その他のものについては著しい影響は見られな
かった。
本発明酵素の安定化剤はまだ見出されていない。
7、精製方法 本発明酵素の精製は、塩析法、各種のクロマトグラフ法
などを適宜に組合わせて行うことができる。精製の具体
例は実施例に示すとおりである。
8、分子量 本発明酵素の分子量は、セファデックスG−150によ
るゲルろ過法により約95,000〜105,000と
算出された。
次に、本発明酵素を微生物の培養によって製造する方法
を具体的に示す。
本発明酵素の製造に使用される微生物は、ムコール(M
ucor)属に属し、本発明酵素を生産する能力を有す
る微生物であればいかなるものでもよい。このような微
生物の具体例としては、本発明者らにより土壌より分離
されたMueor hiea+alisSK−314が
挙げられる。この菌株の菌学的性質を以下に記載する。
A、顕微鏡的観察 菌糸は隔壁がなく、胞子のう柄は気菌糸から長く伸長す
る。まれに分岐が見られた。先端に黒色の丸い胞子のう
が形成する。胞子は、だ円形でなめらかである。栄養菌
糸はよく発達している。
B、肉眼的観察 各種培地における、生育の肉眼的観察の結果は次のとお
りである。生育状態の観察は、28°c12〜3日間培
養した場合の結果である。
(1)普通寒天培地(肉エキス寒天培地)生育は良好で
、白色の菌糸が立毛しビロード状でコロニーの周辺はな
めらかである。基菌糸は淡黄色で、菌糸の平均生育速度
は0.7〜0.8cm/日。
(2)麦芽寒天培地 生育は良好で、菌糸が立毛しビロード状となる。
基菌糸は淡褐色で、菌糸の平均生育速度は1.2〜1.
3cm/日。
(3)MY20寒天焙地 生育は良好で、黄褐色の綿毛状の菌糸が中央から拡がり
、周縁は白色で表面になめらかに伸長する。基菌糸は淡
黄褐色で、菌糸の平均生育速度は1.1〜1.2cm/
日、培地中への淡黄褐色の色素の生育が認められる。
(4)ムコール合成培地 生育は中程度で、淡黄色を帯びた白色の綿毛状の菌糸が
伸長し、周辺は無色の菌糸が伸展している。基菌糸は極
めて鮮明な黄色で、菌糸の平均生育速度は0.1〜0.
8 cm1日。
(5)PDA培地(ポテト・グルコース培地)生育は中
程度で、淡黄色を帯びた白色の綿毛状の菌糸が伸長し、
周辺は無色の菌糸が伸展している。基菌糸は淡黄色で、
菌糸の平均生育速度は0.8cm/日。
(6)PCA培地(ポテト・人参培地)生育は良くない
。透明感のある薄毛状および白色の柔毛状菌糸が伸長す
る。白色の気菌糸は上方に伸長し、先端に黒色胞子のう
を多数形成する。
基閑糸はやや淡黄色で、菌糸の平均生育速度は0.5〜
0.6cm7日。
(7) Czapek寒天培地 生育は極めて悪く、寒天上に薄く拡がって灰白色を呈す
る。低温の方が良く生育する。菌糸の平均生育速度はお
そ<0.1〜0.2 cm/日。
C2生理的性質 生育PH範囲は、p H4,0〜9.0 テアリ、pH
6,0〜7.0が最適である。生育温度範囲はio’c
〜30’Cであり、34℃では生育しない。20 ’C
〜25℃が最適である。
以上の諸性質よりこの菌株をムコール・ヒエマリス(M
ucor hie+malis)と同定し、微生物工業
技術研究所に微工研菌寄第10020号で寄託されてい
る。
前記使用微生物の培養に用いる培地組成は、通常の微生
物の培養に用いられるようなものであればどのようなも
のでもよい、炭素源としては、例えハ、クルコース、フ
コース、アラビノース、シュクロース、可溶性デンプン
、糖蜜、デキストリンなどのuM賞、窒素源としてはペ
プトン、肉エキス、酵母エキス、カザミノ酸、コーンス
テイープリカー、各種アンモニウム塩、各種硝酸塩、尿
素などが挙げられる。無機塩としては、各種のすトリウ
ム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マンガン塩、マグネ
シウム塩、リン酸塩、硝酸塩などの塩類が用いられ、場
合によってはビタミン類などを、菌の生育を促進する目
的で添加してもよい。
培養は、培地を通常の方法で滅菌し、本発明の菌株を接
種し、20〜30℃,p H6,5〜7.0 テ2〜3
日間振とうまたは、通気撹拌により、好気的に行う。
(実施例) 本発明酵素は、以下の実施例により採取することができ
る。以下の実施例は、本発明の範囲を何ら限定するもの
ではない。
実施例1 グルコース0.5%、ペプトン0.5%、酵母エキス0
.5%を含む培地500 m/を、容4]22の振とう
フラスコに分注し、120”c、15分間加圧滅菌した
後、同じ組成の培地で前培養したムコール・ヒエマリス
5K−314の菌株を5 ml接種し、28℃14日間
振とう培養した。培養終了後、が過により菌体を除き、
得られた培養炉液にl0mMリン酸カリウム緩衝液(p
H7,0)で緩衝化したCM−セルロースを12当たり
25g加えて、4℃にて2時間撹拌した。樹脂を濾過に
より除いた後、その炉液に硫安を70%飽和になるよう
に添加して、4℃で2〜30間放置し、生成した沈でん
を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7,0)に溶解
し、同緩衝液で一夜透析した。この透析内液を同緩衝液
であらかじめ平衡化したDEAE−セファロースCL−
6Bカラム(3,4X 60 c+n)に通し、吸着し
た酵素を0.3MNaαを含む同緩ffj液を用いて溶
出した。溶出された活性画分を集め硫安を80%飽和に
なるように加え、4℃にて2日間放置した。生成した沈
澱を、1mMリン酸カリウム緩衝液(pH7,0)に溶
解し、同緩衝液で一夜透析した後、この透析内液を同緩
衝液で平衡化したハイトロキシルアパタイトカラム(3
,OX 7.Ocmに通し、吸着した酵素を100mM
リン酸カリウム緩衝液(pH7,0)で溶出した。溶出
された活性画分を集めて硫安を80%飽和になるように
添加し、生成した沈澱を101mM’Jン酸緩衝液(p
H7,0)に溶解した。この溶液を、あらかじめ同緩衝
液で平衡化したセファデックスG−200カラム(1,
6X 114 cm)を用いてゲルtfi過を行った。
活性画分を集めて限外が過器で濃縮後、10mMリン酸
カリウム緩衝液(pH7,0)であらかじめ平衡化した
コンカナバリンA−セファロース4Bのカラム(1,O
X 4.5cm)に通し、同緩衝液で洗浄した後、10
%のメチル−α−マンノシドを含む同緩衝液で酵素を溶
出した。活性画分を集めて限外濾過により濃縮し、精製
酵素標品を得た。
(発明の効果) 従来知られているendo−β−G1cNAc −as
eは、アスパラギン結合型tJ!trtの高マンノース
型と混合型には作用するが複合型糖鎖には作用しないも
の、(例えば、特開昭6l−265088)高マンノー
ス型と複合型糖鎖に作用するが、複合型糖鎖には変性剤
の存在下でなければ作用しないもの等であった。
本発明のendo−β−GlcNAc −assは、高
マンノース型や混合型のtJ!鎖のみならず、複合型糖
鎖にも作用し、しかも活性の発現に、2−メルカプトエ
タノールや界面活性剤のようなタンパク質変性剤を必要
としない、新規な酵素である。
この新規endo−β−G1cNAc −aseは、本
発明者らによって土壌より単離されたムコール層の一菌
株Mucor hjemalisから容易に採取するこ
とができ、かかる方法によって得られた本発明の酵素は
、癌細胞表面のt1!鎖の構造解析を含め、生体内の分
子識別現象解明のための有力な手段として、利用される
ことが大いに期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明酵素の作用pH範囲を示す0−−0はク
エン酸−塩酸、ト→は酢酸、ムームはリン酸カリウム、
L−△はトリス−塩酸、0−仁はホウ酸の各緩衝液を示
す。 第2図は本発明酵素の安定温度範囲を示す。 出願人  製鉄化学工業株式会社 代表者 増1)裕治 箋 1 l H 兜2記 1 度 手続補正1こ(自発) 昭和63年9月τ1日 1 事件の表示 昭和63年特許願第140055号 2、発明の名称 エンド−β−N−アセチルグルコ サミニダーゼおよびその製造法 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 〒675−01 住所 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1(置07
94−37−2151) 4、補正の対象   明細書 5、補正の内容 明細書第7頁第11行「(問題を解決するこめの手段)
」を「(問題を解決するための手段)」と訂正する。 以上

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)糖タンパク質のアスパラギン残基の結合する糖鎖
    に作用して、糖鎖のN,N′−ジアセチルキトビオース
    部分を特異的に加水分解しオリゴ糖を遊離する活性を持
    つエンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ。
  2. (2)アスパラギン残基に結合する糖鎖が高マンノース
    型、混合型のみならず、複合型にも作用する特許請求の
    範囲(1)記載のエンド−β−N−アセチルグルコサミ
    ニダーゼ。
  3. (3)アスパラギン残基に結合する糖鎖がシアル酸を含
    む複合型である特許請求の範囲(2)記載のエンド−β
    −N−アセチルグルコサミニダーゼ。
  4. (4)アスパラギン残基に結合する糖鎖が、ペプチド、
    アミノ酸および天然の高分子タンパク質に結合した形で
    ある特許請求の範囲(1)記載のエンド−β−N−アセ
    チルグルコサミニダーゼ。
  5. (5)酵素が作用する至適pHがpH6.0〜7.0で
    ある特許請求の範囲(1)記載のエンド−β−N−アセ
    チルグルコサミニダーゼ。
  6. (6)4℃、4日間の保持条件において、酵素の安定p
    H範囲がpH7.0〜8.0である特許請求の範囲(1
    )記載のエンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ
  7. (7)pH7.0、10分間の保持条件において、酵素
    の安定温度範囲が40℃までである特許請求の範囲(1
    )記載のエンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ
  8. (8)ゲルろ過法で測定した酵素の分子量が95,00
    0〜105,000である特許請求の範囲(1)記載の
    エンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ。
  9. (9)ムコール(Mucor)属に属し、エンド−β−
    N−アセチルグルコサミニダーゼを生産する能力を有す
    る微生物を該微生物が生育しうる培地に培養し、培養物
    より目的物を採取することを特徴とするエンド−β−N
    −アセチルグルコサミニダーゼの製造方法。
  10. (10)微生物がムコール・ヒエマリス(Mucorh
    iemalis)である特許請求の範囲(9)記載の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6815191B1 (en) 1998-05-22 2004-11-09 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Endo-β-N-acetylglucosaminidase gene

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US6815191B1 (en) 1998-05-22 2004-11-09 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Endo-β-N-acetylglucosaminidase gene

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