JPH0130963Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0130963Y2 JPH0130963Y2 JP1983004627U JP462783U JPH0130963Y2 JP H0130963 Y2 JPH0130963 Y2 JP H0130963Y2 JP 1983004627 U JP1983004627 U JP 1983004627U JP 462783 U JP462783 U JP 462783U JP H0130963 Y2 JPH0130963 Y2 JP H0130963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- tilling
- bearing
- bevel gear
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 31
- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 8
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はロータリ装置の改良に関し、構造を簡
単にし、かつ、強度の向上を図ることを目的とす
る。
単にし、かつ、強度の向上を図ることを目的とす
る。
小型のロータリ装置には、上下の爪軸間の中央
部に配置されたロータリケースから前上方に突出
する駆動軸を残耕処理爪の回転軌跡に合わせてク
ランク状に屈曲形成し、トラクタのPTO軸から
自在接手、駆動軸、及びロータリケース内の耕耘
軸を介して左右の爪軸を駆動するようにした所謂
マジツクロータリ装置と称されるものがある。こ
の種のロータリ装置では、従来、第6図に示すよ
うに構成していたので、構造的に複雑である他、
耕耘軸の軸径が細く撓みが発生し易く、全体の振
動或いは耕耘軸の折損を招く惧れがあつた。
部に配置されたロータリケースから前上方に突出
する駆動軸を残耕処理爪の回転軌跡に合わせてク
ランク状に屈曲形成し、トラクタのPTO軸から
自在接手、駆動軸、及びロータリケース内の耕耘
軸を介して左右の爪軸を駆動するようにした所謂
マジツクロータリ装置と称されるものがある。こ
の種のロータリ装置では、従来、第6図に示すよ
うに構成していたので、構造的に複雑である他、
耕耘軸の軸径が細く撓みが発生し易く、全体の振
動或いは耕耘軸の折損を招く惧れがあつた。
即ち、第6図において、駆動軸60はベベルピ
ニオン61の両側で軸受62,63によりロータ
リケース64に回転自在に支持されている。この
駆動軸60の下方側でロータリケース64に耘軸
筒65が横方向に挿通され、また耕耘軸65には
ロータリケース64内でベベルギヤー66がスプ
ライン結合されている。耕耘軸65はベベルギヤ
ー66の一側で耕耘軸65に套嵌された軸受67
を介してロータリケース64に支持されると共
に、ベベルギヤー66の他側でそのボス部68に
套嵌された軸受69を介してロータリケース64
の蓋体70に支持されている。耕耘軸65には左
右にスプライン部が形成され、そのスプライン部
に筒軸71が套嵌され、当板72を介してボルト
73で固定されている。そして、この各筒軸71
にフランジ部を介して左右の爪軸74が接続さ
れ、また筒軸71及び爪軸74の外周に耕耘爪が
設けられている。
ニオン61の両側で軸受62,63によりロータ
リケース64に回転自在に支持されている。この
駆動軸60の下方側でロータリケース64に耘軸
筒65が横方向に挿通され、また耕耘軸65には
ロータリケース64内でベベルギヤー66がスプ
ライン結合されている。耕耘軸65はベベルギヤ
ー66の一側で耕耘軸65に套嵌された軸受67
を介してロータリケース64に支持されると共
に、ベベルギヤー66の他側でそのボス部68に
套嵌された軸受69を介してロータリケース64
の蓋体70に支持されている。耕耘軸65には左
右にスプライン部が形成され、そのスプライン部
に筒軸71が套嵌され、当板72を介してボルト
73で固定されている。そして、この各筒軸71
にフランジ部を介して左右の爪軸74が接続さ
れ、また筒軸71及び爪軸74の外周に耕耘爪が
設けられている。
このように従来は耕耘軸65の左右に筒軸71
を介して爪軸74を取付けているので、構造的に
複雑であるのは勿論のこと、耕耘軸65に筒軸7
1を套嵌する必要上、耕耘軸65を細径にしなけ
ればならず、また、ベベルギヤー66と軸受67
との間にカラーが介在され、ベベルギヤー66は
軸受69に支持されているが、カラーは耕耘軸6
5に嵌合されているだけであり、ロータリケース
64に耕耘軸65を組付けてからでないとカラー
及びベベルギヤー66を組立てることはできな
く、しかもスプライン嵌合部分にガタがあるた
め、作業時に耕耘軸65自体に撓みが発生し易
い。そして撓みが発生すれば、振動の原因とな
り、ロータリ装置全体が振動すると共に、耕耘軸
65の軸受67による支持部分に応力が集中し、
衝撃荷重によつて、耕耘軸65が折損すると云う
問題もあつた。
を介して爪軸74を取付けているので、構造的に
複雑であるのは勿論のこと、耕耘軸65に筒軸7
1を套嵌する必要上、耕耘軸65を細径にしなけ
ればならず、また、ベベルギヤー66と軸受67
との間にカラーが介在され、ベベルギヤー66は
軸受69に支持されているが、カラーは耕耘軸6
5に嵌合されているだけであり、ロータリケース
64に耕耘軸65を組付けてからでないとカラー
及びベベルギヤー66を組立てることはできな
く、しかもスプライン嵌合部分にガタがあるた
め、作業時に耕耘軸65自体に撓みが発生し易
い。そして撓みが発生すれば、振動の原因とな
り、ロータリ装置全体が振動すると共に、耕耘軸
65の軸受67による支持部分に応力が集中し、
衝撃荷重によつて、耕耘軸65が折損すると云う
問題もあつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ものであつて、その特徴とする処は、左右に爪軸
を有する耕耘軸をロータリケースに挿通し、ロー
タリケース内で耕耘軸に駆動用のベベルギヤーを
套嵌し、このベベルギヤーの一側で耕耘軸に套嵌
した軸受を介して該耕耘軸をロータリケースに支
持すると共に、他側でベベルギヤーのボス部に套
嵌した軸受を介して耕耘軸をロータリケースに支
持し、耕耘軸の一方軸受側の端部に筒軸を介して
爪軸を接続したロータリ装置において、 前記耕耘軸は他方軸受側の端部に大径部を形成
し、この大径部と筒軸とでベベルギヤーのボス部
と他方軸受とを挟持し、大径部の外端に爪軸を溶
着した点にある。
ものであつて、その特徴とする処は、左右に爪軸
を有する耕耘軸をロータリケースに挿通し、ロー
タリケース内で耕耘軸に駆動用のベベルギヤーを
套嵌し、このベベルギヤーの一側で耕耘軸に套嵌
した軸受を介して該耕耘軸をロータリケースに支
持すると共に、他側でベベルギヤーのボス部に套
嵌した軸受を介して耕耘軸をロータリケースに支
持し、耕耘軸の一方軸受側の端部に筒軸を介して
爪軸を接続したロータリ装置において、 前記耕耘軸は他方軸受側の端部に大径部を形成
し、この大径部と筒軸とでベベルギヤーのボス部
と他方軸受とを挟持し、大径部の外端に爪軸を溶
着した点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図及び第2図において、1はトラクタ車
体で、このトラクタ車体1の後端にはPTO軸2
と2点リンク用ブラケツト3が設けられている。
4はロータリ装置で、ロータリ耕耘部5及びこれ
を覆うロータリカバー6を有する。ロータリカバ
ー6は左右両側に側カバー7を備えてロータリ機
枠を構成し、このロータリカバー6の上面には支
持ブラケツト8が装着され、2点リンク用の支持
アーム9を介して連結ピン10により2点リンク
用ブラケツト3に連結されており、また支持アー
ム9に連結されてリフトロツド11を介してトラ
クタ車体1上の油圧装置(図示せず)により昇降
自在である。ロータリカバー6には後部カバー1
2が設けられると共に、支持枠13を介して左右
一対のゲージ輪14が支持され、そのゲージ輪1
4は耕深調整機構15により上下調整可能であ
る。ロータリ耕耘部5はロータリケース16両側
の爪軸17,18に多数の耕耘爪19,20を植
設して成る。ロータリケース16は左右の爪軸1
7,18間の中央に位置し、このロータリケース
16には、第3図に示すように耕耘軸21が横方
向に挿通され、また耕耘軸21にはロータリケー
ス16内でベベルギヤー22がスプライン結合に
より套嵌されている。耕耘軸21はベベルギヤー
22の一側方でボール軸受23を介してロータリ
ケース16に回転自在に支持されると共に、ベベ
ルギヤー22の他側方で該ベベルギヤー22のボ
ス部24に套嵌されたボール軸受25を介してロ
ータリケース16の蓋体26により回転自在に支
持されている。蓋体26はロータリケース16の
一側に形成された開口部27を塞ぐためのもので
ある。ベベルギヤー22に咬合するベベルピニオ
ン28は駆動軸29に形成され、また駆動軸29
はベベルピニオン28の両側でボール軸受30及
びニードル軸受31により支持されている。ボー
ル軸受30はロータリケース16に嵌着された軸
受蓋32に、ニードル軸受31はロータリケース
16の内部に形成された保持部33に夫々組込ま
れている。駆動軸29はロータリケース16より
前上方に突出しており、その先端は自在接手34
を介してPTO軸2に連動連結されている。また
駆動軸29は後述する残耕処理爪35,36の先
端部の回転軌跡に対応してクランク状に屈曲する
屈曲部37を有し、第4図及び第5図のように屈
曲部37よりも先端側でボール軸受38及び軸受
ケース39により回転自在に保持されている。な
お軸受ケース39の前面には軸受カバー40が装
着されている。ロータリカバー6の前縁側中央部
には受板41が溶接等により固設され、この受板
41に取付板42を介して支軸43が駆動軸29
と略平行になるように固設されている。そして、
この支軸43には球面体44及びこれに摺動自在
に外嵌する球面ブツシユ45等の球面受部材を介
して軸受ケース39が支持され、また球面体44
は平座金及びナツト46により支軸43に固定さ
れている。従つて、軸受ケース39は球面体44
廻りに任意の方向に所要範囲内で揺動可能であ
る。
と、第1図及び第2図において、1はトラクタ車
体で、このトラクタ車体1の後端にはPTO軸2
と2点リンク用ブラケツト3が設けられている。
4はロータリ装置で、ロータリ耕耘部5及びこれ
を覆うロータリカバー6を有する。ロータリカバ
ー6は左右両側に側カバー7を備えてロータリ機
枠を構成し、このロータリカバー6の上面には支
持ブラケツト8が装着され、2点リンク用の支持
アーム9を介して連結ピン10により2点リンク
用ブラケツト3に連結されており、また支持アー
ム9に連結されてリフトロツド11を介してトラ
クタ車体1上の油圧装置(図示せず)により昇降
自在である。ロータリカバー6には後部カバー1
2が設けられると共に、支持枠13を介して左右
一対のゲージ輪14が支持され、そのゲージ輪1
4は耕深調整機構15により上下調整可能であ
る。ロータリ耕耘部5はロータリケース16両側
の爪軸17,18に多数の耕耘爪19,20を植
設して成る。ロータリケース16は左右の爪軸1
7,18間の中央に位置し、このロータリケース
16には、第3図に示すように耕耘軸21が横方
向に挿通され、また耕耘軸21にはロータリケー
ス16内でベベルギヤー22がスプライン結合に
より套嵌されている。耕耘軸21はベベルギヤー
22の一側方でボール軸受23を介してロータリ
ケース16に回転自在に支持されると共に、ベベ
ルギヤー22の他側方で該ベベルギヤー22のボ
ス部24に套嵌されたボール軸受25を介してロ
ータリケース16の蓋体26により回転自在に支
持されている。蓋体26はロータリケース16の
一側に形成された開口部27を塞ぐためのもので
ある。ベベルギヤー22に咬合するベベルピニオ
ン28は駆動軸29に形成され、また駆動軸29
はベベルピニオン28の両側でボール軸受30及
びニードル軸受31により支持されている。ボー
ル軸受30はロータリケース16に嵌着された軸
受蓋32に、ニードル軸受31はロータリケース
16の内部に形成された保持部33に夫々組込ま
れている。駆動軸29はロータリケース16より
前上方に突出しており、その先端は自在接手34
を介してPTO軸2に連動連結されている。また
駆動軸29は後述する残耕処理爪35,36の先
端部の回転軌跡に対応してクランク状に屈曲する
屈曲部37を有し、第4図及び第5図のように屈
曲部37よりも先端側でボール軸受38及び軸受
ケース39により回転自在に保持されている。な
お軸受ケース39の前面には軸受カバー40が装
着されている。ロータリカバー6の前縁側中央部
には受板41が溶接等により固設され、この受板
41に取付板42を介して支軸43が駆動軸29
と略平行になるように固設されている。そして、
この支軸43には球面体44及びこれに摺動自在
に外嵌する球面ブツシユ45等の球面受部材を介
して軸受ケース39が支持され、また球面体44
は平座金及びナツト46により支軸43に固定さ
れている。従つて、軸受ケース39は球面体44
廻りに任意の方向に所要範囲内で揺動可能であ
る。
耕耘軸21はボール軸受23に対しベベルギヤ
ー22と反対側が大径であつて、その大径部47
側の外端に円筒状の一方の爪軸17が溶接部48
により一体に接合されており、またこの溶接部4
8上に両者に跨つて一方の残耕処理爪35の取付
ブラケツト49が溶接により固定され、この取付
ブラケツト49により溶接部48を補強するよう
にしている。耕耘軸21のベベルギヤー22側に
は筒軸50がスプライン嵌合により套嵌され、こ
の筒軸50はその外端側に接当し嵌合する当板5
1を介してリーマボルト52により耕耘軸21に
締結合され、筒軸50は耕耘軸21に対してガタ
のない状態で略一体に結合固定されている。筒軸
50の外周には取付ブラケツト49に対応して、
残耕処理爪36用の取付ブラケツト53が固着さ
れる他、耕耘爪20の取付ブラケツト54が固着
され、またこの筒軸50の外端には爪軸18がフ
ランジ部55,56、ボルト57を介して接合さ
れている。爪軸17,18の外端部はロータリカ
バー6の側カバー7により回転自在に支持されて
いる。
ー22と反対側が大径であつて、その大径部47
側の外端に円筒状の一方の爪軸17が溶接部48
により一体に接合されており、またこの溶接部4
8上に両者に跨つて一方の残耕処理爪35の取付
ブラケツト49が溶接により固定され、この取付
ブラケツト49により溶接部48を補強するよう
にしている。耕耘軸21のベベルギヤー22側に
は筒軸50がスプライン嵌合により套嵌され、こ
の筒軸50はその外端側に接当し嵌合する当板5
1を介してリーマボルト52により耕耘軸21に
締結合され、筒軸50は耕耘軸21に対してガタ
のない状態で略一体に結合固定されている。筒軸
50の外周には取付ブラケツト49に対応して、
残耕処理爪36用の取付ブラケツト53が固着さ
れる他、耕耘爪20の取付ブラケツト54が固着
され、またこの筒軸50の外端には爪軸18がフ
ランジ部55,56、ボルト57を介して接合さ
れている。爪軸17,18の外端部はロータリカ
バー6の側カバー7により回転自在に支持されて
いる。
前記耕耘軸21は一方の軸受25側の端部に筒
軸50を介して爪軸18を接続し、他方の軸受2
3側の端部に大径部47を形成し、この大径部4
7と筒軸50とで耕耘軸21に嵌合したベベルギ
ヤー22のボス部24と軸受23とを挟持し、大
径部47の外端に爪軸17を溶着しており、ベベ
ルギヤー22は軸受23より大径の軸受25を介
して蓋体26に回転自在に且つスラスト力を受け
られるように支持され、軸受23はロータリケー
ス16に支持され、大径部47が耕耘軸21の端
部に形成されているので、蓋体26を有するロー
タリケース16に軸受23,25及びベベルギヤ
ー22を組立てた後に、爪軸17を溶着した耕耘
軸21を組付けることが可能となり、ベベルギヤ
ー22の位置も正確に設定できる。
軸50を介して爪軸18を接続し、他方の軸受2
3側の端部に大径部47を形成し、この大径部4
7と筒軸50とで耕耘軸21に嵌合したベベルギ
ヤー22のボス部24と軸受23とを挟持し、大
径部47の外端に爪軸17を溶着しており、ベベ
ルギヤー22は軸受23より大径の軸受25を介
して蓋体26に回転自在に且つスラスト力を受け
られるように支持され、軸受23はロータリケー
ス16に支持され、大径部47が耕耘軸21の端
部に形成されているので、蓋体26を有するロー
タリケース16に軸受23,25及びベベルギヤ
ー22を組立てた後に、爪軸17を溶着した耕耘
軸21を組付けることが可能となり、ベベルギヤ
ー22の位置も正確に設定できる。
上記構成において、作業時にはPTO軸2によ
り自在接手34を介して駆動軸29を直接軸心廻
りに回転させ、爪軸17,18の反時計方向の回
転により耕耘爪19,20によつて圃場を耕耘す
る。この時、駆動軸29と各残耕処理爪35,3
6は同期して回転しており、各残耕処理爪35,
36は交互に駆動軸29の屈曲部37に対応しな
がら回転してロータリケース16下方の残耕処理
を行なう。
り自在接手34を介して駆動軸29を直接軸心廻
りに回転させ、爪軸17,18の反時計方向の回
転により耕耘爪19,20によつて圃場を耕耘す
る。この時、駆動軸29と各残耕処理爪35,3
6は同期して回転しており、各残耕処理爪35,
36は交互に駆動軸29の屈曲部37に対応しな
がら回転してロータリケース16下方の残耕処理
を行なう。
斯かる作業中に耕耘爪19,20等に衝撃力が
作用すると、ベベルギヤー22、ベベルピニオン
28を介して駆動軸29に前上方へと軸心方向に
反力が作用する。従つて、硬い圃場での作業時に
は、駆動軸29に軸心方向に断続的に反力が作用
するが、この時には軸受ケース39が球面体44
廻りに上下に動くので、この動きによつて駆動軸
29の振動を吸収し、ロータリカバー6への影響
を防止できる。また駆動軸29の左右の振動に対
しても同様である。しかも、球面体44による支
持であるため、従来の弾性体によるものに比較し
て、駆動軸29自体の不必要な振動も防止でき、
従つて、これらによりロータリ装置4全体として
の振動も低減できる。耕耘動力は、ベベルギヤー
22から耕耘軸21を介して左右の爪軸17,1
8へと伝達され、作業中、耕耘軸21には強大な
荷重が作用することがある。しかし、耕耘軸21
は一方側が大径部47となつているので、耕耘負
荷によつて耕耘軸21に撓みを生ずることがな
く、全体としての外径が同一であつても耕耘軸2
1が衝撃荷重によつて折損すると云うようなこと
はない。また一方の爪軸17は耕耘軸21と一体
であるため、構造上も簡単であり、更に他方の爪
軸18は、リーマボルト52を使用して固定した
筒軸50に接続しているので、スプライン部分で
のガタ付きも少なく、強度、耐久性も向上する。
作用すると、ベベルギヤー22、ベベルピニオン
28を介して駆動軸29に前上方へと軸心方向に
反力が作用する。従つて、硬い圃場での作業時に
は、駆動軸29に軸心方向に断続的に反力が作用
するが、この時には軸受ケース39が球面体44
廻りに上下に動くので、この動きによつて駆動軸
29の振動を吸収し、ロータリカバー6への影響
を防止できる。また駆動軸29の左右の振動に対
しても同様である。しかも、球面体44による支
持であるため、従来の弾性体によるものに比較し
て、駆動軸29自体の不必要な振動も防止でき、
従つて、これらによりロータリ装置4全体として
の振動も低減できる。耕耘動力は、ベベルギヤー
22から耕耘軸21を介して左右の爪軸17,1
8へと伝達され、作業中、耕耘軸21には強大な
荷重が作用することがある。しかし、耕耘軸21
は一方側が大径部47となつているので、耕耘負
荷によつて耕耘軸21に撓みを生ずることがな
く、全体としての外径が同一であつても耕耘軸2
1が衝撃荷重によつて折損すると云うようなこと
はない。また一方の爪軸17は耕耘軸21と一体
であるため、構造上も簡単であり、更に他方の爪
軸18は、リーマボルト52を使用して固定した
筒軸50に接続しているので、スプライン部分で
のガタ付きも少なく、強度、耐久性も向上する。
本考案によれば、耕耘軸は一側端部に大径部を
形成して、この大径部と他側端部に設けた筒軸と
で、ベベルギヤーのボス部と軸受とを挟持してい
るので、ベベルギヤーの組立てを正確に行なえる
と共に、両側軸受はロータリケース側に支持され
且つ一方の軸受にベベルギヤーのボス部が支持さ
れているので、これらを組立てた後に耕耘軸を組
付けることが可能になり、分解組立が簡便にな
り、また、大径部は外端に爪軸を溶着しているの
で、溶接強度を大にすることができ、耐久性が向
上し、作業時に耕耘軸に撓みが発生することもな
く、折損等の問題も解消できる。
形成して、この大径部と他側端部に設けた筒軸と
で、ベベルギヤーのボス部と軸受とを挟持してい
るので、ベベルギヤーの組立てを正確に行なえる
と共に、両側軸受はロータリケース側に支持され
且つ一方の軸受にベベルギヤーのボス部が支持さ
れているので、これらを組立てた後に耕耘軸を組
付けることが可能になり、分解組立が簡便にな
り、また、大径部は外端に爪軸を溶着しているの
で、溶接強度を大にすることができ、耐久性が向
上し、作業時に耕耘軸に撓みが発生することもな
く、折損等の問題も解消できる。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を例示す
るものであつて、第1図は全体の断面側面図、第
2図は同断面背面図、第3図はロータリケース部
の断面図、第4図は駆動軸支持部の断面図、第5
図は第4図の−矢視図、第6図は従来例を示
す断面図である。 1……トラクタ車体、4……ロータリ装置、5
……ロータリ耕耘部、6……ロータリカバー、1
6……ロータリケース、17,18……爪軸、2
1……耕耘軸、22……ベベルギヤー、29……
駆動軸、39……軸受ケース、43……支軸、4
4……球面体、45……球面ブツシユ。
るものであつて、第1図は全体の断面側面図、第
2図は同断面背面図、第3図はロータリケース部
の断面図、第4図は駆動軸支持部の断面図、第5
図は第4図の−矢視図、第6図は従来例を示
す断面図である。 1……トラクタ車体、4……ロータリ装置、5
……ロータリ耕耘部、6……ロータリカバー、1
6……ロータリケース、17,18……爪軸、2
1……耕耘軸、22……ベベルギヤー、29……
駆動軸、39……軸受ケース、43……支軸、4
4……球面体、45……球面ブツシユ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 左右に爪軸を有する耕耘軸をロータリケースに
挿通し、ロータリケース内で耕耘軸に駆動用のベ
ベルギヤーを套嵌し、このベベルギヤーの一側で
耕耘軸に套嵌した軸受を介して該耕耘軸をロータ
リケースに支持すると共に、他側でベベルギヤー
のボス部に套嵌した軸受を介して耕耘軸をロータ
リケースに支持し、耕耘軸の一方軸受側の端部に
筒軸を介して爪軸を接続したロータリ装置におい
て、 前記耕耘軸は他方軸受側の端部に大径部を形成
し、この大径部と筒軸とでベベルギヤーのボス部
と他方軸受とを挟持し、大径部の外端に爪軸を溶
着したことを特徴とするロータリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP462783U JPS59110505U (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | ロ−タリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP462783U JPS59110505U (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | ロ−タリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59110505U JPS59110505U (ja) | 1984-07-25 |
JPH0130963Y2 true JPH0130963Y2 (ja) | 1989-09-22 |
Family
ID=30136222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP462783U Granted JPS59110505U (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | ロ−タリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59110505U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2511466Y2 (ja) * | 1988-01-20 | 1996-09-25 | セイレイ工業株式会社 | ロ―タリ装置のロ―タリ爪構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5029801U (ja) * | 1973-02-17 | 1975-04-04 |
-
1983
- 1983-01-14 JP JP462783U patent/JPS59110505U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59110505U (ja) | 1984-07-25 |
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