JPS6221472Y2 - - Google Patents

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JPS6221472Y2
JPS6221472Y2 JP10107480U JP10107480U JPS6221472Y2 JP S6221472 Y2 JPS6221472 Y2 JP S6221472Y2 JP 10107480 U JP10107480 U JP 10107480U JP 10107480 U JP10107480 U JP 10107480U JP S6221472 Y2 JPS6221472 Y2 JP S6221472Y2
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JP
Japan
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bearings
transmission shaft
power transmission
tractor
power
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JP10107480U
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JPS5724129U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトラクタの前部動力取出装置に係り、
構成簡素化により製造・組立を容易化すること、
及び耐久性の向上を目的とした装置の提供に関す
る。
従来、農用トラクタの前部動力取出装置におい
て、トラクタ搭載のエンジンからモア等作業機へ
動力伝達する動力伝達軸は二つの軸受に軸架さ
れ、この両軸受と動力伝達軸の軸方向相対移動を
規制するために、両軸受間の動力伝達軸を径大と
し、該径大部を両軸受で挾持せしめるか、若しく
は、両軸受間の伝達軸に夫々軸受に当接する止め
軸を外嵌せしめていた。
然し乍ら、これら構成の前者では、伝達軸が径
大部を有し段部が形成されることから応力集中を
回避する等の為、工作が煩雑となり、又、後者で
は止め輪を多く使用する必要から、伝達軸には多
くの止め輪嵌着用外周溝が形成されることとな
り、該伝達軸の強度上の問題を生じていた。
また、両者においては、一定寸法の伝達軸の一
端から軸受までの距離を変更したい場合、または
各部の寸法に大きい誤差がある場合には、径大部
又は止め輪用溝の位置の異なる軸につくり直さな
ければならず、位置の調整又は誤差の吸収等が困
難である。
本考案はかかる従来の問題点を鑑みて案出され
たものであり、従つてその特徴とするところは、
トラクタ車体6の前部に固着の保持枠20に筒状
軸受ケーシング21を着脱自在に取付け、この軸
受ケーシング21内に前後方向に離間して第1・
第2軸受24,25を内設し、これら軸受24,
25に全長略同一径の動力伝達軸27を軸架して
その両端を軸受24,25より外方へ突出し、動
力伝達軸27の一端部にトラクタエンジン4から
動力が伝達される回転伝動体30を取付け、且つ
他端部に作業機10へ動力を伝達する軸38を連
結し、一方の軸受24と回転伝動体30との間に
間隔設定用のカラー部材31を設け、両軸受2
4,25間に2個のカラー部材28,28を設
け、これら2個のカラー部材28,28間に配置
されてこれらの軸方向位置を設定する係止部材2
9を前記動力伝達軸27に取付けた点にある。
以下、本考案の実施例を図に従い説明すると、
1は農用トラクタを示し、該トラクタ1には前・
後輪2,3が取着されている。該トラクタ1の前
部には動力源となるエンジン4が搭載され、該エ
ンジン4から後方よりにミツシヨンケース5が連
設されトラクタ車体6が構成されている。エンジ
ン4はボンネツト7で被覆され、該ボンネツト7
の後方に運転席8が設けられている。
トラクタ車体6の前後方向略中央部両側には取
付枠9が取着され、該取付枠9に作業機10が昇
揚自在に吊着されている。図例では作業機10は
一例としてモア装置を示し、トラクタ車体6の下
腹部下方に位置せしめられている。該モア装置は
縦軸回りの刈刃体11と、該刈刃体11を回転駆
動するための動力伝達装置12とで主構成されて
いる。
前記エンジン4の両側には夫々前方へ突設する
前車軸フレーム13が取着され、該前車軸フレー
ム13の下面に前後軸心回りに揺動自在の前車軸
ケース14が設けられ、該前車軸ケース14から
両側方に夫々延設された前車軸15端に前記前輪
2が連結されている。
エンジン4下部には前方にクランク軸16が突
設され、該クランク軸16の前方に同一軸心上に
中間軸17が延設され、両軸16,17はカツプ
リング18で着脱自在に連結されると共に、中間
軸17の前端に過負荷防止用クラツチ付のVベル
ト用駆動側プーリ19が取着されている。
一方、トラクタ車体6の前部には該前部に固着
され、下方へ延設された保持枠20が設けられ、
該保持枠20には軸心前後方向の筒状軸受ケーシ
ング21がフランジ22、ボルト23を介して着
脱自在に取着されている。そして、該軸受ケーシ
ング21内孔に同一軸心上前後方向に離間して前
後に第1・第2軸受24,25が内設され、軸受
ケーシング21に内嵌された止め輪26,26に
より、両軸受24,25は軸方向離反方向の相対
移動が規制されている。
27は動力伝達軸で、上記両軸受24,25に
軸架され、第1・第2軸受24,25間の該動力
伝達軸27には、軸方向に同形同大の二つのカラ
ー部材28,28が外嵌され、この両カラー部材
28,28間の動力伝達軸27には止め輪とされ
る係止部材29が外嵌取着されている。そして、
両軸受24,25、両カラー部材28,28及び
係止部材29は軸方向に夫々当接せしめられ、カ
ラー部材28,28と係止部材29が共働して、
両軸受24,25と動力伝達軸27の軸方向相対
移動が規制されている。
動力伝達軸27の第1軸受24から前方への挿
出部にはVベルト用従動側プーリ30がスプライ
ン嵌合され、該プーリ30(回転伝動体)と第1
軸受24間には間隔設定用の第2カラー31が外
嵌され、該プーリ30は動力伝達軸27の軸端面
にボルト32を介して締着された座金33で抜止
めされている。そして、前記駆動側プーリ19と
従動側プーリ30にVベルト34が巻装され、且
つテンシヨン部材35が設けられ、これら両プー
リ19,30等は前面ケーシング36で覆われて
いる。そして、動力伝達軸27の第1軸受24か
らの前方挿出部は動力源からの受動部とされてい
る。一方、第2軸受25からの後方挿出部軸端に
は自在継手37が取着され、自在継手軸38を介
して作業機10の動力伝達装置12に連動連結さ
れ、該挿出部は作業機10への出力部とされてい
る。
尚、係止部材29はカラー部材28と動力伝達
軸27とを連通連結する割ピン、テーパピン、ボ
ルト等であつても良く、該軸27にノツクを設け
てもよい。更に、作業機10は耕耘機等であつて
もよい。
本考案によれば、保持枠20に筒状軸受ケーシ
ング21が着脱自在に取付けられて、この軸受ケ
ーシング21に軸受24,25を介して動力伝達
軸27が軸架されているので、前部動力取出装置
の枠構造が簡単且つ容易に製作でき、分解・組立
も容易になり、軸受27は全長略同一径であつ
て、軸受24,25間の2個のカラー部材28と
係止部材29とで軸方向位置が設定されているの
で、動力伝達軸27の製作が容易になり、切削代
が少なく、素材及び加工コストが減少でき、且つ
軸受ケーシング21の前後どちらからでも分解・
組立ができ、また、この構成と共に、動力伝達軸
27の一端には回転伝動体30が取付けられ、こ
の回転伝動体30と軸受24との間には間隔設定
用のカラー部材31が設けられていることによつ
て、カラー28,28,31の寸法を変更するこ
とにより、軸受ケーシング21に対する動力伝達
軸27の位置調整及び各部材の誤差吸収等を容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は農用トラ
クタの全体側面部分断面図、第2図は第1図の要
部拡大断面図である。 1……トラクタ、4……エンジン、6……トラ
クタ車体、10……作業機、24……第1軸受、
25……第2軸受、27……動力伝達軸、28…
…カラー部材、29……係止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクタ車体6の前部に固着の保持枠20に筒
    状軸受ケーシング21を着脱自在に取付け、この
    軸受ケーシング21内に前後方向に離間して第
    1・第2軸受24,25を内設し、これら軸受2
    4,25に全長略同一径の動力伝達軸27を軸架
    してその両端を軸受24,25より外方へ突出
    し、動力伝達軸27の一端部にトラクタエンジン
    4から動力が伝達される回転伝動体30を取付
    け、且つ他端部に作業機10へ動力を伝達する軸
    38を連結し、一方の軸受24と回転伝動体30
    との間に間隔設定用のカラー部材31を設け、両
    軸受24,25間に2個のカラー部材28,28
    を設け、これら2個のカラー部材28,28間に
    配置されてこれらの軸方向位置を設定する係止部
    材29を前記動力伝達軸27に取付けたことを特
    徴とするトラクタの前部動力取出装置。
JP10107480U 1980-07-16 1980-07-16 Expired JPS6221472Y2 (ja)

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JP10107480U JPS6221472Y2 (ja) 1980-07-16 1980-07-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10107480U JPS6221472Y2 (ja) 1980-07-16 1980-07-16

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Publication Number Publication Date
JPS5724129U JPS5724129U (ja) 1982-02-08
JPS6221472Y2 true JPS6221472Y2 (ja) 1987-06-01

Family

ID=29462589

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10107480U Expired JPS6221472Y2 (ja) 1980-07-16 1980-07-16

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JPS5926958U (ja) * 1982-08-11 1984-02-20 トキワ科学器械株式会社 実験動物等の汚物処理装置

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Publication number Publication date
JPS5724129U (ja) 1982-02-08

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