JPH01308497A - グリース組成物 - Google Patents

グリース組成物

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JPH01308497A
JPH01308497A JP13749788A JP13749788A JPH01308497A JP H01308497 A JPH01308497 A JP H01308497A JP 13749788 A JP13749788 A JP 13749788A JP 13749788 A JP13749788 A JP 13749788A JP H01308497 A JPH01308497 A JP H01308497A
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JP
Japan
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grease composition
grease
alkaline earth
viscosity
ethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP13749788A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nakanishi
中西 幸夫
Masanori Tsuchiya
土谷 正憲
Hiroshi Kimura
浩 木村
Mitsutaka Suda
須田 三孝
Takashi Okaniwa
隆志 岡庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
Original Assignee
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車電装部品等の潤滑部及びその付近に樹
脂が使用される箇所に於いて、耐樹脂性に優れかつ良好
な低温性を有するグリース組成物に関するものである。
(従来の技術) 従来、低温用グリースとしてはエステル油(例えば−最
大R+OOC(C11g)−C00Rt(式中のR1お
よびR2は炭素数3〜18の脂肪族炭化水素基、nは3
〜12を示す)で表わされるジエステル系合成潤滑油ま
たは、一般弐CzllsC(CHzOOCR)s(式中
のRは炭素数3〜lOの脂肪族炭化水素基を示す)で表
わされるトリエステル系合成潤滑油等を基油としたグリ
ースが使用されてきた。しかし最近自動車部品の軽量化
を目的としてさまざまな樹脂、いわゆるエンジニアリン
グプラスチックが数多く使用されてきているが、このよ
うな部品でエステル系合成油を基油としたグリースは、
低温性は優れているものの耐樹脂性が劣る為に必ずしも
十分な性能を有しているとは言えず、最近ではポリアル
ファーオレフィン油を基油としたグリースが使用されて
きている。
(発明が解決しようとする課11J) 種々のエンジニアリングプラスチックからなる潤滑部品
のグリースとしては、ポリアルファーオレフィン油を基
油とし、増ちょう剤としてリチウム石けんやウレア化合
物及びベントナイト等の無機系化合物を用いたグリース
が種々あるが、高温性能を有したまま、さらに低温性に
優れたグリースはあまり提案されていない、最近の自動
車部品に用いられるグリースに要求される低温性能は、
−40°Cの条件で使用可能であることといったように
、低温時の作動性が厳しく要求されている。このような
要求性能に対し、ポリアルファーオレフィン油の中でも
特に低粘度のものを基油としたグリースを使用している
為に潤滑性に問題がある。
このため常温下に於いてもある程度の粘性があり、かつ
低温性を有した潤滑油を基油としたグリースが要求され
ている。
従って本発明は高温性能に優れることは当然の事とし、
かつ低温性能及び耐樹脂性に優れるグリースを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本発明のグリース組成物は、アルカ
リ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物と、炭素数
10〜30の高級脂肪酸もしくは、1個以上のヒドロキ
シ基を有した炭素数10〜30の高級ヒドロキシ脂肪酸
とから合成されるアルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属塩5〜30重量%を増ちょう剤とし、エチレンとアル
ファーオレフィンとのコオリゴマー(40°Cの粘度が
2〜25000cS L)を基油として含有することを
特徴とする。
エチレンとアルファーオレフィンとのコオリゴマー(4
0’Cの粘度が2〜25000cSυである合成炭化水
素油は、極めて優れた低温性能を存している。
低温性能を判定する一つの方法である流動点を比較する
と次のようになる。
従って、この様な合成炭化水素油を基油として得られる
グリースの低温性能例えば低温トルク値等を、大幅に改
善せしめることを可能とした。
一方ポリアルファーオレフィン(PAO)は流動点が高
く、従ってPAOを基油として得られるグリースの低温
性能は必ずしも良好とは言えない。
一般的に言ってエステル油、ナフテン系鉱油はゴムの可
塑剤として使用されていることからもわかる様にゴム、
樹脂等と相溶性が良好である。
従って、エステル油、ナフテン系鉱油を基油として得ら
れるグリースはゴム、樹脂をかなり膨潤させてしまう、
又極圧添加剤の中にはゴムの架橋を進行させゴムの硬度
を著しく閾化させるものがあることが知られている。
しかしエチレンとアルファーオレフィンとのコオリゴマ
ーである合成炭化水素油は、極性基を全く含まないこと
より、ゴム、樹脂を著しく硬化させることなく、又その
化学構造がエステル油、ナフテン系鉱油と異なり耐ゴム
性、耐樹脂性に優れるPAOと極めて1以ていることよ
り、ゴム、樹脂を著しく膨潤させることもない。従って
本発明によって得られたグリースを用いることによって
PAOを基油として得られるグリースと同等の耐樹脂性
が得られたのである。
本発明のグリース組成物の中で増ちょう剤として用いら
れる水酸化リチウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属と、炭素数lO〜30の高級脂肪酸もしくは、
1個以上めヒドロキシル基を有する炭素数10〜30の
高級ヒドロキシ脂肪酸とから合成されるアルカリ金属塩
もしくはアルカリ土類金属塩は、5重量%未満では増ち
ょう能力が劣る為に潤滑箇所への付着性が著しく悪い。
又30重量%を超えるとグリースが非常に硬くなり潤滑
部への介入性が著しく劣り潤滑性が低下する為に5〜3
0重景%重量択することが必要である。
尚、得られるグリースの耐熱性を上げるために、増ちょ
う剤としてウレア化合物を用いてもよく、又、必要に応
じて、酸化防止剤、防錆剤、極圧剤、油性剤、固体潤滑
剤等の添加剤を添加することができる。
本発明の中で用いられるエチレンとアルファ −オレフ
ィンとのコオリゴマーは、エステル、エーテル、ポリア
ルファーオレフィン、鉱油などと併用することによって
、それらの低温性能を向上させることも可能である。こ
の場合基油の3分の1以上がエチレンとアルファーオレ
フィンのコオリゴマーであるのが好ましい。
(発明の効果) 本発明において、フオームスチレン試験にて耐樹脂性を
検討した結果、耐樹脂性はポリアルファーオレフィンを
基油としたグリースと同等であり、かつ低温性を低温ト
ルク試験にて検討した結果、低温トルク値を大幅に低下
させることが可能となった。
(実施例) 以下本発明を実施例によって、より詳細に説明する。尚
、実施例、比較例に示した組成物に用いた基油の主たる
性状は次の通りである。
リチウムステアレート160g、エチレンとアルファー
オレフィンとのコオリゴマー(100°C粘度19.6
0cSt)840gを各々秤取配合して220°Cまで
昇温し、完全に溶解させた後冷却し、三本ロール機で混
練し、実施例1のグリース組成物を得た。
ス新■庄λ リチウムステアレート160g、エチレンとアルファー
オレフィンとのコオリゴマー(100°C粘度39.7
00St)840gを各々秤取配合して220°Cまで
昇温し、完全に溶解させた後冷却し、三本ロール機で混
練し、実施例2のグリース組成物を得た。
1血貫主 リチウムステアレート160g、エチレンとアルファー
オレフィンとのコオリゴマー(100’C粘度101.
2as t) 840gを各々秤取配合して220°C
まで昇温し、完全に溶解させた後冷却し、三本ロール機
で混練し、実施例3のグリース組成物を得た。
叉施拠土 リチウムステアレート160g、エチレンとアルファー
オレフィンとのコオリゴマー(100’c粘度151.
Ocst)840gを各々秤取配合して220°Cまで
昇温し、完全に溶解させた後冷却し、三本ロール機で混
練し、実施例4のグリース組成物を得た。
上較桝上 リチウムステアレート160g、ポリアルファーオレフ
ィン(loo’c粘度20.03cS t) 840g
を各々秤取配合して220°Cまで昇温し、完全に溶解
させた後冷却し、三本ロール機で混練し、比較例1のグ
リース組成物を得た。
ル較拠斐 リチウムステアレート160g、ポリアルファーオレフ
ィン(100’C粘度40.71cSt)840gを各
々秤取配合して220°Cまで昇温し、完全に溶解させ
た後冷却し、三本ロール機で混練し、比較例2のグリ−
ス組成物を得た。
ル救Mユ リチウムステアレート160g、ポリアルファーオレフ
ィン(100°C粘度95.39cSt)840gを各
々秤取配合して220°Cまで昇温し、完全に溶解させ
た後冷却し、三本ロール機で混練し、比較例3のグリー
ス組成物を得た。
此教■↓ リチウムステアレート160g、ポリアルファーオレフ
ィン(100°C粘度162.ocst)840gを各
々秤取配合して220°Cまで昇温し、完全に溶解させ
た後冷却し、三本ロール機で混練し、比較例4のグリー
ス組成物を得た。
止較■エ リチウムステアレー) 160g、ペンタエリスリトー
ルテトラエステル(100°C粘度5.33 cSt)
840gを各々秤取配合して220°Cまで昇温し、完
全に溶解させた後冷却し、三本ロール機で混練し、比較
例5のグリース組成物を得た。
止較■旦 リチウムステアレート160g、 K油(100°C粘
度15.8 cSt)840gを各々秤取配合して22
0°Cまで昇温し、完全に溶解させた後冷却し、三本ロ
ール機で混練し、比較例6のグリース組成物を得た。
以上の如く調整した実施例1〜4および比較例1〜6の
グリース組成物について次の性能評価を行なった。
ちょう度(JIS K 22205.3)滴  点(J
IS K 22205.4)フオームポリスチレン法 テストピース(IOCIII X l0CII X 3
 cm )にテストグリースを直径約2cm、厚さ約0
.5cmで塗布し、80°Cの空気浴中に100時間放
置し、グリース塗布部分のフオームポリスチレンの変形
を観察する。
低温トルク(JIS K 22205.4)結果を第1
表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物
    と、炭素数10〜30の高級脂肪酸もしくは、1個以上
    のヒドロキシル基を有する炭素数10〜30の高級ヒド
    ロキシ脂肪酸とから合成されたアルカリ金属塩もしくは
    アルカリ土類金属塩5〜30重量%を増ちょう剤とし、
    エチレンとα−オレフィンとのコオリゴマー(40℃の
    粘度が2〜25,000cStを基油として含有するこ
    とを特徴とするグリース組成物。
JP13749788A 1988-06-06 1988-06-06 グリース組成物 Pending JPH01308497A (ja)

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