JPH01308142A

JPH01308142A - エンジンの充発電装置

Info

Publication number: JPH01308142A
Application number: JP13487188A
Authority: JP
Inventors: Hiroyasu Uchida; 浩康内田
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1988-06-01
Filing date: 1988-06-01
Publication date: 1989-12-12
Anticipated expiration: 2013-02-04
Also published as: JP2708469B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、エンジンと変速機との間に配設されて、エン
ジン駆動用のモータ又は充発電用オルタネータとして作
動する充発電装置に関し、特に、変速機が自動変速機の
ものに関する。

（従来の技術）従来、この種の装置は、例えば特開昭６０−１１９３３
０号公報等に示されるように、エンジンのフライホイー
ル外周に形成された回転界磁極と、その内周側に配置さ
れ、回転界磁極を励磁するフィードコイルと、回転界磁
極の外周側に配置され、回転磁界を作るステータコイル
とを備えてなり、フィードコイルに直流電流を流してそ
の回りのフィールドコアにより回転界磁極励磁用の磁路
を形成しておき、ステータコイルに交流電流を通電した
ときには、スタータモータ等として機能させて、エンジ
ンに駆動トルクを与える一方、非通電時には、ステータ
コイルに三相起電力を誘起してオルタネータとするよう
になされている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、この装置を自動変速機を備えたオートマチッ
ク車に適用した場合、自動変速機ではフライホイールが
ないので、回転界磁極を形成するためにロータを付加す
る必要がある。しかし、その場合、ロータの付加により
エンジンの回転イナーシャ（慣性力）が増大することに
なり、アクセル操作に対するエンジンの加速レスポンス
（加速応答性）が低下するのは否めない。

本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は
、上記の回転界磁極及びその励磁用フィールドコア部の
構造を改良することにより、自動変速機に連結されるエ
ンジンであっても、その回転イナーシャの増大を抑えて
加速レスポンス等の向上維持を図ることにある。

（課題を解決するだめの手段）上記目的の達成のため、本発明の解決手段は、エンジン
と一体に回転させる必要のある回転磁極は、エンジンと
自動変速機とを連結するドライブプレートに取り付けて
回転させることとし、その回転磁極を励磁する磁路を形
成するフィールドコアについてはエンジン本体に固定す
る。

具体的には、本発明のエンジンの充発電装置は、エンジ
ンと該エンジンに駆動連結される自動変速機との間に配
設されて、エンジンを駆動し又はエンジン回転に伴って
充発電を行うものであり、その特徴とするところは、エ
ンジン出力軸と変速機とを連結するドライブプレー１・
に回転一体に取り付けられた回転界磁極と、エンジン本
体に固定され、上記回転界磁極を励磁するフィールドコ
ア部とを備えたことにある。

（作用）上記の構成により、本発明では、回転界磁極はドライブ
プレートに回転一体に取り付けられているので、エンジ
ンの回転に伴って回転する。この回転界磁極はフィール
ドコア部に形成される磁路により励磁され、この励磁に
より、装置をモータ又はオルタネータとして機能させる
ことができる。

その場合、上記回転界磁極のみがエンジンと共に回転し
、フィールドコア部についてはエンジン本体に固定され
ているので、そのフィールドコア部のない分だけ、エン
ジンの回転イナーシャが減少し、よってエンジンの加速
レスポンスを向上させることができることとなる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例の全体構成を示し、１はロータ
（図示せず）を備えたロータロータリピストンエンジン
、２はそのリヤ側のサイドハウジング、３は出力軸（エ
キセントリックシャフト）、４は上記サイドハウジング
２に一体に取りイ」けられたフランジ状の固定ギヤ部制
で、その前端部にはロータのロータギヤに噛合してその
回転運動を正しく規制する固定ギヤ４ａが形成されてい
る。

また、５は上記エンジン１の出力軸３に駆動連結された
自動変速機で、この変速機５はエンジン１側（前側）に
延びる円筒状スリーブ部６ａを有するケース６と、上記
スリーブ部りａ内に回転自在に嵌挿され、前端がスリー
ブ部６ａから突出してエンジン１の出力軸３に対向配置
された入力軸７とを備え、この入力軸７回りに、エンジ
ン１の出力トルクを増大させて変速機５の入力軸７に伝
達するトルクコンバータ８が配置されている。このトル
クコンバータ８は、公知のものであり、上記変速機５の
ケース６の前端スリーブ部６ａ上に回転自在に支持され
たポンプ９と、該ポンプ９の前側に対向するように配置
され、入力軸７の前端部上にスリーブ１２を介して回転
一体に支持されたタービン１０と、タービン１ｏ及びポ
ンプ９間に配置され、かつ上記スリーブ部６ａ上に回転
不能に固定されたステータ］１とからなり、上記ポンプ
９の外周部にはフランジ状ケーシング１３の後端外周部
が回転一体に液密状に結合されていて、該ケーシング１
３とポンプ９とにより、タービン１０及びステータ１１
を収納する密閉空間が形成されている。そして、上記ケ
ーシング１３はドライブプレート１４及び該ドライブプ
レート１４にボルト結合されるフランジ１５を介してエ
ンジン１の出力軸３に駆動連結されている。

尚、１６はエンジン１の出力軸３と変速機５の入力軸７
とを直結するロックアツプ機構で、上記スリーブ１２上
に回転一体にかっ摺動可能に支持されたクラッチプレー
ト１７を有し、このクラッチプレート１７の外周クラッ
チ部１７ａをトルクコンバータ８のケーシング１３外周
に圧接することにより、エンジン１の出力軸３と変速機
５の入−６〜内軸７とを直結する。また、１８はトルクコンバータ８
の外周を覆うハウジングである。

上記エンジン１のハウジング２とトルクコンバータ８（
自動変速機５）との間には、エンジン］を駆動し又はエ
ンジン回転に伴って充発電を行う本発明の実施例に係る
充発電装置１９が配設されている。この充発電装置１つ
は、エンジン１の出力軸３と一体に回転する回転界磁極
２０と、該回転界磁極２０を励磁する磁路を形成するフ
ィールドコア部２４と、回転磁界を作るステータコア部
２７とからなる。上記回転界磁極２０は、外周前部に円
周方向に等間隔をあけて配置された複数の爪部を有する
第１のロータコア２１と、外周後部に円周方向に等間隔
をあけて配置されかつ第１のロータコア２１の爪部に噛
み合う複数の爪部を有する第２のロータコア２２と、両
ロータコア２］。

２２を連結する非磁性材料からなる非磁性リング２３と
で構成されている。そして、この回転界磁極２０は、全
体として断面矩形のリング形状に形成されていて、」１
記エンジン１の出力軸３とトルクコンバータ８（変速機
５）とを連結するドライブプレート１４の前面外周部に
ボルト３０により回転一体に取り付けられている。

また、」１記フィールドコア部２４は、外周面に凹陥状
のコイル嵌装部２５ａを有するリング状のフィールドコ
ア２５と、該フィールドコア２５のコイル嵌装部２５ａ
に嵌装され、円周方向に巻かれたフィールドコイル２６
とからなり、上記フィールドコア２５はその内周部にて
上記エンジン１のハウジング２と一体の固定ギヤ部材４
にボルト３１により回転不能に締結されている。また、
フィールドコア２５の外周面は上記回転界磁極２０の内
周面に僅かな間隔をあけて対向するように配置されてお
り、例えばフィールドコイル２６に図の上半部における
図面の表面から裏面に向かう所定電流を流したときには
、フィールドコイル２６周囲のフィールドコア２５及び
回転界磁極２０に図で矢印にて示す如く反時計回り方向
（図の下半部では時計回り方向）の周回磁束を発生させ
、この周回磁束により回転界磁極２０の両ロータコア２
１．２２の爪部にＮ極及びＳ極を交互に誘導させるよう
になされている。

一方、上記ステータコア部２７は、磁性体たる多数の鉄
製薄板を積層してなるステータコア２８と、該ステータ
コア２８に取付支持され、三相の分布巻にされたステー
タコイル２９とで構成され、上記ステータコア２８は、
エンジン１のハウジング２後端とトルクコンバータ８の
ハウジング１８との間に挟持したリング状の支持枠３２
により固定され、その内周面は上記回転界磁極２０の内
周面に僅かな間隙をあけて対向配置されている。そして
、フィールドコイル２６に直流電流を流してその回りの
フィールドコア２５及び回転界磁極２０に周回磁束を形
成しておき、ステータコイル２９に交流電流を通電した
ときには、充発電装置１９をスタータモータ等として、
エンジン１に駆動トルクを与える一方、非通電時には、
ステータコイル２９に三相起電力を誘起してオルタネー
タとするように構成されている。

したがって、上記実施例においては、先発電装置］９を
スタータモータ等として使用するときには、フィールド
コイル２６に直流電流を流して、その周囲のフィールド
コア２５及び回転界磁極２０に周回磁束を発生させてお
き、その状態でステータコイル２９に交流を通電するこ
とにより、ステータコア部２７と回転界磁極２０との間
に磁力を発生させて回転界磁極２０に回転トルクを与え
、エンジン１を駆動する。

一方、充発電装置１９をオルタネータとして使用すると
きには、上記フィールドコイル２６に直流電流を流すの
みとし、ステータコイル２９には通電しない。この状態
では、回転界磁極２０の回転に伴い、その両ロータコア
２１．２２の爪部に誘導される磁極に基づく磁界をステ
ータコア２８が横切ることになり、ステータコイル２９
に三相起電力が誘起されて充発電が行われる。

そして、この場合、上記回転界磁極２０はエンジン１の
出力軸３と一体のドライブプレート］４に回転一体に取
り付けられ、フィールドコア部２４についてはエンジン
１のハウジング２に固定さ−］〇　− れているので、エンジン１の回転に伴い、回転界磁極２
０のみがエンジン１の出力軸３と共に回転し、フィール
ドコア部２４は回転しない。このため、そのフィールド
コア部２４のない分たけ、エンジン１の回転イナーシャ
が減少し、よってエンジン１の加速レスポンスを向上さ
せることができる。

尚、上記実施例では、ロータリエンジン１に適用した場
合を説明したが、本発明はレシプロエンジンに対しても
適用することができるのは勿論である。

（発明の効果）以上説明したように、本発明のエンジンの充発電装置に
よると、その回転磁極を、エンジンと自動変速機とを連
結するドライブプレートに取り付けてエンジンと一体に
回転させることとし、その回転磁極を励磁する磁路を形
成するフィールドコアについてはエンジン本体に固定し
たことにより、回転界磁極のみをエンジンと共に回転さ
せて、フィールドコア部を回転させないので、そのフィ
ールドコア部のない分だけ、エンジンの回転イナーシャ
が減少でき、よってエンジンの加速レスポンスを向上さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面図である。１・・・エンジン、３・・・出力軸、４・・・固定ギヤ
部材（エンジン本体）５・・自動変速機、７・人力軸、
１４・・・ドライブプレート、１９・・・充発電装置、
２０・・・回転界磁極、２４・・・フィールドコア部、
２５・・・フィールドコア、２６・・・フィールドコイ
ル、２７・・・ステータコア部、２８・・・ステータコ
ア、２９・・・ステータコイル。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）エンジンと該エンジンに駆動連結される自動変速
機との間に配設され、エンジンを駆動し又はエンジン回
転に伴って充発電を行う充発電装置であって、エンジン
出力軸と変速機とを連結するドライブプレートに回転一
体に取り付けられた回転界磁極と、エンジン本体に固定
され、上記回転界磁極を励磁するフィールドコア部とを
備えたことを特徴とするエンジンの充発電装置。