JP3525878B2 - 車両用電動発電装置 - Google Patents

車両用電動発電装置

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JP3525878B2 JP2000273665A JP2000273665A JP3525878B2 JP 3525878 B2 JP3525878 B2 JP 3525878B2 JP 2000273665 A JP2000273665 A JP 2000273665A JP 2000273665 A JP2000273665 A JP 2000273665A JP 3525878 B2 JP3525878 B2 JP 3525878B2
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機と発電機とを一
体化した車両用電動発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、始動電動機と充電発電機とを
一体化してエンジン−ミッション間に搭載した電動発電
機が公知であるが、軸方向の寸法が大きくなることで車
両の大変更を必要とするとともに保守が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の電動発電機は、
変速機構を介して常時エンジンと駆動連結されているこ
とから、エンジンとの切り離しができない。本発明は、
上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、例え
ば、電動発電機により補機を駆動することのできる車両
用電動発電装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1では、回転子および電機子巻線
を有する固定子を備え、電動機または発電機として機能
する回転機と、エンジンのクランク軸に対して相対回転
可能に設けられた回転体を有し、この回転体と前記クラ
ンク軸との間で回転動力を断続するクラッチ手段と、前
記回転子、前記回転体、および回転動力を受けて作動す
る補機との間で回転動力を伝達する動力伝達手段と、前
記回転機の作動および前記クラッチ手段の作動を制御す
る制御手段とを備え、制御手段は、エンジンが停止して
クランク軸が非回転の状態にある時は、クラッチ手段を
オフして回転機を電動機として補機を駆動する技術的手
段を採用する。
【0005】請求項2では、制御手段は、エンジンがア
イドリング状態の時には、クラッチ手段をオフして回転
機を電動機として駆動することを特徴とする技術的手段
を採用する。
【0006】請求項3では、制御手段は、車両が加速状
態の時には、クラッチ手段をオフして回転機を電動機と
して補機を駆動することを特徴とする。
【0007】
【作用および発明の効果】上記構成より成る本発明の車
両用電動発電装置は、クラッチ手段によってエンジンと
回転機との間で回転動力の伝達を断続することができ
る。従って、エンジンが停止してクランク軸が非回転の
状態にある時は、クラッチ手段をオフして回転機を電動
機として補機を駆動することができる。
【0008】また、エンジンがアイドリング状態の時に
は、クラッチ手段をオフして回転機を電動機として駆動
することができる。
【0009】さらに、車両が加速状態の時には、クラッ
チ手段をオフして回転機を電動機として補機を駆動する
ことができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の車両用電動発電装置の一実施
例を図1〜図11に基づいて説明する。図1は電動発電
機の断面図、図2は電磁クラッチの断面図である。本実
施例の車両用電動発電装置1は、電動機としてエンジン
2(図5参照)の始動および補機の駆動補助を行なうと
ともに、発電機としてバッテリ3(図4参照)の充電お
よび電気負荷(図示しない)への電力供給を行なうもの
で、電動発電機4(本発明の回転機)、電磁クラッチ5
(本発明のクラッチ手段)、電動発電機4と補機および
エンジン2との間で回転動力を伝達する動力伝達手段
(後述する)、および制御装置6(本発明の制御手段、
図4参照)から成る。なお、本実施例の補機は、パワー
ステアリングの油圧ポンプ7および冷凍サイクルのコン
プレッサ8である(図5参照)。
【0011】イ)電動発電機4の構造を説明する。電動
発電機4は、図1に示すように、界磁巻線9aが巻かれ
た回転子9、3相電機子巻線10aが巻かれた固定子1
0、回転子9および固定子10を収容するフロントフレ
ーム11とリヤフレーム12、回転子9の回転位置を検
出する回転位置センサ13等より構成されている。
【0012】回転子9は、両端部がそれぞれ軸受14、
15を介してフロントフレーム11とリヤフレーム12
に回転自在に支持された回転軸16を備える。回転軸1
6の一端部は、フロントフレーム11より突出して、そ
の先端部にプーリ17が固定されている。また、回転軸
16の他端部は、リヤフレーム12より突出して、その
先端部に2個のスリップリング18が組付けられてい
る。回転子9に巻かれた界磁巻線9aは、スリップリン
グ18およびブラシ25を介してリヤフレーム12に固
定された界磁端子19に接続されている。
【0013】固定子10は、フロントフレーム11の内
周面に圧入されて、回転子9の外周面との間に一定のギ
ャップを保って配置されている。3相電機子巻線10a
は、Y結線またはΔ結線により接続されて、リヤフレー
ム12に固定された3相出力端子20に接続されてい
る。
【0014】フロントフレーム11とリヤフレーム12
は、互いの外周端面を向かい合わせて軸方向に組み合わ
されて、スルーボルト21とナット22との締結によっ
て固定されている。また、フロントフレーム11および
リヤフレーム12の下端部には、電動発電機4をエンジ
ン2側に取り付けるためのステー11a、12aが一体
に設けられている。このステー11a、12aは、エン
ジン2側のマウント部2aにボルト23とナット24の
締結によって固定される。
【0015】回転位置センサ13は、回転軸16の他端
側で回転軸16と同軸的に設置されて、回転軸16(回
転子9)の現在値を検出する。また、リヤフレーム12
の外側には、回転位置センサ13の他に、スリップリン
グ18に摺接するブラシ25が設けられて、リヤカバー
26により覆われている。リヤカバー26は、リヤフレ
ーム12にビス27で固定されている。
【0016】ロ)電磁クラッチ5の構造を説明する。電
磁クラッチ5は、図2に示すように、通電を受けて磁力
を発生する界磁コイル28、この界磁コイル28を保持
するフィールドコア29、エンジン2のクランク軸30
に嵌め合わされてクランク軸30と一体に回転するクラ
ッチロータ31、このクラッチロータ31にベアリング
32を介して回転自在に支持されたフランジ33、クラ
ッチロータ31の軸方向端面と対面して配置されたアー
マチュア34、フランジ33にボルト35で固定された
クランクプーリ36、およびクラッチロータ31とクラ
ンクプーリ36の回転速度を検出する回転速度センサ3
8(本発明のエンジン回転数検出手段および回転体回転
数検出手段)等より構成されている。なお、本発明の回
転体は、フランジ33、アーマチュア34、およびクラ
ンクプーリ36より構成される。
【0017】フィールドコア29は、径方向の外周に環
状に張り出されたプレート部29aを有し、このプレー
ト部29aでエンジン2のケーシング2bにボルト37
で固定されている。クラッチロータ31は、クランク軸
30に嵌合する嵌合円筒部31a、この嵌合円筒部31
aと一体に設けられて、フィールドコア29の内周面と
の間に一定のギャップを保つ内周円筒部31b、フィー
ルドコア29の外周面との間に一定のギャップを保つ外
周円筒部31c、および界磁コイル28の前面側(図2
の左面側)で内周円筒部31bと外周円筒部31cとの
間に固定される円環状部31dより構成される。
【0018】なお、嵌合円筒部31aと内周円筒部31
bおよび外周円筒部31cは、それぞれ軟磁性材により
製造されて、円環状部31dは非磁性材により製造され
ている。また、内周円筒部31bと外周円筒部31cの
端面(アーマチュア34側の端面)には、それぞれアー
マチュア34と結合するための噛合歯31eが設けられ
て、外周円筒部31cの外周面には、回転速度センサ3
8によってクラッチロータ31の回転速度を検出する際
にパルス信号を出力するための多数の歯31f(図3参
照)が設けられている。このクラッチロータ31は、ベ
アリング32の内輪32aとともに、クランク軸30の
端面にボルト39で固定されるエンドプレート40によ
ってクランク軸30からの脱落が防止されている。
【0019】ベアリング32は、その内輪32aがクラ
ッチロータ31の嵌合円筒部31aに圧入されて、クラ
ッチロータ31と一体に回転する。フランジ33は、ベ
アリング32の外輪32bに圧入されて、クラッチロー
タ31との相対回転が可能である。
【0020】アーマチュア34は、フランジ33の外周
部にスプライン結合されてフランジ33に対して軸方向
に移動可能に設けられ、フランジ33との間に配された
スプリング41によってフランジ33側へ付勢されてい
る。スプリング41は、フランジ33とアーマチュア3
4とを軸方向に貫通して設けられたピン42の外周に配
されて、アーマチュア34がクラッチロータ31側へ吸
引された時に圧縮されて、弾力(スプリング力)が大き
くなるように組付けられている。
【0021】このアーマチュア34は、界磁コイル28
への通電によってクラッチロータ31側へ吸引された時
に、クラッチロータ31の内周円筒部31bおよび外周
円筒部31cに設けられた噛合歯31eと噛み合う噛合
歯34aがクラッチロータ31側端面に設けられてい
る。
【0022】クランクプーリ36は、図5に示すよう
に、ベルト43によって電動発電機4の回転軸16に設
けられたプーリ17およびコンプレッサ8のプーリ8a
と連結される大プーリ36aと、ベルト44によって油
圧ポンプ7のプーリ7aと連結される小プーリ36bと
から成る。なお、電動発電機4、コンプレッサ8、油圧
ポンプ7のエンジン2に対する増速比は、それぞれ4、
2、1.5となるようにプーリ比を設定している。
【0023】大プーリ36aの内径側には、回転速度セ
ンサ38によってクランクプーリ36の回転速度を検出
する際にパルス信号を出力するための多数の歯36c
(図3参照)が設けられている。また、このクランクプ
ーリ36は、エンジン2のケーシング2bに設けられた
円筒壁2cの外周に若干の隙間を保って大プーリ36a
が位置し、円筒壁2cの外周面にグリス溜めの溝2dが
設けられることにより、大プーリ36aの内周面と円筒
壁2cの外周面との間でラビリンスシール構造としてい
る。
【0024】回転速度センサ38は、クラッチロータ3
1の外周円筒部31cと大プーリ36aとの間に配され
て、フィールドコア29のプレート部29aにボルト4
5で固定されている。この回転速度センサ38は、図3
に示すように、軟磁性体より成るハウジング38aの両
側にそれぞれ永久磁石38b、38cと磁電素子38
d、38eとを順に挿入した後、樹脂38fでモールド
されて、外周円筒部31cの外周面に設けられた歯31
fおよび大プーリ36aの内径部に設けられた歯36c
との間で各々磁気回路を構成している。
【0025】この電磁クラッチ5は、界磁コイル28が
通電されて磁力が発生することにより、アーマチュア3
4がスプリング41の付勢力に抗してクラッチロータ3
1側へ吸引される。そして、両者の噛合歯34a、31
eが噛み合うことにより、クランクプーリ36がクラン
ク軸30と一体に回転して、駆動力の相互伝達が可能と
なる。最大伝達可能トルクは、界磁コイル28に励磁さ
れる界磁電流の大きさに依存する。
【0026】また、界磁コイル28の非通電時には、ア
ーマチュア34がスプリング41の付勢力によってフラ
ンジ33側へ引き戻されて、アーマチュア34の噛合歯
34aとクラッチロータ31の噛合歯31eとの噛み合
いが外れる(図2に示す状態)ことにより、クランクプ
ーリ36はクランク軸30に対して回転自由となる。
【0027】ハ)上記の動力伝達手段は、電動発電機4
の回転軸16に取り付けられたプーリ17、電磁クラッ
チ5のクランクプーリ36、油圧ポンプ7のプーリ7
a、コンプレッサ8のプーリ8a、ベルト43、および
ベルト44より構成される(図5参照)。
【0028】ニ)制御装置6の構成を説明する。制御装
置6は、図4に示すように、電動発電機4の3相出力端
子20と結線された駆動回路6a、この駆動回路6aへ
の駆動信号U、V、Wを発生するコントローラ6b、電
動発電機4の界磁端子19と結線された回転機用界磁回
路6c、電磁クラッチ5の界磁コイル28と結線された
クラッチ用界磁回路6d、回転位置センサ13の信号を
位置信号θmに変換する位置信号変換回路6e、回転速
度センサ38の磁電素子38d、38eからの信号をそ
れぞれプーリ回転数Npおよびエンジン回転数Neに変
換する速度信号変換回路6f、これらの回路6a〜6f
を統合する制御回路6gより構成されている。
【0029】次に、本実施例の作動を図6〜図11に基
づいて説明する。なお、図6は制御パターンを示し、図
7〜9は制御モードに対応するタイムチャートを示す。
エンジン始動時、制御回路6gは、速度信号変換回路6
fよりエンジン回転数Ne=0を確認して、クラッチ用
界磁回路6dへの信号IF2および回転機用界磁回路6
cへの信号IF1をフルデューティとする。これによ
り、電磁クラッチ5はオン状態となって伝達可能トルク
が最大となる。τ1 秒後、電動モード信号Mをオンし
て、コントローラ6bより駆動信号U、V、Wを出力す
る。駆動回路6aは、駆動信号U、V、Wに基づいて各
電機子巻線10aを励磁する。
【0030】この結果、電動発電機4は電動モータとし
て作動し、図10に示すように、回転軸16(回転子
9)の回転力がプーリ17、ベルト43、およびクラン
クプーリ36に伝達されて、オン状態の電磁クラッチ5
を介してエンジン2のクランク軸30に伝達されること
により、エンジン2を始動する(図6のモードIおよび
図7のモードI)。
【0031】その後、エンジン回転数が設定始動回転数
(例えば400rpm)に達した時、信号IF1、IF
2を必要発電出力に応じたデューティとするとともに、
電動モード信号Mをオフして、そのτ2秒後に発電モー
ド信号Gをオンする。この場合、駆動回路6aは、内蔵
するトランジスタ6a′(図4参照)のスイッチングを
行なわず、各電機子巻線10aへの励磁を停止する。こ
の結果、電動発電機4はエンジン2より回転力が伝達さ
れて交流発電機として作動し、バッテリ3に電力を供給
する(図6モードIIおよび図7モードII)。
【0032】車両の加速に伴い、エンジン回転数が設定
上限回転数(例えば4000rpm)、つまり電動発電
機4の許容最高回転数(16000rpm)に達した
時、発電モード信号Gをオフするとともに、信号IF1
を必要電動出力に応じたデューティとし、τ3秒後に電
動モード信号Mをオンして、さらにτ4秒後に信号IF
2をゼロとする。これにより、電磁クラッチ5がオフ状
態となってクランクプーリ36がクランク軸30に対し
て回転自由となり、図11に示すように、電動モータと
して作動する電動発電機4によってコンプレッサ8およ
び油圧ポンプ7を一定回転数(例えばエンジン回転数で
2000rpmに相当する)で駆動する(図6モードI
IIおよび図8モードIII)。なお、電動発電機4、
コンプレッサ8、および油圧ポンプ7の最高回転数は、
各々16000rpm、8000rpm、6000rp
mで抑えられる。
【0033】その後、車両の減速に伴い、エンジン回転
数が下降して設定下限回転数(例えば2000rpm)
以下となった時、電動発電機4によってプーリ回転数N
pをエンジン回転数Neに一致させた後、信号IF1、
IF2を必要発電出力に応じたデューティとして、その
τ5秒後に電動モード信号Mをオフし、さらにτ6秒後
に発電モード信号Gをオンする。これにより、交流発電
機として作動する電動発電機4よりバッテリ3に電力を
供給し、車両減速エネルギーを回生する(図6モードI
Vおよび図9モードIV)。
【0034】このように、本実施例では、エンジン回転
数が上昇して設定上限回転数(本実施例では4000r
pm)に達した時に、電磁クラッチ5をオフ状態として
エンジン2から電動発電機4への駆動伝達を遮断し、電
動モータとして作動する電動発電機4によってコンプレ
ッサ8および油圧ポンプ7を駆動することができる。従
って、これら補機類(電動発電機4、コンプレッサ8、
油圧ポンプ7)の最高回転数以下で増速比を大きくとる
ことができ、小型軽量化を図ることが可能となる。
【0035】また、本実施例では、電磁クラッチ5をオ
ンする時は、電動発電機4によりプーリ回転数Npをエ
ンジン回転数Neに同期させた状態で行なうことができ
るため、大伝達容量の噛み合い式クラッチを用いてもシ
ョックがなく、従って、電磁クラッチ5を小型化するこ
とが可能である。
【0036】〔変形例〕 本実施例では、さらに以下の
3つの制御モードを実現することができる。
【0037】1)車両停止時にエンジン2を停止し、発
進時にエンジン2を始動する所謂エコランモードにおい
ても、エンジン停止状態で電磁クラッチ5をオフ状態と
することで、電動発電機4により補機を駆動することが
可能となる。
【0038】2)車両停止時(エンジンアイドル回転
時)に電磁クラッチ5をオフ状態とし、例えばコンプレ
ッサ8を電動発電機4により高速駆動することで、車室
内の急速冷房が可能となる。
【0039】3)車両加速時に電磁クラッチ5をオフ状
態とすることで、エンジン負荷を低減して車両加速性能
を向上することができる。
【0040】本実施例の電磁クラッチ5は、界磁コイル
28への通電によってオンする構造としたが、非通電時
にオンする構造としても良い。本実施例では、エンジン
ケーシング2bの円筒壁2cにグリス溜めの溝2dを設
けて、クランクプーリ36との間でラビリンスシール構
造としたが、このグリス溜めの溝2dは、クランクプー
リ36側(円筒壁2cに面する大プーリ36aの内周
面)に設けても良い。
【0041】本実施例では、補機として油圧ポンプ7お
よびコンプレッサ8を示したが、この他に、例えば、冷
却水回路に設けられるウォータポンプでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動発電機の断面図である。
【図2】電磁クラッチの断面図である。
【図3】回転速度センサの取付け状態を示す断面図であ
る。
【図4】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】車両用電動発電装置の全体模式図である。
【図6】制御パターンを示す図である。
【図7】制御モードに対応するタイムチャートである。
【図8】制御モードに対応するタイムチャートである。
【図9】制御モードに対応するタイムチャートである。
【図10】電磁クラッチがオン状態の時の模式図であ
る。
【図11】電磁クラッチがオフ状態の時の模式図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用電動発電装置 2 エンジン 4 電動発電機(回転機) 5 電磁クラッチ(クラッチ手段) 6 制御装置(制御手段) 7 油圧ポンプ(補機) 7a 油圧ポンプのプーリ(動力伝達手段) 8 コンプレッサ(補機) 8a コンプレッサのプーリ(動力伝達手段) 9 回転子 9a 界磁巻線 10 固定子 10a 電機子巻線 17 プーリ(動力伝達手段) 28 界磁コイル 30 クランク軸 33 フランジ(回転体) 34 アーマチュア(回転体) 36 クランクプーリ(回転体、動力伝達手段) 38 回転速度センサ(エンジン回転数検出手段、回転
体回転数検出手段) 43 ベルト(動力伝達手段) 44 ベルト(動力伝達手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 7/11 H02K 7/11 7/20 7/20 H02P 9/30 H02P 9/30 D // F02N 11/04 F02N 11/04 A 15/02 15/02 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/00 F02D 29/06 F02N 11/00 F16D 28/00 H02K 7/00 F02N 15/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)回転子および電機子巻線を有する固
    定子を備え、電動機または発電機として機能する回転機
    と、 b)エンジンのクランク軸に対して相対回転可能に設け
    られた回転体を有し、この回転体と前記クランク軸との
    間で回転動力を断続するクラッチ手段と、 c)前記回転子、前記回転体、および回転動力を受けて
    作動する補機との間で回転動力を伝達する動力伝達手段
    と、 d)前記回転機の作動および前記クラッチ手段の作動を
    制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記エンジンが停止して前記クランク
    軸が非回転の状態にある時は、前記クラッチ手段をオフ
    して前記回転機を電動機として前記補機を駆動すること
    を特徴とする車両用電動発電装置。
  2. 【請求項2】 a)回転子および電機子巻線を有する固
    定子を備え、電動機または発電機として機能する回転機
    と、 b)エンジンのクランク軸に対して相対回転可能に設け
    られた回転体を有し、この回転体と前記クランク軸との
    間で回転動力を断続するクラッチ手段と、 c)前記回転子、前記回転体、および回転動力を受けて
    作動する補機との間で回転動力を伝達する動力伝達手段
    と、 d)前記回転機の作動および前記クラッチ手段の作動を
    制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記エンジンがアイドリング状態の時
    には、前記クラッチ手段をオフして前記回転機を電動機
    として駆動することを特徴とする車両用電動発電装置。
  3. 【請求項3】 a)回転子および電機子巻線を有する固
    定子を備え、電動機または発電機として機能する回転機
    と、 b)エンジンのクランク軸に対して相対回転可能に設け
    られた回転体を有し、この回転体と前記クランク軸との
    間で回転動力を断続するクラッチ手段と、 c)前記回転子、前記回転体、および回転動力を受けて
    作動する補機との間で回転動力を伝達する動力伝達手段
    と、 d)前記回転機の作動および前記クラッチ手段の作動を
    制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、車両が加速状態の時には、前記クラッ
    チ手段をオフして前記回転機を電動機として前記補機を
    駆動することを特徴とする車両用電動発電装置。
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