JP3710010B2 - 車両用始動兼補機装置及び車両用始動装置 - Google Patents

車両用始動兼補機装置及び車両用始動装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両始動用の始動電動機と、車両のエンジン補機とが一体に形成されてなる車両用始動兼補機装置や、車両始動用の始動電動機を有してエンジンを始動させる車両用始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車あるいは自動二輪車のエンジンでは、エンジン始動用の始動電動機と、バッテリ充電や各電装品に給電する車両用発電機とが別々に装備されていおり、クランク軸と回転電機との連結や、バッテリとの配線を個別に配設せねばならず、構成の複雑化や大型化を招いていた。
【0003】
このため、実開昭60−34761号公報は、始動電動機と車両用発電機とをタンデム配置して一体化し、始動電動機の始動側回転軸と車両用発電機の補機側回転軸とをクラッチローラー型のオーバーランニングクラッチで連結し、エンジン始動に際しては始動側回転軸がこのオーバーランニングクラッチ及び補機側回転軸を通じてクランク軸を駆動する構成を採用している。なお、上記クラッチローラー型のオーバーランニングクラッチとは、周知のように始動側回転軸及び補機側回転軸に個別に固定される駆動体と従動体との間の楔状の溝内にクラッチローラーを有し、従動体が駆動体より高速となるとクラッチローラーが上記溝内を隙間が増大する方向へ付勢されるい形式のオーバーランニングクラッチであって、このオーバーランニングクラッチは始動電動機に通常採用されて、クランク軸から補機側回転軸、従動体、駆動体を通じて始動側回転軸が逆駆動される弊害を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報の車両用始動兼補機装置では、エンジン始動後、クランク軸、補機側回転軸が高速回転となると、オーバーランニングクラッチの従動体の回転が長時間ずっと高速回転状態のままとなり、その結果、従動体の周面及びそれと常に接触するクラッチローラーとの間との潤滑が困難となり、オーバーランニングクラッチの耐久性が短縮されるという問題があった。この問題は、始動電動機の小型化のためにオーバーランニングクラッチとクランク軸との間に減速機構を設けて補機側回転軸(始動電動機)を高速化する場合に一層深刻となる。 なお、車両用発電機と個別に構成された通常の専用始動電動機では、エンジン始動直後にピニオンがリングギヤから離脱するので、オーバーランニングクラッチにおける上記問題は生じることがない。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、エンジン始動後における補機側回転軸の長時間の高速回転現象にもかかわらず、始動側回転軸と補機側回転軸との間に介設されるオーバーランニングクラッチの耐久性の劣化を防止可能な車両用始動兼補機装置を提供することを、その解決すべき課題としている。
また、従来のピニオン飛び込み式の車両用始動装置は、ピニオン飛び込み機構が複雑であり、小型軽量化が困難であった。
【0006】
本発明は、ピニオン飛び込み機構を廃止して、小型軽量化が可能な車両用始動装置を提供することを他の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の手段によれば、始動電動機の始動側回転軸がオーバーランニングクラッチ及び補機側回転軸を通じてクランク軸を駆動し、エンジン始動後、クランク軸が補機側回転軸を通じてオーバーランニングクラッチの従動体を駆動する。
オーバーランニングクラッチは、駆動体をなす円筒形状のクラッチインナと、従動体をなす円筒形状のクラッチアウタと、クラッチアウタにはめ込まれた円筒であるリテーナと、リテーナに遊嵌されてクラッチアウタの内周面とクラッチインナの外周面に接するとともにトルク中継体をなすスプラグと、スプラグに反時計方向へ回転モーメントを与えるスプリングとを有し、スプラグは、エンジン始動時に前記クラッチインナが与えるモーメントにより反時計方向へ揺動されてクラッチインナ及びクラッチアウタとの接触を強化し、クラッチアウタの回転数がクラッチインナの回転数を上回ると時計方向へ揺動されてエンジンから始動側回転軸へのトルク伝達を遮断し、クラッチアウタの回転数が更に高速回転となると遠心力により更に時計方向へ揺動することによりいままで滑っていたクラッチインナの外周面から浮き上がってクラッチインナ50の外周面との接触が完全に遮断される構成をもち、前記オーバーランニングクラッチは、エンジンの始動回転状態における従動体の回転数より高く、かつ、エンジンのアイドル回転状態における従動体の回転数より低い回転数範囲内にて、駆動体とトルク中継体との間の接触をトルク中継体に働く遠心力に基づいて機械的に断絶する。
本発明によれば、エンジン始動後、オーバーランニングクラッチ内部に生じる遠心力によりトルク中継体を駆動体から離れさせるので、従来のピニオン移動によるクラッチ解離機構や電磁クラッチのような複雑な構成を用いることなく簡単に、エンジン始動後のオーバーランニングクラッチ内部の磨耗を防止することができ、装置の大型化、複雑化を排除しつつエンジン補機、始動用電動機一体型の車両用始動兼補機装置におけるオーバーランニングクラッチの耐久性、信頼性を確保することができる。
【0008】
なお、本明細書でいうエンジン補機とは、車両用発電機のほかに、車両に搭載されるコンプレッサ、オイルポンプ、ウオーターポンプ、ラジエータファン、エアコン用コンプレッサ、P/Sポンプ、エアポンプ、真空ポンプなどが挙げられる。
本発明では、トルク中継体自身に作用する遠心力の増大によりトルク中継体が駆動体から非接触となるので潤滑性、磨耗の課題を解消し、構成が簡素となり、全体構造が大型化しやすい車両用始動兼補機装置の体格縮小、部品点数削減、保守管理の容易化を図ることができる。
【0009】
請求項記載の手段によれば、請求項1記載のオーバーランニングクラッチ機構が車両用始動装置に適用されるので、上記請求項1と同様の効果を奏することができる
【0010】
本発明によれば、トルク中継体自身に作用する遠心力の増大によりトルク中継体がいままで接触していた駆動体の外周面から遠心方向へ相対的に浮き上がるので、分離(非接触化)動作が極めて簡単となり、全体体格、重量の小型化、軽量化を実現することができる。
【0011】
好適な態様において、車両用始動兼補機装置において、車両用発電機の回転子の耐遠心力強度上、クランク軸から駆動される際の増速比は制限を受け、このことから始動電動機を一体化した場合、始動電動機からクランク軸を駆動する際の減速比は発電機のこの制限によって決定される。一方、始動電動機は、クランク軸を駆動する際の減速比を大きくとって、高速タイプとして、小型化を図るのが一般的であるが、上記したように発電機の耐遠心力強度によりクランク軸との減速比が制限されるため、始動電動機の小型化を図るためには、始動側回転軸と補機側回転軸の間に減速機を設けることが有効となる。
【0012】
好適な態様において、減速機構が、始動側回転軸(又は出力側回転軸)とオーバーランニングクラッチとの間に介設されるので、オーバーランニングクラッチの回転を低速化することができ、オーバーランニングクラッチの磨耗を低減することができる。また、低速化による遠心力低減により、クラッチのたとえばスプリング力の低減が実現するので、軽量化及び構造の簡素化を実現することができる。
【0013】
また、車両用始動兼補機装置のうち車両用発電機を用いる場合、車両用発電機の回転子の耐遠心力強度上、クランク軸から駆動される際の増速比は制限を受け、このことから始動電動機を一体化した場合、始動電動機からクランク軸を駆動する際の減速比は発電機のこの制限によって決定される。一方、始動電動機は、クランク軸を駆動する際の減速比を大きくとって、高速タイプとして、小型化を図るのが一般的であるが、上記したように発電機の耐遠心力強度によりクランク軸との減速比が制限されるため、始動電動機の小型化を図るためには、始動側回転軸と補機側回転軸の間に減速機を設けることが有効となる。また、クラッチをこの減速機と補機側回転軸の間に設け、始動後は始動電動機とともに減速機をも補機側回転軸から切り放すことで、始動後にこの始動側回転軸と補機側回転軸の間に設けられた減速機による動力損失を防ぐことができる。
【0014】
好適な態様において、減速機構及びオーバーランニングクラッチが軸方向に隣接配置されるので、径方向の縮小や両者の一体化や両者間のトルク伝達、両者の部品兼用、両者の支持が簡単となる上、両者が始動側回転軸(又は出力側回転軸)に軸支されているので、軸受け構造が簡単となる。
【0015】
好適な態様において、減速機構として上述の偏心差動式遊星減速機構を採用するので、減速機構の軸方向長を増大することなく大きな減速比を確保することができ、車両(エンジン近傍)への装置の搭載性を向上でき、装置の共振周波数値を増大させて耐振性(耐共振性)を向上することができる。
【0016】
好適な態様において、減速トルクを出力ピンから軸方向へ出力するので、オーバーランニングクラッチをこの偏心差動式遊星減速機構に軸方向に隣接させた場合、簡単に両者の結合を行うことができる。例えば、オーバーランニングクラッチの駆動体又は従動体にこの出力ピンを植設すればよい。
【0017】
好適な態様において、出力ピンがオーバーランニングクラッチの駆動体に固定されるので、構造の簡素化を可能とすることができる。
好適な態様において、減速機構として上述の偏心差動式遊星減速機構を採用するので、減速機構の軸方向長を増大することなく大きな減速比を確保することができ、車両(エンジン近傍)への装置の搭載性を向上でき、装置の共振周波数値を増大させて耐振性(耐共振性)を向上することができる。
【0018】
更に、減速トルクを外ギヤから出力するので、例えばこの外ギヤがオーバーランニングクラッチの駆動体を兼ねることができ、オーバーランニングクラッチと減速機構との一体化、小型軽量化、耐振性及び堅牢性の向上を実現することができる。
好適な態様において、オーバーランニングクラッチの従動体が駆動体の外周側に配設されるので、結局、減速機構の外周にオーバーランニングクラッチを同軸配置することができ、両者の体格縮小、特に装置の軸方向長の短縮を実現でき、車両(エンジン近傍)への装置の搭載性を向上でき、装置の共振周波数値値を増大させて耐振性(耐共振性)を向上することができる。
【0019】
好適な態様において、非偏心差動式の遊星減速機構をもち、そして、軸方向に延設されたその出力ピンから減速トルクを出力するので、請求項8と同様の作用効果を奏することができる。
好適な態様において、装置がベルトを介してエンジンのクランク軸を駆動するので、オーバーランニングクラッチのトルク中継体と駆動体とが接触した際の機械的衝撃をベルトにより吸収緩和することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な態様を以下の各実施例により説明する。
(実施例1)
本発明の車両用始動兼補機装置の一実施例を図1に示す。ただし、図1は軸方向模式断面図であって、各構成要素の配置状態を概念的に示している。
【0021】
〔構成〕
この始動用電動機は、発電部(エンジン補機)1と、始動部2と、それらの間でトルク伝達を行うトルク伝達部3とからなる。
発電部1は、通常の車両用交流発電機(いわゆるオルタネータ)であって、発電部1のハウジング10は一対の碗状のフロント部100とリア部101とセンターブラケット102とからなり、フロント部100及びリア部101はセンターブラケット102を挟んで内部に閉空間を構成しており、フロント部100及びセンターブラケット102はロータ11をもつ補機側回転軸12を軸受け300、301を介して支承している。ロータ11は、フロント部100内にていわゆるランデル型界磁鉄心110に界磁コイル111を巻装してなり、ロータ11の外周側にはステータ13が固定されている。ステータ13はハウジング10の内周面に固定された電機子鉄心130とそれに巻装された電機子コイル131とからなる。
【0022】
一方、ハウジング10のリア部101内には、発電制御を行うためのレギュレータ14と、電機子コイル131の交流発電電圧を整流するための三相全波整流器15と、界磁コイル111に界磁電流を給電するためのブラシ16及びスリップリング17とが収容されている。
始動部2は、通常の直流始動モータであって、始動部2のハウジング20は発電部1のハウジング10のリア部101の端壁部に固定された主筒部200とこの主筒部のリア側開口を閉鎖するエンドブラケット201とからなる。主筒部200及びエンドブラケット201は、アーマチャ21が固定された始動側回転軸22を軸受け302、303を介して支承している。アーマチャ21は、始動側回転軸22に固着された電機子鉄心226とそれに巻装された電機子コイル221と、始動側回転軸22に固着されたコンミテータ222とを有している。アーマチャ21の外周側にはステータ22が固定されている。ステータ22はハウジング20の内周面に固定された界磁鉄心210とそれに巻装された界磁コイル211とからなる。電機子コイル221はブラシ23からコンミテータ222を通じて給電される。
【0023】
上記説明した発電部1及び始動部2自体は従来の車両用交流発電機及び車両用スタータモータとほぼ同じでありかつ周知であるので、これ以上の構成及び動作の説明は省略する。
次に、本実施例の要部をなすトルク伝達部3について説明する。
トルク伝達部3は、減速機構4とオーバーランニングクラッチ5とからなり、これら減速機構4とオーバーランニングクラッチ5とはハウジング10のリア部101内にタンデム配置形式にて収容されている。
【0024】
〔減速機構4の説明〕
減速機構4を図1及び図2を参照して説明する。図2は、図1のII−II線矢視断面図である。
始動側回転軸22の前端部220は、補機側回転軸12と同一軸心に沿ってハウジング10のリア部101の端壁中央を貫通して内に突出している。始動側回転軸22の前端部220には始動側回転軸22に対して偏心した偏心リング40が固定されており、偏心リング40の外周面にはころ軸受け41を介してギア板(内ギア)42が偏心リング40と同軸かつ相対回転自在に嵌着されている。ギア板42の外周には歯43が設けられており、歯43の一部は、ハウジング10のリア部(本発明でいう外ギヤ)101に形成された内歯44に噛合している。内歯44は始動側回転軸22の軸心を中心として円形に配列されている。
【0025】
この実施例では、ギア板42が25歯、リア部(外ギヤ)101が26歯と一歯数差に設定されており、これにより減速比が1/25に設定されている。
ギア板42にはその軸心から一定径の位置にて互いに45度だけ離れて合計8個の孔45が貫設されており、この孔45には後述するクラッチインナ50から軸方向に延設された出力ピン46がそれぞれ嵌入されている。出力ピン46は孔45より径小とされており、各出力ピン46の外周面の一部は孔45の内周面に常に接触している。
【0026】
〔オーバーランニングクラッチ5〕
次に、オーバーランニングクラッチ5について、図1及び図3を参照して説明する。図3は、図1のIII−III線矢視断面図である。
始動側回転軸22の前端部220には偏心リング40の前方に近接してオーバーランニングクラッチ5のクラッチインナ(本発明でいう駆動体)50が軸受け51を介して回転相対自在に嵌着されている。ハウジング10のリア部101の周壁内周面には輪板状のステー52が固定されており、ステー52の内周面は軸受け520を介して円筒形状のクラッチインナ50の外周面後部を相対回転自在に支持している。また、上述した如くクラッチインナ50の後端面から上記8本の出力ピン46が後方へ延設されて、孔45に嵌挿されている。
【0027】
一方、補機側回転軸12の後端部は径大な有底円筒形状の中空軸部(本発明でいう従動体、クラッチアウタともいう)120となっており、この中空軸部120はクラッチインナ50を覆って形成されている。そして、クラッチアウタ120の内周面とクラッチインナ50の外周面との間に、スプラグ54とリテーナ55とスプリング56が配設されている。図4にスプラグ54、リテーナ55及びスプリング56の配設状態を拡大図示する。
【0028】
リテーナ55は、両端に鍔部を有する円筒であって、スプラグ54が遊嵌される角穴550を有し、クラッチアウタ120に嵌め込まれて固定されている。
スプラグ54は、瓢箪状の板体であって、補機側回転軸12の中空軸部(クラッチアウタ)120の内周面のA点に接し、クラッチインナ50の外周面のB点に接している。スプラグ54の重心GはA点と軸心(回転中心)とを結んだ線に対してずらして設計されている。なお、これらA点、B点は接触面の周方向中心点と考えてもよい。
【0029】
スプリング56もばね板を曲げたリング形状を有してリテーナ55の内側に収容され、スプラグ54に、A点と軸心とを結んだ線に対し、スプラグ54の重心G(図4において左側)側で当たっており、スプラグ54を立てる方向(図4において反時計方向)に回転モーメントを与えている。
補機側回転軸12の前端部には図示しないプーリまたは歯車等が設置され、ベルト又はギヤ機構などによりエンジンのクランク軸(図示せず)に連結されている。
【0030】
〔作動〕
始動部2への通電により始動側回転軸22が回転されると、始動側回転軸22に固定された偏心リング40の回転により、ギア板42が偏心揺動運動させられる。その結果、ギア板42はその偏心揺動運動1回に付き、歯43と内歯44との歯数差により回転方向にギア板42の1歯分(360°/25)だけ始動側回転軸22と反対方向へ回転される。ギア板42の回転は、出力ピン46を通じてクラッチインナ50に伝達され、クラッチインナ50は始動側回転軸22の1/25の回転数で回転する。
【0031】
この時、クラッチインナ50は図4において時計方向に回転するものとすると、クラッチインナ50はスプラグ54に反時計方向のモーメントを与え、スプラグ54は摩擦抗力を生じる点Aを中心として可能な範囲で反時計方向に揺動し、その分、スプラグ54が立ってスプラグ54とクラッチインナ50及び中空軸部(クラッチアウタ)120との接触が強化され、トルクがクラッチインナ50からスプラグ54、中空軸部(クラッチアウタ)120、補機側回転軸12を通じてクランク軸に伝達され、エンジン(図示せず)が始動される。
【0032】
エンジンが始動して、中空軸部(クラッチアウタ)120の回転数がクラッチインナ50の回転数を上回ると、クラッチインナ50に対して相対的に中空軸部(クラッチアウタ)120が時計方向に回転し、その結果、スプラグ54は摩擦抗力を生じる点Aを中心として時計方向に揺動し、その分、スプラグ54が寝てスプラグ54は中空軸部(クラッチアウタ)120の内周面を滑り、エンジンから始動側回転軸22へのトルク伝達が遮断される。その後、始動部2への通電が遮断される。
【0033】
更にエンジンが高速回転となると、中空軸部(クラッチアウタ)120とともに、このクラッチアウタ120に固定されているリテーナ55も高速回転する。よって、高速回転となったスプラグ54の重心Gに対して遠心方向へ遠心力がはたらく。この遠心力は、重心Gが点Aと軸心とを結ぶ線より後ろ側にずれているため、スプラグ54の重心Gには摩擦抗力を生じる点Aを中心として時計方向への揺動トルクが生じ、スプラグ54は点Aを中心として揺動し、その結果、クラッチインナ5の外周面にていままで滑っていたスプラグ54の表面は回動により浮き上がり、これによりスプラグ54とクラッチインナ50との接触が完全に遮断される。
【0034】
なお、エンジンの始動回転状態におけるクラッチアウタ120の回転数よりも高く、かつ、エンジンのアイドル回転状態におけるクラッチアウタ120の回転数よりも低い回転数範囲内にて、スプラグ54がクラッチインナ50から離れるように、スプラグ54はリテーナ55に取り付けられている。
〔効果〕
上記のとおり、機械的に非接触分離可能なオーバーランニングクラッチを用いることで、発電機の高速回転時のクラッチの潤滑の問題を解決し、始動用電動機と発電用回転電機を組み合わせた回転電機を簡易な構成で、成立可能となる。発電部1のみを高速回転仕様とすればよく、エンジンの高速回転に始動部2が耐える必要がない。上述した偏心差動式遊星減速機構を用いたので、単段で大減速比を得ることができる。
(実施例2)
他の実施例を図5、図6を参照して説明する。ただし、説明を簡単とするために実施例1と共通の機能を有する構成要素には同一符号を付す。なお、図6は図5のVI−VI線矢視断面図である。
【0035】
この実施例は、実施例1のトルク伝達部3の構成を減速機構4とオーバーランニングクラッチ5との軸方向隣接(タンデム)配置から径方向同軸配置へと変更したものである。
つまり、この実施例では、オーバーランニングクラッチ5のクラッチインナ50aはギア板42に嵌着されており、クラッチインナ50aの内周面には内歯44が形成され、この内歯44はギア板42の歯43と一部噛合している。ハウジング10のリア部101の端壁部から円筒状のクラッチインナ支持部101aが内側に突設され、クラッチインナ支持部101aは軸受け6を介してクラッチインナ50aを回転自在に支持している。また、このクラッチインナ支持部101aの前端面からピン46aが前方へ突設され、このピン46aはギア板42の孔45内に挿入されている。
【0036】
すなわち、この減速機構4はピン46aが固定され、内歯44をもつクラッチインナ(外ギヤ)50aが減速トルクを出力する構成となっている。作動自体は実施例1と同じである。但し、実施例1と同じく、クラッチ部を反時計回りに回転させるようにするためには、始動側回転軸22は実施例1と逆回り(時計回り)に回転させることが必要である。
【0037】
このようにすれば、トルク伝達部3の軸方向長さを縮小して一層の薄型化を図ることができるという効果を奏することができる。
(実施例3)
他の実施例を図7を参照して説明する。ただし、説明を簡単とするために実施例1と共通の機能を有する構成要素には同一符号を付す。
【0038】
この実施例は、トルク伝達部3の減速機構として2段の同軸型遊星減速機構7を採用したものである。減速機構以外の構成は、実施例1と同じであるので、減速機構7だけを説明する。
この減速機構7は、始動側回転軸22に固定されたサンギヤ70を有し、サンギヤ70の外周側にはインターナルギヤ71がハウジング10のリア部101の内周面に固定されている。サンギヤ70及びインターナルギア71には遊星ギヤ72が噛合しており、遊星ギヤ72は図示しないブッシュを介してピン73に相対回転自在に支持されている。
【0039】
始動側回転軸22にはサンギヤ70の前隣に位置してフランジ74のボス部740が軸受け75を介して相対回転自在に支持されており、ピン73はフランジ74から軸方向後方へ延設されている。フランジ74のボス部740の外周面にはギヤが形成されて第2のサンギヤを兼ねている。フランジ74のボス部740の外周側には第2のインターナルギヤ76がハウジング10のリア部101の内周面に固定されている。第2のサンギヤ740及び第2のインターナルギア76には第2の遊星ギヤ77が噛合しており、第2の遊星ギヤ77は図示しないブッシュを介して出力ピン78に相対回転自在に支持されている。出力ピン78は実施例1と同じように軸方向前方へ延設されてクラッチインナ50に固定されている。
【0040】
このようにすれば、始動側回転軸22の回転は、サンギヤ70、遊星ギヤ72、ピン73、フランジ74のボス部740、第2の遊星ギヤ77、出力ピン78、クラッチインナ50の順に減速伝達される。
このようにすれば、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例4)
他の実施例を図8を参照して説明する。ただし、説明を簡単とするために実施例1と共通の機能を有する構成要素には同一符号を付す。
【0041】
この実施例は、実施例1(図1参照)における発電部1を省略し、補機側回転軸12の代わりをなす出力側回転軸12Aをハウジング10の代わりをなすハウジング10Aにより一対の軸受け300により回転自在に支承したものである。出力側回転軸12Aは直接又はベルト機構を通じてエンジンのクランク軸に接続されている。
【0042】
このようにすれば、エンジンの始動後、出力側回転軸12Aの回転数が高速となると、トルク伝達部3のオーバーランニングクラッチ5が完全に非接触解離状態となるので、従来のような面倒なピニオン飛び込み機構を用いることなく、かつ、潤滑を工夫することなく、従来より特に軸方向にコンパクトなオーバーランニングクラッチ機構をもつ車両用始動装置を実現することができる。
【0043】
なお同様に、実施例2(図5、図6参照)や実施例3(図7参照)においても、補機側回転軸12(図1参照)の代わりをなす出力側回転軸12A(図9参照)をハウジング(図1参照)10の代わりをなすハウジング10A(図9参照)により一対の軸受け300(図9参照)を介して回転自在に支承してもよく、これにより一層軸方向にコンパクトなオーバーランニングクラッチ機構をもつ車両用始動装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用始動兼補機装置の軸方向模式断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】図1のIII−III矢視断面図である。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【図5】実施例2の車両用始動兼補機装置の軸方向模式要部断面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】実施例3の車両用始動兼補機装置の軸方向模式要部断面図である。
【図8】実施例4の車両用始動装置の軸方向模式要部断面図である。
【符号の説明】
1 発電部
2 始動部
4 減速機構
5 オーバーランニングクラッチ
12 補機側回転軸
12A出力側回転軸
22 始動側回転軸(電動機側回転軸)
40 偏心リング
42 ギア板(内ギア)
45 内ギアの孔
46 出力ピン
50 クラッチインナ(駆動体)
54 スプラグ(トルク中継体)
56 スプリング
70 サンギヤ
71 インターナルギヤ
72 遊星ギヤ
73 出力ピン(ピン)
101 ハウジング10のリア部(外ギヤ)
120 中空軸部(クラッチアウタ、従動体)

Claims (12)

  1. 車両用エンジンのクランク軸に連結される補機側回転軸を具備するエンジン補機部と、オーバーランニングクラッチを通じて前記補機側回転軸を一方向に駆動する始動側回転軸を有するエンジン始動用の始動部とを備え、前記オーバーランニングクラッチは、前記始動側回転軸に連結される駆動体と、前記補機側回転軸に連結される従動体と、前記駆動体及び従動体との間に介設されて前記駆動体から従動体へトルクを伝達するトルク中継体とを備える車両用始動兼補機装置において、
    前記オーバーランニングクラッチは、
    前記駆動体をなす円筒形状のクラッチインナと、前記従動体をなす円筒形状のクラッチアウタと、前記クラッチアウタにはめ込まれた円筒であるリテーナと、前記リテーナに遊嵌されてクラッチアウタの内周面とクラッチインナの外周面に接するとともに前記トルク中継体をなすスプラグと、前記スプラグに反時計方向へ回転モーメントを与えるスプリングとを有し、
    前記スプラグは、
    エンジン始動時に前記クラッチインナが与えるモーメントにより反時計方向へ揺動されて前記クラッチインナ及びクラッチアウタとの接触を強化し、前記クラッチアウタの回転数が前記クラッチインナの回転数を上回ると時計方向へ揺動されて前記エンジンから前記始動側回転軸へのトルク伝達を遮断し、前記クラッチアウタの回転数が更に高速回転となると遠心力により更に時計方向へ揺動することによりいままで滑っていた前記クラッチインナの外周面から浮き上がって前記クラッチインナの外周面との接触が完全に遮断され、
    前記オーバーランニングクラッチは
    前記エンジンの始動回転状態における前記従動体の回転数より高く、かつ、前記エンジンのアイドル回転状態における前記従動体の回転数より低い回転数範囲内にて、前記駆動体と前記トルク中継体との間の接触を前記トルク中継体に働く遠心力に基づいて機械的に断絶することを特徴とする車両用始動兼補機装置
  2. 車両用エンジンのクランク軸に連結される出力側回転軸と、オーバーランニングクラッチを通じて前記出力側回転軸を一方向に駆動する電動機側回転軸を具備するとともに、前記オーバーランニングクラッチは、前記電動機側回転軸に連結される駆動体と、前記出力側回転軸に連結される従動体と、前記駆動体及び従動体の間に介設されて前記駆動体から従動体へトルクを伝達するトルク中継体とを備える車両用始動装置において、
    前記オーバーランニングクラッチは、
    前記駆動体をなす円筒形状のクラッチインナと、前記従動体をなす円筒形状のクラッチアウタと、前記クラッチアウタにはめ込まれた円筒であるリテーナと、前記リテーナに遊嵌されてクラッチアウタの内周面とクラッチインナの外周面に接するとともに前記トルク中継体をなすスプラグと、前記スプラグに反時計方向へ回転モーメントを与えるスプリングとを有し、
    前記スプラグは、
    エンジン始動時に前記クラッチインナが与えるモーメントにより反時計方向へ揺動されて前記クラッチインナ及びクラッチアウタとの接触を強化し、前記クラッチアウタの回転数が前記クラッチインナの回転数を上回ると時計方向へ揺動されて前記エンジンから前記始動側回転軸へのトルク伝達を遮断し、前記クラッチアウタの回転数が更に高速回転となると遠心力により更に時計方向へ揺動することによりいままで滑っていた前記クラッチインナの外周面から浮き上がって前記クラッチインナの外周面との接触が完全に遮断され、
    前記オーバーランニングクラッチは
    前記エンジンの始動回転状態における前記従動体の回転数より高く、かつ、前記エンジンのアイドル回転状態における前記従動体の回転数より低い回転数範囲内にて、前記駆動体と前記トルク中継体との間の接触を前記トルク中継体に働く遠心力に基づいて機械的に断絶する解離機構を備えることを特徴とする車両用始動装置
  3. 前記両回転軸間に配設されるとともに前記始動側回転軸又は電動機側回転軸から前記補機側回転軸又は出力側回転軸へ伝達する始動トルクを増大する減速機構を備える請求項1又は2記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置
  4. 前記減速機構は、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸と前記オーバーランニングクラッチとの間でトルク授受する請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  5. 前記減速機構及び前記オーバーランニングクラッチは前記始動側回転軸又は電動機側回転軸に軸支されて軸方向に隣接配置される請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  6. 前記減速機構は、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸に偏心して固着される偏心リングと、外周面に複数の歯を有して前記偏心リングに相対回転自在に同軸嵌着される内ギアと、前記内ギアの歯と歯数が異なるとともに前記内ギアの歯に一部噛合する歯を有して前記内ギアの外周側に固定される外ギヤと、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸の周囲を公転可能に軸方向に延設されるとともに前記内ギアの公転運動を取り出す継手構造とを備える偏心差動式遊星減速機構からなる請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  7. 前記継手構造は、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸の周囲を公転可能に軸方向に延設されるとともに前記内ギアに形成された孔に外周面の一部が接触する状態で前記孔に嵌入される減速トルク出力用のピンを備える請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  8. 前記ピンは、前記オーバーランニングクラッチの駆動体に固定される請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  9. 前記減速機構は、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸に偏心して固着される偏心リングと、外周面に複数の歯を有して前記偏心リングに相対回転自在に同軸嵌着される内ギアと、前記内ギアの歯と歯数が異なるとともに前記内ギアの歯に一部噛合する歯を有して前記内ギアの外周側にて前記オーバーランニングクラッチの駆動体を兼ねる減速トルク出力用の外ギヤと、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸の周囲を公転可能に軸方向に延設されてハウジングに固定されるとともに前記内ギアに形成された孔に外周面の一部が接触する状態で前記孔に嵌入されるピンとを備える偏心差動式遊星減速機構からなる請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  10. 前記オーバーランニングクラッチの従動体は前記駆動体の外周側に配設される請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  11. 前記減速機構は、前記始動側回転軸又は電動機側回転軸に嵌着固定されるサンギヤと、前記サンギヤの外周側に固定されるインターナルギヤと、前記サンギヤ及びインターナルギヤと噛合して前記サンギヤの周囲を公転する遊星ギヤと、前記遊星ギヤを枢支するピンとを有し、前記ピンは前記オーバーランニングクラッチの駆動体に固定される請求項記載の車両用始動兼補機装置又は車両用始動装置。
  12. 前記補機側回転軸又は出力側回転軸はベルトを介して前記エンジンのクランク軸に連結されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の車両用始動兼補機装置。
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