JPH01307901A - 磁気ヘッドユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、フレームと、周縁部に磁気テープを案内する
テープガイド面を一緒に形成する下部および上部ドラム
とを有し、下部および上部ドラムの間には回転ヘッドデ
ィスクが介在し、このヘッドディスクは複数の磁気ヘッ
ドを支持し、これ等磁気ヘッドは、回転変成器部分と固
定変成器部分とを有する変成器部分に接続され、固定変
成器部分は、シールドカバーで取囲まれた増幅器装置に
接続された磁気ヘッドユニットに関するものである。

（従来の技術） このような磁気ヘッドユニットは欧州特許公開公報筒０
．２０９．１９５号より知られている。この従来技術の
磁気ヘッドユニットでは、変成器部分は下部ドラム内側
のポット形構造内に入れられ、回転変成器部分はヘッド
ディスクの下側下方に位置されている。変成器とドラム
システムの上方に配設された増幅器４の間の距離はした
がって比較的大きい。この結果、変成器と増幅器間の電
気接続はスプリアス信号の影響を受けやすい。

ドイツ国特許公告公報第２４３０８９３号には、変成器
が上部ドラムの内側に該上部ドラムの頂上より成る距離
下方において位置されるようにした磁気ヘッドユニット
が開示されている。この従来技術の磁気ヘッドユニット
では、上部ドラムは、該上部ドラム上方に突出し且つナ
ツトにより固定されたシャフトに取付けられ、変成器を
磁気ヘッドユニット内で高くしたがって増幅器近くに取
付けることができない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、冒頭に定義したタイプの磁気ヘッドユニット
の磁気ヘッドと増幅器間の接続において、変成器を前記
の磁気ヘッドユニット上方に位置する増幅器にできるだ
け近く配設することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するために、°本発明の磁気ヘッドユ
ニットにおいては、固定変成器部分は上部ドラムの上側
近くに配設され、ブリッジ構造が、固定変成部分を磁気
ヘッドユニットのフレームに固定するために該磁気ヘッ
ドユニットの外部に配設され、増幅器装置は、固定変成
器部分の直ぐ近くでシールドカバーの内部に位置された
ものである。

固定変成器部分を有する変成器を上部ドラムの上側に配
設したブリッジ構造を用いた固定手段を磁気ヘッ゛ドユ
ニットの外側に使用することによって、変成器を、シー
ルドカバー内に入れ且つブリッジ構造で支持さた増幅器
の直ぐ近くに配設することが可能になる。これにより変
成器と増幅器間の距離が最短になり、このため接続部の
スプリアス信号による影響が最小限に低減されまた電気
接続部のキャパシタンスが低減されるので、増幅器のよ
り良いマツチングが可能になる。

更に、増幅器を固定変成器部分と一体にして磁気ヘッド
ユニットのコンパクトな構造を得ることができるように
することができる。ブリッジ構造は、増幅器と固定変成
器部分のカバーを金属またはプラスチックでつくること
を可能にし、このため一方においては好適な機械的構造
がまた他方においてはスプリアス信号に対する十分なシ
ールドが生じる。前記の金属には導電性層を設けるのが
有利であろう。構造の上側を、十分に近づけるように蓋
で形成することもできる。カバーの内側の表面を増幅器
のプリント回路板として構成することもできる。

本発明の好ましい一実施例では、変成器部分の寸法は、
ヘッドディスクの回転軸から径方向に見て、該変成器部
分が上部および下部ドラムのテープガイド面の近くに延
在するような寸法である。

この構造は、比較的大きな変成器面積が利用可能である
という利点を生じる。多数の磁気ヘッドが使用される場
合、したがって多数のチャネルが使用される場合、これ
によりチャネル当りより多くのフェライトを使用するこ
とができるので、より多くのチャネルを使用するに拘ら
ずインダクタンスは同じままでいることができる。比較
的大きな変成器表面の使用は、より良い効率に関した信
号伝達の改良、チャネル間クロストーク減衰の改良およ
び信号対雑音比の改良のような利点を生じる。

磁気ヘッドユニットの変成器の構造は、変成器部分が磁
気ヘッドユニットの直径を越えて延在することを可能に
するので、対面する変成器部分の表面積は下部および上
部ドラムの外径によって制限を受けない。

前記したところと関連して、本発明の好ましい別の実施
例では、変成器部分は、ヘッドディスクの回転軸に直角
に延在し且つこの回転軸と同軸である部分を有する。変
成器部分の同軸に配された部分は、変成器部分の表面積
を更にそれ以上増加させることができる。このことは、
前記の利点を保ちながら多数のチャネルの信号を伝達さ
せることを可能にする。

本発明の磁気ヘッドユニットの別の好ましい実施例では
、上部ドラムをアースるためにアースばねが設けられ、
このアースばねは、ブリッジ構造から、固定変成器部分
の近くに位置する軸受プレート迄延在する。このように
配設されたアースばねの使用は、変成器と増幅器間の短
かい距離を維持しながら十分なアースを得ることを可能
にする。

これと関連して、本発明の更に別の実施例では、ヘッド
ディスクが、磁気ヘッドユニットのフレームに対して不
動に取付けられたシャフトに支承されたものにおいて、
軸方向軸受が固定変成器部分の上側に配設され、アース
ばねの自由端近くに配設された加圧部材が前記の軸方向
軸受に圧力を及ぼすようにされる。このような構造は更
に、変成器と増幅器間の距離を最小限にすることを可能
にする。

（実施例） 以下に本発明を添付の図面を参照して実施例により更に
詳しく説明する 第１図に示した磁気ヘッドユニット１は、デツキプレー
トで構成されたフレーム２に固定された下部ドラム３と
、回転軸４ａを有する可回転な上部ドラム４とを有する
。この上部ドラム４はシャフト５に回転自在に支持され
、このシャフト５は、下部ドラム３に固定され、上部ド
ラム４の上側より僅かな距離延在している。前記のシャ
フト５には螺旋溝軸受として働くポンプ溝６が形成され
ている。シャフト５の上端にはスラスト軸受プレート７
が配設され、このプレートも螺旋溝が形成され、上部ド
ラム４に固定連結されている。上部ドラム４は更にその
上側に、変成器巻線９が設けられた変成器部分８を支持
する。軸方向に測って小さなエアギャップが、前記の変
成器部分８の上側とこ、れと重なり合った固定変成器部
分ＩＯとの間に形成されている。この固定変成器部分１
０にも変成器巻線９が設けられている。固定変成器部分
１０はブリッジ構造１１に固定され、このブリッジ構造
は、一部が上部ドラムの上に位置し、ドラムシステムの
上側から該システムに隣接して下方に延在し、ドラムシ
ステムの下部近くでボルトにより下部ドラム３に連結さ
れている。前記のブリッジ構造はアースばね１２を支持
し、このアースばねは、その自由端近くで加圧部材１３
と連結され、この加圧部材を軸受プレート７に押付ける
。このように加圧部材１３は軸受プレート７に圧力を及
ぼし、これにより上部ドラム４をアースする。ブリッジ
構造１１はシールドプレート１４を支持し、このシール
ドプレートは、上部プレート１５と一緒に、電子素子が
設けられた増幅器ボード１６を有する増幅器装置を入れ
るシールドカバーを形成する。前記の増幅器ボードは図
示しない方法によって固定変成器部分１０の巻線９に接
続される。本発明に対しては、増幅器ボード１６が固定
変成器部分１０より比較的小さな距離に位置するという
ことが重要である。すなわち、実際にシールドプレート
１４と固定変成器部分１０の間にはアースばね１２が配
設されているだけある。シールドプレート１４には導電
層を設け、増幅器ボード１６を該シールドプレートと一
体にすることもできる。上記ドラム４はその下側で、周
縁近くに複数の磁気ヘッド１８を支持する環状のヘッド
ディスク１７と連続される。例えば、４つのヘッドが周
縁に沿って等間隔に離されることができる、けれども別
の数のヘッドを設けることも可能である。磁気ヘッド８
の自由端１８はドラムシステムの外周縁に隣接して位置
する。変成器部分８と１０を上部ドラム４の空洞内に配
設する結果、変成器部分は、上部ドラム４の軸受の近く
から、下部および上部ドラムに共通なテープガイド面が
位置するドラムシステム周縁近くの領域に径方向に延在
することができる。上部ドラ°ム４の下側には更に同軸
的に配設された支持部分を有する支持プレート２０が設
けられ、この支持部分には永久磁石２１が固定されてい
る。これ等の永久磁石はモータ２２の一部を形成し、こ
のモータは、永久磁石のほかに、コイルを有する成層組
立体より成るステータ２３を有する。モータへの接続ワ
イヤは符号２４で示しである。

この磁気ヘッドユニット１の重要な構造上の特徴は、モ
ータ２３がその中に配設された、小さな全高が得られる
という利点を有する下部ドラム３のポットの形である。

上部ドラム４の上側における固定変成器部分１０は、既
に述べたように、増幅器ボード１６に対する距離が短い
ために変成器部分と増幅器間の接続が短かくなるという
利点を有する。

このことは、この接続に暴く寄生影響（ｐａｒａｓ　ｉ
　ｔ　１ｃｉｎｆｌｕｅｎｃｃｅ）を有効に排除する。

この短かい距離は、変成器部分８と１０間の比較的大き
な共働面積と共に更に次のような利点を生じる、すなわ
ち磁気ヘッド１８から増幅器への信号伝達に大きな帯域
幅を得ることができる。このことは、多数の磁気ヘッド
１８が用いられる場合に特に有利である。その上、これ
により信号対雑音比が改良される。

ドラムシステム１はコンパクトなユニットとしてつくる
ことができ、でき上ったドラムシステムをビデオレコー
ダ或はデジタルオーディオレコーダのような磁気記録／
再生装置に容易に取付けることができるという利点を有
する。

多数の磁気ヘッドをこのような装置に使用することが可
能なので、より多くの信号チャネルを利用することがで
き、このことは、高ビデオ品質に加え高品質オーディオ
記録および十分なチャネル間クロストーク減衰が望まれ
る現代のビデオレコーダへの使用のようなより広い分野
に使用できるという利点を有する。

第２図の第２実施例は、固定シャフト２６を有するポッ
ト形固定下部ドラム２を用いた磁気ヘッドユニット１で
ある。前記のシャフト２６には螺旋溝軸受が設けられ、
頂上は軸受プレート２７で覆われ、この軸受プレートは
回転上部ドラム２８に固定され、この上部ドラムは、そ
の下側で、複数の磁気ヘッド３０が設けられたヘッドデ
ィスク２９を支持する。

上部ドラム２８は、その上側で、前の実施例と同様に、
巻線９と回転変成器部分３１の上方に配設され且つブリ
ッジ構造３３によって下部ドラム２５に固定された固定
変成器部分３２とを有する変成器部分を支持する。やは
りアースばね１２が用いられ、ブリッジ構造３３は、前
の実施例におけるプレート１４と１５より成るカバーと
実質的に同様に構成されたカバ３４を支持する。増幅器
ボードは第１図と同様にこのカバー内に配設される。こ
の実施例は、変成器部分３１と３２が軸受から径方向に
ドラムシステムの周縁を越えて延在している点で第１図
の実施例と相違する。このようにすることにより、変成
器部分の直径はドラムシステムの外径によって制限さる
ことがない。この実施例は、前の実施例のすベての利点
を保ちながら、信号を磁気ヘッド３０から夫々１つの磁
気ヘッドに関連した多数のチャネルを経て伝達させるこ
とができる。

第３図の実施例は前の実施例と同じ符号を有する同様構
造の多数の部分と軸受より成る磁気ヘッドユニット１を
示す。

回転上部ドラム２日はその上側に回転変成器部分３５を
支持し、この回転変成器部分は、ヘッド３０の回転軸に
直角に延在する部分のほかに、軸受の近くに同軸部分３
５ａを有する０回転変成器部分３５の略々全表面領域に
は巻線９が設けられる。回転変成器部分３５は、該回転
変成器部分３５と同様な形を有ししたがって回転軸に直
角に延在する部分と同軸部分３６ａとより成る固定変成
器３６と共働する。

やはり固定変成器部分３６はブリッジ構造３７によって
下部ドラム２５に連結されている。このブリッジ構造は
第１図の実施例のブリッジ構造１１と同様である。固定
変成器部分３６の周囲には、増幅器を入れるためにカバ
ー３８が配設される。この構造の大きな利点は、前述し
た利点に加えて、２つの変成器部分３５と３６の間に大
きな面積を得ることができるということである。やはり
（もっとも図示してないが）変成器部分がドラムシステ
ムの周縁を越えて延在することもできる。この実施例は
、カバー内に位置する増幅器と変成器部分との距離が短
いという利点も有する。図示しないが、前の実施例にお
ける固定変成器部分を増幅器カバーと一体にし、磁気ヘ
ッドユニットの一層コンパクトな構造を得るようにする
ことができることに留意さるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気ヘッドユニットの一実施例の断面
図、 第２図は本発明の磁気ヘッドユニットの別の実施例の縮
尺断面図、 第３図は本発明の磁気ヘッドユニットの更に別の実施例
の縮尺断面図である。 １・・・磁気ヘッドユニット ２・・・フレーム　　　　　３，２５・・・下部ドラム
４．２８・・・上部ドラム　　４ａ・・・回転軸５．２
６・・・シャフト　　　７，２７・・・軸受７”レート
８、３１．３５・・・回転変成器部分 ９・・・巻線 １０、３２．３６・・・固定変成器部分１１、１３．１
７・・・ブリッジ構造 １２・・・アースばね　　　　１３・・・加圧部材１４
・・・シールドプレート１５・・・上部プレート１６・
・・増幅器ボード　　　１７．３０・・・ヘッドディス
ク１８・・・磁気ヘッド　　　　２１・・・永久磁石２
２・・・モータ　　　　　　２３・・・ステータ３４、
３８・・・カバー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フレーム（２）と、周縁部に磁気テープを案内する
   テープガイド面を一緒に形成する下部および上部ドラム
   （３、４；２５、２８）とを有し、下部および上部ドラ
   ムの間には回転ヘッドディスク（１７、３０）が介在し
   、このヘッドディスクは複数の磁気ヘッド（１８）を支
   持し、これ等磁気ヘッドは、回転変成器部分（８；３１
   ；３５）と固定変成器部分（１０；３２；３６）とを有
   する変成器部分に接続され、固定変成器部分は、シール
   ドカバー（１４、１５；３４；３８）で取囲まれた増幅
   器装置（１６）に接続された磁気ヘッドユニットにおい
   て、固定変成器部分（１０；３２；３６）は上部ドラム
   （４；２８）の上側近くに配設され、ブリッジ構造（１
   １；３３；３７）が、固定変成部分を磁気ヘッドユニッ
   ト（１）のフレーム（２）に固定するために該磁気ヘッ
   ドユニットの外部に配設され、増幅器装置（１６）は、
   固定変成器部分の直ぐ近くでシールドカバー（１４、１
   ５；３４；３８）の内部に位置されたことを特徴とする
   磁気ヘッドユニット。 ２、変成器部分（８、１０；３１、３２；３５、３６）
   の寸法は、ヘッドディスク（１７；３０）の回転軸（４
   ａ）から径方向に見て、該変成器部分が上部および下部
   ドラム（３、４：２５、２８）のテープガイド面の近く
   に延在するような寸法である請求項１記載の磁気ヘッド
   ユニット。 ３、径方向に見て、変成器部分（３１、３２）は、下部
   および上部ドラム（２５、２８）のテープガイド面を越
   えて延在する請求項２記載の磁気ヘッドユニット。 ４、変成器部分（３５、３６）は、ヘッドディスク（３
   ０）の回転軸（４ａ）に直角に延在し且つこの回転軸と
   同軸である部分（３５ａ、３６ａ）を有する請求項１ま
   たは２記載の磁気ヘッドユニット。 ５、上部ドラム（４；２８）をアースるためにアースば
   ね（１２）が設けられ、このアースばねは、ブリッジ構
   造（１１）から、固定変成器部分（１０）の近くに位置
   する軸受プレート（７）迄延在する請求項１乃至４の何
   れか１項記載の磁気ヘッドユニット。 ６、ヘッドディスク（１７）が、磁気ヘッドユニット（
   １）のフレーム（２）に対して不動に取付けられたシャ
   フト（５）に支承されたものにおいて、軸方向軸受が固
   定変成器部分の上側に配設され、アースばねの自由端近
   くに配設された加圧部材（１３）が前記の軸方向軸受に
   圧力を及ぼす請求項５記載の磁気ヘッドユニット。