JPH0357523B2 - - Google Patents
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- JPH0357523B2 JPH0357523B2 JP58182878A JP18287883A JPH0357523B2 JP H0357523 B2 JPH0357523 B2 JP H0357523B2 JP 58182878 A JP58182878 A JP 58182878A JP 18287883 A JP18287883 A JP 18287883A JP H0357523 B2 JPH0357523 B2 JP H0357523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- rotating magnetic
- magnetic head
- head drum
- board
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
- G11B5/53—Disposition or mounting of heads on rotating support
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
- G11B15/12—Masking of heads; circuits for Selecting or switching of heads between operative and inoperative functions or between different operative functions or for selection between operative heads; Masking of beams, e.g. of light beams
- G11B15/14—Masking or switching periodically, e.g. of rotating heads
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明は、プリアンプ回路をヘツドドラム組
立体に組み込んだ回転磁気ヘツド装置に関する。
立体に組み込んだ回転磁気ヘツド装置に関する。
背景技術
ビデオテープレコーダは、ヘツドドラムによつ
て案内される磁気テープに対し、回転磁気ヘツド
によつて信号の記録又は再生を行う構成とされて
おり、回転磁気ヘツドをヘツドドラム内に組み込
んだヘツドドラム組立体は、回転磁気ヘツドを回
転駆動するためのモータを組み付けることによ
り、回転磁気ヘツド装置を構成する。
て案内される磁気テープに対し、回転磁気ヘツド
によつて信号の記録又は再生を行う構成とされて
おり、回転磁気ヘツドをヘツドドラム内に組み込
んだヘツドドラム組立体は、回転磁気ヘツドを回
転駆動するためのモータを組み付けることによ
り、回転磁気ヘツド装置を構成する。
ところで、この種の従来の回転磁気ヘツド装置
は、ヘツドドラム内の回転磁気ヘツドを外部の記
録再生回路に接続する上で必要とされる信号線の
中継用として、ヘツドドラム組立体に中継用基板
を組み付け、この中継用基板にハンダ付けした配
線をヘツドドラム組立体とは別体の回路基板上の
プリアンプ回路に接続していた。このため、回転
磁気ヘツドとプリアンプ回路とを結ぶ信号線の距
離が長く、それだけプリアンプ回路に送られる回
転磁気ヘツドの出力信号の伝送ロスあるいは外部
雑音による信号劣化等の問題が生じてしまい、ま
た中継用基板と回路基板を結ぶ信号線の数も多い
ため、それだけ配線作業も面倒である等の欠点が
あつた。
は、ヘツドドラム内の回転磁気ヘツドを外部の記
録再生回路に接続する上で必要とされる信号線の
中継用として、ヘツドドラム組立体に中継用基板
を組み付け、この中継用基板にハンダ付けした配
線をヘツドドラム組立体とは別体の回路基板上の
プリアンプ回路に接続していた。このため、回転
磁気ヘツドとプリアンプ回路とを結ぶ信号線の距
離が長く、それだけプリアンプ回路に送られる回
転磁気ヘツドの出力信号の伝送ロスあるいは外部
雑音による信号劣化等の問題が生じてしまい、ま
た中継用基板と回路基板を結ぶ信号線の数も多い
ため、それだけ配線作業も面倒である等の欠点が
あつた。
例えば、標準再生用回路磁気ヘツドの外に2個
の特殊再生用回転磁気ヘツドを有する回転磁気ヘ
ツド装置の場合、4個の回転磁気ヘツドに対して
シールド線も含め各3本ずつの信号線が必要であ
り、この外にパルス発生器用と特殊再生制御用を
兼ねる2本の、計14本の信号線が必要であり、製
造工程も複雑化する等の欠点があつた。
の特殊再生用回転磁気ヘツドを有する回転磁気ヘ
ツド装置の場合、4個の回転磁気ヘツドに対して
シールド線も含め各3本ずつの信号線が必要であ
り、この外にパルス発生器用と特殊再生制御用を
兼ねる2本の、計14本の信号線が必要であり、製
造工程も複雑化する等の欠点があつた。
これに対し、ヘツドドラム内部に記録再生アン
プ基板を組み込み、記録再生信号に対する電磁波
妨害を排除するようにした回転磁気ヘツド装置
が、実開昭59−63808号「ビデオテープレコーダ
ー」に開示されている。しかし、このものは、下
側ヘツドドラムに記録再生アンプ基板を両面テー
プで固着してあるため、下側ヘツドドラムの凹底
面には、記録再生アンプ基板以外に、例えばロー
タリトランス等を設けることはできず、実際には
モータ軸と同軸のスリーブ部分の外周に軸線方向
に複数の固定線輪を配するしか方法がないため、
非接触信号授受を行なう固定線輪と可動線輪の長
さはスリーブの外周長にほぼ等しく、スリーブ径
には限界がある以上、磁気結合する一対の線輪間
で行われる信号授受能力にも制約があるといつた
欠点があつた。
プ基板を組み込み、記録再生信号に対する電磁波
妨害を排除するようにした回転磁気ヘツド装置
が、実開昭59−63808号「ビデオテープレコーダ
ー」に開示されている。しかし、このものは、下
側ヘツドドラムに記録再生アンプ基板を両面テー
プで固着してあるため、下側ヘツドドラムの凹底
面には、記録再生アンプ基板以外に、例えばロー
タリトランス等を設けることはできず、実際には
モータ軸と同軸のスリーブ部分の外周に軸線方向
に複数の固定線輪を配するしか方法がないため、
非接触信号授受を行なう固定線輪と可動線輪の長
さはスリーブの外周長にほぼ等しく、スリーブ径
には限界がある以上、磁気結合する一対の線輪間
で行われる信号授受能力にも制約があるといつた
欠点があつた。
また、記録再生アンプ基板は、下層にアース線
を前面に配線し、上層に信号線を有する二層構造
のフレキシブル基板上に、チツプ形電子部品をハ
ンダ付けし、チツプ形電子部品を絶縁物で被覆し
たものであるが、チツプ形電子部品の実装面積に
ついてみた場合、ドーナツ板形状をとる記録再生
基板の面積は、下側ヘツドドラムの凹底面の面積
から上記スリーブの断面積を差し引いた残りの面
積しかない。しかし、スリーブ径は、ロータリト
ランスの信号授受能力を確保するため、ある径以
下にはできず、また一方下側ヘツドドラムの径は
規格によつて定められているため、記録再生アン
プ基板のうち、実際にチツプ形電子部品を搭載で
きる部分はかなり限られてしまい、従つて、磁気
ヘツドの数が増えるにつれて実装はますます困難
になりやすく、特に通常の記録再生ヘツドの外に
特殊再生ヘツドやステレオ音声ヘツドといつた磁
気ヘツドを搭載する機種では、信号伝送過程での
品質向上を意図した記録再生アンプの導入が、ロ
ータリトランスを組み付けるスリーブの径を削る
といつた伝送品質の低下を伴うというように功罪
半ばするといつた欠点があつた。
を前面に配線し、上層に信号線を有する二層構造
のフレキシブル基板上に、チツプ形電子部品をハ
ンダ付けし、チツプ形電子部品を絶縁物で被覆し
たものであるが、チツプ形電子部品の実装面積に
ついてみた場合、ドーナツ板形状をとる記録再生
基板の面積は、下側ヘツドドラムの凹底面の面積
から上記スリーブの断面積を差し引いた残りの面
積しかない。しかし、スリーブ径は、ロータリト
ランスの信号授受能力を確保するため、ある径以
下にはできず、また一方下側ヘツドドラムの径は
規格によつて定められているため、記録再生アン
プ基板のうち、実際にチツプ形電子部品を搭載で
きる部分はかなり限られてしまい、従つて、磁気
ヘツドの数が増えるにつれて実装はますます困難
になりやすく、特に通常の記録再生ヘツドの外に
特殊再生ヘツドやステレオ音声ヘツドといつた磁
気ヘツドを搭載する機種では、信号伝送過程での
品質向上を意図した記録再生アンプの導入が、ロ
ータリトランスを組み付けるスリーブの径を削る
といつた伝送品質の低下を伴うというように功罪
半ばするといつた欠点があつた。
さらにまた、記録再生アンプ基板の引き出し線
として、フレキシブル基板の一部を延長し、信号
線の上層にアース線を配線した三層構造のものを
用い、信号線全面をシールドしているが、記録再
生アンプ基板が上側ヘツドドラムと下側ヘツドド
ラムからなるテープ案内ドラムの内部に組み込ま
れているため、引き出し線のために必要なフレキ
シブル基板の延長部分の長さがどうしても長くな
つてしまい、この延長部分での信号劣化、特に記
録信号の劣化問題となつていた。
として、フレキシブル基板の一部を延長し、信号
線の上層にアース線を配線した三層構造のものを
用い、信号線全面をシールドしているが、記録再
生アンプ基板が上側ヘツドドラムと下側ヘツドド
ラムからなるテープ案内ドラムの内部に組み込ま
れているため、引き出し線のために必要なフレキ
シブル基板の延長部分の長さがどうしても長くな
つてしまい、この延長部分での信号劣化、特に記
録信号の劣化問題となつていた。
また他の従来技術としては特開昭58−137104号
公報「回転ヘツド装置」がある。この公報記載の
技術は、静止ドラムと回転ドラムを備え、その中
に回転ドラムを回転させるためにモータを組み込
み、そして静止ドラムの下面中央の凹部にヘツド
アンプを備え、このヘツドアンプを含む凹部はフ
タによつて覆われるものである。
公報「回転ヘツド装置」がある。この公報記載の
技術は、静止ドラムと回転ドラムを備え、その中
に回転ドラムを回転させるためにモータを組み込
み、そして静止ドラムの下面中央の凹部にヘツド
アンプを備え、このヘツドアンプを含む凹部はフ
タによつて覆われるものである。
上記構成により、「微弱な再生ビデオ信号は外
乱にさらされず増幅される」効果がある。
乱にさらされず増幅される」効果がある。
しかしこの従来技術では、ヘツドアンプが外部
に大きく露出しないために、電気的なシールドを
シールド専用の別部材を用いて行なつている。そ
のため、確かに小型・軽量で信号劣化の少ない回
転ヘツド装置となるが、製造工程において新たな
工程が加わるため、低コストでの製作はできな
い。つまりあまり実用的な回転ヘツド装置とはな
らない。
に大きく露出しないために、電気的なシールドを
シールド専用の別部材を用いて行なつている。そ
のため、確かに小型・軽量で信号劣化の少ない回
転ヘツド装置となるが、製造工程において新たな
工程が加わるため、低コストでの製作はできな
い。つまりあまり実用的な回転ヘツド装置とはな
らない。
発明の開示
本発明は、上記欠点をも除去したものであり、
ヘツドドラム組立体の下側ヘツドドラムの下面に
基板を組み付け、この基板に回転磁気ヘツドが読
み取つた信号を増幅するプリアンプ回路を設け、
この下側ドラムの下部にヘツドを回転するための
モータを設け、このモータによつてプリアンプの
電気的なシールドを行なう様にした。これによつ
てロータリトランス等の配設空間を狭めることな
く、再生信号の伝送ロスを防止するようにし、製
作コストの低い(従来と変わらない程度のコスト
で実現できる)回転磁気ヘツド装置を提供するこ
とを目的とする。
ヘツドドラム組立体の下側ヘツドドラムの下面に
基板を組み付け、この基板に回転磁気ヘツドが読
み取つた信号を増幅するプリアンプ回路を設け、
この下側ドラムの下部にヘツドを回転するための
モータを設け、このモータによつてプリアンプの
電気的なシールドを行なう様にした。これによつ
てロータリトランス等の配設空間を狭めることな
く、再生信号の伝送ロスを防止するようにし、製
作コストの低い(従来と変わらない程度のコスト
で実現できる)回転磁気ヘツド装置を提供するこ
とを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、磁気テー
プの走行案内面を形成する上下一対のヘツドドラ
ム内に回転磁気ヘツドを組み込んだヘツドドラム
組立体と、前記下側ヘツドドラムの下面に組み付
けられ、前記回転磁気ヘツドの出力信号線の中継
端子を有する基板と、この基板に設けられ、前記
回転磁気ヘツドが読み取つた信号を前置増幅する
プリアンプ回路と、前記下側ヘツドドラムの下方
に設置され、前記回転磁気ヘツドを回転するため
のモータとを備え、前記下側ヘツドドラムとこの
モータによつて前記プリアンプ回路は電気的なシ
ールドを施されることを特徴とするものである。
プの走行案内面を形成する上下一対のヘツドドラ
ム内に回転磁気ヘツドを組み込んだヘツドドラム
組立体と、前記下側ヘツドドラムの下面に組み付
けられ、前記回転磁気ヘツドの出力信号線の中継
端子を有する基板と、この基板に設けられ、前記
回転磁気ヘツドが読み取つた信号を前置増幅する
プリアンプ回路と、前記下側ヘツドドラムの下方
に設置され、前記回転磁気ヘツドを回転するため
のモータとを備え、前記下側ヘツドドラムとこの
モータによつて前記プリアンプ回路は電気的なシ
ールドを施されることを特徴とするものである。
本発明によれば、回転磁気ヘツドを読み取つた
信号を前記増幅するプリアンプ回路を、ヘツドド
ラム組立体の下側ヘツドドラムの下面に組み付け
た基板に設けたことにより、回転磁気ヘツドの出
力をロータリトランス等の非接触信号授受手段を
介して外部の回路に導くさいに、信号伝送ロスや
外部雑音による信号劣化を避ける上で有効なプリ
アンプ回路を、ロータリトランスの配設空間を邪
魔しない位置に設けることができ、またロータリ
トランスの固定線輪を下側ヘツドドラムの軸方向
端面に設けることで、同心円的に設けられる複数
の線輪の個々の径を大きくして、線輪の周長を十
分に確保することができ、これにより微弱な信号
をもロスなく信号授受することができ、また下側
ヘツドドラムの下面に組み付ける基板は、たとえ
モータ軸が貫通するとはいえ、その大きさをヘツ
ドドラムの径以下に制限する理由はないので、モ
ータ軸の貫通部分の面積を差し引いたとしても、
全体の面積は十分であり、特殊再生ヘツドやステ
レオ音声ヘツド等の磁気ヘツドを搭載した場合で
も、磁気ヘツドの数に応じたプリアンプ回路を、
余裕を持つて配設することができ、また基板は下
側ヘツドドラムの下面に組み付けられるため、外
部回路との接続も最短距離の配線をもつて可能で
あり、基板と外部回路の間での信号劣化を良好に
防止することができる。そしてさらに大きな効果
として、プリアンプが外部に大きく露出して、外
部からの信号ノイズをさけるために、専用のシー
ルド部材を用いる事無く、ヘツド回転用のモータ
をシールド部材として、この基板の下部のあたる
部分に設置した。これによつて良好なシールドが
可能となると同時に、製作コストの低い(従来と
あまり変わらない)等の優れた効果を奏するもの
である。
信号を前記増幅するプリアンプ回路を、ヘツドド
ラム組立体の下側ヘツドドラムの下面に組み付け
た基板に設けたことにより、回転磁気ヘツドの出
力をロータリトランス等の非接触信号授受手段を
介して外部の回路に導くさいに、信号伝送ロスや
外部雑音による信号劣化を避ける上で有効なプリ
アンプ回路を、ロータリトランスの配設空間を邪
魔しない位置に設けることができ、またロータリ
トランスの固定線輪を下側ヘツドドラムの軸方向
端面に設けることで、同心円的に設けられる複数
の線輪の個々の径を大きくして、線輪の周長を十
分に確保することができ、これにより微弱な信号
をもロスなく信号授受することができ、また下側
ヘツドドラムの下面に組み付ける基板は、たとえ
モータ軸が貫通するとはいえ、その大きさをヘツ
ドドラムの径以下に制限する理由はないので、モ
ータ軸の貫通部分の面積を差し引いたとしても、
全体の面積は十分であり、特殊再生ヘツドやステ
レオ音声ヘツド等の磁気ヘツドを搭載した場合で
も、磁気ヘツドの数に応じたプリアンプ回路を、
余裕を持つて配設することができ、また基板は下
側ヘツドドラムの下面に組み付けられるため、外
部回路との接続も最短距離の配線をもつて可能で
あり、基板と外部回路の間での信号劣化を良好に
防止することができる。そしてさらに大きな効果
として、プリアンプが外部に大きく露出して、外
部からの信号ノイズをさけるために、専用のシー
ルド部材を用いる事無く、ヘツド回転用のモータ
をシールド部材として、この基板の下部のあたる
部分に設置した。これによつて良好なシールドが
可能となると同時に、製作コストの低い(従来と
あまり変わらない)等の優れた効果を奏するもの
である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。第1図は、本発明の回転磁気ヘツド
装置の一実施例を示す断面図、第2,3図は、そ
れぞれ第1図のX−X線に沿つて矢視した回路基
板部分の平面図及び回路構成図である。
て説明する。第1図は、本発明の回転磁気ヘツド
装置の一実施例を示す断面図、第2,3図は、そ
れぞれ第1図のX−X線に沿つて矢視した回路基
板部分の平面図及び回路構成図である。
第1図中、回転磁気ヘツド装置1は、ビデオテ
ープレコーダ内に組み込まれており、映像信号の
記録と再生に必要な標準再生用、特殊再生用それ
ぞれ2個ずつ計4個の回転磁気ヘツド2が、それ
ぞれ所定の回転軌跡を描いて回転するよう保持す
るものである。この回転磁気ヘツド装置1は、連
結部材50によつて連結された上下一対のヘツド
ドラム3,4の隙間を、4個の回転磁気ヘツド2
が所定の位相関係を有して回転する構成であり、
回転磁気ヘツド2を保持する回転板2aは、下側
ヘツドドラム4の下部に設けたモータ5の軸5a
に嵌合固定したハブ5bの外周に固着してある。
ープレコーダ内に組み込まれており、映像信号の
記録と再生に必要な標準再生用、特殊再生用それ
ぞれ2個ずつ計4個の回転磁気ヘツド2が、それ
ぞれ所定の回転軌跡を描いて回転するよう保持す
るものである。この回転磁気ヘツド装置1は、連
結部材50によつて連結された上下一対のヘツド
ドラム3,4の隙間を、4個の回転磁気ヘツド2
が所定の位相関係を有して回転する構成であり、
回転磁気ヘツド2を保持する回転板2aは、下側
ヘツドドラム4の下部に設けたモータ5の軸5a
に嵌合固定したハブ5bの外周に固着してある。
このモータ5の軸5aは、互いに所定間隔離間
対向させた一対の軸受7,8によつて支障されて
いる。ハブ5bの下面と下側ヘツドドラム4の上
面との間には、互いに非接触の可動線輪9aと固
定線輪9bによつて信号の伝達を行うロータリト
ランス9が配設してあり、回転磁気ヘツド2と外
部の信号の授受は、ロータリトランス9によつて
行われる。なお、本実施例の場合、モータ5を除
いた第1図中実線で示した部分をヘツドドラム組
立体10と呼び、1個の独立したユニツトとして
扱うことにする。
対向させた一対の軸受7,8によつて支障されて
いる。ハブ5bの下面と下側ヘツドドラム4の上
面との間には、互いに非接触の可動線輪9aと固
定線輪9bによつて信号の伝達を行うロータリト
ランス9が配設してあり、回転磁気ヘツド2と外
部の信号の授受は、ロータリトランス9によつて
行われる。なお、本実施例の場合、モータ5を除
いた第1図中実線で示した部分をヘツドドラム組
立体10と呼び、1個の独立したユニツトとして
扱うことにする。
ここで、下側ヘツドドラム4のボス部には、絶
縁スペーサ11を介して回路基板12が固着して
あり、この回路基板12には、第2,3図に示し
たごとく、回転磁気ヘツド2が磁気テープから読
み取つた信号を前記増幅するプリアンプ回路1
3,14が組み込んである。すなわち、上記回路
基板12の下面には、標準再生用の回転磁気ヘツ
ド2のためのプリアンプ回路13と特殊再生用の
回転磁気ヘツド2のためのプリアンプ回路14
が、それぞれIC13a,14aを中心に所要の
回路を構成して組み付けてある。また、回路基板
12の下面周縁部には、端子ピン数がそれぞれ2
本と6本のコネクタ15,16が取り付けてあ
る。コネクタ15には、回転磁気ヘツド2の回転
に同期するパルスを発生するパルス発生器17か
らの2本の信号線15a,15bが接続される。
また、コネクタ16には、各プリアンプ回路1
3,14の出力信号線16a,16bとそれぞれ
のシールド線16c,16d及び特殊再生時の制
御信号を供給するための信号線16e及びプリア
ンプ回路13,14に電源電圧を供給する電源線
16fの計6本の線が接続される。18は、ヘツ
ドドラム組立体10とは別体の外部回路であり、
8本の上記各線15a,15b,16a,16
b,16c,16d,16e,16fによつてヘ
ツドドラム組立体10に接続される。
縁スペーサ11を介して回路基板12が固着して
あり、この回路基板12には、第2,3図に示し
たごとく、回転磁気ヘツド2が磁気テープから読
み取つた信号を前記増幅するプリアンプ回路1
3,14が組み込んである。すなわち、上記回路
基板12の下面には、標準再生用の回転磁気ヘツ
ド2のためのプリアンプ回路13と特殊再生用の
回転磁気ヘツド2のためのプリアンプ回路14
が、それぞれIC13a,14aを中心に所要の
回路を構成して組み付けてある。また、回路基板
12の下面周縁部には、端子ピン数がそれぞれ2
本と6本のコネクタ15,16が取り付けてあ
る。コネクタ15には、回転磁気ヘツド2の回転
に同期するパルスを発生するパルス発生器17か
らの2本の信号線15a,15bが接続される。
また、コネクタ16には、各プリアンプ回路1
3,14の出力信号線16a,16bとそれぞれ
のシールド線16c,16d及び特殊再生時の制
御信号を供給するための信号線16e及びプリア
ンプ回路13,14に電源電圧を供給する電源線
16fの計6本の線が接続される。18は、ヘツ
ドドラム組立体10とは別体の外部回路であり、
8本の上記各線15a,15b,16a,16
b,16c,16d,16e,16fによつてヘ
ツドドラム組立体10に接続される。
上記構成になる回転磁気ヘツド装置1によれ
ば、回転磁気ヘツド2が読み取つた信号を前記増
幅するプリアンプ回路13,14を、ヘツドドラ
ム組立体10の下側ヘツドドラム4の下面に組み
付けた回路基板12に設ける構成としたから、回
転磁気ヘツド2の出力をロータリトランス9を介
して外部回路18に導くさいに、信号伝送ロスや
外部雑音による信号劣化を避ける上で有効なプリ
アンプ回路13,14を、ロータリトランス9の
配設空間を邪魔しない位置に設けることができ、
またロータリトランス9の固定線輪を下側ヘツド
ドラム4の軸方向端面に設けることで、同心円的
に設けられる複数の線輪の個々の径を大きくし
て、線輪の周長を十分に確保することができ、こ
れにより微弱な信号をもロスなく信号授受するこ
とができる。また、下側ヘツドドラム4の下面に
組み付ける回路基板12は、たとえモータ軸5a
が貫通するとはいえ、その大きさを下側ヘツドド
ラム4の径以下に制限する理由はないので、モー
タ軸5aの貫通部分の面積を差し引いたとして
も、全体の面積は十分であり、特殊再生ヘツドや
ステレオ音声ヘツド等の磁気ヘツドを搭載した場
合でも、磁気ヘツドの数に応じたプリアンプ回路
13,14を余裕を持つて配設することができ
る。
ば、回転磁気ヘツド2が読み取つた信号を前記増
幅するプリアンプ回路13,14を、ヘツドドラ
ム組立体10の下側ヘツドドラム4の下面に組み
付けた回路基板12に設ける構成としたから、回
転磁気ヘツド2の出力をロータリトランス9を介
して外部回路18に導くさいに、信号伝送ロスや
外部雑音による信号劣化を避ける上で有効なプリ
アンプ回路13,14を、ロータリトランス9の
配設空間を邪魔しない位置に設けることができ、
またロータリトランス9の固定線輪を下側ヘツド
ドラム4の軸方向端面に設けることで、同心円的
に設けられる複数の線輪の個々の径を大きくし
て、線輪の周長を十分に確保することができ、こ
れにより微弱な信号をもロスなく信号授受するこ
とができる。また、下側ヘツドドラム4の下面に
組み付ける回路基板12は、たとえモータ軸5a
が貫通するとはいえ、その大きさを下側ヘツドド
ラム4の径以下に制限する理由はないので、モー
タ軸5aの貫通部分の面積を差し引いたとして
も、全体の面積は十分であり、特殊再生ヘツドや
ステレオ音声ヘツド等の磁気ヘツドを搭載した場
合でも、磁気ヘツドの数に応じたプリアンプ回路
13,14を余裕を持つて配設することができ
る。
さらにまた、回路基板12は、下側ヘツドドラ
ム4とモータ5の間に配置してあるので、ヘツド
ドラム組立体10として組み上がつた状態でも外
部回路18と最短距離で楽に結線することがで
き、また回路基板12から引き出すべき信号線等
の数も、従来の14本のほぼ半分程度の8本にまで
減らすことができるため、それだけ信号線等の接
続作業の簡単化あるいは誤配線の防止等が可能で
ある。
ム4とモータ5の間に配置してあるので、ヘツド
ドラム組立体10として組み上がつた状態でも外
部回路18と最短距離で楽に結線することがで
き、また回路基板12から引き出すべき信号線等
の数も、従来の14本のほぼ半分程度の8本にまで
減らすことができるため、それだけ信号線等の接
続作業の簡単化あるいは誤配線の防止等が可能で
ある。
なお、上記実施例では、回転磁気ヘツド2の数
が4個の場合を例にとつたが、回転磁気ヘツド2
の数はこれに限定されず、例えば2個又は3個あ
るいは5個以上でもよい。
が4個の場合を例にとつたが、回転磁気ヘツド2
の数はこれに限定されず、例えば2個又は3個あ
るいは5個以上でもよい。
また、上記実施例において、回転磁気ヘツド2
が摩擦等により交換を要する場合は、回転板2a
とハブ5bは、ともに軸5aから取り外して交換
することができる。また、プリアンプ回路13,
14を有する回路基板12は、下側ヘツドドラム
4とモータ5の間に配置してあるので、ヘツドド
ラム4とモータ5が電気的はシールド(遮蔽)作
用を奏し、外来信号がプリアンプ回路13,14
や回路基板12に飛び込むのを可及的に減少させ
ることができる。さらにまた、下側ヘツドドラム
4は、ビデオテープレコーダのシヤーシ(図示せ
ず)にねじ止め固定されるが、下側ヘツドドラム
4がモータ5を含め回転磁気ヘツド装置1の支持
部材として利用されるため、回路基板12aを設
けたことにより、モータ軸5a或は回転板2a等
の回転バランスが崩れる虞れはない。
が摩擦等により交換を要する場合は、回転板2a
とハブ5bは、ともに軸5aから取り外して交換
することができる。また、プリアンプ回路13,
14を有する回路基板12は、下側ヘツドドラム
4とモータ5の間に配置してあるので、ヘツドド
ラム4とモータ5が電気的はシールド(遮蔽)作
用を奏し、外来信号がプリアンプ回路13,14
や回路基板12に飛び込むのを可及的に減少させ
ることができる。さらにまた、下側ヘツドドラム
4は、ビデオテープレコーダのシヤーシ(図示せ
ず)にねじ止め固定されるが、下側ヘツドドラム
4がモータ5を含め回転磁気ヘツド装置1の支持
部材として利用されるため、回路基板12aを設
けたことにより、モータ軸5a或は回転板2a等
の回転バランスが崩れる虞れはない。
第1図は、本発明の回転磁気ヘツド装置の一実
施例を示す断面図、第2,3図は、それぞれ第1
図のX−X線に沿つて矢視した回路基板部分の平
面図及び回路構成図である。 1……回転磁気ヘツド装置、2……回転磁気ヘ
ツド、3,4……ヘツドドラム、5……モータ、
10……ヘツドドラム組立体、12……回路基
板、13,14……プリアンプ回路。
施例を示す断面図、第2,3図は、それぞれ第1
図のX−X線に沿つて矢視した回路基板部分の平
面図及び回路構成図である。 1……回転磁気ヘツド装置、2……回転磁気ヘ
ツド、3,4……ヘツドドラム、5……モータ、
10……ヘツドドラム組立体、12……回路基
板、13,14……プリアンプ回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁気テープの走行案内面を形成する上下一対
のヘツドドラム内に回転磁気ヘツドを組み込んだ
ヘツドドラム組立体と、 前記下側ヘツドドラムの下面に組み付けられ、
前記回転磁気ヘツドの出力信号線の中継端子を有
する基板と、 この基板に設けられ、前記回転磁気ヘツドが読
み取つた信号を前置増幅するプリアンプ回路と、 前記下側ヘツドドラムの下方に設置され、前記
回転磁気ヘツドを回転するためのモータとを備
え、前記下側ヘツドドラムとこのモータによつて
前記プリアンプ回路は電気的なシールドを施され
ることを特徴とする回転磁気ヘツド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18287883A JPS6076004A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 回転磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18287883A JPS6076004A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 回転磁気ヘッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6076004A JPS6076004A (ja) | 1985-04-30 |
JPH0357523B2 true JPH0357523B2 (ja) | 1991-09-02 |
Family
ID=16125996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18287883A Granted JPS6076004A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 回転磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6076004A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58137104A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-15 | Canon Inc | 回転ヘツド装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5963808U (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-26 | シャープ株式会社 | ビデオテ−プレコ−ダ− |
-
1983
- 1983-09-30 JP JP18287883A patent/JPS6076004A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58137104A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-15 | Canon Inc | 回転ヘツド装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6076004A (ja) | 1985-04-30 |
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