JPH01306696A - 抄紙用シームフェルト - Google Patents
抄紙用シームフェルトInfo
- Publication number
- JPH01306696A JPH01306696A JP13668188A JP13668188A JPH01306696A JP H01306696 A JPH01306696 A JP H01306696A JP 13668188 A JP13668188 A JP 13668188A JP 13668188 A JP13668188 A JP 13668188A JP H01306696 A JPH01306696 A JP H01306696A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seam
- felt
- woven fabric
- loops
- base fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims abstract description 28
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 9
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- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、抄紙用シームフェルトの改良に関するもの
である。
である。
抄紙用フェルトはその構成により、
■エンドレスフェルト
■シームフェルト
に大別される。
このうちエンドレスフェルトは、その表面に継目がない
ため紙に転写マークが発生せず、高品質の抄紙が可能と
なる長所を持つ。しかしその反面、抄紙機への掛替え作
業に時間がかかるという短所も有していた。
ため紙に転写マークが発生せず、高品質の抄紙が可能と
なる長所を持つ。しかしその反面、抄紙機への掛替え作
業に時間がかかるという短所も有していた。
これに対しシームフェルトは継目を有するものの、オー
プエンド基布の両端縁に設けたシーム用ループに芯線を
挿通することで簡単にエンドレス構成にできるため、抄
紙機への掛入れも容易であるという利点を有している。
プエンド基布の両端縁に設けたシーム用ループに芯線を
挿通することで簡単にエンドレス構成にできるため、抄
紙機への掛入れも容易であるという利点を有している。
このため、抄紙用フェルト分野におけるシームフェルト
の重要性が、徐々に増大しつつある。
の重要性が、徐々に増大しつつある。
しかしながら、従来のシームフェルトは、■シ−ム用ル
ープの形成は、ループ付きで製織するか、ピンシーム法
やクリップシーム法で行うが、時間と手間がかかる上に
ループ部の強度が低い。
ープの形成は、ループ付きで製織するか、ピンシーム法
やクリップシーム法で行うが、時間と手間がかかる上に
ループ部の強度が低い。
■基布の長さや厚さが使用する織機によって制約され、
任意の寸法にすることができない。
任意の寸法にすることができない。
■厚手の基布の製V@(二重織や三重織など)にはぜ
超重織機と呼ばれる特殊で大型の織機が必要になる。
という問題点を有していた。
これらの問題点は、シームフェルトのコスト性と利便性
を損なうものであり、シームフェルトの普及を妨げる要
因となっていた。
を損なうものであり、シームフェルトの普及を妨げる要
因となっていた。
この発明は上記の点に鑑み、高強度のシーム用ループを
容易に形成でき、同時に、基布を厚手に構成することも
容易な抄紙用シームフェルトを提供することを目的とし
ている。
容易に形成でき、同時に、基布を厚手に構成することも
容易な抄紙用シームフェルトを提供することを目的とし
ている。
上記目的を達成するためこの発明の抄紙用シームフェル
トは、無端状織布を偏平にしてなる2重基布の両端折曲
部に、幅手方向の糸を引き抜いてなるシーム用ループを
形成したことを特徴とし、簡易製織の織布を2重にして
厚手の基布を構成するとともに、糸を引き抜くだけでシ
ーム用ループが形成できるようにしたものである。
トは、無端状織布を偏平にしてなる2重基布の両端折曲
部に、幅手方向の糸を引き抜いてなるシーム用ループを
形成したことを特徴とし、簡易製織の織布を2重にして
厚手の基布を構成するとともに、糸を引き抜くだけでシ
ーム用ループが形成できるようにしたものである。
以下、この発明を添付図面に示す一実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図は、この発明の抄紙用シームフェルトの構成を示
す斜視図、第2図は無端状織布から二重基布を構成する
手順を示す原理図、第3図はシームフェルトを構成する
前の偏平二重基布を示す斜視図である。
す斜視図、第2図は無端状織布から二重基布を構成する
手順を示す原理図、第3図はシームフェルトを構成する
前の偏平二重基布を示す斜視図である。
図において、1はこの発明の抄紙用シームフェルト本体
である。2は無端状織布で、該織布2は簡易via(例
えば平織)の組織を有する無端帯に構成されている。該
織布2は袋織によって無端帯に織成してもよいし、通常
の製織法で帯状に織成した織布の両端縁を縫合部3で縫
合して無端帯としてもよい。該織布2は、チューブを押
しつぶすようにして、偏平に押圧することにより、二重
基布4が構成できるようになっている(第2図)。但し
、織布2を偏平にする時、縫合部3とその近傍が両端縁
の屈曲部と一致しないようにしてお(必要がある。これ
は、縫合部3が屈曲によって強度低下を起こしたり、転
写マーク発生の原因になるのを防ぐためである。
である。2は無端状織布で、該織布2は簡易via(例
えば平織)の組織を有する無端帯に構成されている。該
織布2は袋織によって無端帯に織成してもよいし、通常
の製織法で帯状に織成した織布の両端縁を縫合部3で縫
合して無端帯としてもよい。該織布2は、チューブを押
しつぶすようにして、偏平に押圧することにより、二重
基布4が構成できるようになっている(第2図)。但し
、織布2を偏平にする時、縫合部3とその近傍が両端縁
の屈曲部と一致しないようにしてお(必要がある。これ
は、縫合部3が屈曲によって強度低下を起こしたり、転
写マーク発生の原因になるのを防ぐためである。
5.5はシーム用ループで、該ループ5は前記二重基布
4の両端折曲部4a、4aから、幅手方向の糸を1本な
いしは複数本引き抜いた時に残る長手方向の糸によって
形成しである。即ち、幅手方向の糸を何本引き抜くかに
よってループ5の径が決定する。ループ5を構成する糸
は、前記織布2が袋織の場合は緯糸、縫合の場合は経糸
として、始めから織り込まれた糸であり、織布2の布地
内に完全に連結している。また、このループ5として使
われる糸には1000〜2500デニール程度のモノフ
ィラメントが選ばれる。
4の両端折曲部4a、4aから、幅手方向の糸を1本な
いしは複数本引き抜いた時に残る長手方向の糸によって
形成しである。即ち、幅手方向の糸を何本引き抜くかに
よってループ5の径が決定する。ループ5を構成する糸
は、前記織布2が袋織の場合は緯糸、縫合の場合は経糸
として、始めから織り込まれた糸であり、織布2の布地
内に完全に連結している。また、このループ5として使
われる糸には1000〜2500デニール程度のモノフ
ィラメントが選ばれる。
しかして、織布2を偏平にして構成した二重基布4を内
側にして環状に湾曲させ、両端折曲部4a、4aに形成
したループ5.5を互いに同芯に重ね合わせ共通芯線K
を挿通してシームし、さらにニードリング処理によって
外表面にフェルトを設ければ、第1図のようなエンドレ
スのシームフェルトを構成することができる。
側にして環状に湾曲させ、両端折曲部4a、4aに形成
したループ5.5を互いに同芯に重ね合わせ共通芯線K
を挿通してシームし、さらにニードリング処理によって
外表面にフェルトを設ければ、第1図のようなエンドレ
スのシームフェルトを構成することができる。
ここで基布4は、2枚重ね構造なので強度が高く、しか
も空隙が多いために通水抵抗は小さくなっており、脱水
量の多い厚物パルプの抄紙などに好適な基布となってい
る。
も空隙が多いために通水抵抗は小さくなっており、脱水
量の多い厚物パルプの抄紙などに好適な基布となってい
る。
尚、偏平押圧して二重基布に構成した織布をさ ′
らに偏平押圧して四重基布とし、その両端折曲部にシー
ム用ループを形成してもよい。
らに偏平押圧して四重基布とし、その両端折曲部にシー
ム用ループを形成してもよい。
また上記実施例では、無端状織布2を偏平押圧して二重
基布を構成する例を示したが、有端帯状織布を長手方向
の中心線で二つ折りにした後、その両端縁付近に設けた
縫合部を、適宜縫い合わせ処理することにより二重基布
を構成してもよい。
基布を構成する例を示したが、有端帯状織布を長手方向
の中心線で二つ折りにした後、その両端縁付近に設けた
縫合部を、適宜縫い合わせ処理することにより二重基布
を構成してもよい。
(実験例)
この発明の抄紙用シームフェルトを下記のような条件で
製作したところ、従来の抄紙用シームフェルトに比して
幅や長さが自由に選択でき、設計自由度を大きくして製
作できることが確認できた。
製作したところ、従来の抄紙用シームフェルトに比して
幅や長さが自由に選択でき、設計自由度を大きくして製
作できることが確認できた。
使用した織布は、
幅=4m
長さ=100m
の有端帯状の平織織布で、その両端縁を縫合して、幅=
4m 長さ=50m の二重基布を構成する。
4m 長さ=50m の二重基布を構成する。
このように、この発明の抄紙用シームフェルトでは、−
個所をシームジヨイントするだけで長尺のシームフェル
トが構成できるという利点がある。
個所をシームジヨイントするだけで長尺のシームフェル
トが構成できるという利点がある。
また、シーム用ループの形成作業は、ピンシーム法など
と比べてはるかに簡単で、しかも高強度のループが形成
できる。
と比べてはるかに簡単で、しかも高強度のループが形成
できる。
次に、該基布の両端のループをシームして抄紙機に装着
し、 秒速=200m/min ニップ圧=50kg/cm 抄物=1508/m” (中芯紙) の条件で運転した。
し、 秒速=200m/min ニップ圧=50kg/cm 抄物=1508/m” (中芯紙) の条件で運転した。
この結果、掛は入れ作業に要する時間は、通常のエンド
レスフェルトでは約4時間かかるのに対し、1.5時間
程度で済むことが分かった。
レスフェルトでは約4時間かかるのに対し、1.5時間
程度で済むことが分かった。
また、−枚構成の基布く多重織で厚さは上記の二重基布
と同程度)を使用した場合と比べ、長時間運転後のフェ
ルト部のへタリ現象が小さくなり、2力月−3カ月程度
にまで長寿命化することが分かった。さらに、フェルト
の偏平化現象も若干改善することが分かった。
と同程度)を使用した場合と比べ、長時間運転後のフェ
ルト部のへタリ現象が小さくなり、2力月−3カ月程度
にまで長寿命化することが分かった。さらに、フェルト
の偏平化現象も若干改善することが分かった。
上記のようにこの発明の抄紙用シームフェルトは、無端
状織布を偏平にしてなる二重基布の両端折曲部に、幅手
方向の糸を引き抜いてなるシーム用ループを形成したこ
とを特徴としているので、簡易製織の織布を使って高強
度の二重基布が構成できる上、シーム用ループが容易に
形成できる。
状織布を偏平にしてなる二重基布の両端折曲部に、幅手
方向の糸を引き抜いてなるシーム用ループを形成したこ
とを特徴としているので、簡易製織の織布を使って高強
度の二重基布が構成できる上、シーム用ループが容易に
形成できる。
このため、高強度で均一性に優れたシーム用ループを備
えた抄紙用シームフェルトを、特別な織機を使用するこ
となく簡易かつ低コストで提供できる。しかも基布の強
度と耐久性だけでなく通水率も向上するなど、シームフ
ェルトの品質向上とその普及に資するところ大であり、
効果は抜群である。
えた抄紙用シームフェルトを、特別な織機を使用するこ
となく簡易かつ低コストで提供できる。しかも基布の強
度と耐久性だけでなく通水率も向上するなど、シームフ
ェルトの品質向上とその普及に資するところ大であり、
効果は抜群である。
第1図は、この発明の抄紙用シームフェルトの構成を示
す斜視図、第2図は無端状織布から二重基布を構成する
手順を示す原理図、第3図はシームフェルトを構成する
前の偏平二重基布を示す斜視図である。 1−抄紙用シームフェルト本体 2−・・無端状織布 3−縫合部 4−・二重基布 4a−・両端折曲部 5・・シーム用ループ K・−共通芯線 執 第1図 第3図
す斜視図、第2図は無端状織布から二重基布を構成する
手順を示す原理図、第3図はシームフェルトを構成する
前の偏平二重基布を示す斜視図である。 1−抄紙用シームフェルト本体 2−・・無端状織布 3−縫合部 4−・二重基布 4a−・両端折曲部 5・・シーム用ループ K・−共通芯線 執 第1図 第3図
Claims (2)
- (1)無端状織布を偏平にしてなる2重基布の両端折曲
部に、幅手方向の糸を引き抜いてなるシーム用ループを
形成したことを特徴とする抄紙用シームフェルト。 - (2)前記無端状織布が、帯状織布の両端縁を縫合して
なるものである特許請求の範囲第1項記載の抄紙用シー
ムフェルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13668188A JPH01306696A (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 抄紙用シームフェルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13668188A JPH01306696A (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 抄紙用シームフェルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01306696A true JPH01306696A (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=15180987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13668188A Pending JPH01306696A (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 抄紙用シームフェルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01306696A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239127A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Nippon Felt Co Ltd | 製紙用シーム付きフェルト及びその製造方法 |
JP2007239126A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Nippon Felt Co Ltd | 製紙用シーム付きフェルト及びその製造方法 |
JP2016074997A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用シームフェルト及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP13668188A patent/JPH01306696A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239127A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Nippon Felt Co Ltd | 製紙用シーム付きフェルト及びその製造方法 |
JP2007239126A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Nippon Felt Co Ltd | 製紙用シーム付きフェルト及びその製造方法 |
JP4648221B2 (ja) * | 2006-03-07 | 2011-03-09 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用シーム付きフェルト及びその製造方法 |
JP4719033B2 (ja) * | 2006-03-07 | 2011-07-06 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用シーム付きフェルト及びその製造方法 |
JP2016074997A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 日本フエルト株式会社 | 製紙用シームフェルト及びその製造方法 |
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