JPH01306440A - 加硫性ゴム組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は加硫性ゴム組成物に関し、さらに詳しくは優れ
た強度特性を有するゴム加硫性組成物に関するものであ
る。

（従来の技術ならびに発明が解決しようとする問題点） ゴムにジメタクリル酸亜鉛または塩基性メタクリル酸亜
鉛を混合して、有機過酸化物で架橋することにより、強
度特性の優れたゴムが得られることは古くから知られて
いる。即ち、米国特許第１．０９１，８１８号はエチレ
ンプロピレン系ゴムにジメタクリル酸金属塩を混合して
有機過酸化物で架橋することにより強度の優れたゴムが
得られることを開示している。英国特許第１５９４７７
号はポリブタジェンゴムに塩基性メタクリル酸亜鉛を混
合して、ラジカル発生剤で加硫したゴムをコアとするゴ
ルフボールを開示している。特開昭５９−１４９１５８
は天然ゴム並びに共役ジエンゴムに約３．７〜約５．４
ｍ２．Ｑ以上の表面積を有するジメタクリル酸亜鉛と無
機系充填剤と有機過酸化物加硫剤を含有する組成物が優
れた強度特性を有することを開示している。特開昭６０
−９２２５７は表面積的３．７〜約５．４以上を有する
ジメタアクリル酸亜鉛の製法とこれをゴムと混合し、過
酸化物により硬化することにより１強度特性に優れた加
硫ゴム組成物が得られることを開示している。

しかし、これらのゴム組成物の強度特性（引張強さ、伸
び）は充分満足なものとはいえない。本発明者らは、メ
タクリル酸亜鉛塩による強度向上につきｆ１１ｈ検討し
た結果、メタクリル酸の亜鉛塩として約２０μｍ以上の
粗大粒子を分級して除去したものを共役ジエン単位の含
有量が３０重量％以下であるエチレン性不飽和ニトリル
−共役ジエン系ゴム状重合体と混合し有機過酸化物で架
橋することにより、強度特性が顕著に優れた加硫物が得
られることを見出し１本発明を完成するに到ったＯ （問題点を解決するための手段） 本発明によれば重合体鎖中の共役ジエン単位の含有量が
５０重量％以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役
ジエン系高飽和ゴム約２０μ以上の粗粒子を５％以下と
したメタアクリル酸亜鉛。

および有機過酸化物を混合して成ることを特徴とする加
硫性ゴム組成物を用いることによって達成される。

（構成の詳細な説明） 本発明で使用されるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジ
エン系高飽和ゴムは、アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリルなどのエチレン性不飽和ニトリルと１．３−ブ
タジェン、イソプレン、１．！ｌ−ペンタジェンなどの
共役ジエンとの共重合体およびまたは、上記の２種の単
量体と共重合可能な単量体１例えば、ビニル芳香族化合
物、（メタ）アクリル酸、アルキル（メタ）アクリレー
ト、アルコキシアルキル（メタ）アクリレート、シアノ
アルキル（メタ）アクリレートなどとの多元共重合体で
あって、具体的にはアクリロニトリル−ブタジェン共重
合ゴム、アクリロニトリル−イソプレン共重合ゴム、ア
クリロニトリル−ブタジェン−イソプレン共重合ゴム、
アクリロニトリル−ブタジェン−アクリレート共重合ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジェン−アクリレート−メ
タクリル酸共重合ゴム等を挙げることができる。

これらのゴムはエチレン性不飽和ニトリル単位を１０〜
６０重量％含み、共役ジエン単位の部分水素化等の手段
により共役ジエン単位を５０重量％以下としたものであ
る〇 メタクーハＶ１ 本発明で使用される；≠≠シ牲不勺粛功苓オフ酸の亜鉛
塩の製造は通常の方法によるがメタクリル酸と亜鉛のモ
ル比は１１０．５〜１／３の範囲のものが使用される。

又生成した亜鉛塩はその粒子径が２０μ以下であること
が好ましい。

これらの使用量はゴム１００ｔ８部尤対し約１０〜約１
００重景部、好ましくは約２０〜約８０重量部である。

本発明で使用される有機過酸化物は通常ゴムの過酸化物
加硫に使用されるものであればよい。例えば、ジクミル
パーオキサイド、ジ−ｔ−ブチルパーオキサイド、ｔ−
ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、２，５−ジメチル−２，５−シ（ｔ−７”チルパー
オキシ）ヘキシン−３，２，５−ジメチル−２，５−ジ
（ベンゾイルパーオキシ）ヘキサン、２．５−ジメチル
−２，５−モノ（１−ブチルパーオキシ）−ヘキサン、
α、α′−ビス（ｔ−７’チルパーオキシ−ｍ−インプ
ロピル）ベンゼンなどが挙げられる０これらの有機過酸
化物は１種又は２種以上で使用し、通常ゴム１００重量
部に対して０゜２〜１０重量部の範囲で使用されるが、
要求される物性値に応じて適宜最適量を決定することが
望ましい。

本発明の加硫性ゴム組成物は１通常ゴム工業で通常ゴム
工業で使用される。カーボンブラック。

シリカ等の補強剤、炭酸カルシウム、タルクナトの充填
剤、トリアリルイソシアヌレート、トリメロールプロパ
ントリアクリレート、ｍ−フ二二しンビスマレイミト等
の架橋助剤、可塑剤、安定剤。

加工助剤、着色剤など種々の薬剤を必要に応じて適宜混
合使用できる。

（効果） かくして１本発明によれば従来技術に比較して。

強度特性に優れる加硫性ゴム組成物を得ることができる
。そして、該組成物はホース類、ロール類。

防振ゴム等の製造に有用である。

（実施例） 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例及び比較例中の部及びチはとくに断妙の
ないかぎり重量基準で表示しである。また、混合はロー
ルにより表記載の配合剤を記載順に添加して行なった〇 参考例 （メタクリル酸亜鉛の合成） 溶剤に酸化亜鉛を加え攪拌しながらメタクリル酸を滴下
し、約１時間反応させる。１６時間熟成後濾過し、８０
Ｃで減圧乾燥した。乾燥後乳鉢で粉砕し、６０メツシユ
金網でふるった。分級品はさらにこれを風力分級機で分
級した。

結果を第１表に示す。

（実施例１） 乳化重合アクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴム（以
下ＮＢＲと称す）の水素化物に参考例で合成したメタア
クリル酸亜鉛塩と有機過酸化物を第２表記載のように配
合し、配合ゴム組成物を調整した。同表記載あ加硫条件
でプレス加硫し、２報厚さの加硫シートを得、加硫物性
を測定した。

結果を第２表に示した。

（実施例２） 実施例１０メタアクリル酸亜鉛塩Ｎα２の分級品を用い
て第３表記載の配合処方により、配合ゴム組成物を調整
した。同表記載の加硫条件でプレス加硫し、２１ｍ１厚
さの加硫シートを得、加硫物性を測定した。

第３表 注（７）　　日本ゼオン社Ｍ　ＳＢＲ商品商品名−ポー
ル１５０２注）　　日本ゼオン社Ｍ　　ＤＲ商品名工ボ
ールＢＲ１２２、特許出願人　　日本ゼオン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（ａ）重合体鎖中の共役ジエン単位の含有量が３０
   重量％以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
   ン系高飽和ゴム１００重量部： （ｂ）メタクリル酸と亜鉛のモル比が１／０．５〜１／
   ３であるメタクリル酸の亜鉛塩で２０μ以上の粗粒子を
   ５％以下とした化合物１０ないし１００重量部：および
   、 （ｃ）有機過酸化物０．２〜１０重量部 を配合して成ることを特徴とする加硫性ゴム組成物 ２、該ゴム状重合体がエチレン性不飽和ニトリル−共役
   ジエン共重合体の水素化物である請求項１記載の加硫性
   ゴム組成物