JPH01304593A - 超音波駆動モータ利用の記憶カードドライブユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明ぼ１例えば銀行等において個体識別用のためな
どに汎用されているカードで、基板にメモリを含む半導
体集積回路を内蔵した。いわゆるＩＣカードあるいはＬ
ＳＩカードと呼ばれる記憶カードを、該カードのメモリ
に対してデータを書き込ませたり、メモリに記録された
データを読み出すためのリード／ライト装置に自動的に
出し入れ移動させる記憶カードドライブユニットに関す
るものである。

（従来の技術） この種の従来のドライブユニットで、例えば自動改札機
や自動券数機などの記憶媒体として使用されている磁気
カードの場合は、一般にカードを自動的に吸引する自動
吸引式のドライブユニットが利用されているが、ＩＣカ
ードやＬＳＩカードの場合は、カードを手動でリード／
ライト装置に押込み、所定位置に設けたストッパーとの
接当により定位置に停止させるように構成したものが多
く用いられている。

（発明が解決しようとする課題） 然しながら、上記の如き手動押込み式の場合は、ストッ
パーがあっても、押込み力の強さいかんによってはその
ストッパーをオーバーランするとか、或いはストッパー
との接当による反発力でカードが挿入口側に少しもどさ
れるといったように、カートが所定位置に対してずれて
停ることがあり、また、一端停止したカードが微振動な
どで徐々に位置ずれすることもある。このような位置ず
れが発生すると、所期のデータ書き込みやデータ読み出
しが不能になったり、ミス等を招く可能性があった。

さらに、−殻内に自動吸引に慣れているにも拘らず、手
動押込み式であるから、正規の位置姿勢での挿入が難し
く、ユニットそのものは正常であっても、故障と勘違い
するなどのトラブルを生じやすい欠点があった。

この発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、カード
を自動挿入、自動排出することができ、しかも、位置ず
れを生じることなく、カードを確実正確に所定位置に挿
入停止させることができる超音波駆動モータ利用の記憶
カードドライブユニットを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 」−記の目的を達成するために、この発明に係る超音波
駆動モータ利用の記憶カードドライブユニットは、メモ
リと回路駆動用の電源を受けるためのコイルと上記メモ
リに記録すべきデータを受けるためのコイルと上記メモ
リ内に記録されたデータを送出するためのコイルとモー
ド指令を受けるためのコイルを備えた記憶カード、なら
びに、該記ｔ！！カード側の上記４つのコイルに対応す
る４つのコイルとこれらコイルを制御する制御回路とを
備え、かつ上記記憶カードを出し入れ可能としたリード
／ライト装置とを含み、上記リード／ライト装置側には
上記記憶カードを強制的に出し入れ移動させるための超
音波駆動モータと該超音波駆動モータの作動を制御する
モータ作動制御回路と上記記憶カードのり−ド／ライト
装置内への挿入時において両者の４つのコイルが所定の
対応位置関係になったか否かを判定して、所定の対応位
置関係になるように上記モータ作動制御回路に制御信号
を出力するＣＰＵとを備えたことを特徴とする。

（作用） この発ＩＪＩによる時は、超？（波駆動モータの作動に
より記憶カードがリード／ライト装置に対して自動的、
強制的に出し入れ移動される。そして、特にカード挿入
時において、記憶カードが所定の位置に入ったか否か、
つまり、記七〇カード側の４つのコイルがリード／ライ
ト装置側の４つのコイルに対して所定通りの対応位置関
係に整合されたか否かを判定し、若しその判定で位置ず
れがあった場合は、ＣＰＵからモータ作動制御回路への
制御信号により超葎波駆動モータを作動させて、位置ず
れを自動的に修正することができる。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明にかかる超音波駆動モータ利用の記憶
カードドライブユニットの外観を示す概略斜視図、第２
図は同概略ブロック図であり、これら両図において、ｌ
は記憶カードで、この記憶カート１は、合成極脂やその
他の電気絶縁材料からなるノ、（板１０１内に埋込れた
メモリ１０２及びコイル信号制御のための整流回路や直
列並列変換回路、入出力切換回路、モード切換回路、タ
イミング回路等から成る電子制御回路１０３と、４つの
コイル１０４〜１０７とを具備している。

２はり−ド／ライト装置で、このリード／ライト装置２
は、合成樹脂やその他の電気絶縁材料からなるボックス
状の保持枠２０１に装着されたメモリ２０２及びコイル
信号制御のための発振回路や直列並列変換回路、入出力
切換回路、モード切換回路、タイミング回路などから成
る電子制御回路２０３と、上記記憶カード１側の４つの
コイル１０４〜１０７にそれぞれ対応する４つのコイル
２０４〜２０７とを具備しているとともに、上記記憶カ
ード１を自動的、強制的に出し入れ移動させるためのリ
ニア型超音波駆動モータ３と、このモータ３の作動を制
御するモータ作動制御回路４と、上記記憶カード１のリ
ード／ライト装置２内への挿入時において、両者１．２
の各４つのコイル１０４〜１０７と２０４〜２０７とが
所定の対応位置関係になったか否かを、」―配電子制御
回路２０３におけるセンシング情報にもとづいて判定し
て、位置づれがあった場合、常に所定の対応位置関係に
なるように上記モータ作動制御回路４に制御信号を出力
するＣＰＵ５とを備えている。

６は配線７、インターフェイス８を介して上記リード／
ライト装置２に接続されたＬ位のコンピュータで、この
上位コンピュータ６は、上記記憶カード１とリード／ラ
イト装置２との間のデータの授受が終了したことを判断
して、ＣＰＵ５を介してモータ作動制御回路４にカード
排出のための作動信号を送って一ヒ記モータ３を介して
記憶カードｌを自動排出させるように機能するものであ
り、それ以外に記憶カードｌの不正使用やカードｌの不
良、故障を感知したときもカードｌを排出するように働
くものである。

上記した記憶カードｌ側の４つのコイル１０４〜１０７
ならびにリード／ライト装置２側の４つのコイル２０４
〜２０７のうち、コイル１０４と２０４は１回路駆動用
の電源を受給するための電源用コイルであり、コイル１
０５と２０５は記憶カードｌ側のメモリ１０２内に記録
されたデータをリード／ライト装置２側に送出するため
のデータ出力用コイルであり、コイル１０６と２０６は
リード／ライト装置２側から記憶カード１側のメモリ１
０２が記録すべきデータを受取るためのデータ入力用コ
イルであり、また、コイル１０７と２０７はリード／ラ
イト装置２側から記憶カードｌ側のメモリ１０２がモー
ド指令を受取るための設定用コイルであって、これら各
コイル１０４〜１０７，２０４〜２０７は、図示省略す
るが夫々渦巻状に形成され、上記リード／ライト装置ｚ
側の各コイル２０４〜２０７に生じる磁束内に上記記憶
カード１側の各々対応するコイル１０４〜１０７を挿入
位置させることにより、非接触状態で電源やデータの受
給を行うものである。

尚、上記超音波駆動モータ３は、−殻内な電磁気モータ
に比べて、低速ｅ高トルクが得られること、高精度な速
度制御、位置制御が可能であること、静止時の保持トル
クが大きく電磁ブレーキが不要であること、等々といっ
た優れた特性を有する。このような超音波駆動モータ３
は既に公知であるため、ここでは、その作動原理のみを
簡単に説明する。

即ち、超音波駆動モータ３は第３図で示すように、圧電
セラミック３１と該圧電セラミック３１上に貼付けた金
属弾性体３２と該金属弾性体３２ヒに乗せた移動体３３
（ロータ）の３つの構成要素から成り、上記圧電セラミ
ック３１に９０’位相のずれた交流電圧を印加すること
よって金属弾性体３２に発生する２つの定在波が合成さ
れて、その金属弾性体３２に時間とともに進む進行波が
励振される。このとき、金属弾性体３２の表面の質点は
、上記進行波の進行方向Ｗとは逆回りの楕円運動となり
、ロータ３３を進行波の進行方向と逆方向■に移動させ
る。ここで、上記圧電セラミック３１と金属弾性体３２
とを直線状に貼り合せることにより、この発明の実施例
で使用するリニア型超音波駆動モータ３が構成されてお
り、上記ロータ３３の移動力を介して記憶カードｌをり
−ド／ライト装７１２に対して出し入れ移動させるよう
になしている。

次に、上記構成のドライブユニットの動作について簡単
に説明する。

記憶カード１の一端部をリード／ライト装置２の保持枠
２０１の入口部に差し入れると、リニア型超音波駆動モ
ータ３が作動開始して、そのロータ３３の移動力を介し
て記憶カード１がリード／ライト装置２内に自動的、強
制的に挿入移動させられる。この移動に伴なって、その
記憶カード１側の４つのコイル１０４〜１０７がリード
／ライト装置２側の各コイル２０４〜２０７に生じる磁
束内に挿入されて、それらコイル１０４〜１０７と２０
４〜２０７とが所定の対応位置関係になると、上記モー
タ３の作動が停止される。このとき、位置ずれがあると
、その情報がＣＰＵ５に人力されこのＣＰＵ５からモー
タ作動制御回路４に制御信号が出力されて上記モータ３
の作動により位置ずれを補正する。そして、所定の対応
位置関係のもとで、上記記ｔａカードｌとリード／ライ
ト装置２との間でのデータの授受が終了したことを上位
コンピュータ６が判断すると、上記ＣＰＵ５を介してモ
ータ作動制御回路４にカード排出だめの作動信号が人力
され、これにより上記モータ３を逆作動させて記憶カー
ド１を自動排出させるに至る。

尚、上記記憶カードｌ側にＣＰＵを設けても、設けなく
てもよい。

また、−上記リード／ライト装置２側のＣＰＵ５に、超
音波駆動モータ３の異常負荷などの故障を感知する機能
を付加すれば一層有利である。

（発明の効果） 以−ヒの説明からも既に明らかなように、この発明によ
れば、記憶カードをリード／ライト装置に対して自動挿
入、自動排出することができるのはもとより、カードの
挿入位置ずれを、上記記憶カードおよびリード／ライト
装置夫々における各４つのコイルの位置整合のためのセ
ンシング信号を利用して正確に判断することができ、そ
の判断にもとづく超音波駆動モータの作動制御により、
記憶カードを所定位置に確実、高精度に挿入停止させる
ことができる。これによって、所期のデータの占込み読
出しをミスなく正確に行わせ得るといった効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す概略の外観斜視図、
第２図は第１図の概略ブロック図、第３図はリニア型ａ
音波駆動モータの作動原理を示す説明図である。 （符号の説明） １・・・記憶カード、２・・・リード／ライト装置、３
・・・リニア型超音波駆動モータ、４・・・モータ作動
制御回路、５・・・ＣＰＵ、６・・・上位コンピュータ
、１０２・・・メモリ、１０３・・・電子制御回路、１
０４〜１０７，２０４〜２０７・・・コイル、２０３・
・・電子制御回路。 一以上一 特許出願人　　高圧ガス工業株式会社 （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　メモリと回路駆動用の電源を受けるためのコイルと上
   記メモリに記録すべきデータを受けるためのコイルと上
   記メモリ内に記録されたデータを送出するためのコイル
   とモード指令を受けるためのコイルを備えた記憶カード
   、ならびに、この記憶カード側の上記４つのコイルに対
   応する４つのコイルとこれらコイルを制御する制御回路
   とを備え、かつ上記記憶カードを出し入れ可能としたリ
   ード／ライト装置とを含み、上記リード／ライト装置側
   には、上記記憶カードを強制的に出し入れ移動させるた
   めの超音波駆動モータと該超音波駆動モータの作動を制
   御するモータ作動制御回路と上記記憶カードのリード／
   ライト装置内への挿入時において両者の４つのコイルが
   所定の対応位置関係になつたか否かを判定して、所定の
   対応位置関係になるように上記モータ作動制御回路に制
   御信号を出力するＣＰＵとを備えたことを特徴とする超
   音波駆動モータ利用の記憶カードドライブユニツト。